神の使徒と希望のヒカリ 作者/乃亜 ◆uz.dYBj786

―――――コツコツ・・・・


軽やかな足音がする―――

彼女の周りには

綺麗な花が沢山咲き誇れている―――


一本の薔薇に蜜蜂が止まった・・・・


『ボキボギュッ・・・!!』

嫌な音がし、薔薇が蜜蜂を食べる。

薔薇は満足したように前より華麗に咲き誇る――――

ソレを見て彼女は笑った―――ー



+14夜+【香り】




「変装?」

コナルが驚いて声を張り上げた。

「変装ってあの・・」

アレンの妄想では

ヒゲ眼鏡。

は,げカツラ。

渦巻き丸眼「・・・・違う。お前やっぱり莫.迦・・・・」

ソダードが呆れて説明し始めた。

「・・・・コムイが女子にはドレス。男子にはタキシード・・・とな・・・客に紛れろとの事だ・・ただしかし・・・男子の方が・・」

するとソダードが持っている大きなトランクをコナルがぴょいと取り上げた。

「・・・・・!」

「コナルこれぇ―vピンクのドレス~♪」

すると更紗やリナリーがトランクの中のドレスを見た。

「あ、私赤色のドレスにするわv」

「アタシはこの青色の。」

「・・・・フゥ。」

ソダードは更紗とリナリーに呆れてプイッと外を見た。

伏羲やアレンの中のタキシードを探した。

「あ、僕この白色でv」

「俺は黒色ォ―v神ちゃんは?」

「・・俺は残った奴でいい。」

「へぇ―?んじゃコレはッ?」

「!」

「!」

「!」

皆が驚いた。

伏羲が持っていたのはメイド服。

前の書いていた小説でもやっていたのは言わないで・・・

「な・・・・・ッ!!」

「あっれ―?男に二言は無し。エクソシストに二言も無しだよ―?」

「ソレに神ちゃん可愛いよッ!ソレにしなよッ!」

「・・・・・(怒」



と・り・あ・え・ず・・・(何だ

神田は結局メイドの真似をする事になったらしく・・・

ソダードは外から様子を伺い―――

(実は様子を見たいを神田も言ったがソダードのオーラで・・)

そのままその件は終わった。

部屋は、神田とコナルが一室、アレン・リナリー・伏羲・更紗が同室。

何しろ部屋が窮屈だから・・との事。

とりあえず皆でご飯を食べる事にした。

皆はもう先に行っている。

コナルはその後から付いていく。



・・・・・・ふわ・・・

ふわりと花の香りがした。

コナルはふと後ろを見た。

後ろには長い茶髪の髪の女性が歩いている。

「おい!さっさと来い!」

「あ、う――ん・・・」

コナルが通り過ぎると

その女性は笑った―――――