二次創作小説(紙ほか)
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- デュエル・マスターズ 0・メモリー 堂々完結
- 日時: 2014/12/07 13:44
- 名前: タク ◆XaammrlXPk (ID: oLjmDXls)
【読者の皆様へ】
初めまして、二次などで創作を行っている、タクと申します。この度はデュエル・マスターズ 0・メモリー、完全に完結しました! 今まで皆さん、応援ありがとうございました。続編、デュエル・マスターズ D・ステラも応援よろしくお願いします!
【番外編あらすじ】
教団の脅威は去ったはずだった。教団の神官、バラモンとデトロイトによって呼びこされた2人の無法の覇者、そして竜神王。しかし、それはやがて世界を脅かす要因に。そして、ヒナタがデュエマをやめる!? 衝撃の番外編、ついに本格始動!
用語集>>10
登場人物紹介>>02
デッキ紹介>>67
デッキ紹介2 >>190
参照1000突破企画:切札紹介 >>114
本編>>247
番外編:強襲の竜神王編
エクストラターン0:キー・メモリアル >>246
エクストラターン1:異変 >>253
エクストラターン2:竜神王 >>254
エクストラターン3:恐怖 >>257
エクストラターン4:狂気 >>258
エクストラターン5:行動開始 >>261
エクストラターン6:デコード >>262
エクストラターン7:ケリを付けろ >>265
エクストラターン8:敗者の条件 >>266
エクストラターン9:急襲、竜神王 >>267
エクストラターン10:決死の特攻 >>268
エクストラターン11:デッド・オア・デッド >>280
エクストラターン12:鬼 >>298
エクストラターン13:暴かれた根源 >>300
エクストラターン14:捨てられたデッキケース >>301
エクストラターン15:ベルフェモール >>304
エクストラターン16:向き合うこと >>305
エクストラターン17:大阪へ >>307
エクストラターン18:咆哮、激震、超克 >>310
エクストラターン19:星として、海に散る >>311
エクストラターン20:絶望への反逆 >>312
エクストラターン21:決戦の舞台へ >>313
エクストラターン22:立ち塞がる無法の皇 >>314
エクストラターン23:激震、インフィニティ・ドロン・ゴー! >>315
エクストラターン24:最後の戦い >>336
エクストラターン25:反逆の一戦 >>337
エクストラターン26:竜神王結合 >>338
エクストラターン27:破壊衝動 >>339
エクストラターン28:絶望と破壊の渦 >>340
エクストラターン29:終焉 >>341
参照3000突破記念!ヒナタへ56の質問
>>176 >>177
短編1:仁義なき戦い(パブリック・エネミー) >>163 >>164
短編2:恋の裏技 >>182 >>185 >>188
短編3:親父の背中 >>206
短編4:恐怖、学園七不思議!? >>281 >>283 >>285 >>289 >>290 >>294 >>295
短編5:探偵パラレル >>306
コラボ番外編
モノクロさん作、デュエル・マスターズMythology
”last smile”
あらすじ:デュエル・マスターズMythologyで活躍中のヒロインキャラ、御船汐。彼女の空白の一年間とは、まさしく鎧竜での一年間のことだった。では、何故彼女はそれを失うことになったのか? そして、記憶と共に彼女が失わなければならなかったものとは。オリキャラによって繋がる2作品の謎が今此処に明かされる。
そして、無法と神々が今、交錯する。
短編のつもりが中編クラスの長さになってしまったこの作品。最後まで必見!
第一話:別れと悲劇はデュエマの後で
>>316 >>317 >>321 >>322
第二話:月夜野シオは彼女なのか?
