二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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DM エクストリーム
日時: 2015/10/03 05:53
名前: 彩都 (ID: ???)  

初めまして、そうでない人も初めまして、彩都(サイト)と申します。
DMはデュエルマスターズの略です。
オリジナルカードも出るかもしれません。
複雑・ファジー小説にて、『セカイ戦記』を執筆中ですので、こちらも宜しくお願いします。

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Re: DM エクストリーム ( No.279 )
日時: 2018/03/09 21:34
名前: 彩都 (ID: ???)  

「……私のターン、マナをアンタップしてドロー!」
結花はそう言って、デッキからカードをドローする、そしてドローしたカードを確認する、そのカードは『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』だった、ふむ、良いカードが来たわね、結花はそう判断し、手札から火のマナをチャージする。
「私のターン、火のマナをチャージ、手札から火のマナ、光のマナ、一枚ずつ使って、手札から2マナで『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』を召喚!」
「なっ!?火文明だと!?嘘だろ……結花さんが火文明も使えるとは……!」
レンはそう言って、ごくり、と唾を飲み込む、そして結花はターン終了を宣言する。
結花のターン、マナをアンタップして、ドロー、そしてドローしたカードが『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』だった、なので、手札の火文明のカードをチャージして、光文明のマナと含めて、二枚で『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』を召喚し、ターン終了。
結花
山札 27枚
手札 2枚
マナ 3枚
クリーチャー 3体
シールド 5枚
四ターン目──
まさか光と火の多色デッキだったとは……レンはそう考えながら、マナをアンタップし、結花の場、マナを見つめる。
このデュエル、一体どうなるんだ……?レンは静かに深呼吸して、デッキからカードをドローする──
「俺のターン、ドロー!」
レンは勢い良くデッキからカードをドローし、カードを確認する、だが良いカードは来なかった。
「……俺はドローしたカードをマナゾーンに置く、そして『コッコ・ルピア』、『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』の効果でコストが3減って、コスト3で『ボルシャック・NEX』を召喚!効果発動!山札の中から『ルピア』と名の付いたクリーチャーを場に出す!俺は『コッコ・ルピア』を場に出して、ターン終了だ!」
レンはそう言って、口の端を歪ませる、レンのターン、マナをアンタップしてドロー、そしてドローしたカードをマナゾーンに送り、手札から『コッコ・ルピア』、『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』の効果でコストが減った『ボルシャック・NEX』を召喚、『ボルシャック・NEX』の登場時効果によりデッキから二体目の『コッコ・ルピア』を場に出して、ターン終了。
レン 山札 27枚→26枚 クリーチャー 3体→4体
レン
山札 26枚
手札 1枚
マナ 4枚
クリーチャー 4体
シールド 5枚
ふむ……一気にクリーチャーを場に出した……でも、『除去』したら、セーフなのよね……結花はそう考えて、デッキを見つめ、デッキからカードをドローする。
「私のターン、マナをアンタップして、ドロー!」
そう言って、ドローしたのは『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』だった、このカードは……!結花はそう思い、口の端を歪ませて、手札のカードをマナゾーンに置く。
「私のターン、火のマナを置いて、私は『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』の効果でコストを1減らして、火の1マナを使用し『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』を召喚!更に『一撃奪取(スタートダッシュ) アクロアイト』の効果で光のクリーチャーのコストを1下げる!私は光の1マナを使用し、『一撃奪取(スタートダッシュ) アクロアイト』を召喚!これで、光文明のクリーチャー、火文明のクリーチャーはコストが2ずつ減る!」
結花はそう言って、場を一気に増やす、まさか二枚も手札に!?レンはそう思いながら汗を拭う──そして結花はターン終了を宣言する。
結花のターン、マナをアンタップしてドロー、そして手札に来たのは『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』だった、そして結花は手札の火文明のカードをチャージして、『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』の効果でコストを1減らして、『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』を召喚、更に『一撃奪取(スタートダッシュ) アクロアイト』の効果でコストを1減らして、『一撃奪取(スタートダッシュ) アクロアイト』を召喚、これで最後の手札を場に出す、そしてターン終了。
結花
山札 26枚
手札 0枚
マナ 4枚
クリーチャー 5体
シールド 5枚
五ターン目──
「ふむ……」
これから一体どうしよう?シールドをブレイクするのは理解出来ている、だが、結花の手札が無いので、手札を加速させてしまう可能性もある……『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』一体で一枚ブレイク、そして『ボルシャック・NEX』でシールドを『W(ダブル)・ブレイク』し、合計三枚、最後に『コッコ・ルピア』二体で二枚ブレイクの後、次のターンでトドメ……とする事が出来る。
だが、結花の手札はどうなる?もしもシールドから手札に来たのが『シールド・トリガー』だった場合は?更に『アポカリプス・デイ』みたいな場のクリーチャーを破壊するカードが来たらどうする?だから、迂闊に攻撃する事は出来ないよな……レンはそう考えながら、マナをアンタップし、デッキからカードをドローする──レンにとって、このドローが起死回生になるかは分からない──

