二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- DM エクストリーム
- 日時: 2015/10/03 05:53
- 名前: 彩都 (ID: ???)
初めまして、そうでない人も初めまして、彩都(サイト)と申します。
DMはデュエルマスターズの略です。
オリジナルカードも出るかもしれません。
複雑・ファジー小説にて、『セカイ戦記』を執筆中ですので、こちらも宜しくお願いします。
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- Re: DM エクストリーム ( No.109 )
- 日時: 2016/07/30 00:16
- 名前: 彩都 (ID: AdHCgzqg)
まだ七ターン目──私はカードを引けるのか……?そう思いながら水姫は場を確認する。
まだ私のクリーチャーが多い、だから勝てる!まだシールド・トリガーが出なければの話だが──
そして私は意を決して、デッキからカードを引く。
「私のターン、ドロー!……!このカードは!?」
水姫が手札にしたのは、『WATER:ポセイ首領(ドン)・無敵の海王(キング・オブ・ポセイドン)』だった、コスト8のカードが来て、少し驚く。
ここで進化させるかしないべきか……だが此処で勝たなくてはならない!
「私は水のマナをチャージ!2マナ払って、『WATER:水の貴公子 エデン』を召喚!効果で『デッキからカードを一枚ドローする、この効果を使用した時、自分は手札からカードを一枚選択して、墓地に送る』!私はこのカードの効果を使用します!デッキから一枚ドロー!そして一枚を墓地へ!まだです!ドローした時に手札に来たカードを召喚します!3マナを支払い、『WATER:フレイムブレイブ・シュート』を召喚!効果で一枚ドロー!そして手札から『G・ゼロ』発動!『WATER:ミステリー・ショット』から究極進化!現れなさい!水文明の新たなる覚醒を!『WATER:ポセイ首領(ドン)・無敵の海王(キング・オブ・ポセイドン)』をコストを支払わずに召喚!そして『WATER:ポセイ首領(ドン)・無敵の海王(キング・オブ・ポセイドン)』の『G・ゼロ』効果は、『場に5体以上の水のクリーチャーがいて、尚且つ水の進化クリーチャーが場に一体以上存在する』事!そして『WATER:ポセイ首領(ドン)・無敵の海王(キング・オブ・ポセイドン)』でトリプル・ブレイク!」
龍皇 シールド三枚→零枚
「……ふむ、遂にシールドが零になったか……だがシールド・トリガーが無い、という確証は無いんだぜ?──来たぜ、シールド・トリガー!『龍神:大人(たいじん)の大薙ぎ』を発動!『手札を捨てる事で、一枚につき、相手のクリーチャーを一体タップ状態にする』!一枚捨てる事で、『WATER:ライジング・ウォーター』、をタップ!どうだ、これでもう攻撃出来ないぜ?」
「ぐぅ……ターン終了です──」
そう言いながら水姫はターン終了をする、トドメが刺せずに水姫は焦る。
そして龍皇のターンになった──
八ターン目──
「俺のターン、ドロー……クフフ……アハハハハハハハハハハハ!これで勝った!これで俺の勝ちだ!さぁ、行くぜ!『龍神解放』の準備だぁ!」
そう言いながら龍皇は笑いまくる、水姫に道場でやられた時の記憶は蘇る──
まさか、あの『龍神』が!?そんな……私はまたしても負け……
そう思いながら龍皇の手を見る。
「俺は火のマナをチャージ、3マナを支払って、『龍神:ワイバーン・ショット=リームラ』を召喚、効果でデッキからカードを一枚ドロー、2マナを支払って、『龍神:フル・ショック:プニュン』を召喚、そして1マナを支払い、『龍神:ダンシング・ドラゴン:ファーネラ』を召喚、そして、まだ2マナ残っている、2マナ支払い、『龍神:ファースト・ショット:ヴェドス』を二体召喚!そして俺だって、進化したんだ!現れよ!『龍神解放・ゼロ』!『龍神:クラッシュ・ザ・スフィア:ガンディゴーラ』!」
コスト10のクリーチャーが場に現れる、そして水姫の場のクリーチャー全てが吹き飛んでしまった──あぁ……あぁ!!あの時の恐怖が芽生える、もう負ける……すると、少しだけ、可笑しな事を思う。
『コストを払っていない』……?そうだ、『龍神:クラッシュ・ザ・スフィア』はコスト10のクリーチャー!今の龍皇のマナは8!なので出せない筈だ!
