複雑・ファジー小説

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セカイ戦記
日時: 2016/05/17 18:57
名前: 彩都 (ID: lKhy8GBa)

ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー

二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく

登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。

ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。

用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。

セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。

『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。

セカイ戦記 序章 、『運命』の仔

俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」

「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。

「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。

「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
 ・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。

「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!

そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…

セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘

妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。

※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。

コピペしていますから、消しても無駄ですよ?

Re: セカイ戦記 ( No.185 )
日時: 2016/10/10 23:18
名前: 彩都 (ID: vKymDq2V)  

「…………」
返事が無いコウに対し、モコは自分の持っている箒で軽くコウを叩く。
「おーい、コウくーん?」
ゴンゴン、とコウの頭部に箒の持つ部分が当てられて、コウは反応する。
「ん?痛いんだけど、誰なんだ……?」
コウの目の前に現れたのは下着姿のモコだった、やはり、あの時『柔らかい』、と思ったのはまさか……その瞬間、コウはそのままベッドに寝転がりながら鼻血を出しながら気絶する。
「えっ?どういう事……?」
モコは不思議だなぁ、と思いながら、自分の格好を再確認する、まさかぁ、下着姿だけで鼻血を出すの?男って不思議だわぁ……モコはそう思いながら服を着る事にする──コウが鼻血を出した理由なんて露知らずのまま──

屋根の上でリクは深呼吸をして空を見る──明るい空、明るい雲、白い雲、少し灰色の雲、白い太陽──それら全て、昔見た事がある光景だった──母さん、生きていたらこんな空が見れたんだろうなぁ、リクはそう思いながらもう一度大きな深呼吸をする、そして御師匠様と一緒に居た記憶を思い出す──
その瞬間、梯子を使って、誰かがこの屋根の上に上がってきた、それは誰だろう?そう思った瞬間、リクは驚愕する。
屋根の上に上ってきた存在はユリーカだった、そしてユリーカがリクに気付く。
「おっ?お前はリクじゃないか、どうだ、闘技場は?戦えて楽しかっただろう?まぁ、お前が戦闘狂だったら楽しめていただろうなぁ──」
ユリーカがそう呟きながらリクの隣に座る。
「隣良いかい?少し駄弁ろうや?」
ユリーカがそう言ってリクはそれを了承する。
「あぁ、良いが──」
「そっか、だったらそのまま座って話を聞いてくれよ?」
そのままユリーカの話を聞く事にするリク──その話の結末がリク達にとって、この『セカイ』最後の戦いになる事をリクは知らなかった──

「……あれ、俺は寝ていた?」
そう呟きながらコウは目覚める、すると目の前にはモコが居た。
ちゃんと服を着ていて、箒に乗りながらコウを見る。
「あら?起きたのね?さて、貴方に話がしたいの?」
コウはそう言われて、仕方なく、コウは喋る。
「……それは何なんだ?話がしたい?何の話だよ?」
コウがそう言うとモコは簡単に言った。
「そんなものは簡単よ、『私が寝ていた時間』の話よ?一から十、いや、零から百迄話してもらうわよ?」

