二次創作小説（映像）※倉庫ログ
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- ＤＭ エクストリーム
- 日時： 2015/10/03 05:53
- 名前： 彩都 （ID: ???）
初めまして、そうでない人も初めまして、彩都（サイト）と申します。
ＤＭはデュエルマスターズの略です。
オリジナルカードも出るかもしれません。
複雑・ファジー小説にて、『セカイ戦記』を執筆中ですので、こちらも宜しくお願いします。
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- Re: ＤＭ エクストリーム ( No.114 )
- 日時： 2016/08/16 20:11
- 名前： 彩都 （ID: REqfEapt）
四ターン目──
「俺のターン、ドロー！火のマナをチャージ！そして『コッコ・ルピア』の効果でドラゴンのコストが２減る！行くぜ、召喚！『ボルシャック・ＮＥＸ』召喚！登場時能力で『デッキから『ルピア』と名の付いたクリーチャーを一体場に出してよい』！俺はデッキから『コッコ・ルピア』を場に！ターン終了！」
レンのターン、『ボルシャック・ＮＥＸ』を召喚し、登場時能力でデッキから『コッコ・ルピア』を召喚し、ターン終了。
「俺のターンか、俺のターン、ドロー！自然のマナをチャージ！そしてバトルフェイズ！『ボルシャック・大和・ドラゴン』でダブル・ブレイク！」
またもや『ボルシャック・大和・ドラゴン』の攻撃、レンのシールドが二枚破壊される。
連勝 シールド三枚→一枚
「クソッ！もう一枚か──でも俺は諦めない！一枚目チェック！シールド・トリガー無し、二枚目チェック！来た、シールド・トリガー発動！呪文！『フェアリー・ライフ』発動！効果でデッキの上から一枚をマナゾーンに置く！」
『フェアリー・ライフ』の効果でマナゾーンにカードが置かれる、置かれたカードは火文明だった。
「まぁ、攻撃出来るクリーチャー居ないしなぁ、ターン終了」
一勝のターン、『ボルシャック・大和・ドラゴン』の攻撃でレンのシールドを二枚も破壊し、シールドを削る、だがシールド・トリガー、呪文『フェアリー・ライフ』でマナ加速されてしまう。
五ターン目──
「俺のターン、ドロー！火のマナをチャージ！」
そしてレンは自分の手札を確認する、さっきシールドを破られて手札に来たのは、呪文『フェアリー・ライフ』と火文明のクリーチャー『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』だ、その内呪文『フェアリー・ライフ』はもう発動して手札には無い、手札にあるのは、『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』のみ、そしてコストは９マナだが、今のマナは７マナ、そして『コッコ・ルピア』の効果も重なって、今の『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』の召喚コストは５マナとなる、よし、召喚出来る！
そう思いながらレンはマナを五枚タップする。
「俺は５マナタップして、そして『コッコ・ルピア』二体の効果でドラゴンのコストが４減る！行くぜ、召喚！『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』！これで誰もコスト４以下のクリーチャーは召喚出来ない！コスト４以下のクリーチャーを出す場合はコストを踏み倒ししなくちゃならないぜ！そして『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』はスピード・アタッカーのトリプル・ブレイカーだ！これで『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』は『ボルシャック・大和・ドラゴン』に勝てるぜ！そしてバトルフェイズ！二体の『コッコ・ルピア』で『ボルシャック・大和・ドラゴン』に攻撃！そして自滅！」
いきなりの行動で一勝は不思議がる。
「いきなり自滅？何でだ……まさか！？」
一勝が気付く、だがもう遅い。
