神の使徒と希望のヒカリ 作者/乃亜 ◆uz.dYBj786

    「何処だよ此処・・・・」



+11夜+【何処デスカ此処ハ?(ぇ】




   ―神剣・詠娑・ソダードチーム―



  「何処ですか此処は。」


  神剣が切れながら言った。

  
  「何処でしょうね・・・」

 詠娑が泣きながら言った。

 「多分・・・・資料室・・・・」

 ソダードが苛苛(イライラ)とした態度で言った。

  此処は資料室。

  神剣等の周りには沢山の実験資料や剥製(ハクセイ)がある。

  「此処に在るかもしれませんよぉ・・・」

  詠娑がそう言ってごちゃごちゃしている資料を片付け始めた。

  「在る訳ね―だろが!!斬るぞコラァァ!斬って三枚卸(サンマイオロシ)のアジにして料理にしてやろ―か?それともグチャグチャして煮込んでやろ―かァァァァ!!!!」

   「ひぃぃぃぃい!!お願いします殺.さないでェェェ!!!!」


   「・・・・・」

ソダードは黙って周りの資料を片付け始めた。

 それを見て詠娑を捕まえていた神剣は詠娑を放した。

  「こんな物まであるんですねぇ・・」

  詠娑の手には大きな蛾の標本があった。

  「・・・・・・」

  ソダードが持っているのは[日本の蕎麦№1のメン集]と題名が付いた本。

 中には蕎麦の標本がある。

   コレ絶対神田のだろ。

 
   「・・・・・・コレ・・・」

  ある箱の様な物をソダードが手にとった。

  書いてあるのは[世界の―・・・]

  世界の・・の続きは汚れていて読めない。

  神剣はその箱を持つと、箱類の場所へ返そうとし・・


   《ドゴッ》


   いきなり神剣の足元に本が当たった。