「何で……『スフィア』が出せるんです!?『龍神:クラッシュ・ザ・スフィア』はコストが10な筈です!だから出せない筈です!」
水姫がそう言うと、龍皇は笑った。
「甘いなぁ、自分が『した事』をもう忘れたのか?」
自分が……した事……?それって、つまり……
「『G・ゼロ』……?」
水姫がそう言うと、龍皇は頷いた。
「そうだぁぁぁぁ!俺が特訓のお陰で手に入れたモノ──それが『龍神:クラッシュ・ザ・スフィア』の『G・ゼロ』化だぁぁぁぁ!」
水姫は驚いた、あの強力なクリーチャーがコストを支払わずに場に出せるなんて!
コスト10のクリーチャーがコスト0で出せるなんて、とんでもないクリーチャーになってしまった!
「これで、『龍神解放6』の効果も使えて、場にタダで出せる、これ程最強のクリーチャーが存在した事か!?いいや、居ない筈だ!これで俺のクリーチャー、『龍神:クラッシュ・ザ・スフィア』は最強となった!このクリーチャーの力で他のNの痣がボロボロになったんだよぉぉぉぉ!!アハハハハハハハハ!」
そして笑いながら、龍皇はターンを終了する──
そして水姫に降り掛かる感情、それは、『勝てない』という恐怖!そして『龍神:クラッシュ・ザ・スフィア』の恐怖も兼ね合わせてぼたぼたとでかい汗が顔から垂れる。
ガクガクと体が震える、負ける、負ける、負ける負ける負ける!そんな感情が水姫の心を巻き込んでいく──
「そして『龍神:クラッシュ・ザ・スフィア:ガンディゴーラ』はスピード・アタッカーではないので、攻撃出来ない、そして俺はターンエンドだ──」
龍皇がターンエンドを宣告する──そして水姫のターンとなった、だが水姫は固まったまま動けない──
- Re: DM エクストリーム ( No.110 )
- 日時: 2016/08/02 20:58
- 名前: 彩都 (ID: yLoR1.nb)
…………私は──勝てるのでしょうか……?
水姫はそう思いながら走馬灯を思い出す──八年前、釘宮道場──
「お前、弱いな」
道場の先輩に言われながら、水姫のデッキを先輩は上に投げて、紙吹雪の様にした。
「ケッケッケ!流石先輩でヤンスね!」
「そうでごわす!そうでごわす!」
一人のひょろひょろとした少年と力士の様な格好の少年が言う。
「あぁ……私のデッキが……うわぁぁぁ!止めてよ!私のデッキを!」
水姫が先輩の足に縋り付く、だが先輩は足を振り払う。
「うぐっ!」
泣き喚く水姫を見て、先輩は笑う。
「あははははははは!やっぱり弱小水姫は弱いなぁ!次の師範代は俺かもしれねぇぜ!」
「そうなったら先輩、じゃなくて、櫻井師範代になるッスね!」
「そうでごわすな!そうでごわすな!櫻井師範代でごわす!櫻井師範代でごわす!」
三人がそう言うと、落ちたカードを水姫は泣きながら道場着である柔道着の中に入れる、落ちない様に帯で支える。
だがそれに気付いた先輩の櫻井は水姫の帯を外す、そして何枚かのカードはそのまま地面に落ちる。
「あ……私のカー……」
その瞬間、先輩の櫻井は水姫のカードを思いっきり、地面に擦り付けた、そしてカードがボロボロになる。
「私のカー……うえあぁぁぁ!」
またもや水姫は泣き始める、そして先輩の櫻井は言う。
「水姫、お前はクソカードの集まりである自然デッキを使えよ?水デッキよりも弱いからさぁ!あははははは!」
「それは面白いでヤンスね!櫻井師範代、アハハハハ!」
「面白いでごわす!面白いでごわす!」
「よせやい、俺はまだ師範代では無いからな、アハハ!」
涙を流しながら水姫は三人が去るのを待った──
