コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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マーメイドウィッチ
日時: 2016/06/21 11:41
名前: いろはうた (ID: FEOD1KUJ)

世界が止まった。



手が震える。



数拍のちに気付く。









私は大切な人に裏切られたのだと。

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Re: マーメイドウィッチ ( No.280 )
日時: 2017/05/09 16:30
名前: いろはうた (ID: Sm0HUDdw)

フレヤは王宮の近くまで来ていた。

もちろんカルトとシウ、シウの配下三人も一緒だ。


「先ほども言ったが、この姫君の言う王宮の警備の薄い場所は

 あまりあてにならない」

「……」


フレヤは顔をしかめながらも、無言だった。

ステファンのことだ。

警備の配置も変えていてもおかしくないからだ。

これからは、二手に分かれる。

今回の目的は、アルハフ族の救出。

囮役と救出役の二手に分かれて救出を確実なものにするためだった。

囮役は顔の割れていない、ロンとリン。

救出役は、鼻の利くカルト、いざとなった時には

人間の兵士に幻惑の力を使えるフレヤとシウ。

そして、鴉天狗のヤワラには驚いたことに翼があった。

その翼で弱っているアルハフ族がいた場合、

空中を飛んで抱えて救い出せるのだ。

シウを一人にするわけにはいかないと、

リンとヤワラがごねたが、最終的には二人ともシウの指示に従った。


「……兵はいないようです」


早速、背中の翼を使って上空から王宮の警備の様子を確認してきた

ヤワラが着地しながら言った。

確認してもらったのは、王宮の東にある壁側だった。

王宮の東側は海に面している。

あるのはわずかな足場だけで、

ここからは空でも飛べなければ王宮に侵入できない。

どうやら、フレヤの覚えていた兵の配置と

何も変わっていないようだった。


「罠じゃん、どうみても」


カルトが飄々とした態度で言うのを横目で眺めながら、

フレヤはシウを見つめた。

罠でもなんでも決意は揺るがない。


「それでも、救い出すわ」

「シウ様になんかあったら絶対殺すからねアンタ」

「シウのやつは殺しても死なねぇよ。

 さっさと行くぞリン」


キッとひと際きつくフレヤを睨みつけると、

リンはロンとともに王宮の正門のほうに駆けだした。

その背中を見送ってからフレヤは前を向いた。

兵はいないとはいえ、気は抜けない。

ほぼ間違いなくこれは罠だ。

アルハフ族をとらえたのは、

フレヤをおびき寄せるための餌とみて間違いないだろう。

だが、それでも前に進まなければならない。

次は、こちらの行動の番だ。

Re: マーメイドウィッチ ( No.281 )
日時: 2017/05/09 21:23
名前: いろはうた (ID: Sm0HUDdw)

近衛兵は、フードをかぶった不審人物が

王宮の正門に近づいてくるのを見つけた。



「止まれ!!

 何者だ!!」


槍を握る手に力をこめ、大きな声を出す。

しかし、二人組は足を止めるどころか

こちらに向かって駆けだした。

その速度に、フードが外れ、不審人物の顔があらわになった。

二人とも、東洋国の顔だちをしていた。

一人は、茶髪の娘だが、もう一人はぞっとするほど造形の整った顔立ちに

老人のような白髪をもつ男だった。

その男が、走りながら大きく息を吸い込むようなしぐさを見せた。

その数秒後に、彼は息を大きく吐いた。



ボゴウウウウゥゥッッ



轟音とともに、烈風が吹きおこった。

近衛兵たちは、耐えきれずにその場から吹き飛んだ。

龍族のブレスだ。

巨大な岩をもたやすく破壊するブレスは、

王宮の正門に直撃し、それを破壊した。

耳をつんざくような音とともに、破片が四方八方に飛び散る。


「陽動にはこの程度でいいのか?」

「まだ足りないよッ!!」


茶髪の娘が走りながら、ばっとフードを脱ぎ捨てた。

一瞬でその姿が青白い鬼火で覆われ、

気づけば馬車よりも大きな化け猫がそこにいた。

とんでくるいくつもの矢を尾で軽くはじき返し、

前足で、いとも簡単に何人もの屈強な兵士たちを吹き飛ばした。

続いて飛んでくるいくつもの青白い鬼火が兵士たちに襲い掛かった。


「援軍を!!

