二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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DM エクストリーム
日時: 2015/10/03 05:53
名前: 彩都 (ID: ???)  

初めまして、そうでない人も初めまして、彩都(サイト)と申します。
DMはデュエルマスターズの略です。
オリジナルカードも出るかもしれません。
複雑・ファジー小説にて、『セカイ戦記』を執筆中ですので、こちらも宜しくお願いします。

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Re: DM エクストリーム ( No.224 )
日時: 2017/08/29 21:12
名前: 彩都 (ID: 5TWPLANd)  

「私のターン、マナをアンタップして、ドロー!」
龍華のターンが始まった、そして龍華はドローしたカードを見て、少し驚いた。
「えっ?このカードが?いいねぇ、私は運が良いねぇ!私は光のマナをチャージして、手札から『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』二体の効果でコストを2減らし、1マナで『ガガ・ピカリャン』を召喚する!更に『ガガ・ピカリャン』の登場時能力により、一枚ドローする事が出来る!まだまだぁ!『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の効果により、ドローが出来る!なので、計二枚ドロー!」
龍華 山札 25枚→23枚 手札 1枚→3枚
「な、何ですって!?」
龍華のコンボが炸裂し、水姫は驚愕してしまう、まさか二枚も一気に引くなんて!呪文ならまだしも、クリーチャーの効果でだなんて!?中々やりますね……!水姫はそう思い、額の汗を静かに拭う。
「まだまだだ、まだマナが残っているぞ?私は二体の効果で増えた手札から、もう一体の『ガガ・ピカリャン』を召喚!更に二枚ドロー!」
龍華 山札 23枚→21枚 手札 2枚→4枚
「まさか二体も『ガガ・ピカリャン』を!?合計四枚もドローした!?」
龍華の場を見て、水姫は驚愕以外の何も思えなかった、そして龍華が言う。
「フフフ……どうだ?私のドロー加速は?水文明に比べたら私のドローはまだまだだが、驚愕は出来るだろう?それではターン終了」
龍華は水姫に言って、口の端を歪ませてターン終了する、龍華のターン、マナをアンタップしてドロー、そして光文明のマナをチャージして、『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』二体の効果でコストを2減らし、1マナで『ガガ・ピカリャン』を召喚する、『ガガ・ピカリャン』の効果と『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の効果により、合計二枚ドローし、更に二枚ドローした中に『ガガ・ピカリャン』がもう一体居り、更に二体目の『ガガ・ピカリャン』を召喚し、『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の効果をもう一度使い、また二枚ドローする、このターン龍華は最終的に合計四枚もドローしたのだった、そしてターン終了。
龍華
山札 21枚
手札 4枚
マナ 5枚
クリーチャー 5体
シールド 5枚
まさか四枚ドロー、ドローフェイズ含めて、合計五枚ドローですか……まるで水文明のようですね、と心の中で思いながら水姫は静かに息を呑む。
だけれど、ドローの専売特許は水文明なんですよ?水文明の使い手たる私が相手のドロー加速に覚えてはいけません……此処からやり返せば良いのです!水姫はそう考えて、デッキを睨む、良いカード、来て欲しいですねぇ……水姫はそう思いながらデッキからカードをドローする──
六ターン目──
「私のターン、マナをアンタップして、ドロー!……このカードは!?」
水姫はそう言って、ドローしたカードを確認する、そのカードは『アクア・サーファー』だった。
何でお前なんだよ!?水姫はそう思いながら、ドローの際に来た『アクア・サーファー』を睨む、今来ても遅いんだよ!召喚して何をしろ!?『雷鳴の守護者ミスト・リエス』でも手札に戻せってか!?もう遅いわ!じゃあ何を戻せば良い?『ガガ・ピカリャン』?ダメダメだ!手札が増えてしまう!手札が増えて、攻撃するカードを出されてしまう!じゃあ何だぁ?『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』ってか?意味が無い!戻した所でもう一体居るのだ、一体居るだけでも脅威なのに二体も居るんだぞ!?戻しても無駄無駄!水姫は心の中で自問自答をして、考える──『アクア・サーファー』をマナ送りにするしか……!それしか手が無い、仕方無い、マナ送りにしよう、水姫はそう考えて、『アクア・サーファー』をマナに置く──