そして三人が去った、楽しかったから、すぐに離れたのだろう、そう思いながら一枚の汚れたカードを見る、そのカードは『アクア・ティーチャー』だった、水文明のコスト1のブロッカーだ、パワーは1000と少なかれど、コスト3の火文明の『コッコ・ルピア』と同じパワーだ、もしも『コッコ・ルピア』で攻撃されても、『アクア・ティーチャー』でブロックしてしまえば、相撃ちとなって、同時に破壊される、そして『コッコ・ルピア』の効果は『自分のドラゴンのコストを2下げる』効果だ、つまり『『コッコ・ルピア』をブロックして、破壊すれば、『相手はドラゴンのコストを2コスト減らす』という効果をもう一体の『コッコ・ルピア』を召喚する迄減らせない』という事なのだ、それを考えると、どれだけ『アクア・ティーチャー』が優秀か分かるだろう──そんなカードを水姫は大切にしていた、それは父親と祖父から貰った大切なカードだからだ──そして去年に話は遡る、水姫はその時、幼稚園卒園を間近にしていた、そして卒園祝いとして、父から二枚のカードを貰った、それが『アクア・ティーチャー(ノーマルカード)』だった、そして父は言った。
「水姫、あまり遊べなくて御免な、せめてものの卒園祝いだが、このカードをあげよう、これは『DELE MASTERS(デュエル マスターズ)』というカードゲームだ、これは水姫の御爺ちゃんが経営している道場のカードゲームだが──水姫、『ティーチャー』の意味は知ってるかな?」
優しく問うと、水姫は言う。
「えーと、確か、『教師』、かな?」
「正解だ、これは『教師』、『先生』でもいいのだけれど、このカードは水姫の『先生』だ、色々な事を教えてくれる『先生』だ、このカードで、水姫、君は導かれて欲しい、お父さんに相応しい、綺麗で華麗なデュエリストに──」
「綺麗でカレイー?お父さん、お魚さんになって欲しいのー?」
「……まだ、華麗は早かったかな?」
あはは……と笑いながら水姫に『アクア・ティーチャー』を渡した。
そして数ヵ月後、水姫は卒園して、小学校に入学した、そして入学式の後の夜、水姫の祖父は、二枚の『アクア・ティーチャー(MODE→CHANGEバージョン)』を貰った、そして祖父は言った。
「水姫、お前の入学祝はこのカードをやろう──このカードはとても強い、儂も利用しているカードじゃ、お前にもこのカードを使わせたくて、このカードをあげよう」
そう言うと、水姫は言った。
「そのカード、お父さんから貰ったよ?」
「ほう、そうか、それなら一セット出来るな」
「一セット?」
水姫が不思議がると祖父が言った。
「このカードゲームは同じ名前のカード、絵柄が違うくても、40枚のカードの束に4枚しか入れられないのじゃ、だからこのカードから始めようじゃないか、水姫」
「私もこの『かーどげーむ』っていうのをやっても良いの?」
「あぁ、良いぞ、だが御爺ちゃんの特訓は厳しいぞー?」
「それでもやってみたい!」
キャッキャとジャンプして歓喜する水姫を見ながら祖父は笑う──ここ迄が水姫の『アクア・ティーチャー』の思い出だ──
このカードを見ていると、父と祖父が応援している気がするので、水姫はこのカードを大切にしていた──水姫は少しでも祖父に近付きたいが為に、水文明のデッキを使っていた、だが先輩の櫻井に言われた通り、少しはデッキを変えてみようかな?そう思ったが辞めた、何故なら祖父が見てくれないかもしれないからだ──そして水姫は水文明のまま、前に進む──勝てるか、よりも、より『祖父に近付けるか』を目指して──
- Re: DM エクストリーム ( No.111 )
- 日時: 2016/08/05 20:36
- 名前: 彩都 (ID: oN2/eHcw)
そして水姫は自分のデッキを集めて、涙を出しながら走って帰った、そして自分のデッキを一回見直した、すると一つだけ分かった事があった、それは『高コストクリーチャーの大量投下』だった、これはよく初心者が陥ってしまう事だった、これを気をつければ少しは上達する、そして水姫は高コストのカードを抜いて、少しは低コストのクリーチャーを入れて、少しはデッキを改善してみた。
高コストクリーチャーを入れ過ぎていて低コストクリーチャーを見ていなかった、それが水姫の敗因だった──
そして改善したデッキで先輩の櫻井を呼んだ。
「何だよ何だよ、弱小水姫の大逆転劇かぁ?」
「それは無いでヤンス!」
「そうでごわすそうでごわす!」
先輩の櫻井が言うと、子分の二人が続けて言う。
だが、そんな事お構い無しに水姫は言う。
「私だって、少しはこのデッキを改善しました!もう負けません!」