Re: DM エクストリーム ( No.280 )
日時: 2018/03/13 20:56
名前: 彩都 (ID: ???)  

「俺のターン、マナをアンタップして、ドロー!」
レンはそう言って、デッキからカードをドローする、すると手札に『爆竜 GENJI(ゲンジ)・XX(ダブルクロス)』が手札に来る、確かこのカードは『スピード・アタッカー』!だから手札に温存すれば、クリーチャーが全て破壊されても、次の自分のターンですぐに攻撃する事が出来る!レンはそう考えて、『爆竜 GENJI(ゲンジ)・XX(ダブルクロス)』以外のカードをマナゾーンに置く。
「俺のターン、火のマナをチャージして、バトルフェイズ!『ボルシャック・NEX』でシールドを『W(ダブル)・ブレイク』!」
「……ブロックしない」
結花はそう発言し、『ボルシャック・NEX』の『W(ダブル)・ブレイク』を受ける──そしてシールドチェック。
「シールドチェック、一枚目……来た!私は『シールド・トリガー』付きクリーチャー、『火焔タイガーグレンオー』を場に!効果により『このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のパワー2000以下のクリーチャーを全て、破壊する』!なので、『コッコ・ルピア』二体に『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』一体を破壊!」
「なっ!?俺のクリーチャーが……!?」
レンはそう言って、静かに結花を睨む、そして『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』一枚、『コッコ・ルピア』二体を墓地に送る。
レン クリーチャー 4体→1体
「まだ、まだ『シールド・トリガー』は残っているわよ?私は二枚目の『シールド・トリガー』を発動!『シールド・トリガー』付きクリーチャー、『熱血龍 バトクロス・バトル』を場に!『熱血龍 バトクロス・バトル』の効果発動!『このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる!』なので、私は『ボルシャック・NEX』とバトル!」
「うっ……!」
結花の発言を受けて、レンは『ボルシャック・NEX』と『熱血龍 バトクロス・バトル』をバトルさせる、そして『ボルシャック・NEX』のパワーは6000だが、『熱血龍 バトクロス・バトル』のパワーは7000なので、パワー負けして、『ボルシャック・NEX』は破壊される。
「く、くそっ……ターン終了だ……」
レンの言葉を聞いた瞬間、結花が発言する。
「待った!『熱血龍 バトクロス・バトル』の効果がまだ残っているわ!『熱血龍 バトクロス・バトル』の効果発動!『相手のターン中にこのクリーチャーをバトルゾーンに出していたら、そのターンの終わりにこのクリーチャーを自分の山札の一番下に置く』!フフフ……何とか、デッキを増やしたわ……」
結花はそう言って、唇の端を歪ませる……レンのターン、マナをアンタップし、デッキからカードをドロー、手札に『爆竜 GENJI(ゲンジ)・XX(ダブルクロス)』を手札に加え、バトルフェイズ、『ボルシャック・NEX』の『W(ダブル)・ブレイク』を結花は受けるが、一枚目の『シールド・トリガー』付きクリーチャー、『火焔タイガーグレンオー』を場に出して、『火焔タイガーグレンオー』の登場時効果により、レンの『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』一枚、『コッコ・ルピア』二体を破壊し、墓地に送る、そして二枚目の『シールド・トリガー』付きクリーチャー、『熱血龍 バトクロス・バトル』を場に出して、レンの『ボルシャック・NEX』とバトルさせる、そして『熱血龍 バトクロス・バトル』のパワーは7000、『ボルシャック・NEX』のパワーは6000なので、『熱血龍 バトクロス・バトル』が勝利し、レンの『ボルシャック・NEX』を破壊する、そしてレンがターン終了を宣言した時、『熱血龍 バトクロス・バトル』の効果を発動し、デッキの一番下に戻る。
結花 山札 26枚→27枚 シールド 5枚→3枚 クリーチャー 5体→6体→7体→6体
レン クリーチャー 1体→0体
レン
山札 25枚
手札 1枚
マナ 5枚
クリーチャー 0体
シールド 5枚
……やっぱり、勝たせてくれないよねぇ……レンはそう思いながら、冷や汗を流す、だが、流石に『シールド・トリガー』二連続は凄いや、流石『アシュラを倒した五人の少年少女』の内の一人、結花さんだな……!レンはそう思いながら、唾を飲み込んで、『勝つ』事だけを考える、そしてレンは息を整えようとする。
こんな凄いデュエル、人生で初めてだ、叔父さんでもこんなデュエル、俺にした事がない、だから、叔父さんは『どれだけ、弱気で自分にデュエルしていた』か、を重々に理解した、でも、こんなデュエルだからこそ、『燃える』ってんだ!レンはそう思いながら、どくどくと高鳴る心臓を押さえつける、こんなにワクワクするデュエマは初めてだ、だからもっと、もっと『結花さんを追い詰めたい!!』と思っていた、そして結花は静かに自分の場、山札を確認する、まだまだ二十枚以上残っている、このデッキの『切札』はまだまだ出ていない、だから、早めに引かないと……!と言っても、まだ場には『パーツが足りない』から出せないけれど……結花はそう思いながら、『パーツ』よ、手札に来い!と思いながらデッキからカードをドローする──果たして結花はデッキから『パーツ』を引く事が出来るのだろうか?それはレンにも結花にも分からない──