>>323 >>327 >>328
第三話:神話の使い手
>>329 >>330 >>331 >>332
第四話:そして神話へ
>>335 >>345 >>348 >>349
第五話:”先輩”
>>350
キャラクター裏話
パート1 暁ヒナタ >>293
パート2 黒鳥レン >>299
基本、概存のカードを使用していますが、これからの展開でオリジナルカードを使うかも知れません。ご了承下さい。
なお、クリーチャーの解説などは、以下サイト様から引用させていただいています。
DuelMasters Wiki(デュエルマスターズ ウィキ)様
- Re: デュエル・マスターズ 0・メモリー 人気投票開始!! ( No.237 )
- 日時: 2013/11/04 13:58
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: 0.DI8Vns)
白黒
コメントありがとうございます。
ああ、そうでしたね。しまったな・・・・・・《キリュー》の効果は常在型じゃなくて、召喚ターンのみだったのを忘れてました。後で、《トット・ピピッチ》にでも変えておきます。ありがとうございました。
まあ、テツヤのデッキは鬼畜コンボを詰め込みまくっています。まあ、今度の参照突破企画は”テツヤ式地獄のコンボ講座”になるかもしれませんね。(笑)まあ、その前に連載終わるかもしれませんけど。
《ガオーガ》ですが、今度出るE3第三弾、”ウルトラVマスター”の新エグザイル、《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》の効果を参考にして考案しました。アウトレイジでありながら、ヒューマノイドサポートをする、変わった効果になってしまいましたが。
白黒さんも、xyの小説を考えているんですか。成る程、”七つの星と罪”の更新も楽しみですが、こちらの方も楽しみになってきました。
それでは、互いに頑張りましょう。自分は、これで。
- ターン86:残酷な現実 ( No.238 )
- 日時: 2013/12/15 01:47
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: 0.DI8Vns)
「うっ、嘘・・・・・・!」
現在、コトハの場には《オーロラ》を残して全滅。しかし、一方のヨミは《ディーヴォ》と《クラフト・ヴェルク》をリンクさせている。
「ハハハハハ!!その怯えた顔さえも、可愛らしい。余計、結婚したくなるではないか・・・・・・。」
「嫌ァ・・・・・・やめてよ・・・・・・!」
オーロラは、もう泣く寸前だ。
「安心しろ。破壊はしない。《双双神ディーヴォ&クラフト・ヴェルク》で、残りのシールドを全てブレイク!!」
2体のリンクした神が、弓矢を放った。さらに、
「まだだ、効果で我シールドを増やし、《オーロラ》を山札の一番下へ!」
「は、破壊しないってこういうことだったのね!!」
シールドとクリーチャー、合計で2枚ものアドバンテージを取られる始末に。
ケタケタ笑うヨミに、恐怖が隠せないコトハ。もう、為す術は無いのか。手札も、クリーチャーもシールドも0。僅かな希望にかけて、カードを引く。
(だ、ダメだ--------------------------------!!)
ヨミの右唇が裂けた。
「クカカカハハハハハハハ!!良いカードは引けなかったようだな。安心しろ。すぐに楽にしてくれるわ!余のターン。《神人類ヨミ》を召喚!!」
神人類 ヨミ ≡V≡ 無色 (8)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ/オラクル 12000+
このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、カードを3枚まで引いてもよい。
T・ブレイカー
中央G・リンク(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドをバトルゾーンに出す時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。その後、このクリーチャーを「右G・リンク」または「左G・リンク」とあるゴッドにリンクしてもよい)
このクリーチャーがカード3枚でリンクしていれば、自分のシールドはブレイクされない。
「効果で3枚ドロー!!そして------------------------------」
コトハは、その次の言葉が解っていた。もう自分には、絶望することしかできないのか。
(今、すげー嫌な感じがした・・・・・・!)
