二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ポケットモンスターBW 真実と理想の英雄 完結、そして……
日時: 2011/07/29 00:16
名前: 白黒 (ID: GSdZuDdd)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=22252

はじめまして、白黒です。
白黒にちなんでポケットモンスターブラック・ホワイトの小説を書こうと思いました。
内容はオリジナルの要素を含みながら、ゲームの通りに進行したいと思います。
何分まだ中学生で、文才もないですが、それでも読んでくれたらありがたいです。
コメントを貰えれば、幸いです。
無事完結致しました。そしてこの物語は、次回作の『混濁の使者』へと続いていきます。参照をクリックして頂ければ、そちらに飛びますので。

登場人物
>>28

プロローグ
>>2
カラクサタウン
>>4
サンヨウシティ
>>5 >>6 >>7 >>8 >>13
シッポウシティ
>>14 >>15 >>16 >>21 >>27
ヒウンシティ
>>29 >>32 >>33 >>42 >>44 >>45 >>47 >>50 >>51 >>54
ライモンシティ
>>55 >>59 >>61 >>62 >>63 >>64 >>65 >>69 >>70 >>71 >>72 >>73 >>74 >>76 >>79 >>80
ホドモエシティ
>>83 >>84 >>85 >>86 >>87 >>89 >>90 >>92 >>95 >>96 >>100 >>101 >>102 >>106 >>107 >>108 >>113 >>114 >>115
フキヨセシティ
>>119 >>122 >>123 >>125 >>126 >>127 >>128 >>129 >>130 >>131
セッカシティ
>>132 >>133 >>136 >>137 >>145 >>146 >>147 >>148 >>149 >>150 >>151 >>152 >>153 >>155 >>159 >>162 >>163 >>164 >>165 >>166 >>167
バトルサブウェイ
>>196 >>199 >>200 >>205 >>207 >>208 >>209 >>210 >>211 >>213 >>217 >>218 
ソウリュウシティ
>>227 >>235 >>238 >>239 >>242 >>243 >>246 >>249 >>250 >>253 >>254 >>256 >>259 >>260 >>261 >>262 >>263 >>268 >>269 >>271 >>272 >>275 >>279 >>280 >>281 >>284 >>285 >>287 >>288 >>289 >>290 >>291
ポケモンリーグ
>>292 >>293 >>294 >>295 >>296 >>297 >>298 >>299 >>300 >>301 >>302 >>305 >>306 >>307 >>308 >>309 >>310 >>311 >>312 >>313 >>314 >>315 >>316 >>320 >>321 >>322 >>323 >>324 >>325 >>326 >>327 >>328 >>329 >>330 >>331 >>332 >>333 >>334 >>335 >>336 >>340 >>343 >>344 >>347 >>348 >>349
エピローグ
>>350
番外編
ミキの特訓 前後編 >>52 >>53
トライアルハウスバトル 前後編 >>81 >>82
旧ライモン遊園地の夜 前後編>>111 >>>112
四季の川 前後編>>143 >>144
Heaven of battle 前後編 >>168 >>169
過去のプラズマ 前後編 >>282 >>283
マルチバトルサブウェイ 前中後編 >>317 >>318 >>319
夢のドリームマッチ 対戦表
リオVSメイル >>181 >>184 >>187 >>188
アカリVSキリハ >>189 >>190 >>191
ムントVSレンジ >>192 >>193 >>194 >>195
100章記念 イリスQ&A
>>231 >>232 >>233 >>234

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70



Re: 2章 サンヨウジム 三つ子のジムリーダーポッド ( No.5 )
日時: 2011/04/08 14:39
名前: 白黒 (ID: /LylQYeE)
参照: http:/pokemon bw

サンヨウシティサンヨウジムには、ジムリーダーが3人いる。それぞれ、挑戦者の持つポケモンに有利なタイプを使ってくるのだ。

サンヨウシティでチェレン、ベルと出会ったイリスは、ベルの提案で3人でジムに入ることにした。そこには、3人のジムリーダー、炎タイプ使いのポッド、水タイプ使いのコーン、草タイプ使いのデントが待ち構えていた。ジムリーダーは「3人同時にバトルするスペースはないから、1人ずつね」といって、順番にバトルをすることになった。