「私はな、乗っ取られていたんだよ、コウとの勝負時、不運にも、私の悪の人格である、存在が私の人格を──というより、今喋っている人格の事な?──乗っ取ったんだよ、そして暴走して、コウに負ける迄乗っ取られていたんだよ──そして私の体を乗っ取った人格を創り出したのが、カラード──闘技場の本選、初戦の相手だよ──だ、カラードに聞いてもこの人格を殺す事は出来ない、殺す方法は自分ごと死ぬ事──だけれど、カラードにもこの力を授けた存在がいる筈なんだよなぁ、その人物に対し、話が聞けたらなぁ──この人格を無くす事も出来るのに──」
ユリーカはそう言いながら自分の拳を握ったり、開けたりする、それに対し、リクは言う。
「えーと、つまりお前が言いたいのは、『闘技場本選の初戦の時、カラードに変な人格を植え付けられて、コウとの対戦の時に暴走した』って意味か?」
リクがそう言うと、ゆっくりとユリーカは頷く、そうか、それは大変だったろうに……、と考えて、リクは一つ、疑問が出来た、では、『今は何故普通の人格に成っている』んだ……?そう思っているとその疑問をユリーカが解消する。
「何だぁ?不思議そうなツラしやがって……今、何で普通の人格かって?それは簡単だよ、『寝ている間に悪い人格と戦って、何とか撃退したから』だ──と言っても完全に倒したのではなく、『ある程度、撤退させた』、と言うのが正しいか──」
ユリーカがそう言うと、リクは納得する、だが何で俺にそんな事を言ったのだろう……?そう思っているとユリーカが重々しく口を開かせる。
「そして頼みがある、優勝者がいるお前のチームだ、話は聞いてくれるだろう──カラードに『悪い人格を消す方法』を探してきて欲しい、もしくはカラードから師匠となる存在を私に教えてくれ、教えてくれたら報酬は上げよう」
ユリーカが頭を下げてリクに言う、するとリクは言う。
「あぁ、分かった、カラードから『悪い人格を消す方法』か、カラードの師匠を探せって事だな?」
「あぁ、そうだ、探してくれるか?」
ユリーカがもう一度言うとリクは言う。
「あぁ、探してやる!コウとお前の戦いは無効試合じゃないか、俺も腹が立った、だからカラードを探そう!」
リクがそう言うとユリーカが言った。
「生憎悪いがカラードがいる場所は分かっている、私が聞いても師匠とか、『悪い人格を消す方法』は教えてくれなかったから、コウがいると楽になるだろう、闘技場の人間は全員優勝者に頭を下げる程偉いからな、宜しく頼むよ、トゥダ・リク、ショウ・コウの両名に感謝する」
ユリーカがそう言うと、リクは言う。
「リーナ、モコ、Dもいるけどな」
「そういやそうだった、Dも入れないとな」
そう言いながら二人は笑った──リクは笑いながら真剣な表情をする、カラードから話を聞かない限り、ユリーカを助けられない──そう思いながら、笑い続ける──

Re: セカイ戦記 ( No.186 )
日時: 2016/10/13 22:14
名前: 彩都 (ID: 9ihy0/Vy)  

「さぁ、少しは動こう」
そう言いながらリクは重い腰を上げて屋上から降りようとする。
するとユリーカが止める。
「待て、リク」
「ん?何だユリーカ?」
ユリーカが自分の事を止めたので、立ち止まる。
「ブレム病院、それがカラードがいる病院の名前だ」
ユリーカはそう言って、リクに手を振る、リクは頷いてからコウの寮へと走る──さぁ、カラードを倒そう。