Re: DM エクストリーム ( No.281 )
日時: 2018/03/16 21:17
名前: 彩都 (ID: JbPm4Szp)  

「……私のターン、マナをアンタップしてドロー!」
結花はそう言って、デッキからカードをドローする、結花のこのデッキの『切札』、それは『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』だった、だが、ドローしたカードの中には居らず、少し困った。
……どうしよう?『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』の進化元が来てしまった……うーん、どうしたら良いのか……?召喚するか?いや、でも、此処で手札を消費するのもなぁ……結花はそう考えて、召喚する事を考える。
「私は『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』二体の効果を使用して、コストを2下げて、3マナで『闘龍鬼ジャック・ライドウ』を召喚!そして『闘龍鬼ジャック・ライドウ』の効果を発動!『このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から、このクリーチャーと同じ種族をひとつでも持つ進化クリーチャーを1体選び、相手に見せてから手札に加える。その後、山札をシャッフルする』!私は勿論この効果を使い、進化クリーチャー『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』を手札に!そしてターン終了!」
結花 山札 26枚→25枚 手札 0枚→1枚
結花のターン、マナをアンタップしてドロー、『闘龍鬼ジャック・ライドウ』を召喚し、『闘龍鬼ジャック・ライドウ』の登場時効果を使用して、『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』を手札に加える。
結花
山札 25枚
手札 1枚
マナ 4枚
クリーチャー 6体
シールド 3枚
六ターン目──
たった二枚の『シールド・トリガー』で一気に四体も破壊されてしまった……なので、場には何もいない……レンはそう思いながら、カードを確認し、はぁ、と大きな溜息を吐いて、デッキからカードをドローする。
「俺のターン、マナをアンタップしてドロー」
ふむ、良いカードが来ない……『コッコ・ルピア』が入れば、『爆竜 GENJI(ゲンジ)・XX(ダブルクロス)』も出せたのに、今ではマナを一枚チャージしないと召喚する事が出来ない……だから、今は召喚を控えるべきだ、レンはそう考えて、『爆竜 GENJI(ゲンジ)・XX(ダブルクロス)』をマナゾーンに置く。
「俺は『爆竜 GENJI(ゲンジ)・XX(ダブルクロス)』をマナに置いて、ターン終了だ」
レンの言葉を聞いて、結花は少し息を飲み込んだ、レンのターン、マナをアンタップし、デッキからドロー、そして『爆竜 GENJI(ゲンジ)・XX(ダブルクロス)』をマナゾーンに置いて、ターン終了。
レン
山札 24枚
手札 1枚
マナ 6枚
クリーチャー 0体
シールド 5枚
私のターンか、と考えて、結花はデッキからカードをドローする。
「私のターン、マナをアンタップしてドロー」
結花はドローしたカードを確認し、『ギャノバズガ・ドラゴン』が手札に来た事に驚く。
まさかお前が……?結花はそう思いながら、マナをチャージせずに、『ギャノバズガ・ドラゴン』をバトルゾーンに出す。
「私はマナチャージせず、『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』二体の効果を使って、2マナ減らして、3マナで『ギャノバズガ・ドラゴン』を召喚!そしてターン終了!」
結花はそう言って、額の汗を拭う、これで私の勝ちも決まったものだ、結花はそう思いながら、次のターンになったレンを見つめる──結花のターン、マナをアンタップしてドロー、ドローしたカードは『ギャノバズガ・ドラゴン』で、マナチャージせず、『ギャノバズガ・ドラゴン』を召喚し、ターン終了。
結花
山札 24枚
手札 1枚
マナ 4枚
クリーチャー 7体
シールド 3枚
七ターン目──
「俺のターン、ドロー!」
レンはそう言って、デッキからカードをドローする、すると手札に『ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』が来る、このターンチャージすれば召喚出来る!レンはそう考えて、『ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』以外の手札をマナゾーンに送る。
「俺は火のマナを置いて、マナを全てタップ!そして手札から『ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』を召喚!ターン終了!」
レンはニヤニヤしながらターン終了を宣言する──レンのターン、デッキからカードをドローし、手札に『ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』が現れる、なので、手札の火文明のカードを置いて、マナチャージ、そしてマナを七枚全てタップし、『ボルバルザーク・紫電・ドラゴン』を召喚し、ターン終了、次のターン、『スピード・アタッカー』のクリーチャーが現れれば、勝利する事が出来る、と考える。
レン
山札 23枚
手札 0枚
マナ 7枚
クリーチャー 1体
シールド 5枚
結花のターンになる、結花はレンの事を見つめながら、マナをアンタップし、デッキからカードをドローする。
「私のターン、マナをアンタップしてドロー!」
結花はそう言って、デッキからカードをドローする、すると手札に来たのは『インビンシブル・フォートレス』だった、結花は口の端を歪ませて、レンに言う。
「ねぇ、連勝君」
「ん?何だよ?」
レンが返答すると、結花は手札を上げて宣言する。
「このデュエル、『私の勝ち』が決まったわ……それじゃあ、勝たせていただきます」
結花はそう言って、笑いながら、マナをタップしていく──『私の勝ち』が決まった?嘘だろ……?レンはそう思いながら、内心ドキドキする──

