二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- DM エクストリーム
- 日時: 2015/10/03 05:53
- 名前: 彩都 (ID: ???)
初めまして、そうでない人も初めまして、彩都(サイト)と申します。
DMはデュエルマスターズの略です。
オリジナルカードも出るかもしれません。
複雑・ファジー小説にて、『セカイ戦記』を執筆中ですので、こちらも宜しくお願いします。
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- Re: DM エクストリーム ( No.119 )
- 日時: 2016/09/02 20:12
- 名前: 彩都 (ID: De6Mh.A2)
「……何とか勝てた──」
そう言いながら膝から崩れるレン、安心して、大きく深呼吸をする。
「スゥー、ハァー……何とか助かった──負けるかと思ったぜ──」
そう言うと、お爺さんが言う。
「さぁ、早く祠を壊して、アシュラの封印を止めないと──」
お爺さんがそう言うと、破壊者が言う。
「あはははははははははは!甘かったな!もうアシュラ様の封印は解かれたんだよ!遅かったな!」
そう言いながら破壊者は倒れていたが、立ち上がって言う。
「あーあ、壊せなかったねぇ、もう一時間以上も前に封印は解けたんだ、さぁ、残りは全国に残ったたった少しの祠!さぁ、お前らには祠を全て壊せるかな!?まぁ、どうせ私達の仲間がアシュラ様の祠の封印を解くだろうがなぁ!」
あははははははははははははははははは!!と大声で笑う破壊者、レンとお爺さんは『間に合わなかったか』と思いながら悔しがる、そしお爺さんは言った。
「連勝!次の場所だ!次の場所は大丈夫かもしれない!」
そう言いながらレンを立たせて、レンの腕を引っ張る、レンは引っ張られるまま鳴神山を降りた──
「ふふふふふ……さぁ、アイツ等はこの封印を一つでも壊せるかな……?」
そう言いながら破壊者はアシュラの祠に寄り添った──
「クソッ!もう封印が解かれていたか!次は岐阜だ!」
お爺さんはそう言いながら電車に乗り込む、レンも電車に乗り込んで岐阜へ向かう──
レン達は岐阜でアシュラの祠を壊す事が出来るのだろう──
鹿児島──
めんそーれぇ!と沖縄独特の歓声が聞こえる、此処は沖縄だっけ?いや違う、鹿児島だ、いたって鹿児島だ。
そう思いながら一人の少年、愛宕光が鹿児島の地に降り立った。
「あーあ、誰もいねぇなぁ、本当に誰かいるのかよ……」
一人でぐちぐち言っていると、喉が渇いてきた、流石に鹿児島、日本の南に位置するのだから、暑くて喉が渇いても仕方が無い、そう思いながら自動販売機で500mlのジュース(スポーツドリンク)を買う、そして近くのベンチで座って少しジュースを飲んで、溜息を吐く、誰かが俺を待っている、とお爺さんが言っていたのに、誰も居ないじゃないか、そう思いながら空を見る、完全に綺麗な青空だった。
すると緑の可愛い花柄のワンピースを着た巨乳のメガネの女性が光の隣に座る、可愛いボブヘアーの女性で光は『綺麗な人だ、誰を待っているんだろうなぁ?』と思いながらもう一度ジュースに口をつける。
「全く、俺を待っている人が来ないなぁ、完全に今日来る事を度忘れでもしているんじゃ無いだろうか?うーん……本当、見た目だけでも聞いておけば良かった──」
そう言いながら光は少しだけ上体を逸らす、全く、空が綺麗だけで、完全にこの暑ささえ無ければ良いのに──そう思いながら隣の女性を見るとニコッと笑い返した。
この人の彼氏は羨ましいなぁ、そう思いながら欠伸をした、すると巨乳の女性は立ち上がって言う。
「さぁ、退屈なんだろう?少年よ、さっさとデートをしようでは無いか」
「…………」
いきなりの行動で光は無言になる、そして巨乳の女性は光の手を取って、走り出した、そして笑いながら巨乳の女性は手に持ったパンフレットを見ながらタクシーに乗る──
「えっ?えっ?いきなり何なんですか貴女は!?俺は待ち人が居るって言うのに……」
光が少し息を切らしながら手を離して立ち止まる、手を膝について呼吸を整える、すると巨乳の女性は言った。
