二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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DM エクストリーム
日時: 2015/10/03 05:53
名前: 彩都 (ID: ???)  

初めまして、そうでない人も初めまして、彩都(サイト)と申します。
DMはデュエルマスターズの略です。
オリジナルカードも出るかもしれません。
複雑・ファジー小説にて、『セカイ戦記』を執筆中ですので、こちらも宜しくお願いします。

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Re: DM エクストリーム ( No.134 )
日時: 2016/10/25 20:53
名前: 彩都 (ID: Slxlk2Pz)  

「早く急がないと……早くアシュラの祠を壊さないと……!!」
電車の中で光は両手を合わせながらブツブツと呟く、結花は呆れながら言う。
「あのさぁ、光君?そうやって早まるのも分かる、分かるんだけど、電車や車での移動の時間の事も考えて欲しいんだ、そりゃ遅いのは分かる、だけどね、仕方無いじゃないか、運命とはそう言う物なんだよ」
「どういう物だよ?」
「そうだねぇ、運命だけに、『運』かも知れないね、まぁ、そうやって悩んでいても仕方無いさ、少しは電車の風景でも楽しもうよ?」
結花が優しく諭す様に言うと光は溜息を吐いて言う。
「そんな楽観的になれないですよ──三つも封印を解かれてしまったんです、少しは防がないといけないでしょう!?」
「そうやって焦るともっと封印が出来なくなる」
光は正論を言われて、少し黙る、すると結花が喋り出した。
「私だって焦ったさ、だけどね、勝てる者も勝てなくなっていった──そこで誰が行ったと思う?『そうやって焦るともっと勝てなくなる、そしてもっと状況が酷くなる』ってね?」
「……誰なんです?どうせ一勝さんとかじゃないですかね?」
光は不思議そうに言うと結花は首を振って、『ううん』と呟く。
「答えはね、赤山姫実(あかやまきみ)ちゃん、一勝君の幼馴染み」
それを聞いて光はいきなり立ち上がる、まさか、一勝さんの幼馴染みが!?
「姫実ちゃん、今頃どうしてるかなぁ……?今は知らないけれど、私は姫実ちゃんの言葉に少し救われた気がしたんだ、そしてこの言葉は続きがあってね?『一気に強くなるのも良い事だけど、ゆっくり強くなっちゃダメなのかな?ゆっくり強くなった方が『自分が強くなった』って、実感出来ない?』ってね──」
結花の言葉に心にグサグサと突き刺さる光、確かに今は急いでいるかもしれないが、ゆっくりと進めば必ず謎の仮面の修道女に辿り着ける、確かにそれはそうだ。
「んでもって、まだまだ続きはあるんだよ?『私だって一勝にはまだ勝てないさ、だけど一勝と戦えば戦う程強くなっている気がしてならないんだ、だからもっともっと一勝とデュエルしてもっともっと強くなりたいんだ』って──ゆっくりでも良いんだ、ゆっくりと強くなれば良い、ゆっくり進んでいけば何れは終着点に辿り着くんだ、だから今は移動が遅くても、最終的には謎の仮面に出会えるんだから、今は電車の風景とか楽しんで、気を紛らわそう?」
結花がそう言うと、光は頷いて言う。
「……はい、分かりました!」
何とか自分の言葉に納得してくれて助かるよ──結花はそう思いながら自分のデッキを見る、少しはデュエルしないと手が鈍るかもしれないなぁ……何時か光君とデュエルしよう──