Re: DM エクストリーム ( No.282 )
日時: 2018/03/20 21:42
名前: 彩都 (ID: ???)  

「私はマナチャージせず、『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』二枚、『一撃奪取(スタートダッシュ) アクロアイト』一枚の効果を使い、コストを3減らして、それじゃ、マナを4枚タップ、手札から『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』を進化させて召喚!」
結花はそう言って、場に進化クリーチャー『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』を召喚する、続けて結花が言う。
「この『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』の進化元は『自分のエンジェル・コマンドまたはアーマード・ドラゴンのいずれか2体を重ねた上に置く』、そして『ギャノバズガ・ドラゴン』、『闘龍鬼ジャック・ライドウ』の種族は『アーマード・ドラゴン』なので、進化可能!更に『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』の登場時効果発動!『このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札にある光または火の呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい』!勿論私は発動するわ!手札から呪文『インビンシブル・フォートレス』を発動!『相手のシールドを3枚迄選び、持ち主の墓地に置く』!」
結花 クリーチャー 7体→6体 手札 1枚→0枚
結花の『インビンシブル・フォートレス』発言を受け、レンは首を傾げる。
「は、はぁ……ちょっと待てよ?おいおい、そのカードは『インビンシブル・フォートレス』、コストが13じゃないか、幾ら『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』の効果でも発動出来ないんじゃぁ……?」
レンの発言を受け、結花は丁寧に説明する。
「あら?『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』の登場時の効果テキストをちゃんと読んだかしら?『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』の登場時の効果テキストは『このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、『自分の手札にある光または火の呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい』』なのよ?つまり、『コストの事は書いていない』の!だからコストが1でも、2でも、最終的には40コストでも、『無料で発動する事が可能』なの!」
「な、何だってぇ!?そ、それじゃあ、俺のシールドは……」
「そう、呪文『インビンシブル・フォートレス』の効果で三枚を墓地に送る、つまり連勝君のシールドは……」
「五枚から三枚引いて……に、二枚……!?」
「そう!そして『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』のブレイク枚数は脅威の三枚!!だからその二枚に『シールド・トリガー』があったら、逆転出来るかもね……?」
結花はニヤニヤしながらレンに言う、レンは『嘘だろう?』という様な表情をしていた、そして結花が宣言する。
レン シールド 5枚→2枚
「それじゃあ……バトルフェイズ!『超聖竜ボルフェウス・ヘヴン』で『T(トリプル)・ブレイク』!!」
「あ、あぁっ……」
レンはブロックする事が出来ずにシールドを三枚ブレイクされる、そしてレンのシールドチェックが始まった。
「一枚目……なし……」
レン シールド 2枚→1枚 手札 0枚→1枚
「へぇ、なかったんだぁ?それじゃあ、その最後のシールドに運命を賭けるしか無いよねぇ……?さぁ、賭けろよ?最後のシールドに自分の思いをぶつけろよ?」
その発言を受けて、レンは息を荒くして、右手で最後のシールドを掴む、どくんどくん、と心臓の鼓動が右手の指にも伝わる程集中していた、こ、此処で……此処で『シールド・トリガー』を引かないと!レンはそう思いながら、最後のシールドを確認した──
「俺の思いよ……!トリガーに来い!」
レンはそう言って、最後のシールドを引いて、確認する、だが、シールドは『コッコ・ルピア』だった。
レン シールド 1枚→0枚 手札 1枚→2枚
「…………トリガーは…………」
長い沈黙の後、一言だけ言って、また長い沈黙を作った、結花は静かに見つめてはいたが、痺れを切らして怒鳴る。
「……おい!さっさと発言しろ!」
「は、はいっ!トリガーは無いですぅ!」
「そうか、そうか……トリガーは無いのかぁ……それだったら、『一撃奪取(スタートダッシュ) トップギア』でトドメぇ!!」
「……ノーガード……」
レンはそう言って、結花のダイレクトアタックを受ける──そしてこのデュエルは結花の勝利となった──

