戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

(天地異変編)第111話・滅亡



針「今日という今日はゆるさねぇ!」
と言って刃を抜いた。夫婦げんかじゃなくなってるよ!これ!
蜜「あなた!そこまで・・・!私もゆるしません!」
と言って戦いが始まった。
針「元かと言えば蜂次!お前も悪いんだぞ!喧嘩の原因を作ったのはお前の時だってあるだろうが!」
八つ当たりだ。ただの八つ当たりだ。そしてこの喧嘩に蜂次まで巻き込まれた。
そして血が舞う。空は青いのに赤く見える。
雀「もうやめて!」
戦いはおさまった。雀は泣いていた。
蜂次「あの時僕は、雀に人10倍幸せにしてやると約束した。僕はあの時の約束を守っているだけだ!」
蜂次は薙刀をぎゅっと握りしめていた。
雀「そんなんで私を幸せにできると思ってんのか?」
蜂次「ああ。もうお前の泣き顔なんか見たくない。」
つーか、昔のこの人と今のこの人、すごく違う風に見えたのは何故?
雀「そんなセコい方法で幸せになっても嬉しくないね。」
と言ってバズーカをかまえた。
雀「この戦いの終止符を私がうってやる。」
蜂次「お前にはできん。エックジュール!」
と言って蜂次は何かを出した。おそらくこれで最後の武器だろう。それは、ダイナマイトだった。
そしてもう片方の手には剣を。遠距離接近両方対応するつもりだ。
蜂次「目を覚ませ!雀ぇ!」
と言ってダイナマイトを投げる。てかその量、どこに隠し持ってるの?
雀はよけながらバズーカをかまえている。
蜂次「そんな体勢でピントが合うかな?狙えるかな?」
雀「私は、爆風の神と言ったろ。」
と言って撃った。そしたらちょうど蜂次の胸あたりに飛んできた。蜂次はかわした。
雀「バズーカの命中率、教えてやるよ。100%は無理な話だが、99,99%だ。」
と言ってどんどん撃つ。そしてどんどんかわしていく。
蜂次「ふん、あたらなかったら意味がない。人は動くんだよ!」
そしたら急に目の前に爆弾が落ちてきた。
【ボカーーーン!】
そして爆発した。雀の勝ちである。
雀「てめぇは私のバズーカの狙う位置を測定しているから、バズーカしか見ちゃいねぇ。そこでした投げでダイナマイトと混じって爆弾を入れたのさ。」
蜂次「雀・・・、何故だ。世界が手に入るんだぞ。幸せに・・・。」
雀「私はあんたが綺麗な魂を持っていた方がよっぽど幸せだわ。」
と言って階段を上ろうとする。そして振り向いた。
雀「私は、自分の魂が真っ直ぐしてれば、それで幸せなんだよ。」
と言って去った。蜂次は笑って気絶した。


(天地異変編)第112話・絆だぁ?そんなモン世に必要ねぇよ!



総悟「彰、てめぇ今度は何しようとしてやがる。」
ここは頂上。彰がいた。前より邪悪な目をしている。
彰「俺はこの世界をただ壊すだけさ。」
卑弥呼「そう、彰君はただ、この世界を壊したいだけなのよ。」
良「他人は黙ってろぃ!」
卑弥呼とかいう昔の中国の人が着てそうな服を着ている。歴史の卑弥呼って日本人じゃ・・・、まいっか。
総悟「あと、何で俺らは普通なんだ。」
彰「普通の奴がこの計画には必要だったのさ。」
彰の後ろには大きな機械があった。
総悟「何故壊そうとするのだ。」
彰「・・・あの人を奪ったこの世界。許せないだけさ。」
その昔、ライフ村の出来事。ここは学校。4-1で授業をおこなっている。
咲き「今日はここまで、予習しといてね。」
先生の名前は咲き、綺麗でおしとやかな人だ。
総悟「つーか剣悟おめぇ、よく平然と眠れんな。」
剣悟「ZZZ・・・」
良「お前ぜってぇ言い返せなくて寝たフリしてんだろ。」
これは幼い総悟達。顔も丸っこい。けど総悟は茶髪。地毛なのか染めたのか。
彰「オイ、次は剣の時間だぜ、早く行こう。」
と言って廊下を走っていく。
彰「始まりは、みな一緒だった。だがもうお前らと考えは違う。」
と振り返って言う。
彰「俺はあの人を奪ったこの世界に喧嘩を売るしかねぇ。それ以外なんにもできねぇ。」
総悟「俺もこの世界は嫌いさ。だが、大切なモンもある。だから壊してもらっちゃ困るな。」
と言って総悟と良は剣をかまえた。
彰「ちなみに言っておくぞ。語尾に変な言葉がつけた理由は、普通の奴をすごくイライラさせて・・・」
卑弥呼「イライラ度がMAXになったら、この大砲は、世界を滅ぼす!」
ってか何それ?おかしいよ?そんな単純で世界滅びちゃうの?
そして最終決戦が始まった。


