複雑・ファジー小説

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セカイ戦記
日時: 2016/05/17 18:57
名前: 彩都 (ID: lKhy8GBa)

ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー

二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく

登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。

ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。

用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。

セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。

『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。

セカイ戦記 序章 、『運命』の仔

俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」

「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。

「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。

「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
 ・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。

「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!

そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…

セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘

妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。

※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。

コピペしていますから、消しても無駄ですよ?

Re: セカイ戦記 ( No.361 )
日時: 2018/06/25 22:29
名前: 彩都 (ID: ???)  

「いやぁ?中々名前を名乗る事が出来ませんでした、此処で謝辞をします」
「お、おぅ……」
ブレンドはそう言って、目の前の人物、ルックに驚いた。
まさか、コイツがこの『カヌェ鉱山』の管理人だったなんて……ブレンドはそう思いながら、息を飲み込んで、『それじゃあ、倒したから、俺はもう出るぜ』と、発言する。
「えっ?もう出るんですか?」
「あ、あぁ、一応知り合いに顔を合わせないといけないからな」
「知り合い?はて、一体誰でしょう?差し支えなければ教えて欲しいです」
「……イザヴェラの、両親だよ」
ブレンドはそう言って、ルックの前を去る──ルックは静かに『イザヴェラ……?あぁ、あの子ですか……』と、一人、呟いた──

「…………」
「ふえぇっ……臭い……」
ユリーカとリーナは『スラム街』へと来ていた、そして『臭い』と、リーナが言う。
「えっ?臭いの?マジで?」
「お前は?どう?」
「お前こそ?」
…………悪目立ちしているよ、ユリーカはそう思いながら、頭を悩ました、すると、一人の存在がリーナの前に立って、『可愛いお嬢ちゃんだ』と、発言した。
「えへへ?嬉しいなぁ?」
そう言うリーナに対し、『随分能天気だ』と、思うユリーカ、すると、リーナの前の存在が淡々と言った。
「なぁ、お嬢ちゃん?そんなに可愛いんだからさぁ?『俺達の慰み者になって』くれよぉ?悪い事はしねぇからさぁ?」
「慰み者?何それぇ?」
「んぁっ?そんな事も知らんのか嬢ちゃんは?感嘆だぜ?無知は素晴らしい……!」
「煩い!」
そう叫ぶ一人の存在に対し、ユリーカが『気』を纏った右手で殴る、そして、リーナの片手を掴んで、近くの壁をキックし、上に登って、屋根に乗る。
「はぁはぁ……はぁはぁ……あ、危なかった……もしもそのまま話に乗っていたら、無知な少女を汚してしまう所だった……いや、処女か?」
「ねぇ、ユリーカちゃんは何を言っているの……?」
首を傾げるリーナに対し、ユリーカは『あぁ、実はね』と、説明する。
「っと、その前に、『慰み者』って意味、知ってる?」
「うぅん、知らない、どういう意味?ユリーカちゃんは知っているの?」
「あ、あぁ、うん……一応はね……簡単に言えば、『エッチな事をする』って事」
「はぁ、成程、言いたい意味が少々、大分分かった気がする」
「気がするだけかぁ……まぁ、次から気をつけた方が良いよ、男にそんな事を言われたら、玉でも、何処でも良いからぶん殴って、『私はそんなに安い女じゃないです!』って言っとけ」
「う、うん……多分使う機会が無い気がするけれど……」
ユリーカの説明を受けて、リーナは頬を掻く、それにしても屋根の上に逃げたが、これからはどうするのだろう?確かに屋根の『上』なら、『下』を見れるので、『鬼』であるユリーカ、リーナ達は『捕獲対象』であるブレンドを簡単に見つけられるが……リーナはそう思いながら、下を確認する──まだブレンドは視認出来なかった──

