コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- マーメイドウィッチ
- 日時: 2016/06/21 11:41
- 名前: いろはうた (ID: FEOD1KUJ)
世界が止まった。
手が震える。
数拍のちに気付く。
私は大切な人に裏切られたのだと。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76
- Re: マーメイドウィッチ ( No.139 )
- 日時: 2016/09/27 22:47
- 名前: いろはうた (ID: b4ZHknAo)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n1515cf/
カノン様!!
初めまして!!
いろはうたと申しますm(ーー)m
以後お見知りおきを……
おおお!!
少し前から読んでいただけてるなんて光栄です(☆∀☆)
描写を細かくして、少しでも読者さんに
臨場感を味わってほしくて
日々奮闘はしているのですが……
プロの作家さんとは程遠い文面ですね……
これでも四年前よりはマシになったとは思うのですが……
もうすぐ番外編を載せます!!
もしなにか、番外編のシチュエーションリクエストなどの
ご要望があったらドシドシご応募お願いします!!笑
番外編を私が適当に載せた後でも、
言ってくれたらすぐに書くのでよろしくです!!
コメントありがとうございます!!
- Re: マーメイドウィッチ ( No.140 )
- 日時: 2016/09/27 22:51
- 名前: 立山桜 (ID: ???)
(。・_・。)ノはーい!いろはー(嫌だったら呼び方変えるぞ。)久しぶりだな★ リクエストします!二人のいちゃついてるとこみたi…o(‾ー‾)○☆ 『うーわーぁお(殴られてとんでいきますた★☆)』これからも更新頑張れ!
- Re: マーメイドウィッチ ( No.141 )
- 日時: 2016/09/28 12:09
- 名前: いろはうた (ID: b4ZHknAo)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n1515cf/
こんにちは!!
じゃあ、私も桜ちゃんと呼ばせてもらうね!!
いちゃいちゃ……
二人というと、フレヤさんとチノさんで間違いないかな??
では書かせてもらいまーす!!
リクエストありがとうーーー!!
- Re: マーメイドウィッチ ( No.142 )
- 日時: 2016/09/28 18:32
- 名前: 立山桜 (ID: ???)
うん!《ちゃん付けこそばゆい爆笑》あ、そそ!フレヤちゃんとチノであってます!("⌒∇⌒")わーい
- Re: マーメイドウィッチ ( No.143 )
- 日時: 2016/10/01 15:12
- 名前: いろはうた (ID: b4ZHknAo)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n1515cf/
番外編
午後のひと時 〜とある女官の視点から〜
私は、フレヤ第一王女殿下付きのメイド、ハンナ。
フレヤ様のもとにつかえて、かれこれ数年が経った。
わが主は、あまり表情を変えなさらないから少しわかりにくいけど
とても優しい方。
ご自身の珍しい容姿を内心気にしていらっしゃるみたいだけど
私たちメイドはそんなことは気にならない。
フレヤ様の波打つ青い髪は大海原の色だし、
深い赤の瞳はルビーのよう。
それこそ、海の女神のように美しいのに、
当のご本人は全く気付いていらっしゃらない。
「フレヤ様」
窓の外を眺めていたわが主がこちらを振り返る。
朝日を背景にたたずむ彼女は目を見張るほどに美しい。
日光に透けて、青い髪が水面のようにキラキラと輝いている。
「朝のお仕度に参りました」
そう言って礼をする。
穏やかなさざ波のような声が答える。
「いつもより、ずいぶんと遅かったけど、何かあったのかしら?」
ぐっと唇をかみしめる。
ここ最近は毎日八時にフレヤ様の朝のお仕度に行くようにしていたのに
今日は、十五分ほど遅れてしまったのだ。
フレヤ様付きのメイドとして失格だ。
「遅くなってしまい申し訳ありません。
実は、その……
王宮の庭に住むハトや水鳥たちの餌やりをする
ジョン爺さんが、腰を痛めて」
フレヤ様が眉をそっとひそめた。
だがこれは、不快に思っていらっしゃるのではないと知っている。
優しいフレヤ様は、ジョン爺さんのことを心配しているのだ。
「……彼に、あとで見舞いの果物を持っていくわ」
持っていきなさい、と命じるのではなく、
自分で行動するのはひどく姫君らしくないことだが、
そんなフレヤ様が素敵だと思う。
「あと、ハトの餌やりは私がやりましょう」
心なしかいつもより輝いて見えるフレヤ様の瞳に
わずかに後退してしまった。
本当に聡い姫君だ。
ハトの餌やり仕事の押し付け合いに巻き込まれたことまで
見抜いていらっしゃる。
やはり、わが主は、姫君らしくない姫君だ。
くっ、と内心唇をかみしめた。
フレヤ様のおそばには、この私ではなく、
チノとかいう得体のしれない男なのだ。
異民族の証である緑の瞳だとか、しなやかな体つきが
いい男だと、年かさのメイドたちが騒いでいたが、そんなものは関係ない。
高貴なる姫君たるフレヤ様にふさわしくない獣のような男であるということだ。
フレヤ様の真似をしているのかと疑ってかかるほど
同じように感情をあらわにしないし、話す口調も淡々としている。
それに、フレヤ様の隣にひっそりとたたずむ姿が絵になるのもしゃくにさわる。
しかし、人間とは思えないほどの身体能力と剣術の腕を、
この間、チノが騎士たちに絡まれたときに偶然見かけてしまった。
瞬殺、だった。
護衛役としては認めざるをえない腕前だったのだ。
あの時は短剣が握られていた手には、ハトの餌が抱えられていた。
それをフレヤ様が手でつかみ取り、庭のハトに向かって投げる。
そのうちの一羽がふわりと飛び立つと、フレヤ様の腕に乗って
手のひらに載っている餌をついばみ始めた。
それを見て、フレヤ様が笑った。
そのつぼみのような唇がほころんだのだ。
めったに見ない笑顔なだけに、破壊力が半端ではなかった。
不意打ちの笑顔にチノが驚いた表情を見せる。
それを食い入るように見つめていたチノだったが、
何を思ったのか、あろうことか手にあるハトの餌すべてを
フレヤ様にぶちまけたのだ。
三秒でフレヤ様はハトまみれになった。
庭に私の悲鳴が響き渡った。
午後は刺繍の時間だ。
フレヤ様は、姫君らしく楚々として針を手にしていらっしゃる。
「なぁ、笑え」
突然発された言葉に、私もフレヤ様も目を丸くした。
壁にもたれて腕を組むチノがフレヤ様を見つめている。
「おまえは、笑うと花が咲くように美しく、愛らしい」
この男が冗談をはくような男でないのは知っている。
真顔でさらっと放たれた言葉に、
フレヤ様の手元がくるってしまったのも無理もない。
「いたっ」
見れば、真っ白な指先にぷくりと血の玉がうかんでいた。
それを見て私が動くよりも早く、
チノがフレヤ様の手を取った。
「貸せ。
なめておけば、血も止まる」
言うが早いが、フレヤ様の指をぱくりと口に含んだ。
あわあわと口を開いては閉じるフレヤ様のお顔は真っ赤だ。
すぐに、フレヤ様の指はチノの口から離れたが、
ちらりと見えた赤い舌が妙に扇情的だった。
対するフレヤ様は、気絶寸前だ。
「さっさとフレヤ様から離れんか、このケダモノがぁーっ!!」
思わず飛び蹴りをかましてしまったのは、また別の話。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76
この掲示板は過去ログ化されています。