「私のターン、『アクア・サーファー』をマナゾーンに置き、4コスト支払い、手札から呪文『ブレイン・チャージャー』を発動!出来からカードを一枚ドロー!更に『チャージャー』効果により、呪文『ブレイン・チャージャー』をマナゾーンに!」
水姫 山札 16枚→15枚 手札 5枚→6枚 マナ 6マナ→7マナ
「ふぅ、これで手札加速、マナ加速も完了です……それではターン終了」
水姫はそう言って、ターン終了を宣告する、水姫のターン、ドローした時に『アクア・サーファー』が来たが、マナ送りにし、手札から呪文『ブレイン・チャージャー』を使用し、ドロー加速、そして呪文『ブレイン・チャージャー』の効果により、マナ送りにされ、マナ加速をする、そして水姫はターン終了する。
水姫
山札 15枚
手札 6枚
マナ 7枚
クリーチャー 3体
シールド 5枚
「ふむ、このターンは、マナチャージ、呪文発動、手札加速、マナ加速の四つしかしていないのか、マナは『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』の効果で2マナも減るのに……もしや手札に高コストクリーチャーか、そもそもクリーチャーが居ないのかな?」
龍華の発言を聞いて、それは違うんだけれど……と思う、手札には『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』が二体居る、だからこの二体も召喚して、『次のターンから一気にコストを減らしたい』のである。
だけれど、手札に呪文『ブレイン・チャージャー』が居たから、そっちを優先したのみ!そしてもしも此処で一気に召喚したなら相手に怪しまれる可能性もあるからだ。
そしてターン終了宣言を聞いた龍華はデッキからカードをドローする──このデュエル、どちらが勝つか、分からない──

Re: DM エクストリーム ( No.225 )
日時: 2017/09/01 21:31
名前: 彩都 (ID: 07aYTU12)  

「私のターン、マナをアンタップしてドロー!」
龍華が声を荒げてデッキからカードをドローする、すると龍華は口の端を歪ませて、水姫に言う。
「よし、来たな……さて、私の勝利が決まったようだなぁ!私は光のマナをチャージして、全てのマナをタップ!私は呪文『ヘブンズ・ゲート』を発動!『手札からブロッカーを二体場に出す』!私は二枚出す!出でよ!『天海の精霊シリウス』よ!二体を場に!更に『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の効果で二枚ドロー!」
龍華 山札 20枚→18枚 手札 3枚→1枚→3枚 クリーチャー 5体→7体
龍華のコスト踏み倒し召喚に水姫は驚愕するしかない。
「嘘でしょ!?まさか手札にもう『ヘブンズ・ゲート』と『天海の精霊シリウス』が!?」
「あぁ、そう言う事だよ……次のターン、お前の敗北が決まったな!」
龍華は高笑いをし、水姫を追い詰める、水姫は思う、次のターンでひっくり返さなければ……あぁ、何で私は『アクア・サーファー』をマナゾーンに!やってしまいました!水姫はそう思いながら頭を抱える。
「ふむ、ドローもしたし、これでターン終了でもしておくかな?次のターン、怯えて眠れ!」
龍華はそう言って、ターン終了する、龍華のターン、マナをアンタップして、ドロー、そして光文明のマナをチャージして、6マナタップ、手札から呪文『ヘブンズ・ゲート』を使用し、『天海の精霊シリウス』を二体も場に出す、更に『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の効果で二枚ドローし、ターン終了。
龍華
山札 18枚
手札 3枚
マナ 6枚
クリーチャー 7体
シールド 5枚
七ターン目──
…………相当ヤバいぞ?水姫はそう思いながらドロー前にマナをアンタップして、デッキからドローする。
「私のターン、マナをアンタップして、ドロー!」
水姫はそう言って、ドローしたカードを確認する、するとドローしたのは『アクア・サーファー』だった、よし!『アクア・サーファー』を召喚し、『天海の精霊シリウス』を手札に戻せば……『アクア・ティーチャー』も居るので、ブロックしたら『天海の精霊シリウス』のトリプル・ブレイクを防ぐ事が出来ます、よし、その作戦にしましょう!水姫はそう考えて、手札を一枚、マナゾーンに置く。
