二次創作小説(新・総合)
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- 【オリキュア】メモリアルプリキュア!
- 日時: 2017/08/01 23:00
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
初めましてかこんにちは!愛です!
本日からはメモリアルプリキュアというオリキュア小説を書きたいと思っています。
基本テンションとノリに任せて書くのでグダグダすると思いますが、楽しんでいただけると幸いです。
それでは、よろしくお願いします。
- Re: 【オリキュア】メモリアルプリキュア! ( No.209 )
- 日時: 2018/01/23 20:19
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
第32話「取り戻せ!愛のメモリー!アムールパンデュール!」6
<杏奈視点>
私達は一気にダークアデッソに向かって駆ける。
それにダークアデッソはニヤリと笑い、拳を構える。
だから私は拳を握り締めて、ダークアデッソを殴りに行った。
私とダークアデッソの拳がぶつかり合い、しばらくの間せめぎ合う。
「まさか復活して来るとは……でも、本当に完全復活なのかしら?」
「もちろん! 完全復活だよッ!」
私が叫ぶのと、弾かれたように私達が距離を取るのはほぼ同時だった。
それから私達は同時に蹴りを放ち合う。
拳の次は、双方の足がぶつかり合う。
またせめぎ合いながらも、私は叫ぶ。
「もう、私は迷わない! 相応しくなくても良い! 私は大切な日々を守るために……プリキュアを続ける!」
そう叫んだ時、背後から殺気がした。
恐らく、残っているワスレールだろう。
しかし、私に攻撃が来ることは無い。
不思議だけど……攻撃が来ないということは、確信していた。
「ありがとうパースト!」
「ワスレールは私達でどうにかしておくから、アデッソは集中してセフトを倒しちゃえ!」
パーストの言葉に頷き、私は身を翻してせめぎ合っていた足を離す。
そのままダークアデッソの懐に潜り込み、私は拳をぶつけるようにひたすら殴る。
私の拳を避けながら、ダークアデッソは口を開く。
「ホラ! そうやって仲間に頼る! アンタ一人じゃ何も出来ない!」
「うん! 私は一人じゃ何も出来ないよ!」
そう答えながら、私はその場にしゃがむ。
同時に頭上を一筋の光が飛び、私に襲い掛かろうとしていたワスレールを倒す。
「フューチャーありがとう!」
「援護は私とパーストに任せて下さい!」
そう言うフューチャーに私は笑い、立ち上がってダークアデッソに蹴りを放つ。
ダークアデッソはそれを躱しながら舌打ちをした。
「良いのか! お前はアイツ等より苦労していない! それに迷惑だって掛けて! そんなことで良いのかよ!」
「例え迷惑を掛けても、私は皆と一緒にいたい! 私は一人じゃ何も出来ないから……皆に支えてもらわないと、ダメなんだ!」
叫び、私は蹴りを放った。
それにダークアデッソは吹き飛び、ズザザッと音を立てながらその場になんとか踏ん張る。
私は仁王立ちをして、続けた。
「迷惑を掛けても、相応しくなくても……私は、楽しい日々を守りたい! 自分がやりたいことをやりたい! 後悔しない道を、選ぶんだ!」
「あのさぁ、色々好き勝手言ってるみたいだけど」
そう言いながら、パーストは私の隣に並ぶ。
そして私を見て、ニカッと笑った。
「私、今までアデッソのこと迷惑とか思ったこと、無いんだけど?」
「パースト……!」
「右に同じ、です」
そう言って私を挟む形で隣に並ぶフューチャー。
彼女は私を見てムッとした表情をした。
「私はむしろ、アデッソがいない方が嫌です」
「フューチャー……!」
「皆アムールパンデュールの扱いが雑過ぎるリコ~」
そう言ってアムールパンデュールを持ってフラフラと飛んでくるリコルン。
それらを見て、私は「忘れてた!」とつい声に出した。
その瞬間、その場にいた全員がズッコけた。
「そもそもこれ、アデッソが持ってきたものじゃん。えっと……時計?」
「これは伝説のアムールパンデュールリコ! なんでアデッソが持ってるリコ?」
「え、おじいちゃんから貰った」
「「「おじいちゃん!?」」」
私の言葉に、その場にいた全員がそう声を発した。
あ、そっか。私今までおじいちゃんの話とかしたことないし……そもそもまともにおじいちゃんと話したのが初めてだし……。
「説明は後! それよりリコルン、このアムールパンデュールの使い方は!?」
「あ、えっと、まずは三人で手を繋いで輪を作るリコ!」
