複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト
日時: 2012/11/10 18:20
名前: 梶原明生 (ID: /PtQL6mp)

美幸へ・・・しがない空手拳法有段者の警備員が「金無し大兄妹アイドル」の不運の死を遂げた未来を変えるために、過去へタイムスリップする。  ひめゆり自衛隊・・・沖縄第15旅団の隊員達が実験と称した防衛省の企みにより特戦群と空挺団の策略に巻き込まれ、時空波装置で昭和20年3月23日にタイムスリップする。そこで彼等が見たものは・・・やがて酷い惨状に特戦群の隊員等も心を動かされる。そして新たな希望が・・・2つ交互にお送りするタイムスリップアクション。ダイジェスト短縮版で執筆いたします。・・・原稿は完成済み。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.318 )
日時: 2017/10/04 19:47
名前: 梶原明生 (ID: 0Q45BTb3)  

「美幸へ」…「え、先生、これどういうこと。」美幸さんの頭は混乱していた。無理もない。俺はこの時代に存在していないのだから。言い訳している間に、一台の車が勢いこんで走ってきた。「お、お前は…至善利明。」「あ、荒谷師範。」驚きだった。福岡で俺に空手拳法を仕込んでくれた恩師が今ここに。しかし、すぐおかしいことに気付いた。この時代の俺は福岡にいて、しかもまだ二十代の青年だ。なのに中年の俺を見て何故分かったのか。「二人とも。すまんが外に出ててくれんか。」荒谷師範は美幸さん達を外にださせた。「俺は誤魔化せんぞ至善。何故お前が中年なのかわからんが、お前はお前だ。」「さ、さすがは師範。お見逸れいたしました。わかりました腹をくくりましょう。ただし建人以外に他言なさらぬように。」「うむ、わかった。」「じ、実は…」観念した俺は今までの経緯を洗いざらいぶちまけた。この方の人望と人格はわかっていたからこそ話せたのだ。「うーむ、そんなことが本当にあるとは…つまりあの美幸とかいう子は未来にアイドルとなり、不幸な末路を遂げると言うのだな。」「はい。まさにその通りで。」「わかった。もう乗りかかった船だ。門下生の頼みとあらば引き受けよう。そのかわり…」「何でしょうか。」「二人の天原の幸せを守ってやれよ。」「それはもう肝に命じて。」その後美幸さんと建人君を交えて合同稽古を行った。風を切る拳と蹴りは、心地よい風となった。…続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.319 )
日時: 2017/10/09 23:07
名前: 梶原明生 (ID: 0Q45BTb3)  

「ひめゆり自衛隊」…「消耗戦」 昭和20年6月23日 午前03:40時。松金は裏切り、ジャックネルソン軍曹率いる小隊に加担して道案内するが、田川曹長等の攻撃により全滅。唯一生き残ったジャックネルソン軍曹を捕虜にとり、壕内に戻る。その頃、戸倉一曹は祖父である戸倉少尉と対面。しかし史実では戦死なので後藤曹長は瀕死の重傷の祖父を助けるなと命令。しかし衛生隊員として孫として放っておけず、戸倉一曹はナートする。しかしそれでも助からなかった。最後に孫と悟り、戸倉少尉は息絶えた。そして今。…いよいよ待ちに待ったこの時が来た。陸上自衛隊708実験中隊にとって、この日は格別なものとなろう。そしてそれは多くの沖縄県民や米軍、日本軍にとっても忘れえぬ沖縄戦集結の時となる日でもあった。だがまだ暗い。夜明け前が一番暗いとはよく言ったものだ。6月の沖縄らしい蒸し暑さも重なって、この暗さは辛い壁のように思われた。…吹田二士がランタン片手に携帯口糧を食べている。腰の水筒に手を回し、キャップをひねって飲んだ。神谷三尉が歩み寄る。「吹田。友達を連れてきたぞ。」彼の傍らにいたのは紛れもなく。迷彩服姿のイサムだった。「ああ、イサム。」「よぉ、お久。元気だったか。」「疲れてるけど大丈夫。」「そうか。いよいよだな。その大時空波ての。」吹田は神谷に向き直り聞いた。「でも、何でまたイサムを…謹慎じゃ。」「ああ、それなら心配ない。もう出していい許可が降りた。彼の管理の適任者は吹田しかいないと思ってな。」「神谷隊長…了解しました。」彼は立ち上がって敬礼した。やがてイサムは吹田の隣に座り込んだ。「懐かしいなぁ。」「へっ…」「中坊の頃、お前とよく他のダチと一緒にこんなところでエアガンの撃ち合いしたっけ。…」「あーっ、そんな時もあったよな。あの頃は何にも考えてなかったなぁ。ただ将来とか言われても、叔父さん叔母さんに迷惑ばっか掛けてたしなぁ。…6才の時、兄ちゃんも父さんも母さんも事故で死んで俺だけが助かって。今考えると自衛隊に入ったのは、あのジャンケンのせいじゃなく、天涯孤独の俺に向いた場所だっただけかも。」さすがにイサムも落ち込んだ表情に変わる。「なぁ、光一。」「んん…」「俺達でさ、この沖縄戦の惨状、語り継いでいかねーか。噂じゃもうこの沖縄戦語り継ぐ人いねーとか。俺達が沖縄にタイムスリップしたのって絶対何か意味あると思うんだ。何だか分かんねーけどよ。」…続く

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.320 )
日時: 2017/10/10 07:47
名前: 爆走総長ナオキ ◆UuU8VWSBGw (ID: pmOIN4oE)