島根 朝日山(あさひやま)──
標高344mの山、案外標高が高くないので、登りやすい──光達は何とか次のアシュラの祠に向かう──
「それにしても、この山は標高が低いなぁ……」
光がそう言いながら結花に問う。
「あぁー、まぁね、私達が此処を選択したのも、標高が低くて、小さい自分達でも移動しやすいから、そう言う場所を選んだんだけどね……」
結花がそう言うと光は驚く。
「本当ですか……?だったら相当適当な選択ですね……」
光はそう言いながら呆れる、結花も自分で言っていて少し呆れてくる。
「確かに……我ながら幼稚な発想だこと……でも、少し山を登るから健康に感じるよねぇ?」
「まぁ、そうですね──」
光がそう言った瞬間、結花は光を木の幹に押し付ける、光は顔面に柔らかいモノが当たり、困惑している。
「ん゛ん゛ー!?」
喚く光を他所に結花は木の幹から細い目で見る、目の前に居るのは謎の仮面の修道女──そう、アシュラの祠前だ──仕方無い、今は隠れて後で襲おう、と思っていたが、胸の間に挟んでおいた光君が居ない、まさか?とは思ったが、そのまさかだった。
アシュラの祠前で光と謎の仮面の修道女が言い合いをしていた、まさかとは思ったが、そのまさかで本当に呆れた……
「おい、仮面野郎?お前まさかアシュラの祠で何をしていた?まさか封印を解いていたって訳じゃあないだろうな?」
光がそう言うと謎の仮面の修道女は言った。
「いや、もう終わったんだけど……」
「えっ?」
「えっ?」
二人の声が合わさる、後ろには結花が、謎の仮面の修道女の前には光が、同時に同じ声を出していた──
「えっーとぉ……つまり、封印はもう解いた後だと?」
光がそう言うと謎の仮面の修道女は言う。
「あぁ、そうだけど?」
「本当にもう解いちゃった系?」
結花がそう言うと謎の仮面の修道女は呆れながら言う。
「だから貴方達は何なんですか……?えぇ、もうアシュラ様の封印は解けましたよ?何なんだ貴方達は……?」
そう言いながら謎の仮面の修道女は二人の視界から消えた──
そして光と結花は見つめあう──
「次のアシュラの祠へ向かいましょうか?」
と、結花が言うと固まっていた光は言う。
「えぇ、そうですね……」
仕方なく二人は下山する事にした──次こそは封印を解かずに壊してやる、光はそう思いながら──

Re: DM エクストリーム ( No.135 )
日時: 2016/10/28 21:04
名前: 彩都 (ID: jFPmKbnp)  

「……あれは仕方無いよ、うん」
電車の中、結花が光に言う。
「あぁ、はい……分かってますよ、あれは仕方無いですね、だって、もう封印は解かれていたんですから……」
光はそう言いながら、自分の右手の拳を強く握り締める──すると結花が光るを元気付ける。
「だっ、大丈夫だよ!次の県に行けばまだ封印を解いていない筈だよ、うん!」
「そうですね……それに賭けるしかないですね……」
光はそう言いながら自分の頭を垂れる──完全に失敗だ、完全に出遅れた……光はそう思いながら、自分の組んだ手を見る──まだ、行かなきゃいけない場所がある、だから……自分が行く場所の封印はまだ解けていないでくれよ……!そう思いながら……

鳥取 羽衣石山(うえしやま)──標高約380m程の山である──光と結花はタクシーを使って羽衣石山に向かう。
「でも、この山、結構自然が多いですね」
光がそう言うとタクシーの運転手が言う。
「そうかい?んで、君達は何処出身なんだい?」
タクシーの運転手がそう言うと光と結花は答える。
「ん?出身ですか?俺は東京です」
「私は──」
結花が言おうとした時、タクシーの運転手が割って入る。
「そうかそうか、東京か、確かに東京は都会だからこんな山とか無いだろうなぁ……空気は美味いんだよ、山の天辺は、知っているかな?」
タクシーの運転手がそう言うと、光は言う。
「えっ?そうなんですか?実はあまり山とか向かわないんですよねぇ、体力とか、家族の準備とかが必要で……家族揃ってあまり食事を取らないんですよ、皆忙しいから……」
光がそう言うとタクシーの運転手は言う。
「そうなのかい?それは大変だねぇ」
「えぇ、だから家族で何処かに行くっていうのも無いんです……」
そう言う光は寂しそうな顔をする──それは結花にしか分からない顔だった──
するとタクシーの運転手が言う。
「おっ、もうすぐ羽衣石山だよ、さぁ、降りる準備を?」
「あっ、はい、分かりました」
光がそう言うと結花も降りる準備をしながら財布の準備をする──さぁ、アシュラの祠は封印が解けているかな?それは厭だな、と結花は思いながら羽衣石山を見る──

