複雑・ファジー小説
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- セカイ戦記
- 日時: 2016/05/17 18:57
- 名前: 彩都 (ID: lKhy8GBa)
ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー
二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく
登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。
ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。
用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。
セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。
『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。
セカイ戦記 序章 、『運命』の仔
俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」
「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。
「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。
「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。
「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!
」
そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…
セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘
妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。
※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。
コピペしていますから、消しても無駄ですよ?
- Re: セカイ戦記 ( No.190 )
- 日時: 2016/10/27 21:15
- 名前: 彩都 (ID: Slxlk2Pz)
呑気にお茶を飲んでいると、いきなりカラードの師匠が口を開く。
「確かお前はショウ・コウ、そしてもう一人はトゥダ・リクだったなぁ……」
「あぁ、そうだ、それがどうかしたのか?」
リクがカラードの師匠に向かってそう言うと、カラードの師匠は笑いながら言う。
「いや?何でユリーカの為にそこ迄出来るんだろうなぁって思ってさ、この行動の発案者は誰だ?」
カラードの師匠がそう言うと、コウは言う。
「それは俺だ、俺がリクから聞いて、行動に移しただけだ、たったそれだけだ」
コウがそう言うとカラードの師匠はにやり、とほくそ笑む。
「ほう、そうか──おっと、そういえばお前らの名前だけを言って、俺の名前を言っていなかったな、俺の名前は、ショック、ショック・ラージンだ、宜しく」
「宜しく、ショック」
リクがそう言って手を差し出す、カラードの師匠基ショックはリクの差し出した手に握手する。
「こっちこそ宜しく」
コウも手を出して握手する手を差し出す、ショックはコウとも握手する。
「宜しく、ショウ・コウ、トゥダ・リク」
「さて、待ち時間も暇だし、何か聞きたい事はあるか?」
ショックはそう言いながら湯飲みのお茶を飲み干す、そしてお代りを入れる。
「……聞きたい事?俺は無い」
リクがそう言うとコウが言う。
「お前らの魔法、あれは何なんだ?」
コウが睨んでショックを見る、ショックは少し口を歪ませながら言う。
「さぁな?それは俺にも分からん、だがこれだけは言える、この魔法は『自分の肉体強化と相手の行動を邪魔する』魔法だってな──」
ショックがそう言うとコウはむすっとした言い方で言う。
「そうか……だったらユリーカの『悪い人格』も『相手の行動を邪魔する』魔法の方に入るのか……?」
「……多分な、だがこの魔法は結構古い魔法でなぁ、古代文字とかで読めない部分も存在するんだよ、だからこの魔法は『不完全』、まだまだ解読しなくちゃいけない部分もあるんだ」
ショックがそう言うとリクはゆっくり頷く。
「そうか……難しいんだな……」
するとコウがリクに向かって言う。
「古代の魔法なのか……それは俺の専門外だ、リク、お前は魔法を少しでも知っているのか?」
「ん?魔法を少しでも知っているかって?簡単に言えば知らない、『雷神愚』は魔法では無いからな──コウの『気』と大体一緒だよ」
「そうか……つまり体内にある『力』って事か?」
コウが不思議そうに言うとリクは頷く。
「まぁ、そうなるな」
リクとコウ、二人の会話を聞いて、ショックが不思議がる。
「おい、お前らの言っている、『雷神愚』と『気』って何だ?俺は新聞とかテレビでお前らの事は知ってても、試合や戦闘を見た訳では無いんだ、だからそこら辺の事を教えてくれないか?」
ショックがそう言うとリクが言う。
「そうだったのか、すまん、知らない人の事は考えていなかった──」
リクがそう言うとコウが頭を垂れながら言う。
「そうか、すまねぇ……えーと、『気』っていうのは、ニンゲンの中に流れるオーラ、と言えば良いんだろうか?それを器用に操れる人間の事を言うらしいぜ?おまけにニンゲンにしか使えない力だから、≪ヤツラ≫や妖精は使えないんだ──おまけにユリーカも『気』の使い手だぞ」
コウがそう言うとショックは驚いていた。
「何だと!?それは本当か!?それは驚きだ……まさかその『気』って奴で強くなっていた、と言う事か……」
「更に『気』と言う物は合計で十種類あるんだよ、ユリーカは『千闘型』っていう、戦闘系の『気』なんだよ、序でに説明すると『千闘型』っていうのは、『強くなる『気』』なんだよ、発動すると百人力、千人力にもなれる凄い『気』だそうだ、序でに俺は『究極型』という、十種類全ての『気』が使える、相当珍しいニンゲンだそうで……」
コウがそう言うとリクが『雷神愚』を説明する──
「俺の『雷神愚』は、簡単に言えば──」
リクがそう言った瞬間、奥からモコが走って現れる、そして息を切らしながら言う。
「ハァハァ……ちょっと、カラードの師匠さん?ハァハァ……これは、どういう事よ!?」
リクは不思議がりながらモコに聞く。
「おい、モコ?どうしたんだ? 息を切らして?」
「モコ?一体どうしたんだ?もう解魔が出来たのか?」
リクの次にコウが言う、コウの言葉にショックはとても驚いている、こんな短時間で解魔が出来る事等……ショックがそう思っていると、モコは言う。
「これ……どういう事?」
モコはそう言いながら、カラードの魔法の魔導書を見せる、何も変哲も無い魔導書だ、これの何が『どういう事』なのだろう?
