複雑・ファジー小説
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- セカイ戦記
- 日時: 2016/05/17 18:57
- 名前: 彩都 (ID: lKhy8GBa)
ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー
二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく
登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。
ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。
用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。
セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。
『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。
セカイ戦記 序章 、『運命』の仔
俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」
「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。
「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。
「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。
「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!
」
そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…
セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘
妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。
※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。
コピペしていますから、消しても無駄ですよ?
- Re: セカイ戦記 ( No.149 )
- 日時: 2016/06/09 22:39
- 名前: 彩都 (ID: hjs3.iQ/)
数十分後──闘技場内──
四人の存在が立っている──『Nグループ』の四人だ──その中にはユリーカも居る──そしてユリーカを睨む三人の出場者──そんな睨まれ合いには慣れっこと言う様に欠伸を披露するユリーカ──今か今かと司会者のゴングを待ち構えている四人──
そして四人の目の前にその待ち侘びていた司会者が現れる──マイクを持って、司会者は声を上げた。
「ん〜!ではではぁ!『Nグループ』の試合を開始したいと思います!このグループの内、二人だけが本選出場です!それでは試合開始!」
そう言いながら、司会者の席に戻る司会者。
そして運命の試合が始まる──
一戦目──
いきなりユリーカがトップバッターに出る事になった。
「いきなり私か──楽しめるかなぁ?」
そう言いながら腕を回す。
そしてユリーカは闘技場に出る──目の前には、防塵マスクをつけたひょろひょろとした青年が立っていた──そいつを見て分かる、ぞくり……厭な感覚がする、何なんだ、この厭な感覚は!?
そう思いながら、その厭な感覚を抑えながらユリーカは舞台に立つ。
「よぅ、私に負けに来たのか?」
そう言いながら防塵マスクの存在に言う。
だが、防塵マスクの存在は反応しない。
(何なんだよ!?何にも反応無しかよ!?)
そう思いながら、少し呆れるユリーカ。
そして防塵マスクの存在は言った。
「俺の名はフレイム、フレイム・マッカーリ──掛かって来い──俺は久し振りにこんな胸が躍る戦いに出ている事に感謝する──だから、本気で来いよ、俺は弱気で行くからさ」
「あぁ?何で?私も本気は出さないからアンタが出しなよ?」
「いいのか?後悔しても知らないぜ?」
そう言いながら、フレイムは挑発する、そして司会者が言う。
「まぁ、二人共落ち着いて戦って下さいね──それでは試合開始!」
その刹那フレイムは消えた──『ユリーカの目の前から』!
次に現れたのはユリーカの背後だった。
「へぇ、華麗な髪だな──そんなの戦いには不向きだろう?私が切ってやろうか?」
髪に触れて、クンクンと髪の匂いを嗅ぐフレイム。
その素早さにユリーカは背筋に悪寒が走る。
(何コイツ!?気持ち悪い!)
そう思いながら、少し離れる。
「ハァハァ……!」
「何だ何だぁ?少し本気を出したらこれだ──本当は弱いんじゃないの?」
そのセリフにプチンッとキレる。
「んだとぉ!」
そう言いながらユリーカは『千闘型』の『気』を開放する、そしてフレイムに殴りかかる。
「ふむ、『千闘型』か……何ともつまらない型の一つだな──そんなのでは私には勝てないな」
そう言いながらフレイムは右手を『コキュキュキュ……』と右手の関節を鳴らして、ユリーカにぶつける。
「『伸縮自罪な罪手(チューイング・ハウンティング)』、捕まったら最後、離れない──」
そう言った瞬間、フレイムの右手は伸びていった。
その右手はユリーカの綺麗な太股を巻き込んで足ごと巻き込む。
「掴んだら、もう離れないぜ?これの攻撃で君は負ける」
そう言いながら、右手を引く、首輪に引っ張られる犬の様にユリーカも空中に浮いて、引っ張られる。
「うわっと!」
空中に浮いたまま、ユリーカは慌てる。
空中にいるだけでは何も出来ない!どうする!?自分!
仕方無い、『気』を下に放って、もう少し空中で考えるしかない!
