二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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DM エクストリーム
日時: 2015/10/03 05:53
名前: 彩都 (ID: ???)  

初めまして、そうでない人も初めまして、彩都(サイト)と申します。
DMはデュエルマスターズの略です。
オリジナルカードも出るかもしれません。
複雑・ファジー小説にて、『セカイ戦記』を執筆中ですので、こちらも宜しくお願いします。

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Re: DM エクストリーム ( No.104 )
日時: 2016/07/12 22:22
名前: 彩都 (ID: xrNhe4A.)  

『DM エクストリーム』 新章開幕 『竜神編』 『竜王編』 『竜王開放』

レンは今日もまたドムドムへ向かった。
「おーい、釘宮ー、光ー?」
だがドムドムの中にはお爺さんしか居なかった。
「ふむ、その二人は今日は見ていないが?」
お爺さんが突然喋るので、レンは返答する。
「そうなのか?」
「あぁ、今日は一体どうしたんじゃろうな?」
そう言いながらお爺さんは空を見る、少し赤くなっている夕日を見て一言言う。
「今日はもう帰ったらどうだ?もう夕焼が見えている、母親も心配しているだろう──」
母親、その言葉に反応するレン。
「ッ──!煩いな──お爺さんには関係ないだろ……!?」
母親と言う言葉に反応しているレンを見るお爺さん。
お爺さんはふと考える。
(まさか『母親』と言う言葉がダメなのか……完全に『自分の世界』と違うな──)
顎に手を当てながらお爺さんは考える、そして溜息を吐く。
「お前も大変だなぁ、母子家庭って──」
「お父さんはいる、だけれど今は居ないだけ、どうせまたふらっと帰ってくる」
「ほぼ母子家庭じゃないか──まぁいいけど」
お爺さんはそう言いながら頭を掻く──そしてお爺さんは言う。
「きょうはもう遅い──もう帰ったらどうだ?」
「あぁ、分かったよ──今日はデュエルが出来ると思ったのになぁ……」
レンはそう言いながらドムドムから家に帰る──お爺さんも暇なのでドムドムから出る──

その頃水姫と光は──

「行きます……『WATER:ポセイ首領(ドン)・無敵の海王(キング・オブ・ポセイドン)』でトドメです!どうですか光君!?」
水姫と光は河川敷でデュエルしていた──そして橋の下、デュエル台にカードを置きながら『LIGHTNING』VS『WATER』のデッキでデュエルしていた──
今のフィールドは、光の場はシールド零枚、クリーチャー零枚、手札二枚だった。
水姫の場は、シールド二枚、クリーチャー、『WATER:ポセイ首領(ドン)・無敵の海王(キング・オブ・ポセイドン)』のみ、手札三枚だった。
そして真剣な顔で光は言った。
「俺の負けだ──結構強いじゃないか──」
「そうですか……でもまだダメなんです、『竜神開放』を使えないと──」
「今は強くなる事を考えれば良いさ、『竜神開放』なんか、その後でも使えるんだしさぁ……?少しはもっと気を抜こうぜ?お爺さんにアシュラや仮面の修道女とか任せてさ?」
「もしも龍皇さんが襲ってきたら?」
「へっ?」
いきなりのセリフにへらへらしていた光は驚いた。
「もしも強くなった龍皇さんが襲ってきて、連勝君や光君、ましてや私の『JET』、『LIGHTNING』、『WATER』の三つのデッキが奪われたら──どうするんですか!?日本大会専用デッキでさえ負けているんですよ!ましてや私の『WATER』は『竜神開放』さえ出来ていない!もっと、もっと強くなって、私は光君や初心者の連勝君を守りたいんです!それが日本大会ベスト4常連の釘宮水姫、その本心です!」
すると光は言った。
「初心者?それは関係ねぇ──連勝だって、Nの痣の持ち主だ!勝てなくなったら使うさ!そして襲ってきてもお爺さんがまだ残っている!──デュエルした事は無いけれど──『竜神開放』だって使えなくても良いじゃねぇか!じゃあ、今勝ったのは誰だ!?お前だろ、釘宮水姫!お前は充分に強いんだよ!普通に全国大会レベルのデュエリストじゃねぇか!俺は強くなってる!それは連勝も水姫、お前も!だからそう悲観的な考えは止めろ!お前らしくない!」
光は言う事言って、少しスッキリする。
そして水姫は泣き始める──光は言い過ぎたか、とあせあせする、それに対し、水姫は言う。
「いえ……そう言う風に言われるのが初めてで……とても感動しました──」
「そうか?感動するのか?」
頭を掻きながら光は照れる、そして照れ隠ししながら言う。
「ほら!もう一回デュエルするぞ!」
そう言いながらデッキをシャッフルする、『フフフ』、そう笑いながら水姫はデッキをかき集める──今日最後の二人のデュエマが始まる──