「ほら、私が勝ったでしょ?だから言ったじゃない、『連勝君のデッキじゃよわっちいから勝負ならない』って……」
結花はそう言って、レンから振り向く、するとレンが、掠れた声で言う。
「あぁっ……?それってつまり叔父さんのデッキを侮辱するって事かぁ?」
「えぇ、そうよ、そのデッキは元々一勝君の物、『一勝君にしか使い慣れていないデッキ』なの、だから他人である連勝君じゃ『使い慣れていないから弱い』わ」
「……あぁ、そうかよ……!」
レンはそう言い、寝転がりながら、地面に拳を落とす、今、すっげぇ、悔しい、今、負けて、すっげぇ、辛い……レンはその場で涙を出しながら、涙を我慢する、今は涙を我慢した方が良い、と考えたからだ、だが、涙自体は溢れてくる──レンは腕を目の所に置いて、涙を結花に見られないように隠した──見られたら、また弄られそうだからだった──

Re: DM エクストリーム ( No.283 )
日時: 2018/03/23 21:26
名前: 彩都 (ID: yl9aoDza)  

そして結花が言う。
「ふむ、それじゃあ、勝ったので、私の……私の?そういえば私、何か言ったっけ?だって、連勝君は『勝ったら、黙る』って言っていたもんね?でも、『私が勝ったら何々を何々』って言っていなかったなぁ……」
結花はそう言って、振り向いて、レンに言う。
「うーん、仕方無いなぁ、連勝君……この『マナ』が見える目の事は一勝君にも隠しておくよ」
結花がそう言って、涙を止めるレン、えっ?『叔父さんに隠す』?それなら嬉しいな、あまりバレたくなかったし、レンはそう思い、一気に立ち上がって、涙を拭う。
「それじゃあ、さっさと『マナ』を回収しようぜ!早く吸収したくて、我慢出来ねぇんだ!」
「我慢出来ないって……ショタに言われると何だか性的興奮を覚えるわね……!」
結花はそう言いながら涎を垂らす、するとレンは結花の服の裾を引っ張って気付かせる。
「オイ、早く連れてけよー?」
「はっ!?わ、私は一体何を……?」
結花はそう言って、冷や汗を拭う、そしてレンと結花は山に登って、先に進む──そしてレンが急に立ち止まって結花に言う。
「結花さん止まって!」
「!ど、どうしたの!?小さいクリーチャー踏みかけた!?」
結花がそう言って、足を上げながら急に止まる、そしてレンが言う。
「それ以上進むと『マナ』が濃くて、視界が見えなくなる……だからこれ以上前に進むのは俺にとって危険だ……!」
レンの発言を受け、『何だよ、それだけかよぉ!?』と叫んで、結花が続けて言う。
「小さいクリーチャーを踏むかもって思ったじゃない!まさかの『マナ』かよ!?」
「そ、それはすまん結花さん……でも、俺がこの先に進むと、『マナ』が濃くて、前に進めない……最悪迷ってしまう……」
「あのねぇ?私は一般人よ?『私が連勝君の手を繋いで歩けば良いんじゃない』の?」
「で、でも、こんなに濃い『マナ』は見た事が無い……!だから、すぐに気絶するかも……?」
レンがそう言うと、結花はレンの手首を掴んで、頂上へと引っ張る、レンは『危ない危ない!呼吸が!息が!気絶がぁ!』と叫んでいる、だが、結花は足を止めずに先に進んで、やっと足を止める。
「ほら、少しは『マナ』を吸ったでしょ?」
「えっ?あぁ、まぁ、一応は……でも、気絶していない……?」
「そりゃそうでしょ?気絶しそうになっても、『私が引っ張っている』から、気絶しにくい」
「あぁ、成程、外的衝撃があるからか……」
「まぁ、そう言う事、でももう一つあるわよ?」