「遅かったな、叔父さん！そして『ボルシャック・ＮＥＸ』で攻撃！その時に『ボルシャック・ＮＥＸ』の効果発動！『このクリーチャーは、自分の墓地にあるファイアー・バード１体につき『パワーアタッカー＋１０００』を得る』、そして『ボルシャック・大和・ドラゴン』は『攻撃中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード１枚につき＋１０００される』、つまり自身の攻撃時なのでパワーアップ効果は使えない！そしてファイアー・バードの力でパワーが増えた『ボルシャック・ＮＥＸ』で『ボルシャック・大和・ドラゴン』を撃破！」
レンは遂に一勝のクリーチャー、『ボルシャック・大和・ドラゴン』を破壊した、そして『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』で一勝のシールドを三枚も破壊した。
一勝 シールド四枚→一枚
レンのターン、二体の『コッコ・ルピア』でコストを減らした『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』を召喚し、コスト４以下のクリーチャーを召喚出来なくさせ、更に二体の『コッコ・ルピア』を犠牲にして、パワーアップした『ボルシャック・ＮＥＸ』で『ボルシャック・大和・ドラゴン』を破壊、そして『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』の攻撃で、レンと一勝のシールド枚数を一緒にした。
「これでシールド枚数は一緒だぜ？叔父さん、どうする？」
不敵な笑みを浮かべるレンに対し、一勝は楽しんでいた。
「これは勝つのが難しいぜ……でも俺は諦めないぜ？」
そう言いながら一勝はレンを見る。
「俺はターン終了だ」
ターン終了宣言を聞いて、一勝はデッキから、カードを引いた。
「俺のターン、ドロー！」
引いたカードを確認、これは！？そう思いながらニヤニヤ笑う一勝、今はマナ加速でもしておくかな？そう思いながら手札をマナゾーンに置く。
「俺のターン、自然のマナをチャージ、そして割られたシールドの中から呪文『連唱 フェアリー・ダブルライフ』発動！『自分の山札の上から２枚をマナゾーンに置く』！そしてこのカードはリサイクル持ち！なので次のターンにもう一度発動すれば合計１０マナになる！」
そう言いながら一勝は自分の引いたカードを見る、とりあえず『発動』は出来そうだ、後は連勝が攻撃をするだけ──そう思いながらデッキの上二枚をマナゾーンに置く、置かれたカードは二枚共火文明だった。
「俺はターン終了だぜ」
一勝がそう言うと、レンは手札を握る──
次で六ターン目になる、レンは一勝に勝つ事が出来るのだろうか？はたまた一勝のドローしたカードの『発動』で負けるのか──それはまだ分からない──
- Re: ＤＭ エクストリーム ( No.115 )
- 日時： 2016/08/19 22:33
- 名前： 彩都 （ID: 3EnE6O2j）
六ターン目──
「俺のターン、ドロー！」
レンはそう言いながら自分のデッキからカードを引いた、だがクリーチャーは来なかった、もしもだ、もしも相手の、一勝のシールド一枚にシールド・トリガーがあったなら？それがもしも『ミステリー・キューブ』や『ホーガン・ブラスター』だった場合はどうする？更に、上記の二枚のカードで『相手のクリーチャーを全て破壊する』、等といったカードが現れたらどうする？その場合、次のターンで自分が負けてしまうかもしれない、その事を考えて、少しは慎重に行動しようか、そう考えながらレンはマナにカードを置く。
「俺は自然文明のカードをマナゾーンに置く、そしてバトルフェイズ、『ボルシャック・ＮＥＸ』で最後のシールドをブレイク！ラストバースト！」
そう言いながら一勝の最後のシールドをブレイクしようとする『ボルシャック・ＮＥＸ』、だが一勝は笑いながら手札から闇文明のカードを場に出す。