暗い世界に少年が一人居る──上半身裸の少年、全身に汗を作っていた──そして右手にはDUEL MASTERS(デュエル・マスターズ)のデッキが握られている──少年の上半身は傷だらけだ──
「クソッ!もう体が動かねぇ──」
そう言いながら少年──龍皇だ──は地べたに座る、そしてデッキを右ポケットに入れる。
そしてそのまま寝転がる──ここは仮面の修道女が言っていた『特訓場』だった──死なない様に今の今迄生きていた──
そして考える、俺はまだ弱い、と──まだまだ強くなれる、俺は最強のデュエリストだからな──そう思いながら、自分の肉体を鼓舞させる、そして何とか立ち上がる、こんなんでぶっ倒れる肉体じゃないだろ?俺はこの世界で生き残って、現実に戻って、Nの痣共をぶち倒す!
そう思いながら龍皇はゆっくりだが、前に進んだ、倒すのは、目の前の巨大な竜だ──

Re: DM エクストリーム ( No.105 )
日時: 2016/07/15 20:54
名前: 彩都 (ID: Yv1mgiz3)  

今日は何とか早く帰れたレンはドムドムへ向かった──そしてドムドムへ向かうとお爺さん一人しか居なかった。
「あれっ?今日もお爺さん一人?」
レンの声に気付いてお爺さんは振り向いた。
「あぁ、そうみたいだな──さぁ、どうする?」
そう言いながらお爺さんは笑う。
「さぁ?どうしようか?どうせ誰も来なさそうだし──」
そう言いながらレンが欠伸をした時に、誰かがドムドムに入ってくる──その人物は光だった。
「おう、遅れた──といっても時間は間に合っているが──」
そう言いながら後ろから水姫も現れる、これで三人が集まった。
「おう、揃った様だな──では三人に聞こうか、『龍神』の使い手達ともう一度戦うか?」
そう言った瞬間、三人に電撃が走る。
確かに、『龍神』の使い手は連勝ら『Nの痣』を滅ぼそうとしている、逆に攻撃しに行けば逆に倒せるのでは無いか、と──だがそこで水姫が反論を述べる。
「待って下さい、まだ『Nの痣』の力を使用出来ないまま戦うんですか?それだと連勝君しか戦えないのでは?」
「ふむ、それもそうだな──だけれどお前らは昨日河川敷でデュエマの特訓をしていた、少しは強くなっているんじゃないか?」
その話をした瞬間、水姫が顔を赤くする、すると連勝が言う。
「お前らこそこそするなよ、俺だって居るんだから、俺だって特訓出来るんだぜ?」
「いや、俺等はお前に一歩でも近付きたいからだよ、だから隠れて特訓したんだよ、そうだろ水姫?」
「まぁ、そうですけど……恥ずかしいです……」
「まぁ、いいだろ、当たって砕けろ、だろ?」
水姫に対して、光は言う。
「まぁ、光の言う通りだな、さぁ、行こうぜ!」
レンがそう言うと、光、水姫が拳を天に突き上げる──そして四人は外へ出た──

