戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

(タイム銃編)第126話・さあ奴を倒そうと思うとたいていの奴が緊張して自分が倒れる



大鬼「俺の名前は大鬼。一流のヒットマンだ。俺は確かにこの編しか出てこないが忘れないでくれ。」
とその超脇役は草陰に隠れて何か銃を出している。
大鬼「今回の依頼は残念ながら娘っ子をやる事だ。さ、どこを撃とうかな。」
その娘っ子とは、ヒットマンも負けてしまう腕の持ち主、雀だ。ヒットマンも可愛そうである。
雀「お、総悟とモモコ。待ったぜ。」
総悟「すまねぇな。」
どうやら待ち合わせしてどこかへ行くつもりだったらしい。
大鬼「フン、俺にとっちゃ好都合よ。ってアレ?何かあの茶髪の人、こっちにバズーカ向けてるよ?嘘?もうバレちゃった?」
かなりの小心者だこいつ。そして総悟は撃った。上から何か人が落ちてきた。
ブーケ「もう、痛いじゃない総悟。ただ、愛を求めてついて行ってる乙女なのに。」
総悟「てめぇは乙女じゃねぇ。変人だ。」
そう、総悟は大鬼に撃ったのではなく、ブーケに撃ったのであった。それが偶然当たったのである。
大鬼「チクショー。次はしとめてやる。」
諦めた方がよかったのである。
そしてここは未来村の軽食屋。昼ご飯を食べてるのである。
モモコ「ねえ雀、このグラタンおいしくね?」
雀「うん美味しい。美味だよこれ。」
大鬼「フフ、食事ならもっと都合いい。」
【ドゴオオン!】
バイクが大鬼、店につっこんできた。大鬼はバイクにひかれた。
剣悟「いっけね、急ブレーキかけたらこうなっちゃった。」
総悟「嘘つけェェ!わざとだろ。俺をひこうとしただろ!」
可愛そう。大鬼は完全にひかれた。雀が歩き始めたら大鬼もヨロヨロ動き始めた。もうやめればいいのに。
ここは未来ドーム。今日は有名なバンドをやっている。
大鬼「ぐっ・・・今度こそ・・・。」
そしたらちょうど終わった。みんなが立って視点があわない。まずい。
雀「いい曲だったな総悟、モモコ。」
モモコ「そうだねサイコー!」
今度こそと銃をかまえたら雀はバズーカをかまえている。
【ドカアアン!】
撃たれてしまった。
雀「てめぇなについて来てんだ莫迦村長!」
村長「いや、儂もその、バンドを。」
雀「嘘つけ!何するか見るためについてきたんだろ!」
村長に撃ったのだった。超不運な大鬼。
大鬼「もう職業変えよう。」


(タイム銃編)第127話・怪我をして入院してもう大丈夫と言われても油断するな!不幸がふってくるかもしれないぞ!



大鬼「覚えておるか?俺の名前は大鬼。元ヒットマンだ。今はこんな職業やめた。」
ここは病院。かなり運悪く、最後のバズーカがかなりくらい、今は病院生活。
大鬼「そしてなんか同室でおかしな奴が入院してきてな。」
そこにいたのは蒼夜だった。何か脚を怪我している。
大鬼「アイツ、話しかけられても笑わんし、俺がお茶を持ってきてもありがとう言っただけで終わりだし。」
当然だ。蒼夜は感情がないから。最悪な人と隣になったなオイ。
そしたら誰かが入ってきた。総悟とブーケだ。
大鬼「あ、こいつら。」
総悟「よぉ蒼夜。怪我したって聞いたからお見舞いに来たぜ。」
ブーケ「私達カップルで・・・!」
そしたら総悟は蹴飛ばした。もう予想している人もいるかもしれない。大鬼に当たったのだ。
大鬼「い、痛ぇだろうが!」
総悟「あんた誰?知らない奴ならどうでもいいや。じゃ、帰る。」
どうでもいいのか!このことを知ったナース長は別室に移させてくれた。
そしたら可愛い子がいた。スパミだ。
大鬼「か、可愛い・・・。あの、どうしたの?」
スパミ「あ・・・、脚をねんざしてしまって。今日退院ですけ・・・」
スパーク「オラァァ!そこのお前!妹をたぶらかすんじゃねぇ!」
と言って大鬼を蹴飛ばした。また怪我が1つ増えた。
ナース長「ならばあの方の病室にご案内します。人が欲しいと言っていましたので。」
そして大鬼はほっとして入ったらそこには雀がいた。
大鬼「あああの・・・どどうされたんでしょか?」
雀「疲れがたまって風邪ひいてくじらしたのよ。もう大丈夫だけどね。」
と言って寝始めた。起こしたら間違えなく永眠する!そして出ようとした。
院長「ダメですよ。勝手に出ちゃ。雀さんは僕を助けてくれた人ですから。」
そう、何か救った人である。そして布団に入ったら少し音を出してしまった。
雀「フフフ・・・。」
と言ってバズーカを撃った。またまた運の悪い1日だったとさ。


