神の使徒と希望のヒカリ 作者/乃亜 ◆uz.dYBj786

黒い悪魔と――――。

白い神の使徒――――。

勝利の女神様は―――

誰の手に――――?



+5夜+【任務――。】




「あ~・・・・ッ・・暇だな・・」

伏羲(フッキ)はゆっくりと教団の廊下を歩いていた。

手に持っているのはお菓子。

伏羲はポリポリとお菓子を齧っていた。

「――――はぁ。」

何故か溜息を付くと、後ろから


ドンッ!


伏羲は前につんのめった。

持っていたお菓子がザラザラと毀れる。

「!・・・・・・な・・ッ!!」

ビックリして後ろを見ると、更紗(サラサ)が居た。

「やっほ!伏羲!・・・・で、どうかした?」

「いや、どうかしたじゃなくてさ、今さっき更紗が体当たりしたからお菓子が毀れちゃったんだよ。」

「いや、普通に肩叩くのがドコが体当たりだこの野郎。」

そんな ボ ヶとツッコミの会話をしている。

すると、後ろから声がs「ねぇーねぇー神田ァ!」

後ろから可愛い子供のような声が聞こえる。

ふと伏羲が後ろを見ると――――。


「か、神田とコナル!?」

コナルクルハ。略してコナル。

あの冷血パッツンにさえ恐がらずに、普通に話しているのが彼女の名m「五月蝿ぇ!黙ってろ!」


「え~・・・ヤダv」

「てめぇ、斬るぞ?」

「神ちゃんに斬られるならいいモーンv」

「よし、そこに座れ。」

「ヤダv」

「(ブチッ・・・)」

「あ!さぁちゃんとふっき!」

「よっ、神田、コナル。」

「やっほー!」

「ちっ・・・(また面倒な奴らが・・・」

「何か言った?神田(黒オーラ発動。」

「な、何でもねぇ・・・」




・・・・・タッ!タッ!



軽快な足音が廊下の向こうから聞こえてきた。


伏羲、更紗、神田、コナル一同はその足音の方向へ足を向けた。