「あはははははは!全然話を聞いていなかったのかい?君の待ち人はこの僕なんだよ?愛宕光君?」
「えっ?初対面なのに何で俺の名前を……?って貴女は誰なんだ?俺の待ち人なら普通に名乗れるよなぁ?」
光が疑る様にそう言うと巨乳の女性は言った。
「全く、あの爺さん、僕の事を言っていないんだね?本当に腹立つよ──僕の名前は黄瀬結花(きせゆうか)、結花ちゃんで良いよ?」
そう言いながら黄瀬結花は目の近くにピースをした、普通に見たら可愛いポーズだ、だが光は結花のセリフに対して冷たく言う。
「いや呼ばねぇから」
「そんなぁ、そんなに冷たくあしらわないでくれるかなぁ?お姉さん案外傷付いちゃった」
「大人はそんなんで案外傷付かない──ってアンタが一勝さんが話していた『アシュラを倒した五人』の内の一人、という事が一番の驚きだ──ていうか……凄いなぁ」
そう言いながらタクシーの中で会話する二人、そして光は結花の頭から足の爪先迄確認する、何故驚いたか、それは結花が凄い格好なのだ、緑の可愛い花柄のワンピース、いや、それは分かるが、それの値段が可笑しいのだ、彼女、結花が言うには、約百万円──ただの布切れがこんな値段をしても良いのだろうか?他にもパンプスの値段が十五万円──とんでもなく高いのだ、何でそんなにお金があるのだろうか?
「ん?何で私のおっぱいを見ているのかな?まぁ、12才の思春期だからかなぁ?」
「いや、そこじゃないです……」
ツッコむ事でさえ、諦めよう──そう思いながら値段の事を聞いた。
「何でそんな高価な格好をしているんですか?」
「ん?それか?あぁ、簡単だよ、私は『ファッション・デザイナー』で稼いでいるからだよ、この靴もこのワンピースも全部私がデザインしたんだ、だから基本的に私が作った作品を丈夫に出来ているか自分で試さないといけない」
「成程、それでは逆に、俺は何処へ行くんですか……?」
そう言いながら目を逸らす、するとそこには綺麗な海が見えていた──
「ん?それは簡単だよ、海に近い所にアシュラの封印をしたからだよ、たったそれだけだ」
そう言いながらタクシーは速度を上げる、光が何処に着くかは分からなかった──
- Re: DM エクストリーム ( No.120 )
- 日時: 2016/09/06 21:36
- 名前: 彩都 (ID: z5ML5wzR)
「おいおいおいおい……何処へ向かうんだよ、全く──」
そう呟きながら光は自分の『LIGHTNING』をデッキケースから手に取って握る、果たして俺に『そんな事』が出来るのだろうか?少し不安に思いながら目を瞑って考える、だが俺が鹿児島で勝たないと、アシュラの封印が解けてしまう、なので俺が頑張らないとレンや水姫達に顔を合わせられない──そう思いながら心臓に近付けて誓う、俺はやる、だからお爺さんもレンも水姫も安心してくれ──鹿児島のアシュラの祠は俺が壊す──心の中でそう呟きながら顔を上げると目の前に結花が居た、あまりの近さに光は飛んで驚いた。
「うわぁ!?何でこんな近くに!?」
「えっ?だって一人で何をしているのかなぁ?とね?一体何なんだい?そのデッキは?見た事も無いカード達だけど……?」
「これは俺のデッキですよ、名前は『LIGHTNING』、ソウルカードを使って『LIGHTNING』を使用出来る様にするんですよ、このソウルカードの所為で結構色々あったんですけれどね……」
そう言った瞬間、結花は左手で『LIGHTNING』のデッキを触れ、右手で光の額に当てる、すると『ふむふむ』、と言って納得した様に言う。
「成程ねぇ、『DEATH』というカードに乗っ取られた、と……成程成程──それは大変だったねぇ……」
結花が首を縦に振りながら、顎に手を添える、その光景に光は驚いた。
「なっ、何で俺の少し前の過去を!?」
光が驚きながら言うと、結花は可愛く言った。
「簡単だよ、ちょっとした能力だよ、僕は触れた物と関連している物を触れると少しだけ相手の思い出、記憶、記録が確認出来るんだ、だけれど、『必ず二つに触れておかなければ思い出、記憶、記録が確認出来ない』んだ、結構使えない能力でしょ?と、言っても能力には程遠いかな?まぁ、私はあまり使えない力だとは思うけどねぇ……」
