すいぶ!-南梨高等学校吹奏楽部-

作者/ 夕詠 ◆NowzvQPzTI



【harmony.64*ろりこんの☆プリンスさまっ♪~マジ変態1000%~】



「ちょお、見てみ!ロリやで、ロリ!しかもただのロリやない!あれは南梨高の制服!せやから、あの子はいわゆる合法ロリや!!レアやでー!!いやぁ、たまらんなぁ!!」

「ちょっと、頼むから他校の人がいる前で性癖暴露だけはやめてね」

「俺、ちょっと声かけてくるわー!!」

「おい、ちょ、待てよ!!」

目の前に不思議な三人組発見。
え、何この人達。
そして、その不思議な三人組の一人が迷わず走って行った先には、南梨高の制服を着た生徒たちが。

「あの、すみません!初めまして付き合って下さい!」

意味が分からぬ。

「お前、誰だ?」

声を掛けられた南梨高生徒の中の一人、低身長で童顔な女子が言った。
するとその男子は、

「俺、甲山府高等学校一年の梅垣京平っていいます!あ、ちなみに部活は吹奏楽、楽器はオーボエです。あ、オーボエって知ってはります?ギネスで」

「うるさい!もう黙れ!!」

かなりイライラしている童顔女子。
まぁ、そりゃあ、いきなりあって付き合って下さいとか言われた挙句、延々と喋られたら多少はいらっときますが。
……っていうか、甲山府って言った!?
甲山府って楽屋が一緒の、あの甲山府!?
……何かとんでもないのと同じ部屋になっちゃったな……。

「会長、こんなやつの相手、ウチで十分ですよ。任せて下さい!」

そう言いながら、会長と呼ばれた童顔女子の前に、すっと出てきたのは同じく南梨高の制服を着たショートカットの女子だった。