神の使徒と希望のヒカリ 作者/乃亜 ◆uz.dYBj786

「・・・はぁ?風呂で?」
―――そう、クロアの悪夢は此処から始まった―――
+4夜+【実験・・・そして悪夢・・・】
モグモグモグ・・
アレン、ラビ、神田、コナル、クロアの計5人は食堂のテーブルに付いていた。
「ふ―ん・・で、風呂に入ったらそ―なる訳ね・・・」
クロアは最後の白米を食べ終えながら箸を口に銜えた。
そしてプッチ●ンプリンを銀色のスプーンで口に運ぶ。
「そんなのありえないって~v・・夢じゃあるまいし~v」
「でも、俺らは実際に風呂に入ってるさ。」
ラビはムッとして言った。
クロアは7個目のプッ●ンプリンを食べ終えた。
「そうですよ!実際に僕も・・・フフフフフフフvvvv」
「アレンが壊れてんだけど。肝いんですけど。」
クロアがたじたじとアレンを見る。
「確かに皆に異変はあるよ?
だけどソレを風呂の所為にするって言うのはさ―・・
風呂に失礼じゃねぇの?」
クロアは全て食べ終わった食器をジェリーに返す。
「・・・・・じゃあ賭けてみますか??」
アレンが不敵に笑う。
「そこまで言うならいいでしょう?」
アレンはそう言うとクスクスと笑った。
ブチッ・・・プチプチプチ・・・
何かが切れた
音がした。
「・・・・ょ・・・」
「よ??」
コナルが聞いた。
「やりゃいんだろが・・・やってやるよ・・・・」
(黒クロア発動さ―!?別にクロアと黒で駄洒落じゃないけどさ―!!)
ラビは涙目でクロアを見た。
背中には真っ黒い悪魔の羽が生えている。
ちょ、本当に悪魔じゃないスか。
やばいよコレ、切れちゃったよ、ちょ、やb(強制終了
バーンッ!
クロアが思い切りテーブルを叩いた。
「その代わりッ!もし俺が何にも起こらなかったらアレン!」
「何ですか!?」
「女装して教団3周だァ!!良いか!?」
「良いですよ!賭けますよ!」
もう二人の間に入る者は居ない。
バチバチと火花が飛んでいる。
「じゃ――――・・やりましょうか―・・」
*
――――チャプン・・・
今、クロアは大浴場に入っている。
=風呂。
アレンとの賭けの所為だ。
「・・・何で俺が・・」
隣には詠娑が入っている。
首輪が嵌めてあり、泣いている。
「何で関係無いまだ何にも被害にあっていない私が―・・ぐすん・・」
「うるせ―な!いいだろ!ど―せヒマなんだしよ!」
お前、もう本当に男になったらどうだ。
あ、すみません。いや、拳固めないで。いや、すみませんでした。
「・・・・でもよ、何にも起こんね―な・・・」
「そうですねぇ・・・」
―――――――ジャブン・・・
クロアは床に足をついた。
「え?出るんですか?」
詠娑の首にグイグイと首輪が食い込む。
「そうだろ。それにもう30分だろ?もう出て―よ。」
クロアは脱衣所に行った。
その後を詠娑が追う。
クロアは近くの大きな鏡を見た。
――――は?
「ギャァァァァァ!!!!!」
また、叫んだ。
今度は誰が
犠牲者なんだ??

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