「いや、逆にすげぇよ、『記憶を見れる』、か……地味に使えると思うけどなぁ……」
光がそう言うと、結花は笑う、可愛く、フフフ、と──
「逆に考えたら、君の彼女だって分かるんだよねぇ……」
結花がそう言った瞬間、ビクリッ!と身を硬直させる光、そして声を震わせながら言う。
「それだけは……止めて下さい……本当に……!」
あまりの体に震えに結花も苦笑いをする
「あ、アハハハハ……する訳無いじゃない……」
結花は考える、何でこんなに震えているか、と──まさか彼女に弱みを握られている?他にも彼女が怖い人?まだまだ思いつく、彼女が私?いや、それは無いか。
そう考えながらタクシーの運転手が結花に場所の到着を告げる。
「そうか、もうすぐか……待ってなさい、アシュラ──光君が貴方を、貴方の祠を潰すから──」
独り言の様に言って、結花も念の為の事を考えて、自分のデッキを触れる、緑の可愛い花柄のワンピースの中に穿いているダメージデニムハーフパンツのポケットからデッキが入っている感覚がする、よし、忘れていない様ね……これで何時でも愛宕君を守れる……!そう思いながら目の前を見る、さぁ、『アシュラを倒した五人』との因縁を付けようか、アシュラ!結花はそう思いながら目の前の山を睨んだ──
「有難う御座いましたー」
タクシーの運転手にお金を払って、結花と光は目の前の巨大な山に目をやる、そして結花が呟く。
「此処は桜島、鹿児島県の活火山ね」
「いや、それ位分かりますよ、でもこれが桜島かぁ……でっかいなぁー、本当に活動しているのか完全に分からん位休火山みたいに見えるけどなぁ」
光はそう呟きながら欠伸をする、それにしても活火山、確か富士山も活火山の一つだった筈だ、今は活動している事が分からないだけだが──
そして光は桜島の山、『桜島御岳(さくらじまおんたけ)』を指で指しながら言う。
「あそこにアシュラの祠があるんですよね?だったら早く言って封印を解く前に壊さないと!」
「それもそうだねぇ、少しだけ休憩して進もうか」
「いや、早めに行こうよ!?」
光はツッコんでしまった、いや、今はツッコんで良いのか。
「もう仕方無いなぁ、では進もうか、さっさと私も仕事に戻りたいからね」
「面倒臭がり屋なのかなぁ……?」
光は頭を掻きながら溜息を吐く、何だか先が思いやられそうだ──
二人はゆっくりと進む、今はあまり急げない、その理由は結花がパンプスだからだ、全く、女性は面倒だなぁ、彼女とか作る気が失せそうだ──そう思いながら光が溜息を吐くと、急に結花が立ち止まる、光が不思議がると結花があらぬ方向へ指を指す、光はあらぬ方向へ目をやっても良く分からない、だが良く目を凝らして見ると、謎の仮面の修道女が祠に向かって立っていた、これはアシュラの祠!?光が小声で結花に言うと、結花はアシュラの祠である事を言う。
光は周りの雑草を跳ね除けて謎の仮面の修道女とアシュラの祠へ向かう──急いで封印解除を止めないと!そう思いながら光は前に出る、そして謎の仮面の修道女と対峙する、祠の封印が解けているかは光と結花にはまだ分からなかった──
- Re: DM エクストリーム ( No.121 )
- 日時: 2016/09/09 22:10
- 名前: 彩都 (ID: so77plvG)
「おい、てめぇ!何してやがる!?」
そう言いながら自分のデッキを用意する光、すると謎の仮面の修道女が叫ぶ。
「何だ貴様等は!?」
「俺はNの痣の持ち主だ!名前は愛宕光だ!」
「そうか、Nの痣か……つまりアシュラ様の封印を破壊しに来た、という事か……」
謎の仮面の修道女はデッキを取り出して叫ぶ。
「デュエルでお前を足止めしていたら封印も解けるだろうなぁ──」
その発言を聞いて光は驚く。
「何だと!?それじゃあ……封印は時間の問題……!?それは阻止しないと!」
そう言いながら光は自分のデッキを取り出す、そして謎の仮面の修道女が目の前にデュエル台を置いてデュエルの宣告をする。
「「デュエル・スタート!!」」
「始まったか……光、勝てよ……」