 援軍をよべぇぇぇぇええっっ!!」


その場にいた近衛隊長が大きな声で指示を出すが、

それすら聞こえがたいほど、その場は怒号にあふれていた。

しかし、現在はフレヤ元第一王女捜索のため、王宮の兵力の

八割がたが王宮にいなかった。

必然的に、残りの二割のほとんどが王宮の正門に集まることとなる。

それが、この二人の狙いだった。

そうすれば、王宮内の警備は手薄になるからだ。


「おっと」


とんできた羊ほどの大きさもある王宮正門の破片を、青年ロンは片手で

やすやすとつかみ取った。

そして、すぐさま王宮に向かって投げ返す。

数秒後に、地響きとともに阿鼻叫喚が巻き起こった。


「どのくらい城を壊してもいいのかねぇ」


暴れる巨大な化け猫を眺めながら、

再びブレスを吐くためにロンは大きく息を吸い込んだ。

Re: マーメイドウィッチ ( No.282 )
日時: 2017/05/10 22:52
名前: いろはうた (ID: Sm0HUDdw)

王宮の敷地に、ヤワラに運んでもらうことによって侵入する。

思った通り、囮役は十分に役割を果たしているようで、

敷地内には、近衛兵の姿はない。

ほっと胸をなでおろす。

できるだけ人に見つかるのは避けねばならない。

無駄に兵を傷つけたくはなかった。

フレヤは、あたりに誰もいないのか念を入れて確認した後、

ある一点に向かって走り出した。

城から少し離れた、敷地内にある建物。


「……ここよ」


幼いころから、姫がお入りになるような場所ではございませぬ、と

何度もこのあたりに近づくことを止められてきた。

目の前に広がるのは、石造りの階段。

それは地下へとつながっている。

階段の先は闇に包まれていてよく見えない。

それが不安を掻き立てる。

見張りの兵の姿はなかった。

これが罠なのか、それとも囮役が惹きつけてくれているおかげなのか

フレヤにはわからなかった。

だが、進むしかない。

情報が正しいなら、チノとアルハフ族のみんなは

ここに捕らえられているはずだ。


「さて……誰を残すか」


シウが顎に手を当てて考え込むような仕草を見せた。

はっとして振り返る。

見張り役ということだ。


「待って。

 この状況で誰か一人をここに置いていくほうが危険だわ」

「いや。

 全員で中に入り、その時に入り口をふさがれでもしたら

 我らは、たやすく、死ぬぞ」

「……っ!!」


その可能性を考えていなかった。

やはりシウは頭が切れる。

しかし、見張り役が危険なことには変わりない。


「……本来なら、人魚の姫よ。

 汝ほど適しているものはいないのだがな」

「……私の、歌の力ね」


胸に鉛が流し込まれたみたいに、気分が沈む。

歌の力は、今も好きではない。


「ああ。

 汝の歌の力は人間には絶対にして最強の力。

 しかも聴覚に作用する力ゆえ、広範囲の人間に

 すさまじい効果を発揮するであろう」

「……ずいぶんと、私の力に詳しいのね」

「妃にする予定の娘だ。

 調べて当然であろう?」


意味ありげな流し目をよこされ、さっと視線を逸らす。

シウの目は苦手だ。

目に力を宿す者独特の迫力があって、長くは見つめられない。


「シウ様。

 そこの小娘よりも、わたくしめのほうが適任かと」


ヤワラが二人の間に割って入るように体を滑り込ませてきた。

一方のカルトは、さっそく階段に向かって一歩目を踏み出している。

見張り役などごめんだと、背中で言ってきている。

彼の鼻は探索に必要だ。

暗い中でも獣のように夜目もきく。

どちらにしろ見張り役にはできない。


「そうね。

 ヤワラなら、何かあった際も飛んで逃げることも……」

「私を愚弄するか!!

 敵前逃亡など言語道断!!」


あまりの迫力にわずかにたじろいだ。

シウのためならば鉄砲玉のごとく死に一直線に向かっていきそうな勢いに

わずかに不安を抱く。

本当に大丈夫だろうか。

こちらが無表情であるにもかかわらず、

雰囲気でフレヤの言いたいことを悟ったらしく

ヤワラの表情がさらに険しくなっていく。


「よい。

 ならば、任せるぞヤワラ」

「は、はっ!!