そう言いながら柔道着の懐から40枚のデッキを取り出した、『水姫の水文明単色デッキ:改』だった。
「何だよ、昨日と変わらねぇじゃねぇか、だったら昨日のデッキで大丈夫だな、行くぜ!」
そう言って、先輩の櫻井は腰に付けたデッキケースから『櫻井スペシャルデッキ』を取り出した。
そしてヤンス口調の子分がデュエル台を用意して、水姫と先輩櫻井のデュエルが始まった──
そして八ターンが経った、普通『デュエル・マスターズ』というゲームは早くて五ターンで決着が付いてしまうカードゲームだ、そして特に水文明、火文明は速攻で有名だ。
だが別段八ターン経つのも『デュエル・マスターズ』では普通だった、早くて五ターン、遅くて20、30ターンは普通に経つ、そんなカードゲームだ。
そして今は水姫のターンだった。
「行きます!このターン、進化した『超閃機 ジャバジャック』でダイレクトアタックです!」
『超閃機 ジャバジャック』が先輩の櫻井に向かって攻撃をした──そのまま先輩の櫻井の胴体に攻撃、そして先輩の櫻井はデュエルに敗北した。
「……ハァハァ、やった……?やったー!遂に勝ったー!」
先輩の櫻井に勝って、水姫はジャンプする、そして先輩の櫻井は言った。
「そんな、そんな……何で俺が負けたんだ……?俺が負ける敗因は何だったんだ……?」
そういう先輩の櫻井、すると子分が言った。
「櫻井さんは今日はたまたま調子が悪かっただけだ!何時もは負けないんだ!そうでヤンスよね!?」
「そうでごわすそうでごわす!今日はたまたま運が悪かっただけでごわす!」
二人の子分はそう言いながら先輩の櫻井を持ち上げて運んだ──
何とか勝ったんだ、櫻井に──そう思いながら水姫は喜んだ、そして『勝利する』、という快楽を手に入れた──
そして数日後──水姫は道場でかなり勝っていた、そして釘宮道場の思念は『敗者排除主義』だった、釘宮道場で五回連続で負け続けると、釘宮道場から破門されてしまい、更に釘宮道場に出入り禁止になってしまう、そして水姫は先輩の櫻井に勝つ迄に三回負け続けていた、そして何とか勝って、水姫も肩の荷が降りた所だった。
そして肩の荷が降りて、他の人にもデュエルしたくなった。
そしてデュエルし続けて、水姫は数日で合計20勝をしていた、勿論負けた時もあったが、勝利回数の方が多かった。
そして水姫は道場の中の部屋にある自分の祖父の等身大の像を見上げて思う、御爺ちゃんみたいな強い強い人になる!そう思いながら水姫は前へと走った──
あぁ、そうだ、私は負け続けていた、そして思い出した、『デッキを改造すれば、強くなれる』と!だが今はデッキを改造出来ない、『WATER』は40枚しかない、だから改造のしようもない、そして何より今はデュエル中だ、改造自体が出来ない──私はどうしたら良いんでしょう……?いや、まだ手はあるかもしれない、まだ自分は『WATER』の全貌を知らないだけかもしれない、まだ、デッキを信じていないだけ!デッキを信じれば、デッキもカードも応えてくれる!私は……私は……このデッキを信じる!
そう思った瞬間、デッキの一番上が光った、そして更に自分の左手も光る、そして水姫は思う。
えーと、何なんでしょうこれは……?そう思っていると、龍皇が言う。
「な……何だと……?まさかお前迄Nの痣に目覚めたのか……?」
龍皇がそう言うと、水姫は自分の左手を見る、すると『N』のマークが出ていた。
「これは……Nの痣?でも何で……?」
そう思った瞬間、デッキから声が聞こえる。
その力を使って、『私』を引きなさい……
この声は……何処かで聞いた事がある様な……?そう思いながら自分の左手で何とか頑張って、デッキからカードを一枚引いた、すると手札に来たカードは──
「……これは!?」
水姫は驚いた、何故なら引いたカードは『竜神開放』だった!まさかのカードで水姫は驚いた。
「まさかのこのカード!?」
そしてマナを確認する、マナは七枚あった、そして『竜神開放』のカードコストは8!このターン、マナチャージをすれば、発動出来る!そして逆転出来るかもしれない!