結花はそう言いながら手頃な切り株に腰を落とす──そして深呼吸をして二人のデュエルを見る──
「私が先攻!光のマナをチャージ!ターン終了!」
最初のターンは謎の仮面の修道女だった、そして謎の仮面の修道女は光のマナをチャージしてターン終了。
「俺のターンか──俺のターン、ドロー!ふむ、このカードか──行くぜ!光のマナをチャージ!俺もターン終了だぜ!」
最初のターン、光も光のマナをチャージしてターン終了。
二ターン目──
「私のターン、ドロー!光のマナをチャージ!ターン終了!」
謎の仮面の修道女のターン、光のカードをマナにしてターン終了。
「俺のターン、ドロー!光のマナをチャージ!そして2マナタップ!『光陣の使徒ムルムル』を召喚!ターン終了!」
光のターン、光のマナをチャージして『光陣の使徒ムルムル』を召喚し、ターン終了。
三ターン目──
「私のターン、ドロー!光のマナをチャージ!ターン終了!」
謎の仮面の修道女のターン、光のマナをチャージをしてターン終了。
「俺は2マナをアンタップ!俺のターン、ドロー!光のマナをチャージ!よし、3マナになったな……行くぜ!3マナタップして『時空の守護者ジル・ワーカ』を召喚!『ムルムル』の効果で『ムルムル』以外の自分のブロッカーはパワーを+3000にする!なので、ブロッカーの『時空の守護者ジル・ワーカ』の今のパワーは5000だ!そして『ムルムル』はアタック不可のクリーチャー!なので俺はターン終了を宣告するぜ!」
そう言いながらターンを渡す光。
光のターン、3マナで『時空の守護者ジル・ワーカ』を召喚し、『ムルムル』の効果でパワーアップさせてターン終了。
と、此処で光は考える、もしもパワー5000以上のクリーチャーが出た場合はどうする?もしくは『時空の守護者ジル・ワーカ』が破壊されたら?いや、4ターン目の4マナだぞ?まだ可能性は低い筈だ、落ち着け、自分──自分にそう言い聞かせながら謎の仮面の修道女の動きを待つ──
四ターン目──
「私のターン、ドロー!このカードは……!?矢張り天は私に運を傾けているな、私のターン、自然のマナをチャージして、今さっきチャージした自然のマナ、そして光のマナ、2マナ支払って発動!呪文『フェアリー・ライフ』!これでマナ加速を行える!そして呪文『フェアリー・ライフ』の効果でデッキの上から一枚をマナゾーンに加える!そして捲ってマナゾーンに置かれたカードは自然文明!なのでもう一度自然文明のカードが使える!そして私は残ったマナ三枚をタップして『青銅の鎧(ブロンズ・アーム・トライブ)』を召喚!効果により、このカードが場に出た時、デッキの上から一枚をマナゾーンに置く!なのでもう一度マナ加速!そしてマナ加速できたカードは自然文明!これで2マナも加速した!そして私はターン終了!」
おいおいおいおい!?一気に2マナも加速しやがった!?これは想定外だ!そう思いながら自分の手札を確認する、相手は6マナ、自分はチャージしても4マナ……相手よりマナが足りないのは少々キツい──そう思いながら光はデッキからカードを引いた──
謎の仮面の修道女のターン、呪文『フェアリー・ライフ』、『青銅の鎧(ブロンズ・アーム・トライブ)』の効果でマナを加速する、そしてターン終了。
「俺のターン、ドロー、光のマナをチャージ、2マナタップ、『光陣の使徒ムルムル』を再召喚、これにより、『光陣の使徒ムルムル』二体分の効果を受けて、『時空の守護者ジル・ワーカ』はパワーが+6000されて、今のパワーは8000となる!そして『光陣の使徒ムルムル』もお互いの効果を受け合って、パワーがお互い+3000される!それにより『光陣の使徒ムルムル』は一体パワー5000のクリーチャーとなる!どうだ!まだまだブロッカーを増やしてパワーを増やしてやるぜ!」
そう言いながら光は謎の仮面の修道女を威嚇する、威嚇する中で光は考える、欲しいカードが来てくれると有難いが……そう思いながら光はターン終了を宣告した──
光のターン、『光陣の使徒ムルムル』を再度召喚して『時空の守護者ジル・ワーカ』、二体の『光陣の使徒ムルムル』のパワーを増幅させてターン終了。
