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（花見編）第７７話・花より団子

モモコ「は～い。お弁当だよ～。あたい手作りの。」
と言って弁当箱を出したモモコ。一足早くに春のお話をしたい。
やよい「すみませんね。お弁当作らせてしまって。」
モモコ「ジャンケンで負けちゃったから言えないよ。さ、美味しいからめしあがれ～。」
雀「じゃ、えんりょなく･･･。！」
そこにはなんか黒い物体が入っていた。なんなんだこれ？
雀「何ですか？これは？粘土で作った置物？モザイク？」
モモコ「あたいとスパミちゃんで作ったの～。」
兵器だ。地獄の兵器を持ってきてしまった。スパミの料理は本当にすごい。時限爆弾と同じような威力だ。
総悟「いつあいつと作ったんだよ。」
モモコ「あたいが直接行ったの。お料理得意って言ってたから。」
上手じゃねぇ！得意ってのは、地獄の兵器を作るのをか？
雀「オイオイ･･･、これは料理じゃねぇよ。図画工作の題名『悪魔の兵器』だよ。」
モモコ「いいから弁当黙って食えや！」
と言って兵器を口に押し込んだ。雀は吐き気を訴えた。
スパーク「こ、これを食べないと妹に申し訳ない。兄として食べろ。じゃないと、気持ちよく眠りにつけない。」
総悟「永眠するき満々じゃねぇか！やめろって、俺１回食べたけど地獄だよ！」
剣悟「はっはっは！女の子が作った料理を食べないなんてしょうがないな。どれ、俺が食うから弁当箱に入れときな！」
し～ん。一瞬みんな黙った。当然である。
総悟「何レギュラーみたいな心で接してるんだ！どっからわいてきた！」
と言って殴り始めた。痛そうだ。
雀「あいつ･･･、何かうざいのは私だけか？」
やよい「気のせいじゃありませんよ。」
などの会話をしている２人。そこへ後ろから誰かがやってきた。
男の人「悪かったな。あいにくこいつは無茶苦茶うざいやつでな。」
なにげにひどいこと言ってるよあんた！
雀「お前誰だ？」
男の人「そいつの兄だ。剣市（けんいち）という。」
煙草をくわえた人。剣悟の兄らしい。
剣市「そこをどけ、毎回使ってる、俺らの特別席だ。」
雀「ああ？」

（花見編）第７８話・花見とは、力ある者が勝利をつかむ

雀「身勝手だぞてめぇら。てかこんなもんどこで見ても同じだろうが。チンピラ集団ヤンキー組か？てめぇら。」
剣市「なんだと？この土地は俺らが買い取っている場所だ。身勝手と言われる覚えがない。」
何か喧嘩になってきた。剣市もそれなりに強い･･･多分。
前回の続き
今、春ではないが暖かいお話をするため春に。どうでもいいか。花見をしてたら剣悟家族が来て、場所について口論している。
剣市「そこから見るのがいいんだよ。なぁみんな。」
剣悟妹「うちは美味しいもん食べれるならどこでもいい。」
剣悟いとこ「僕も。強風の中だろうが槍が降ってこようが立てれる花になりますよ。」
と、みんな反論。何だか仲が悪い様子。
剣市「うるせぇ！俺だってどうでもいいんだが、総悟がいるなんて気にくわねぇ！」
総悟は『サンデー』を読んで笑っていた。寝転がりながら。何かムカつく。
剣悟「まぁいい。こちらも毎年やってるもので、どけよ。女の子は残って。」
剣市「お前、切腹しろ。」
何か剣悟もエロい事がわかった。
雀「あ？土地主だが何だが知ったこっちゃないよ。私らどかせたいなら、バズーカ２ダースもってこいよ。」
モモコ「不二屋の腐ってないケーキ２ダースもってこいよ。」
スパーク「卵焼き２ダースもってこいよ。」
総悟「あれだ、本を２ダースもってこいよ。」
と、みんなある意味反論。
やよい「てかあんたらタダたんに物が欲しいだけでしょうが！てか２ダースのこだわりは何？てか、簡単に動きすぎるな莫迦共！」
長い突っ込みだな。私としてはいいことだがな。
剣市「面白ぇ。俺たちとやりあうってか？」
剣悟いとこ「僕たち結構強いんだよ。負けてちびんじゃねぇぞ。」
と言って戦闘モードになったみんな。
雀「その喧嘩。買ってやる･･･」
剣悟「待て！ここは花見。皆さんがのんびりくつろいでるのに血祭りなんてやめようぜ。」
と言ってみんな剣悟を注目した。
剣悟「ここはこれで決めましょう。斬って受けとめてジャンケンポン大会！」
みんな「じゅうぶん血祭りじゃねぇか！」
と言って決まったところ、飲み比べに決定。どうやったら決定するんだ。ある意味血祭りだ。どうなることやら。

