複雑・ファジー小説

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美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト
日時: 2012/11/10 18:20
名前: 梶原明生 (ID: /PtQL6mp)

美幸へ・・・しがない空手拳法有段者の警備員が「金無し大兄妹アイドル」の不運の死を遂げた未来を変えるために、過去へタイムスリップする。  ひめゆり自衛隊・・・沖縄第15旅団の隊員達が実験と称した防衛省の企みにより特戦群と空挺団の策略に巻き込まれ、時空波装置で昭和20年3月23日にタイムスリップする。そこで彼等が見たものは・・・やがて酷い惨状に特戦群の隊員等も心を動かされる。そして新たな希望が・・・2つ交互にお送りするタイムスリップアクション。ダイジェスト短縮版で執筆いたします。・・・原稿は完成済み。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.27 )
日時: 2012/11/20 15:48
名前: 梶原明生 (ID: uZAkimhj)

「美幸へ」・・・こうして若佐工務店で少し作業を手伝うと、夕方再び天原家を訪れた。「おう、オメーさんは昨日の。まぁ、上がりな。」久幸さんが既に帰っていて出迎えてくれた。「わーっ、至善のオジちゃんだ。」勇君と正彦君が再び飛び込んでくる。「やーっ。元気だったかい。実は天原さん。おりいってお話があるんですが。」・・・続く。      「ひめゆり自衛隊」・・・「その前にこっちが聞きたい。何でお前がここにいる。一体、自衛隊駐屯地をどうやって潜り抜けたんだ、おいっ。」沢田一尉が今度はイサムの胸倉を掴んで引き上げる。「ひぇーっ、何すんだよ。苦しいよ離せよ。」沢田一尉は彼の襟元を離してやった。するといきなり拳を振りかぶって殴ろうとしたが、躱されてフックを腹に喰らい、次いで膝蹴りを被った。「馬鹿が、ガキのくせに、お前のようなど素人のパンチを喰らうとでも思ったか。」・・・続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.28 )
日時: 2012/11/23 15:21
名前: 梶原明生 (ID: WkUUvDWJ)

「美幸へ」・・・「何だい。」お茶をすすりながら聞いてくれた。「お宅のすぐ隣の空き地にプレハブを建ててここに住みたいと思うんですが。・・・」「ブッッ。」久幸さんは思わずお茶を吹いた。「なっ、何だって、家の隣に。・・・」「はい。」・・・続く。         「ひめゆり自衛隊」・・・うずくまりながらイサムは必死に叫ぼうとする。「チクショーっ、・・・俺はよ、光一のやつと話があったんだ。あいつの彼女とヤッちまったからよ、謝りたくてツテ頼って中に入れてもらったんだよ。それだけだよ。」沢田一尉が半分はその話を無視するように神谷三尉を呼ぶ。「神谷三尉、これは一体どういうことだ。第一混成団はその名を残しながらも第15旅団として新たに発足し警備も強化されたはずだ。なのにこんな男が入り込めるというのは、どういう了見なんだ。」驚きつつも彼は89式自動小銃を吊れ銃にに替えつつ沢田一尉に寄ってくる。「そ、それは、その、自分としては駐屯地警備は警務隊の管轄でありまして。」・・省略・・当の4人は離れた所で中国式会議・チャイニーズブリーフィング・を始めた。「全くの予想外だな。まさかこんなお荷物がくっついてくるとはな。」沢田一尉がそう洩らすと柄川三尉が提案する。「いっそのことどこかで殺りますか。どうせあんなチャラ男、この時代じゃ一日ともたないと思いますが、もし生き残りでもすれば厄介なことになります。マスゴミに今回の件が漏れれば大事です。ましてやこの時代にあんな格好でうろつかれでもしたら米軍の手先かと疑われるのは必至でしょう。どうせこの時代なら警察に嗅ぎ付けられる心配はないでしょう。いっそのこと。・・・」・・・続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.29 )
日時: 2012/11/25 14:59
名前: 梶原明生 (ID: UlsZCx61)