「羽衣石山に着いた、さぁ、急ぎましょう、結花さん」
光はそう言いながら羽衣石山を見る、何で小学生はこんなに体力があるのだろう?結花はそう思いながら息を切らしている、登ってまだ十分だが、自分にとってはとても歩いている、実際今日は色々な山を登っている、今日は今迄の生活以上に移動しているのだ、大人の体力はここ迄少ないのか、自分の年齢に痛感しながら、大きく深呼吸をする。
「ハァ……ハァ……全く、自分の体力の無さには泣ける……」
そう言いながらのんびり山に登る結花、光はそんな結花を引っ張ったりして、移動させる。
「早く行きましょうよぉ!」
「分かっている!分かっているけど、体が上手く動いてくれない!」
「うっせぇ!ごちゃごちゃ言わずに動いて下さい!」
光がそう言いながら、結花を引っ張るのを諦めて、一人で前に進む、すると茂みの奥にアシュラの祠が見える、その祠前には謎の仮面の修道女が居た、光はその祠に向かって特攻する。
「てめぇ!?何してんだ!?」
謎の声に驚く謎の仮面の修道女、だが、大きく息を吸って、落ち着かせる。
「何だ……一般人か、何もして無いよ、私はただ単にお墓参りだか──」
光の事を一般人と勘違いしている謎の仮面の修道女に光は言う。
「俺はアシュラの封印解放を阻止しに来たんだよ!Nの痣の持ち主である俺が阻止してやるぜ!」
光がそう言うと、謎の仮面の修道女が言う。
「そうか……Nの痣の持ち主だったか、何だ何だ、最初っからそう言えば良いのに……」
謎の仮面の修道女がそう言うと服の中からデッキを取り出す。
「さっさとぶちのめして、お前を倒そう、そしてアシュラ様の封印を解く!」
謎の仮面の修道女の言葉を聞いて光はキレる。
「そうか……だったら俺が逆にぶちのめしてやんよ!」
光がそう言うと急に光の右肩に誰かの手が触れられる、光は驚くが、端に結花の顔が映ったので、安心する、何だ、結花さんか……
そう思っていると、結花が光に向かって言う。
「なぁ?光君も連戦で疲れただろう?今回は私がデュエルする事にするよ」
結花がそう言うと光は拒否する。
「そんな!大丈夫ですよ!俺はまだまだ元気……」
光がそう言っても、結花が聞かない。
「大丈夫大丈夫、私だって相当強いよ?」
「いえ、結花さんは見るだけで充分……」
光が結花の顔を覗く、今の結花の顔は、おちゃらけている結花、自分を襲おうとする結花、その二つの顔では無い──今迄見た事が無い顔、そう──『デュエリストの顔』になっていた──まるで真剣な表情そのもの、今日見た顔の中で一番恐怖した、あんな可愛い顔なのに、こんな顔が出来るなんて……顔のパーツなんてそもそも変わっていないのに、おちゃらけた人でも、こんな真剣な表情になれるって……人間の顔って怖いなぁ、光はそう思いながらこのデュエルは結花に任せる事にする。
「何だ?お前が私とデュエルするのか?負ける未来が見えるぜ?」
謎の仮面の修道女がそう言うよと結花が唇の端を上げて言う。
「そうか?逆に私は、アンタが敗北する未来しか見えないなぁ、これはどういう事だろうねぇ?」
そう言いながら笑う結花、すると謎の仮面の修道女が言う。
「何だと……!?だったら早くデュエルで決着を着けようか?」
そう言いながらデュエル台を用意する、結花は深呼吸をして言う。
「私は強いよ?それだけには気を付けてね?」
「お前もな……私だって強いぞ?後悔するなよ?」
二人はそう言って、同時に同じ言葉を言う。
「「デュエル……スタート!!」」
そう言って、結花と謎の仮面の修道女のデュエマが始まった──光はただ呆然と二人のデュエルを見る事しか出来なかった──

Re: DM エクストリーム ( No.136 )
日時: 2016/11/01 20:09
名前: 彩都 (ID: Rn9Xbmu5)  