「はぁぁぁぁぁ!」
声を荒げながら、手に溜めた『気』を放つ、そして地面に当てる、するとフレイムの思う様な場所に行かず、少し苛つく。
「くっ!やはり『気』使いは戦闘が大変だ!」
そう言いながら、左手を出す。
「『穢れ無き純手(ビューティフル・ハウンティング)』!」
そう言いながら、左手を伸ばす、もう片方の足の脛を巻き込む。
「ぐっ!」
もう逃げれない!そう思いながらフレイムの方に引っ張られるユリーカ。
「くそっ!煩いなぁ!」
そう言いながら、『千闘型』の『気』を右手に纏わせ、足に纏わりついた両手を切る──だが、切ろうとしても硬くて切れない。
「何だと!?」
「切ろうとしていたのか──切れないよ、『能力発動』中は」
そう言って、ユリーカは考える、つまりは『能力を発動していない状態だと切れる』、という事!そして大きく深呼吸して、『千闘型』の『気』を増やす。
『千闘型』は『気』を大きくすればする程、肉体能力を増加させる型である。
そして『千闘型』は『気』を体に纏えば纏う程強くなり、疲れ知らずな『気』の型となる。
死ぬ迄戦える型が『千闘型』である。
「うおおおおおおおおおお!」
一気に『気』を溜めながらユリーカはフレイムに近付いていく──するとフレイムは一人ごちる。
「『ファイヤ』──後は任せた、後はお前の好きな肉弾戦だ、後、『伸縮自罪な罪手(チューイング・ハウンティング)』、お前の『穢れ無き純手(ビューティフル・ハウンティング)』を使用している、解除してから戦えよ」
そう言うと、中で声が聞こえる。
「おう、『俺』と『私』、この人格で勝てない奴はいないもんな」
「あぁ、『ファイヤ、』バトンタッチだ」
そう言いながら、『ファイヤ』と呼ばれた人物が現れる、フレイムの『肉体』のまま──
「よぅ、ここからは俺の独壇場だぁ!」
そう言いながらユリーカはフレイムの変化に気付いた。
「!?お前……まさか──二重人格か!?」
そう言うとフレイムの肉体のままファイヤは言った。
「あぁ、そうだ、フレイムはこの肉体の持ち主、ファイヤはこの俺、コイツの分かれた人格だぁ!」
そう言いながら、高笑いをする──ユリーカは初めての二重人格者との戦いに少し驚いていた。
どちらが勝つかは分からなかった──
- Re: セカイ戦記 ( No.150 )
- 日時: 2016/06/13 21:23
- 名前: 彩都 (ID: 3KWbYKzL)
「へぇへぇ……二重人格ですかぁ──」
ユリーカは少し焦る、二重人格──その恐ろしさは身に染みていた──
二重人格──それを解説するにはとても大変な苦労がある──それは『肉体と人格は別』という認識が必要だからだ。
『A』の肉体と人格に『B』の人格が存在すると仮定する、『A』の人格に『B』の人格が交代と仮定する、仮に『A』の肉体に甚大な怪我があったとする、だが『B』の肉体では無い為、『B』の人格は『A』の肉体の痛みを関係無しに自由に動かす事が出来る。
但し、『A』の人格は入れ替わっている為、痛みを感じない、感じるのは『A』の人格が『A』の肉体に戻った時だ。
そう、これが問題なのだ、『A』の肉体が骨折しようが何になろうが、『B』の人格は『A』の肉体を自由に動かせる、片手と両足さえ動かせれば、無限に戦えるのだ、疲れるのは『A』の肉体であり、『B』の人格では無い!
なので、今は『フレイム(A)』の肉体を使っている『ファイヤ(B)』には痛みもダメージも無い!
そして話は変わるが、二重人格持ちは戦争において重宝される、何故なら、『自分が疲れようとも他のもう一つの人格に頼って相手を倒せば良い』から──
その為だけに作られる二重人格者──それは戦争でもダメだ、という意見があるから今では使用されないが、少しのセカイの奴らは隠れて使用している──
なので最近は二重人格者が生まれない様にしているが──たまに生まれてしまう──それは仕方無いが──
だが、その『特性』を使う者──フレイムとファイヤだ──こういう相手と戦うのは初めてなユリーカに少し後退る──二重人格者の事は見た事も、戦っている所も見た事はあるが──倒し方が良く分からない、何故ならフレイムの様に『手を伸ばす』相手もいる、『足を伸ばす』相手もいる、『肉体を分割する』相手もいるのだ──倒し方が個々によって違うのでユリーカはあまり戦いたくなかった。
だが、今はそんな事を言ってる場合では無い、今のユリーカに出来る事は、『フレイムの腕を切断する』、そうすると、『伸縮自罪な罪手(チューイング・ハウンティング)』、『穢れ無き純手(ビューティフル・ハウンティング)』を防ぐ事が出来るかもしれないからだ。
そして足に纏わりついている、『伸縮自罪な罪手(チューイング・ハウンティング)』、『穢れ無き純手(ビューティフル・ハウンティング)』を離すには、『能力発動』中から『能力発動』外にしなければならない!
