二次創作小説(紙ほか)
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- あやかし緋扇*希望*
- 日時: 2014/08/17 15:56
- 名前: 美玉 (ID: 7hV223vQ)
美玉です!!
Sho-Comiで連載している、くまがい杏子先生の【あやかし緋扇】の小説を書いていきたいと思います。
部活や親や勉強などで、更新は遅くなると思いますが一生懸命頑張ります。
もしよかったらコメントください!!
下手な小説ですが、よろしくお願いします!
.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜
部活やら勉強やらで、更新率がすごく減ります。
もしも更新が途絶えたら、『親にPCとPSP……取り上げられたな』と思ってください。
まずは、この小説を見てくれている人はいるのかな…?Σ(ωo)!!
お待ちしております♪
- Re: あやかし緋扇*希望* ( No.408 )
- 日時: 2014/01/21 18:46
- 名前: 美玉 (ID: D/yB5FiZ)
■ □ ■
土日の午前中。未来と陵は図書館に来ていた。
「りょーおー! 教えてよー!」
「嫌です。自分の宿題ですよー」
「そんなこと言ったって……」
わからないんだもん!
未来は出た宿題に苦戦中。そんなことを無視して陵は未来の前で頬杖をつきながら本を読んでいる。
「ほんとお願いします! 一生のお願い!」
陵に向かって手のひらを合わせギュッと目を瞑る。その様子を呆れたように見ている陵。
「一生のお願いって……何回使うんですか。もう、しょうがないですね」
ぱたん。と本を閉じる。未来には希望が少し見えた。
「ありがとっ」
「ではまず……。参考書を取ってきます」
「なんで!?」
「未来さん、お静かに」
教えてもらってないのにもっと問題を説かせる気なの!?
希望の後に絶望が見えた。陵は席を立ち上がり手招きをする。
「この問題が解けないのは、前の章に戻った方が効率がよいと思ったので」
「……」
もう何も言えない。本当は嫌だったけれど、陵がいないと宿題が進まないのでしかたなくついていくことになった。
「これと……これと……」
陵はたくさんの本の中から的確に必要な本を手に取る。取った本をみると……中学の問題集。
「そんなにあたしはバカなのですか?」
「…………あっ、これも必要ですね」
「変な間をおかないでくれる!?」
話をあまり聞いてくれなくてふてくされる。頬を少し膨らまし他の本棚に行っていた。
「……やる気はあるんですか…?」
「んー?」
後ろから声が聞こえたので振り返る。すると、笑顔だけど……笑顔だから恐ろしい陵の表情が目に入る。
「は、はいっ!」
言葉が聞こえなくてよくわからなかったがここは何がなんでも返事をしないと恐ろしいことになると思った。
陵に手首を掴まれ、連行されていく。
「未来さん。人生やり直しますか」
「あれ、疑問系じゃない。確定!? ほんとごめんなさい!」
自分の学力の低さが十分にわかった。
2時間後。結構出来るようになっていた。宿題の問題も微かにわかる状態。
今なら解けるかも!
