二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- DM エクストリーム
- 日時: 2015/10/03 05:53
- 名前: 彩都 (ID: ???)
初めまして、そうでない人も初めまして、彩都(サイト)と申します。
DMはデュエルマスターズの略です。
オリジナルカードも出るかもしれません。
複雑・ファジー小説にて、『セカイ戦記』を執筆中ですので、こちらも宜しくお願いします。
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- Re: DM エクストリーム ( No.234 )
- 日時: 2017/10/03 21:57
- 名前: 彩都 (ID: J1W6A8bP)
「きゃぁぁぁ!」
レンの攻撃が水姫に突き刺さる、そしてシールドチェック。
「い、一枚目……なし、二枚目……なし」
水姫 手札 2枚→4枚 シールド 5枚→3枚
「まだだ!『ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』の効果でもう一度アンタップ!更に『ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』で『W(ダブル)・ブレイク』!」
「くっ……でも、まだ諦めません!ブロックしない!」
「なっ!?本気かよ……いいぜ、さぁ、シールド確認だ!」
レンの宣言を受け、水姫は静かにシールドのカードを手札に加える、そしてシールドチェック。
「シールドチェック!一枚目……なし、二枚目、なし……くっ、万事休す……!?」
水姫はそう宣言し、頭を抱える、このデュエル、本当に勝てる事が出来るのか?水姫はそう思いながら自分の残り一枚のシールドに全てを賭ける──
水姫 手札4枚→6枚 シールド 3枚→1枚
「よし、それじゃあ『コッコ・ルピア』でシールドをブレイク!」
「……ブロックしない!」
水姫はそう言って、最後のシールドブレイクを受ける──そしてシールドチェック。
「最後のシールド、確認!…………」
無言が起きる、そして静かに水姫が言う。
「……トリガーは無いです……」
「よし!」
レンはそう言って喜ぶ、よかったぁ、何とか全てのシールドをブレイク出来た……レンはそう思いながら安堵する──
水姫 手札 6枚→7枚 シールド 1枚→0枚
「それじゃあ『ボルシャック・NEX』でトドメェ!」
「ブロックしません……」
水姫はそう言ってデュエルに敗北する──レンのターン、マナをアンタップしてドロー、そしてマナチャージせず、『ボルシャック・NEX』を召喚し、効果を使わずに『ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』を召喚、バトルフェイズ。
『ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』で一回目の『W(ダブル)・ブレイク』を行い、水姫はブロックせずにシールド攻撃を受けるが、シールドにはトリガーが入っていなかった、そして『ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』の効果を使い、アンタップ、そして二回目の『ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』の『W(ダブル)・ブレイク』、これまた水姫はブロックせず、シールド攻撃を受ける、だがこの攻撃もシールドにはトリガーが入っていなかった。
そして三回目の攻撃、『コッコ・ルピア』で最後のシールドをブレイク、水姫はシールドチェックを行うが、トリガーは入っていなかった、最後に『ボルシャック・NEX』のダイレクトアタック、水姫はブロックせずにトドメを受け入れる──そしてレンの勝利となる。
連勝
山札 23枚
手札 0枚
マナ 5枚
クリーチャー 5体
シールド 4枚
「ふぅ……中々に楽しかったぜ!いやぁ、トリガーが出ると冷や冷やしたぜ……」
「私も全てをシールドに賭けていましたが……そうそう『シールド・トリガー』は出ませんね……」
「確かにな……でも楽しかったぜ!」
「えぇ、私も楽しかったです、これで私も少しは成長出来ますね」
「そうだな」
レンと水姫がそう言うと、デュエル台の前でアシュラが言う。
「それじゃあ次は私と貴様か」
「貴様?何を言っている?俺の名前は光だぜ?」
「ふむ、そうか、光よ、私とデュエルするのか……それならば、それ相応の覚悟が必要だぞ!」
「あぁ!んなもん分かってる!このデュエル、俺が勝つ!」
「フンッ!それは無理だな!何故なら私の未来には私の勝利が輝いて見えるからだ!それではデュエル開始としようか……!」
アシュラはそう言って、デッキをシャッフル、次にシールド展開、手札展開。
