神の使徒と希望のヒカリ 作者/乃亜 ◆uz.dYBj786

探せ

探せ      ―――どうやって?



+9夜+【さぁ探せ】




「・・・で。」

ラビがゆっくりと紅茶を飲む。

今、皆が居るのは談話室。

「ど―やって薬を探すさ?虱潰しに探すsa?」

「何で最後だけ英語なんだよ。ム.カつくんだけど。」

お―べぇ―か。

「古い・・・古すぎます・・作者・・・」

いいです。もうそのまま私は生きていく。

「あっそ。」

リナリーさん素っ気ないですね。

「そりゃこんな変な事してたらな―。」

伏羲はお菓子のクッキーを食べている。

更紗は犬(神剣)をコナルと一緒に撫でている。

「ワンちゃんワンちゃ―んv」

「違うよ?コレは莫迦なエクソシストだよ?」

(つ―か犬(神剣)って何だよ!by神剣

「・・・分かれて探すしかねぇだろ。」

神田がボソリと呟いた。

クロアはぽんと手を打つと言った。

「!・・ユウちゃん凄ェ!頭もう駄目かと思ってたのに!」

「頭を使えなくしてやろうか。一瞬で。」

「あ―・・神田の事は別にど―でも良いですけど―・・分かれた方が良いかもしれませんね。」

「俺の事はど―でも良いだと!?このモヤシ!」

「だって今は貴方の事なんてど―でも良いでしょうが!」

「うるせェな!モヤシはその辺の畑で生えてろ!」

「神田はその辺の鍋で髪の毛昆布と間違えられて、だし取られたらいいじゃないですか!!」

「・・・・・・・」

ソダードは立ち上がると、神田とアレンの腕を掴んだ。



「へ?」

「あ?」



ひゅっ―・・・


――――ドッゴーン!!!

いきなりソダードが壁に神田とアレンを投げた。

ソダードは黙ってそのままソファーに座った。

「お―っ・・・」

パツパチ・・・と詠娑が手を叩いた。

「お見事!!」

伏羲が続いて言う。

「お見事じゃないっつ―の。」

パコンッと伏羲の頭を更紗が叩く。

「・・・じゃぁ、こんな風に分けるさ―。」

いきなり話題を変える様にラビが言う。

そして紙を取り出し、サラサラと鉛筆で書く。

「俺・クロちゃん・ユウ・コナルが1チーム、更紗・伏羲・アレン・リナリーが1チーム、ソダちゃん・神剣・詠娑が1チーム・・コレで良いさ?」

「はい。」

「ええ。」

「・・・チッ」

「はいは―いv」

「ワンッ!(ぇ」

「はい、分かりました。」

「・・・」

「おっけ―。」

「良いよ~」

「良いわよ。」

皆が返事をする。

「じゃぁ、薬はちゃんと回収するように!じゃっ、探すさ!」

ラビの声が合図に様に、皆は歩き始めた。