「今の未来さんだったらこの問題解けますよね。やってみますか」
「うん!」
「……出来てます」
陵は未来の宿題のプリントを眺め答え合わせをした。
「よっしゃーあ!」
万歳と喜ぶ未来に陵は口に人差し指を寄せる。
「静かにしてくださいね」
「うぅ……ごめん」
しょぼんと落ち込む。図書館ということをすっかり忘れていた。
「問題作りますんで、やってみますか?」
陵の行動はただ勉強をさせるためだけに言ったのだろう。しかし、今の未来は問題を解くことが楽しかった。
一番の理由は陵が褒めてくれるからなんだよね。秘密だけど。
「うん。やる」
「では……」
紙を渡される。陵の筆記で、ボールペンで書いてあるので作ったというのは本当なんだろう。
プリントを見る……これなら出来そう。シャーペンを持って始めようとすると……。
「正解したらご褒美あげますから」
耳元で囁かれた。
20問中16問正解。
「未来さん、わざとですか? 間違ったの、ちょうど基本のところですよ?」
「違うっ!」
陵の一言で混乱しました。
勉強は一時中断し、陵は読む本を見つけにいく。未来も勉強だけではつまらくなってしまったのでついていった。
「陵……」
「なんですか?」
問いかけに反応するが顔をこちらに向けてくれない。大きな本棚に目を合わせ、じっと見ている。
「何読むの?」
「それを今探しているんです」
ああ、そうか。と納得する未来に陵は苦笑する。
「未来さん。勉強を教えた報酬とかないんですかー?」
「ないね」
少し驚いたけどすっぱり返す。変なことになりそうだ。
「えー。僕にはなんのメリットもないじゃないですか」
「ドンマイッ!」じゃ駄目だろうか。……うん。駄目だろう。自分に被害がある。
「んー。……下から2番目の棚の白い表紙の本……取っていただけませんか?」
「あ、うん」
低い場所にあるのでしゃがまないととれない。
陵に頼まれた本を手に取ると、綺麗に装飾された表紙。シンプルな割には以外とこっていて興味がわく。タイトルは英語で書いてあって……“another”。別の、もう1つのって意味だったような。試しにぱらぱらとめくってみるとずらりと英文が。読める気がしない。
「はい、陵」
その難しい(?)本を陵に渡そうとして顔を真上に上げる。なぜか陵の顔が正面で近かった。
唇が……触れる。
手から持っていた本が落ちてしまった。
ゆっくりと離れていくのが名残惜しかったというのは気のせい。触れただけだったので音はならない。図書館だからと少しは考えたのだろう。でも、どこでもかんでもするのはやめてほしい。
「……」
未来はフリーズしていた。でも途中で一気に顔が赤くなり自分の口を手で押さえる。
陵は未来が落としてしまっていた本を持ち、内容を見る。
「報酬はこれで。えっと……恋愛小説ですかね。読みますか?」
「よ、読め……るか…!!」
「英語も教えますか?」
未来は何も言わず首をぶんぶん横にふっていた。
*おわり*
- Re: あやかし緋扇*希 ( No.409 )
- 日時: 2014/01/22 21:08
- 名前: 美玉 (ID: D/yB5FiZ)
この図書館編(?)は入れないで、今書いている王様ゲームともう1つです。
次から書きますね。
- Re: あやかし緋扇*希望* ( No.410 )
- 日時: 2014/01/23 20:52
- 名前: 渚 (ID: NIrdy4GP)
鈴っキーです(もともと)
私、あやかし緋扇クイズ!
でやってますので!
- Re: あやかし緋扇*希 ( No.411 )
- 日時: 2014/01/26 09:00
- 名前: 美玉 (ID: lqUtiDzA)
くじを引いた後。
9人でやることになった王様ゲーム。
「「「「「「王様だーれだっ!」」」」」」
かけ声は約3人が出さない。
「オレだ!」
クラスのサブキャラ男子。その男子は自分が王様だということを見せつけるように引いたくじを真上に掲げた。
「えーっと。……2番と5番が左隣の人の頬を抓るっ!」
微妙な命令だ。
「あっ、2番私だ〜」と智美。
「5番おれだ」ともう1人のサブキャラ。
智美の左隣にはさくら。男子サブキャラの左隣には男子サブキャラがいる。
「十秒間ね!」と王様が付け足し。
「王様センスないねんな〜」
さくらの一言。
結局、王様の命令に背くことはできないので「ちょっ、痛いわ!」「いたっ!」と苦痛の声が教室に響いた。
- Re: あやかし緋扇*希 ( No.412 )
- 日時: 2014/01/26 17:48
- 名前: 美玉 (ID: lqUtiDzA)
渚さん
了解ですっ!
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