そして空中のユリーカはフレイム──今はファイヤだが──に近付いて、体当たりを仕掛ける。
だが、ファイヤはその行動に簡単に気付く。
「甘ぇよ──クソガキがぁ!」
そう言いながら両手の能力を元に戻す──伸ばした手が元の長さに戻っていく──その突然の行動にユリーカは空中で姿勢を崩す。
「うわあっ!」
いきなりの行動でユリーカは驚いた、何をするつもりだ──?
すると腕が元に戻った瞬間、巻いていた手はユリーカの太股を掴んでいた、そして戻った反動を使って、ユリーカの頭に頭突きをした、あまりの痛みにユリーカは上半身を反らす。
「おいおいぃ……まだのびるのは早いぜぇ……?」
そう言いながら、ユリーカにマウントポジションを取って顔面に殴打が炸裂する──だが、ユリーカは気付いてしまう──コイツ……肉弾戦が弱い!?
そう、ファイヤは肉弾戦が大好きだが、攻撃力が低かったのだ。
そして殴られてもあまり痛くは無い、逆に、むず痒かった。
だが、殴られに徹するのもイライラが募る、もう反抗してやろうか?
そう思いながら、ファイヤの両手を掴む、殴った手が止まる、そしてファイヤは不思議がる。
「何だ何だぁ?」
そういうファイヤに対して、ユリーカは言った。
「お前、力が無いなぁ、逆に両手の能力で今の今迄勝ってきた様なもんだろ?」
そう言うとファイヤは驚いた。
「何だと!?俺の拳が効いていない!?何でだ!?」
ん?効いていない?はてそれはどういう……そこで自分は気付いてしまった、まだ『気』を発動していた事に──結構分厚くしていたからなぁ、そう思いながら『気』を解除する。
そして一発殴ってみろと言ってみる、不思議がるファイヤを尻目にユリーカは殴られる、痛い、矢張り『気』で強くなっていたのか、そう思いながら頬を掻く。
「仕方無い、もう終わらせるぞ?」
そう言いながらマウントポジションから起き上がるユリーカ、そしてファイヤに『気』を纏わせた拳を一発、与えた。
「ぐはぁ!」
そう言いながらファイヤは気絶した、そして欠伸をしながら司会者を呼んで、見てもらう、そして司会者が言った。
「勝者はユリーカ選手!本選出場です!そして次の試合で全ての本選出場者が決まります!」
そう言いながらユリーカの腕を上げ、歓声が鳴る、これでコウ君と戦える──!