「あの……貴方達バカですか?態々今の私達を倒すのに三人は反則です、その前にまず今『龍神』、『龍王』を操れるのは私だけなんです、龍皇もまだ異世界で特訓中ですし──まぁ、要するに帰って下さい、私一人で三人の相手なんて重いです」
仮面の修道女にそう言われて、渋々引き返す四人。
それもそうだ、今、龍皇は一勝とのデュエルに負けて、異世界に飛ばされたきり、何も反応が無いからだ、オマケにまだアシュラは『存在している事が分かった』だけで、まだ目覚めた、とかは聞いていない。
そして仮面の修道女に三人を相手にして貰う等、まず仮面の修道女の方が大変だ。
まず相手の事も考えないと、それが四人が教えられた事だった──

「さぁ──どうしますか?」
キンキンに冷え、少し水滴が現れたラムネのビンを持ちながら公園で駄弁る四人。
「どうしましょうか?」
水姫がそう言いながらラムネを一気飲みする。
するとお爺さんが言った。
「──これだけは言いたくなかったが──『竜神』を強くするとかがある──」
それを聞いた瞬間、レンは驚く。
「そんな事が出来るのか!?」
瞳孔を開かせるレンに対し、お爺さんは言う。
「あぁ──だが、自分の持つ『竜神』と心を通わす事が必要だ──」
「成程、つまり仲が良かったら、『竜神』を強くする事が出来る──と?」
光が補足する、お爺さんは頷く。
「成程な──さぁ、少しは『竜神』を召喚して仲を深める事だな!」
光がそう言いながら拳と手の平をぶつける──『仲を深める』──少し水姫は不安がった──

それから時間が経って、四人は別れる事にした──
そして水姫は一人、河川敷の橋の下で『水竜神』に話し掛ける。
「私は──貴方を召喚する事が出来るのでしょうか……?」
すると『水竜神』が言う。

それは分かりません……ですが貴方が私を召喚したい時、仲間の為に私を使いたい、そう思える時がきっとあります、その時になれば私は現れるでしょう──頑張って下さい、私の使い手さん……

そう言いながら『水竜神』は消える──仲間の為に私を使いたい、か──仲間を救いたい時に使えたら良いなぁ、そう思いながら水姫は夜空を見た、その時流れ星が一つ流れた──

翌日──
「ハァハァ……」
何とか異世界の自宅に着いた龍皇──ベッドに寝転がろうとするとシャワーを浴びている者が居た──その者は今湯船に入っていた──全く、水も有限なのに、無駄遣いしやがって──そう思いながらシャワー室と湯船が一緒になった部屋のカーテンを開ける、するとそこには薄いオレンジ色のビキニを着た仮面の修道女だった──オマケに仮面は外していなかった。
「……今、俺の目の前にビキニを来た仮面の女が居るんだが?」
「いや、合っているぞ、龍皇──お前に話をしに来た」
「あぁ?何だよ?」
不思議そうに上半身裸になって、タオルで体を拭く龍皇。
「いや、今日Nの痣共が前のアジトに来てデュエルを申し込んできた、一応断った、そこでだ龍皇、お前を現世に戻してNの痣の持ち主共を襲撃しろ」
「へぇ、案外早い戻りだな、とりあえず俺は現世に戻れるんだな──」
「ちゃんとNの痣を倒せよ?負けたらこれで三度目だ、つまりもう負けれないぞ?もしも負けたら──」
「わぁーってるよ!」
そう言いながらベッドに寝転がる龍皇。
「次、起きたら現世に戻らせてもらおう、そしてNの痣共を俺の『龍神』で倒す!」
そう言いながらベッドの上で鼾を掻く──
Nの痣の持ち主襲撃迄残り10時間──

Re: DM エクストリーム ( No.106 )
日時: 2016/07/19 20:18
名前: 彩都 (ID: /ReVjAdg)  

翌日──
「おーい、光ー!デュエルしようぜ!」
「あぁ、良いぜ」
光とレンの会話に横入りする者が現れた。
「よォ、Nの痣共、久し振りだな、地獄の底から帰ってきたぜェ……!」
するとレンは驚愕する。
「おっ……お前は!?何で此処に!?」
そう言うと、横入りした者は答えた。
「簡単だよ、お前達を殺す為だよ」