「……はぁ、面倒だ、あぁ、やっぱり報告すんの、止めようかなぁ?」
ブレンドはそう呟きながら、頭を掻く、だが、ブレンドの足は着実にイザヴェラの家に向かっていた。
イザヴェラの家は『スラム街』から少し離れていたので、ユリーカ、リーナに見付からずに行く事が出来た、そして、ブレンドはイザヴェラの家に到着し、ドアをノックする。
「おぅい?イザヴェラちゃん、いるぅ?俺だけどぉ?」
ブレンドがそう言うと、バタバタと、音を立てて、『あ、貴方でしたか!』と、言って、男性──イザヴェラの父だ──が現れる、数時間前に来たばっかだが、体の毒の痣は少し薄まっていた、良かった、安堵しながらブレンドは『御久し振りです……数時間前に消えましたが』と、呟いて、敬礼をした。
「……今さっき、『カヌェ鉱山』の怪物を……倒しました、これで、体が治り次第、鉱山で仕事が出来ますね」
「……えっ?そ、それは、本当ですか!?って、どうやって『カヌェ鉱山』の事を!?」
「聞き込みで知りました、そして、ルックさんと出会って、『カヌェ鉱山』へと向かい、怪物を倒しました」
「お、おぉっ!ルックさんとも!?それは驚愕だ!それにしても、貴方は命の恩人だ!私や妻の体の調子が少しずつだが治ってきた!本当に有難う御座います!!」
「いやいや?別段そんな良い事はしている気では無いんだがなぁ……?まぁ、回復に向かっているのなら、良い事ですよ」
ブレンドはそう言って、頭を下げる、すると、イザヴェラの父の後ろから、すやすやと眠っているイザヴェラを抱くイザヴェラの母が現れる。
「あっ、貴方は!今日は本当に有難う御座います!」
「い、いやいや?別段そんなに頭を下げんでも?」
「いえいえ!頭を下げないといけない程、貴方は私達夫婦の恩人です!だから、何と感謝すれば良いのやら……!?」
イザヴェラの母はそう言って、涙を流しながら、ブレンドに感謝する、ブレンドは『激しい感謝方法だ』と、思っていた。
……まぁ、人を救うってのは良い事だし、少しだけ良い気分だ、ブレンドはそう思いながら、『それでは、また来ます』と、言って、イザヴェラ夫婦に背を向けた──

Re: セカイ戦記 ( No.362 )
日時: 2018/06/25 22:29
名前: 彩都 (ID: ???)  

「ま、待って下さい!ど、どうぞ、家の中でコーヒーでも如何ですか!?」
「……あ、有難う御座います」
流石にこんなに感謝されているのに、逃げるように退散するのは相手にも悪いよな?ブレンドはそう思いながら、飲み物を受ける事にした。

「……成程、イザヴェラちゃんは『スラム街』に通っているってだけで虐め……」
「はい……どれもこれも私達夫婦の所為です……夫婦共々毒でやられたが故に……」
そう言って、頭を垂れるイザヴェラの父、まぁ、確かに藁にも縋る思いで『スラム街』に向かった、と、考えれば、感動してしてしまうな、ブレンドはそう思いながら、『ふむふむ』と、呟いた。
「本当に申し訳無い話で……本当、親なのに、子に迷惑をかけっぱなしで……」
「はははっ!確かにそれもそうかも知れませんが、最終的にはそうなるだけ、今は少しだけ先取ってしまったってだけ、と、考えれば、心が楽になりますよ?」
「そ、それもそうですね……あっ、コーヒーのお代わりいります?」
「いや?私は少し忙しくてね?流石にこれ以上コーヒーは貰えません」
「そうですか……止めてしまい、申し訳無いです」
「いやいや?色々と話が聞けたので、良いですよ?それにしても、奥さんも夫さんも良い人じゃないですか?完全に鴛(おしどり)夫婦、運命の糸に繋がった夫婦ですね!」
「アハハ!確かに!よく言われます!」
「えぇ!それはとても嬉しいです!」
「ハハハ!そうでしょうなぁ!」
ブレンドとイザヴェラの夫婦はその場で笑ってしまう、すると、床に寝転がって寝ていたイザヴェラが三人の笑い声で目覚める。
「……ん?あっ、おじさんだぁー!」
「えっ?あぁ、俺か……」
イザヴェラの声を聞いて、ブレンドが納得する、そしてブレンドの隣にイザヴェラが立って、イザヴェラはブレンドの右手を掴む。
「ねぇねぇ!おとーさんとおかーさんはだいじょうぶなのー!?」
「えっ?……あぁ、もう大丈夫だ、後少しで完全に治るぞ?」
「それはよかったー!」
元気に返答するイザヴェラだが、ゆっくりと、目尻から一筋の涙、いや、大量の涙が溢れ出ていた。
「よかった……ほんとうによかった……!!も、もしも、おとーさんとおかーさんが、わたしをのこして、しんだら……しんだら……!!」
その場で泣き始めるイザヴェラ、そんなイザヴェラを抱き締めるブレンド、もしも俺も普通に生きて、普通にケッコンして、普通に子を作って、普通に子を育てたら……こんなに良い子が生まれていたのかなぁ?ブレンドはそう思いながら、息を漏らし、イザヴェラに言う。
「大丈夫だよ、イザヴェラちゃんがケッコンする迄、いや、ずっと、ずっと、生きているよ?イザヴェラ一人だけを残して死ぬもんか?だって、君の両親は難病の病気に勝ったんだぜ?『絶対に治らない』って言われた、あの病気を……!」
結構適当な事を言うブレンド、だが、結構的を射ているので、イザヴェラの両親は何も言わない。
「うっ……ひぐっ……ほんとうに、よかった……!!」
「あぁ、そうだなぁ、そうだなぁ……」
ブレンドは泣き止む迄イザヴェラをずっと、抱き締めた──その抱擁は優しく、強くなく、程よい抱擁で──