「も、もう一つ……?それはどういう事ですか?」
そう言うレンに対し、結花がレンに説明する。
「あら?気付いていないの?『マナ』が見えるって事は、『その『マナ』が体に対応しかけている』って事、つまり段々と『見えている『マナ』に体が慣れかけている』って事、分かる?つまり、貴方は段々と見えている『マナ』に順応してきているの」
「は、はぁ……つまり、吸ったり、見たりしているから、肉体が慣れている、と……?」
「まぁ、そう言う事ね、と言う事で今さっき、貴方が見えていた濃い『マナ』は『吸っても気絶しない』のよね」
「へぇ、そうだったんですか……」
レンは結花の説明を受けて、『へぇ……』と感嘆の声を上げる、すると結花が言う。
「それで?此処の『マナ』は濃いのか、薄いのか、分かる?」
「えっ?あぁ……薄いですね、俺が見た下の場所より……でも、これだけは分かる、『空気が澄んでいる』って……」
レンはそう言って、両手を広げて、大きく鼻で深呼吸する、結花は『そりゃそうでしょ?』と発言する。
「だって、此処は山の頂上付近なのよ?空気が澄んでいるだなんて、普通の事じゃない?」
「あっ、それもそっか」
レンはそう言って、頭を掻く、その後レンはその場でずっと深呼吸を繰り返す、結花は適当な場所に岩や石を乗せて、椅子を作って、其処に座りこむ。
そして結花は山の上から見える景色を堪能する、あぁ、やっぱりクリーチャーの世界はいいわねぇ、空気が澄んでいて……誰にも邪魔されない光景があるし……そう思いながら、結花は細目で景色を堪能し、はぁ、と溜息を吐いた、その瞬間、『ザッ』と何かが地面と物を擦らせる音がし、結花は細目の状態で周りを確認する、すると其処にはお爺さんが立っていた。
「…………」
無言の状態でお爺さんは立ち尽くす、するとレンがお爺さんに反応する。
「あっ、お爺さんじゃねぇか、どうしたんだよ?」
レンの言葉を聞いて、お爺さんは静かに口を開く。
「……ん?あぁ、連勝か……良かったな、『マナ』を見える目を持つ事が出来て」
お爺さんがそう言って、レンの頭を撫でる、するとレンは衝撃的な表情をして、お爺さんに問う。
「な、何でお爺さんが俺の目の事を……!?」
レンの言葉を聞いて、『そういえばそうじゃったな』とお爺さんが発言して、説明する。
「実は一勝君から『結花の事をストーカーしておいて下さい、そして何も起きなければ二人が帰る前に出て下さい、そして一緒に帰って下さい、もしも結花が何かしでかしたら、すぐに現れて、連勝を救出、急いでこの場所に戻ってきて下さい』と言っていたからストーキングしただけじゃ、そして偶然にも、二人の『『マナ』が見える目』の話を聞いてのぉ、そしてデュエマを始めた……という訳じゃ、だがデュエル前やデュエル中に登場するのも一勝君の御願いに齟齬──つまり、一勝君の御願いと食い違ってしまう──してしまうから、出てこなかったんじゃ」
「成程、だから俺の目の事を知っていたんだな」
「あぁ、そう言う事じゃ、安心しろ、目の事は儂も隠すから」
お爺さんがそう言うと、レンは『やったー!』と言って、その場でジャンプする、な、何つー元気だ……結花はそう思いながら、お爺さんを睨む──でも、全然ストーキングされている感覚も気配もなかった、本当に『ストーキング』をしていたのか?結花はそう考えて、お爺さんを見ながら、息を、唾を飲み込んだ──


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