「この魔導書──初心者でも解魔出来るじゃない……」
そう言いながら呆れた、と言いたそうな顔をするモコ、リク、コウ、ショックには理解が出来ない。
「えっ?どういう事?」
ショックが不思議そうに言うとモコは怒りながら言う。
「だーかーらー!アンタらの魔法はとても簡単に解魔出来るって言ってんの!分かる!?」
モコがそう言うとリクとコウは驚く。
「えっ!?だったら今日中に解魔出来る、と言う事か?」
「初心者でも解魔出来るなら、モコみたいな凄い魔法使いには簡単に解けるって事なのか?」
リクとコウの言葉にモコは簡単に言う。
「そうね、コウの言う通り、今日中に解魔出来るわ、リク、そう言う事」
モコはそう言って、奥に移動する、するとリク達の居る部屋に向かって言う。
「今日中には解魔出来るから、のんびり待っててね?」
その言葉を聞いて、ショックは驚いて良いのか、自分達の魔法は簡単に解魔出来て良いのか、複雑な顔をしていた──
- Re: セカイ戦記 ( No.191 )
- 日時: 2016/10/31 20:45
- 名前: 彩都 (ID: YAHQda9A)
「良かったじゃないか、昔から解魔が出来ない魔法だったんだろ?だったら解魔が出来て良かったじゃないか?」
正座のリクがそう言うとショックが汗を噴出しながら言う。
「リク!お前はバカか!?魔法の解魔は基本、バレてはいけないんだぞ!?他にバレたら俺等の魔法は……」
ショックがそう言うとコウが言う。
「つまり、他の者にバレたら、『何だ、解魔出来る魔法じゃないか、俺等の敵じゃないぜ、ボコボコにしてやる!』みたいに、魔法その物が弱くなる……って言う事だろ?」
コウがそう言うとショックは小さく頷いた。
ショックは頭を垂れたまま言う。
「だから、この事は誰にも言うなよ!?分かったか!?」
リクとコウはそう言われて、少し唸る。
「んんー?どうしようか?」
「リク、そうだなー?どうするー?」
「コウ、そうだよなー、あの『このセカイ最強の女ユリーカ』を荒らした存在が目の前に居て、その魔法を解魔しているんだっけー?」
「おー、そうだなー、これは解魔の方法をバラした方がいいよなー?」
リクとコウが棒読みで会話する、するとショックはとても焦っている。
「だっ、ダメだ!解魔の方法をバラしてはダメなんだ!だから頼む!これは誰にも言わないでくれ!」
ショックが土下座してリクとコウ二人に言う、すると奥からモコが現れてショックに言う。
「へぇ、何か面白い事してるわねぇ……私も混ぜてよ?」
「あぁ、良いぜ」
「おう、モコも入って来いよ?」
リクとコウがそう言うと、モコが言う。
「カラードの師匠さん?私から少し提案があるんだけど?」
モコがそう言うとショックは不思議がる。
「ん……?提案?それは何なんだ?」
ショックがそう言うとモコがカラードの魔法の魔導書を見せつけながら言う。
「この魔法、私に教えてくれない?いや、習得させて欲しいわ、こんな面白い魔法、見た事も無いし、習得し甲斐が有るわ、さぁ、私にこの魔法を教えて下さるかしら?」
モコがそう言うとショックは怒鳴る。
「それはならん!その魔法は一子相伝ならぬ、一弟子相伝!なので、もう誰にも教えられん!」
「へぇ、そう言うんだぁ……リク、モコ、だったら解魔したらこのセカイの存在全員にバラしましょう?この魔法の解魔方法を?」
モコが笑顔で言う、だがその笑顔には悪い部分も含まれていた。
「えっ?このセカイの存在全員にバラす!?それはダメだ!バラしたらこの魔法はもう……」