デュエマの途中。なのに、とても嫌な感じがした。ヒナタは目の前の相手--------------------封李のことなど、眼中になかったのである。
「ちっ、何だァ?デュエマに集中しろ!!」
「あっ、すまねェ!俺のターンだ!」
現在、シールドは共に5枚。ヒナタの場には、《正々堂々 ホルモン》。一方、封李も《ホルモン》を並べていた。
正々堂々(マキシマム・ブロンズ) ホルモン C 自然文明 (3)
クリーチャー:アウトレイジMAX 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
「こっから繋げる!必殺の正々堂々神砕きチェインだ!《ダークナイト クリストファー》召喚!んでもって、W・ブレイク!!」
シールドが2枚吹っ飛ぶ。しかし、
「わりーな、これでもくらえ!S・トリガー、《秘拳カツドン破》で《無敵 ドン・カツドン》を召喚!」
「なっ、《武闘龍 カツドン》じゃねーのか!?」
「俺たちも、さらなる高みを目指すため、日々パワーアップしてんだ!!」
無(アウト)敵(ロー) ドン・カツドン P 火/自然文明 (5)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 2000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。パワーアタッカー+3000
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《無敵》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《無敵》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。
現れたのは、無法の秘剣を手に入れた、新たなるカツドン。
「効果によって、《ドン・カツドン》と《クリストファー》をバトル!当然普通は、コッチが負けるが---------------------------------」
ドロン・ゴーならば、話は別。破壊と同時に、新たなる命の光が集積する。
「その無法の剣で、あらゆる敵を撃破せよ!!《無敵剣 カツキングMAX》!!」
無敵剣 カツキングMAX P 火/自然文明 (8)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 8000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のパワー8000以下のクリーチャーを1体破壊する。
自分のターン中、クリーチャーを1体、マナゾーンから召喚してもよい。W・ブレイカー
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《無》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《無敵》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。
今度は、巨大な姿でヒナタを見下ろす。さらに、巨大な剣をひと振り。同時に、《クリストファー》は真っ二つ。
「く、くそっ!!《クリストファー》が!!」
「まだだ!俺のターン、《ヒラメキ・プログラム》で《カツキングMAX》を破壊し、この2体を出す!ドロン・ゴー!!現れよ、我が友よ!!」
新たなる光とともに、2体の強力なエグザイルが爆誕した。
「8コストの《MAX》から閃いたのは、9コストの《激流剣砲 カツ∞キング》!そして、ドロン・ゴーによって究極のビクトリーカード、《無法伝説 カツマスター》だ!!」
完全に計算外だった。封李はやはり、以前自分と戦った際は、本気を出していなかったのだ!
無(アウト)法(レイジ)伝説(カリバー) カツマスター ≡V≡ 火文明 (12)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 16000
スピードアタッカー
T・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚墓地に置いてもよい。そうした場合、コストの合計が墓地に置いたカードのコストの合計以下になるよう相手クリーチャーを好きな数選び、破壊する。
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に「無」とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に「無法」とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。
「効果で、山札から3枚を墓地に。その合計コスト以下になるように、お前のクリーチャーを破壊!《ホルモン》を破壊だぜ!!」
絶体絶命。凶悪な2体のカツキングによって、ヒナタは完全に主導権を奪われてしまったのであった。
- Re: デュエル・マスターズ 0・メモリー 人気投票開始!! ( No.239 )
- 日時: 2013/11/04 18:24
- 名前: Dr.クロ (ID: /PtQL6mp)
うん、ヨミ
お前それ以上したら殺すぞ
- ターン87:エックス・リボルバー ( No.240 )
- 日時: 2013/11/04 18:39
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: 0.DI8Vns)
「くそっ、クリーチャーが全滅・・・・・・!!どうしたらいいんだ!!」
「まだまだ行くぜ・・・・・・!!《カツマスター》でT・ブレイク!!」
「ぐ、ぐああっ!!」
シールドが3枚、一気に叩き壊された。しかし、
「S・トリガー発動!《グローバル・ナビゲーション》で《ハリケーン》をマナへ!!」
------------------さらに
「《規格外 T.G.V》を回収だぜ!」
『その調子っちゃ!ヒナタ!』
調子はいい。だが、
「くっ。だが、《カツマスター》はいる。ターンエンドだ。」
その通りだ。まだ敵の場には《カツマスター》がいる。直接、突破口になったわけではない。ここは、ゴリ押しでも有利になっておかねば!