「甘いな、俺は『ボルシャック・ＮＥＸ』の攻撃時、このカードを発動するぜ、『威牙の幻ハンゾウ』の『ニンジャ・ストライク』効果をな！そしてコイツの効果は『ニンジャ・ストライク７』だ！『ニンジャ・ストライク』効果のルールは、『相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが７枚以上あり、その攻撃中に『ニンジャ・ストライク』能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く』だ、そして『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』の効果では防げない！そして登場時効果発動！『このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーを１体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは−６０００される』！なので、俺は『ボルシャック・ＮＥＸ』を選択して、パワーを−６０００下げるぜ！そしてパワーが０以下になったクリーチャーは破壊される！更に『ボルシャック・ＮＥＸ』の攻撃は無効となるぜ！」
そう言いながらハッハッハ！と笑う一勝。
「連勝、相手の手札の事も考えて、攻撃するんだ、考えていないから、こんな『シノビ』の『ニンジャ・ストライク』効果とかが出るんだぜ？」
「うぐぅ……でも俺にはまだアタック出来るクリーチャーが居る！行け！『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』！伯父さんの最後のシールドをブレイク！トリプルブレスバースト！」レンの変な名前に対して、『ネーミングセンスが無いなぁ』とか思いながら一勝は自分の手札を見て考える、次はこのカードかな？そう考えながら場に出す。
「『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』の攻撃時、手札から『斬隠オロチ』をコストを支払わずに召喚、そして『ニンジャ・ストライク』効果発動、『このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある他のクリーチャーを１体選び、持ち主の山札の一番下に置く。その持ち主は、自身の山札の上から進化ではないクリーチャーが出る迄カードを全てのプレイヤーに見せ、出たクリーチャーをバトルゾーンに出して、残りのカードを好きな順序で山札の一番下に戻す』効果だ、俺は『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』を選択、さぁ、デッキの下に『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』を置いて、デッキの上を捲ろうか？」
一勝がそう言うと、レンは不思議そうに言う。
「伯父さん、何でマナの色が無いのに、その──『ニンジャ・ストライク』？だっけ？──カードが召喚出来るんだい？」
一勝は不思議そうに聞く連勝に答える。
「『ニンジャ・ストライク』効果は、コストを支払わずに場に出せる効果なんだ、んでもって、『ニンジャ・ストライク』効果は『マナさえ有れば発動』出来るんだよ、だから相当使い勝手が良いんだよ」
「『マナさえ有れば発動』出来る……何かズルみたいに聞こえるぜ……」
そう言いながら一勝は連勝のデッキ捲りを待つ、それに気付いた連勝は急いでデッキを捲る。
一枚目、呪文、『フェアリー・ライフ』、二枚目、クリーチャー、『超竜バジュラ』、だが『斬隠オロチ』のデッキ戻し効果の対象は、『山札の上から進化ではないクリーチャーが出る迄』、なので『超竜バジュラ』は場に出せない、三枚目、呪文『ナチュラル・トラップ』、四枚目、同じく呪文『ナチュラル・トラップ』、五枚目、クロスギア、『バジュラズ・ソウル』、六枚目、『超竜バジュラ・セカンド』、このカードも進化クリーチャーなので、場に出せない、七枚目、呪文『地獄スクラッパー』、八枚目、呪文『フェアリー・ライフ』、九枚目、『キリモミ・スラッシュ』、十枚目、『凶戦士 ブレイズ・クロー』、ここで『凶戦士 ブレイズ・クロー』が出て、『凶戦士 ブレイズ・クロー』を場に出す、そして『凶戦士 ブレイズ・クロー』は『スピード・アタッカー』ではないので、このターン、攻撃が出来ない──という事はターン終了しかない──
「……攻撃出来ないか──俺のターン終了、伯父さんのターンだ──」
そう言いながらレンはターンを渡す。
