コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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マーメイドウィッチ
日時: 2016/06/21 11:41
名前: いろはうた (ID: FEOD1KUJ)

世界が止まった。



手が震える。



数拍のちに気付く。









私は大切な人に裏切られたのだと。

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Re: マーメイドウィッチ ( No.94 )
日時: 2016/07/16 20:10
名前: あさぎの。 ◆TpS8HW42ks (ID: m/RYF1.C)





フレヤちゃんが!!かわいい!!!!
何でもできそうな感じがしてたけど、割と不器用なところ本当にかわいい…(´`*)
そして二人の会話にほんわかしてます笑
でもシリアスな部分を見るたびに心臓がこう…きゅっとなります(´:ω:`)

これからも頑張ってね!
めっちゃ応援してます!!(´ω`**)

あ、それでですね、私の名前の「。」は省略しちゃって大丈夫だよ!


Re: マーメイドウィッチ ( No.95 )
日時: 2016/07/18 00:08
名前: いろはうた (ID: b4ZHknAo)
参照: http://pixiv.me/asaginoyumemishi

あさぎのちゃん!!


きゃぁぁぁぁぁっ
忙しい中コメントしてくれてありがとう!!
とっても嬉しいです!感激!(´;ω;`)ウゥゥ


フレヤはキリッとして見えて
実は、不器用笑
対するチノさんはそのギャップに撃ち抜かれて
プルプル震えるという笑
不思議なお二人さんですよね……


そしてそして、さっそくお名前の。はとらせていただきました笑


コメントありがとう!!

Re: マーメイドウィッチ ( No.96 )
日時: 2016/07/18 11:42
名前: 成宮 理斗 (ID: RU0wTL.b)

いろはちゃん
ご無沙汰ぶり!理斗です!

いやぁ、やっぱり面白いなーと。

そしてチノの変わり方がすごい!声に出して笑ってしまった(笑)

本当いろはちゃんは文才がすごいね……

分けて欲しいです。

まあそれは置いといて、更新頑張ってね!

楽しみにしてます!

成宮 理斗



Re: マーメイドウィッチ ( No.97 )
日時: 2016/07/19 11:58
名前: いろはうた (ID: FEOD1KUJ)

理斗ちゃん!!


お久しぶりです!!
最近暑いね……
いろはうたは、アイスクリームのように溶けてしまいそうです……
本当に暑い……


いろはうたが最近更新がおろそかになっているのは
テスト期間だから、と言わせていただきましょう(汗)
あと、ちょっといきづまっているんですよね……

これから何を書けばいいかなぁ……
こいつら今これやったら、あとあと私がフラグ回収に奔走しなきゃ
いけないからやだなぁ……とか
いろいろ考えてしまって動けなくなっている笑



コメントありがとう!!

Re: マーメイドウィッチ ( No.98 )
日時: 2016/07/20 00:18
名前: いろはうた (ID: b4ZHknAo)
参照: http://pixiv.me/asaginoyumemishi

「帰りましょう」


情報は集まった。

ほとんどのものが口をそろえて言うことには、

メノウは美しく若い娘で、革命軍という

野心に燃える王都から少し離れた町人達が

集まって形成された団体の長のようだ。

そのこともあって、活動範囲も

王都から少し離れた町ばかりを転々としているようだ。


(変……ね。おかしい)


フレヤだったら、町から遠く離れた村で反乱軍を作る。

本当に生活が苦しいのは村人たちで、

その苦しみを憎しみに変えやすいからだ。

憎しみをエネルギーにすれば、本当に革命をおかしかねない。

それをしないのは、革命という名の反乱を起こす先導者がいないのに加えて

彼らの生活が日々生きるか死ぬかの瀬戸際にあるからだ。


(どうして、王都に近い町ばかりを……?)


フレヤは、目を細めた。

しかし、その目はすぐに一組の寄り添う男女に吸い寄せられた。

寄り添う若い男女は幸せそうに屋台で買った揚げ物を手に歩いていた。

記憶がフラッシュバックする。

ステファンとの思い出が脳裏を駆け巡る。

私も、あんなふうに寄り添ってみたかった。

あんなふうに笑いあって、何気ないことを共有する。

普通の恋人同士に、なりたかった。

堰をきったかのように、感情が濁流のようにあふれだす。

どんなに思い出さないようにしても、

こんな風にふとした瞬間に思い出してしまう。

気付けば足は勝手に止まってしまっていた。

目をそらすこともできず、フレヤは食い入るように二人を見つめた。

心がちぎれてしまいそうだ。

笑う男性の横顔が、ステファンの微笑む顔と重なる。

でもそのほほえみは作り物のほほえみ。

本物の笑顔を自分では引き出すことができなかった。

ジリ、と心が焦げ付く音がした気がした。

まだこんなにも恋しい。

作り物の笑顔で良い。

もう一度、一目でいいから見たい。

記憶の中の彼の笑顔を色あせさせたくない。

離れたら忘れられるかもなんて、馬鹿なことを考えたものだ。

全然、忘れられていない。

心に刺さった棘は日に日に心の奥深くに刺さっていく。

ふわりと目を何かが優しく覆った。

ごつごつとしていて温かいことからチノの手が目元を覆ったのだと悟る。


「帰るのだろう」


不意にかけられた声にフレヤはびくっと肩を揺らした。

視界が黒に染まっていて、ひどくチノの声を意識してしまう。

この手は、フレヤが何を見ていたのか、何を思っていたのか

知っていて目元を静かに覆っているのだろう。


「ええ、帰るわ」


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