「それじゃあ、俺はもう出ますね?」
「えぇ、イザヴェラが寝る迄ずっと抱き締めるなんて……有難う御座います!何と感謝したら良いか……!?」
「ハハハ……そんなに感謝せんでも、ちゃんと薬を飲んで、毒素を抜いたら大丈夫なんですから?そんなに恐れなくても?」
「でも!イザヴェラが言う通りに、私達夫婦がイザヴェラ一人を残して死んでしまったら……!!」
「……なぁ、アンタ等、両親は頼らないのか?」
ふと、ふと、ブレンドは言ってしまった、本当は聞いちゃいけない事を、いや、本当は聞いてはいけなかったかもしれない事を、ブレンドは聞いた。
「……自分の両親は……」
「……私の両親は……」
イザヴェラ夫婦がそう言って、ブレンドからそっぽを向く、『ありゃっ?これは質問してはいけなかった事か』と、判断して、頭を下げる。
「な、何かすみません……何か聞いてはいけない事だったみたいで……」
「いえ、いいんですよ?私達は『生き残り』ですから……」
「『生き残り』?何のですか?」
ブレンドが不思議そうに言うと、顔を上げて、驚愕した表情をするイザヴェラ夫婦。
「えっ?あれっ?御存じないですか?『先の大戦』ですよ?『先の大戦』?」
「『先の大戦』……?すみません、去年迄は地下で生活していて、二十年以上もこの地上の事をあまり知らないんですよ」
「地下で……ちょっと興味深いな……って、そうじゃない!『先の大戦』っていうのは、前に≪ヤツラ≫が色々なセカイに来て、襲った大事件ですよ!その事件の所為で、色々な人が、人間、他の種族も死んでしまったんです、だから、『先の大戦』っていう名前で通っているんです」
「成程……」
『先の大戦』かぁ、後でブランドに聞こう、ブレンドはそう思いながらイザヴェラ夫婦の話を聞く。
「そして私の両親は≪ヤツラ≫を倒す為に……」
「≪ヤツラ≫は未だに許せません!だから、≪ヤツラ≫が滅多に来ない『戦闘のセカイ』に避難して、住居を建てる事にしたんです」
「へぇ……地上ではそういう事になっていたのか……」
ブレンドはそう言って、イザヴェラ夫婦の話を理解する、それにしても、イザヴェラ夫婦の両親四人はその『先の大戦』で死んでしまったのか、これは聞いてはいけない事を聞いてしまったな、ブレンドはそう思いながら、『両親の事、聞いてすみませんでした』と、頭を下げる、イザヴェラ夫婦は『知らないのなら仕方無いですよ!』と、助け舟を出す、『そ、そうですか、それではお言葉に甘えて……では、俺はこれで』と、言って、ブレンドはイザヴェラ夫婦の目の前から立ち去った──そしてイザヴェラ夫婦はブレンドが見えなくなる迄手を振り続けた──

Re: セカイ戦記 ( No.363 )
日時: 2018/06/25 22:30
名前: 彩都 (ID: ???)  