「あー、えっとぉ……モコは≪ヤツラ≫の攻撃の後、気絶して、このセカイ迄運んで、病院で治療してもらった訳だが、病院での治療費が今迄のセカイとは違う通貨で、困った俺達に対して医者が『闘技場で優勝したらお金が手に入ります、優勝したらどうですか?』と言われたから、俺とリクが闘技場に出場、そして俺とリクは本選に出場したんだけど、新しい仲間であるDにリクは負けてしまった、という訳、そして俺が何とかDに勝って、決勝進出、そしてユリーカと言う決勝進出者と戦って、俺が勝って、闘技場優勝、お金も手に入れて、モコの治療費を払って、モコが目覚めた、という訳なんです、そして俺は本選に出る前に仮面の男から『気』というニンゲンしか使えない物を手に入れました、それだけなんだが……」
コウはそう言いながら笑顔のまま怒りマークが見えるモコにモコが寝ている間の話をする。
「へぇ……闘技場優勝ねぇ、成程、そう言う事だったの」
「そう言う事だったんです、分かってくれたか?」
コウがそう言うとモコは言う。
「えぇ、ある程度はね……」
モコはそう言いながらコウを見る。
「でも助けてくれて有難う、そうねぇ……助けてくれたんだし、何か願い事を叶えてあげるわ、私が出来る範囲でね?」
モコがそう言うとコウは即答する。
「悪い人格の消し方って分かるか!?」
「へっ?悪い人の消し方?何それ?」
モコが不思議がっているとコウが言う。
「簡単に言えば、悪い人格に乗っ取られたんだよ、戦った相手が……だからその悪い人格の消し方って分かるか?」
コウがそう言うとモコは言う。
「うーん、それが魔法なら、その魔法の逆の事をすれば良いけれど──それは魔法なのかしら?」
「いや、そこ迄は知らねぇや……」
コウがそう言うとモコは悩む。
「うーん、出来る魔法もあれば出来ない魔法もある──『キンキなる魔法』もその一つ、『キンキなる魔法』は『一方通行』なのよ、真っ直ぐなる魔法、普通の魔法は、『火を出す魔法』、『水を出す魔法』で相殺出来るから、逆の事が出来ているでしょう?でも『キンキなる魔法』は『それ』に対抗する魔法が無いの、絶対的な魔法、簡単に言えば、『一生治らないダメージを与える魔法』とかが『キンキなる魔法』の一つね──」
魔法について少し解説するモコ、成程、と相槌を打つコウ。
「つまり、『悪い人格に乗っ取られたのが魔法なら、それに対抗する魔法を使用すると相殺出来る』、と言う事か?」
コウがそう言うとモコが頷く。
「えぇ、そう言う事よ──だけど、その悪い人格に乗っ取られたのが魔法なら、の話なんだけどね──」
モコが消極的に言うと、コウの寮のドアをノックする音が聞こえる、中に入ってきたのはリクだった。
「あっ、コウ、起きていたか、ブレム病院とやらに行くぞ、カラードがそこにいる」
「!?」
いきなりの発言でコウは驚く、するとモコは言う。
「ん?カラードって奴が悪い人格に乗っ取らせた張本人って訳?」
犯人がカラードと言う事に驚いているリクが言う。
「何でその事を知っているんだ?」
リクが不思議そうに言うとモコが言う。
「コウ君から話を聞いたのよ、『悪い人格に乗っ取られた奴を助けたい』って」
「そう言う事か……」
リクがそう言うと、コウが言う。
「んで、カラードとブレム病院って言うのに何の関係が有るんだ?」
「ん?カラードがそこの病院で寝ているんだ、俺はユリーカに、『カラードから『悪い人格』を消す方法を聞いて欲しい、ちゃんと優勝者であるコウを連れて行け、このセカイの存在はその年の優勝者に頭が上がらないからな』って──つまり優勝者であるコウがいると話が通じやすいって事だ」
「成程……だが何でカラードが関わっているんだ?」
不思議そうに言うとリクは言う。
「それは簡単だ、ユリーカの『『悪い人格』を植え付けた存在がカラード本人』だからだ」
それを聞いた瞬間、思考が止まる、待てよ?全ての元凶はカラードって事なのか……?
コウの表情を読み取ってリクは言う。
「今思っている事に対して俺は肯定しておく事にする」
リクの言葉を聞いて、コウは自分の右手を強く握り締める──ユリーカが『悪い人格』に苦しんでいるのも、『悪い人格』に乗っ取られた事も全てカラードの所為だって!?それは何て悪い事をしたんだカラードの奴は!そう思いながらコウは寮のドアに触れる。
「ブレム病院は何処なんだ、リク?」
コウがそう言うとリクが言う。
「いや、知らないから一緒に向かおうぜ?」
リクがそう言うとモコが言う。
「待って、私も行くわ、カラードって奴の力が魔法なら対応出来るかもしれない」
モコのセリフに対し、リクは不思議そうに言う。
「……モコの魔法で対応出来るか分からないが、一緒に付いてくるのは構わない」
リクはそう言ってコウに近付く、モコもコウに近付いて寮を出る、三人で向かうのはブレム病院だ──

Re: セカイ戦記 ( No.187 )
日時: 2016/10/17 21:10
名前: 彩都 (ID: kEC/cLVA)  