そして水姫はマナチャージをする。
「私のターン、ドロー!水のマナをチャージ!そして8マナ支払い、呪文!『竜神開放』発動!」
そう言った瞬間、デッキから『青竜神』が現れる──
- Re: DM エクストリーム ( No.112 )
- 日時: 2016/08/09 20:56
- 名前: 彩都 (ID: /dHAoPqW)
「私のターン、ドロー!水のマナをチャージ!そして8マナ支払い、呪文!『竜神開放』発動!」
そう言った瞬間、デッキから『青竜神』が現れる──
「遂に出ましたか、水姫──私の名前は『WATER:水竜神 竜神:ブルー・キング・ドラゴン』と言います、以後お見知り置きを」
「貴方が……『水竜神』……!」
水姫がそう言うと『水竜神』が喋る。
「えぇ、私が『水竜神』です、ですがその前に聞きたい事が有ります、『龍神』よ、貴方方が復活した理由を教えなさい」
「……何が言いたい?俺はただ単に『龍神』を渡されただけだ……!全ては仮面の修道女が行った事だ……!」
「!?」
水姫は驚いた、まさか『龍神』も『龍王』も全て『あの仮面の修道女が悪い』……!?
「……仮面の修道女?まさかその修道女の人が『反旗を翻した三体の『龍』』の封印を解いたとでも!?ですがあの封印は『普通の人間では解けない』筈!でもどうして普通の人間が解けるんでしょう……?」
『水竜神』がそう言いながら考える、だがやはり普通の人間ではあの封印は解けない、解けるのは──『クリーチャー世界』でも屈指の上級クリーチャーのみ!そしてもう一つ、『クリーチャー世界』のクリーチャーでしかこの封印は解けない!
『水竜神』は考える、要約すれば、『『クリーチャー世界』に存在する『クリーチャー世界』でも屈指の上級クリーチャーのみ』でしかこの封印は解けないと言う事!つまり、龍皇が言っている事は──仮面の修道女は『『クリーチャー世界』に存在する『『クリーチャー世界』でも屈指の上級クリーチャー』と言う事!
だが、果たしてそうだろうか?仮面の修道女が『『クリーチャー世界』に存在する『『クリーチャー世界』でも屈指の上級クリーチャー』とは限らない、もしかして『クリーチャー世界』に行って、強制的に上級クリーチャーを脅して、『反旗を翻した三体の『龍』』の封印を解いたかもしれない──それは本当に分からないが、予測は立てておくのは悪くないだろう、心の片隅にでも置いておこう──
「──ですが、『龍神』を使う者よ、『三竜神』の中でも屈指の硬さを誇る私を倒せますかな?」
そう言いながら『龍神:クラッシュ・ザ・スフィア:ガンディゴーラ』を見下げる『水竜神』、そして水姫は考える。
(確かこのクリーチャーのパワーは一ターンにつきパワーが2000上がる、そして今は八ターン目、一人一ターン計算だから、パワー32000!?)