「……『先の大戦』、か……」
ブレンドはそう呟いて、周りの面々を見て、話しかける。
「あっ、すいません、少し良いですか?」
「えっ?あぁ、良いけれど?どうしたんですか?」
「えーと、実は、『先の大戦』について調べているんですが……?」
「『先の大戦』……?あぁ、あの『残酷な戦争』の事か」
「『残酷な戦争』?それはどういう……?」
「えーとだなぁ、≪ヤツラ≫がいるだろ?そいつ等が一気に色々なセカイを襲ったんだよ、それは分かるよな?」
「え、えぇ、一応は」
それは少し前に話で聞いた、でも、『残酷な戦争』ってどういう事だ?そう思いながら、ブレンドは目の前の人物の話を聞く。
「それでなぁ?何個かのセカイは、『人っ子一人残らずに殺された』んだよ、何個も何個も現れたから、『残酷な戦争』って異名だぁ?」
「成程……他に、他に話はありませんか?」
「んぁ?俺はこれ位しか知らねぇ、だから、詳しく聞きたきゃ、年寄りに聞くんだな?」
「成程……」
ブレンドは目の前の存在に頭を下げて感謝する、それにしても『先の大戦』って奴、『あいつ等』関わっていないだろうなぁ?関わっていたら、ボコボコにするしかないが、ブレンドはそう思いながら、ブランドの所へと向かう──

「はぁ、見付からないねぇ?」
「そうだね……」
リーナの発言にユリーカが返答する、すると、ユリーカは呑気に道を歩くブレンドを見つける。
「あっ、見付けた!」
「えっ!?マジで!?」
「うん!ほら、あそこ!」
「本当だぁ!これで捕まえたら、終了だね!」
「うん!そうだね!これで終わりだね!」
ユリーカはそう言って、安堵する、これで自殺を止められる……ユリーカはそう思い、空を見るが、結構夕暮れに近かった、急いで捕まえなければ、伯父さんは……!ユリーカはそう思いながら、『リーナちゃん、時間が無い、急ごう!』と、叫んで、屋根の上から飛び降り、壁を蹴って、急いで移動した──

「……『先の大戦』、『残酷な戦争』……名前からして厭な名前だな……それにしても、俺が地上に居ない間にそんな事が起きていたなんて……何て意味が分からないんだ?」
ブレンドは顎に手を当てながら、そう呟く、すると、後ろ、背後から、『ブーレーンードーさぁーんー!』と、可愛い声が聞こえた、ブレンドは『あぁ、そういえば鬼ごっこをしていたなぁ』と、思い出して、体を半回転させる、すると間近にリーナが浮いていた。
まさかの浮遊にブレンドは驚愕し、身を伏せる、そしてブレンドの頭上をリーナが滑空し、『ちっ!仕留め損ねた!』と、発言する。
「ふぃー、あぶねぇあぶねぇ?でも、発想は素晴らしいなぁ?」
「そう?それは有難う!」
リーナがそう言って、地に片足を乗せて、思いっきり蹴り上げた、蹴り上げると砂が舞い、ブレンドの目を攻撃した、まさか、『リーナちゃんがいる場所は風上だったか!?』ブレンドはそう判断し、目を腕に当てて擦る。
すると『甘かったね』と、言って、足に何か暖かい感覚を覚えた、何とか目を擦り終わったブレンドが見ると、其処には、リーナとユリーカが、片足ずつ足を掴んでいるのを発見する。
「……ははっ、参った、こりゃ完全に参った」
ブレンドはそう呟いて、溜息を漏らした、するとユリーカとリーナはその場で立ち上がって、『やったー!』と、叫んだ、何だよ?そんなに喜べる事なのかよ?そう思いながら、『ははっ』と、笑うと、頭の片隅に『巨乳女』の事を思い出す、そういや、蹴った後、アイツどうなったんだろう?未だに俺を探しているのか?それは分からないが、とりあえずは、『先の大戦』、『残酷な戦争』より、『巨乳女』を探した方が良いよな、ブレンドはそう思いながら、ユリーカ、リーナに発言する。
「な、なぁ、二人共?『巨乳女』の事知らない?あっ、いや、ユリーカの事じゃなくて?」
「誰が牛乳だって?」
「誰も言ってねぇ……それにしても『巨乳女』を見つけないと、ゲーム終了のホイッスルが鳴らせんぞ?」
「あー、確かに、それもそうだねぇ……最後に探しますかぁ?」
「あぁ、そうだな」
「えぇー、めんどくせぇ……」
「めんどくさくても仕方無いだろ?仲間外れはダメだ」
「仲間外れぇ?あんなん仲間外れでも良いじゃん?私達を傷付けたんだしさぁ?ねぇ、ユリーカちゃん?」
「えっ?あぁ、まぁ、そうなんだけどぉ……確かに伯父さんの言う通り、仲間外れはよくないと思うんだよねぇ……?」
「ほぅら?これ見た事か?俺の発言が正しいって、皆が皆そう言ってんだよ!」
「うーわ、体が大きいからって、その発言は大人気ない」
「大人気なくても良いんだよ?俺は大人とは思った事が無いから?」
「腹立つ、この人……がうー!」
「ぎゃー!腕を噛むなぁ!地味にいてぇ!」
「あははっ!噛まれてやんのー!」
「おぅい!助けてくれぇ!一応姪っ子だろぉ!?」
「あーら?私だって、助ける対象、助けない対象がいますので?」
「お前も酷いぞぉ!?大人気ねぇ!」
「あら?私はこのセカイでは、まだ、大人では無いので、大人気ないという言葉は使えませんわ?」
「こ、コイツぅ……!?」
噛まれたブレンドは頑張って、振り解き、リーナを離す、そしてリーナは離されて、仕方なく、『巨乳女』探しを行う──『巨乳女』が見つかるかは、三人には分からない──