「私が先攻!」
結花はそう言いながらデッキから五枚ドローする、そしてデュエマが始まった。
一ターン目──
「私のターン、闇のマナをチャージ!そして1マナタップ!手札から『闇戦士ザビ・クロー』を召喚!ターン終了!」
結花のターン、闇のマナをチャージし、そのマナをタップ、手札から、『闇戦士ザビ・クロー』を召喚、そしてターン終了。
「えっ!?結花さん、闇文明使いなの!?」
結花の一ターン目終了後、光がそう言うと、結花は言う。
「……まぁね」
そう言って、謎の仮面の修道女にターンが渡る。
「フフフッ!お前も闇文明使いか……生憎私もなんだよ!」
謎の仮面の修道女はそう言いながらデッキからカードを引く。
「私のターン、ドロー!私は闇のマナをチャージ、そしてそのマナをタップ!手札から『闇戦士ザビ・クロー』を召喚!これでお互いの場は同じクリーチャーだな……それでは私もターンエンド」
謎の仮面の修道女のターン、闇のマナをチャージ、そしそのマナをタップし、手札から『闇戦士ザビ・クロー』を召喚、そしてターン終了。
二ターン目──
「私のターン、ドロー!」
結花はそう言いながらデッキからカードを一枚引く、すると引いたカードに驚く。
「何て事……完全に私の勝利が近付いたわけね──」
結花はそう言って、深呼吸する、そしてマナチャージをする。
「私のターン、自然のマナをチャージ!そして2マナタップ!手札から『フェアリー・ライフ』を発動!デッキの上から一枚目をマナゾーンに!」
そう言いながらマナゾーンにカードを置く、置いたカードは水文明だった。

結花 マナ二枚→三枚

「えっ……何がどうなって……?」
光は混乱していた、闇文明使いと思っていたが、自然、水文明を使っている、えーと、つまり単色使いではなく、多色使い……?
「……多分、光君が考えている事と一緒だと思うよ、多分ね」
結花がそう言うと光は言う。
「えっ……?あっ、はい」
光がそう言うと結花は『ではバトルフェイズ』と言う。
「私は『闇戦士ザビ・クロー』でシールドブレイク!」
結花はそう言いながら自分の場の『闇戦士ザビ・クロー』をタップして攻撃する、すると簡単にシールドが破られる──

謎の仮面の修道女 シールド五枚→四枚

「これで一枚先取ね!」
結花がそう言うと謎の仮面の修道女は笑っていた。
「甘かったな!私は破られたシールドから、『シールド・トリガー』が出ていたんだよ!私は『シールド・トリガー』を発動させていただく!呪文『デーモン・ハンド』!貴様の『闇戦士ザビ・クロー』を破壊だ!」
謎の仮面の修道女がそう言うと、結花の『闇戦士ザビ・クロー』が破壊される。
「くそっ、ターン終了──」
結花のターン、呪文『フェアリー・ライフ』を発動し、マナ加速、そしてバトルフェイズ、『闇戦士ザビ・クロー』で謎の仮面の修道女のシールドをブレイク、だが『シールド・トリガー』である、呪文『デーモン・ハンド』により、結花の『闇戦士ザビ・クロー』は破壊されてしまう──
「私のターンか、私のターン、ドロー!」
謎の仮面の修道女はそう言いながらデッキからカードを引く。
「今の所は、闇のマナをチャージするだけで充分か──私はバトルフェイズに移行する!行くぞ、『闇戦士ザビ・クロー』で貴様のシールドをブレイクする!」
謎の仮面の修道女はそう言って『闇戦士ザビ・クロー』をタップし、結花のシールドをブレイクする──そしてブレイク──だが、結花は笑っていた。
「甘いね──『シールド・トリガー』発動!呪文『エマージェンシー・タイフーン』!!『カードを2枚迄引き、その後、自分の手札を1枚捨てる』!私は二枚ドローして、一枚手札を捨てる!」
結花はそう言いながらデッキからカードを二枚引いて、手札を一枚捨てる──
「くそっ、相手の手札加速をしてしまったか──私はターンエンドだ」
謎の仮面の修道女のターン、闇のマナをチャージして、バトルフェイズ、『闇戦士ザビ・クロー』で結花のシールドをブレイクしたが、結花のシールドに『シールド・トリガー』が入っており、その『シールド・トリガー』で結花は手札加速してしまう──
「私のターンかぁ……」
結花はそう言いながらデッキからカードを引く──
三ターン目──
「私のターン、水のマナをチャージ!そして3マナタップ、手札から、呪文『エナジー・ライト』発動!効果で、『カードを2枚引く』!」
結花はそのままデッキから二枚、カードを引いた。
「ありがとうね、仮面さん?呪文『エマージェンシー・タイフーン』で来ちゃった☆──やっぱり、『私達』はデュエマに愛されているんだなぁ……」
結花は一人ごりながら呟く──誰にも聞かれずに──そして頬をパンパンと叩いて謎の仮面の修道女に言う。
「これで私はターン終了!さっさと掛かってきなさいよ?アンタ、まだ本気出してないんでしょう?」
結花がそう言うと謎の仮面の修道女は無言のまま黙る。
「やっぱり?仕方無い、アンタが本気出す迄待っててあげるわ、それで良いでしょう?」
結花がそう言うと謎の仮面の修道女は言う
「そうか」
そう言って、謎の仮面の修道女はデッキからカードを引く──
結花のターン、闇のマナをチャージ、そして呪文『エマージェンシー・タイフーン』で手札に来た『エナジー・ライト』を発動し、ターン終了。
結花のシールドは四枚、謎の仮面の修道女のシールドは四枚──どちらが勝つかはまだ分からない──