「私のターン、水のマナをチャージし、『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』の効果で2マナ減って、4マナで『アクア・サーファー』を召喚します!更に『アクア・サーファー』の効果により、『天海の精霊シリウス』を一体手札に戻していただきます!まだです!残ったマナの内、2マナを使用し、手札から三体目の『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』を召喚します!次のターンからコストが3も減りますね……!次のターンからコストが高いクリーチャーも出せますねぇ……そして私はターン終了を宣言します」
水姫はそう言って、ターン終了する、
龍華 手札 3枚→4枚 クリーチャー 7体→6体
水姫のターン、マナをアンタップして、ドローしたカードが『アクア・サーファー』だったので、水文明のマナをチャージして、『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』二体の効果を使用し、2マナ減らして4マナで『アクア・サーファー』を召喚する、そして『天海の精霊シリウス』を一体手札に戻し、残りのマナで『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』一体を召喚し、ターン終了。
水姫
山札 14枚
手札 5枚
マナ 7枚
クリーチャー 5体
シールド 5枚
「ふむ、手札に戻されてしまったか……でも、私は諦めない!私のターン、マナをアンタップしてドロー!」
龍華のターン、龍華はマナをアンタップして、デッキからカードを一枚ドローする、すると龍華は驚愕してしまう。
「まさかこのカードが!?……ふむ、中々面白いな!私はマナチャージせず、6コスト支払い、手札から呪文『ヘブンズ・ゲート』を発動!手札から『天海の精霊シリウス』を『二体』場に出す!そして『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の効果で二枚ドロー!!」
龍華 山札 17枚→15枚 手札 4枚→2枚→4枚 クリーチャー 6体→8体 
「な、何ですって!?まさか『天海の精霊シリウス』が三枚も手札に!?」
龍華の場に対し、水姫が驚愕する、そして龍華が言う。
「フフフ……これで私はターン終了だ、アンタはこの場を引っ繰り返す事が出来るかい?」
「……ッ!」
龍華の言葉に水姫は静かに冷や汗を掻く、そんなの出来る筈が無い……水姫はそう思いながらターンが変わった事を理解する。
龍華のターン、マナをアンタップしてドロー、そして光文明のマナをチャージせず、6マナタップし、呪文『ヘブンズ・ゲート』を発動し、『天海の精霊シリウス』を二体場に出し、龍華の場には合計三体の『天海の精霊シリウス』が存在する事となった、そして『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の効果で二枚ドローし、ターン終了。
龍華
山札 15枚
手札 4枚
マナ 6枚
クリーチャー 8体
シールド 5枚
八ターン目──
もう私のターンですか……もしもこの場を引っ繰り返せるカードと言えば……言えば?水姫はそう思いながら自分の手札を確認する、この場を引っ繰り返せるカードなんか手札には無い、賭けるならばシールド、デッキトップのみ……水姫は静かに深呼吸して、デッキの一番上をドローする──どんなカードが出るか、水姫にも龍華にも分からない──

Re: DM エクストリーム ( No.226 )
日時: 2017/09/05 21:24
名前: 彩都 (ID: w93.1umH)  

もう八ターン目なんだよなぁ、結構マナも溜まっているし……!水姫はそう考えて、デッキからカードをドローする。
「私のターン、マナをアンタップしてドロー!」
水姫は叫びながらデッキからカードをドローする、すると手札に来たのは『アクア・ティーチャー』だった。
うーん、今は来て欲しくないカードですねぇ、もう少し良いカードが来れば良いですが……水姫はそう思いながら『アクア・ティーチャー』を手札に加える。
「私のターン、水のマナをチャージし、『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』三体の効果で3コスト減って、4マナで『蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』を召喚!そして残ったマナ2マナを使用して、四体目の『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』を召喚!更に1マナをタップし、『アクア・ティーチャー』を召喚します!ふぅ、これでターン終了!」