次は五ターン目──光の欲しいカードが現れるか、勝負が決まるか、それは光も謎の仮面の修道女も分からない──
- Re: DM エクストリーム ( No.122 )
- 日時: 2016/09/13 20:55
- 名前: 彩都 (ID: oBSlWdE9)
五ターン目──
「私のターン、ドロー!火のマナをチャージ!そして6マナを支払い、手札から『ボルシャック・NEX』を召喚!効果でデッキから『ルピア』と名の付いたクリーチャーを場に出す!私は『マッハ・ルピア』を場に出す!そして『マッハ・ルピア』の効果は『種族・アーマード・ドラゴンを『スピード・アタッカー』にする』!『ボルシャック・NEX』は『種族・アーマード・ドラゴン』!効果で『スピード・アタッカー』に!そしてこのターン、場に出した『ボルシャック・NEX』は『スピード・アタッカー』になった!なので、このターン、攻撃が可能!バトルフェイズ!『ボルシャック・NEX』でダブル・ブレイク!」
謎の仮面の修道女の攻撃、光はブロックしても破壊されるだけだ、と判断して、ブロックはしなかった。
そしてダブル・ブレイクを受ける。
光 シールド五枚→三枚
「くっ……まだだ、シールドチェック……一枚目、シールド・トリガー無し、二枚目──シールド・トリガー無し──二枚共シールド・トリガーは無かったぜ……」
「そうか、それは良かったよ、そして私はターン終了──『マッハ・ルピア』の効果で、『このターン、場に出した『種族・アーマード・ドラゴン』を全て手札に戻す』!なので、このターン出した『ボルシャック・NEX』は手札に戻る!フハハハハハ!次のお前のターンでも破壊が出来ないな!」
「クソッ……!」
光はそう言いながら舌打ちをする、だが今さっき破られたシールドの中に欲しいカードの断片が入ったので、少し安心する、まだ、まだ逆転は出来る……!
謎の仮面の修道女のターン、『ボルシャック・NEX』と『マッハ・ルピア』のコンボでシールドを破られた後、『マッハ・ルピア』の効果で『ボルシャック・NEX』を手札に戻され、破壊が出来なくなる。
そしてターン終了宣告を受けたので、光はデッキからカードを引いた。
「俺のターン、マナをアンタップ!そしてドロー!」
そう言いながら自分が引いたカードを見る、違う、お前じゃない、もう少しカードを引かないと……そう思いながらカードをチャージする。
「俺のターン、光のマナをチャージ!俺は3マナ支払い、『時空の守護者ジル・ワーカ』を再召喚!そして1マナ支払い、『預言者クルト』を召喚!『光陣の使徒ムルムル』の効果で『時空の守護者ジル・ワーカ』のパワーが増える!だが『預言者クルト』はブロッカーでは無いので、パワーは増えない!そして俺はターン終了だ!」
光のターン、『時空の守護者ジル・ワーカ』、『預言者クルト』を召喚、『時空の守護者ジル・ワーカ』は『光陣の使徒ムルムル』の効果でパワーアップしたが、『預言者クルト』は『光陣の使徒ムルムル』の効果の対象ではないので、パワーは増えなかった。
六ターン目──
「私のターン、ドロー!火のマナをチャージ!『マッハ・ルピア』の効果で『自分の『NEX』と名の付いたクリーチャーのコストを1下げる』!なので『ボルシャック・NEX』はコスト5で出せる!そして私は『ボルシャック・NEX』を召喚する前に、火のマナ一枚残して、三枚タップ!3マナ支払って、『コッコ・ルピア』を召喚!これで『ボルシャック・NEX』のコストをもっと減らせる!そして残った火のマナを使ってコスト6がコスト3に!3マナ支払って、『ボルシャック・NEX』を召喚!効果でデッキから『ルピア』と名の付いたクリーチャーを場に出す!私は『コッコ・ルピア』を場に出す!そしてドラゴンのコストは6も減る!どうだ!?これが私の開発した、『マナ加速・ドラゴン大量出し・ブロッカー軍団』の効果を!」
光は少しだけだが体を引かせる、クソッ……!あまりドラゴン対策はしていないので、この軍団を崩す方法はあまり無い──手札を見ても無駄だ、自分はどうしたら良いのだろう?いや、今は考えている場合では無い、次のターンで考えろ、次のドローしたカードで見極めろ、考えるんじゃない、カードを信じろ!