光も同じくデッキをシャッフルし、シールド展開、手札展開。
「デュエルスタート!」
「デュエルスタート!」
そして光VSアシュラのデュエマが始まった、光とアシュラはじゃんけんをして、アシュラが勝利、先攻はアシュラだ。
一ターン目──
「私が先攻、火のマナをチャージし、1マナ支払い、手札から『凶戦士ブレイズ・クロー』を召喚する!そしてターン終了!」
アシュラのターン、火文明のマナをチャージし、1マナ支払い、『凶戦士ブレイズ・クロー』を召喚し、ターン終了。
アシュラ
山札 30枚
手札 3枚
マナ 1枚
クリーチャー 1体
シールド 5枚
「ふむ……いきなり低コストクリーチャーを出すとは……手札が優れている、でも俺も諦めないぜ!ドロー!よし、俺は光のマナをチャージし、1マナ支払い、『予言者フィスタ』を召喚!『予言者フィスタ』はブロッカーでパワーが1500だ!アシュラの『凶戦士ブレイズ・クロー』のパワーを500も上回る!そしてターン終了!」
光のターン、ドローし、光のマナをチャージ、そして1マナ支払い、ブロッカーの『予言者フィスタ』を召喚、そしてターン終了。
光
山札 29枚
手札 4枚
マナ 1枚
クリーチャー 1体
シールド 5枚
二ターン目──
「ふむ、『凶戦士ブレイズ・クロー』より高パワーなクリーチャーが出てしまったか、だが、そのクリーチャーを破壊すれば良いのか……ふむ、次のドローで良いカードが来てくれれば良いが……」
アシュラはそう言ってデッキからカードをドローする──アシュラが来て欲しいカードがドローで来るかは分からない──
- Re: DM エクストリーム ( No.235 )
- 日時: 2017/10/06 21:45
- 名前: 彩都 (ID: aOQVtgWR)
「私のターン、マナをアンタップしてドロー!このカードは!?……よし、私は火のマナをチャージし、2マナタップ!『シールド・トリガー』付き呪文『爆流剣術 炎熱の技』を発動!効果により『相手のパワー2000以下のクリーチャーを1体破壊する』!私は貴様の『予言者フィスタ』を破壊する!」
「くっ……!」
光 クリーチャー 1体→0体
「そしてバトルフェイズ!『凶戦士ブレイズ・クロー』でシールドを一枚攻撃!」
「う……ブロックしない……」
光はそう宣言し、『凶戦士ブレイズ・クロー』の攻撃を受け、シールドチェックを行う。
「シールド確認……トリガーは無い」
光 シールド 5枚→4枚 手札 4枚→5枚
「よし、それではターン終了」
「くそっ……破壊されるとは思わなかった……」
光はそう宣言し、悔しがる──アシュラのターン、マナをアンタップしてドロー、そして火文明のマナをチャージし、2マナ支払い、『シールド・トリガー』付き呪文『爆流剣術 炎熱の技』を発動、効果により『相手のパワー2000以下のクリーチャーを1体破壊する』ので、光の『予言者フィスタ』を破壊し、バトルフェイズ。
『凶戦士ブレイズ・クロー』で光のシールドを一枚ブレイク、シールドチェックをしたが、トリガーはなかった。
アシュラ
山札 29枚
手札 2枚
マナ 2枚
クリーチャー 1体
シールド 5枚
「……俺のターン、マナをアンタップして、ドロー……」
光は静かにカードをデッキからドローする、そして光のマナをマナゾーンに置き、2枚のマナをタップする。
「俺は2マナタップして、『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』を召喚、ターン終了」
光はそう言ってターン終了する、光のターン、マナをアンタップして、ドロー、そして光文明のマナをチャージして、2マナタップ、『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』を召喚し、ターン終了。
光
山札 28枚
手札 4枚
マナ 2枚
クリーチャー 1体
シールド 4枚
三ターン目──
シールド的に考えれば、自分の方が圧倒的に有利、だが逆に考えて欲しい、相手の場には『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』がある、『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』の効果は『一体目に出す光文明のクリーチャーのコストを1減らす』効果を持つクリーチャーだ、と言う事は『ブロッカーをいち早く出す事が出来る』と言う事、今の自分の場には『凶戦士ブレイズ・クロー』しかいない、更に『凶戦士ブレイズ・クロー』はパワー1000の雑魚クリーチャー、一ターン目に出た『予言者フィスタ』でも出てみろ?『凶戦士ブレイズ・クロー』は破壊されてしまう……アシュラはそう考えながら、静かに山札を見る。
此処で……コストを減らせるクリーチャーをドロー出来れば……!よし!
