複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト
日時: 2012/11/10 18:20
名前: 梶原明生 (ID: /PtQL6mp)

美幸へ・・・しがない空手拳法有段者の警備員が「金無し大兄妹アイドル」の不運の死を遂げた未来を変えるために、過去へタイムスリップする。  ひめゆり自衛隊・・・沖縄第15旅団の隊員達が実験と称した防衛省の企みにより特戦群と空挺団の策略に巻き込まれ、時空波装置で昭和20年3月23日にタイムスリップする。そこで彼等が見たものは・・・やがて酷い惨状に特戦群の隊員等も心を動かされる。そして新たな希望が・・・2つ交互にお送りするタイムスリップアクション。ダイジェスト短縮版で執筆いたします。・・・原稿は完成済み。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.177 )
日時: 2015/03/16 21:35
名前: 梶原明生 (ID: x03fhwcN)  

「ひめゆり自衛隊」…仕方なく従う島袋ノブと佐久川米子は、渋々自分達の乗る装甲車へと帰っていった。そこで別の96式装甲車で問題が起こっていた。高山陸士長が戦闘糧食に食いついているさなか、現れた具志上恵子の長男、健一に集約胴衣にあったチョコバーをつい渡してしまったのだ。「妹と仲良く分けるんだぞ。」「ありがとう。」一見微笑ましい光景にも見えるが、幸村二尉にはそう見えるはずはなかった。…続く

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.178 )
日時: 2015/03/18 21:35
名前: 梶原明生 (ID: D486Goe5)  

「美幸へ」…⑭「父ちゃんと母ちゃんの密談」
夜中に皆が寝ているなか、俺は一人自分の鍛錬をもくもくとこなしていた。そんな時、ふと天原家から物音が聞こえてきた。「こんな時間に起きてんのかな。」俺はつい聞き耳を立ててしまった。「ふう。…いくらだっけ。もう少し待ってくれるかなぁ。」「明日先生には話してみるけど。」その会話から自伝書にあった「給食の封筒」の話しだとわかった。…続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.179 )
日時: 2015/03/19 21:43
名前: 梶原明生 (ID: DU.Bh3c8)  

「ひめゆり自衛隊」…「おい、高山陸士長。これは何だ。96は現地民を匿うための装甲車か。誰がこんなことを許した、あれだけ禁じていたはずだ。現地民との不要な接触と援助は。…聞いているのか陸士長。」鋭い眼光を向けて怒りをぶちまける幸村ニ尉。だがそれに動じない高山陸士長。その後ろから田上曹長が現れる。「幸村ニ尉。この母親と子供達は、この戦争の被害者なんだ。だから私が私の責任で許したんです。」「貴様、曹長のくせに命令違反を平気でする気か。」…続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.180 )
日時: 2015/03/28 22:50
名前: 梶原明生 (ID: x03fhwcN)  

「美幸へ」…ということは美幸さん、寝たふりして今起きてんだろうなぁと内心ワクワクした。「たしかこの時見た給食費の茶色い封筒が嫌いになったと書いてたっけ。」しかしその切実な金欠状態は俺にもよくわかる。やはり生活費は楽ではないんだなと痛感させられた。しかし、経済的に助けてしまうと久幸さんの性格からして不味いことになるのは明白だったし、歴史を大きく歪めてしまう恐れがあったので、小出しにしかできなかった。だが、その心配を的中させる出来事が起こった。珍しく久幸さんが俺に金の無心にきた。…省略…二万円ほど貸してしまった。その直後、事件は起こった。…続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.181 )
日時: 2015/03/30 21:49
名前: 梶原明生 (ID: SnkfRJLh)  

「ひめゆり自衛隊」…田上曹長は姿勢正しくして応えた。「ではあなたならこの幼い子供や母親を目の前にして助けずに見捨てられると言うつもりですか。なら我々は一体何のためにひめゆり学徒隊ばかりを保護する必要があるんです。沖縄戦で苦しんだのは彼女達ばかりでないはず。なのに…」言葉尻を取って幸村二尉が反撃にでる。「命令は命令だ。そんなものは関係ない。早くそいつらを降ろせ。」「できません。」高山陸士長はキッパリ言い張ったが…続く。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。