複雑・ファジー小説

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美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト
日時: 2012/11/10 18:20
名前: 梶原明生 (ID: /PtQL6mp)

美幸へ・・・しがない空手拳法有段者の警備員が「金無し大兄妹アイドル」の不運の死を遂げた未来を変えるために、過去へタイムスリップする。  ひめゆり自衛隊・・・沖縄第15旅団の隊員達が実験と称した防衛省の企みにより特戦群と空挺団の策略に巻き込まれ、時空波装置で昭和20年3月23日にタイムスリップする。そこで彼等が見たものは・・・やがて酷い惨状に特戦群の隊員等も心を動かされる。そして新たな希望が・・・2つ交互にお送りするタイムスリップアクション。ダイジェスト短縮版で執筆いたします。・・・原稿は完成済み。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.227 )
日時: 2015/10/11 20:54
名前: 梶原明生 (ID: y.72PaHC)  

「ひめゆり自衛隊」…一斉に82式指揮装甲車、96式装甲車、高機動車LAV等で摩文仁の司令壕へと向かった。…「んっ、何か音がしなかったか。」摩文仁の入り口付近で防衛陣地についていた戦車隊員の一人が隣の兵士に聞いた。しかしそれが最後だった。パンツァー110ミリ対戦車砲弾が直撃する。激しい轟音と爆音は止むことなく続いた。「てっ、敵襲だ。」そう叫んでいるうちに次々と戦車は破壊されていく「撃ち方やめ。摩文仁入り口には12・7ミリ重機関銃以上の武器は使用するな。壕を破壊しては元も子もない。よし、撃ちながら前進しろ、前へ。」装甲車は物々しく摩文仁司令壕入り口へ接近した。…続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.228 )
日時: 2015/10/14 21:16
名前: 梶原明生 (ID: y.72PaHC)  

「ひめゆり自衛隊」…「ここからは普通科と特殊部隊で編組した挺身行動隊で壕の中を占拠する。いいか、逆らう者、怪しい行動を起こす者は容赦なく撃ち殺せ。牛島中将や長中将等上級将校を人質に取るまでは掃討作戦の手をゆるめるな。後は打ち合わせた通りだ。木村三尉、頼んだぞ。」「了解…任せとけ。」今回は彼が隊長となり、挺身行動を開始した。壕入り口の爆風除け越しに設置された機関銃で応戦してくる旧日本軍。だが82式装甲車の12.7ミリ重機関銃の敵ではなかった。やがて普通科部隊と特殊部隊の混合部隊は完全武装で入り口へ走った。…続く。


Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.229 )
日時: 2015/10/15 17:04
名前: 梶原明生 (ID: tdVIpBZU)  

「ひめゆり自衛隊」…「右確保。」「左確保。」「LCD画面で20メートル先に第二波の兵士25名潜伏を確認。99式小銃に手榴弾所持。」「よし、UGVを用意。ミニミを持たせろ。」「了解。」隊員達は訓練通りテキパキと動き、状況報告を確実に行った。木村三尉は田丸二曹に叫んだ。やがてコントローラーにより、背負っていたUGVを下ろして発進させた。キャタピラーで高速走行をし、素早く壕の中へ走っていく。「何だあれは…」「せっ、戦車にしては小さ過ぎるが。…」入ってくるのは兵隊かと思っていただけに、こんな見たこともない機械が突然現れては油断するのも無理はなかった。やがて田丸二曹は照準を定めると、射撃スイッチを押した。…続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.230 )
日時: 2015/10/25 23:05
名前: 梶原明生 (ID: SnkfRJLh)  

「ひめゆり自衛隊」…「ダダダダーン。」とUGVは25名の兵士を情け容赦なく射殺していく。何名かは99式小銃で対抗したものの歯が立たなかった。「よーし、全員前へっ。」コルトM4A1カービンを構えながら木村三尉は入り口奥へと全隊員を進ませた。すでに88式鉄帽には暗視ゴーグルがマウントされていてグリーン色の明るい視界が、それだけでも兵士の位置を知らせてくれるように思われた。しかもMFIによるLCD画面もある。すぐに第三波、第四波の兵士が来るが、UGVが掃討し、その後生き残りを木村三尉率いる部隊が片付けていく。…続く

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.231 )
日時: 2015/10/27 01:22
名前: 梶原明生 (ID: eVM80Zyt)  

「ひめゆり自衛隊」…数十メートル前方で爆音が聞こえてきた。索敵掃討を行っていたはずのUGVから映像が送られてこない。「しまった。手榴弾にやられたらしい。」田丸二曹が呟くように叫んだ。「二機目、三機目のUGVを出せ。」木村三尉が後続の隊員に無線で指示する。「くそーっ、一台数百万もかかるのに。」田丸二曹が悔しがるのを横目に地賀谷一曹が冷ややかに言う。「仕方ないだろ。これが戦場だ。」「MFIではそこの角で、敵兵が待ち伏せしてます。」助川三曹が無線で報告してきた。「丁度いい。手榴弾をお見舞いしてやれ。」木村三尉の指示で2、3個奥の角に投げ入れた。爆音が壕内を包む。数十名の兵士が巻き込まれたが、動揺している残党を逃がさず木村三尉達がCQBの手順で前進し、目暗滅法で撃ってくる99式小銃の弾は当たらず、暗視スコープ付きのコルトM4A1の銃弾は正確にドットサイトの標的を撃ち殺していく。「すげーな特戦群は。あんな所で正確に素早く撃つなんて。俺達は敵でなくて良かったぜ。」…続く。


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