「俺のターン!《T.G.V》召喚!!スリリング・スリー:アウトレイジで、山札から3枚をめくるぜ!!」
出てきたのは、《ドラポン》と《シンカイタイフーン》、《父なる大地》の3枚。このうち、アウトレイジは1枚。
「よし、これで行けるぜ!《T.G.V》でW・ブレイク!!」
残りのシールドを叩き割ることはできた。幸い、S・トリガーも発動する気配は無い。が、
「俺のターン。教えてやれよ、お前の実力!《暴剣坊 アラシ》召喚だ!」
「なっ!!何で、《アラシ》が・・・・・・!」
「こいつは、自分の意志で俺のデッキに入った。文句あっか?」
何てことだ。圧倒的戦況、そしてカードの裏切り。ここまで来れば、流石のヒナタと言えど、精神的に持たないだろう。
「そ、そんな・・・・・・!!」
「終わったな。《アラシ》の効果で、山札から3枚を墓地に置く。その中から、《ハリケーン》を回収だ!!んでもって、エグザイルを回収したから、こいつはスピードアタッカーを得る!」
真っ先に、《アラシ》の剣がヒナタのシールドを叩き切る。さらに、
「アタック・チャンス発動!《カツトンファー》で《アラシ》を破壊し、ドロン・ゴーだ!!行け、《暴剣王邪 ハリケーン》!」
暴剣(クロス)王邪(ファイア) ハリケーン P 水/火文明 (9)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 12000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを2体まで選び、タップする。そのクリーチャーは、次の相手のターンのはじめにアンタップされない。
T・ブレイカー
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《暴剣》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《暴剣》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。
再び現れた《ハリケーン》。しかし、次の瞬間。《ハリケーン》の杖から光が発せられて、《T.G.V》はタップされる。
「くっ、くそっ!!このまま、負けるのか!?」
------------------俺が守るんだ、俺じゃないと、ダメなんだ-----------------------!!
ヒナタには幼馴染がいた。檜山ナナカという少女だ。彼女にデュエマを教えてもらったことで、すべてが始まった。
(お前がいたからだよな!お前が居たから、今の俺はいるんだ!)
いじめられがちだったヒナタを守ってくれたのも、彼女だ。
(おめーには、ホント、大事なものを貰ってばっかりだったな・・・・・・!)
だが、そんな日々はある日、打ち砕かれた。
小学校6年の夏---------------------------。
『ね、ヒナタ!今日、花火大会あるよね?その公園で、1時からイベントがあるんだって!』
「わりー、ナナ。俺、今日はデュエマの大会あるから行けねーわ。あ、でも、そのあとの花火大会には行けるかも。」
そして、デュエルロードから帰った後・・・・・・・。
「ヒナタ、大変よ!ナナカちゃんが、花火大会の会場に行く途中に、トラックに撥ねられて・・・・・・!!」
「ナ、ナナが!?」
-------------------その後、ナナカは享年12歳で、この世を去った---------------------------。
俺がデュエマの大会に行ったばかりに!!一度は、ヒナタはデュエマを止めた。だけど、ある日気づいた。
それは、彼女への裏切りだと。彼女に何ができたかなんて、関係ない。だが、彼女はデュエマをしてる俺が輝いてるって言ってた。だから、今度はあいつの分まで、俺が強くなって----------------
(あ、そうだ。俺、あいつのことをずっと、過去形で捉えてた。)
過去の彼女に、何ができたかなんて関係ない。今、彼女に何ができるか。今、守るべき仲間に何ができるか。それが、よっぽど重要だ。
そして、今。何をするべきか。それは-----------------------
「今、俺ができる最善の策は、他でもねえ!!諦めずに、カードを引くことだ!!」
割られたシールドが光の粒子となって、集積する。S・トリガーである。
「S・トリガー発動!《無法のレイジクリスタル》で、《カツマスター》をバウンス!!」
「ば、馬鹿な!この、この土壇場で・・・・・・!」
「そして、《ホルモン》を破壊だ!!」
暗闇に灯る、僅かな光。今は、1手1手ごとにくるカードに、全てを--------------全身全霊を込めるだけ!!