あまりのパワーの高さに水姫は驚いた。
「このクリーチャーのパワーは34000です!このパワーに勝てますか!?」
水姫がそう言いながらターン終了を宣言した。
九ターン目──
「俺のターン、ドロー!火のマナをチャージ!俺は『龍神:クラッシュ・ザ・スフィア:ガンディゴーラ』でトリプル・ブレイク!」
『龍神:クラッシュ・ザ・スフィア:ガンディゴーラ』が水姫のシールドを攻撃する──だが、目の前に『水竜神』が立ちはだかる。
「甘いですね、私はブロッカーなのですよ!」
そう言いながら『水竜神』は『龍神:クラッシュ・ザ・スフィア:ガンディゴーラ』の攻撃をブロックする。
「そしてこのクリーチャーは、『このカードがタップしていたら、相手はこのクリーチャーを攻撃しなければならない』効果を持ちます!」
水姫はブロックして、『水竜神』をタップして言う。
「クソッ!全員で『WATER:水竜神 竜神:ブルー・キング・ドラゴン』を攻撃しろ!」
龍皇はそう言いながら、自分の全てのクリーチャーを『WATER:水竜神 竜神:ブルー・キング・ドラゴン』に攻撃させる、そして龍皇の場のクリーチャーは全て墓地へ置かれる──
「クソが!……ターンエンド!」
そう言いながら水姫にターンが渡される。
「私のターンですか……ドロー!水のマナをチャージ!そしてバトルフェイズ!これで最後の攻撃です!『WATER:水竜神 竜神:ブルー・キング・ドラゴン』でトドメェ!」
シールドが無い龍皇に水姫の『WATER:水竜神 竜神:ブルー・キング・ドラゴン』の攻撃が刺さる──そして水姫は龍皇に勝利した──
「ハァハァ……ハァハァ……何とか勝った──遂に『龍神』使いの龍皇さんに勝ちました──道場の皆さん、何とか私はやり返しました──」
そして水姫の左手に光るNの痣は消える──そして水姫は涙を流す。
「終わったんだ……これで私の戦いは終わったんです……」
そう言いながら水姫は龍皇に負けた光とレンを見る。
「こんなに重症……早く病院へ連れて行かないと……」
水姫は救急車を呼ぼうとした、するとお爺さんが止める。
「まぁ、待て水姫」
「何なんですか?」
「彼等の傷は浅いんじゃよ、見た目だけが酷く見えるだけじゃ……」
そう言いながらお爺さんはレンを起こす。
「……はぇ?あれっ?俺の体が……痛くない?何で傷だらけなのに?」
「それは『赤竜神』が治したからじゃ、ほれ、光も起きろ、『黄竜神』が少しは治しているじゃろう?」
お爺さんは光も叩き起こす。
「……ん?何で俺は生きているんだ?」
「『黄竜神』が傷を回復させて置いたんじゃよ──さて、早く寝て傷を回復させるんじゃ」
「おう、そうか……」
光はそう言いながら家に帰った──レンも家に帰った。
「おめでとう、龍皇に反撃出来て」
そう言いながらお爺さんは水姫を褒める。
「いえ、私はただの努力の結晶ですよ……」
そう言いながら水姫は照れる──
そして水姫は空を見る、空は夕焼けが綺麗に映っていた──
- Re: DM エクストリーム ( No.113 )
- 日時: 2016/08/12 21:13
- 名前: 彩都 (ID: b92MFW9H)
翌日──
お爺さんは一人、声を出していた、お爺さんの居る場所は廃屋の中、そして胡坐を掻きながら巨大な日本地図を見ていた。
「うぅむ、どうしたものか?まずは青森と鹿児島、次に長野、岐阜、滋賀、最後に京都、兵庫、鳥取、島根、山口、か──長い旅になりそうだ──」
そう言いながら赤ペンで先程言った都道府県に丸をつける、お爺さんは考える、『アシュラの封印解除をどうにかして防がないと』、そう思いながら目を細め、天井を見上げる、今は綺麗な夜空であった。
「よし、今日はドムドムに行こう」
「それは何時もだろ?」
レンの言葉にツッコむ一勝、一勝は笑いながら言った。
「アハハッ!なんつーツッコミだ自分は……まぁ、良いけれど、久し振りにデュエルしないか?最近やってないだろう?」
「あぁ、そうだね、どっちを使ったら良い?『JET』?一勝オリジナル?」
レンが問うと、一勝は悩みながら言った。
「う〜ん……?オレジナルで」
「あぁ、分かった、それでは……」
レンがそう言いながらデュエルフィールドをセッティングする。
「行くぜ、連勝!」
「おう!掛かって来い伯父さん!」
二人は大声を出して言う。
「デュエル、スタート!!」
一ターン目──