「というわけで、サンヨウジムジム戦、ポッド対チェレンのポケモンバトルを始めます。使用ポケモンは2体、先に2体とも戦闘不能になった方の負けです。では、バトル開始!」
「出て来い、バオップ!」
「こっちも出て来い、チョロネコ!」
ポッドはバオップ、チェレンはチョロネコを繰り出した。
「こっちから行くぜ、バオップ、奮い立てる!」
「奮い立てる、攻撃と特攻を同時に上げる技か、やっかいだな。チョロネコ、みだれひっかき!」
チョロネコがバオップに飛び掛り、連続でひっかいた。
「やるじゃねえか……ならこっちも。バオップ、ひっかくだ!」
バオップもチョロネコをひっかく。奮い立てるの効果で、チョロネコの方がダメージが大きい。
「くっならこれで……チョロネコ、鳴き声」
チョロネコが鳴き声を発し、バオップの攻撃力を低下させた。
「攻撃が下がったなら特殊攻撃で攻めるのみ!バオップ、焼き尽くす!」
バオップがチョロネコに火を吹きつける。
「!? チョロネコに持たせていたオレンの実が!?」
「焼き尽くすは相手の木の実を燃やす技だ。さあ、どんどん行くぜ、焼き尽くす!」
バオップがまた火を吹くが
「チョロネコ、猫の手だ」
突如チョロネコの手が光り、その光からツルが出て来た。
「いけ、ツルの鞭!」
ツルの鞭が決まり、バオップは倒れた。
「猫の手は自分の他のポケモンの技を使う技だ。つまりは他力本願」
チェレンが言っちゃいけないようなことを言う。
「ふっ、バオップはやられたが、俺のエースはまだ燃え尽きちゃいない!出て来い、バオッキー!」
次に出てきたのはバオップの進化系バオッキー。
「チョロネコ、このまま行くよ。みだれひっかき!」
「バオッキー奮い立てる!」
バオッキーが奮い立っている最中に、チョロネコのみだれひっかきが炸裂するが
「効いていない……!?」
「行くぜバオッキー、炎のパンチ!」
バオッキーの炎を纏った拳がチョロネコに叩き込まれ、チョロネコは戦闘不能になった。
「さあ、これであと一体だ。どうする?」
ポッドは自信たっぷりにそう言う。
「……出て来い、ツタージャ!」
チェレンの2体目のポケモンはツタージャ。
「この勝負、貰ったな。バオッキー、炎のパンチ!」
「かわせツタージャ!」
バオッキーの炎の拳を紙一重でかわすツタージャ。
「ツタージャ、ツルの鞭!」
「そんなの効くかよ!バオッキー、焼き尽くす!」
ツルの鞭を軽く捌きながら、バオッキーは火を吹いた。
「くっ……ツタージャの木の実まで……」
「まだまだ行くぜ、焼き尽くす!」
「避けろツタージャ!」
なんとか焼き尽くすをかわすが、ツタージャの顔には疲れが見えてきた。
「そろそろ決めるぜ!バオッキー、大文字!」
そう指示されると、バオッキーは口から大の字の炎を吐き出した。
「こうなったら一か八か……ツタージャ、グラスミキサー!」
向かってくる大文字に突っ込みながら、尻尾を回転させ、エネルギーを作り出す。そしてエネルギーが溜まったところで、一気に放つ。
「行っけえ!」
ツタージャのグラスミキサーは、大文字の脇をすり抜けて、バオッキーに直撃した。
「な、なに!? バオッキー!?」
大文字とグラスミキサーが収まると、バオッキーが倒れていた。
「バオッキー戦闘不能。ツタージャの勝ち。よってこの勝負、挑戦者チェレンの勝利!」
審判のデントが、そう判定を下す。

「やったな、チェレン!」
「ホント凄いよ!あの状況で勝っちゃうなんて!」
イリスもベルも興奮しきっている。
「勝ったは勝ったけど、僕らしくもなく、辛勝だったよ」
チェレンは肩を竦めてそう言う。
「それよりもベル、次は君の番だろ?」
そう言ってチェレンは親指でフィールドを指す。
そこには、三つ子のジムリーダー水タイプ使いのコーンがいた。
「次はこのコーンがお相手しましょう。良かったですね、サンヨウジム最強の僕と戦えて」