「…………んぁ?」
変な声を上げながらDは起き上がる、そして外を見る、外は晴れている、もう日付が変わったのか、そう思いながら頭を掻き毟る、そして洗面台に向かう、水を自分の顔にぶつけ、目を覚まそうとする、一回冷水で顔にぶつけたが、あまり目が覚めなかったので、何度も顔に冷水を当てる、そして漸く目覚める。
「あーぁ……昨日は何をしたんだっけ……?」
そう言いながら自分の手を見る、何も無い、何も書かれていない、何も怪我を負っていないただの普通の手、何だ、昨日は喧嘩をしなかった、それだけが分かる、まぁ、こんなに手を見ても、昨日の事を覚えていないのだからさぞかし昨日は普通で喧嘩をしない一日だったのだろう、そう思いながらカレンダーを見る、いや、昨日は闘技場の優勝者の表彰式と閉会式か、道理で手が綺麗な訳だ、こんなお祭の時に喧嘩するのはダメだ、そう思って喧嘩をするのは止めたのだろう、そう思いながら朝ご飯を食べようとする、昨日は表彰式と閉会式のお祭で色々と買ってきていた筈だ、早く食べてしまわないと腐って食べれなくなってしまう、ふむ何を食べようか……?Dはそう考えながら自分が『何を食べたいのか』を考える、うーむ、昨日の事を覚えていないのだ、今はとても爽快だ、だから少し重い物でも食べたいなぁ、そう考えて、Dは冷蔵庫の中身を確認する、ふむ、結構な量の料理が入っている、少しずつだが食べていこうか、Dは適当に冷蔵庫の中から一つの袋を手に取り、袋の中の物を口の中に一気に入れようと大口を開けて、頭の上から袋に入った物を落とす、口の中に入って形を確認する、あぁ、これか、そう思いながらDは口の中に全部入った物を噛み締める、噛み締めた瞬間、口から一気に何かの汁が溢れる、これは……肉汁?そう思った瞬間、Dは少し青褪める──これはまさか、中に汁物が入っている系……?そう判断した後、Dは一気に口の中の物を飲み込んだ、そして大きく息をする、全く、少し判断が遅れていたら、もっと肉汁が出ていたかもしれない──急いで飲み込んで正解だったな、そう思いながら冷蔵庫の中の飲み物を取って、口の中に運ぶ、全く、飲み物飲んでお口直しでもしよう、Dはその飲み物でさえ、一気に飲み込んだ──だがDは口に入れた飲み物でさえシンクに吐き出してしまった、それは何故か?それは簡単だ、『その飲み物が腐っていた』からだ、そしてあまりの臭さに吐き出してしまったのだ、吐き出してDは一言一人ごちる──
「何か、不運だな──」

「…………」
ユリーカは病院の屋上で深呼吸をして、『戦闘のセカイ』を見渡す──この病院は地味に高い建築物として存在しているので、結構このセカイを見渡せるのだ、そんな中、屋上に備え付けている梯子に登ってくる存在が居た、それは仮面の男基ブランドだった。
「やぁユリーカ選手──」
ブランドはそう言いながらユリーカの隣に座る。
「何なんだよ、急に隣に座って」
ユリーカが不思議そうに言うとブランドは言う。
「いやぁ?いい加減仮面の下を明かそうか、と思いましてね?一応優勝者のコウ選手にはこの仮面の下をもう見せたんですよね、だから見ていないのは貴女だけなんですよ、ユリーカ選手」
ブランドがそう言うと、ユリーカは言った。
「いいのか?私は『優勝したらその仮面を剥がして正体を見る』って言ったんだ、そして私は優勝をしていないんだ、だから見る権利は無いんだけど?」
ユリーカがそう言うとブランドは言う。
「で?たったそれだけで貴女は諦めるんですか?昔の貴女なら、『そんなん関係ねぇ、私の力で引っぺがしてやる!』って言って、私の仮面を外しそうですけど?」
ブランドがそう言うとユリーカは消極的な声で喋る。
「私はもう──闘技場に出ない、だからアンタの仮面の事も諦める、それで良いんだよ」
ユリーカが上を見上げながら言う、するとブランドはけらけら笑いながら言う。
「あはははははは!何だ、そんなんで諦めるのですか!これは傑作だ──貴女はもう『優勝しています』よ──『私の中では』、ね?」
ブランドはそう言いながら喋り続ける。
「『貴女は優勝しています』、何故なら、『準『優勝』をしている』ではありませんか?だから権利はあるんですよ、ユリーカ選手?」
そう言うとユリーカは言う。
「……良いのか、剥がして?たったそんな権利で……?でも私的には少し申し訳無い気がするんだが──」
ユリーカがそう言った瞬間、ブランドはユリーカの指に自分の仮面を引っ掛けて言う。
「そんな権利で良いんです、申し訳無い気も無い、だから──この指に少し力を入れて引っ張れば仮面は外れます、そのまま引くのなら外れません、さぁ、どうしますか?ユリーカ選手?」
ブランドは最後の攻撃に出る、そしてユリーカの反撃は──ゆっくりと、ゆっくりと、自分の指に力を加えて、ブランドの仮面を外していく──そしてからんっ、と仮面が外れる──仮面の内側から現れたのは自分の父親だった──あまりの衝撃でユリーカは固まってしまう。
「えっ?何で父さんが……?仮面を──」
「あちゃー、バレちゃいましたか、そうです、今迄『気』の特訓や練習を私相手にしてきたのは、実は父親相手にしていたのだったんでーす!」
ブランドはそう言ってからユリーカを抱き締める、そしてブランドは言う。
「『準優勝』でも私にとっては全て『優勝』だよ、我が愛する娘、ユリーカ──」
ブランドに強く抱き締めながらユリーカは目から涙を流す──
「もっと……もっと、早くに……言えよ……っ!」
ユリーカは泣きながらブランドの胴体を殴る、何本もブランドの胴体付近の骨が折れるが、ブランドは気にしない。
ブランドはユリーカに殴られてもまだ抱き締める事を止めない──逆にもっと強く抱き締めるだけだ──