そう思いながらユリーカは控え室に向かった──
そして何時の間にかユリーカの次の試合は終わってしまい、全ての出場者が決まった、出場者のトーナメントは今日は発表しないらしい。
少しドキドキしながらユリーカはトーナメントを待った──
- Re: セカイ戦記 ( No.151 )
- 日時: 2016/06/16 21:22
- 名前: 彩都 (ID: jFPmKbnp)
──さぁ、過去の話をしようじゃないか、『呪われし村』での出来事だ──
少年は少し年上のお兄さんがいました、そしてある日、二人の少年は『呪われし村』という場所で遊んでいました──その『呪われし村』には、こんなお話──正確には昔のお話、伝承でした──がありました──
『この村では『呪い』が存在する──その『呪い』は自分の肉体に永久に残り続ける『呪い』だ──罹りたくなかったらその村では遊ぶ事や行く事さえするな──分かったか?』
『えぇ、分かっていますよ、ブレムおじさん、では行って参ります──』
そんなお話の物語を読んで弟が言いました、『確か、その村って、このセカイの隣──』
すると兄が言いました。
「ん?何だ?お前行きたいのか?死にたかったら行けば良いさ」
「確かに行ってみたいけど──もう少し大きくなったら行くよ」
そんな会話をして、二人の兄弟は寝ました。
そして数年後──少年が16歳になった頃、その本を読んで一言言いました。
「ねぇ、兄さん、その村へ行かないかい?ちょっとした探検でさ?」
するとお兄さんは言いました。
「まだそんな昔話を信じているのか?バカめ、そんな伝承や昔話は九割が嘘なんだ、まず、何で『呪われし村』なのに、それを書いた人物はその内容の事が書けるんだ?ほら、論破してみろ?」
「兄さん、『必ずその村に行った人物は『呪い』を受ける』訳では無い、なのでこれを執筆した人は『『呪い』を受けていない』人物だった、でしょ?」
「そう、つまり兄の言いたい事は分かるよな?」
「多分だけど、『自分達が行っても『呪い』は出ない』、と?」
「そう、行こうぜ?明日の朝一番にさ?」
「やはり兄さんは話が合うね」
「何年お前の兄弟、兄をやってきたと思う?」
「ハハハ、それを言うなら、僕は兄さんの弟何年やってきたと思うのさ?」
ククク、アッハッハッハ!、二人は笑いあって、そして明日の朝一番の為に準備をしました。
そして翌日、父、母に隠れて二人は外が青くなり始めた早朝の時に家を出ました、そして足早に弟の方が先に進みます。
そして一時間、走って一時間の所に、その村はありました。
その村の名前は、『コドク村』でした、何とも寂しそうな村の名前でしたが、そんなのは今は関係ない、今確かめたいのは、二人の兄弟は『呪われるか、呪われないか』、でした。
そしてその村に入って、二人は言いました。
「「何も無いね」な」
そう言いながら二人は先に進みます、そして弟の方が何かを見つけます、見つけたのは井戸でした、桶を井戸の中に入れて、中の液体を掬います、そこには紫色のどろりとした液体でした。
「うわぁ!?何だこれぇ!」
弟は初めて見た物にドキドキしていました、そしてその紫色の液体を見て、お兄さんは言いました。
「おい!離れろ!」
お兄さんが発言する前、桶の中に入っていた紫色の液体が、少し動きました、そして一気に桶から大きく体を乗り出して、弟を大きな口で食べようとしました。
それに気付いたお兄さんは弟を押し倒しました、そして紫色の液体に食べられました、そして少しの気力を振り絞って、お兄さんは言いました。
「ブランド!逃げろ!もしも俺が消えたら、『ブレンド兄さんは家出した』、と伝えるんだ!」
「そんな!兄さんが居ないと家はどうするんだよ!?」
そしてお兄さんは言いました。
「ブランド、良く聞け、これが『呪い』なんだよ!だから!──」
お兄さんはそう言いながら、優しく言いました。
「俺が居なくなっても、元気に生きろよ?もうすぐ俺の肉体はこの液体で死ぬ、お前は知らないだろうが、この液体は毒っていうモノなんだ、毒って言うのは、たった少しの液体で、俺等を殺せる存在なんだ、だから、俺ももうすぐ死ぬだろう、だから、俺の分も生きろよ?」
そう言いながら、紫色の液体は、桶から井戸の奥深くへ入っていった──井戸の周りには、少年──名はブランドだった──と兄──名前はブレンドだ──の荷物だけだった──
少年は今になって、気付いた、これが『呪われし村』、という事に!