「だからよ、私はこの魔法が知りたいわ?だから私はこの魔法を習得したいの、ねぇ?御願い?おじ様?」
そう言いながら、モコは胸を寄せながらショックに詰め寄る、リクとコウは胡坐で欠伸をしていた。
「うぅっ……分かった、分かったよ!ただし、この魔法の解魔はバラさない事!このセカイの住人にだ!いや、誰にもバラすな!誰にもバラさなかったら、この魔法を教える!それでいいだろ!?」
ショックがそう言うとモコは笑う、邪悪な笑顔で……
「つーまーりー、『この魔法を誰にもバラさなかったらいい』のね?」
「あぁ、そう言う事だ」
ショックがそう言うとモコが言う。
「分かったわ、私はこの魔法を習得出来るのね……それでは、今から解魔してくるわ」
モコはそう言って、奥に向かって消えた──リクとコウはモコの解魔が終わるのを待つだけだ──
「さて、結構な時間が経った……だが、解魔は出来ていない、コウ、その意味が分かるか?」
リクがそう言うとコウが言う。
「えっ?魔方陣自体がでかかったから時間が掛かってるだけじゃねぇの?」
コウがそう回答するとリクが言う。
「そうだな……その点も考えられるが?他に、『今、その魔法を習得中かもしれない』、という可能性も考えられないが?」
「いや、それは無いだろう?だって、まず、魔導書で覚えられるモノなのか?魔法は?普通、教える人が居て、教えられて、習得出来るもんじゃないの?」
コウがそう言うとリクは言う。
「確かにそうだな……だったら何でこんなに遅いんだ?」
リクは外を見る、外は薄っすらオレンジ色になりかけていた──夕方になりかけていた、だが軽く昼前にこの屋敷に来た、と言うのに、モコの解魔が中々終わっていなかったのだ。
リクは欠伸をしながら、胡坐から正座に変える、するとショックが何かを持ってきた。
「お前等、流石に腹が減っているだろう?それもその筈、お前らは昼を食べていないからだ」
「まぁ、そりゃそうだろうな」
コウがそう言うと、ショックが笑いながら言う。
「俺が手に持っている鍋の中には、ご飯が入っている、お前らも食べるか?」
ショックがそう言うとリクが言う。
「……良いのか?」
「良いぞ、好きなだけ食べろ」
ショックはそう言って、鍋をリクとコウの前に置く、そして蓋を開ける、何とも美味そうな鍋だ、リクとコウに器と箸を渡して、二人は『頂きます』と言って、鍋を食べ始めた──
だが、リクとコウは鍋を食べている内に倒れてしまう、そして鼾を掻いて寝てしまう──
「本当に成功したよ、睡眠薬を鍋に入れたなんて誰が気付くか……」
鍋に睡眠薬を入れたショックが言う、後はモコとか言う魔法使いに毒入りスープを飲ませて、殺すだけだ……これで解魔も出来ないだろう……ショックはそう思いながら毒入りスープを用意して、奥に居るモコに毒入りスープを持っていく──
- Re: セカイ戦記 ( No.192 )
- 日時: 2016/11/03 20:20
- 名前: 彩都 (ID: npB6/xR8)
「ふむ……ここの術式がこうなっているんだから、この術式に対応するのは『バカラの『術式』』でー……」
モコは悩みながら解魔を行っていく、この魔法の解魔は簡単だ、だが『組み込まれている『術式』』が多過ぎて、解魔に時間が掛かっていた。
(だけど、もう半分が終わった、明日、朝っぱらから急げば、昼には間に合うかなぁ……?まだ分からないけど、試す価値はあるわ……)