(タイム銃編)第128話・自分は偉いと思ってる奴ほど絶対に泣き言を週一に必ず言っている 多分



絢「こんにちは。お久しぶりですねジャッチマン。」
雀「誰がジャッチマンじゃァァ!私怒らすととんでもないっスよ!」
自覚してるんだ。とんでもないって事自覚してるんだ。
やよい「それより何しに来たんですか?」
絢「実はさぁ、城を抜け出して来たんだ。」
総悟「金持ちはいいよな。金持ちは。」
と言ってあくびしている総悟。相変わらずのんきである。
今ここにいるのは雀と総悟とやよいと絢。他の人は知らんぞ。むしろ消えて欲しい。
絢「スマンがかくまらせてくれ。」
雀「どうして抜け出した。理由教えろ。」
そして過去を思い出した。
ここは城の中。豪華でこんな城、子供が一度は夢見る城だ。絢は豪華な服を着ている。
絢パパ「絢、いい加減にアブノーマルからノーマルになりなさい!」
何だこの争いは!つまり×NからNになれって言ってるんだ。
絢「これは、こういう性格だから仕方ないじゃない。ハゲの莫迦!」
絢パパ「ハゲーーン!」
と言って絢は城を抜け出した。こういう理由だ。
やよい「全然おかしい!何でこんなどうでもいい理由で家出したんですか!」
絢「だって、勝手だもん。」
総悟「そのしゃべり方やめろ。てか勝手はお前だろ。」
てか突っ込みどころ多すぎ!
雀「じゃ、帰れ。大丈夫だ。×Nでも相手を脅せばそれでこの世はSの時代だ!」
絢「おう!」
やよい「あの、何納得してるんですか?私Sじゃないし!」
総悟「Mは消え去ればいいんだ。特にストーカー。」
何か一気団結してる!おかしすぎる!
絢「じゃあハゲを脅してくる!」
雀「行ってらっしゃい!」
絢パパはもう終わったようなモノだ。


(すごろく編)第129話・人生はすごろくのように長い人生である



ブーケ「じゃ~ん!これ見て!黒魔術の先生にもらったの~!」
そこには人生ゲームがあった。ぱっと見ごく普通の人生ゲームだがそれはとんでもなくおそろしい人生ゲームだった。
雀「やろやろ!懐かしい!6人でちょうど人数いるしさ!」
と言ってかなりノリノリの雀。
総悟「付き合ってやってもいいがよ、コマはどこだ?」
ブーケ「このちっこい人形よ。」
そこにはごく普通のちっちゃいのが。パーマンのあれみたいなやつ。
そしてみんな色を決めてスタート場所に置いたらボードが光った。
雀「何これ!何で光ってんのよ!」
と言ったらコマに吸い込まれた。そして目を開けたら自分がボードの上に立っていた。
スパーク「何これ。何で俺らこんなトコにいるんだ。何でちっちゃくなったんだ?」
ブーケ「え~っと、ルールは、なになに。ただのすごろくだって。マスは全部悪い事ばかりで最悪です。だって。」
と、小さくなったルールブックを見た。言うの忘れてたが、人形は入った人の形になっているからルールブックもあるのだ。
やよい「そうですか。ってそうですかじゃねぇ!何してくれるんですか!」
ブーケ「私と総悟でハラハラドキドキ体感しようと・・・」
もう最後まで言う前に総悟に蹴られた。もう今回で何回目だ!
雀「で、戻る方法は?早く教えろよM娘野郎。」
ブーケ「ゴールしたら。フフ、ワクワクドキドキ!」
今度はみんなに蹴られた。だから何回目だっての!
総悟「オイ誰か早くさいころ投げろ。」
モモコ「一番がいい!行ってきま~す!」
相変わらずテンション高いモモコであった。てかお前なら楽しめるんじゃね?そしたら3が出た。そのマスは『車にひかれ、一回休み』だった。
モモコ「いきなり休み・・・!あれ?」
向こうから車が走ってきた。そして本当にひかれた。怪我した。痛そう。
スパーク「さ、先進めよう・・・。気の毒すぎる。えっと~3・・・。」
そしてスパークも車にひかれて一回休み。てか一回じゃないよねコレ。
雀「いいマスなさそう。」
ブーケ「ないよ。言ったじゃん。全部悪い事ばかりって。」
雀「てめぇが次やれや!」
と言ってブーケがさいころをふった。予想している人もいそうだ。3がでた。
総悟「全員同じじゃねぇか!どうなってんだこのすごろく!」
コレは単なる偶然らしいが。


