複雑・ファジー小説

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セカイ戦記
日時: 2016/05/17 18:57
名前: 彩都 (ID: lKhy8GBa)

ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー

二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく

登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。

ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。

用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。

セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。

『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。

セカイ戦記 序章 、『運命』の仔

俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」

「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。

「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。

「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
 ・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。

「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!

そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…

セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘

妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。

※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。

コピペしていますから、消しても無駄ですよ?

Re: セカイ戦記 ( No.91 )
日時: 2016/02/18 21:42
名前: 彩都 (ID: /.e96SVN)  

手をブラブラと揺らしながら、リクはレイグから離れる。
そして、考える……
(足で雷神愚を放つか……?だが、足さえやられたら、どうする……?クソッ!何も良い物が思い付かない!どうする……?)
そう考えながら、距離を取る……そして、レイグは移動した。
真っ直ぐ、リクの元に……リクは仕方無く、足で雷神愚を放つ事にした。
ていうか……足で雷神愚を放つなんて……一回も習ってないし、習った覚えも無い!そして……足を使う雷神愚はそもそも無い!
そんな事を考えながら、足で雷神愚を放つ技を考える……中々思い付かない……さぁ、どうしようか……そして、少し、良い案を思い付く……もしもこれが出来るなら……もっと強く……そう思いながら、足に元素を溜める……そして、結構溜まってくる……普通の人間でも、電気が足が纏っている様に見える……
(結構溜まったな……もしも、これを放つ事が出来たら……!)
そう考えていると、、レイグが言った。
「お前が何を考えているのかは知らんが、お前は俺に勝てない!だって俺は最強だからな!」
そう言って、リクの顔面を掴む……そして、ミシミシ……と、骨が軋んでいく……
「があぁ……なっ……」
「俺は強いからな……だって、このセカイの戦闘部隊副隊長だからな……」
その話を聞いて、リクは驚く、まさか、コイツより強い奴が……!?そう考えると……俺はまだまだ弱い……面白いじゃねぇか……
そう思いながら、リクは笑う。
すると、足の元素を解き放った……その光景に、コウやリーナは驚く。
「な……手が使えないんだろ!?だったら何で……!?」
「リク……頑張って……!」
そう言いながら、二人は言う。
リクは手に元素を溜める……そして、笑う……
「やっぱり、自分に反則してはいけないよなぁ……だから……俺は手を使うぜ!」
リクは一気に走って、雷神愚ショットを放つ。
「なっ!?ばっバカか!?肩も、拳も壊れているんだぞ!?こんな……こんな……暴走野郎に……!?」
「俺は……骨折なんて関係ねぇ!俺は拳で放つだけだ!」
服の裾を歯で噛み、エルボーの様に、レイグの胴体に当てる……電気がレイグに走る。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「雷神愚が効かない……何て、言ってないからな……」
そして、倒れ込む様にして、雷神愚をもっと放った。
「クッ……」
そして、リクは立ち上がる。
「ど……どうだ……?お前は立てるかな……?」
そういった瞬間に、リクはその場で座り込む。
「結構疲れたな……」
そう言いながら、溜息を吐くと、欠伸をしながら、レイグは立ち上がる。
「さぁ……お遊びはここ迄だぜ……」
そう言いながら、レイグは笑う……
「そうでないとな……」
リクは笑う……すると、右手に違和感が……肩が少しだけだが、動く……つまり骨が元通りに……?
そして、リクは立ち上がって、逃げる……もしも、骨が元通りになってるなら、少しは、逃げていたら、元に戻るかもしれない……そう思いながら、走って逃げる……この大会は、制限時間が無い……だから、回復出来る!
そして、レイグは気付く、右肩が治っている事に……
(なっ!?何て回復力だ……コイツ……何物なんだ……?コイツは人間じゃないのか!?)
レイグは驚く……こんなに治癒能力が高い人間は見た事が無いからだ……
そう思いながら、リクは感じる……右手が完治した……拳を作る……少し痛みが走るが、何とか、動かせる……これで雷神愚が打てる……そう感じた瞬間、レイグが動いた。
「来いよ!もっと楽しもうぜ!」
「俺もそう思っていた所だ!てめぇも雷神愚も潰してやる!」
二人がぶつかる……リクは、レイグに雷神愚ショットのアッパーを当てる、結構ダメージは受けていた……レイグは、浮いた反動を使って、踵落としを食らわせる……リクの頭部に重い一撃が走る……その沈んだ反動を使って、雷神愚ショットを腹部に当てる……レイグはそのまま吹っ飛んだ。
そして、リクはそのまま走って、レイグをキックで吹き飛ばした。
場外にぶつかる、レイグ……手を頭に当てて、笑う……
「アハハハハハハ!!やっぱこうでなくちゃな……やっと、体が解れた!やっと、戦える!」
そう言うと、リクは喜んだ。
「そうか!遂に本気で来てくれるか……楽しみだ!」
そう言いながら、左手も回復してる事に気付く……これで完璧だ……!
二人はまたぶつかった……その試合に、観客も、司会者も、ハラハラしている……さて、どちらが勝つのだろうか……?そんな考えが闘技場を見る全ての観客によぎる……酒場では、賭けをする者も現れる位だ……
皆が固唾を飲む……勝つのはどちらだろう……?そんな考えが皆の脳にあった……
「俺が勝つ!そして、金を手に入れる!」
リクが言う、すると、観客が歓声を上げる。
「ふん!俺だな!そして、俺が二連続優勝の証を手に入れるぜ!」
レイグが言う、彼にも歓声が上がった……
二人の戦いは熾烈になっていく……
リクは勝てるのだろうか……?
二人の戦いはもっと熾烈になっていった……