「先攻は俺だ!俺のターン、火のマナをチャージ!そしてそのマナをタップ!『凶戦士 ブレイズ・クロー』を召喚!ターン終了!」
先攻はレンだった、レンは『凶戦士 ブレイズ・クロー』を召喚して、ターン終了。
「俺が後攻かぁ、俺のターン、ドロー!火のマナをチャージ!そのままターン終了!」
一勝のターン、マナチャージのみでターン終了。
二ターン目──
「俺のターン、ドロー!自然のマナをチャージ!そして2マナ支払って、呪文!『フェアリー・ライフ』を発動!デッキから上一枚をマナに!」
呪文『フェアリー・ライフ』の効果でデッキの一番上のカードがマナゾーンに置かれる、置かれたのは火のカードだった。
「そして『凶戦士 ブレイズ・クロー』でシールド一枚ブレイク!」
バリンッ!と一勝のシールドが破られる、だがシールド・トリガーが現れる。
「甘いな、連勝!ちゃんとシールド・トリガーには気を付けろよ!行くぜ!シールド・トリガー発動!呪文!『獅子幻銃砲』発動!効果で『相手のパワー2000以下のクリーチャーを1体破壊する』を選択する、そして『凶戦士 ブレイズ・クロー』を破壊!邪魔者は消えたぜ!」
そう言いながらクリーチャーを破壊出来て助かる一勝。
一勝 シールド五枚→四枚
「くっそう……俺はターン終了だ」
連勝のターン、『凶戦士 ブレイズ・クロー』で一勝のシールドを破壊、だが一勝のシールドから、シールド・トリガーが現れ、シールド・トリガーの効果で『凶戦士 ブレイズ・クロー』を破壊した、だがシールド枚数ではレンが勝っていた。
「俺のターンか、俺のターン、ドロー!自然のマナをチャージ!そして自然のマナをタップ!行くぜ、呪文!『フェアリー・ギフト』発動!効果で『このターン、次に召喚するクリーチャー1体のコストを最大3少なくしてもよい、ただしコストは1より少なくならない』!そして俺は火のマナをタップ!俺は1マナで召喚!来い、ドラゴンを先導しろ!最弱ながら最強の鳥よ!召喚!『コッコ・ルピア』!」
たった1マナで『コッコ・ルピア』が現れる、その光景に驚くレン。
「凄いや……手札が凄過ぎる……!」
「まぁな、一応世界大会優勝する程なのでね──それではターン終了」
一勝は呪文『フェアリー・ギフト』でコストを下げた『コッコ・ルピア』を召喚してターン終了。
三ターン目──
「俺のターン、ドロー!火のマナをチャージ!もう4マナか──よし、3マナタップ!召喚!『コッコ・ルピア』!やり返しだぜ!」
レンはそう言いながら手札を確認する。
(手札はまだまだある、何とか次のターンでドラゴンか何かを出せるだろう……)
「俺はこれでターン終了!」
連勝のターン、『コッコ・ルピア』を召喚しただけだった。
「俺か、俺のターン、ドロー!火のマナをチャージ!そして『コッコ・ルピア』の効果でドラゴンのコストが2減る!行くぜ、召喚!『ボルシャック・大和・ドラゴン』!そしてこのクリーチャーはダブル・ブレイカーでスピード・アタッカーだ!」
おいおいおいおい!?ダブル・ブレイカーでスピード・アタッカーは今出てくるなよ!俺のシールドが一気に削られる!そう思いながらレンは焦る。
「そしてバトルフェイズ!スピード・アタッカーの『ボルシャック・大和・ドラゴン』でダブル・ブレイク!」
連勝 シールド五枚→三枚
一気に二枚が削られる、だがこっちだってシールド・トリガーがあるんだよ!そう思いながら一枚目のシールドを確認する、くそっ、『ボルシャック・NEX』か、次のターン、出せるか……そう思いながら二枚目のシールドを確認する。
これは!?来たぜ、シールド・トリガー!そう思いながらレンはそのシールドを見せた。
「俺にも来たぜ、シールド・トリガー!行くぜ、シールド・トリガー発動!呪文!『ナチュラル・トラップ』!効果で『相手のクリーチャー一体をマナゾーンに置く』!『コッコ・ルピア』をマナに!」
「おっと、攻撃してシールドを減らそうとしたのに……俺はターン終了だ」
危ないな、そう思ったレン、だがシールドの枚数が逆転されてしまった、さて、強いカードは来るだろうか?
そう考えながらレンは手札を見る、勝てない気はしないが、一勝がどんな手を隠しているか、分からない。
そしてターンは四ターン目となった──
レンは一勝に勝てるか、分からない──
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