Re: DM エクストリーム ( No.137 )
日時: 2016/11/04 21:23
名前: 彩都 (ID: 6Z5x02.Q)  

「私のターン、ドロー!」
謎の仮面の修道女がそう言いながら、デッキからカードを一枚引く、そして『ヒッヒッヒッ!』と悲鳴の様な笑い声を出す。
「これで私の勝利が決まったものだな!私は闇のマナをマナチャージして、3マナタップ!出でよ!闇の時止め師!召喚、『停滞の影タイム・トリッパー』!効果で、『相手はカードをマナゾーンに置く時、タップして置く』んだ!次のターンからそうしろよぉ?」
謎の仮面の修道女はそう言いながら大声で笑う、だが結花は笑っていない、まるで、『つまらないな』と言いたそうに──
「あら、そう?私にとってはハンデでしかないわ、まぁ、アンタにとってはこれでいいハンデかもねぇ?」
結花がそう言うと謎の仮面の修道女は言う。
「……?ハンデねぇ、それはアンタじゃない?私は少しでもデュエルを楽しもうと弱気で行っているのに、何が『本気出せ』よ?アンタにとっては私の本気はアンタの本気よりも強いわよ?」
「へぇ、だったら体験してみたいものね──」
「あぁ、大丈夫だ、たった数ターンで地獄を見る事になるからなぁ……そしてバトルフェイズに移行する、『闇戦士ザビ・クロー』でシールドブレイク!そして私はターンエンドだ!」

結花 シールド四枚→三枚

謎の仮面の修道女がそう言うと、結花はシールドを確認する、だが何も無い──そして結花はターン終了宣言を聞いたので、マナをアンタップして考える。
(マナがタップ状態で場に出る──だったら、『マナをアンタップすればいい』!だけど、カードが来てくれるか──信じるしかないわね、行くわ、私のターン!!)
結花はそう思いながらデッキからカードを引いた。
謎の仮面の修道女のターン、『停滞の影タイム・トリッパー』を召喚し、『闇戦士ザビ・クロー』で結花のシールドをブレイクした。
四ターン目──
「私のターン、ドロー!……自然のマナをマナチャージ……タップして置く」
結花はそう言いながらマナをタップして置く──そして結花はクリーチャーを召喚する。
「私は3マナタップして、召喚!『青銅の鎧(ブロンズ・アーム・トライブ)』!効果でデッキから一枚をマナ加速!」