そう思いながら光は謎の仮面の修道女の出を待つ。
「フフフ……怖気づいたか?良いんだ、怖気づいても……さぁ、行くぞ、『スピード・アタッカー』の『ボルシャック・NEX』でダブル・ブレイク!」
怖気づいているのか、か……それはそうかもしれない──だけど、今は負けられねぇんだよ!光はそう思いながらブロックせず、ブレイクを受ける。
光 シールド三枚→一枚
そして光は自分の破られたシールドをチェックする、だが何もシールド・トリガーは出なかった。
「二枚共、シールド・トリガーは無い──」
光がそう言うと謎の仮面の修道女は言う。
「何だ?何も出来ずにお前は負けるのか?そして私はターン終了、『マッハ・ルピア』の効果で『ボルシャック・NEX』は手札に──」
謎の仮面の修道女のターン、『コッコ・ルピア』を召喚し、ドラゴンのコストを減らす、そしてコストを減らした『ボルシャック・NEX』を召喚、そして『ボルシャック・NEX』の効果で『コッコ・ルピア』をまた場に出して、合計6マナもドラゴンのコストを減らせるようにした、更に光のシールドを破壊し、残り一枚迄削る、そして『ボルシャック・NEX』は手札に戻る。
光は次のターンで何もしなければ負けてしまう──結花はそう思いながらハラハラしてしまう。
光のシールドは一枚、光は逆転勝利する事が出来るだろうか──それは誰にも分からない……
- Re: DM エクストリーム ( No.123 )
- 日時: 2016/09/16 20:58
- 名前: 彩都 (ID: b9FZOMBf)
おい、おいおいおいおいおい!どうすんだよ、この状況!?シールド一枚にこのターンでマナを置いて六枚!?何つー加速何だよ、相手は──
光は心の中で焦りながら手札を確認する、シールドブレイクで現れたカード二枚は今の所役に立たない、今欲しいカードはまだ来ていない、逆転の一歩がまだ踏み出せない、くそぅ、こんな事になるならもう一枚付与しておけば良かったか?光はそう考えながら自分のデッキに触れる。
まだだ、まだ安心しろ、『まだ一枚残っている』じゃないか、相手は『コッコ・ルピア』三体と『マッハ・ルピア』が一体、そして手札に戻った『ボルシャック・NEX』が一枚──何とかブロッカーを二体、三体出せたら守る事が出来る、だがそんな事は可能か?いや、可能だが、手札にブロッカーが来てくれない事には意味が無いだろう、いや、今の手札にブロッカーは居ますけれど、コストが少しだけ足らないだけ……そう、『少しだけ』足らないだけ──頭の中で思考が巡る、完全にショート寸前だ。
「だけど、俺は諦めない、アシュラを封印させない為に、俺は全速全身でこのデュエルを終わらせ、祠を破壊してやる!」
光はそう言いながらデッキからカードを引いた。
「マナをアンタップ!そして俺のターン、ドロー!光のマナをチャージ!そして、『時空の守護者ジル・ワーカ』を再召喚!そして『光陣の使徒ムルムル』の効果で『時空の守護者ジル・ワーカ』のパワーが増える!そして合計パワーは11000!それが三体だ!そしてもう一体、『時空の守護者ジル・ワーカ』を再々召喚!どうだ!?このパワーを越えるクリーチャーは出せまい!」
そう言いながら光は腕を組む、流石にこのパワーを越えるクリーチャーは今は現れないだろう、そう思いながら光はターン終了を宣告する。
光のターン、全てのマナを使用して、『時空の守護者ジル・ワーカ』を二体召喚し、ターン終了。
七ターン目──
「私のターン、ドロー!……」
ふむ、さてどうしようか、そう考えながら謎の仮面の修道女は自分の手札を見る、今の所、ブロッカーを破壊するカードは見付からない──仕方無い、少しはドラゴンのクリーチャーコストを減らしておくか……そう思いながら2マナをタップして、『ボルシャック・NEX』を召喚する。
「私は2マナ支払い、『ボルシャック・NEX』を召喚!登場時能力で、『デッキから『ルピア』と名の付いたクリーチャーを一体場に出す』!そして出すのは『コッコ・ルピア』だ!これでコスト10のドラゴンのクリーチャーがコスト2で出せる!」
「クソッ!『コッコ・ルピア』が四体出たか……」
光はそう言いながら冷や汗を掻く、クソッ、本当にクソだ……!