少年はただただ、泣く事しか出来なかった──その村に静寂を残して──
その後、少年は知る事になる、『コドク村』の名前の意味を──
その時の考えでは、『コドク村』──『孤独村』と頭の中で認識していたが、正確には、『蟲毒村』という名前だったのだ──『蟲『毒』村』!その名前に気付いた時にはもう遅かった──もう兄は戻ってこない、その罪悪感が、少年の心を抉っていった──あの時、『呪われし村』に行かなければ──!そんな事を後悔してももう遅い、そう思いながら、少年は青年に、そして結婚して、子を作り、今は仮面をつけながら、『裏闘技場』の支配者をしている──
そしてあの時少年だった青年は、少年時代死んだ兄の姿を闘技場で見ていた──その不思議さを頭の中で認識しても、体が反応しない──そして今、その死んだ兄は生きていて、今、目の前でお酒を飲んでいる──その不可思議さを頭の中で認識しても何とも認識しにくかった。
そして仮面の男ことブランドは言った。
「何で兄さんは生きているんだい?」
話の核心に迫る、そして兄さんことブレンドは言った。
「……それがなぁ、面白い事だらけだったよ、その面白い事の所為で俺は『毒を操る毒ニンゲン』になっちまった──」
そう言いながらブレンドの過去の話が始まる──
- Re: セカイ戦記 ( No.152 )
- 日時: 2016/06/20 21:40
- 名前: 彩都 (ID: R6.ghtp2)
ブレンドは話す、『井戸の中に入った『後』の話』を──
「うおーーー……お連れしましたーーー……ガーナ様ぁーーー……」
そう言いながら紫色の液体が喋る、ブレンドはあまりにも驚き過ぎて、口を開けている。
そこに赤髪の胸元が開いたドレスの女性がいた──まるで初めて人間を見る様な目をブレンドに向ける。
「おぉ!来たか、ニンゲンよ!私はガーナ、ガーナ・シュールドと言う、貴様の名は何と申す!?」
「えっ!?えっ!?一体何なんだ、此処は!?」
真っ暗い部屋に連れてこられたブレンドはガラスの奥の綺麗なセカイを目の当たりにした──
その場所は『究極の楽園(パラダイス)』だった、綺麗な草木、綺麗な花、清らかな水、綺麗な動物──本当に此処は俺達の『セカイ』の下のセカイなのか!?
その光景に驚いているブレンドを尻目にガーナは呟く。
「おい、貴様、聞いているのか?」
「あっ、ゴメン、一体何だ?」
「私はガーナ、ガーナ・シュールドと言う、貴様の名は何だ?」
「俺の名か、俺はブレンド、そう呼んでくれ」
「分かった、ではブレンド、私はこのセカイを壊す為に『お前『達』』を呼んだのだ、光栄に思え」
突然の事で頭に話が入らない、そしてガーナは言う。
「私はニンゲンが嫌いだ、だからお前らニンゲンをこのセカイに呼んで、ニンゲン同士で戦い、そして滅ぼそうとしている、だからお前らニンゲンに『ニンゲンの醜さ』を見せ付けて、ニンゲンのセカイを裏切って、このセカイに奉仕して欲しいのだ」
あまりにも突然の話で少し考えを放棄する。
「……つまりニンゲンが醜いから、ニンゲン同士を戦わせて、上のニンゲンのセカイを潰すってか?」
「ほう、ニンゲンにしては理解が早いな、そして私は『蛇の一族』の子孫だ、だからニンゲンでは無いぞ」
「へぇ、お前、ニンゲンじゃないのか、道理で足が蛇みたいだったのか──」
「ふん、ニンゲンにしてはとても苛つく言い方だな──まぁ、良い──それで私につく事を決意したか?」
「何で決意しなくちゃいけないんだ、俺は死んでいないなら、弟に会いたい、そして一緒に暮らすんだよ、だから俺は一刻も早く上のセカイに戻らないといけないんだよ、だから早く戻らせてくれ」
ブレンドがそう言うと、頭に何かの機械をつけられる、そして紫色の液体は喋る。
「とりあえずーーー洗脳ーーー」
「えっ?ちょっと待て、洗脳ってどういう意味だコラ!おい!」
そう言っても関係が無い、椅子に強制的に座らされ、腕をも拘束される、そして電流が流れる──何度も何度も叫んで、気を失ったり、拷問されたりもした──
