神の使徒と希望のヒカリ 作者/乃亜 ◆uz.dYBj786

+32夜+【そう.ソレは思い出.】




「・・・コナル・・」


目の前で神田が何度も私の名を呼ぶ。




「神ちゃん・・・?」



神ちゃんが大きく目を見開いた。

「神ちゃん・・?どうしたのぉ・・?」


私は今まで何をしていたのだろう・・



   私、はエクソシスト

  アクマ、を倒す。


その言葉だけは何故か覚えている。

「神ちゃん・・此処どこ?」

「・・・此処はノアの城だ・・・」

何故か懐かしい。

「大丈夫さ―?コナル―。」

「ラビ?どうしたの?」

「・・・何でもねぇさ~」

ベッドの隣にある大きな鏡を見ると、髪の毛の伸びているし、服も違う。

「・・・誰ぇ、コレ。」


思わず呟く。


「・・・・コナル、とりあえず行くぞ。」

「うん・・・」

ポケットには何か硬い手ごたえがある。

その硬い物を出すと、いつものステッキだった。



『やっと―・・見つけてくれた―・・』


「イノセンスだったんだねぇ・・」

にっこりと笑いながらステッキを入れる。


「ホラ!行くぞオラ!」

クロアがそう言って走り出した。

コナルがその後を追う――――




         +


「怪刀・神波刀!」

「闘士ノ拳!」

「黒い靴!」

リナリー・伏羲・神剣はアリスと戦っている。

「夢之魔法!」

「唱文・・!」

「・・・・黒白ノ夢」

詠娑・ソダード・更紗はルルアと戦っている。



      其処へ


3人の神の使徒が―・・・