とある交差点-

覆面のライダ−「ブンブン退けどけブンブン!!!DELL」パラリラ♪パラリラ♪
梶原「な!?また君かぁ…。何度も言うが!暴走行為は違反だぞ!やめた前!!」
ナオキ「ヘッへッヘッ↑よく俺とわかったなぁ?おっさンン!??」パラリラパラリラ♪
覆面を取り、バイクを降りてちかづくナオキ
梶原「知ってるぞ!?君は最近出所したばかりで、次にまたやらかしたらすぐ務所行きなんだろ!?だから今すぐ、やややめるんだ」
ナオキ「ッ…、ウルセ−んだよ!!」ドゴォッ
ぐッ、があぁぁぁ!!」頭から流血する梶原
ナオキ「アアン!?どうやらハイチュウでは、お仕置きが足りなかったようだなDELL」
梶原「う、またケ−サツを呼んでやる!まったく反省はなし…か…」
ナオキ「DELL、ようし、特別に今度はとっておきのをくれてやるよ」
そ-ゆうとカバンからキシリト−ルガム(ボトル型サイズ)を取り出すナオキ
梶原「ひぃぃぃ↑やめてくれやめてくれぇえ!!そんなの入らないよぉぉ!!」
ナオキ「今度のディルドはボトルだぜぇ!?!喜べよぉ!!DELL」
梶原「あ…、あ…」戦慄し声が出ない梶原
ナオキ「さぁ、実験を始めようか」

       「ぎゃやあああぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
        深夜の交差点に悲鳴が響き渡る

-数日後-
キャスタ−「次のニュ−スです。昨日からきら市交差点で46才とみられる遺体が発見されました」
キャスタ−「遺体の校門にはなんとボトムタイブのガムボトルがディルドの如く差し込まれており、絶頂によるショックシが原因かと思われます」
キャスタ−「犯人はまたもバイクで逃走しており、覆面ライダ−ディルドを指名手配中です」
犯罪専門家少年専門「またですかぁ。怖いですね-。最近の事件は-。これはおそらく(略」
思春期の少年の犯罪について話す専門家
キャスタ−「貴重な演説、ありがとうございました」
専門家「いえいえ、最近はSNSなどや過激なゲ−ムから模倣犯になる少年も増えているといわれています。怖いですね-」
キャスタ−「…以上でニュ−スを終わります。お送りしたのはキャスタ−の氷室と」
犯罪専門家「犯罪専門家の。伍代ナオキでした!みなさんまた来週ぅ〜。DELL」

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.321 )
日時: 2017/10/10 23:45
名前: 風の世直し (ID: 0zy7n/lp)  

という妄想でした。

続く。

Re: 美幸へ。ひめゆり自衛隊。混合ダイジェスト ( No.322 )
日時: 2017/10/12 20:30
名前: 梶原明生 (ID: wh1ndSCQ)  

「ひめゆり自衛隊」…「そうだな、そうかもな。」二人はしばし議論を交わしていた。そこへ島袋ノブや、砂川姉妹に新垣ハル、名城美恵等が彼等の前に現れた。「おっ、ノブちゃん、美幸ちゃん、お久しぶりだね。」島袋ノブが笑顔を見せる。「はい、お久しぶりです。」「何だかあの頃の顔付きに戻ってきたね。初めて会った時からあの日再会した時なんか、まるで鬼みたいだったからさ。」吹田二士が立ち上がって照れながら話をした。するとイサムがよせばいいのに余計なことを言う。「へぇーっ、これがひめゆりねぇ。結構可愛いじゃん。君何て名前。」「島袋ノブ…です。」「へぇーっ、じゃあ昔のアイドルとおんなじ苗字じゃん。君さ、現代に来たら絶対アイドルになれるって。めっちゃ可愛いしさ、テレビ受けするぜ。YouTubeに流そうかな。」「はっ、…アイとかテレとかYouとか、何でしょうか。」吹田二士がイサムの腕を引っ張る。「何バカなこと言ってんだよ。知るわけないじゃないか。全く、お前の口の軽さは治らねぇな。」「どうせ現代に連れて行くんだろ。少しは予備知識入れとかねーと、現代社会に溶け込めねーだろ。…そうだ、俺の歌とダンス見せてやるぜ。吹田、おめーさっき神谷って人から俺のiPodとスピーカー入った袋預かったろ。」「ばっ、バカッ。何をまた言い出すんだよ。」「いいから。」彼は油断した吹田二士の脇から素早く奪い取り、チャック袋からスピーカーを出して岩壁に取り付けてiPodを起動させた。「おーっと、先ずはこれだ。キタキターッ、ヘイッ、ヘイッ、ヘイッ。」手拍子と共に見知らぬ小さな機械から、この世のものとも思えぬ不思議な音楽が、辺り一面に響いた。そして見たこともない激しいダンスに一同、驚愕の思いで唖然とした。「何やってんだよ吹田、お前も踊れよ。」「あーもーっ、俺知らねえ。」吹田二士は座り込むものの、砂川美紀が近づいてくる。「踊り…ませんか。」島袋ノブも言い出した。「踊り方、教えてもらえませんか。」彼は驚いたが立ち上がった。「わかったよ。あーっ別に決まった型なんかなくて、こう。こんな感じかな。」島袋ノブも砂川姉妹も初めての経験でぎこちないが、何となく乗ってきた。そんな姿に吹田はしばし幸せを噛みしめていたのだ。…その頃、岡田二尉の部隊はUAV越しの映像に、数千の米軍が攻撃をかけるために集結している姿を捉えていた。「見えるぞ。距離1000メートル。こっちに向かってきてる。」…続く。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。