(すごろく編)第130話・すごろくとは相手を叩き潰す絶好のチャンスである



雀「じゃ、私行くよ!5・・・よかった!車にはねられなくてすむ!」
そのマスは、『番が回ってくるまで竹刀を持っている家庭教師に勉強される』。そしたら机と椅子と家庭教師が現れた。
家庭教師「オラオラ!人生勉強だ!勉強せんかい!」
と竹刀を地面にたたくが雀は剣を地面にたたいて反抗する。いい勝負だがいいマスではない。
やよい「やりますね。1でした。」
『番が回ってくるまでライオンに追いかけられる』だった。そしたらライオンが現れて追いかけられる。
やよい「早くさいころ~!!」
どれも可愛そうである。次は総悟。何も言わずにさいころを振った。6がでた。『不良があらわれて喧嘩する』。そしたら不良が現れた。
総悟「フン。かかってこいや。」
コレはデビル村にとってはラッキーなマスしか言いようがない。そして最初の3人は一回休みでもう雀の番。
雀「お、家庭教師いなくなった。えっと~、3。」
『自分の番が回ってくるまで覚醒剤を飲まされた気分になる』。違う意味で最悪なマスじゃん!
雀「うぇっぷ。気持ち悪っ!アレ?総悟が9人?」
総悟「それ、マジやばいよ。」
そして色々なマスに止まった。『番が回ってくるまで宇宙人になる』『遭難する』『崖から落ちて一回休み』など。
やよい「・・・意識を誰かに奪われたまま5マス進む・・・。」
そのマスはやよいは意識がなくなり何者かが5マス進んだ。何者って誰?
モモコ「熊に潰されて一回休み。」
そしたら上から熊が降ってきてモモコが潰されて一回休み。てか何で?
そして時は過ぎ、みんなあと少しでゴールになって来た。
スパーク「よしあとちょっとだ。こうなったら1位で脱出してやるぜ!」
と言ってさいころを振ったら4が出た。そして最悪なマスにはまってしまった。よくあるマス。『スタートに戻る』そしたらスパークはとばされてスタート地点に行かされた。
スパーク「そんなァァ!」
雀「今までやった不運な事をまたやりに行くのか・・・。」
ブーケ「私の番だ!1・・・!?スタートに戻る・・・。そんなァァ!」
そしてモモコも飛ばされた。最悪だ・・・・。そしてまた時はすぎ、やよいの番になった。
やよい「5だ・・・。やった~ゴ~ル・・・。」
そしたら大きくなってボードから出た。そしたら総悟もそして雀もモモコも。
雀「あ~あ。1位じゃなくて残念だな。」
そして例の2人はまだ最初の方。もうゲッソリしてる。そして時は過ぎ、ゲッソリ2人はようやくゴールした。
雀「あんたら栄養不足です。ただちに永眠しなさい。」
と雀はドクター姿で2人に忠告した。
スパーク「知るかァァ!まだ生き延びる!」
ブーケ「疲れたけど、楽しかった・・・。」
そしてまたブーケはみんなに蹴られたとさ。