Re: セカイ戦記 ( No.92 )
日時: 2016/02/20 04:20
名前: モンブラン博士 (ID: MQ1NqBYl)

彩都さんへ
少し厳し目のコメントになります。ご了承ください。
少し1話1話が短いなと感じました。
最初は1人称でしたのに、次回から急に三人称になっているのが気になります。低年齢層には比較的難しい漢字が使われているのが印象に残りました。読めない方もいるかもしれませんので、自分が読んで難しいなと思った漢字には読み仮名をつけるといいでしょう。あとは文章に「〜だ」が多く単調に見えてしまうところでしょうか。
それでも私が全く書けないファンタジーをこれだけの長期間連載しているのは本当に凄いなと思いました。これからも執筆を楽しんでください。小説というものは楽しくなければ書けませんから。

Re: セカイ戦記 ( No.93 )
日時: 2016/02/20 05:53
名前: 彩都 (ID: n3KkzCZy)  

モンブラン博士さん、感想有難う御座います。

一話が短いですか…それは考えなかった…
何時の間にか、変わってたんですか…気付きませんでしたね…無意識怖いな…
一応、読めない漢字には振っていますが、まだ、少なかった、と言う事ですか…
『〜だ』って多いですかねぇ…自分では感じませんでしたね…
確かに小説は楽しまなければいけませんね!

…長期間と言うけど、まだ、半年ですよ、彩都より長い連載の人もいますよ。

長いかなぁ…?

Re: セカイ戦記 ( No.94 )
日時: 2016/02/22 17:12
名前: 彩都 (ID: yLoR1.nb)  