私はアムールパンデュールの使い方を聞いたのであって、お遊戯会のやり方は聞いてないんだけど……。
心の中でそう考えつつも、私達は手を繋いで輪を作る。
「そうしたら、『甦れ、愛情のメモリー。アムールパンデュール』って言うリコ」
リコルンの言葉に私達は頷き、その言葉を復唱した。
「甦れ、愛情のメモリー。アムールパンデュール」
- Re: 【オリキュア】メモリアルプリキュア! ( No.210 )
- 日時: 2018/01/23 23:07
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
第32話「取り戻せ!愛のメモリー!アムールパンデュール!」7
「「「甦れ、愛情のメモリー。アムールパンデュール」」」
そう言った瞬間、私達の作った輪の中心が光り、リコルンの手元にあったハズのアムールパンデュールが現れる。
不思議に思うより、体が先に動いた。
私達はそれぞれ、桃色、空色、レモン色の針を嵌め込み、回転させる。
すると腕時計に合ったサイズだった針が回転するごとに伸び、普通の長針、短針、秒針になる。
それを認識できるようになるのと同時に、時計の針が高速で回転して、剣が出てくる。
それは、アデッソソード、パーストソード、フューチャーレイピアにソックリな見た目をしていた。
しかし刃の色は白が強くなっていて、柄が少し豪華になっている。
剣の柄を握った私達は、剣の切っ先をアムールパンデュールの時計の針の中心に合わせ、叫ぶ。
「過去を束ね!」
「今を輝き!」
「未来を照らせ!」
「「「煌け! 愛のメモリー!」」」
そう叫ぶと同時に、アムールパンデュールが輝きを放つ。
標準をダークアデッソに合わせ、私達は叫んだ。
「「「プリキュア! メモリアルレボリューション!」」」
そう叫んだ瞬間、アムールパンデュールから極太の光が放たれる。
それはダークアデッソを包み込んだ。
「グハァッ……!」
アムールパンデュールの必殺技を諸に受けたダークアデッソは、腕を押さえながらその場に膝をついた。
そして、憎しげに私達を見る。
「セフト……」
私はセフトの名を呼び、近づこうとする。
しかしそれより先に彼は舌打ちをして、その場を離れていった。
……まだダークアデッソの見た目のままなのに……。
でも、彼を追いかける場合ではない。
世界が色を取り戻し、修復されていくのを眺めながら、私はリコルンに視線を向けた。
「ねぇ、リコルン。……私のおじいちゃんは、どういう人なの?」
「……話すと、長くなるリコ。それに、本人がいないところで話すべきではないリコ」
「じゃあ、行こうか。……Adessoに」
私の言葉に、パーストとフューチャーも表情を引き締めた。
<セフト視点>
「はぁッ……はぁッ……クソッ!」
俺は舌打ちをして、その場に座る。
油断した。まさかあんな道具があるだなんて。
アムールパンデュール……だったか?
よく分からない時計のような道具から放たれた光で、俺のメモリアの大半が浄化された。
今回無事だったのは、キュアアデッソからコピーしたメモリアのおかげのようなものだ。
だから、今俺がこの存在を保っているのは、キュアアデッソのメモリアに頼っている部分がある。
そのメモリアを俺の物として、自分の記憶を保っているに過ぎない。
しばらくは、行動出来ない。
落ち着いて、アデッソからコピーしたメモリアを取り込まなければ。
所詮このメモリアは模倣品に過ぎない。
すぐに俺の物として取り込むことは出来る。
だが、俺自身のメモリアはほとんど残っていない。
このような状態では、ロブメモワールに戻ることすらも難しい。
まずはどこかで休まなければ……。
「ねぇ、大丈夫?」
頭上から声が降って来て、俺は顔を上げた。
そこには、こちらを心配そうに見ている紫音がいた。
「あっ……」
「凄いボロボロじゃないか。怪我したのかい? 病院は?」
「だ、大丈夫だ! 心配される筋合いは無い!」
俺はそう叫びながら立ち上がる。
それから走り去ろうとしたが、それより先に、紫音に腕を掴まれた。
「ダメだよ! こんなボロボロの女の子、一人に出来ない!」
紫音の言葉を理解するのに、しばらく掛かった。
……そうだ。
今の俺は、キュアアデッソのメモリアから偽りの見た目を作った……女。
おまけに、メモリアが無くて弱っているから、反抗も出来ない。
抵抗しない俺に、紫音は安堵した表情を浮かべた。
それから俺の手を握って、微笑んだ。
「僕の家、ここから近いんだ。……良かったら、上がって行かない?」
- Re: 【オリキュア】メモリアルプリキュア! ( No.211 )
- 日時: 2018/01/24 20:42