Re: セカイ戦記 ( No.364 )
日時: 2018/06/28 22:47
名前: 彩都 (ID: ???)  

「はぁ、一体何処に居るんだか……?」
ブレンドはそう呟いて、路地裏やら、大通りの裏を確認するが、何も見付からない。
「確かに……私達より先に出たのに、どうして見付からないのかしら……?もしかして『セカイ』外に出たのかしら……?」
ブレンドの発言に対し、ユリーカが返答する、すると空中に浮いていたリーナが二人に言う。
「ねーえー?高い所から見ても、居ないよー?」
「おー、そうかー」
ブレンドは宙に浮くユリーカに返答する、しっかし……どうしていないんだ?とりあえず、『巨乳女』を踏んだ所に向かうか……ブレンドはそう思い、ユリーカ、リーナの二人を呼んで、踏んだ場所へと向かう──

「……何だ、何だこれは?」
ブレンドはそう言って、『巨乳女』を踏んだ場所を見る、其処は『ボロボロの路地裏』になっていた、どうしてこんなにボロボロに?だって、俺が踏んだ時は周りはこんなにボロボロじゃなかったのに……ブレンドはそう思いながら、唾を飲み込んだ。
「これは……酷い荒れ様だ、こんなに酷く荒らしたのは……『巨乳女』かぁ?」
ブレンドがそう言うと、『流石にそれは考えられないなぁ?』と、ユリーカが言う。
「流石にあの『巨大な胸を持つ存在』に、こんな隠された力は無いでしょうよ?」
「うーむ、確かにそれも言えているなぁ?……じゃあ、どういう事なのだろうか?」
「どういう事なのでしょうねぇ……・」
「本当だねぇ……」
ユリーカの言葉に返答するブレンド、リーナ、すると、『あら?』と、可愛い声が背後でする。
「……ん?何だ嬢ちゃん?此処は大人の来る所だぜ?」
「大人?その両隣は大人に見えませんが?」
「まぁ、それはそうだが……」
「じゃあ、来ても良いですよね?」
「え、えーと……」
戸惑うブレンドに対し、『はぁ』と、溜息を吐いて、ユリーカが言う。
「あのねぇ、此処はガキが遊びに来る場所じゃないの?此処は今、調査中なの、分かる?」
「分かるよ?だって、その空間は『私が作った』んだからね?当事者、製作者が言うんだから?」
「!?」
可愛い声の存在の発言を聞いて、ユリーカが驚愕する、こんな子が?流石に嘘を吐いているのだろう、ユリーカはそう判断し、可愛い声の存在に言う。
「あ、あのね?私達をからかわないでね?私達は忙しいんだから──」
「あらそう?じゃあ、『これ』を見ても……?」
可愛い声の存在はそう呟いて、右腕を前に出す、すると、『右腕の周りに竜巻のように風が腕に巻きついている』姿を確認する三人、な、何だこれは!?三人はそう思い、息を飲み込む、そして可愛い声の存在は、右手を下げ、一気に前に出す、すると『一気に風圧が三人の前面を包み、三人は風が動くままに吹っ飛ばされ』る、三人は一気に吹っ飛んで、奥の壁にぶつかる、三人が路地裏から急に現れて、通行客、出前を運んでいる存在達が驚く。
「うわぁ!?」
「な、何でぇ!?」
「…………」
い、いてぇ……ブレンドはそう思いながら、何とか起き上がり、可愛い声の存在を見る、な、何もんだ……?ブレンドは息を飲み込んで、口周りを手の甲で拭う。
「はぁ……はぁ……」
「あら?おじさんもう終わり?」
「……まだ、立ち上がってんだろ?馬鹿が?」
ブレンドはそう言って、可愛い声の存在を睨む、結構、強いな、コイツ?ブレンドはそう判断し、可愛い声の存在に指を指す。