アシュラは覚悟を決め、デッキに手を置き、カードを引く。
「私のターン、ドロー!……!来たな!私は火のマナをチャージし、3マナ支払い、手札から『コッコ・ルピア』を召喚する!」
「へぇ……ドラゴンのコストを軽減する『コッコ・ルピア』か……中々に良いカードを引いたな」
光はそう言って額の汗を拭う、そしてアシュラが叫ぶ。
「そしてバトルフェイズに直行する!私は『凶戦士ブレイズ・クロー』でシールドを一枚ブレイク!」
「はっ!馬鹿の一つ覚えみたいだなぁ!勿論その攻撃、ブロックしない!」
「フッ、そのブロックしない姿勢、それこそ馬鹿の一つ覚えみたいだな」
「何だと!?」
アシュラはそう言って、『凶戦士ブレイズ・クロー』の攻撃を行う、そしてシールドチェック。
「シールド確認!……うーん、トリガー無し……中々に不運だぜ」
「フッ、と言う事は運命は私に傾いてきたと言う事かな?それではターン終了」
アシュラはそう言って、口の端を歪ませる、アシュラのターン、マナをアンタップし、ドロー、そして手札に来た『コッコ・ルピア』を召喚し、バトルフェイズ。
『凶戦士ブレイズ・クロー』で光のシールドを一枚ブレイク、そしてシールドチェック、だがトリガーは現れなかった。
光 シールド 4枚→3枚 手札 4枚→5枚
アシュラ
山札 28枚
手札 1枚
マナ 3枚
クリーチャー 2体
シールド 5枚
「ふむ、俺のターンか、マナをアンタップしてドロー!よし、光のマナをチャージし、『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』の効果でコストを1減らして、もう一体の『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』を召喚!そしてターン終了!」
「えっ?それだけなのか?」
「それだけだが?」
「お、おう、そうか……」
光の行動に驚愕するアシュラ、そしてターン終了を受ける。
光のターン、マナをアンタップして、ドロー、そして光文明のマナをチャージし、『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』をもう一体召喚し、次のターン、光文明のクリーチャーのコストが2減る事になった。
光
山札 27枚
手札 3枚
マナ 3枚
クリーチャー 2体
シールド 3枚
四ターン目──
「もう俺のターンか……このドローで運命が変わったら良いけれどな……!」
アシュラはそう言って、デッキに手を置いて、カードをドローする──このドローでアシュラが有利になるか……それは光にもアシュラにも分からない──
- Re: DM エクストリーム ( No.236 )
- 日時: 2017/10/10 21:35
- 名前: 彩都 (ID: fQORg6cj)
「私のターン、マナをアンタップしてドロー!」
アシュラは軽快に叫び、デッキからカードをドローする、そしてドローしたカードを確認する。
「このカードは……中々に面白いな、私は火のマナをチャージして、『コッコ・ルピア』の効果によりコストが2減って、『ボルメテウス・武者・ドラゴン』を召喚する!そしてバトルフェイズ!『凶戦士ブレイズ・クロー』で貴様のシールドを一枚ブレイクだ!」
「くぅ……ブロックしない!」
「ふむ、それなら『ブレイズ・クロー』の一撃を受けよ!」
そう言ってアシュラは『凶戦士ブレイズ・クロー』で光のシールドを攻撃する、だが光はブロックしなかった、なので『凶戦士ブレイズ・クロー』の攻撃が通る。
「し、シールドチェック……トリガーは無い」
光 シールド 3枚→2枚 手札 3枚→4枚
「ふむ、それでは私はターン終了だ」
アシュラはそう言ってターン終了を宣言する、アシュラのターン、マナをアンタップしてドロー、そして火文明のマナをチャージして、手札から『ボルメテウス・武者・ドラゴン』を召喚する、次にバトルフェイズ。
『凶戦士ブレイズ・クロー』でシールドを攻撃、光はブロックせず、シールドをブレイクされる、だがトリガーは出なかった。
アシュラ
山札 27枚
手札 0枚