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
第33話「おじいちゃんの秘密?Adessoに隠された真実!」1
<セフト視点>
「どうぞ。あまり広い家じゃないけど……」
「……お邪魔します」
俺はそう言いつつ、靴を脱いで家に上がる。
見慣れた前原家。正直、かなり居心地が悪い。
そもそも女の体というだけでもかなり不快だと言うのに……
「とりあえずそこのソファにでも座って。今何か飲み物淹れるよ。紅茶で良いかな?」
「……構わない」
「良かった」
そう言って微笑む紫音。
俺と出会った時は買い物帰りだったのかもしれない。
レジ袋を持って台所に行った。
その後ろ姿を眺めながら、俺は自分の手を見つめた。
「俺は……何をやっているんだ……」
そう呟いて、俺は額に手を当て、ため息をついた。
<杏奈視点>
あれから動きだした月乃ちゃんに事情を話し、私達はAdessoに向かった。
Adessoへの道を歩きながら、月乃ちゃんは「でもさぁ」と口を開く。
「もう解決したから良いけど、杏奈が足手まといだったら私はどうなるのさ?」
「いや、月乃ちゃんは……あっ」
「ホラ見ろ。私だって皆と一緒にいたいからいるだけ。杏奈だって充分苦労はしてると思うし、今更何気にしてんだって思うよ」
言われてみれば確かにそうだ。
多分、セフトの言葉を間に受けて、視野が狭くなっていたのかもしれない。
私は月乃ちゃんに「ありがとう」と答え、笑った。
すると月乃ちゃんは満足気に笑い、「しかし……」と言って顔を上げる。
「まさかAdessoの修太郎さんがプリキュア関係者だったとは……意外だ」
「あ、そっか。月乃ちゃんの意識があった頃はおじいちゃんが店主だったんだっけ」
私の言葉に、月乃ちゃんは少し間を置いて頷く。
「うん。と言っても、修太郎さんって無愛想だから、まともな接客じゃなかったよ。まぁ、あのおじいさんは渋い雰囲気があるから、無口な方が似合ってるとは思うけど」
「似合ってるとかそういう問題じゃないんじゃ……」
「……その無愛想が、プリキュア関連だったってことは無いかな」
瑞樹ちゃんの言葉に、私は「え?」と聞き返す。
すると瑞樹ちゃんはハッとしたような表情をしてから、「えーっと」と呟くように言う。
頬をポリポリと掻きながら、続けた。
「だってさ、杏相手にも無愛想だったんでしょ? あと、あんままともな会話したことないってことは、実の子供である杏の両親のどっちかとも」
「ま、まぁ……」
「だから、流石にそこまで話さないのはおかしいんじゃないかな~」
苦笑い混じりに言う瑞樹ちゃんに、私はハッとする。
言われてみれば……ていうか……。
「なんで謎を深めるようなこと言うの!?」
「だって気になったんだもん! むしろ杏が気に無さ過ぎ」
「それは~……って、着いたよ」
言い訳しようとした時、Adessoの看板が見えた。
いよいよおじいちゃんの……そして、プリキュアの更なる秘密が分かるかもしれない。
その事実に、私は顔を引き締めた。
- Re: 【オリキュア】メモリアルプリキュア! ( No.212 )
- 日時: 2018/01/24 22:59
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
第33話「おじいちゃんの秘密?Adessoに隠された真実!」2
店の中にはパパとママがいるので、私達は裏に回って家に入る。
廊下を歩き、私達はおじいちゃんの部屋の前に立った。
「おじいちゃん。いる?」
代表して、私が襖を開けながらそう聞いた。
すると、机の上で何か本を読んでいたおじいちゃんがこちらに振り向き、首を傾げた。
「杏奈? 何じゃ?」
「プリキュアの仲間を連れて来たの。……プリキュアについて、色々聞きたいことがあって」
私の言葉に、おじいちゃんは本を閉じる。
それから押し入れから座布団を出すので、私も手伝う。
一応四枚出すが……リコルンは座布団いるのかな。
迷いつつも、ひとまず出す。
それから私は瑞樹ちゃん達に声を掛け、招き入れる。
「それじゃあ、紹介します。まず、この子がキュアパーストこと、前原瑞樹ちゃん」
「ま、前原瑞樹です。キュアパーストやっています。よろしくお願いします」
そう言って頭を下げる瑞樹ちゃんに、おじいちゃんもお辞儀をする。
私はそれを見てから、星華ちゃんを指した。
「それで、この子はキュアフューチャーこと、後宮星華ちゃん」
「後宮星華です。キュアフューチャーやっています。よろしくお願いします」
星華ちゃんが頭を下げると、おじいちゃんも同じくお辞儀をする。
私は二人が顔を上げるのを待ってから、月乃ちゃんを指した。
「で、この子は星華ちゃんのお姉さんの後宮月乃ちゃん」