「お前、あの『巨乳女』を、倒したのか?」
「倒してはいないよ?『殺しただけ』だし?」
「えっ?はっ?こ、殺し、た……?お前が?殺し、た……?」
淡々と言う可愛い声の存在に対し、ブレンドは驚愕し、言葉が、声が途切れ途切れになる。
「うん、そうだよ?それがどうかしたの?あんな弱い『巨乳女』、探しているの?」
「えっ?あぁ、そう、そうだが……?お前は、その遺体を、何処にやったんだ?」
「はぁ?遺体?そんなの有る訳無いじゃん?アンタ、≪ヤツラ≫の存在知らないの?≪ヤツラ≫って、死ぬんだよ?死んだら灰になって、消えるんだよ?知らないの?」
「えっ……?い、いや……『先の大戦』も知らないし、俺は……」
「えー!?マジなのぉ?『先の大戦』だよぉ!?私達だって知っているよぉ!?」
驚く可愛い声の存在に対し、『馬鹿にされてイライラする』と、思うブレンド、すると、リーナ、ユリーカがゆっくりと立ち上がって、可愛い声の存在を見る。
「あ、アンタ……今さっき、『殺した』って……」
「い、言ったよね……?それって、どういう事……?」
「どういう事?簡単だよ?今さっき風を受けたでしょ?あれの何倍も威力を高めた物を、『巨乳女』にぶつけたんだよ、そうしたら、砂の様に崩れて、灰のように消えちゃったんだ!」
「…………」
「…………」
「…………」
可愛く言う可愛い声の存在に対し、ブレンド、リーナ、ユリーカは無言で俯き、静かに戦闘態勢になる。
「お前……!?」
「酷い……!あの『巨乳女』だって、改心したのに……!何て酷いの貴方は!?」
「そうだそうだー!私だって、怪力勝負したかったのにー!」
三人は可愛い声の女性に否定的な発言をし、睨む、そんな三人に対し、可愛い声の存在は『だから何だよ?』と、言って、腕を組み、苛つく上目遣いをする。
誰から動く?ブレンドはそう思いながら、リーナ、ユリーカを確認する──誰が先に動いて、可愛い声の存在に攻撃するか、それは三人の判断次第だった──

Re: セカイ戦記 ( No.366 )
日時: 2018/07/05 22:24
名前: 彩都 (ID: ???)  

「はぁはぁ……い、居ない……!?」
シュンはブランドの病院に入り、叫ぶが、『誰一人居なかった』、嘘だろ?じゃあ、三人が救われない……!?そう思い、『自分だけでも動かなければ!』と、判断し、病院を出ようと、半回転し、出口に足を近づけた、すると、遠くから、『はぁい?』と、気の抜けた声がした、この声は……?そう判断し、声の方へ向かう、其処には、頭を掻くブランドが居た。
「はいぃ?どうしたんですか……?おや、君は……確かシュン君……」
「ぶ、ブランドさん!い、急いで来て下さい!貴方の、貴方の娘が傷付いているんです!」
「……はぁ?そりゃそうでしょうよ?あの巨乳の女性と戦ったんだから?そりゃ、満身創痍なんだけど?」
「そう言う意味じゃなくて!他の存在に襲われているって事です!他にも小さい女の子、ブランドさんによく似た、妙齢の男性が倒れているんです!」
「小さい女の子……?妙齢の男性……?兄貴かなぁ?まぁ、いっか、仕方無い、それでは案内してくれますか?」
「え、えぇ!」
シュンはそう言って、ブランドの手を掴み、思いっきり走る、そんな中、シュンとブランドの会話を聞いていた、モコは首を傾げながら、『どうしたんだろう?リク達に話をしよう』と、思い、リク達の病室へと向かう──