マナ 4枚
クリーチャー 3体
シールド 5枚
「ふっ、どうするんだ?残り二ターンで敗北するだろうなぁ?」
「はっ、そんなのお前には分からねぇだろうがよぉ?このドローに全てを賭ける!俺のターン!」
光はそう宣言し、デッキからカードを一気に、豪快に引く。
「俺のターン、マナをアンタップし、ドロー!……このカードは」
光はそう言って、静かにマナの所にカードを一枚置く。
「俺のターン、光のマナをチャージし、『アクロアイト』二体の効果でコストが2減って、1マナで『時空の守護者ジル・ワーカ』を召喚!そしてまだマナは残っているので、俺は『光陣の使徒ムルムル』を召喚!どうだ!これでブロッカー軍団も現れた!これでブロック出来るぜ!更に『光陣の使徒ムルムル』の効果で『他のブロッカーのパワーは+3000される』んだ!だから『ジル・ワーカ』のパワーは元々のパワー2000に対し、『光陣の使徒ムルムル』の+3000を増やして……合計5000だぜ!」
「成程……これでは迂闊に手が出せないな……」
アシュラは光の引きを見て、驚きを隠せない。
「それじゃあターン終了だぜ!これで少しは盤面が落ち着くな……」
光は安堵して、ターン終了を宣言する、光のターン、マナをアンタップしてドロー、そして光文明のマナをチャージして、『アクロアイト』の効果でコストが2減って、『時空の守護者ジル・ワーカ』を召喚、更に『光陣の使徒ムルムル』を召喚し、ターン終了。
光
山札 27枚
手札 2枚
マナ 4枚
クリーチャー 4体
シールド 2枚
五ターン目──
「ふむ、もう私のターンか……それでは、マナをアンタップしてドロー!」
アシュラはそう言って、デッキからカードをドローする、そしてドローしたカードに驚愕する。
「こ、このカードは……!?くっ、まだ出せないな、それではバトルフェイズ、『凶戦士ブレイズ・クロー』でシールドをブレイク!」
「甘い!『ジル・ワーカ』でブロック」
「くっ……ターン終了だ」
アシュラは苦しい顔をして、ターン終了を宣言する、アシュラのターン、マナをアンタップしてドロー、そしてマナチャージせずバトルフェイズ、『凶戦士ブレイズ・クロー』でシールド攻撃を行うが、『ジル・ワーカ』によりブロックされ、破壊される。
アシュラ クリーチャー 3体→2体
アシュラ
山札 26枚
手札 1枚
マナ 4枚
クリーチャー 2体
シールド 5枚
「ふぅ……何とかブロックして破壊する事が出来たぜ……それでは俺のターン、マナをアンタップしてドロー!」
光はそう言って、デッキからカードをドローする、そして口の端を歪ませる。
「へっへー!良いカードが来た!俺のターン、光のマナをチャージ、そして『アクロアイト』の効果でコストが2減って、コスト1で手札から『ジル・ワーカ』を召喚!更に『光陣の使徒ムルムル』を召喚し、『ジル・ワーカ』二体のパワーは+6000の、合計8000!そして『ムルムル』にもお互いの効果が発動し、共々パワー『5000』だ!どうだ!たったコスト4や5でパワー8000のクリーチャーを倒す事は出来ないぜ!さぁ、どうする!?」
光のクリーチャーを見て、『少し遊び過ぎたかな?』と思うアシュラ、はぁ、と溜息を吐いて光を見つめる。
「はっ!だからどうした!?こんなの、私なら一発逆転が出来るがな!」
「ほう!?それならやってみろよ!」
「無理だな、それを排除するカードが来ていない……!」
「えぇっ……」
苦しい顔をするアシュラを見て、何だか拍子抜けする、そして光はターン終了。
光のターン、マナをアンタップし、ドロー、光文明をマナチャージし、手札からコストを減らした『ジル・ワーカ』、『光陣の使徒ムルムル』を召喚、『ジル・ワーカ』は『光陣の使徒ムルムル』二体の効果により、パワーが+6000となり、合計パワー8000となる、そしてターン終了。
光
山札 26枚
手札 0枚
マナ 5枚
クリーチャー 6体
シールド 2枚
六ターン目──
