複雑・ファジー小説

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美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト
日時: 2012/11/10 18:20
名前: 梶原明生 (ID: /PtQL6mp)

美幸へ・・・しがない空手拳法有段者の警備員が「金無し大兄妹アイドル」の不運の死を遂げた未来を変えるために、過去へタイムスリップする。  ひめゆり自衛隊・・・沖縄第15旅団の隊員達が実験と称した防衛省の企みにより特戦群と空挺団の策略に巻き込まれ、時空波装置で昭和20年3月23日にタイムスリップする。そこで彼等が見たものは・・・やがて酷い惨状に特戦群の隊員等も心を動かされる。そして新たな希望が・・・2つ交互にお送りするタイムスリップアクション。ダイジェスト短縮版で執筆いたします。・・・原稿は完成済み。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.282 )
日時: 2017/02/24 17:49
名前: 梶原明生 (ID: q6woXfHh)  

「美幸へ」…翌日からはその反動でか、義弘の友人と仲良くなり始めていた。たけしという同じ大工仲間だった。彼が良からぬことを美幸さんにしようとしていたので、ことあるごとに二人の間をさくような真似をし、それが面白くなかったのか、たけしはパッタリと来なくなった。やがて何事もなく美幸さんは小学校六年生最後の月にさしかかっていた。この頃、まさにあの天原美幸の大人びた姿にぐっと近くなっている。まぶしかった。…しかし同時に妙子が中学を卒業することもわかっていた俺は、彼女と道場で話した。「妙子、美幸に何か重大なことを話すのを忘れてないか。」「え、何だよ。」妙子がいきなり前日にこの家を出ていくことになっていたので、せめて美幸さんに早めに伝えてやれはしないかと思い、直接妙子に問いただしたのだ。…続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.283 )
日時: 2017/03/01 18:10
名前: 梶原明生 (ID: wh1ndSCQ)  

「ひめゆり自衛隊」…彼は木陰を飛び出て走って立射と膝射を使い分けて撃った。「前へっ。いいぞ、田丸二曹。」唇を噛み締めつつ木陰から田丸二曹も前へ走り出す。一方幸村二尉の部隊は前線の裏手に回り、後方支援の155ミリ加農砲部隊を叩いていた。パンツァー110ミリ対戦車砲とM203PIグレネードランチャーを浴びせた。…続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.284 )
日時: 2017/03/22 19:31
名前: 梶原明生 (ID: 97SCsTUE)  

「ひめゆり自衛隊」…米兵の残党を暗視ゴーグルと熱探知スコープで捉えて射撃していく。発火と空薬莢がべらぼうな数で闇の大地に吸い込まれていく感じがした。「幸村ニ尉、9時の方向から歩兵が近づいてます。佐藤三尉、応援を。」三浦三曹が無線で指示してくる。UAVのLCD画像には赤い色の大軍が押し寄せている。「こちら佐藤。画面で確認した。すぐに向かう。」佐藤三尉部隊が加勢に入るが、幸村ニ尉からすれば空挺団の手を借りたいとは思えなかった。米兵は暗闇の中で目暗滅法に撃ってくるが当たりはしない。単に幸村ニ尉や佐藤三尉等の標的が増えただけである。「柿村三曹、援護頼む。」「了解。」柄川三尉が柿村三曹のミニミ軽機関銃の弾幕下に走り出し、前方の5人の米兵を射殺していく。そしてその後ろの残党に間に合わないと感じ、ダンプポーチに弾倉を入れずにベストのポーチから新しい弾倉を取り出し、底を握って小指で支え、後ろから空弾倉を前へ叩き出してそのまま装填し、薬室に弾を送り込む。一方米軍側は戦車を投入してくるが、パンツァー110ミリ対戦車砲で大破していく。それでもその後ろから反撃してくるが、迫撃砲で片付けていく。一方宗末三曹は三村三曹と共にだいぶ前線に出て応戦していた。凹地に身をかがめながら膝撃ちで構えている。そんな時、米兵の一人が何かを投げつけて果てた。「おーい、逃げろっ。」…続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.285 )
日時: 2017/03/29 19:54
名前: 梶原明生 (ID: 87ywO7pe)  

「美幸へ」…「先生には色々むかついたことあったけど、正論だから反発してただけなのかも。この道場も今は私の思い出。…わかった。今から言うね。」「妙子…」彼女も意外と素直なんだなと実感した瞬間だった。「1ヶ月後に、美幸は一人になるけど大丈夫。…父ちゃんと母ちゃんの手伝いをちゃんとするんだよ。炊事とか掃除とか。」「大丈夫…だよ。」目にいっぱい涙が溜まっている美幸さんだった。「正彦、勇、お前達兄ちゃんなんだからしっかり守るんだよ。女の子は美幸一人になるんだからな。」「わかったよ。任せろよ。」美幸さんのすぐ上の二人の兄は妙子の言葉に唇を噛み締めて聞き入った。俺は静かに外からその様子を涙を浮かべて聞いていた。…次回⑱「中学生生活始動」に続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.286 )
日時: 2017/04/12 18:46
名前: 梶原明生 (ID: q6woXfHh)  

「ひめゆり自衛隊」…宗末三曹が叫びながら窪地から飛び出す。無論後方への威嚇射撃を怠らずしたが、三村三曹は「えっ。」と小さく叫び、とりあえず走った。そして「ドカーン」と爆発した。それは手榴弾だったのだ。三村三曹は89式小銃を爆発の勢いで飛ばしてしまい、右足を上にするように倒れてしまった。「諸岡三曹、援護頼んます。」「了解。」宗末三曹は諸岡三曹に託し、三村三曹を助けおこした。「三村三曹、大丈夫かっ、聞こえるか、怪我は…」暗くて詳しくはわからないが、迷彩服のズボンが右側が引き裂かれたようになっていたので、最悪な事態を覚悟した。起き上がるとさすがに右足に違和感を感じて股間を探る「うん、大丈夫、ちゃんと付いてる。」「馬鹿、確かめるところが違うだろ。足はどうなんだ。」奇跡的に無事だった。しかしもう一つの奇跡があった。それは…続く。


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