あとがきです。いよいよジム戦。張り切って書きました。僕的にはジムリーダーには最終進化系を使って欲しいので、エースポケモンもバオッキーにしました。お次はサンヨウジム最強(たぶん自称)のコーンとベルとの戦いです。

Re: 3章 サンヨウジム 三つ子のジムリーダーコーン ( No.6 )
日時: 2011/04/07 14:22
名前: 天蓋 (ID: /LylQYeE)
参照: http:/zennyihou

「出てきてください、ヒヤップ!」
サンヨウジム第2戦は、ベル対コーンだった。コーンはサンヨウジム最強で(自称)水タイプの使い手。
「出てきて、ヨーテリー!」
対するベルはヨーテリーを先発で繰り出した。
「ぞれじゃあ、バトル開始!」
「ヨーテリー、体当たり!」
「ヒヤップ、かわして奮い立てるです!」
ヨーテリーの体当たりはいとも簡単にかわされ、ヒヤップは奮い立った。
「奮い立てる、攻撃と特攻を上げる技だよね……早めに決めよう。ヨーテリー、体当たり!」
今度の体当たりはヒヤップにヒットしたが
「ヒヤップ、水鉄砲!」
ヒヤップの水鉄砲により吹っ飛ばされてしまった。
「ヨーテリー!」
「ヒヤップ、続けてひっかくです!」
ヒヤップは素早くヨーテリーに接近し、ひっかいた。
「頑張ってヨーテリー、体当たり!」
「水鉄砲です!」
ヨーテリーの攻撃はまたも失敗した。
「まずいね……」
チェレンが呟く。
「自称するだけあって、コーンって人、かなり強いよ。ポッドさんはとにかく攻撃のスタンスだったけど、あの人は攻撃と防御、回避をうまく使い分けてる」
「確かにコーンさんは強いけど、ベルなら勝てるよ、きっと」
イリスは、確信したように、そう言う。
「ふっ……君がそう言うなら、そうなんだろうね」
チェレンもイリスの言葉に同意する。
「大丈夫、今度こそ。ヨーテリー、体当たり!」
「ヒヤップ、かわしてください!」
ヨーテリーの体当たりにジャンプでかわそうとするヒヤップだが
「今だよヨーテリー、噛み付く!」
寸前で体当たりを中止し、噛み付くに切り替える。空中にいるヒヤップは、攻撃するのに絶好の的だった。
「ヒヤップ!」
「ヨーテリー、体当たり!」
噛み付くの追加効果で怯んだヒヤップに体当たりを見舞う。体当たりの直撃を受けたヒヤップは戦闘不能になった。
「戻ってください、ヒヤップ。なかなかのものですね。しかし、僕のエースポケモンには敵いませんよ。出てきてください、ヒヤッキー!」
コーンの2体目のポケモンはヒヤッキー、ヒヤップの進化系だ。
「ヒヤッキー、奮い立てる!」
「ヨーテリー、噛み付く!」
ヒヤッキーが奮い立っている隙に、攻撃しようとしたようだが
「ヒヤッキー、アクアテール!」
あっさりと迎撃されてしまった。
「ヨーテリー、大丈夫? ゆっくり休んでて。……もう、あなたに任せるしかないね、ポカブ!」
ベルはポカブを繰り出した。
「ポカブですか。炎タイプならすぐに決着がつきます、アクアテール!」
「かわしてポカブ、火の粉!」
アクアテールを避けつつ火の粉を放つが
「ヒヤッキー、水鉄砲です!」
火の粉は水鉄砲に消火された。
「ポカブ、体当たり!」
「ヒヤッキー、避けてください」
ポカブの体当たりを軽く避けるヒヤッキー、余裕の表情だ。
「ポカブ、火の粉!」
「水鉄砲です!」
今度は消火されるだけでなく、ポカブにも命中した。
「ポカブ!」
「ふふ、そろそろ終わりのようですね」
「ポカブ、立って、まだやれるよ!」
必死に呼びかけるベルと、必死に立とうとするポカブに、コーンが水を差す。
「見苦しいというよりは、涙ぐましいといった感じですね。それなら、一思いに倒して差し上げましょう。ヒヤッキー、ハイドロポンプ!」
そう指示されると、ヒヤッキーは大きく息を吸い込む。
「ポカブ、まだ行けるよ。頑張って」
その後、ヒヤッキーは吸った息を吐き出すように、口から超高圧の水流を撃ち出した。
「行ってポカブ、ニトロチャージ!」
ポカブは立ち上がると、全身の力を使い走る。走りながら、ポカブは炎に包まれる。
「真っ向勝負というわけですか。ポッドではありませんが、それもまた面白い。受けて立ちましょう!」
と、豪語したのだが
「ポカブ、跳んで!」
水流がポカブに当たる直前に、ポカブはニトロチャージによる素早さ上昇で、ヒヤッキーの真上の天井まで跳躍した。
「な!? まさか……」
「真っ向勝負じゃないんです。すいません」
にっこりと笑ったあと、ポカブに、行ってと指示する。
するとポカブは天井から地面に跳躍(?)し、ヒヤッキーと激突する。
「ヒヤッキー!」
砂煙が晴れると、ヒヤッキーは倒れていた。
「ヒヤッキー戦闘不能、ポカブの勝ち。よってこの勝負、挑戦者ベルの勝利!」