Re: セカイ戦記 ( No.188 )
日時: 2016/10/20 21:19
名前: 彩都 (ID: .uCwXdh9)  

「良かったなぁ、後三日で怪我も治るんだからな──」
カラードは一人、呑気に一人ごちていた、カラードは病室のベッドで、本を読みながら首を鳴らす──
そんな平和な病院に三人の存在が現れた、一人の名はトゥダ・リク、もう一人はショウ・コウ、最後の一人はリヴェレット・モコだ、その三人はカラードを探しにブレム病院へと来ていた──リクはカラードが居る病室をナースに聞いて、三人で向かった、そんな事はカラードは知らなかった──
そしてカラードの病室に着く、リクはカラードの病室をノックして、扉をスライドしてカラードの病室に入る。
リク、コウ、モコの順番でカラードの病室に入ってコウが言う。
「やぁ、カラード──俺は今年の闘技場優勝者のショウ・コウって名前だ、宜しく」
コウはそう言ってカラードに近付く、するとコウはカラードの胸倉を掴んで怒声を浴びせる。
「てめぇ!早くユリーカのもう一つの人格を消しやがれ!ユリーカが困ってるんだ、だから悪い人格を消す方法を教えろ!」
リクがコウの次に言う。
「確かユリーカの話によると、『このセカイは今年一年の闘技場の優勝者には頭が上がらないんだ』、とか言っていたなぁ?今年の優勝者であるコウの話も聞いてくれるよなぁ?」
次にモコが言う。
「それでも言わないのなら、私の魔法が火を吹くわ!」
「と言う事だ、だからユリーカの為に教えてくれ、カラード?」
コウがそう言うと、カラードは笑いながら言う。
「あっひゃっひゃっ!それは無いよ、それは!だって、『戦いで骨折したから、魔法で治せ』って言ってる様なもんじゃん?生憎オレの力は『やり直しがきかないモノ』なんだ、だからユリーカの人格は『ユリーカが死なない限り直らない』!」
カラードがそう言うと、コウはカラードの顔面を殴った、それも手加減無しに。
「いってぇ!仕方無いだろ!直せない者は直せない!それは誰だって分かる事だろう!?」
カラードがそう言うと、コウは言う。
「つまり……『ユリーカの悪い人格は一生消えない』……?って事か?」
「そう言う事だ、だから諦めろ……」
カラードがそう言うとモコが言う。
「ちょっと待ってよ!貴方の力は『何』なの!?それは魔法なの!?」
「……そうだ、けど、この力は一方通行、巻き戻しも、やり直しもきかないんだ?どうやってその人格を消すって言うんだ?」
カラードが半ば諦めた様に言う、するとコウは名案を言う。
「お前、それは『独学で覚えた』のか?」
「いや、ちゃんと師匠が居るさ、だけれど、『クロ』で出来た黒い人格は消えない──それは師匠だって理解しているさ──」
カラードがそう言うと、リクは言う。
「だったらその師匠って奴を俺達に紹介してくれないか?知っているかもしれない、可能性はあるかもしれないからな」
「ハハッ!面白い事を言うねぇ、だけど、無理だ、悪い人格を消す方法は『悪い人格を持っている人が死ぬしかない』、昔からこの魔法の『クロ』はそう言われてきているんだ、だからどれだけ足掻いても難しい、いや、絶対困難、絶対不可能だ──」
カラードが言い終わらせようとした瞬間、コウがカラードの頬を殴る。
「うるせぇ!何でもかんでも、『不可能』とか、『困難』とか、『出来ない』とか、言うんじゃねぇ!やりもしないのにそんなへこたれた事を言うのは弱者の台詞だ!俺達は諦めない、お前の師匠が知っている可能性もあるかもしれないじゃねぇか!弟子のお前に教えたくない気持ちも有るんじゃねぇか?悪用しないようにってな?その可能性も拭えないんだ、だから俺達は諦めない、お前の師匠に聞くだけ聞いてみる、だから師匠の居場所を教えてくれないか?」
コウが怒りながら言うと、頭を垂れながらカラードは言う。
「悪用しないように、か──分かったよ、師匠でもユリーカの悪い人格を消す方法を知らなくても、俺に怒るなよ?怒るなら、この魔法を創った創生者に言えよな?」
カラードはそう言いながら紙にカラードの師匠の居場所の地図を書く──リクとモコは顔を見合って、微笑みながら溜息を吐く、可能性はゼロじゃない、そう思いながら──