「俺のターン!」
きた。《ヒラメキ・プログラム》だ。
「呪文、《ヒラメキ・プログラム》で《T.G.V》を破壊!」
『ヒナタ!今なら、”リュウセイ”の力を取り込んだ、おだんの力が使えるっちゃ!!』
「しゃあ!!頼むぜ、ドラポン!コスト6の《T.G.V》から-------------------------------」
流れる、流星の如き反撃。
「流れる流星の弾幕で、あらゆる敵をぶち抜け!脳天に風穴を吹き開けろ!!《未知なる弾丸 リュウセイ》召喚だぜ!!」
未知なる弾丸(エックス・リボルバー) リュウセイ SR 闇/火文明 (7)
クリーチャー:アウトレイジMAX 7000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを6枚自分のマナゾーンから選び、残りを墓地に置く。その後、相手はカードを6枚自身のマナゾーンから選び、残りを墓地に置く。
相手は、自身のマナゾーンにカードを置く時、タップして置く。
W・ブレイカー
現れたのは、新たなる《ドラゴ・リボルバー》。《リュウセイ・カイザー》をベースに、アウトレイジの、過去の強力なクリーチャーを自身に取り込む能力で、変化したのだ。容姿のベースは、”リュウセイ”そのものだが、精神のベースは《ドラゴ・リボルバー》だ。
「効果により、各プレイヤーはマナを6枚選択して、それ以外を全て墓地へ!」
「くっ、まあ良い・・・・・・!俺にはまだ、シールドが・・・・・・!」
「どこからでも墓地に落ちたとき、《キューブリック》の効果が発動!《ハリケーン》をバウンスだぜ!」
しまった。封李のマナは6枚。次のターン、重量級クリーチャーは召喚できない。しかも、巨大クリーチャーで攻めていくタイプの封李のデッキに、軽量のスピードアタッカーはいない!
「《リュウセイ》で最後のシールドをブレイク!!」
「だが、俺にもまだ、運があったぜ!S・トリガー、《火焔タイガーグレンオー》召喚!こいつで、次のターン、トドメを刺す!!」
「出来るもんなら、やってみろ。」
ヒナタは言いのけた。封李はカチンと来たのか、
「いっけええ!!!俺のターン、《タイガーグレンオー》でダイレクトアタック!」
「ニンジャ・ストライク発動!《ハヤブサマル》でブロック!!」
しまった。ヒナタの余裕はこれだったのか。しかし、尽くせるあらゆる手段は尽くした。悔いはない。
「俺のターン!《リュウセイ》でダイレクトアタック!!」
- ターン88:最終決戦! ( No.241 )
- 日時: 2013/11/04 19:30
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: 0.DI8Vns)
決闘空間が崩れ、元の場所へ戻っていた。校長が、ヒナタへ1枚のカードを渡す。
「おめでとう、ヒナタ君。君に、《ガイアール・カイザー》を授けマショウ。」
「あ、ありがとうございます!!」
「やったな、ヒナタ。やっぱ、お前つよ・・・・・・おい、お前の触ったところから!」
次の瞬間、ヒナタが触れた部位から、《ガイアール・カイザー》の姿が変わっていく。
「《勝利皇帝 Guy-R》・・・・・・!やはり、伝説は本当でしタカ。守りたいという、強い意志が、《Guy-R》を目覚めさせたのでショウ。では、地上に戻りまショウ!」
「はいっ!!」
トーナメント会場。そこは、最早廃墟と化していた。しかし、その中央に、一際目立つ存在が。
「レン・・・・・・!?いや、違う・・・・・・てめーがヨミか!!」
神のオーラに、敏感になっているのか。正解だと、言わんばかりに彼は頷いた。右の口が裂けている。背筋に凍るようなものが走った。
「その通りだ。目的は唯一つ。全世界への、クリーチャー進撃。」
「黙れ!!俺と勝負しろ!!」
「慌てるな。余は、2人の側室を迎えることとなった。如月コトハと、妖精のイザナイ、オーロラだ。」
次の瞬間、拳が伸びていた。ヨミの左頬(正確に言えばレン)に、ヒナタの拳が炸裂する。
「ざっけんじゃねえ!!2人は、どこにやった!!」
「ぐ、がはっ!!ふっ、良いだろう・・・・・・彼女らは、披露宴の為に、天空要塞、ヴァルハラ・ゴッドに招待した。今から、招待してやろう。貴様らを、オラクル全員の見世物にしてくれるわ!!」
そう言うと、ヨミは右手を振り上げる。次の瞬間、ヒナタは、体が上に押し上げられるような感覚を覚えた。急上昇。
「う、うわああああああああああああああああああああああああ!!」
ヒナタは、只々絶叫するしかなかった。
「・・・・・・ここは・・・・・・!」
「ヒナタ!起きて!」
揺すり起こされる。何者かに。気付けば、牢屋の中。暗い暗い、じめじめとした。見上げれば、コトハの顔。
「コトハ!!」
「良かったぁ・・・・・・!起きないから、心配したんだよ?」
しかし、この中からどう、脱出しろと。
「やばいっちゃ!特殊な結界で出られんっちゃ!!」
「何だとォ!?」
ヒナタは声を上げる。嵌められたのだ。あの、ヨミに。
「クッソオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
大声を上げる。しかし、それは無情にも木霊するだけだった。
「このままじゃ・・・・・・このままじゃ!!誰も守れねえよ!また、あんときみたいに・・・・・・!!」
「気負う必要なんか無いわ。」
え?