結花 マナ五枚→六枚

マナ加速、だがカードはタップして置かれる──そして結花が言った。
「これで私はターン終了、まだまだ甘いわね──キーカードが引ければ良いけれど──」
結花は自分のデッキ、マナ、場のクリーチャーを睨みながら言う、そしてターン終了宣告をしたので、謎の仮面の修道女はデッキからカードを引いた。
結花のターン、マナを『停滞の影タイム・トリッパー』の効果で、タップして置いて、手札から、『青銅の鎧(ブロンズ・アーム・トライブ)』を召喚、そして『青銅の鎧(ブロンズ・アーム・トライブ)』の効果でマナ加速したが、『停滞の影タイム・トリッパー』の効果でタップして置かれる、そしてターン終了──
「ふむ、私のターンか──私のターン、ドロー!」
謎の仮面の修道女がそう言う、結花は深呼吸をして考える、もしもこのままブレイクされに行ったら、次のターン、私のシールドが無くなって、トドメがされる──何とかこのターンで除去カード、もしくは破壊カードをが来てくれれば良いけれど──結花はそう考えながら謎の仮面の修道女の出を伺う。
「私は闇のマナを置いて、バトルフェイズ!『闇戦士ザビ・クロー』よ、相手のシールドをブレイクしろ!」
そう言いながら謎の仮面の修道女は『闇戦士ザビ・クロー』をタップして、結花のシールドに攻撃する──バリンッと結花のシールドが破壊される。

結花 シールド三枚→二枚

「くっ!……甘いのはそっちの様ね!私は破られたシールドから、『シールド・トリガー』発動!」
結花はそう言いながら割られたシールドを相手に見せ付ける。
「私は呪文『デーモン・ハンド』で『停滞の影タイム・トリッパー』を破壊するわ!これでタップ効果は消える!」
結花がそう言うと、『停滞の影タイム・トリッパー』は墓地へ置かれる。
「くそっ、私はターンエンド!」
謎の仮面の修道女がそう言うと結花は安心する、もしもこのままトリガーが出なかったらどうしようかと思った──
謎の仮面の修道女のターン、闇のマナを置いて、バトルフェイズ、『闇戦士ザビ・クロー』で結花のシールドをブレイクするが、結花のシールドから、『シールド・トリガー』が現れる、そして出てきたトリガー、『デーモン・ハンド』により、『停滞の影タイム・トリッパー』を破壊、これで結花のマナをタップして置く効果は消える。
結花は考える、次のターンで五ターン目──どうする?まだ肝心なキーカードが出ていない──結花はそう考えながら深呼吸をする、さて、私が来て欲しいカードはたった数枚、だが何でこんなにたった数枚のカードが出ないんだろう?後、少し……後少しで勝利の方程式が揃うのに!結花はそう思いながら頭を支える、大丈夫だ、安心しろ、こんな状況だと、もっとキーカードが現れないぞ、落ち着いて、デッキを見るんだ、そしてデッキを信じなければ──結花はそう思いながらデッキからカードを引いた──次で五ターン目、結花が勝つか、謎の仮面の修道女が勝つか、それはまだ分からない──

Re: DM エクストリーム ( No.138 )
日時: 2016/11/08 21:39
名前: 彩都 (ID: Jhl2FH6g)  