「後宮月乃です。よろしくお願いします」
そう言って頭を下げる月乃ちゃん。
おじいちゃんは月乃ちゃんに丁寧にお辞儀をして、リコルンに視線を向けた。
「で、こちらが……」
「久しいな。リコルン殿」
「「「「はい?」」」」
まさかおじいちゃんから声を掛けると思っていなかったので、私達は同時に間の抜けた声を出した。
リコルンは驚いたように目を丸くしてから、おじいちゃんを見た。
「まさか君は……今行修太郎リコ!?」
「知ってるの!?」
私がついそう聞くと、リコルンは困ったような表情でおじいちゃんを見る。
するとおじいちゃんは私とリコルンを交互に見てから、息をつく。
「……リコルン殿との関係は、長話になるからのぉ……お茶を淹れて来よう」
「あっ、だったら私が淹れてきます。……私は、プリキュアの中では部外者なので」
そう言って腰を浮かす月乃ちゃんを手で制し、おじいちゃんは立ち上がる。
「いや、君も充分プリキュアの一員じゃろう。……儂が淹れてくるよ」
「で、でも……」
「良いから。少し待っておれ」
そう言って台所に行くおじいちゃん。
……全員に聞かせた方が良い話、ということか。
本来ならばリコルンに質問攻めをして良い場面かもしれないが、そんな気持ちにはならなかった。
……一体、何を聞かされるのだろうか。
心の中でそう考え、私は拳を握り締めた。
- Re: 【オリキュア】メモリアルプリキュア! ( No.213 )
- 日時: 2018/01/25 21:50
- 名前: 愛 (ID: fYNkPhEq)
第33話「おじいちゃんの秘密?Adessoに隠された真実!」3
おじいちゃんがお茶を淹れてくるまでの時間は、大体十数分くらいだと思う。
しかし私達にとっては何時間も経ったように思えた。
淹れてもらった緑茶を飲み、私は口を開く。
「それじゃあ、おじいちゃん。……おじいちゃんとリコルンは、どういう関係なの?」
私の問いに、おじいちゃんはお茶を少し飲んでから湯呑を置いて、私を見る。
「……あれは、まだ儂が幼かった頃の話じゃ」
それから始まったのは……おじいちゃんの、昔話だった。
<修太郎視点>
あれは、まだ儂……私が、二十歳だった頃の話。
あの頃、この国は戦争をしていた。
私も兵士として戦場を駆け、武器で人を殺していた。
そんな時だった。リコルン殿と出会ったのは。
「……何だ……?」
最初にそれを見つけた時、俺は訝しんだ。
戦場でボロボロになり倒れ伏す異形の生物。
少なくとも、自分の記憶には奴の見た目と合致する生物はいない。
……敵国の罠か?
しかし、罠でここまであからさまな怪しい生物を使うだろうか。
それとも、向こうの国にはこういう生物が生きているのだろうか。
「うッ……」
その時、謎の生物はそう呻き声をあげた。
私は咄嗟に近くの藪に身を隠し、様子を伺った。
謎生物はムクリと起き上がると、辺りを見渡して、状況を確認する。
「……また、逃げたリコ……また、守れなかったリコ……」
そう悔しそうに言って、小さな前足で地面を殴る謎生物。
よく分からないが、この生物は何かを失ったのだろうか。
そう考えた時、私の脳裏に浮かんだのは、故郷に置いて来た恋人の顔だった。
……この生物も、それくらい大事な誰かを失ったのではないか。
一瞬過ったその思考に、俺は、生物に向かってゆっくりと歩を進めた。
「……大丈夫か?」
私がそう声を掛けると、謎生物はハッと顔を上げた。
そして私の顔を見て、目を潤めた。
それから私は、謎生物ことリコルンを治療した。
治療用具は限られているが、細かいことは気にしない。
怪我している場所に包帯を巻いやったりして、治療をしてやる。
それにリコルンは治療箇所を見て、感嘆の声をあげた。
「凄いリコ! 完璧な治療リコ!」
「昔な手先は器用な方なんだ。あと、敵兵に見つかったらまずいから、あまり声は出さないで」
私の言葉に、リコルンは感心した様子でため息をついた。
しかし、これからどうしたものか……。
流石にこの生物を連れて自陣に戻るわけにもいかないし、だからって怪我したまま放ってもおけない。
悩んでいると、リコルンが俺を見て目を細めた。
「君はなんて名前リコ?」
「私は……修太郎だ」
「修太郎は優しい人リコ。凄く温かくて濃厚なメモリアリコ」
「めも……りあ……?」
私が聞き返すと、リコルンは「しまった」と言いたげな表情で口を手で押さえる。
しかしそこで怪我が痛んだのか、顔をしかめた。
それに私はリコルンに顔を近づけ、聞いてみる。
「リコルン。その、メモリアというのは何だ?」
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