モコはそう思いながら、少し休憩する、結構進んだな、だけど、何処の魔法学校並にこんな『術式』を……モコはそう考えながら大きく深呼吸をする、完全に座りっぱなしの作業だったなぁ……モコは欠伸をして、もう一ふんばりするかと考える。
すると後ろから、『コンコンッ』とノックする音が聞こえる、ん?と思って戸を開ける、すると、そこにはショックが居た。
「あら?カラードの師匠さんじゃないですか?どうかされたんですか?まだ解魔は終わっていませんがねぇ……?」
モコがそう言うとショックが言う。
「そんな!カラードの師匠だなんて……私には名前があります、名前で呼んで頂きたいです、魔法使いさん?」
ショックがそう言うと、モコが言う。
「あら?それは失礼したわね、名前は何と言うんですか?」
「名前ですか? 名前はショック・ラージンです、気軽にショックでも……あっ、これ、夜食です」
ショックがそう言って、手に持っていた毒入りスープをモコに渡す、モコは喜んでいた。
「うわー、嬉しいなぁ、こんな毒入りスープで私を死に誘うとは!」
モコはショックが手に持っている毒入りスープをくんくんと匂いながら言う。
「この毒は何でしょう?結構キツい毒ですねぇ、そうですねぇ、ハルモニアの葉の毒ですかねぇ?」
モコがそう言うとショックは驚いていた、何で毒の名前や葉っぱである事も分かるんだ!?ショックはそう思いながら毒入りスープを飲ませようとする。
「そ、そんな訳無いじゃないですか!この私を疑っているんですか!?」
「うーん……そう言われると反論出来ないわねぇ……分かったわよ、飲めばいいんでしょう?」
モコはそう言って、ショックの手に持った毒入りスープを自分の口に近付けて毒入りスープを飲んでいく──そして飲んだポーズのままモコはぶっ倒れる──そして口から毒入りスープと赤い血が混ざった色の液体が出てきた──そしてぶっ倒れたモコを見て、ショックは笑う。
「あはははははは!!やった!殺したぞ!これでこの魔法は隠せる!」
ショックがそう言った瞬間、後ろの壁から、『ドガンッ』と大きな音が聞こえる、ショックは、『そんな事無いそんな事無いそんな事無い!!』と思いながらゆっくりと後ろを振り向く──振り向いた所に居たのは、リクだった。
「へぇ……仲間を眠らせた挙句、もう一人の仲間も殺した、と……?」
「あ……あぁ……!あぁぁぁぁぁぁ!!」
ショックは絶叫しながら逃げようとするが、まず、モコが居た部屋は魔導書が湿気らない様に窓もが無く、空気循環も出来ない場所だった、そう、『逃げ道も逃げる場所も無い』のだ!リクは右手に雷神愚を溜めながら言う。
「おい、ショック、モコは死んだんだよなぁ?つまり、残った仲間からの制裁ってのも忘れてねぇよなぁ?」
「あぁ……!」
自分のした事がバレて、完全に恐怖に襲われるショックに聞く耳持たないリク、リクは返答を静かに待つだけだ。
「…………」
「あぁ……あぁ……!!」
「あぁ、以外喋れよ!」
リクは左手でショックの顔を殴る、そしてショックは殴られた衝撃で気絶する──
「はぁ……反省の言葉も聞けなかったぜ……さて、コウを起こそう──」
リクがそう呟いた瞬間、謎の声が聞こえる、何だろう?そう思いながら振り向くと、ピクピクと何かが動いていた、動いていたのはモコだった。
「えっ……!?モコ!?死んだ筈じゃぁ……?」
リクがそう言うとモコが言う。
「こっ……こんなんで死ぬ訳無いでしょっ!ハァハァ……でも、結構強い毒ねぇ……解毒するの、大変だわ……」
モコはそう言いながら大きな汗を掻いていた──解毒するの、大変だわ──?えっ?一寸、待って?モコ、『どうやって解毒した』んだ……!?