五ターン目──
「私のターン、ドロー!」
結花はそう言いながらデッキから上一枚をドローする、そして結花は驚く。
「『貴方』が来たのね──勝利は何とか近付いたようね──私のターン、水のマナをチャージ!そして7マナタップ!現れよ!水に進化した、新たなる紫電!召喚!『蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』!!」
結花の場に現れたのは、『蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』だった、そして結花は言う。
「そして私はターン終了、どぉ?これが私の切札よ──まぁ、切札は何枚もあるけれど──」
結花のターン、水のマナをチャージして、『蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』を召喚し、ターン終了。
「ふむ、ターン終了か、もうすぐ負けるんじゃないか?」
謎の仮面の修道女がそう言って、自分のデッキからカードを一枚引く。
「私のターン、ドロー!闇のマナをチャージ!そして5マナ支払って、召喚!『封魔妖スーパー・クズトレイン』!そしてバトルフェイズ!『闇戦士ザビ・クロー』で貴様のシールドをブレイク!」
謎の仮面の修道女が自分の場の『闇戦士ザビ・クロー』をタップし、攻撃する、だが結花は不適に笑う。
「フフフ……甘いわね、『蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』はブロッカー持ちなのよ!だから私は『蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』でブロック!」
結花は自分の場の『蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』をタップして、『闇戦士ザビ・クロー』の攻撃をブロックする。
そして『闇戦士ザビ・クロー』は破壊される──だが謎の仮面の修道女はデッキからカードを引いていた。
「私は『封魔妖スーパー・クズトレイン』の効果を発動!『他のクリーチャーが破壊された時、カードを1枚引いてもよい』!なので、ブロックされて、破壊された『闇戦士ザビ・クロー』が存在する為、ドローする!」
そして謎の仮面の修道女はデッキから一枚引いて確認する。
「成程、このカードか」
謎の仮面の修道女はそう言ってターン終了宣告をする。
謎の仮面の修道女のターン、マナをチャージし、バトルフェイズ、『闇戦士ザビ・クロー』でシールドブレイク、だが『蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』でブロックし、破壊したが、『封魔妖スーパー・クズトレイン』の効果でドローされる。
六ターン目──
「私のターン、ドロー!……このカードは……!?」
結花がそう言うと、結花は片手を頭に当てて、一気に呟く。
「このカードが来て、あのカードが来たら……?いや、可能性は低いわ、だけど、今の考えに可能性なんか求めてはデュエルに勝利が出来ない………ではどうする?簡単だ、このカードを発動したらどうだ?不可能では無いのだ、何とかイケるだろう──だったら賭けるしかないわ、運命を、希望を──」
結花はそう言ってから、深呼吸をする、そして自然のマナをチャージする。
「私は自然のマナをチャージ!そして手札から、『エナジー・ライト』発動!『デッキから2枚引く』!」
結花はそう言ってデッキから二枚をドローする、そして、カードを見ずに宣告する。
「私はもう一度『エナジー・ライト』発動!『デッキから2枚引く』!!」
結花はデッキを削っていく、この行為に光と謎の仮面の修道女は驚いているが結花は気にしない。
「私は自然のマナを二枚タップ!呪文『フェアリー・ライフ』発動!マナ加速!」
結花はそう言って、自分のデッキから、カード一枚をマナゾーンに置く。

結花 マナ八枚→九枚

そして結花は言う。
「これで私の勝ちが決まる、さぁ、どうする?」
結花がそう言うと、謎の仮面の修道女が言う。
「はぁ……? たったシールド二枚で私に勝てるとでも?」
「勝てるよ、私は逆転が大好きだから!」
結花がにやり、と笑って言うと、謎の仮面の修道女が怒鳴る。
「無理だ!『蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』よりもパワーが高く、ダブル・ブレイカー持ちで、尚且つ『スピード・アタッカー』だった場合、どうするんだ!?次のターン、トドメが打てるぞ!?勿論、『シールド・トリガー』が無ければ、の話だが──」
謎の仮面の修道女がそう言うと、結花が反論する。
「無理?何でアンタにそんな事を言われないといけないのよ?私はアシュラを倒した五人の内の一人よ?アンタに言われる筋合いも無いし、アンタより、この後ろに居るガキよりも強い、世界大会でトーナメントしたら、私はベスト32に残れるわ──一勝君と姫実ちゃんはベスト8以上だけど──」
後ろに居るガキ──光は名前を呼ばれなくて、ショックだった。
「俺よりも強い……!そしてベスト32……!?」
光は考える、そう、ベスト32、つまり、『世界でデュエマが強い人間32位以内に入る』と言う事!!結花は世界と戦える程、強い、と言う事!
結花の発言に驚く光、こんなショタコンの人が自分より強いだなんて──
「さぁ、私はターン終了よ、かかってきなさい!」
結花がそう言うと、謎の仮面の修道女は身構える。
結花のターン、自然のマナをチャージし、呪文『エナジー・ライト』を二回発動、そして呪文『フェアリー・ライフ』を発動し、マナ加速、そしてターン終了。
謎の仮面の修道女はデッキからカードを一枚引く──そのドローしたカードが結花に勝てるカードかは謎の仮面の修道女には分からない──


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