連勝のターン、『ボルシャック・ＮＥＸ』、『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』で一勝のシールドを攻撃、だが一勝の手札から、『ニンジャ・ストライク』効果で『威牙の幻ハンゾウ』を場に出され、登場時能力で『ボルシャック・ＮＥＸ』を破壊、『ボルシャック・クロス・ＮＥＸ』は『斬隠オロチ』の『ニンジャ・ストライク』効果でデッキの下に移動し、その代わりに『凶戦士 ブレイズ・クロー』が場に出た、そして『ニンジャ・ストライク』効果で出たクリーチャーは出したターンに自分のデッキの下に移動する、一勝は『威牙の幻ハンゾウ』、『斬隠オロチ』をデッキの下に移動させる。
何とか、二体のクリーチャーを除去出来た一勝は冷や汗を掻く、何とか勝利の道が見えてきた、そう思いながら一勝のターンになる──一勝と連勝、どちらが勝つか、まだ分からない──
- Re: ＤＭ エクストリーム ( No.116 )
- 日時： 2016/08/23 20:33
- 名前： 彩都 （ID: pD6zOaMa）
「……俺のターン、ドロー」
一勝はゆっくりとデッキからカードを引く、そして自分の引いたカードを信じる──そして手札に来たカードは──
（何だ、お前か──お前ならある程度のシールドを破壊出来る、そしてこのクリーチャーのみで攻撃するから、次のターンで『スピード・アタッカー』を手札に加えられたら何とか勝てる！）
そう考えながら一勝は、火のマナを置いて言う。
「俺は火のマナを置いて６マナタップ、手札から『爆竜 ＧＥＮＪＩ・ＸＸ』を召喚！そしてこのクリーチャーは『スピード・アタッカー』！なので即攻撃可能！そしてバトルフェイズ！『爆竜 ＧＥＮＪＩ・ＸＸ』でダブル・ブレイク！」
一勝の『爆竜 ＧＥＮＪＩ・ＸＸ』が牙を剥く、そして『爆竜 ＧＥＮＪＩ・ＸＸ』の攻撃でレンのシールドが全て無くなる──残りはトリガーチェック！
「俺の残りのシールド……来い！」
レンは自分の残り一枚のシールドを捲って確認する──『シールド・トリガー』は無かった──
「嘘だろ……！？『シールド・トリガー』はない……！」
「そうか──次のターン、俺が勝つなぁ……」
そう言うと一勝は鼻を高くする、だがレンは諦めていなかった。
「伯父さん……何時俺が負けるとでも……？もしもこの破られたカードが大逆転出来る、とでも言ったら？」
レンのセリフに一勝は笑う。
「ははは！それが出来るならやってみろ、掛かって来い」
一勝はそう言いながら腕を組む、さぁ、大逆転してやるよ、そう思いながらレンはデッキからカードを引いた──
一勝のターン、レンの最後のシールドを『爆竜 ＧＥＮＪＩ・ＸＸ』で破壊する、そしてレンは『シールド・トリガー』に全てを賭けたが『シールド・トリガー』は現れなかった。
七ターン目──
「俺のターン、ドロー！……！？このカードは！？」
レンは自分の引いたカードに驚いた、これなら大逆転も出来る……！
「俺のターン、これで最後の攻撃だ！俺はマナチャージせず、１マナ支払って、『凶戦士 ブレイズ・クロー』を召喚、もう一枚『凶戦士 ブレイズ・クロー』召喚！そしてトドメの『コッコ・ルピア』だ！そしてこれがトドメへのカード！呪文『キリモミ・スラッシュ』！」
その瞬間、一勝は驚いた、呪文『キリモミ・スラッシュ』、このカードは『自分のクリーチャー全てを『スピード・アタッカー』にさせる』カード！そして連勝の場に出たカードは三枚、一勝の『シールド・トリガー』で一体が防がれても最後の一体で攻撃が出来、更にトドメが出来る、流石に連勝が上手になったか、そう思いながら少し焦る、これで負けたら『世界最強』の座を渡さないといけないじゃないか……
そう考えながら自分の手札を確認する、流石に『シノビ』は無いか……完全に負けルートしかないじゃないか、そう思いながらレンの行動を見る。
「伯父さん、行くよ、『凶戦士 ブレイズ・クロー』一体目で伯父さんのシールドを攻撃！そしてがら空きの伯父さんに『凶戦士 ブレイズ・クロー』二体目と『コッコ・ルピア』でトドメェ！！」
一体目の『凶戦士 ブレイズ・クロー』で一勝のシールドを攻撃、そして破壊して、二体目の『凶戦士 ブレイズ・クロー』、『コッコ・ルピア』で一勝にダイレクト・アタック──
「やったか！？」
レンが一勝の状況を見る、さぁ、敗北か、生き残っているか……？
「……フフフフフ」
一勝の声が聞こえる、何故か笑っている、それは何故だろう？そう思うと、一勝の手札には『シールド・トリガー』が握られていた。