「凄いじゃないか、ベル!」
「本当だよ、まさかあの局面で、ニトロチャージのスピードを利用するなんてね」
「あはは、2人ともありがとう」
ベルは笑いながら、そう言う。
「じゃあ、最後はイリスだね。頑張って」
「デントさんは、他の2人とは違って、クセがありそうだ。気をつけて」
「うん、ありがとう。頑張るよ」
短く答えて、バトルフィールドに向かう。
「これで、最後!サンヨウジムデント対イリス、第三試合を始めます!」
審判のポッドが、開戦の合図を今、だそうとしていた。



あとがきです。次はついにイリスの出番です。サンヨウジムは2対2のバトルですが、イリスはポケモンを1体しか持っていないんじゃ?と思っている方は大丈夫。次回はオール回想シーンで、イリスの2体目のポケモンゲットの様子を書いていきます。なので、デント戦は次回の次です。すみません。

Re: 4章 はぐれワシボン ( No.7 )
日時: 2011/04/07 01:49
名前: 天蓋 (ID: /LylQYeE)
参照: http:/zennyihou

時は遡り、数日前。イリスがサンヨウシティに来る少し前のことだ。
「もう少しでサンヨウシティに着く。サンヨウシティにはジムがある。ということは、戦力を強化するためにも、ポケモンをゲットしくちゃ」
そう思い、あたりを見渡す。
ヨーテリー、ミネズミ、チョロネコといったポケモンがその辺をうろついている。
「なんかぱっとしないな……夜になったらゴーストタイプとかでないかな?」
イリスはゴーストタイプ好きである。もともとは四天王シキミの書く本が好きなのだが、しだいに彼女の使うゴーストタイプのポケモンたちにも心を惹かれていった。
ちなみに四天王とは、各地方に4人いる、精鋭のポケモントレーナーである。その4人は、その地方のチャンピオンを守るが如く、ポケモンリーグにいる。
ゴーストタイプ使いのシキミ。本業は小説家で、様々なベストセラー作品を執筆している。
悪タイプ使いのギーマ。知る人ぞ知る凄腕のギャンブラーだそうで、賭博で負けたことはないらしい。
エスパータイプ使いのカトレア。異例の出世で、まだ若いながらもその実力を買われ四天王に抜擢された。
格闘タイプ使いのレンブ。イッシュのチャンピオンを師とし、毎日修行をしている四天王のトップ。
四天王はその地方で5本の指に入る実力者。その四天王に勝つには
「ポケモンを捕まえて、鍛えないとね」
とそこで、一際異彩を放つポケモンを見つけた。
「あのポケモンは……?」
図鑑で調べると、ワシボンというポケモンらしい。
「飛行タイプか。ミジュマルは草タイプに弱いから、ちょうどいい。あのワシボンを捕まえよう」
『でもなんでワシボンがこんなとこにいるのだろう?』と思ったりもしたが、『群れからはぐれたのだろう』と結論をだしてワシボンに向かっていった。
「出て来いミジュマル。体当たり!」
ボールからミジュマルを出し、ワシボンに攻撃させる。
「あ、避けられた!」
ワシボンはミジュマルの攻撃を敏感に察知し、攻撃を避けた。
「だったら、水鉄砲だ」
今度の水鉄砲はワシボンに命中した。しかし、ワシボンは翼で打つで反撃してきた。
「ミジュマル、大丈夫か!?」
ミジュマルが翼で打つを食らって倒れている間に、ワシボンは接近してきていた。
「ミジュマル、体当たり!」
ミジュマルの体当たりと、ワシボンのつつくが激突しあう。
「ミジュマル、水鉄砲だ!」
先に立ち直ったミジュマルは、ワシボンに水鉄砲を放った。
ワシボンは水鉄砲で吹っ飛ばされて、結構なダメージを受けたようだ。
そろそろ頃合だと思って、モンスターボールを取り出すと
「!?」
ワシボンが震えていた。恐怖で打ち震えていた。
「……そうか。やっぱり群れとはぐれて、寂しいんだな」
言葉が理解できてるのかできてないのか、震えながらワシボンは頷く。
「だったら、僕と一緒に行こう。1人が無理なら2人で進めばいい」
ワシボンは震えたまま黙っている。
「お前の親が見つかるとは思わない。たぶん、お前は独り立ちをする時なんだ」
ワシボンの震えが、徐々に収まっていく。
「さあ、行こう。僕と一緒に、イッシュリーグに!」
そう言って、手に持つモンスターボールのボタンを、ワシボンの額で押した。
クラクラと3回ほど振れた後、カチっという音がした。ポケモンをゲットしたときの音だ。
「さて、ポケモンもゲットしたし、サンヨウシティに行きますか」
イリスは立ち上がり、2匹のポケモンと共に、サンヨウシティに向かった。