そしてそのままカラードが書いた紙を持って、リク、コウ、モコはカラードの病室を出る、流石に顔面殴られた時は痛かったなぁ、それも二回殴られた……不運だ、カラードはそう思いながら病室の窓を見る、すると窓の外から、綺麗な空が見える、今日はこんなに綺麗な空が見れた、こんなに綺麗な空を見たのは何時振りだろう?そう思いながら顔面に触れる、これは完全に三日、四日、入院日数が増えたな、そう思いながら溜息を吐く──

「ふむ、とりあえず、師匠はこのセカイに居る、何とかセカイの外に出る様な事は無い、それだけは安心した、≪ヤツラ≫が襲ってくる可能性もあるからな──」
ブレム病院の玄関前で、リクはカラードが書いた地図を見ながら言う、そしてモコが言う。
「そしてカラードの力は『魔法』だった、つまり私の手にかかれば、時間は掛かるけど、解魔──つまり相殺──出来るわね!」
モコはそう言いながら右手に持った杖を強く握り締める、そしてコウが言う。
「さっさと行こうぜ?ユリーカを早く楽にさせたい……!」
コウはそう言って、ブレム病院を出る、リクはコウにカラードの師匠の地図を渡す、モコは箒に乗りながら前に進む、リク、コウ、モコの三人はカラードの師匠の場所へ向かった──

Re: セカイ戦記 ( No.189 )
日時: 2016/10/24 20:57
名前: 彩都 (ID: UruhQZnK)  

『戦闘のセカイ』──の入口の近くにカラードの師匠の家は存在していた、リク、コウ、モコの三人は地図を何回も見ながら驚く。
「えっ……?リク、此処がカラードの師匠の家……?」
「多分……地図によるとそうなのだが……」
リクは冷や汗を掻きながら地図とカラードの師匠の家を見比べる──するとモコに地図を奪われる。
「えーと、どれどれ……この地図だと、『戦闘のセカイ』の入口のボロボロの家──って書いていると思うけど?」
モコはそう言いながら目の前に存在しているカラードの師匠の家に突入する。
「ごめん下さい?少しカラードと話がありまして……貴方はカラードの師匠ですか?」
モコが突入した事により、リクとコウは驚きながらモコの後に着いていく。
「すいませーん……」
「失礼します……」
リクとコウはそう言いながらカラードの師匠の家に入る、すると寝転がっている男性が見えた、まさかこの人がカラードの師匠か?
「……んー?何だ、お前らは?おっと、嬢ちゃんの話が先だな、俺は確かにカラードの師匠だが?カラード・レナスの事だろう?」
良かった、この人がカラードの師匠で……リクとコウは少し安心しながら言う。
「アンタがカラードの師匠か、それなら話が早い、『悪い人格』を消す方法を教えてくれ?」
コウがそう言うとカラードの師匠は鼻で笑う。
「ハッ!『悪い人格』を消すぅ?そんなのは無理だ、俺達の魔法は一方通行なんだ、そう、まるで『キンキなる魔法』の様にな?」
カラードの師匠がそう言うとモコが笑いながら言う。
「ハハハ!それはどうかしら?私は魔法使いのリヴェレット・モコ、『魔法省直轄『確率のセカイ』担当魔法使い兼『確率のセカイ』≪ヤツラ≫駆逐隊副隊長』よ、『魔法省直轄』の人間よ?ある程度の魔法なら解魔可能よ!」
モコがそう言うとカラードの師匠は言う。
「ほう、『魔法省』ねぇ……」
カラードの師匠がそう言った後、家の奥の方に消えるカラードの師匠、モコはカラードの師匠を追いかける、リクとコウも二人の後を追う。