ヒナタは、コトハを見上げる。
「だって、アタシ達は信じてるんだよ?ヒナタになら、ヨミの野望を阻止できるって。レンも助けられるはずだよ!」
「そーだよ!あたしも、信じてるよ!」
オーロラも、口々に言う。ヒナタを励ますように。
「コトハ・・・・・・。」
その言葉で、元気が出た。カードを握り締める。
「こいつなら。《Guy-R》になら、なんとかできるかもしれねえ!っと、その前に・・・・・・。」
ヒナタは、デッキを組み始めた。最終決戦に備え。そして、鉄格子の前に立ち、目を閉じる。そして、強く祈った。仲間たちの顔が、浮かぶ。次の瞬間、1つの光弾が牢屋を突き破った。
「や、やったぞ!!」
「コラ!そこ、何をしているか!!」
しまった。守衛に見つかったか。しかし、コトハは、ヒナタを突き飛ばす。
「早く、ヒナタ!!アタシに構わず!!ヨミは言ってた!人類滅亡が目的だって!!ヴァルハラ・ゴッドにある要塞砲で、世界を消し炭にしてやるって部下と話してた!!」
「分かった!!ぜってー、生きて帰ってくる!!」
オーロラも、ドラポンに向かって叫ぶ。
「絶対、生きて帰ってこないと、許さないんだから!!」
「誰に向かって、ゆーとるんじゃ!おだんは、エグザイル・クリーチャーのドラポンっちゃ!絶対、絶対帰ってくる!おんしゃーらを助けに帰ってくる!!」
こうして、ヒナタとドラポン、2人の最後の戦いが始まった。
「来たか。」
ヨミは、悪びれた様子もみせず、ヒナタに言った。ヒナタとドラポンの身体状況は、お世辞にも良いとは言えず、肩で息をしている。迫るクリーチャーを、全て倒してきたからだ。しかし、それでも腹から叫んでみせた。
「ヨミ!!人類消滅が目的って、ホントなのか!!」
「話が早いことだ。私が人類を消したい理由はただ一つ。クリーチャーの楽園を想像すること。その為に、人間は不必要!!」
「共存って考えは無いのか!!」
「人間は、不要。それだけでは、不満か?」
これ以上の問答は無用。とばかりに、2人ともデッキを用意する。同時に、ヨミが
「アレを用意しろ。」
と部下に囁いた。すると、2枚のカードがヨミのデッキに入り込む。
「ふふふ・・・・・・!これで、完璧だ。行くぞ。」
「「デュエマ・スタート!!」」
その頃、地上では大量のクリーチャーによって、全世界が危機に瀕していた。
X国、首脳官邸。X国の大統領、ブッチーニは、全世界を映し出すモニターを見て、ため息をつく。
「くっ、これほどの怪物が、世界を・・・・・・!!やはり、戦争しかないのか・・・・・・!大量破壊兵器を使うしか・・・・・・!」
「大統領!!武闘から、テレビ電話です!」
急いで、その画面に向かう大統領。そこには、フジの姿が移されていた。
『久しいですね。大統領。』
「うむ。」
『兵器を使う必要はありませんよ。』
------------------------もうじき、ださいグラサンの少年が、世界を救うんですから。
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