「な、何だと!? 四体目の『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』!?じゃ、じゃあ次のターンから4コスト軽減!?」
龍華は水姫の四体目の『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』に驚愕する。
「フフフ……そうですよ、だから次のターン、私が勝てる確率が上がります!」
「くっ……!」
龍華は静かに呻いて水姫のカードを睨む──水姫のターン、マナをアンタップしてドロー、水文明のマナをチャージして、次に『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』の効果で3コスト減って、4マナで『蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』を召喚、次に四体目の『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』を召喚、最後にこのターンのドローで手に入れた『アクア・ティーチャー』を召喚し、ターン終了。
水姫
山札 13枚
手札 2枚
マナ 8枚
クリーチャー 8体
シールド 5枚
水姫はターンを終了して、ある事に気が付いた、それは『雷鳴の守護者ミスト・リエス』のカード効果を使っていない、である、どうして『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の効果を使わないのだろうか?これ以上手札が欲しくないのか?いや、逆に私とデッキ枚数がほぼ一緒だから使用しないだけかも……だけれど、一応は聞いてみよう、水姫は息を飲み込んで、龍華に言う。
「あ、あの!」
「ん?何だい?今からマナをアンタップしようとしたのに……」
これは悪い事をしたな、と思いながら水姫は龍華に言う。
「あ、あの……『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の効果を使わないんですか?私は三体も召喚しました、だから最高でも三枚ドロー出来る筈です……!なのに『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の効果を使わないんですか?」
「…………」
水姫の発言を受け、龍華は無言になる、それもその筈、『龍華は完全に『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の事を忘れていた』のである、だから水姫の指摘はとても痛いものだった。
「あー、えっとぉ……い、今は必要が無い!だってデッキだってこれだけ減っているしさ!これ以上ドローしたら私がデッキ切れで負けてしまうだろ!?だからアンタの三体召喚の時に『雷鳴の守護者ミスト・リエス』の効果を使わなかったんだよ!これ以上手札が増えたら、お前にも緊迫、緊張した雰囲気を与えてしまうからな!今回のはそう言うデュエルじゃないしな!」
龍華はその場で笑って、マナをアンタップする、あっぶねぇ!危うく使用していない事がバレる所だった……!龍華はそう思いながら大声を出す。
「そ、それでは私のターン、マナをアンタップして、ドロー!」
龍華はそう言って、デッキからカードをドローする、だが龍華は、ドローしたカードをマナゾーンに置く。
「私は光のマナを置いて、バトルフェイズ!『天海の精霊シリウス』で貴様のシールドを三枚ブレイクする!」
龍華はそう言って、『天海の精霊シリウス』をタップする、水姫はブロックせず、『天海の精霊シリウス』の攻撃を受ける。
「ぐぅぅぅ……!」
龍華の攻撃、水姫は三枚シールドを確認する
「シールドチェック!一枚目!来た!『シールド・トリガー』発動!『アクア・サーファー』!『アクア・サーファー』を場に出して、効果発動!『天海の精霊シリウス』を手札に!」
龍華 手札 3枚→4枚 クリーチャー 8体→7体
「くそっ!」
「そして二枚目!トリガーは無し、三枚目、トリガーは無し!」
水姫 手札 2枚→4枚 クリーチャー 8体→9体 シールド 5枚→2枚
「それでは私はターン終了!」
龍華は『アクア・サーファー』が出るのを恐れて、ターンを終了する。
龍華のターン、光文明のマナをチャージし、バトルフェイズ、『天海の精霊シリウス』で水姫のシールドを三枚割る、シールドを割ると、水姫のシールドから『シールド・トリガー』が現れ、『アクア・サーファー』を召喚、効果により『天海の精霊シリウス』を手札に戻す、龍華はこれ以上ブレイクすると『アクア・サーファー』のような手札戻しのカードが出る事を恐れ、ターンを終了した。
