神の使徒と希望のヒカリ 作者/乃亜 ◆uz.dYBj786

僕達は

今何処へ歩いてる?

僕達は

今何処へ進んでいるのだろうか――――



+13夜+【到着。】




ザッザッ――――

雪の上に沢山の足音が雪の上に付く―――


まず、ソダードが軽やかな足取りで雪の上を歩いていく。

その後からはピョンピョンとコナルが兎の様に跳ねていく。

その後ろから神田が怒った顔で歩いていく。

その後から伏羲と更紗がまたボ.ヶとツッコミの会話を交わしながら歩いていく。

アレンとリナリーがその後から――――


エクソシスト一向は、ある大きな城に着くと、立ち止まった。


アレンが地図を見ながら――――


「え―っと・・・此処がイノセンスのパーティ会場みたいですね・・・」

「それにしても大きいな~?」

伏羲がお―っと城の眺めている。

するとコナルが神田の腕にくっついて言った。

「神ちゃん恐ァ―ぃv」

「神ちゃァ―んvこっわぁ―ぃv私を助けてぇ~v」

とコナルの後から伏羲がおちゃらけて言うと―――

「・・・・チッ、で、てめぇは・・」

伏羲が抱きついた右腕を神田は思いっきり振り上げると

「は~な~れぇ~ろォォォォ!!」

神田は伏羲を宙に飛ばすと、そのまま伏羲は落ちて来た。

伏羲は出血多量・・・・

「任務に行く前からソレって何なんだよ!」

と更紗のツッコミも華麗にキマった――――



「では、今夜は此方(コチラ)の部屋をお使いくださいませ。」

ビシッと決めた召使いさん(?)がエクソシスト一向に部屋を教えると、そのまま階段を下りていった。


「此処ってホテルみたァ―――ぃ。コナルこの前の任務で行った事あるよぉ~」

と、コナルが中へ入った。

ソレに続けて皆も中に入った。

中には大きいベッドやテーブル、窓が有った。

コナルはベッドに飛びついた。

ふわふわとそのままトランポリンのようにコナルが跳ねている所を黙ってソダードが止めた。

しばらくするとソダードが口を開いた。



「・・・・今回の任務は、このパーティで使われるイノセンスを回収する事だ。あんまり目立つ事はするな・・・その為にコムイから何だか知らんが変装道具を貰ってきたが・・アイツの事だからな・・」

とソダードがブツブツと言った。

「変装?」

コナルが声を張り上げた―――――