神の使徒と希望のヒカリ 作者/乃亜 ◆uz.dYBj786

      「何か声しなかったぁ?」



+15夜+【結局.】




  「・・・・・何も聞こえねぇぞ?」


  「聞こえたもん!!」


  コナルがぷぅ―っと頬を膨らませる。


  神田の心には一瞬お餅が過ぎった。


  「まぁ良いさ―。とりあえず科学班へ―・・・・」



     ゴォンゴォン・・・


     メキメキ・・・・


     嫌な音がした。


  クロアが後ろを見ると―・・・





    「「「「あ″あ″あ″!!!!」」」」


   コムリンに追われているアレン達の姿。




   「!?・・・モヤシ!?」

   「って逃げるさァァァ!!」




   ラビチーム4人+アレンチーム4人は広く長い教団の廊下を走る。


   「モヤシ!!てめぇこれはどういう事だ!?」

   「モヤシじゃありません!!伏羲が室長室の変なボタンを押したんですよ!!」

   伏羲がアレンの近くへ寄った。

   「ま―落ち着け!!」

   「「テメェだろうがァァァァ!!!」


         +


     「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


    此方は神剣チーム。


   「どうしますか・・・・?」

  詠娑が半分泣き顔で言う。


    頬は赤くなっている。


    きっと神剣に抓られたのだろう。

 

    (自分がちゃんとしてないのが悪いのにね?

  (そうですよね??何で私が・・


  「ワンワン・・(てめぇら・・)ワワンウァン・・(何ぼそぼそ喋ってやがる???」