「そういえば、ワシボンの進化系のウォーグルは、独り立ちの出来ない出来損ないのワシボンを知らない土地に落とすって聞いたことがあな」
それを聞いたワシボンは号泣した。



あとがきです。最初に捕まえるポケモンって、あまりいいのがいないんですよね。というわけで、無理矢理ですがワシボンを捕まえさせました。(設定もこじ付け気味に考えて)次回は待ちに待った(?)ジム戦です。デント対イリスのバトルをお楽しみに。

Re: 5章 サンヨウジム 三つ子のジムリーダーデント ( No.8 )
日時: 2011/04/07 18:14
名前: 白黒 (ID: /LylQYeE)
参照: http:/zennyihou

「それじゃあはじめようか、イリス君。深みとコクのある、味わい深いバトルをお見せするよ」
「はい、お願いします」
サンヨウジムジム戦、第3試合は、デント対イリス。
「それじゃあまず、僕のポケモンを教えてあげよう。出て来い、ヤナップ」
デントの先発は、草猿ポケモンのヤナップ。
「ヤナップか、ならこいつだ。出て来い、ワシボン!」
「へえ、ワシボンか。珍しいポケモンを持っているね。この辺には生息してないはずなんだけど」
「こいつは群れからはぐれた、というより、親に見捨てられたワシボンなんですよ」
「なるほどね。そじゃあポッド、はじめてくれ」
「おう!それでは、これで最後!サンヨウジムジム戦第3試合、デント対イリス、バトル開始!」
ポッドがバトル開始の合図を出し、先に動いたのはデントのヤナップだった。
「ヤナップ、奮い立てるだ」
「やっぱりそうきますか。それならこっちは、ワシボン、爪とぎ!」
「爪とぎ……攻撃と命中を強化する技だね。タイプ相性も合わせて、早めに決着をつけようというわけか。……ヤナップ、ひかっくだ」
「避けろワシボン、つつく!」
ワシボンはヤナップのひっかくをかわし、つつくを当てた。
「ふむ、なかなかスパイシーなテイストだね。だったらこれはどうかな? ヤナップ、タネマシンガン!」
ヤナップはワシボンから距離をとると、無数のタネを飛ばしてきた。
「ワシボン、避けるの難しそうだから、ここは耐え切るんだ」
「果たして、ヤナップのタネマシンガンにどこまで耐え切れるかな? ヤナップ、続けてタネマシンガン」
ヤナップのタネマシンガンの嵐に、ワシボンは身動きがとれなくなる。
「キリがないな……攻めてみるか。ワシボン、翼で打つ!」
タネマシンガンを無視し、ワシボンはヤナップに翼で打つで倒した。
「へえ、なかなか根性があるね、君のワシボン。でも、ヤナップを倒したくらいじゃ、僕は止まらないよ。出て来い、僕のエース、ヤナッキー!」
デントの2体目はヤナッキー。ヤナップの進化系だ。
「進化系でも、とにかく攻めるのみ。ワシボン、翼で打つ!」
「ヤナッキー、奮い立てる。そして——」
デントは1拍おいて、台詞を続ける。
「アクロバットだ!」
「アクロバットだって!?」
観覧席では、チェレンが声を荒げる。
「ど、どうしたのチェレン。大きな声出して」
「アクロバットは、道具を持っていないとき、威力が倍増する技。それに奮い立てるが組み合わさったら、とんでもない威力になるぞ……」
心配そうにイリスを見遣るチェレンだった。
「大丈夫だ、ワシボン。そのまま突っ込め!」