 お任せください!!」


今にも怒鳴りそうだったヤワラだったが、

シウの言葉に居住まいを正し頷いてみせた。

態度の急激な変化に面くらってしまう。

それだけ言い残すと、シウはスタスタと地下に向かって足を進めた。


「行くぞ」

「え、ええ……」


ヤワラのほうを最後にちらりと見たら、

ものすごい形相で睨まれた。

さっさと行け、と言うことらしい。

フレヤは、後ろ髪ひかれる思いで、地上をあとにした。

地下道へと続く階段を下り切ると、

そこはひどくじめじめとした場所だった。

ふわりと湿気が素肌にまとわりつく。


「……いる」


カルトがかすれた声で小さく呟いた。

いくつもの道に枝分かれしている地下道を、

彼はすいすいと進んでいく。

おそらくアルハフ族のことを言っているのだろう。

その足は止まることがない。

フレヤもはやる心を押さえて、足を速める。

地下道の中はひどく暗い。

シウの背中を見失わないようにするので精いっぱいだ。

ところどころに掲げられているほのかなランプの明かりだけを頼りに

進むこと数分。

カルトの足が一瞬止まった後、彼は唐突に駆けだした。

牢屋が見えた。

中には何人もの人影がうずくまっていた。

フレヤはその中によく見知った人影を見つけて駆けだそうとした。

牢屋の檻越しに緑の瞳が緩慢な動きでこちらを見る。

その瞳が限界まで見開かれた。


「チ……!?」


がっ、と後ろから何者かにものすごい力で首を締めあげられた。

視界が明滅する。

息が、できない。

突然のことに思考が追い付かない。

シウが珍しくひどく驚いた表情でこちらを振り返ったのが、

ぼやけた視界の中見えた。

首を掴む手につかみかかり、反射的に爪を立てたがびくともしない。

声が出ないほど強く、強く、のどを握られる。



「つかまえた」



薄暗い地下牢で聞くには場違いなほど穏やかな声が耳に囁きこまれた。

目を見開く。

この声は。

誰よりも愛しかった。

誰よりも憎かった。


「ステ…ファ……!!」

「こうしてしまえば、貴女も歌えまい。

 ああ、私にはこれ以上近づかないでもらおうか」


悪鬼のようにゆらりと、シウとカルトが距離を詰めてくるのを

ステファンはやんわりと制した。

ぎりりとさらにきつく指がのどの皮膚に食い込み、

顔が醜く歪むのが自分でもわかった。



「フレヤ!!」


遠くでチノが叫んでいるのが聞こえた。

Re: マーメイドウィッチ ( No.283 )
日時: 2017/05/11 12:46
名前: いろはうた (ID: Sm0HUDdw)

馬鹿な。

どうして彼がここにいるのだ。

呼吸ができない。

酸素を求めて、唇を動かす。

手足がしびれたように感覚を失う。


「お久しぶりにお目にかかる、フレヤ様。

 あれだけいつも美しく装っていた貴女もひと月の間に

 ずいぶんと薄汚れて獣臭くなってしまったものだ」


穏やかな声の中にはっきりと混じる侮蔑の響き。

わずかに指が緩む。

途端に気道に空気が入り込み、むせこんだ。

目の端に生理的な涙がにじむ。

ステファンはそれを見ると、唇で涙を優しくぬぐい取った。


「なるほどな。

 我が見誤っていた」


涙でぼやけた視界の中、憎々し気にシウが吐き捨てた。

カルトは、いつでも腰にある短刀を抜けるように構えている。


「汝、どうやってここへ入った」

「これはこれは。

 ミン国の第一皇子か。

 私の婚姻のにいらしたときには、十分な挨拶もできず」

「御託はいい」

「この地下牢、入り口が二つあるのですよ。

 フレヤ様は高貴な身分故、ここにはあまり立寄らず

 ご存知なかったようだが」


荒い自分の呼吸がひどく耳障りだった。

指はまだ離れない。

緩やかにまた締まっていく。

シウを見た。

ステファンはただの力を持たない人間。

シウと目さえ合わせたら、こっちのものだ。


「……っう……っ!!」

「歌を歌えるほど回復されても困るのでね。

 許してほしい、フレヤ様」


ぎりりとまた指が首に食い込んだ。

優しく、丁寧に、彼は微笑みながら首を絞めてくる。

ぼろりと涙がこぼれた。

この男は。

この男は誰なのか。

こんなに、狡猾で冷酷な目をした男は、知らない。

つま先が宙をかく。

彼は片手一本でフレヤののどを掴み、もう片方の腕で腰を緩く抱いている。


「メノウが貴女の捜索の先陣をきっているから、

 私も留守だと思った?