龍華
山札 14枚
手札 4枚
マナ 7枚
クリーチャー 7体
シールド 5枚
九ターン目──
遂に九ターン目、シールドで計算すれば私が圧倒的に不利である、この不利な状況、引っ繰り返す事は可能なのだろうか?水姫はそう思いながらデッキを睨む──どんなカードが出るか、水姫には分からない──

Re: DM エクストリーム ( No.227 )
日時: 2017/09/08 21:43
名前: 彩都 (ID: hxRY1n6u)  

九ターン目──
自分のターンだ、と思いながら水姫は自身の手札を確認する、自身の手札が四枚、このターンでドローし五枚、マナチャージをして、四枚……そして自身のマナの枚数は8マナ、このターンチャージして、9マナ、果たしてこの9マナであの人に勝つ事が出来るのでしょうか……?水姫はそう思いながら呼吸を乱さないようにゆっくりと呼吸し、デッキをドローする──
「私のターン、マナをアンタップして、ドロー!」
戦々恐々としながらドローする水姫の手は少しだけ震えていた、そしてドローしたカードは……『アクア・ティーチャー』だった。
今来ても意味が無い!水姫はそう思いながら『アクア・ティーチャー』をマナに送る。
「私は『アクア・ティーチャー』をマナに送り、ターン終了です!」
やる事が無い、いや、召喚してもブロックされ、攻撃が通らない可能性もある、そんな可能性を抱いて攻撃に移るのは些(いささ)か問題しかない。
『だから』こそ、此処で攻撃せずにターンを相手に渡すしかない……最後のシールド、最後の『シールド・トリガー』に全てを賭けて、前に進もう──水姫はそう考えて、ターン終了を宣告したのだ。
水姫のターン、ドローした『アクア・ティーチャー』をマナゾーンに送って、ターン終了。
水姫
山札 12枚
手札 4枚
マナ 9枚
クリーチャー 8体
シールド 2枚
「……何も、しないだと?」
「えぇ、だって召喚しても意味が無い……何故なら『勝利の女神は貴方に微笑んでいる』のだから……!」
水姫が龍華にそう言うと、龍華は静かに自身の手札を見る、確かにそれは言えているかもしれない、何故なら『攻撃出来るクリーチャーが何体も居る』からだ、確かにコイツの言う通りだ、このターン、奴に『シールド・トリガー』さえなかったら……『私の勝ち』が確定する!だからこそ……!私は勝利する!龍華はそう考えて、デッキからカードをドローする──
「ターンエンドしたよな?」
「えぇ、しました」
「分かった……私のターン、マナをアンタップして、ドロー!」
龍華はそう叫んで、デッキからカードをドローする、そしてドローしたカードを見て、眉を顰(ひそ)める。
ど、どうしようか……召喚するか?いや、でも、此処で召喚しても無駄な気がする……今は『トドメを指す事』を考えよう、龍華はそう思い、ドローしたカードをマナに送る。
「私は『光陣の使徒ムルムル』をマナに置き、バトルフェイズ!『雷鳴の守護者ミスト・リエス』で貴様のシールドを一枚ブレイクする!」
「!!」
遂に来た、水姫はそう考えて、『ブロックしない』と宣言する。
「それではシールドブレイクが通ったな」
「はい、そうですね……!」
龍華の発言に水姫は静かに頷いて、龍華が選択したシールドを捲ってトリガーを確認する……そして確認し終えた水姫が宣言する。
「トリガーは無し……!」
水姫はそう言って肩を落とした、よし!これで残り一枚!この攻撃が通れば、このガキの敗北だ!龍華はごくり、と唾を飲み込んで水姫を見つめる。
水姫 シールド 2枚→1枚 手札 4枚→5枚
「……それでは、最後のシールド攻撃だ、私は『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』で貴様の最後のシールドを攻撃!」
「……ブロック、しません!」
水姫の発言に龍華は驚愕する、ど、どうしてだ!?だって『アクア・ティーチャー』はまだ生き残っている!なのに何故使用しない!?い、いや、『トドメの時に使う』かもしれない……中々に考えている、と思えばいいか、龍華はそう思って、水姫に言う。
「さ、さぁ……早くシールドをチェックしろよ……!貴様の勝利、いや、敗北は『最後のシールドに懸かっている』のだからな!!」
「…………!」