「今日は遅れてしまいました……流石に転校したのは大変だなぁ、勉強なんか滅べばいいのに……」
水姫は自分の学校の授業の難しさを足元に存在している石ころを蹴って、気を紛らわす。
だが、そんなのでは気は紛れないというのに気付いているからこそ、少し虚しかった。
だが、そうでもしないと、このイライラは解消されない。
そう思いながら暑い街を歩く、そして汗を腕で拭う。
そう言えば、すぐデュエル出来る様にデッキを出しておかなくては。
そう思いながら、自分の学校の鞄に入れているデュエマのデッキを取り出して、ドムドムに向かう。
さて、今日は遅れた事を謝らなくては──そう思いながらドムドムに着いて、店内に入る。
すると、水姫の目に入ったのは──傷だらけのレンと光だった──
えっ?何これ?そう思いながら、周りを見遣る、だが他の物は壊れていないし、レンと光だけが傷付いている。
一体何が起きたん──
「よぅ、最後のNの痣の持ち主、名前は──」
「釘宮水姫で──!?」
相手が名前が思い出せそうになかったので、先に名乗っておいた、だが、名乗った相手に水姫は驚いた。
「あっ!貴方は……!?」
「やぁ、久し振りだな、敗北者──ゲラゲラゲラ」
そう言いながら笑うのは、『龍神』使いの龍皇だった──その登場に水姫は驚いていた──
「何で生きているんですか?あの時消えた筈では……?」
水姫が半信半疑の様になりながら、龍皇に存在の有無を問う。
「……お前バカかよ、完全に……目の前に居るのだから『存在している』って事だろうが──暑さで頭がイカれたのか?」
まさにその通り、と言いたい所だが、生憎頭がイカれたのは学校の授業の所為でね!そう思いながら龍皇と話す。
「つまり『貴方は存在している』、で良いですね?」
「だから、そう言っているんだよ」
「そうですか……では本題、連勝君と光君をやったのは貴方ですか?」
水姫がそう聞くと、龍皇は答えた。
「仮に、だ──仮に俺がやったとしよう、お前はどうするんだ?」
逆に聞かれ、水姫は考えて、行動する。
「私が二人の仇を取りますね」
そう言いながらスカートのポケットから自分のデッキ──『WATER』を取り出す。
「ハッ!そう来なくっちゃな、勿論俺がやったけどな!あひゃひゃ!」
そう言いながら龍皇も自分のデッキを取り出して、デュエルフィールドを作る。
「「デュエル!!」」
二人のデュエマが始まった──二人の大声で気が付く光、そして水姫に何か言おうとする──だが、体のダメージが酷過ぎて、言葉が掠れていく──
「み……水……姫──気を付け……」
光はそのまま気絶する、水姫は光の声を聞いていなかった──

「フフフ……釘宮ぁ?俺はどうやって、他のNの痣を倒したと思う?答えは簡単だ、答えてみろよ」
上から目線で言われる、少し腹が立ったが、今はそんなのは関係が無い、仕方無く答える──
「……そんなの知りませんよ──今来たら、こうなってたんですから……というか、シールド展開、手札セットの後の先攻を決めていないのに、何でこんな話を……?」
怪訝そうな顔をする水姫に対し、龍皇は言った。
「ハハハ!簡単さ、お前に選ばせてやるってんだ、Nの痣が受けた事をされるか、他に俺が思い付いた拷問で倒されるか、選ばせてやるって意味だァ……!さぁ、お前はどうする?」
「そんなの簡単です、そうなる前にお前を叩き潰す!」
水姫はそう言いながら手札を確認する、そして決める。
「私は貴方に勝って、この二人を早く病院へ連れて行きます!」
「お前に出来るのか?俺だって、消された後、異世界でデュエルの特訓をした、勿論自己流のなァ──そして俺は手に入れた、無敵なるこの強さを!」
「私だって、特訓をしてきました!連勝君や光君に特訓をつけてきたんです!私だって負けません!」
そう思いながら龍皇を睨む、その目に迷いはなかった──

その頃レンは──
「はぁはぁ……」
レンは龍皇に負けた時に来た、裸の世界に来ていた。
えっ?此処は……?
 すると声が聞こえる。

おい、大丈夫か、レン?