もう私のターンか……アシュラはそう思いながらアンタップされているマナを確認する、マナは4マナある、次のターン要らないカードをマナに送っても5マナ……この状況を打破するカードが来なければ……もっと大量のブロッカー軍団が出てしまう!アシュラはそう思いながら深呼吸を一回して、デッキに手を置く──良いカードが来い、そう思いながらアシュラはデッキからカードを引く──
- Re: DM エクストリーム ( No.237 )
- 日時: 2017/10/13 21:43
- 名前: 彩都 (ID: rKVc2nvw)
「私のターン、ドロー!」
アシュラは叫んでデッキからカードをドローする、そして手札に来たのは……『勝負だ!チャージャー』だった。
「よし!俺のターン、火のマナをチャージし、手札から3マナで呪文『勝負だ!チャージャー』を発動!効果は『このターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は、タップされていないクリーチャーを攻撃出来る』!俺は『凶戦士ブレイズ・クロー』に発動し、『チャージャー』効果により、マナゾーンに送らせていただく!そしてターン終了!」
アシュラの怒涛の行動に光は少し焦ってしまう。
「……そ、それがどうかしたか?」
「どうかしたも何も……『次のターン、俺がとあるカードを引けばこの盤面、ひっくり返る』んだよ、土壇場での悪足掻きさ」
「はっ……何だよ、そんだけかよ……だけれど、『この盤面、ひっくり返る』程のカードがお前には眠っているんだな?」
「あぁ、そうさ……だから高らかに宣言する!ターン終了と!」
アシュラはそう言ってターンを終了する、アシュラのターン、ドローし、火文明のマナをマナチャージして、呪文『勝負だ!チャージャー』を発動し、『チャージャー』効果で『勝負だ!チャージャー』をマナに送ってターン終了。
アシュラ
山札 25枚
手札 0枚
マナ 6枚
クリーチャー 2体
シールド 5枚
「ふむ、俺のターンか、俺のターン、マナをアンタップしてドロー!……このカードは……ふっ!俺の勝利が決まったな!俺はマナチャージせず、手札から呪文『ダイヤモンド・ソード』を発動!効果により、『このターン、クリーチャーのアタック出来ない効果は無効となる』!なので、アタック出来ないクリーチャーでもアタック出来るんだ!更に俺のクリーチャーは六体!一枚ずつブレイクしていって、トリガーさえ出なかったら……俺の勝ちだ!」
「…………」
アシュラは光を睨んで、焦りを見せる、くそっ!もう少し早くに『あのカード』が来ていれば……!だが、このシールドの中に紛れている可能性もある……!だから諦めてはダメだ!アシュラはそう思い、平常心を取り戻す。
「だが、トリガーが出ないって確率も低いぜ?」
「んなもん分かってらぁ!それではバトルフェイズ!『光陣の使徒ムルムル』!一体目でアシュラのシールドを一枚焼き払え!」
光がそう言って、アシュラのシールドを攻撃し、一枚ブレイクする、そしてシールドチェック。
「一枚目チェック、トリガー無し」
アシュラ シールド 5枚→4枚 手札 0枚→1枚
「よし!二枚目!二体目の『光陣の使徒ムルムル』で一枚ブレイク!」
「二枚目チェック、無し」
アシュラ シールド 4枚→3枚 手札 1枚→2枚
「おやぁ?もうこの勝負、俺の勝ちじゃなぁい?」
そう言う光に対し、口の端を歪ませるアシュラ。
「えっ?ハッ!そんな単純思考で勝ったとは……その慢心、気をつけた方が良いぜ?その思考は『全てのシールドを叩き割った時』に発揮した方が良いぜ?」
「あぁ?でもアシュラのシールドは三枚、どう見てもお前は俺には勝てない!」
「そんなの、三枚に全てを賭けるしかねぇ!私は諦めない!この三枚のシールドに全てを賭ける!」
アシュラはそう叫んで光を見つめる、はっ、慢心?そっちこそだろ?『たかが三枚のシールドに運命を預ける』なんて……俺なら『最後の一枚に運命を預ける』がな……!光はそう思いながら『アクロアイト』をタップする。
「それじゃあ三回目の攻撃、『アクロアイト』でシールド一枚ブレイク!」
「フッ、何だ?ブロッカーで攻めないのか?」
「あぁっ!?んなもん『クロック』的なのが出たら、ブロックする事出来ねぇじゃねぇか!」
「まぁ、確かにな」
