コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- マーメイドウィッチ
- 日時: 2016/06/21 11:41
- 名前: いろはうた (ID: FEOD1KUJ)
世界が止まった。
手が震える。
数拍のちに気付く。
私は大切な人に裏切られたのだと。
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- Re: マーメイドウィッチ ( No.59 )
- 日時: 2016/06/22 14:41
- 名前: いろはうた (ID: b4ZHknAo)
- 参照: http://pixiv.me/asaginoyumemishi
理斗ちゃん!!
いやいや!!
こちらこそ、よろしくです!!
一人称で思ったんだけど、
理斗ちゃんは、男の子なのでしょうか……?
もしそうなら、理斗君と呼んだほうがいいのかな……?
そしてそして、もしもそうなら
この小説は過酷な運命に翻弄される人魚の末裔のお姫様の恋の話だから
もしかしたら、あまり興味を惹かれないかもしれないけど、
また読んであげてください(´;ω;`)
コメントありがとう!!
- Re: マーメイドウィッチ ( No.60 )
- 日時: 2016/06/23 01:04
- 名前: いろはうた (ID: b4ZHknAo)
- 参照: http://pixiv.me/asaginoyumemishi
ごとごとと馬車が音を立てて揺れる。
フレヤは、流れゆく景色を眺めていた。
はっきりとわかる。
やはり、オスロ国から離れれば離れるほど、
景色から緑が失われていき、荒廃していくのがわかる。
フレヤは表情を変えなかったが、ぐっときつくこぶしを握り締めた。
途端にこぶしが鈍く痛んだ。
あの時、男たちに暴力を振るわれた際に、強く踏みつけられたのだ。
馬車の振動で脇腹もツキツキと痛むが、
フレヤはつとめて表情に出ないようにした。
この光景を、この痛みを、民の上に立つものとして
絶対に忘れてはならないと強く思えた。
斜め向かい側に座るチノも同じく無言だった。
その表情はないだ湖のごとく、静かだった。
「チノ」
呼ぶと、チノの緑の目がこちらを見た。
(もう、大丈夫)
胸はおかしな音を立てない。
あの時のように顔がほてったりすることもない。
きっとあの夜の気の迷いだったのだ。
飲み物に酒精でも入っていたのだろう。
「あなたに聞きたいことがあるの」
「聞きたいこととは?」
静かに問い返されて、フレヤは少しだけ迷ってから、口を開いた。
ずっと聞きたかったことだ。
「なぜ、父上に囚われたの?」
「なぜ」
「あなたほどの腕のものが、
我が王国の騎士団にひけを取るはずがない。
理由があるはずだわ」
チノはゆっくりとまばたきをした。
彼の瞳は本当に美しい。
この国の民の青い目とは違う。
翡翠のような緑。
宝石のように深く美しい鮮やかさ。
その色の中に何かがちらりとよぎった気がした。
「おれはさすらいの一族、アルハフ族の長。
我らが一族のものを連れ森の中を通過してコペンハヴン国に入ろうとしていた時に
イルグ王に見つかった。
おれは、仲間を逃がすために、おとりとなってつかまった」
思えば、チノが自分のことについて話すのはこれが初めてだった。
なんだか新鮮な気分で聞いていたが、
告げられた父王の行動にわずかに眉根を寄せた。
ここで謝罪の言葉を述べても、何も解決はしないだろう。
代わりに別の言葉が口から出た。
「一族の者には、無事であることは?」
「無論伝えてある。
案ずることはない」
「そう」
だが、なにかがひっかかる。
チノは真実をすべては話していない。
直感がそう告げる。
とはいえ、それ以上問いただすこともできず、そこで会話は途切れた。
- Re: マーメイドウィッチ ( No.61 )
- 日時: 2016/06/23 16:33
- 名前: 成宮 理斗 (ID: RU0wTL.b)
いろはちゃん
いや、呼び方は変えなくていいよー。
僕はリアルでも僕って言ってるんだけど、
所詮「僕っ娘」という奴だから(笑)
ということで、これからも宜しく!
では!
- Re: マーメイドウィッチ ( No.62 )
- 日時: 2016/06/24 00:32
- 名前: いろはうた (ID: b4ZHknAo)
- 参照: http://pixiv.me/asaginoyumemishi
理斗ちゃん!!
な、なるほど!!
ですぎたことを申し上げました……すみませんm(ーー)m
これからも、理斗ちゃんと呼ばせてもらうね!!
あと、批判でも、文法おかしいだの何でもいいので
小説の本文のほうにもコメントしてくれるとうれしいです!!
コメントありがとう!!
- Re: マーメイドウィッチ ( No.63 )
- 日時: 2016/06/25 00:48
- 名前: あんず ◆zaJDvpDzf6 (ID: 6aNk3HTl)
人魚姫、の魔女の末裔。今まで見たことのないスポットの当て方に惹きこまれました。
お久しぶりです。あんずです。
実はスレッドが立てられた初日から更新される度に監視するように飛びついていたのですが、やっぱりいろはうたさんの世界観には平伏せざるを得ません((
人魚姫。昔から今まで、一番好きなお伽話です。その魔女の末裔という、富んだ発想で描かれるのを見ることができて幸せです。
美しい妹に愛する人を奪われる。それは仮にどんなに妹が悪くないとしても、読んでるこちらも悔しくなるものですね……私心の中で全力でフレヤちゃんを応援しております。幸せになってほしい……!
そしてフレヤちゃんの容姿ですが、青い髪!青い髪なのですね……!青髪というのは、本当に好きです。青というだけで透き通った感じがして、フレヤちゃんの強かさも伝わってくるようです。いつの間にかすっかりフレヤちゃんのファンです。
これから話が進んでいく中で、チノとフレヤちゃんの関係性の変化も気になります。チノの隠し事、王国の行く末、そして新たな王女(?)の存在が……あの王女様どんな方なんでしょう……とても楽しみです。
そして新たな王女(?)様、メノウさんの瞳がぼんやりと光っているという描写……!それも赤く。もしかしてメノウさんも何か特別な血があるのでしょうか。今からドキドキしています。
王国モノ本当に大好きなので、いろはうたさんに全力で感謝しています。いいぞもっとやってください…((
これからも応援しております。
長文失礼いたしました(*_ _)
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