(天地異変編)第113話・始まりが同じでも道変えれば遠くなる



戦いになった。良は不本意だがビ・・・あ、間違えた。卑弥呼を。総悟は彰と戦っている。
卑弥呼「わたくしのイリュージョンはどうかし・・・ちゃぶっ!?」
変なお色気してる間に良が蹴り入れて終わった。かなりむなしい・・・。
彰「ち・・・、こいつ頭いいくせに戦い音痴だな。」
総悟「どうする2対1だぞ。降参したらどうだ?」
彰「降参?悪いが俺の辞書にそんな言葉載ってねぇぞ。」
雀「ぎぃやァァ!」
と言って雀がやって来た。後ろに何かたくさん人がいる。
良「てめぇ、いつの間にそんな人材を・・・!?」
彰「残念ながらこいつは・・・、機械(ロボット)だ。戦闘用に改良されたやつだ。」
雀「ちょ、ちょ、さすがに人数多すぎ!無理、無理、無理です!無理ですからやめてェェ!」
彰「ちなみに言うけど、あと1分後に爆破するからこの建物。」
と言ってスイッチを押した。爆弾のスイッチだ。
雀「ここは逃げることを考える方がいいよ!彰どうでもいいわ!」
総悟「どうでもいいわけねぇだろうが!セコいぞ彰!あ・・・。」
彰は何かパラシュートで流れていった。
彰「バイビー!」
雀「そして古!」
と言って無理矢理正面突破してなんとか爆破前に地上に降りれた。
【ドゴーーン!】
剣悟「まだ中にアイツの仲間いたよな。見捨てたのか。」
雀「好きなやり方じゃねぇな。だが、こいつはちゃんと護ってやったぜ。」
雀は蜂次を助けていた。もうこれで蜂次もこの計画に加わる事ができないので敵じゃないと判断したか、
あるいは感情か。
良「昔はアイツと同じ場所にいたのに、今は、ずいぶん離れてしまったもんだな。」
空は雲一つない青空だった。


(天地異変編)第114話・暇といってカッコつけてる奴ほど忙しいんだよ きっと



雀「・・・こりゃどーなってんだい!」
今日は雀と総悟とモモコで昼飯をたぬきちのトコに食べに来たのだったが。
“この小説ではたぬきちの奥の奥のトコにレストランがある設定ですが、実際は違います。レストランはたぬきちとまめきちが交代制で仕切ってます。”
雀「今日は何で休みなのさ!」
たぬきち「すいません、食材を買いに行く途中、誰かに財布をスラれてしまって・・・。」
と泣きそうな顔で言っている。たぬきちは近くの村のモノをそのまま買って出しているようだ。
そしたら雀はバズーカを、総悟は爆弾を、モモコは太刀をかまえた。
雀・総悟・モモコ「そいつ、ぶっ倒す!」
たぬきち「心が1つになった!ちょ、待って下さい。一応冷凍食材がここにありますが。」
雀「じゃあ私スパゲティ。」
総悟「俺オムレツ。」
モモコ「あたいはハンバーグ。」
切り替え早っ!つーかこの3品冷凍食品にある事はあるけど、豪華!
そして明日。
たぬきち「つーか何で付いてくるの?」
雀「何言ってやがる。今日こそ食べんだよ。」
たぬきち「僕のためじゃないのね。」
つーかこの人達もうすっごい掃除屋(ヒットマン)だよ!どうなってんの?
するとたぬきちの横に誰かが通りかかった。
見知らぬ人「ククッ、軽い軽い。」
雀がギロっと目を見知らぬ人に向けた。手を伸ばしたので、
雀「ほアちょおおォォ!」
と言ってバズーカを撃った。てかほあちょーってチャイナ?何かチャイナ風?
見知らぬ人「何が起きた?」
総悟「さよ~なら。」
と爆弾を投げた。そして焼けた。恐ろしい。感情なしの無敵の掃除屋だ!
たぬきち「昨日はあなたがやったんですか?」
問いつめてもムッと黙っている見知らぬ人、いや、ひったくり野郎。
モモコ「吐けよ~、吐かないと切腹な。YESかNOか答えろ!」
総悟「欧米か!あんたは!ま、いいから吐け。」
とマシンガンを向ける。あんたもじゅうぶん恐ろしいね。
ひったくり野郎「スンマセンでした。全部返します!」
と言って土下座をした。そして財布をだした。
たぬきち「よか・・・、あれ?」
中身は空っぽ!カードしか入ってない!
ひったくり野郎「昨日全部使っちゃった・・・。」
総悟「やっぱお前、腹斬りなさい。」
雀「私介錯してやるから。」
この問題は永遠と終わりそうになさそう。つー事で今日はこれでしゅーりょー!