「はぁはぁ……」
息を切らしながら、こけたブレンドは立ち上がる、じくじくと、じんわりと、じゅくじゅくと、左足太股、内側が痛む、太股を攻撃されると、案外痛い、だから、中々痛みが減らないし、立ち上がるのも案外苦労する、なので、息を切らしながらブレンドは立ち上がった、だが、他にも息を切らしていた理由はある、それは『全速力で逃走した』からだ、ブレンドは全速力で、可愛い声の存在から逃げた、だが、『可愛い声の存在は風を操る事が出来る』ので、『追い風に乗って、ブレンドのすぐ近くに移動出来る』のだ、だから『逃げても逃げても追い付く、そして攻撃される』という悪循環が起きていた。
「て、てめぇ……!」
ブレンドはそう呟いて、右手に毒を纏う、だが、可愛い声の存在は宙に浮いて、微笑みながら、『効きませんよ?』と、呟く。
「な、何故だ!?何故効かないんだ!?」
「簡単ですよ?『風で毒を乾かしたり、突風で飛ばしたりすればいい』んですから……?あら?そんな事も気付かなかったんですかぁ?」
「……あっ」
可愛い声の存在の発言により静かに気付くブレンド、くそっ、ここ迄思考能力が低下しているのか……くそっ、腹立つ、完全に腹が立つ、腹が立つを通り越して、大激怒、大激怒を通り越して、呆れかけていた、だが、一応『リーナちゃんとユリーカからはコイツを離す事が出来た』んだ!姪っ子と姪っ子の友人を助ける事が出来て安心だ!ブレンドはそう思いながら、『へへっ』と、笑った、と、とりあえず、時間を稼いで誰かが来れば良い、それだけでいいんだ、ブレンドはそう判断し、その場で大きく深呼吸をした。
「すー……はー……」
何が風だ?何が『風で毒を乾かしたり突風で飛ばしたりすればいい』だ?そんなの……『お前の体に押し付ければ意味がねぇ』んだよ!!ブレンドは全身にスライム状の毒を纏い、発言する。
「うるせぇんだよ?さっさとお前を倒して、俺が勝つ!!」
「……出来るの?おじさんに?」
すらりと微笑む可愛い声の存在に対し、ブレンドは『はぁっ!』と、毒の弾を右手から放つ、だが、『可愛い声の存在の頭上を通り越して、玉は地面に当たる』、否、落ちるか。
「…………えっ?」
「フフフ?甘かったねぇ?色々と惜しかった、もう少し『身長差』を考えてよ?」
「し、身長、差……?」
不思議な事を言う可愛い声の存在、いや、流石に自分は『可愛い声の存在の顔面を狙った』筈だぞ!?なのに、『頭上を通り越す』なんて不可能に近い!!ど、どうして『頭上を通り越した』んだ……?ブレンドはそう思い、右手を確認するが、何も変化は無い。
すると、可愛い声の存在が『それじゃあ、仕留めますか、飽きてきたし?』と、発言した、その時、ブレンドは一瞬で身構えた、だが、その瞬間、『兄貴?』と、聞き慣れた声が聞こえ、身構えた肉体は一瞬で緩んだ。
「……えっ?」
ブレンドがそう言うと、可愛い声の存在の後ろにブランドが立っていた、その隣には、変な格好の少年が立っている。
「えーと、これは……『間に合った』って事で宜しいですか、シュン君?」
「え、えぇ!二人共息をしている!生きています!どうやら間に合ったようです!良かった!あの人も生きている!」
シュンはそう言って、目を輝かせる、えっ?生きている?何の話だ?ブレンドはそう思いながら、毒を纏った体から解放される、そして、可愛い声の存在はブランド、シュンの声を聞いて、顔を、体を二人の方へと向けた。
「……貴方達は?」
そう言う可愛い声の存在、すると、ブランドは、ユリーカ、リーナの体を触りながら、『私はブランドと申します、医者です』と、淡々と述べた、そして『二人の体に異常は無いです』と、言い、額の汗を拭って、『安心しました』と、呟いた──


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