「アハハハハハ！甘かったな！連勝！俺に勝機が来た様だなぁ！俺は一体目の『凶戦士 ブレイズ・クロー』の攻撃で破られたシールドから『シールド・トリガー』発動！呪文『地獄スクラッパー』！効果でパワー５０００以下になるよう相手のクリーチャーを選択、そして選択したクリーチャーを破壊！俺はパワー１０００の『凶戦士 ブレイズ・クロー』二体と『コッコ・ルピア』を選択！そしてその三体のクリーチャーを破壊だぁ！」
「えっ？──」
その瞬間、一勝のシールドから出た『シールド・トリガー』、呪文『地獄スクラッパー』でこのターン出したレンのクリーチャーが全て破壊される。
これでトドメは出来無くなった──
「さぁ、どうする？」
一勝の声を聞いて、レンはターン終了を宣告した──
「ターン、終了……」
連勝のターン、『凶戦士 ブレイズ・クロー』二体と『コッコ・ルピア』に呪文『キリモミ・スラッシュ』で『スピード・アタッカー』にしたが、一勝の『シールド・トリガー』、呪文『地獄スクラッパー』で三体のクリーチャーは破壊された。
「よし、俺か、俺のターン、ドロー、マナチャージせずバトルフェイズ、『爆竜 ＧＥＮＪＩ・ＸＸ』でトドメ」
質素に一勝はレンに攻撃する、『爆竜 ＧＥＮＪＩ・ＸＸ』でレンはダイレクト・アタックを受けて、レンは一勝とのデュエルに負けた。
「うわぁ、俺の負けかぁ……」
そう言いながら連勝は項垂れる、もしも呪文『地獄スクラッパー』が出ていなかったら自分は負けていただろう、そう思いながら一勝はデッキを直す。
「まぁ、久し振りにデュエル出来て楽しかったよ、お前は完全に強くなっているなぁ──これからも精進しろよ」
そう言うと一勝はソファに凭れながら大きく息を吸って、息を吐く、全く──冷や冷やしたのは俺じゃないか──こりゃあ、何れ負けるなぁ……そう思いながら一勝はテレビの電源を点けてチャンネルを変える。
レンは負けて少し悔しい思いをしながらデッキを直してからドムドムへ向かった──
そしてドムドムでお爺さんと出会って衝撃的な話を聞くのだが、今のレンは知らなかった──
- Re: ＤＭ エクストリーム ( No.117 )
- 日時： 2016/08/26 20:11
- 名前： 彩都 （ID: 49hs5bxt）
レンは自転車でドムドムへ向かう、そして自転車から降りて自転車を自転車置き場に置いて、レンはドムドムの店内へ入店する。
今日のドムドムは人が少ないなぁ、流石に旅行へ行っている人が多いからなのだろうか？等とレンは考えていると何時もの場所にお爺さんが居た、そしてレンはお爺さんに声を掛ける。
「おーい、お爺さーん？今日は光や水姫は来ていないのかぁ？」
レンがそう言うとお爺さんは答える。
「あぁ、そうじゃなぁ……何故なら今は『全国を闊歩している』からなぁ……さぁ、行くぞ連勝、最初は長野県だ」
突然お爺さんは立ち上がって、レンに飛行機のチケットを渡す、えっ？えっ？何が起きているんだ？そう戸惑っているとお爺さんは言った。
「急がないといけないんだ、仮面の修道女がアシュラの封印を解こうとしている、封印は全国に所々に存在するんだ、急いで封印を解くのを止めないといけない、だから急ごう」
お爺さんが言うとレンは戸惑いながら言う。
「……それはヤバいじゃないか、早く急ごうぜ！」
レンはそう言いながら飛行機のチケットを手に入れる、そしてお爺さんとレンは急いで空港へと向かった──
そして数時間が経って『長野県 信州まつもと空港』でレンとお爺さんは降りる、そしてタクシーで『長野県 塩尻市 鳴神山』へ向かう。
レンは思う、いきなり長野県へ来て山へ登るとは思わなかった、と──行くのなら少しは支度するのになぁ、そう思いながら大きく深呼吸をする、そしてお爺さんは言う。
「もしかして、『山へ登るのか、言えば少しは支度するのになぁ』とか思っているんじゃないだろうなぁ？」
自分の思っている事を的確に当てられて、レンは動揺する。
「ハァッ！？何で分かったんだよ！？」
レンが驚いているとお爺さんは言った。
「ハッハッハ！やっぱりそうだったか、いや、ただの勘じゃよ、勘──安心しろ、精々１０００ｍ程度だ、頑張れば踏破出来る」
「いや、俺は軽装備だから不安しかないんだけど……」
レンはそう言いながら自分の容姿を見る、半袖、短パンの夏仕様な格好だ、そしておまけに靴は今年の四月に買ってもらった結構新品な靴だ、山に登る時は長袖、長ズボン、そして履き慣れている運動靴を履いて、登った方が踏破しやすいが、今のレンの格好はその真逆だった、靴は履き慣れているかもしれないが、服装に危険が感じられる──