「ん?解毒の方法?簡単よ、毒を解除する魔法を唱えるだけ、もしくは心の中で唱える事、魔法は『言葉に魔力を込める事で魔法としての力が発動する』の、、だから心の中で唱えて、心の中で魔力を込めたら発動出来るの、分かった?」
モコがそう言うと、少し理解出来ないリクは不思議がりながらも忘れる事にした。
「成程な」
「リク、アンタ絶対理解していないでしょ……?」
モコはそう言いながら呆れる、おっと、とモコはそう言って、魔導書に向かう。
「あまり解魔出来ていないのを忘れていたわ、明日中には出来るから、リク?ショックさんをこの場所から、離してどっか連れてって?人が居ると気が散るわ」
「あぁ、分かった、全く──モコを殺す真似なんかしやがって……本当に死んだかと思ったぜ、血も出ているし」
「まぁね、完全にこれも魔法なんだけどね──『血を口から出す魔法』ってね!」
モコの言葉に呆れるリク。
「……何て使い所が少ない魔法なんだ……」
リクはそう言いながら、ショックをコウが寝ている場所に運ぶ──モコは一人でカラードの魔法の魔導書の解魔を行う──
- Re: セカイ戦記 ( No.193 )
- 日時: 2016/11/07 21:01
- 名前: 彩都 (ID: idHahGWU)
「はぁ、コウを起こさないとな……」
リクはそう言いながら殴って気絶したショックを隣に置いて、コウに雷神愚で起こそうとする。
「ふむ、どれ位がいいだろう?まぁ、結構少ない量で起こしてみるか?」
リクはそう言いながら人差し指に電気を溜めて、コウの喉にゆっくりと触れる、そして一気に電気を流す。
「!?」
いきなりの謎の衝撃にコウは目覚める、そして周りを確認する。
「えっ?目の前にあった飯は?」
「いや、無いよ、ってか、何気に夢を見ていたのか、何かすまん」
リクはそう言って、ショックにされた事を話す。
「俺とコウはショックに薬を盛られていた、それは睡眠薬だったようだ、更にショックの奴、モコを毒殺しようとしていた、何とか駆けつけたから良かったが──俺はあまりスープを飲んでいなかったから被害が少なかったかもしれんが──」
リクが説明を終えるとコウが言う。
「そうか……だったら俺も仕返しがしたい」
「そうか、だったら寝ている間だぞ?気を付けろよ?起きたらまた殺すかもしれないからな」
「あぁ、分かったぜ」
リクの言葉に頷くコウ、コウは『気』を発動して、『攻撃型』の『気』を選択し、発動して、ショックの腹部に重い一撃を与えた──
そして翌朝──
「…………」
「…………」
リクとコウは無言のままショックの家にあったご飯を食べる、そしてショックが目覚めた。
「……あれ?何で俺は寝ているんだ?」
そう言いながら頭を掻いて台所に向かい、ご飯を摂取しようとする、だがリクとコウに気付いて、大声で怒鳴る。
「っておい!何勝手に自分ちの飯を食べてんだ!?」
ショックがそう言うとリクが言う。
「何が自分ちの飯を勝手に食べてるんだ!?……だと?その前に俺とコウを眠らせた挙句、モコを殺そうとした奴が言える立場か?そこ迄怒る、というなら、俺と喧嘩だ、俺は本選出場者だ、俺みたいな出場者に勝てないなら、コウにも勝てないし、モコにも勝てないが?」
リクがそう言うとショックは言う。
「あぁ、良いぜ、外出て、喧嘩しようぜ?生憎その出場者の師匠なんでなぁ……リク、お前が俺に勝てると思うか?最悪ショウ・コウにも勝つかもしれないぜ?」
「ほう……それは楽しみだ、生憎最近は戦っていないから腕が鈍っているかもしれないな」
リクがそう言うとショックが言う。
「おいおい、そんなんで俺に勝てると思っているのか?」
「あぁ、そうだ、俺はこれしか取り得が無いからな」
リクはそう言って、自分の握った拳を見せる、若干電気が手から見えている。
「よし、だったら戦おうぜ?そうだな、ルールをつけよう、俺が勝ったら、もう解魔はしない事、リクが勝ったら、解魔しても良いし、もう手出しはしない、これでいいか?他のルールは無い、武器あり、肉弾戦ありだ」
ショックがそう言うとリクが言う。
「あぁ、良いぜ、お前をボコボコにしてやる」
「それじゃあ、リクVSショックの戦いを今始めます、両者、前に出て下さい」