作者の豆メッセージ・・・これを読まれている方。本当に有難うございます。小生、文才なくも勢いと気持ちだけで書いていますので、どうかご容赦の程を。・・・さて、恐らくですが、男性目線でこれを読まれた方は少々面食らったのでは・・と思っております。これからますますその内容になってきます。何故なら、多くのこの手の作品は兵器、作戦、理数系、戦略の機微、等に重点を置いているのに対し、こちらはどちらかと言うと人間ドラマと感情に重点を置いているからです。そんなタイムトラベル戦争物もあっていいんじゃないかな。と思いました。そんなわけでまだまだ続きますんで良かったらお付き合い下さい。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.30 )
日時: 2012/11/25 15:35
名前: 梶原明生 (ID: UlsZCx61)

「ひめゆり自衛隊」・・・さえぎるように幸村二尉が発言する。「いや、待て。手引きした自衛官がいるはずだ。それにあの男がここへ来ることを誰にも言ってないとは限らん。もしそこを嗅ぎつけられたら後々面倒なことになるぞ。」木村三尉が一つ提案を出す。「仕方がない。ここは俺の考えがベストのようだな。あの男を我々と同化させるしかない。カメラマンか記者ということにでもして、武器は一切持たせずに一切外に出さないでおき、出す時は2人以上の見張りをつけるという形にするしかない。とにかく、殺すのはまずい。」沢田一尉が決定を下す。「よし、木村の策で行こう。奴をこっちへ連れてこい。」「了解。」柄川三尉が例のイサムを連れてくる。「んだよっ、いちいち掴まなくたっていいだろうがよ。」・・・続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.31 )
日時: 2012/11/27 15:31
名前: 梶原明生 (ID: uZAkimhj)

「ひめゆり自衛隊」・・・悪態を突きつつ、首根っこを掴まれながら沢田一尉の所へ連れられて行く。「おい、お前。生き残って元の時代に戻りたいと思わんか。」その言葉にイサムは不機嫌そうな顔をしつつもどこか望みを見出したような笑みを浮かべた。「たっ、たりめーだろ。」「よし、わかった。なら、先ず条件がある。その頭を丸刈りにしてピアスは全部外してもらう。服もこの時代を抜け出すまで我々が預かり、予備の迷彩服のみ着用するように。それ以外はまた追って指示する。この約束を受け入れてもらう。いいな。」で、血相を変えて予想通り反発する。「んなっ、冗談じゃねぇや。ピアスにこの髪は俺の命みてえなもんだ。そんな話聞けるかよ。・・省略・・。」言った矢先から沢田一尉がホルスターからシグp226拳銃を抜いてスライドを引く。カチャリと生々しい金属音が彼の心臓を貫く。同時に幸村二尉がコルトm4a1の銃口を向ける。「何なら、この場で射殺してもいいんだぞ。どうせ殺してもバレはしない。なんせお前は現代にいないんだからな。どっちでもいいんだぞ。そんなクソみてぇな髪の毛とピアスに自分の命引き換えにできるんならなぁ。」「はぁーっ。」イサムがそう言った途端いきなり彼の膝元に2,3発の銃弾が発射された。「パン、パン、パン、」はじめて怯えきった彼は悲鳴を上げる。「ひぇーゅっ、マジかよ。わ、わかったよ。わかったから撃つなよ。言うこと聞くからさっ。」「それでいい。なかなか物わかりがいいじゃないか。その調子で頼むぞ。」・・省略・・地面に無造作に捨てられた髪の毛を手に取り、やりきれない怒りと悲しみがイサムを襲う。しかしそれはまだ序章にすぎなかった。彼と彼等がこれから体験するものに比べれば。・・・「よし、時間が押してるぞ。もうすぐ陽が昇る。機材を片付け、準備ができ次第すぐに出発だ。急げっ。」「了解。」沢田一尉のその号令と共に一斉に全員が再び動き出した。空の蒼みが段々薄くなってきている。夜明けが近い。・・・次回「遭遇」に続く。


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