声の主は『赤竜神』だった、レンは『赤竜神』に聞いた。
「その前に此処は何処なんだ?」

此処は我の精神世界──まぁ、簡単に言えば、我の心の世界だ──安心しろ、お前は今、死にかけているんだ、あやつの所為でな──

そう言いながら『赤竜神』は指を指す、レンはその指を指す方向へ向かう、すると目に映ったのは、水姫と龍皇がデュエルをしていた。
そして周りにボロボロの光と自分が居た。

安心しろ、もう一人の人間も『黄竜神』が救った、と言っている。

「そうか……もしも負けたら水姫も……」

そうだな、だが、まだ希望はあるんだ、希望を持て。

そう言いながら『赤竜神』は言う、レンは水姫のデュエルを見守った──

Re: DM エクストリーム ( No.107 )
日時: 2016/07/22 20:59
名前: 彩都 (ID: CvekxzGv)  

…………
…………
…………
……あれっ?此処は何処だ……?俺は死んだのか?だって裸だし……
そう思いながら光は周りを見渡す、何も無い、綺麗な白い世界だった、そして後ろから声が聞こえる。

おい……おいってば!気付け光!

そう言われる、光は聞こえる声の方に振り返る、すると後ろには『黄竜神』が存在していた。
「えっ!?『黄竜神』!?何でこんな所に!?」
光が驚く、すると『黄竜神』は言った。

全く……お前の体は死にかけなんだ、肉体から剥がすのは大変だったぞ……そして外を見ろ、そして早く気付け

そう言われながら、光は表示された画面を見る、すると光は驚愕する。
「おい!これって、龍皇と水姫のデュエルか!?水姫が負けてしまう!」
そう言うと『黄竜神』は光に対して言った。

てめぇ、巫山戯(ふざけ)るなよ?お前、水姫と特訓したんだろ!?何でお前は水姫を信じない!?お前は水姫と特訓したんだ、水姫だって強くなってるだろ!お前は水姫を信じろ!信じられていない奴より信じられている奴の方が強いんだ!俺は水姫と『青竜神』を信じている!だからお前も信じろ!!