「はぁ、少しだけ不安だ……」
レンはそう呟きながら溜息を吐いた──
そしてレンとお爺さんは『長野県 塩尻市 鳴神山』に着く、そして鳴神山を登り始める。
鳴神山は標高約１１００ｍの山だ、あまり時間は掛からない山だろう──そんな山にレンは『アシュラの封印があるのかよ……』とかを思いながらゆっくりと登り始める──
そしてお爺さんはレンよりも前に進んで周りを見回しながら確認する、確かこの道を曲がればアシュラの祠的な物が見える筈なのだが──そう思いながらお爺さんは手に持った地図を確認しながら進む、レンは少し息が上がっていた、だがあまり疲れた様子は無い、なのでお爺さんは少しだけペースを上げる、するとお爺さんは見たかった場所を見つける、確かこの近くに獣道があった筈、この獣道を進んでいくと確かあった筈だ──
そう思いながらお爺さんは葉っぱが伸び切った叢（くさむら）の中へと入っていく──レンは、『痒くなりそうな雑草だなぁ』と思いながらお爺さんの後ろに着いて行く──ザッザッと叢の踏む音が気持ち良い、これでひっつき虫や肌と草が擦れて痒みが出るのが無かったら最高なのになぁ、とレンはそう思いながら草を掻き分けて帰りもスムーズに帰れる様に獣道を少し開かせる、お爺さんはずっと地図と睨めっこしている、本当にこんな獣道にアシュラの封印がされている所に辿り着くのかよ……レンは口に出さずに思う、だが少し疲れてきたぞ、いい加減休憩をしたい所だが──そう思っていると少しずつだが目の前の叢の量が減ってきた、獣道から段々と大きな道に変わっていった。
「……おぉ、少し開けてきた……なぁ、お爺さん、少し休憩しないか？流石に歩いた時間は分からないけれど、相当な時間が経っていると思うんだ、少しは水分補給でもしないと熱中症で倒れちまうかもしれない」
レンが言うとお爺さんは少し息を吐いてから言う。
「結構歩いて来たしなぁ……少しは木陰で涼むとしようか」
そう言いながら木陰に移動するレンとお爺さん、汗でこびり付く髪に服で扇ぎながらレンは大きく口を開ける。
「暑いなぁ、やっぱり山は疲れるなぁ……」
そう言うとお爺さんが言う。
「おいおい……もしもアシュラの封印されている場所に行けば、それの封印を解く者とデュエルするかもしれないし、Ｎの痣を使用するかもしれない、それの事も考えておかないと、どの道Ｎの痣で疲れてぶっ倒れるぞ？」
そう言うお爺さんにレンは考える、確かにその可能性も拭えない、自分はＮの痣を使用しないと、『龍神』や『龍王』とまともに戦えない──少しでも体力を付けたいが、付け方が分からないので今は何とも出来ない──そんな自分に苛つきながらレンは立ち上がる、そしてお爺さんに言う。
「お爺さん、俺は少しでも前に進みたい、だから早くアシュラの所に行こう」
そう言うと、お爺さんはニヤリ、と口の端を上げて笑う。
「……そう言うと思ったよ、さぁ、行くか、アシュラの封印されている場所へ」
そう言いながらお爺さんは立ち上がって地図を見ながら前へ進む、レンは大きく深呼吸してから、お爺さんに着いて行く──アシュラの封印されている場所にアシュラの封印を解く者が居るかは分からない──
- Re: ＤＭ エクストリーム ( No.118 )
- 日時： 2016/08/30 20:11
- 名前： 彩都 （ID: 3KWbYKzL）
お爺さんの後ろに着いて行き、獣道を進んでいく。
そして一つの洞窟に辿り着く。
「此処は？」
レンが言うとお爺さんは答える。
「これがアシュラが封印されている祠じゃ──此処の封印が解かれていなければ、アシュラの封印はまだ解かれていない事となる、解かれる前にワシ等が壊せば良い」
「成程──だったら早く破壊しようぜ──」
「それはされません」
何処からか声が聞こえる、すると木の影から誰かが現れる。
「私は封印を解きに来た破壊者です、貴方達、アシュラ様の封印は私が解きます、壊さないで下さい」
「巫山戯るなよ？俺はアシュラの封印を壊しに来たんだ、もうアシュラの暴走なんかをさせないぜ！」
そう言いながらレンはデッキを取り出す、フードを被った破壊者はデッキを取り出す、そして二人の声は重なる。
「「デュエル、スタート！！」」