「それじゃあブレイク受けろよ?」
「……三枚目、トリガーチェック、無し、」
「残り二枚か……それでは二体目の『アクロアイト』でシールドを一枚ブレイク!」
「…………」
本当に危なくなってきた……アシュラはそう思いながら冷や汗を流す、もしもこの二枚の内、『とあるカード』が入っていなかったら……?それは厭な考えだ、排除しなくては、アシュラはそう思いながら、深呼吸をし、四枚目のシールドを確認する──
「四枚目、チェック……!?」
四枚目のシールドを捲った瞬間、アシュラの目が見開く、そしてアシュラがその場で高笑いをする。
「アハハハハハハ!こいつぁ面白い!いいねぇいいねぇ!来たぞ!『とあるカード』が!」
「な、何だと!?」
アシュラの高笑いに対し、光が驚く、そしてアシュラが手に持ったカードを光に見せる。
「俺の言っている『とあるカード』、それは『シールド・トリガー』付き呪文『超爆デュエル・ファイアー』の事!そしてコイツのカード効果は『『ブロッカー』を持つクリーチャーを全て破壊する』!なので、『ジル・ワーカ』、『ムルムル』の四体を破壊する!」
アシュラはそう言って、光のクリーチャーを四体破壊する。
光 クリーチャー 6体→2体
「だ、だが『ジル・ワーカ』の効果で『破壊されたら相手のクリーチャーを二体迄タップする』という効果を使わせてもらうぞ!」
「あぁっ?使っても無駄だ、だってこのターンは『誰のターン』だ?」
「あっ……あぁっ!!」
光は頭を抱えて驚愕する、そう、このターン、このターンは!『光のバトルフェイズ』なのだ!だから効果でタップしても、すぐにアシュラのターンとなり、アンタップされる!だからタップしても意味が無い!
「それじゃあ、クリーチャーをタップしよう」
アシュラはそう言って、自身のクリーチャーを二体タップする。
「さぁ、どうする?」
アシュラの言葉を聞いて、光が静かに言う。
「た、ターン終了……」
光はそう言ってターン終了を宣言する、光のターン、マナをアンタップしてドロー、そして手札から呪文『ダイヤモンド・ソード』を使用し、自身のクリーチャーにアタック可能効果を付与、そしてバトルフェイズ、『光陣の使徒ムルムル』二体、『アクロアイト』のシールド攻撃はセーフだったが、二体目の『アクロアイト』のシールド攻撃により、アシュラは『シールド・トリガー』付き呪文『超爆デュエル・ファイアー』を手に入れ、発動し、光の全てのブロッカーを破壊する、そして『ジル・ワーカ』の効果でタップするが、このターンは光のターンなので、あまり意味が無かった。
光
山札 25枚
手札 0枚
マナ 5枚
クリーチャー 2体
シールド 2枚
七ターン目──
アシュラは自身のクリーチャーをアンタップして安堵する。
あぁ、良かった、あのカードが来てくれて……アシュラはそう思いながらその場で深呼吸をし、光を睨む──このデュエル、どちらが勝つか、まだ分からない──
- Re: DM エクストリーム ( No.238 )
- 日時: 2017/10/17 21:22
- 名前: 彩都 (ID: N7iL3p2q)
「私のターン、マナをアンタップしてドロー!」
アシュラはそう言ってデッキからカードをドローする、そしてアシュラはドローしたカードを確認する。
「……このカードは!?……成程な、デュエルの神は私を選択した、と言う事か……!!私のターン、『コッコ・ルピア』の効果でコストが2減って4マナで、『ボルシャック・大和(やまと)・ドラゴン』を召喚!更に『ボルシャック・大和(やまと)・ドラゴン』の効果は『スピード・アタッカー』!なので、このターンの攻撃が可能!さぁ、バトルフェイズ!『ボルシャック・大和(やまと)・ドラゴン』で『W(ダブル)・ブレイク』!行け!」
アシュラの『ボルシャック・大和(やまと)・ドラゴン』はタップされ、攻撃しにいく、それに対し、ブロッカーを破壊された光は何も出来ずに歯を食い縛る。
「……ブロックしない!」
「そうか、潔いな」
そう言ってアシュラの『ボルシャック・大和(やまと)・ドラゴン』の攻撃を受ける──そしてシールドチェック。