（花見編）第７９話・何だか細かいことはどうでもよくなってきた

モモコ「待ってよ。飲み比べって、あたい未成年だからできねぇよ！」
ということで飲み比べも却下になってしまった。てか勝負内容くらいさっさと決めろや！
剣悟「じゃあこうしよう。撃ってかわして･･･」
雀「最初に血祭りはやめようっつったの誰だっけ？」
何だかもう早く決めろ！スレもたねぇよ！ということで何か知らないけど、国民的の遊び、かくれんぼになった。何でだよ！
剣悟妹「え～っと、審判は両陣営平等ということでやよいさんと私『愛花』が審判をつとめさせていただきます。」
ていうか何故かくれんぼ！そして何故陣営！戦争気分かあんたら！いっぺん寝てこい。ずっと寝させてあげるから。
愛花「ルールは簡単。両陣営代表者１名が他のチームの隠れている人を見つける。１０分以内で見つけた量が多いほうが勝ちということになります。携帯を持たせますので、１人見つけたら言って下さい。」
それって要するに、携帯の文字をうつスピードが速いのも有利ってことかよ。
愛花「それで勝った方には場所＋女の子が得る訳です。」
やよい「何ですか!?場所＋女の子って私ら勝っても負けても同じでしょーが！」
確かに。こっちチームは女の子などいらないから。
愛花「しょうがありませんね。じゃああなた達は＋じゃがりこってことで。箱の中に入ってた。」
やよい「要するにただのじゃがりこでしょーが！いるか！」
と、反論を繰り返すやよい。当然だ。だがみんな莫迦であることは確かだ。
雀「じゃがりこだってよ。スミマセーン！全味ありますか？」
愛花「もちろん！」
雀「ようし！気を張っていくぞてめぇら！」
モモコ「おう！」
莫迦かぁ！お前ら莫迦かぁ！いや、莫迦ですね。って今私莫迦って何回言ったんだろう。まあいっか。
総悟「てか、かくれんぼなんて初めてやったから。雀、お前代表者になれ。」
みんな反対しなかった。デビル村の代表者は雀。剣悟一家の代表者は剣市。さあどっちが勝つか。

（花見編）第８０話・熱くなると言論がガキレベルになってくる

愛花「じゃあ、３０秒あげますので隠れてきてください。」
と言ってデビル村と剣悟一家は隠れ始めた。デビル村の参加者は『雀・総悟・モモコ・スパーク・ブーケ』。剣悟一家の参加者は『剣市・剣悟・愛子（剣悟のいとこ）・剣次（剣悟の弟）・愛々<めめ>（剣悟のいとこ）』。この５人で勝敗が決まるわけだ。
やよい「えっと、勝ったら場所＋女の子＋じゃがりこですね。」
じゃがりこ･･･と燃えるみんな。気温が約５℃上がった。推測だが。
やよい「３０秒たちました。探し始め･･･」
雀・剣市「うおおお！」
と言って完全に言い切る前に探し始めた。何かかくれんぼじゃなくなる。陣地潜入した敵を探せという遊びになってきてるよ。
雀「てめっ！邪魔だ！どけコノヤロー！」
剣市「そりゃこっちの台詞だボケェェ！鉄のハンマーでそのままその台詞返したるわ！」
と言って２人が向き合った。戦闘オーラー出し過ぎだお前ら！
雀「勝負はもう始まってるよ。」
剣市「そうみたいだな･･･。」
と言って真剣で斬り合いになった。探される前にやる。なんて大胆な行動なんだ。
一方こっちは総悟。
総悟「でめぇどけよ。ここは俺が取った。」
剣悟「てめぇがどけよ！俺が取ったんだよ！ボケェェ！」
と言ってバズーカの撃ち合いになった。もうかくれんぼじゃねぇ！さっき言った遊びに当てはまってるよ。
やよい「雀さん！剣市さん！悪魔でもこれはかくれんぼ･･･」
剣市「ああ～？やんのかコラ！」
雀「でも･･･、じゃがりこ･･･。」
剣市「あっ！」
と言って２人は少し黙った。
雀「じゃがりこは私のモンだ！お前に何かやるか！」
剣市「いや俺だ！とんだ時間くっちまった！」
じゃがりこ･･･。何でこんな物のためにむきになるの！
愛花「脚速！駿足だ！」
やよい「そういう人なんですよ。あの人達は。」
あきれるやよい。まだ１つ戦いは残っている。
総悟・剣悟「お前がどけ！」

（花見編）第８１話・莫迦は何をやっても莫迦

総悟「てめっ！早くどっか行け！コラ！」
剣悟「こっちの台詞じゃボケェェ！」
と、喧嘩をしている２人。莫迦だ･･･。まさしく莫迦だ。
雀「何やってんのあんたら？」
総悟「こいつ、俺が取った場所にいるんだぜ。」
剣悟「こっちの台詞だって！」
雀「安心しな総悟。ここはお前の場所だ。剣悟見～っけ！」
おい･･･、何やってんだあんた。てかどうどうと立っていること自体すごい。
剣悟「あ･･･。」
総悟「反応遅いよ･･･。頭の中がいりたまご状態？」
と言って雀は電話した。１人見つけたと。ちなみに剣悟と。愛花に莫迦だと言われた剣悟であった。
剣市「出てこい！コノヤロー！」
って出てこいで出てくる奴はいねぇ！いたらすげぇ！
モモコ「････。」
そばにモモコが隠れていた。剣市に少し警戒している。
剣市「そこにいるのはわかっている。お前もまだまだガキだな。」
モモコ「何！」
剣市「ば～か！こんな挑発で出てくるか？てか俺、お前がそこにいたこと知らなかった！」
モモコ見～っけたと言って電話した。モモコはガキという言葉に敏感である。何故か知らないけど。
剣市「捕まりたくなきゃ息をころすんだな。」
モモコ「終わったときには寝てるよ。永遠に。」
何かかくれんぼと言えばかくれんぼだが、ガキレベルになってきたぞ。本当に。
やよい「２分たちました。」
愛花「今のところ両陣営１人ずつ。ちなみに２人とも莫迦です！」
剣悟・モモコ「うるせー！」