二人は一度離れた、そして、レイグは組み手の型を作る……リクは何もせずに体を前につき出すだけだ。
そして、一瞬でレイグは後ろに移動、リクの首を狙う、だが、リクもそれに気付いて、右手で受け止める、そして、その右手でレイグの足を掴み、前へ投げる。
だが、レイグは空中で回転し、威力を消す、そして、地面に着いた時、リクが目の前に居た……そして、雷神愚ショットを放った、だが、その拳を、足で蹴って上へ投げる、上に上げられた拳はフェイクで、引っ掛かってくれた事に感謝したリク、上に気を逸らしている内に、右足でレイグの脇腹を蹴った、ボキボキィッ!と、骨が折れる……
レイグは呻き声を上げながら、少し後退る。
そして、脇腹を摩(さす)りながら、笑う……その瞬間、リクの後ろに姿勢を低くして、足払いをした、足払いをされて、リクは姿勢を崩す、そして、倒れた瞬間、腹部にレイグの足が乗せられる、そして、そのまま攻撃……だが、何とか、起き上がり、リクは、雷神愚ブレイドを発動する、その雷神愚に、会場全員が驚く、拳だけではないのか……と。
そして、リクは、レイグを斬りつける、服が切れただけで、避けられてしまう……だが、何度も、斬りつけに行く、そして、服が切れていくだけで、肉体にダメージはいかない……仕方無いので、雷神愚ブレイドを消す、そして、肉弾戦を開始する。
そして、ぶつかる……そして、殴り合いが始まった。
殴って殴って殴られて……そんな戦いが、数分続いた……二人は笑いながら、殴りあう……本当にどっちが勝つんだ……?そんな予想が観客全員によぎる……だが、今の戦いで、少しずつ分かっていくんだ……そう思いながら、試合を見守る……
リクは、雷神愚ショットを使って、殴っていく……だが、電気なんて関係無しに、上へ下へずらされていく……そして、レイグに隙が出来る……そこを見逃さずに、リクは開いた隙……腹部に雷神愚ショットを打った……
すると、そこに来る事は予測しておらず、レイグは打たれた瞬間、呻く……あまりにも、痛過ぎて、地面に着く……そして、リクは背中に雷神愚ショットを放った……
電気がレイグの肉体に走る……そのまま、レイグは、力を失う……リクは溜息を吐いて、その場に座り込んだ……レイグは仰向けになって、空を見た……
リクも、レイグと同じ空を見た……空は綺麗だ……そう思いながら、レイグを見る……レイグもリクを見た……そして、レイグが言った。
「俺の負けだ……最後に雷神愚で止めを刺せ……」
リクは言われた通りに、雷神愚ブレイドで手刀を放った……そのままレイグは気絶する……
リクは目を瞑りながら空を見上げる……そして、目を開いて言った。
「勝ったぞぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
その言葉を聞いて、観客は歓声を上げた。
すると、司会者が言った。
「遂に勝者が決まりました!本選出場者はトゥダ・リク選手です!!」
その司会者の声を聞いて、リーナ、コウは喜んだ。
「やったなリク!次は俺の番だな!」
「やったねリク!ついに本戦かぁ……凄いねぇ……」
二人がそう言うと、リクは言う。
「本当に勝てて良かった……もしも、コウが本選に出るなら、もう一度戦えるな!再戦を楽しみにしてるぜ!」
「おう!待ってろよ!俺もリクと同じ立場になってやるぜ!」
そう言いながら、リーナはむぎゅー、とリクを抱き締める。
「やっぱり凄いねリクは!」
「そうか?俺は普通だと思うけどな……」
そう、二人は会話をしていた……すると、いきなりリーナはコウを抱き締める。
突然いきなりの事で、コウは驚く。
「うわっ!?何だ!?リーナ!?」
そういうと、リーナは言った。
「コウにも、むぎゅーだよ!頑張ってねのむぎゅー!」
そう言われて、少し納得するコウ。
リーナと身長はあまり離れていない……コウが頭一つ分でかいだけだが……抱き締められたコウは笑いながら、もっと、リーナを抱き締める……そして、言う……
「そうだな……俺……頑張るぜ!」
そう言いながら、コウはリーナの頭を撫でる……リーナがまるで、子犬に感じたコウだった。

そして、レイグは話す……戦闘部隊隊長と……
「……で、お前は負けた……フフフ……トゥダ・リク……面白い奴だ……急速回復能力か……だが……私には勝てないだろうな……『Hグループ』か……とても、離れているな……だが、私は勝つしかないのだ……このセカイで最強は私なのだから……」
「そうですね……俺より強いからな……貴女は……」
そう言いながら、レイグは、リンゴをシャリッ!と齧った……コウはこの戦闘部隊隊長と戦うのだろうか……それは分からない……

そして、コウは自分の寮に居た……自分の物では無いが……そう嘯きながら腕を頭の後ろに組んで考える……『Aグループ』の本選が決まった瞬間に『Bグループ』の予選が始まったのだ……まぁ、早く始まる事は良いのだが……こんなにも時間が掛かる大会とは知らなかった……さぁ……その間迄暇だなぁ……と思っていると、ドアの下に封筒が有るのに気が付いた……何なんだ……?そう思いながら、封筒の中身を見る……そこには、裏闘技場の案内と書かれていた……
「何だよ、これは……!?」
そう思いながら、コウは、読んでいく……これをリクに言うか……?だが裏だから見せなくても良いのでは……?そう思いながら、コウの懐に隠す事にした……
出場期限は明日の夜……それ迄考える事にした……出るかどうかは分からない……

Re: セカイ戦記 ( No.95 )
日時: 2016/02/25 21:29
名前: 彩都 (ID: gK3tU2qa)  

翌日……
『Bグループ』の二回戦が始まった……すると、あっさり終わって、『Cグループ』の一回戦が始まった……誰がどの本選に出るか分からないからだ……何とか監視しておかないと、相手の弱点が調べられないからだ……そして、『Cグループ』の戦いが終わって、今日は帰る事にした……そして、懐の招待状を持って、コウは、集合場所に集まった……
先にリクとリーナは帰らせた為、コウの近くに誰も居ない……コウは、集合場所で待つ事にした……