「トリガーは……ない!」
光はそう言ってアシュラから目を逸らす。
光 シールド 2枚→0枚 手札 0枚→2枚
「ふむ、それでは『コッコ・ルピア』の攻撃!トドメだ!」
アシュラはそう言って『コッコ・ルピア』をタップする、そして光の行動は──
「……ブロックしない……!」
光の言葉を受け、『コッコ・ルピア』の攻撃は通る──こうして、光VSアシュラのデュエルはアシュラの勝利となった──
アシュラのターン、マナをアンタップしてドロー、マナチャージをせずに『コッコ・ルピア』の効果でコストを減らして、手札から『ボルシャック・大和(やまと)・ドラゴン』を召喚、そしてバトルフェイズ、『ボルシャック・大和(やまと)・ドラゴン』で光のシールドを攻撃し、トリガーは出なかった。
次に『コッコ・ルピア』でトドメを放ち、光は敗北する。
アシュラ
山札 24枚
手札 3枚
マナ 6枚
クリーチャー 3体
シールド 1枚
「ふむ、このデュエル、私の勝利だったな!」
「くそっ……何で勝てねぇんだ……?」
アシュラがそう言うと、悔しがる光、だがアシュラが光に言う。
「ふむ……だが、あの戦術は面白いな!中々に素早いデュエルだったな!もしも『シールド・トリガー』が出なかったら……私の負けだったな!」
「ハハッ……何だろう?あまり嬉しくない言い方だな……でも、何とかアシュラの力が分かった気がするぜ」
光がそう言うと、アシュラは驚く。
「ほう?それは嬉しいなぁ?でも、まだまだお前等ガキ相手には本気は出せないな……!本気を出せるのは『あの五人』だな!」
アシュラはそう言ってガッハッハッ!と大声で笑う、アシュラの言った『あの五人』、一勝さん、結花さんを含むあの『五人』か……光はそう思いながら冷や汗を拭う、もっと、アシュラの言う『あの五人』に近づかなければ……!光はその思いを拳にする事で決意を固める──
そして四人のデュエルが終わって、のんびりと椅子に座って時間を潰していると、一勝が現れた。
「おっす、お前等デュエルしている時、闘志がビンビンと感じたぜ?久し振りにデュエルがしたくなってきたぜ……!」
そう言う一勝に対し、アシュラが立ち上がって言う。
「じゃあ私とデュエル──」
「でも、デュエルしたくても、今は出来ねぇ……何故かって?今から『マナ』を溜めに行くからだよ、お前等が」
一勝の突然の発言に光、アシュラ、水姫、レンが驚く。
「はぁ!?今から!?巫山戯るなよ叔父さん!俺、デュエルして疲れたってのに……!」
「そ、そうですよ!少しの休憩で今は涼しんでいるのに……休憩の終了が早いです!」
「そ、そうだぜ!?俺はアシュラとデュエルして、相当体力が削られたってのに……」
「わ、私だって疲れているんだぞ!?そんなすぐに動くなんて……!」
レン、水姫、光、アシュラの順番で言われ、少し苛つく一勝は大声で怒鳴る。
「うるせぇ!お前達はアシュラの威圧なオーラに勝つ為に此処に来ているんだろうが!?弱音を吐くんじゃない!」
「えぇー……」
「厳しい……」
「そうだな……」
「…………」
レン、水姫、光の言葉を聞いて、大きな溜息を吐く一勝。
「何なんだよ今時の若者は……!俺達の時代はもっと厳しかったんだぜ?一ターン30秒で物事の判断と行動を全て行わなければならなかったし、一日の半分は『マナ』吸収で色々な所を歩いて死にかけだったってのに……!」
「へぇ、私を倒す為にそんな事をしていたのか、一勝は」
「あぁ、そうだよ、世界の破壊者さん?」
「ふむ、確かにそれ位しないと私には勝てないな、運で勝てるとは思えないし」
「そうだよそうだよ……軽く命を捨てれそうだったぜ……」
アシュラの発言に返答する一勝、一勝はアシュラの発言で溜息を吐く事しか出来ない……そして光、レン、水姫達は厭々『マナ』を吸収すべく、動き出す。
次は何処で『マナ』を吸収するのだろうか?光、レン、水姫達はそう思いながら足を挫かないように柔軟体操をする──三人共厭々だったが、内心何処に向かうか、ワクワクしていた──
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