そう言われて、確かにそうだ、と思う光。
そして目の色を変える光、光は水姫を信じる事にした──

一ターン目──
「それでは俺の先攻、火のマナをチャージ、それではターンエンド」
「それでは私が後攻なのですね──私のターン、ドロー!水のマナをチャージ!1マナ支払って、『WATER:ウォーター・トレイン』召喚、このカードはパワー1000のブロッカーです、これで攻撃を一回止めれます!それではターン終了!」
二ターン目──
「いきなりクリーチャー召喚か、だが俺だって負け続けじゃないんだぜ!」
そう言いながら龍皇は自分のデッキからカードを一枚引く。
そして龍皇は言った。
「ケッ!良いカードが来たぜ、俺は火のマナをチャージ、2マナ支払って、『龍神:オッソーイ・バード=ジャゾム』を召喚!そしてターンエンド」
何だこのカードは!?
異質、まるで異形の感覚が水姫に走る、今迄の『龍神』とは何か違う、闇の力が『龍神』に入った感覚だった。
そして水姫はデッキからカードを一枚引いた──
「私のターン、ドロー!水のマナをチャージ!……ターン終了──」
「何だぁ?クリーチャー召喚せずに終了かよ?まぁ、良いぜ?俺が一気に叩くだけだからなぁ!」
そう言いながら龍皇はカードをデッキの上から引いた。
三ターン目──
「俺のターン、ドロー!火のマナをチャージ、そして3マナ支払って、『龍神:ワイバーン・ショット=リームラ』を召喚!効果でデッキからカードを一枚引くぜ!そしてターン終了!」
ターン終了、その言葉を聞いて、水姫は安心する、アタックされたら、ブロックしなればならないからだ、此処でブロッカーを減らしても後々苦しむ筈だ。
そして今は私のターン、此処で進化クリーチャーかドローが出来るカードが来れば少しは手札に余裕が出来る!
そして水姫はカードを引く。
「私のターン、ドロー!」
そして引いたカードを確認する、これは!?
「私は水のマナをチャージ!『WATER:ミラクル・ハイセンス』召喚!効果でデッキから一枚ドロー!」
場に『WATER:ミラクル・ハイセンス』が場に出る、そしてデッキからカードが一枚引かれる。
よし、これで一枚加速出来た!そう思いながら相手の場を確認する。
まだ大丈夫かもしれない、そう思いながら、水姫は言った。
「私はターン終了です!さぁ、勝てる者なら勝ってみなさい!」
そう言って、相手を威嚇してみる、さぁ、乗ってくれるだろうか?
「勝てる者ねぇ……逆に聞くが、俺はこの死にかけを倒したんだぜ?勝てないって言う方が可笑しいぜ?」
「やはり貴方が連勝君、光君を……!」
水姫の顔が少し歪む、そんなのお構い無しに水姫は苛つく。
「やはり、私が貴方を倒します!私だって強くなったんですよ!もう『龍神』、『龍王』に負けません!」
そう言いながら自分の手札を見る、まだ、まだ勝てる!
すると龍皇が言った。
「俺だって、血の滲んだ特訓をしてきて、俺はコイツらを進化させてきた、俺だって負けてられねぇんだ!」
そう言いながらカードを引く、そして自分のマナを見る。
四ターン目──
「何をマナにするか……よし、これで良いか、火のマナをチャージ、4マナタップ、『龍神:グレイト・ドラゴン=シルピオ』を召喚、そしてターンエンドだ」
三体目、こっちはまだ二体目だ、猛攻撃は控えてもらいたい、そう思いながら相手の出を伺う。
だがあっさりターンエンドを言われて、少し拍子抜けをしてしまう。
まぁ、攻撃しない、というのは逆に嬉しい事だ、自分もクリーチャーを展開してやる、そう思いながら水姫はカードを一枚引いた──
「私のターン、ドロー!水のマナをチャージ、4マナ支払って、『WATER:ウォーター・タイガー』召喚!効果で『このクリーチャーのパワー以下の相手のクリーチャー一体破壊』!このクリーチャーはパワー4000!なのでパワー3000のクリーチャー、『龍神:ワイバーン・ショット=リームラ』を破壊!そしてターン終了です!」
何とかこっちのクリーチャーを増やして、相手のクリーチャーを減らせた、これで少しは有利になるだろう。
そう思いながら相手を見る、次は五ターン目、デュエルがどう動くか、水姫も龍皇も分からなかった──

Re: DM エクストリーム ( No.108 )
日時: 2016/07/26 20:00
名前: 彩都 (ID: 1CRawldg)  