日が暮れていく……コウは空を見ながら待っていた……だが、流石に飽きてきた……なので、もう帰ろうとした時……後ろから、声がした……
「ん?」
と、コウが振り向くと、スーツ姿の男性が立っていた……口が大きく開いた仮面を着けていた。
「……誰だお前?」
コウが聞くと、仮面の男は言った。
「私は、裏闘技場の人間……大まかに支配人とでも思っていて下さい……貴方が、ショウ・コウ選手ですね、『Hグループ』の」
そう言われ、確かにそれは俺の名前だと分かる……そして、コウは言った。
「……あぁ……そうだ……お前が俺にこの裏闘技場の案内を入れた訳か……?俺をこの裏闘技場の人間と戦わせる為に……?」
その言い方に答える仮面の男。
「はい、そうですね……だって、暇そうでしたし……何より……『ニンゲン』としての、貴方様を少し驚かせさせられましたからね……」
その事を言われ、少し悩むコウ……俺に驚く……?一体何の事だ……?そう思いながら、コウは聞く。
「俺に驚く……?何を言っている……?俺は普通の『ニンゲン』だぞ?何も、凄い所は無いぞ……」
コウがそう言うと、仮面の男は言った。
「いえいえ……貴方様は相当優れていますよ……貴方様の肉体は、今も『進化』していますからね……貴方様の肉体は、まだ、『進化』をし続けている……貴方様は、まだ、強くなれますよ……だから、もっと強くなる為に、私達の裏闘技場で闘いません?」
そう言われて、少し考える……俺がリクよりも、強くなれるのか……?そう思いながら、仮面の男に聞いた。
「俺は……俺は、トゥダ・リクに勝てるか……?」
そう聞くと、仮面の男は言った。
「さぁ……?私は、人間以外に興味が無いので、戦いは見ていませんが、勝てるのではないのですかね?矢張り、あの闘技場の戦いは見てませんよ、だって、人間同士の戦いが最も!熱いんですよ!他の存在とは違う、『生』への執着が!だから……『ニンゲン』以外も居る、このセカイの闘技場は好きではないので、私が作らせていただきましたね……裏闘技場をね……安心して下さい、裏は完全『ニンゲン』専用闘技場なので……元素を使う者も居ませんよ……」
そう聞いて、つまりは……と考える……
「おい……それってつまり、無って事か……?何も無い者同士の『ニンゲン』が戦うのか……」
そう聞いて、仮面の男は言った。
「まぁ……相手が誰であれ、そうなりますね……武器も無しなので……」
そう言うと、コウは言った。
「だったら、闘いてぇ!頼む!その裏闘技場へ案内してくれ!」
そう言うと、仮面の男はほくそ笑んで、言う。
「はい、分かりました……では、着いて来て下さい……」
そう言いながら、コウと仮面の男は移動した……

そして、リク達の近くの寮に辿り着く、そして、その寮を通り過ぎ、少し奥に移動する……そして、大きな木の目の前に立つ……そして、仮面の男は暗号を言って、扉が開いた、木の前に出来た扉の中に入ると、大歓声が聞こえた、目の前には、闘技場で、二人の『ニンゲン』がボロボロになりながらも闘っていた……そして、どちらかが勝つと、大歓声がまた聞こえた……
「こちらです……」
そう言いながら、コウは案内されていく……そして、控え室に向かっていく……そこで、コウは服を着替えさせられる事に……
まるで、褌一丁の姿になる……つまり、裸一貫の姿だ。
「これで戦うのか……?」
「そうですね、武器も隠せない様にって意味で……では……この門を開いたら……もう、その試合に勝つ迄……もしくは、負ける迄帰れません……準備は宜しいですか……?」
そう言いながら、コウは頷く……誰が出るか分からないが、勝ってやる!その思いで、扉を開けた……

大歓声に包まれながら、コウは驚く……何と、敵が……怪物……?なのか……?そう思いながら、良く見る……
すると、司会者が言った。
「おーっとっ!今日の新人は、ショウ・コウ選手だー!この怪獣ゼノスを勝てるのかー!?」
おい!今何て言った!?怪獣!?ゼノス!?何なんだよ!?意味が分かんねぇ!?
そう思っていると、司会者が言った。
「新人は、この怪獣を倒さないと、普通の人間と戦えないのです!これは困った!」
これは困った!じゃねーよ!何それ!?クソッ!勝たないといけないのか……そう思いながら、ゼノスを見る……
ゼノスはまるで、怪物の集合体の様だった、肌色の肉体にボコボコとした肉体……そしてボコボコの腕……まるで本当に怪物の様だった……そして、力が強そうに見える……瓦礫を簡単に壊しそうだった……
果たして、コウは勝てるのだろうか……それは分からない……


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