(天地異変編)第115話・うっかりしてるのは別にかまわないけど魂抜けてないですか?うっかりが多い人は気を付けましょう!



ここはデビル村。自然があふれ、何もかもが完璧な村・・・のはずだが住民は違う。
雀は原チャリで何かを買いに未来村へ行く・・・って原チャの免許持ってんの?
雀「あ~、やっぱやめられんわ、ジャンプいつ卒業しようかな。今のシーズンは卒業だし今日・・・。」
この人、ジャンプ買っとったんかい!少女がそんなモノ買わないの!別に少女読んでもいいけどその歳じゃはずかしいよ!
雀「いや、心は少年だからな・・・。私はやめられん!」
やめればいいのに。莫迦。ジャンプは19歳までって決まってんの!
そこへ誰か人が通りかかった。
雀「危ね!」
【ドゴオオン!】
はねてしまった。その人を。原チャだからわかんないけど車なら100%亡くなっていました。
雀「あの・・・大丈夫ですか?」
蒼夜「別に・・・いいですよ。」
そこには水色の髪をした美少年がいた。頭は血だらけだけど。
雀「別にいいですよって大丈夫とつながってねぇよ。」
蒼夜「大丈夫ですよ。怪我しただけですからイダダダダ!」
雀「さっぱり痛そうじゃねぇか!コラ!嘘ついてんじゃねぇ!」
と言って殴ろうとした。が、彼は全然表情を変えなかった。
雀「何か対応しねぇのかよ。」
蒼夜「あなたが僕を殴る気持ちがわかりません。」
雀「こいつ・・・、脳天ひかれておかしくなっちまったか?」
と言ってデビル村に連れてきて、病院に連れて行った。
医者「う~む、脳にも何も以上はないよ。」
総悟「いやありますよ。見ろよ。あいつ、血だらけだぜ。」
そこは治療しないんだ・・・。何かおかしい。
雀「じゃあただ単に感情がないだけって事か?」
医者「そーいう事になりますね。」
そーですか。と言ってデビル村を散歩する雀達。
雀「あんたさぁ、事故前は感情あったの?」
蒼夜「・・・返事がない。ただの抜け殻のようだ。(裏声)」
総悟「お~い、全然抜け殻じゃねぇ!しゃべってんじゃねぇか!」
と言ってかかと落としを蒼夜にやったドSコンビ。
蒼夜「僕はね、嬉しいという気持ちがわかりません。苦しいという気持ちもわかりません。人をあやめても平気です。」
雀「あんたなにげに残酷なこと言ったよ今。」
そして雀の家に招待した。そしてTVをつけて紅茶をいれてあげた。
蒼夜「あそこの部屋、おそらくジャンプが隠されている!」
雀「こいつ、千里眼じゃねぇか?」
そこにニュースが流れた。
『2ヶ月ほど前、聖夜村の沙羅さんが亡くなった事件の主犯が特定されました。近所の人の目撃証言によると・・・』
総悟「聖夜村っていやぁ恋愛が叶う寺があるとかで有名な村か。物騒だね。」
あんたの方が物騒だよ。バズーカとかも裏社会、闇社会で入手してるくせに。
『沙羅さんの弟、蒼夜さんが主犯です。いや、もう蒼夜容疑者でしょう。今、彼の行方を追っています。この顔、ピンときたら110番通報をお願いします。』
と、写真が出てきた。水色の髪にショートカット。
雀「これって、こいつの事か・・・?」