 そんなことはない。

 健気に貴女の帰りを待っていた。

 ずっと。ここで。」


くすくすとステファンが笑う。

アイスブルーの目はその色と同じように

氷のように冷たい光をたたえていた。

甘かった。

ステファンのことを侮りすぎていた。

彼は、自分なんかよりも何倍も頭の切れる男なのだ。


「汝は、その娘を殺せない」


シウが低い声で言った。

へぇ?とステファンは何でもないことの様に聞き返す。

次の瞬間、白刃が目の前に迫っていた。

見開かれた緑の瞳。

ひゅっと風切り音が聞こえた。

首を握る手の力がわずかに緩んだ。

腰に強い腕が回り、荒っぽく抱き寄せられた。

首から手が離れて、新鮮な空気が一気に体に流れ込む。

激しくせき込んでいる間に、景色が一瞬で流れる。

気が付けば、シウの背後にいた。

自分を抱き寄せている人物は、チノだった。

見れば、牢屋のカギは壊れていた。

今の一瞬で、牢から出てシウにとびかかったようだ。

咳が止まらない。

生理的な涙がほほを濡らす。

Re: マーメイドウィッチ ( No.284 )
日時: 2017/05/13 00:18
名前: いろはうた (ID: Sm0HUDdw)

ステファンは自分の頬をゆっくりとぬぐっているところだった。

薄暗い中でも、白手袋に赤色かすれたように広がるのが見えた。


「ああ、奪われてしまった」


ステファンは笑った。

どういうことだろう。

今のは、シウが目の力を使ってステファンを操ったのか、

ただ意表を突かれたから簡単にフレヤを奪われてしまったのか。

いや、それにしては落ち着きすぎている。

あの余裕はどこからくるのか。

まるで、わざとフレヤを逃がしたように見える。


「貴方の力は存じている、シウ様。

 目さえ見なければいい。

 メノウから教えてもらったので」

「……」


シウは答えない。

フレヤは、ぜいぜいと荒い息を吐きながら、

ちらりと牢の中のアルハフ族の人々を確認した。

女性の姿が見当たらないということは、

どこかに避難しているのか、隔離されているのか。

彼らの体を見たところ、大きな外傷などは特になさそうだ。

衰弱はしているが、おそらくまだ歩ける。

彼らを、ここから逃がさなければ。

歌ってしまえば全て解決するのはわかっている。

だが、荒い呼吸が漏れるだけで、今はとてもではないが

声を出すことができない。


「貴女が表情を変えてくれるのを見るのが、

 私はとても好きだ。

 貴女はめったに表情を変えてくれないから」


場違いなほど穏やかに彼が話すのを睨みつける。

その視線など気にしていないかのように、

彼は穏やかにほほ笑み続けている。

フレヤが恋していたあの微笑を完璧なまでに美しい顔に乗せている。

胸がつぶれてしまいそうだ。

悪夢の続きを見ているようだった。

視界がぐらぐら揺れている。

今までのことは全てうそだったと、そう言ってくれたらいいと

願ってしまうほどに、心が弱っていた。

ああ、本当に嘘だと言ってほしい。


「私とて貴女を迎える準備を怠っていたわけではない。

 ほら、見て」


彼が手で示す先には、通路を埋め尽くすほどの兵が立っていた。

中には、顔を知っている兵も混じっていた。

だがどの兵もフレヤを見ても何の反応も示さない。

いや、うつろな目はフレヤを映していない。

ガラス玉のように、ただ周囲の景色を反射している。

その目に、メノウの力である紅い輝きを見たとき、血が沸騰した。

メノウの力で、兵たちの意思を奪い、傀儡のごとく使っているのだ。


「今、正門で戦っているのは、兵力の一割にも満たない。

 ほとんどの残りの兵力は私の傍に置いていた。

 貴女を出迎えるために」


フレヤはただ愕然と目を見開いた。

だから、彼はこんなに余裕を持っていたのだ。

ステファンの背後には、メノウの傀儡と化した兵たちがいたのだ。

この男は、どこまで希望をへし折れば気が済むのか。

泣き叫びたいくらいなのに、声も出ない。

歌えたら。

彼らの目を覚ます歌を歌えたら。

震える唇を開いたが、かすれた音しか出ない。

言葉にすらならなかった。


「さぁ、獣の蛮族など捨て置いて、私とともに」


白手袋に包まれた手が差し伸べられる。

あの手が大好きだった。

あの手で優しくリードされるのが好きだった。

あの手を取って、踊るのが夢見るように幸せだった。

ぽたりと涙がこぼれた。

幸せなあの頃はもう遠い。

あるのは、死と隣り合わせの冷たい現実。

何をすれば、ここにいる人たちを救えるだろう。

ここで大人しく捕まればいいのか。

それとも地にひれ伏して許しを請えばいいのか。

そうすれば、彼らの命だけでも救ってはくれないだろうか。

いや、ステファンはそんなことはしない。

決して許さない。

不安分子は容赦なくすべて潰す人だ。

それをこのわずかな期間で嫌というほど知った。

では、どうすればいいのか。

ステファンの目的がわからない。

どう行動すればいいのかもわからない。


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