二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

あやかし緋扇*希望*
日時: 2014/08/17 15:56
名前: 美玉 (ID: 7hV223vQ)

美玉です!!
Sho-Comiで連載している、くまがい杏子先生の【あやかし緋扇】の小説を書いていきたいと思います。
部活や親や勉強などで、更新は遅くなると思いますが一生懸命頑張ります。
もしよかったらコメントください!!
下手な小説ですが、よろしくお願いします!

.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜

部活やら勉強やらで、更新率がすごく減ります。
もしも更新が途絶えたら、『親にPCとPSP……取り上げられたな』と思ってください。
まずは、この小説を見てくれている人はいるのかな…?Σ(ωo)!!

お待ちしております♪

Re: あやかし緋扇*希望* ( No.498 )
日時: 2014/09/14 16:49
名前: 美玉 (ID: 0.f9MyDB)

「『陵』と『嶺羽』をかさねないでください」
 陵は眉を上げ、睨むように未桜を見つめた。未桜は陵の瞳から目がはなせない。
「姿が同じに見えても、中は違う。そんなことは貴女が一番わかっているでしょう」
「そんなーー」
 言葉を続けようとはせず顔を歪める。
「目の前にいるのは『陵』。貴女の知っているのは」
「やめて!!」
 未桜は叫ぶ。彼女の瞳から大粒の雨が流れた。
「……亡くなった『嶺羽』です」
「う……っ……」
 陵は未来の頬から手をはなすと未桜は地面に座りこんだ。
「……分かっていました。自分は……死んでしまった、嶺羽様のことを……信じたくなかったのです……」
「……」
 陵は空を見上げ、目を閉じる。
 未桜にこんなにも、こんなにも強い感情があったなんて。でも、もし自分の愛する人が死んでしまったらこうなるのかもしれない。自分の存在価値が無くなるのだから。そうなるとしたら自分は壊れてしまうだろう。人間は情があるともろく、崩れてしまう。
「でも、……何度想っても嶺羽様は還ってこない。私には酷すぎます……!」
 制服の裾を握り締め俯く未桜。陵は未来の髪を撫でようと手を伸ばしたが、戻した。自分が未桜に触れてはいけないと思った。今、彼女が触れてほしいのは自分ではなく、愛する人なのだから。

Re: あやかし緋扇*希望* ( No.499 )
日時: 2014/09/14 16:54
名前: 美玉 (ID: 0.f9MyDB)

ハルさん
ありがとうございます!
小説、更新いたしました。
失礼だとは思いますが、時間があったらハルさんの小説へお邪魔させていただきますね。

Re: あやかし緋扇*希望* ( No.500 )
日時: 2014/09/15 19:05
名前: 美玉 (ID: 0.f9MyDB)

 未桜は涙を枯らすまで泣いていた。陵は何もせずただ泣き崩れた未桜を見つめていた。
「すみません。……『陵』様」
「……」
 俯く彼女の制服は涙でしみをつくっていた。
「ーー未桜」
 陵はやっと口を開くが、言葉が喉に詰まる。
「……私……。引きずっていても意味がありませんよね……」
 未桜は丁寧に言葉をつづり、陵を見上げる。陵は向けられた瞳から目をはなさず、右手を未桜の前に差し出した。
「帰りましょう。体を冷やしますよ」
 未桜は左手で涙を拭うと右手を陵の差し出された手に乗せた。陵はその手を握ると引っ張り上げ、未来の体を受け止める。
「でも、嶺羽を愛したということは忘れてはいけません」
「……分かっております」
 彼女が近い将来、憎しみで人を殺す。そう考えると恐ろしい。でも、……自分だったらどうだっただろう。考えるだけで怖い。
 憎しみにとらわれないでください。
 そんなことを言ってしまったらそれこそどうなるか。

Re: あやかし緋扇*希 ( No.501 )
日時: 2014/11/22 23:23
名前: 美玉 (ID: I.inwBVK)

 未桜を見つめると視線に気がついたようで力なく微笑む。その笑みに胸がチクリと痛んだ。
「う、あ……っ!」
 その途端、頭部を押さえ苦しみだした。
「未桜っ、大丈夫ですか!?」
 自分には声をかけることしかできない。それが酷くもどかしかった。
「あ……っ、く……はぁっ」
 真っ青な顔で額に汗を浮かべ、激痛に耐えているようだった。しかし、耐えきれずしゃがみ込んでしまう。陵も同じようにしゃがみ、未来の背中をさすった。
「未桜、未桜っ!」
「はぁ……、もうすぐ……帰り、ます……。なのでっ……未来の、ことは任せてくださっ……う」
 ぷつり、と糸が切れたかのように陵の方向に力なく倒れ込む。
 さあっと血の気が引いた。いきなりのことで頭が追いつかない。「未桜っ」と呼びかけても、肩を揺すっても、ぴくりとも反応しなかった。
 ーーまるで、死んでしまったかのように。



短くてすみません。

Re: あやかし緋扇*希望* ( No.502 )
日時: 2014/11/24 16:29
名前: 優花 (ID: 2Ujo/OfH)

お久しぶりです
優花です!覚えてますかね.....?おそらく忘れていたと思いますがw
最近は勉強などの都合で来れなかったのでまとめて読ませて頂きました
やはり美玉さんの小説は面白いですね!とても引き込まれます
続き楽しみにしてますね〜♪


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。