審判役のコウがそう言うとリクとショックが目の前で睨みあう──そしてコウが言う。
「では……試合開始!」
コウの発言と共にショックが動き出し、不敵に笑う。
「アハハハハハハ!何だ、リクぅ!?お前は動かないのか!?」
ショックがそう言うとリクが言う。
「動かなくても勝てるさ、まぁ、じきに動くけどな──」
リクはそう言いながら深呼吸をし、目を閉じた、えっ?何をやっているんだ?簡単にやられるし、攻撃も受けるぞ?と審判役のコウはそう思う、そしてショックが動き出す。
「動かないなら、私の勝ちだぁ!」
ショックはそう言って、リクの胴体に拳を入れる、だがリクの筋肉が硬過ぎるので、鳩尾には入っていない。
「……これで満足か?」
リクがそう言うとショックは驚いている。
「えっ?何これ、硬過ぎるだろう……!?」
「だったら次は俺の攻撃だな」
リクがそう言うと右手に溜めた雷神愚の雷を上に上げて、下に一気に振り落とす。
「『雷神愚ビート』!」
リクはそう言うと、振り下ろした手を、ショックの脳天に直撃させる、その瞬間、一気に電撃を放って、ショックに衝撃が走る。
「グハァ!?」
そしてリクの左手で、『雷神愚ショット』を受けて、ショックは吹き飛んでいく、ショックは近くの森林迄吹っ飛んでいった。
「……あー、えっと、これで終わりなのか?」
リクがコウに向かってそう言うと、コウは焦っていた。
「えっと……あっさり過ぎないか?」
「まぁ、そうだろうな──早く森林から出て来いよ……」
リクがそう呟くと、森林からショックが現れた、良く見るとずぶ濡れの姿だった、池か湖にでも落ちたんだろう、リクはそう思いながらショックに向かって言う。
「おいおい、アレで終わりか?」
「アッハッハッハッ!何だ、あんな攻撃が出来るなら、最初から言えよぉ!対処に時間が掛かったじゃねぇかぁ……さぁ、本気を出して戦うか、久し振りだなぁ、こんなにワクワクする戦いは……!」
ショックはそう言って、もう一度リクに向かって攻撃をする、だがリクは呆気なくショックの腕を掴んで、雷神愚の雷を流す。
「もう止めた方が良いんじゃないか?」
リクがそう言うとショックは笑って言う。
「まだまだだよ、お前も本気を出してこいよ!」
ショックが挑発する、仕方なくリクは動く事にした──ショックとリク、どっちが勝つかは一目瞭然だった──
- Re: セカイ戦記 ( No.194 )
- 日時: 2016/11/10 21:04
- 名前: 彩都 (ID: 9j9UhkjA)
「全く……そんな『力』があるなら、さっさと教えてくれたら良かったのに──」
ショックはそう言って、自分の体から、電撃を纏わせる、そして一人呟いた──
「行くぞ、雷神愚──ショット」
ショックがそう言った瞬間、ショックの左手に電機が溜まり、雷神愚ショットに似た物が出来上がる。
そしてリクに良く似た物をぶつけるが、リクには効かない。
「……何やってんだ?」
リクがそう言うとショックが驚いている。
「おいおいおいおいぃ!どういう事だよ!?折角、お前の左手から出た、『雷神愚ショット』を真似たってのに……少しも効かないってどういう事だよ!?……やっぱり電力が足りなかったか……?」
真似た、その言葉を聞いて、リクは酒場に連れて行ってくれた存在のカルベラ・ジルを思い出す。
「お前……カルベラ・ジルを知っているのか!?」
リクがそう言うとショックが不思議がる。
「あぁ?カルベラ・ジル?誰だそれ?」
「えっ?だって真似って言ったじゃないか、カルベラ・ジルも模倣の方だが、真似をしているからつい……」
リクがそう言うと、ショックは言う。
「あぁ、成程ね、模倣か──生憎俺の魔法は、『真似であって、真似じゃない』んだ──」「『真似であって、真似じゃない』……?どういう事だ、それは?」
リクがそう呟くとショックは説明する。
「ん?簡単だよ、リク、お前が言っているのは、『模倣のジル』だったなぁ?アイツの力は、『相手の能力『そのもの』を模倣する』だけ──それに対し、俺の魔法は、『見た物全てを周りの物全てを使用して、真似する』だけの『見様見真似』なだけ──そりゃ威力も弱いわなぁ……」
ショックがそう言うとリクは納得して言う。