水姫は最後のシールドを見つめながら思う、もしも『シールド・トリガー』が出なかったら?そんなもの簡単だ、『自身の敗北』しかない!だからこそ!此処で『シールド・トリガー』を引かなければならない!これは私自身の問題ではなく、『日本大会常連者の意地』でもある!引きたい!いや、引かねばならぬ!此処で『シールド・トリガー』を引かなかったら、男が廃る!いや、私は女だから、『女が廃る』!!水姫はそう思いながら、自身の最後のシールドに手をかける、ドクン、ドクン、と心臓が高鳴る、息が荒くなる、『果たして本当に『シールド・トリガー』なんて引けるのだろうか?』と脳裏を過ぎる、だがそんな事を考えていては引けるカードも引けない!それは『シールド・トリガー』でも尚更そうである!『『シールド・トリガー』は引ける!!』そう思いながらシールドを捲ると、『シールド・トリガー』は現れるんだ!!龍華はそう思いながら最後のシールドを捲って確認する。
「最後のシールド、確認……!」
「…………」
「…………」
「…………」
沈黙が続く、そしてその沈黙と静寂を当の本人である水姫がぶち壊す。
「……『シールド・トリガー』……、来ました!私は割られたシールドから、『終末の時計(ラグナロク) ザ・クロック』を場に出します!そして効果により、『このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、ターンの残りをとばす(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)』!なので、貴方の攻撃は『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』で終了です!」
まさかのカードの登場に龍華は驚愕し、静かに歯軋りをして、ターン終了を宣言する──龍華のターン、『光陣の使徒ムルムル』をマナチャージをし、バトルフェイズ。
『雷鳴の守護者ミスト・リエス』でシールドを一枚ブレイク、水姫はブロックせず受け、シールドを確認、トリガーは無かった、そして『一撃奪取(スタート・ダッシュ) アクロアイト』で最後のシールドをブレイクするが、水姫の『終末の時計(ラグナロク) ザ・クロック』が出、『終末の時計(ラグナロク) ザ・クロック』の効果により、ターン終了させられる。
水姫 シールド 1枚→0枚 クリーチャー 8体→9体
龍華
山札 13枚
手札 4枚
マナ 7枚
クリーチャー 7体
シールド 5枚
な、何とか助かった!水姫はそう思いながら額の汗を拭い、『終末の時計(ラグナロク) ザ・クロック』に感謝する、さぁ、逆転してみせる!そう思いながら水姫はデッキからカードをドローする──このデュエル、どちらが勝つか、水姫の引き次第だった──

Re: DM エクストリーム ( No.228 )
日時: 2017/09/12 21:19
名前: 彩都 (ID: DYDcOtQz)  

十ターン目──
遂に来た、私のターン!水姫はそう思いながら深呼吸し、今の場を考える。
今私のシールドは0枚、更に手札も呪文ばっかになって、クリーチャーなんてこのターンでは使えないモノばっかりだ、そして場には何とか数体のクリーチャーがいる、この数体のクリーチャーであの人のシールドを全てブレイクしなくてはならない、だから大変である……この場を打ち砕くには『超閃機 ジャバジャック』が必要である……だからこそ引かなくては!水姫はそう思い、デッキからカードをドローする──
「私のターン、マナをアンタップして、ドロー!」
カードを引く、そして手札に来たのは『超閃機 ジャバジャック』だった、来た!でも後一枚足りない!仕方無い、効果で引くとしよう!水姫はそう考えて、マナチャージせずに宣言する。
「私は『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』三体の効果でコストが3減って、1マナで『超閃機 ジャバジャック』を召喚します!進化元は『アクア・サーファー』に!そして『超閃機 ジャバジャック』の効果発動!『このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを4枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札を2枚、好きな順序で山札の一番下に置く』!効果を発動させていただきます!」
水姫はそう言って、『超閃機 ジャバジャック』の効果を使用して、一気にデッキからカードを四枚もドローする。
水姫 山札 11枚→7枚 手札 5枚→9枚
一枚目、無し……二枚目、無し……三枚目、来た!四枚目、無し……!水姫はドローして、『超閃機 ジャバジャック』が出るかを確認する、そして三枚目で来て、何とか安心する。
とりあえず、もう一回『超閃機 ジャバジャック』を召喚して、『W(ダブル)・ブレイク』でトドメを打てる!だけど、あの人のシールドが怖いなぁ……水姫はそう思いながら『超閃機 ジャバジャック』の効果の処理をする。