二人のデュエルが始まった──そして先攻はレンだった──
「俺のターン、火のマナをチャージ！ターン終了！」
「私のターン、ドロー！自然のマナをチャージ！ターン終了！」
二ターン目──
「俺のターン、ドロー！火のマナをチャージ！ターン終了！」
「全然進みませんね、序盤は──私のターン、ドロー！光のマナをチャージ！ターン終了！」
三ターン目──
「俺のターン、ドロー！火のマナをチャージ！３マナタップして、クリーチャーの『ＪＥＴ：ルピア』を召喚！これで俺の『ＪＥＴ』と名の付いたクリーチャーのコストが２減るぜ！これで『ＪＥＴ』が召喚出来やすくなるぜ！」
「まるで『コッコ・ルピア』の『ＪＥＴ』版、という事ですか……ですが呪文も他の『ＪＥＴ』以外のクリーチャーもコストが減らないのが玉に瑕、ですがね──」
「う、う、う、うるせぇ！このデッキは『ＪＥＴ』デッキだから良いんだよ！ターン終了だ！」
そう言いながらレンは顔を赤くする、そしてターン終了。
「私のターンですか、久しぶりに本気を出しますか！」
そう言いながら破壊者はカードをデッキから引く。
「私のターン、ドロー！火のマナをチャージ！３マナ支払い、『コッコ・ルピア』召喚！これで私の『ドラゴン』はコストは２減ります！次のターンはコスト６の『ドラゴン』のクリーチャーがコスト４で出せます！フフフ！『ＪＥＴ：ルピア』の上位互換ですね、『コッコ・ルピア』は！それではターン終了します！」
『コッコ・ルピア』が召喚されて、少し焦る、もしも次のターン、『ボルシャック・ＮＥＸ』が出たらもっと『コッコ・ルピア』が出されてこっちが苦しくなる……２ターン後には、５マナでコスト９のクリーチャーが出せる計算だ──それだけは必死に阻止しなければ！そう思いながらレンはカードを引く。
引いたカードは『ＪＥＴ：ドラゴンストーム』だった、コスト６のクリーチャー、なのでマナをチャージしたら召喚出来る！そう思いながら手札の事を考える。
四ターン目──
「俺のターン、ドロー！火のマナをチャージ！そして『ＪＥＴ：ルピア』の効果で『ＪＥＴ』のクリーチャーのコストを２減らして、コスト４で召喚！『ＪＥＴ：ドラゴンストーム』！そしてこのクリーチャーは『スピード・アタッカー』！なので、すぐバトル可能！行くぞ、バトルフェイズ！『ＪＥＴ：ドラゴンストーム』でまさかまさかのトリプル・ブレイクだぁ！破壊者！てめぇのシールドを三枚割らせて頂くぜ！」
バリンッバリンッバリンッ！と破壊者のシールドが三枚割れる、だが相手は『シールド・トリガー』が無い様だった。
「そして『ＪＥＴ：ドラゴンストーム』の効果発動！『このカードがアタックした時、山札の一番上をめくり『ＪＥＴ』と名の付いたカードをコストを支払わずに召喚、発動してよい』！そしてデッキの上を捲って確認！」
レンはそう言いながらデッキの一番上を捲って確認する──捲って現れたカードは『ＪＥＴ：切込覇王マサト』だった。
「俺は『ＪＥＴ：切込覇王マサト』を『ＪＥＴ：ドラゴンストーム』の効果で場に出す！そして『ＪＥＴ：切込覇王マサト』の効果発動！『このカードが場に出た時、自分のクリーチャー一体を手札に戻す。そしてこのクリーチャーはスピードアタッカーになる』！俺は『ＪＥＴ：ドラゴンストーム』を手札に戻して『ＪＥＴ：切込覇王マサト』を『スピード・アタッカー』にさせる！行くぜ！『ＪＥＴ：切込覇王マサト』で一枚ブレイク！」
『ＪＥＴ：切込覇王マサト』は『スピード・アタッカー』になり、破壊者のシールドを一枚破壊する、『シールド・トリガー』は無さそうだ。
「行くぞ！これで最後の攻撃！『ＪＥＴ：ルピア』でラスト・ブレイク！」
五枚目のシールド──最後のシールドだ──を破壊する『ＪＥＴ：ルピア』、だが『シールド・トリガー』は無かった──
「俺はターン終了」
「……これはヤバいですねぇ……ですがもう勝てませんね、諦めます、自分のターン、ドロー、マナチャージ、ターン終了」
呆気なく破壊者はターン終了を宣告した──
五ターン目──
「俺のターン、ドロー、火のマナをチャージ──バトルフェイズ、『ＪＥＴ：ルピア』でトドメ……」
優しく、レンは破壊者にトドメを刺す……そしてレンはデッキを纏めて集める──デュエルが終わった、そう思いながら大きく深呼吸をした──
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