「つまり、お前が今さっき使った『雷神愚ショット』は空気中の電気を集めただけの弱い『雷神愚ショット』だった、と言う事か?」
「そうだ、と言えば近いだろうな──そしてこの魔法の名前は『見様見真似(トランス・コピー)』だ」
ショックが言うと、リクは言う。
「成程──少し恐ろしい魔法だな、そう思うだろう、コウ?」
突然自分に振られて、驚くコウ。
「おっ!?おう……でも『気』は流石に無理じゃないか?あれは覚醒させないと使えないし──」
コウがそう言うと、ショックは言う。
「確かに、そう言う説明をされると出来ないな──」
「やっぱりな……」
コウがそう言うとリクは反応して、ショックに向かって言う。
「だったら、さっさと片をつけよう、さぁ行くぜ……」
リクは右手に雷神愚を溜めて、ショックとの間を詰めて、右手に溜めた雷神愚を一気に放つ。
「『雷神愚ショット』!これで終わりだ!」
リクはそう言って、ショックの腹部に拳をぶつける、するとアッパーの様に拳を当てたので、ショックは上空に吹っ飛んで行った。
「どうだ!?」
コウがそう言うと、リクは言う。
「多分、まだまだ生きていそうだな──あの耐久力だ、中々倒れなさそうだぜ──」
リクはそう言って、その場に座って待つ事にした、するとヒュゥゥゥと上から風を切る音が聞こえた、そしてそのまま地面にぶつかった。
「……もう、降参したら?これ以上戦うと、お前は死ぬかもしれない──」
リクが落ちてきたショックに向かって言うと、ショックは言う。
「まだだ……まだ、俺はやれるぜ……」
「いや、貴方はもう戦ってはダメ、だって、もう終わったし」
そう言って、モコがショックの家から出てくる、そして魔導書を持って、ショックに言う。
「中々難しい内容だったわ、解魔のレベルは魔法学校の初心者レベルだけど──」
モコがそう言うと、ショックは驚く。
「えっ?もう魔法覚えたの?」
ボロボロのショックがそう言うと、モコは魔導書を叩きながら言う。
「まぁね──覚える内容は多かったけど──有る程度は覚えたわ、だから、この魔導書は私には不要だわ、と言う事なので、毒入りスープ基、色々有難う御座いました」
モコは深々と頭を下げて言う、そしてコウが言う。
「えーと、リクVSショックの戦いは、モコの乱入により、引き分け、と言う事でいいか──んで、モコ、ユリーカは救えるのか?解魔して出来るのか?」
「えぇ──出来るわ、ユリーカの『悪い人格』は解魔によって、排除する事が可能よ!」
モコが自信満々に言うと、コウは喜んだ。
「マジか!?やったな!これでユリーカとちゃんとした戦いが──出来る!」
コウがそう言うと、モコはショックに向かって言った。
「後、解魔の方法を書いた紙とか、あの部屋の置いておきましたので、読みますか?」
「あ、あぁ、見させてくれ──」
ショックがそう言うと、モコはショックの家に入って、カラード、ショックの魔法の解魔の資料を持ってくる。
「どうぞ、これです」
モコはショックに渡して、確認してもらう──ショックは一枚一枚見るごとに驚いている──
「何て……何て完璧なんだ、驚いた、俺の魔法がこんな簡単に解魔されるとは──」
ショックはそう言うと、モコは言う。
「では、私は解魔及び、魔法を習得したので、これにて──さぁ、リク、コウ、ユリーカの病室迄向かいましょう?段々と時間は迫ってきているからね──」
モコがそう言うと、リクは不思議がる。
「何で急ぐんだ?明日でも大丈夫だろ──」
「甘いわね、もしも人格が分離して、放置されたら、他の人格が体に慣れて、元に戻せなくなる可能性もあるわ、だから、急いで行動しないといけないのよ!」
そう言われて、コウは雷に打たれた様に驚く。
「マジかよ……?もしも慣れたら、元に戻せない──急ごう、リク!急いでユリーカ救わないと!」
コウはそう言って、走って移動する、モコは箒に乗って、コウを追いかける──
「あぁ、もう……俺が置いてけぼりだ──じゃあショック、またな、邪魔をしたぜ」
リクはそう言って、二人を追いかける──そしてリクと戦った場所に残るのは、胡坐で座るショックただ一人だった──
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