二次創作小説(紙ほか)

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あやかし緋扇*希望*
日時: 2014/08/17 15:56
名前: 美玉 (ID: 7hV223vQ)

美玉です!!
Sho-Comiで連載している、くまがい杏子先生の【あやかし緋扇】の小説を書いていきたいと思います。
部活や親や勉強などで、更新は遅くなると思いますが一生懸命頑張ります。
もしよかったらコメントください!!
下手な小説ですが、よろしくお願いします!

.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜+.。.:*・゜

部活やら勉強やらで、更新率がすごく減ります。
もしも更新が途絶えたら、『親にPCとPSP……取り上げられたな』と思ってください。
まずは、この小説を見てくれている人はいるのかな…?Σ(ωo)!!

お待ちしております♪

Re: あやかし緋扇*希望* ( No.268 )
日時: 2013/11/04 18:12
名前: 紫桜 (ID: Z/MkaSMy)

美玉さんは、小説買いましたか?

少し遅くなりましたが、私は買いました!!



いいえ、いえいえいえ。

分かりやすいですよ!?(^u^)/

Re: あやかし緋扇*希 ( No.269 )
日時: 2013/11/04 19:00
名前: 美玉 (ID: D/yB5FiZ)

「なんでこうなるのですか……」
「咲ちゃん、あなたに言いたかったことがあるの」
未来さんはよろめきながら立ち上がった。
「ちょっ、未来!?」
さくらさんが止めに入る。
しかし、さくらさんの言葉を無視して、ふらふらと未来さんは咲さんに近づいた。
咲さんは句句廼馳の力で拘束されているが、なんの抵抗もない。
ずっと顔をふせたままだ。
「あなたは箔晴が殺された後、一生懸命、箔晴の為に働いていた」
「……」
「そしてしばらくして、あなたも……咲鳴もあとを追うように亡くなってしまった」
咲さんは何も言わない。
「その後に未桜はね、箔晴と咲鳴の部屋の片づけをしていたの。そのときにね……箔晴の部屋から手紙を見つけたんだ」
「え…?」
咲さんはその言葉に反応し、顔を上げた。
「たぶん、術者との対決の前に書いたんだと思う。はっきりと覚えてるよ、手紙の文を。その中に咲鳴について書いてあったんだ」
咲さんは目を見開く。
「なんで、咲鳴のことを……」
「こう書いてあったの」
未来さんは目を瞑り、少しだけ微笑んだ。

Re: あやかし緋扇*希 ( No.270 )
日時: 2013/11/04 19:04
名前: 美玉 (ID: D/yB5FiZ)

小説、買いましたよー♪
ジュニア本なのであんまり期待していなかったのですが……////
自分がばかだなと思いました(T_T)

分かりやすいですか?
よかったです(^^)

Re: あやかし緋扇*希 ( No.271 )
日時: 2013/11/04 22:42
名前: 美玉 (ID: D/yB5FiZ)


「『咲鳴、彼女にはまだ教えていない術がやまほどある。そのためにも生きて帰らなければならないのだ。しかし、それ以外にも理由がある。家族のようになり、実の妹のように教えてきた。けれど、さっき別れたときに急に切なくなった。覚悟は決めていたのに。何故、こんな気持ちになったのだろう。私には分かっていたのに、言えなかった。
それは、家族以上の気持ちがあるからであろう。
妹にこんな気持ちをいだいてしまってもいいのだろうか。
この文を読んでいる者よ。もしも、私に何かあったらこの気持ちを伝えてくれ。彼女に。』」

「箔晴……さん……」
咲さんの目から涙があふれ出す。
その涙は頬を伝って、地面に落ち染み込んでいく。
「だから、小さい頃の咲ちゃんを気にかけていたんじゃないかな…?」
「……青治さんが?」
「うん。まぁお兄ちゃんは誰にでも優しいけどね。でも、お兄ちゃんが他の女の子の話をしていたのは最初で最後だよ。『咲ちゃんっていう未来と同じ歳の子がいるんだ』って言ったときは驚いたな」
「本当ですか…?」
「うん。嬉しそうに話してきた」
咲さんは顔を真っ赤にし、うつむいた。
流れる涙の量が多くなっていく。

Re: あやかし緋扇*希 ( No.272 )
日時: 2013/11/05 07:03
名前: 美玉 (ID: D/yB5FiZ)




「青治さん……青治さん……」
咲ちゃんは何度も自分の愛する人を呼ぶ。
「箔晴は未桜じゃなかったんだね」
「……はい」
咲ちゃんが返事をする。
「私は一体何をしていたのでしょうかね……ぐっ…!」
その言葉を呟くと、うめき声を上げた。
「「「「!?」」」」
咲ちゃんを除いて、ここにいる全員が驚いたであろう。
「げほっ……ごほごほ……っ」
口の端から赤い鮮やかな血が流れる。
「咲ちゃん!?」
吐血した…!?
「すみませ……いつものことなので」
「えっ、ちょ……何で」
「術の影響もあって……げほっ」
最初の時より咳は弱くなったが、その咳で口から出てきた血が咲ちゃんの白い制服に垂れた。
白から赤に滲んでいく。
無理し過ぎだよ…!
「陵! 拘束解いて!」
「あ、はい! 分かりました!」
陵はあたしの言葉に反応して、緋扇を高く上げた。
すると、咲ちゃんの腕や足に巻き付いていた木の根やつるが、しゅるっ、と離れて地面に吸い込まれるように戻っていく。
咲ちゃんは力なく倒れていき、その体をあたしが受け止めた。
ゆっくりとその体を下ろす。
「さくらちゃん! 今大丈夫?」
「まかしたりや!」
あたし達2人は扇子を取り出した。


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