それから数ヶ月が経った、もう衰弱状態になったブレンドはもう上のセカイには元に戻れない事を考える──そして突然、自分のプライドも尊厳も折られ、ガーナの下につき、ニンゲンを倒すべく、小さな戦闘場に連れて行かれる、そこには数十人のニンゲンが剣や槍、マシンガンを用いて、特訓をしていた──そこの中でブレンドは素手での戦いを選んだ、もしも素手で戦う事になったら、肉弾戦は必須だろう。
そして自分でも特殊な『力』がある事に気付く、そう、紫色の液体、それが原因だった。
自分の肉体と紫色の液体、それが自分の肉体の中で超融合をし、紫色の液体の力、『毒の力』を手に入れてしまったのだ、そしてそんな事がバレたら、すぐに戦う事になるだろう、それはしたくないので、ブレンドはその『力』を隠したのだ。
それから何十年が経っただろう、自分は年を取って、少し老けていた、全く、どれだけこの閉鎖空間で生きてきただろう?そう思いながらブレンドはガーナに呼ばれる。
遂にニンゲンのセカイへの侵略が始まった、そう、ブレンドはこれを待っていた。
ガーナはニンゲンの肉体を操る事はせず、ただただ自由にこの閉鎖空間で過ごさせていた。
そう、それが欠点だった、『管理をしていないという事は自由にされている』という事、つまり、一回外の世界に行ったら、『その後は自由に行動が出来る』!なのでブレンドは急いで逃げる事にした。
そしてニンゲンの尊厳を、プライドを『毒の力』を手に入れた事により、取り戻したブレンドは外に出た瞬間、急いで逃げた、それから幾分が経っただろうか、もう周りのセカイは見慣れない場所に辿り着いていたのだ、そしてブレンドは地図を見て、考える、ガーナのいるあの閉鎖空間のセカイは相当離れている様で、もう大丈夫だろう、そう思いながらブレンドはセカイを探検する事にする──
そして自分の『毒の力』をもっと操れる様に特訓をして、何とか『毒竜』や『毒々しい双璧』を覚えた。
そして暇な時、この『闘技場』を見つけ、その大会に出る事にする。
そしてお前、ブランドに会った、という事だ。
そしてその閉鎖空間の世界から逃げて、今年で20年が経つ──そこ迄の説明をして、ブレンドは言った。
「つまり、俺は命からがら『コドク村』の地下から逃げれたって訳だ、これで『コドク村』の地下の話は終わりだ、まぁ、俺も苦労した訳だ、あっ、そうそう──俺の肉体は特殊でなぁ、『相手の属性を奪える』みたいな能力なんだ、だから、ショウ・コウの戦いで、俺も『気』に目覚めた様なんだが──」
「へぇ、それは凄いね、兄さん、『気』なら私が教えたんですが」
「えっ!お前が!?うーん──久し振りに兄弟で戦うかぁ?」
ブレンドが言うと、ブランドが言った。
「もう負けないからね、兄さん!」
そう言いながら二人は笑い合う──そして酔い潰れた二人はブレンドの寮で一晩寝た……
- Re: セカイ戦記 ( No.153 )
- 日時: 2016/06/23 19:09
- 名前: 彩都 (ID: bOxz4n6K)
「ふあぁ……良く寝た……早く支度しないと……」
ブランド基仮面の男は起き上がって、『闘技場』に向かった──どんな戦いになるか分からない……とりあえず、早く『治療』の事も考えないと……そう思いながら背筋を伸ばす──
今日から『闘技場』の本選だ──誰が勝っても可笑しくは無いだろう──さぁ、『我が子』とコウ君はどっちが優勝するのでしょうか?そう思いながらブランドは仮面を顔に着けて、外に出た──
闘技場──控え室──
「遂に此処迄来たんだな……長い戦いだったな──なぁ、コウ?」
「あぁ……もうすぐモコを救えるとなると、嬉しいぜ──この調子のまま勝ちに行かないとな──」
「二人共頑張ってね!私は応援する事しか出来ないけど……」
リーナがそう言うと、リクはリーナの頭に手を置く。
「大丈夫だ、応援はその人の希望になるからな、何時も応援有難う」
「そうだぜ、リーナ、リーナの応援は俺等の希望だ、何時も嬉しいぜ!」
リクとコウ、そう言うとリーナは喜ぶ。
「そう?何か照れるなぁ……」
そう言っている内に会場が煩くなっていく──段々と賑わっていくのが感じ取れる──そしてリクとコウ、その二人は舞台に上がった──
「さぁさぁさぁ!遂に始まりました!最強は誰だ!?そんな闘技場ももう残り八人の戦いとなりました!一体勝つのは誰か!?優勝するのは誰か!?優勝賞金100万ガロットを手にするのは誰か!?では出場選手の紹介です!」