カラードの師匠が立っていたのは古ぼけた部屋だった、その部屋には色々なモノや本が無造作に置かれていた──すると自分の後を追った三人に気付くカラードの師匠。
「……何だ、追いかけてきたのか……?」
カラードの師匠がそう言うとモコが少し怒った状態で言う。
「そりゃ、追いかけないといけないわ、私は一人の存在を助けたいの、だからアンタの所の魔法を解魔しないといけないの、だから早く私に魔法の本、魔導書を見せて頂けないかしら?」
モコが自分の右手を差し出す、だがおいそれとカラードの師匠は魔導書を渡さない。
「何故渡す必要があるんだ?何か理由が有るんだろう?俺が納得する内容の理由を言わないと渡せんなぁ」
カラードの師匠がそう言うと、渋々コウが口を出す。
「……ユリーカ、という存在を知っているか?」
「ん?ユリーカ?『このセカイ最強』のあのユリーカか?あぁ、それ位知っている、そのユリーカがどうしたんだ?」
カラードの師匠が不思議そうに言う、仕方なくコウは細かく説明する事にした。
「実はカラードの魔法でユリーカは『悪い人格』が出来てしまった、それを消す為に此処に来た、ユリーカは悲しんでいたよ、『『悪い人格』に乗っ取られて決勝戦が不服に成ってしまった』、とね?」
ふむふむ、と頷きながらカラードの師匠は言う。
「つまり、カラードの所為で、決勝戦がダメになった、と?」
「まぁ、そんな感じかな?」
最後にリクが言うと頭を抱えながらカラードの師匠は言う。
「かぁー!それはすまねぇ!流石にあの魔法を教えるのは不味かったか……何度謝っても謝り切れねぇ!分かった、だが俺達の魔法は『一歩通行』、だから解魔なんて不可能だと思うが……?」
カラードの師匠がそう言うとモコは笑いながら言う。
「さぁ?それは見てみないと分からないわ、だからカラードの師匠さん?早く魔導書を見せてくれると嬉しいなぁ?」
モコがそう言うとカラードの師匠は急いでモコに近くにあった魔導書を渡す──
「これが俺達の使用している魔法の魔導書だ、どうだ?解魔出来るか?」
カラードの師匠がそう言うとモコは簡単に言う。
「成程ね、結構な量だわ、だけど、内容が薄かったら案外今日中に終わるかもね?」
「そうか……」
コウが安堵した様子で言う、本当に心配していたんだな、リクはそう思いながらこの部屋を離れる事にする、モコはこの部屋で解魔したいと言ったからだ、カラードの師匠は『解魔する様子を見たい』と言ったが、モコは『長い時間居続けるから見てもつまらないから、リクとコウの三人で適当に寛いでいて?』と言い、この部屋から三人を出す。
カラードの師匠は仕方なく、リクとコウの三人で居間で座って待つ事にした──
カラードの師匠はリクとコウにお茶を出す、リクとコウはそのお茶を頂く、これはとても美味しいな、とリクはそう思いながら飲んでいく。
コウは、渋みが効いていて、自分は少し苦手だな、と思いながら、床にお茶を置く、そしてモコの解魔を待つ──解魔が終了するのは今日になるか、明日になるかはモコの頑張り次第だった──


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