五ターン目──
「俺のターン、ドロー!火のマナをチャージして、3マナタップ!手札から『龍神:アポロン:レッドエイア』を召喚!効果で『相手のデッキを上から一枚を墓地に送る』んだぜェ?一枚送りやがれ!」
そして水姫の山札から上一枚が墓地に置かれる。
「おっと、墓地に行きましたか……ですが、負けませんよ?」
「そんな弱音も今の内なんだよ──強化された『龍神』でお前を葬って、Nの痣を消すぜ!」
「……そんな事はさせませんよ?だって、連勝君や光君をこんな目にしたんですから──生きては返さない!」
そう言いながら水姫は龍皇を睨む──そして龍皇はターンエンドを宣告する。
「私のターン、ドロー!水のマナをチャージして、5マナを支払って、『WATER:ライジング・ウォーター』召喚!『このカードが場に出た時、デッキから二枚引いて、一枚を手札に、もう一枚をデッキの一番下に移動する』!二枚引いて……カードを一枚、デッキの下に!これで手札操作完了!そしてターン終了です!私だって負けたくないでんす!」
そう言いながら水姫はターンを渡す。
そして六ターン目──
「俺のターン、ドロー、火のマナをチャージして、6マナタップ、『龍神:ミッド・ナイト:アストロガレフ』を召喚!そして効果で『手札一枚捨てる事で、デッキから二枚、カードを引く』!効果を発動するぜ!手札を一枚捨てて、二枚ドロー!そして俺はターンエンドだ!」
ターンエンドか──結構強そうなカードだ、『龍神:ミッド・ナイト:アストロガレフ』──だが、私にだって、強いカードは一杯あるんだ、そう思いながら水姫はカードを引く──そのドローしたカードは吉と出るか、凶と出るか──
「私のターン、ドロー!」
手札に来たカードは『WATER:ミステリー・ショット』!そして水姫は進化をする。
「水のマナをチャージ!そして私は5マナ支払って、『WATER:ウォーター・トレイン』の上に『WATER:ミステリー・ショット』を置いて、進化!『WATER:ミステリー・ショット』の進化元は『水のクリーチャー』!なので『WATER:ウォーター・トレイン』は水のクリーチャーなので進化可能!どうですか!?これでこの場で最強のカードが出ました!勝てないでしょう!」
そう言う水姫に対して、龍皇は言う。
「で?だから何だ?まさか、俺が勝てないとでも思ったのか?甘いな、そんなクリーチャー、破壊をすれば良いんだ、呪文やクリーチャー効果でな」
「くっ!ですが、私のターンなんです、まだ私に勝機があります!バトルフェイズ!」
水姫はそう言いながら『WATER:ミステリー・ショット』をタップする。
「進化クリーチャーに召喚酔いは存在しない!行け!『WATER:ミステリー・ショット』でダブル・ブレイク!」
そのまま龍皇のシールドが割られる。
龍皇 シールド五枚→三枚
「フッ……そんなのくれてやる──ふむ、シールド・トリガーか、では発動、『龍神:邪神の猛攻』発動、効果で相手のクリーチャー二体と自分のクリーチャー二体を選ぶ、そしてその二体と二体をバトルさせる、バトルの選択権はこのカードの使ったプレイヤーとなる、俺は『WATER:ウォーター・タイガー』、『WATER:ミラクル・ハイセンス』を選択、そして俺は『WATER:ウォーター・タイガー』とバトルするクリーチャーを選ぶぜ、それは『龍神:ミッド・ナイト:アストロガレフ』だ、『WATER:ウォーター・タイガー』よりパワーが高いので、破壊!二体目!俺は『龍神:アポロン:レッドエイア』を選択、『WATER:ミラクル・ハイセンス』とバトルだ、だが二体のパワーは同じ、なので同時破壊だ!」
二体のクリーチャーが破壊される、そして水姫は焦る、そして思う。
(攻撃しようとしていたクリーチャーが破壊された──ですが、私はまだ場にクリーチャーが存在し、攻撃もまだ出来る、だが此処で攻撃出来るクリーチャーを温存しておかないと、一気にトドメを刺す時に、今さっきのシールド・トリガー──『龍神:邪神の猛攻』の様なカードががまた来てしまうかもしれない……なので、此処は一時撤退が正解か──!)
「私はここでターン終了!」
何とか耐えた、攻撃する事を耐えた、そして次は龍皇のターン、何をしでかすか分からない──
七ターン目──
「俺のターン、ドロー──火のマナをチャージ、7マナ支払って、『龍神:ゼロ・ドラゴン:エポルド』を召喚──効果で相手の手札を一枚見ずに選択し、選択したカードのコスト分ドローする──さぁ、一枚選択させろ……」
そう言いながら龍皇は水姫の手札を一枚抜き取る、そして抜き取られたカードのコストは4だった。
「それでは俺は四枚ドローするぜ……有難いねぇ──」
何が有難いんだ、道場の人間を傷つけたと言うに……そんな道場の皆の恨みを思い出しつつ、怒りに震える。
「ふむふむ……これで手札補充が出来たな──それではターンエンドだ、さて問題だ、お前は俺に勝てるのか?答えは簡単だ、勝てる訳が無い、何故なら、今さっきのドローで引いたんだ、『龍神解放』を持つクリーチャーが!」
その瞬間、水姫に冷や汗が走る、まさか、私や連勝君が苦しめられたあの『龍神』が!?
そう思いながらターンは水姫になった──


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