司会者がそう言いながら紹介する。
「神速の移動を誇るスピード狂!『リネッタ・マルトゥール』選手!」
そう言いながら女性の競泳水着を着ている少女が現れた、彼女がリネッタか。
「皆〜!応援宜しくねぇ〜!」
その声に反応して、『リネッタ親衛隊』と書かれている鉢巻、『リネッタ親衛隊団長』等書かれている。
「リネッタ選手は『競泳水着を着たアイドル』としてこのセカイの有名歌手です、そして家族で戦いを生業としている一族の子孫です」
成程……解説を聞いてリクとコウは納得する。
「では二人目、初出場にしてもう本選へ出場!色々な強者を倒してきた、『トゥダ・リク』選手!今日も雷神愚で止めをさせるか〜!?」
「まさかの俺か……止めかどうかは知らんが……」
そう言いながらリクは頭を掻いた。
「では三人目!このセカイ最強の存在!『ユリーカ・アトランザム』選手!さぁ、今回の大会はユリーカ選手が優勝するかー!?」
「優勝するに決まっている、こんなに皆が弱いからね!」
「おおっと、ここでユリーカ選手、堂々と優勝宣言だぁ〜!さぁ、波乱に満ちた戦いが始まるのかぁ〜!?」
「おいおい、ユリーカ……完全に六人の敵になったぞ……はぁ」
少し溜息を吐きながらDは言う、だがコウとリクは見ていなかった。
「完全に見る気無しか……それ位の度量はあるのか……もっと戦いたくなったぜ……!」
Dはそう言いながら拳を作る。
「では四人目、このセカイ最大の≪ヤツラ≫撃退者!『ジェネレット・D』選手!」
「ほう、俺か……今回は優勝を目指そうか……」
「おっとここでも優勝宣言だー!完全にユリーカ選手とD選手の二強になってしまうのかー!?」
「お前、私が最強って分かってるかぁ?」
ユリーカが言うと、Dは言った。
「アンタが言うから、少しは対抗心を刺激してやっただけだ」
Dが飄々に言う、すると右手の拳を差し出すユリーカ。
「場外乱闘ってありか?」
「ダメですよー!」
急いで司会者が止める。
「全く……相手を倒して、人数減らそうとしただけなんだけどなぁ」
ユリーカがそう言うと、Dは言った。
「完全に楽しみが減りますよ?」
「ふぅん……その事もあるな、仕方無い、今は無かった事にしてやる」
ユリーカはそう言いながら、拳を下げる。
そして司会者が続ける。
「まぁ、落ち着いて下さい……では五人目、気合と根性と執念の戦士!『セルド・バルムング』選手!」
「俺はコウと戦いたい!俺はコウと戦いたい!トーナメント製作者よ!俺とコウを戦わせてくれぇ!」
「それは秘密でぇす、だから言いません」
冷たくあしらう司会者に項垂れるセルド。
「では六人目、リク選手と同じ初出場にして、リク選手と同じ強敵と戦ってきた今大会注目の存在!『ショウ・コウ』選手!」
「へぇ、遂に俺か──俺も優勝を目指すぜ!」
「おっと、ここでも宣言か!まさかの三強になるのかー!?」
「お前もかよ!?」
セルドがツッコむ、それに対しユリーカが言った。
「私と同じステージに来れるかが心配だがな」
「そうだな……俺に勝てるレベルに行かないとな」
「まぁ落ち着いて下さい……では七人目、風を操る風来坊!『ウィン・ファルールド』選手!」
薄緑の鎧、薄緑の鎧の少女が無言のまま頷く。
「喜んでいるようですね、それでは最後の八人目!色を操る色彩者!『カラード・レナス』選手!」
「ヘーイ!皆見てるか?俺はカラードだ!俺は優勝する為に来た!だからお前ら俺に降伏しろ!」
そう言うと、コウ、D、ユリーカはキレる。
「てめぇ!俺に喧嘩売ってるのか!?」
「コウ君は良い!私が出る!」
「お前ら落ち着け、俺が出る」
「いや、皆さんが落ち着いて下さい!」
司会者がツッコむ、そして司会者が続ける──
「今日はただの発表なので、今日は戦いません、それではまた明日!」
こうして今日は発表だけで終わった──そして夜──
「遂にコウ君も本選出場か……」
そう言いながら寮に向かうユリーカ、彼女はコウが出る事にとても喜びながら帰路に着く。
コウとユリーカが戦うかは分からない──
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