「そして私はターン終了……そして『マッハ・ルピア』の効果で『ボルシャック・NEX』は手札に戻る──」
謎の仮面の修道女のターン、『ボルシャック・NEX』を召喚し、デッキから『コッコ・ルピア』を場に出して、ターン終了、そして『マッハ・ルピア』のカード効果で『ボルシャック・NEX』は手札に戻る。
俺のターンか……そう思いながら光は自分のマナをアンタップしていく──欲しいカード二枚の内、一枚しか来ていない、いや、来ているだけでもマシなのだが──もう一枚、来て欲しい所だが──そう思いながらマナをアンタップし終えて、デッキからカードを引いた──
「俺のターン、ドロー!」
そう言いながら光はカードを引いた──すると目に入ったのは、来て欲しいカードが来た。
よし!これで勝てる!そう思いながら光はターンを進める。
「俺のターン、チャージせず、2マナ支払い、『瞬封の使徒サグラダ・ファミリア』を召喚!そして3マナ支払い、呪文『ダイヤモンド・ソード』を発動!そして効果は『このターン、自分のクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃する事が出来ない効果は全て無効になる。(召喚酔いや、『このクリーチャーは攻撃する事が出来ない』または『このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃出来ない』等の効果が無効になる。ただし、この効果によってクリーチャーを攻撃する事は可能にならない)』!なので、ブロッカーの『攻撃出来ない』効果は無効!そして『瞬封の使徒サグラダ・ファミリア』でシールドブレイク!」
光はそう言いながらなぞの仮面の修道女のシールドをブレイクする、だが謎の仮面の修道女にシールド・トリガーが現れる。
「甘いな!シールド・トリガー発動!呪文『地獄スクラッパー』!『瞬封の使徒サグラダ・ファミリア』、『預言者クルト』を破壊!」
「甘い!『瞬封の使徒サグラダ・ファミリア』の効果は『このクリーチャーがタップされている時、相手は呪文の『シールド・トリガー』能力を使えない』んだ!なので、『地獄スクラッパー』の効果は無効だ!」
そう言って、『地獄スクラッパー』は手札に戻る。
謎の仮面の修道女 シールド五枚→四枚
「『光陣の使徒ムルムル』でブレイク!」
光はまだシールドをブレイクしていく。
謎の仮面の修道女 シールド四枚→三枚
「もう一体の『光陣の使徒ムルムル』でシールドブレイク!」
光の攻撃は止まらない。
謎の仮面の修道女 シールド三枚→二枚
「最後の『光陣の使徒ムルムル』でシールドブレイク!」
『光陣の使徒ムルムル』でシールドを三枚も破壊していた。
謎の仮面の修道女 シールド二枚→一枚
「何故だ、何故呪文のシールド・トリガーしか現れないんだぁ!?」
謎の仮面の修道女はそう言いながら頭を抱える。
「そんなの知らねぇよ!」
光はそう言いながら場の『時空の守護者ジル・ワーカ』をタップする。
「『時空の守護者ジル・ワーカ』で最後のシールドをブレイク!」
バリンッ!と謎の仮面の修道女のシールドが破られる──そのシールドはトリガーではなかった──
謎の仮面の修道女 シールド一枚→零枚
「これで最後だぁ!『時空の守護者ジル・ワーカ』でトドメェ!!」
そう言いながら場の『時空の守護者ジル・ワーカ』をタップする──その攻撃に謎の仮面の修道女はブロック出来なかった──
「よし、勝ったぞ!急いで祠を確認しないと!」
光はカードをかき集めて、デッキケースに直し、アシュラの祠へと向かった──封印が解けているか、解けていないかはまだ分からない──
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