「そんな単調なテイストじゃあ、僕には勝てないよ」
ワシボンはヤナッキーに接近し、翼で打つを打ち込もうとするが、もうそこにヤナッキーの姿はなかった。
「な!? どこに消えた!?」
「消えちゃいないよ。上にいるじゃないか」
ヤナッキーは天井に張り付いていた。
「ヤナッキー、アクロバットだ!」
その瞬間、ヤナッキーは残像が出来るほどのスピードで、四方八方からワシボンを攻撃した。
「ワシボン、大丈夫か!? 戻って休んでくれ。次はお前だ、頼むぞミジュマル!」
イリスの2体目はミジュマルだった。
「ミジュマル、体当たり!」
「無駄だよ、アクロバット!」
「水鉄砲で飛べ!」
「え?」
ミジュマルは水鉄砲を推進力に、天井近くまで飛んでアクロバットをかわした。
「へえ、面白いなあ、君のポケモンは。なら次はこれだ。ヤナッキー、タネマシンだ!
「ホタチで防御!」
ミジュマルは、N戦で見せた、ホタチで攻撃を跳ね返すという荒業をまたもやってのけた。
「……!本当に、驚くばかりだよ。なら次はこれだ。四方八方からタネマシンガン!」
ヤナッキーはフィールドを駆け回りながらタネマシンガンを発射した。
「ミジュマル、水鉄砲で飛べ!」
ミジュマルはまたも水鉄砲で飛び上がってタネマシンガンを回避した。
「かかったね。ミジュマルが飛ぶのを待っていたんだ。」
「!?」
「空中にいたら、飛行タイプでもない限り、身動きはとれない。だからこそ大技だって当たりやすくなる。ヤナッキー、ソーラービーム!」
すると、ヤナッキーは太陽光を吸収し、それを1つの玉に凝縮させる。そして、それを両手で開くように撃ち出す。
「ミジュマル、シェルブレードを投擲するんだ!」
ミジュマルは、腹のホタチでシェルブレードを作り出すと、それを縦方向に回転をかけて投げた。
「なに!? ホタチを、シェルブレードを投げるなんて……!」
シェルブレードは、ミジュマルに向かってくるソーラービームを切り裂き、そのままヤナッキーをも切り裂いた。
「ヤナッキー!」
「やったぞ、ミジュマル!」
ヤナッキーは戦闘不能になり、イリスはデントに勝利した。

「いやーそれにしても君は面白い。まさかシェルブレード投擲するとはね」
「僕も無我夢中で、咄嗟に閃いたんです」
「なるほどね。ピンチという名のスパイスが、君たちの味をより一層良くした、ということかな。さて、それじゃあこれがサンヨウジムを勝ち抜いた証、トライバッジだ」
「ありがとうございます!」
かくして、イリスはイッシュ地方初めてのバッジを手にした瞬間だった。



あとがきです。やっとこさ終わりました、サンヨウジム。デントの口調はアニメ版を参考にしたんですが、鬱陶しいというか、面倒くさかったです。次回はプラズマ団との初バトルです。では、これにて。

Re: ポケモン BW 〜ポケットモンスター ブラック・ホワイト〜 ( No.9 )
日時: 2011/04/07 14:02
名前: 魔華露爾 (ID: WzT3Lj.p)

はじめまして!
自分もポケモン小説をやってるものです
自分よりぜんぜんうまいですね!

応援してます


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70



この掲示板は過去ログ化されています。