「え、えーと、それではデッキの下にカードを二枚置かせていただきます……」
水姫はそう言って、ドローしたカードの内二枚をデッキの下に移動させる。
水姫 山札 7枚→9枚 手札 9枚→7枚
「まだです!私はドローしたカードを使用して、4コストを支払って、『超閃機 ジャバジャック』をもう一度召喚します!召喚元は『アクア・ティーチャー』で!今度は効果を使用しません!」
「な、何だと!?」
まさかのまさか、二体も『超閃機 ジャバジャック』を出すなんて考えていなかった龍華は驚愕する。
ヤバいな……もしもこのままバトルフェイズに移行して、『超閃機 ジャバジャック』二体で合計四枚ブレイク、更にアタック出来るクリーチャーは何体も居る為、私の負け……!コイツのように『シールド・トリガー』さえ来てくれたら嬉しいが……!龍華はそう考えて、唾を飲み込む。
「それではバトルフェイズに移動します!まず一体目の『超閃機 ジャバジャック』でシールドを『W(ダブル)・ブレイク』します!」
「ブロックしない!」
龍華はそう言って『超閃機 ジャバジャック』の攻撃を受ける。
「シールドチェック、一枚目……トリガー無し、二枚目、トリガー無し……」
くそっ!何でこういう時にトリガーが現れないんだよ!?龍華はそう思いながら割られたシールドを手札に加える──
龍華 シールド 5枚→3枚 手札 4枚→6枚
「ほっ、よかった……!それでは二体目の『超閃機 ジャバジャック』でシールドを『W(ダブル)・ブレイク』します!」
「ブロックしない!」
龍華はそう言って二体目の『超閃機 ジャバジャック』の攻撃を受ける──そして龍華のシールドチェックが始まる。
「一枚目、無し、二枚目、無し……くそっ!四枚共トリガー無しかよ!?」
龍華 シールド 3枚→1枚 手札 6枚→8枚
「私のように運は無かったようですね……」
水姫が龍華にそう言うと、龍華は怒鳴って返答する。
「うるせぇ!まだ残り一枚がある!このシールドに全てを賭ける!」
「……分かりました、私も全身全霊を掛けて貴方に攻撃します……!最後のシールド攻撃、私は『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』で貴方の最後のシールドをブレイクします!」
「……ブロックしない!!」
龍華はそう叫んで、最後のシールドを一気に机から引き剥がす、そしてシールドチェック──
「…………」
「……どう、だったんですか……?」
水姫の発言を受けて、龍華は静かに最後のシールドを水姫に見せる。
水姫に見せたカード、それは『光陣の使徒ムルムル』だった。
「と言う事は……!」
水姫がそう言うと、龍華は静かに頷く。
「あぁ、今回は私の運が無かった……!負けだ負け」
龍華はそう言って、その場で大きな大きな溜息を吐く──
龍華 シールド 1枚→0枚 手札 8枚→9枚
「……それでは二体目の『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』で、トドメです」
水姫がそう言って、二枚目の『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』をタップする、すると龍華は『ブロックしない』と宣言する、そして水姫の勝利が決まった。
水姫のターン、マナをアンタップして、ドロー、マナチャージせずに『超閃機 ジャバジャック』を召喚元を『アクア・サーファー』にし、召喚。
そして『超閃機 ジャバジャック』の効果を使用して、二枚目の『超閃機 ジャバジャック』を手札に加える、そして進化元を『アクア・ティーチャー』にし、二体目の『超閃機 ジャバジャック』を召喚、そしてバトルフェイズ。
一体目の『超閃機 ジャバジャック』でシールドを『W(ダブル)・ブレイク』、トリガーは出なかった、二体目の『超閃機 ジャバジャック』でシールドを『W(ダブル)・ブレイク』、この攻撃もトリガーは出なかった。
『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』の最後のシールド攻撃、最後のシールド攻撃でさえ、トリガーは出なかった、そして二体目の『一撃奪取(スタート・ダッシュ) マイパッド』でトドメを放ち、デュエル終了、勝者は水姫になった。
「ハァハァ……何とか勝ちました……」
水姫はそう言ってその場で膝をつく、今回のデュエルは相当体力を使った……水姫はそう思いながら次にその場に倒れこむ。
何と楽しいデュエルだったか……水姫はそう思いながら綺麗な青空に向かって笑顔を向けた──


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