複雑・ファジー小説

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セカイ戦記
日時: 2016/05/17 18:57
名前: 彩都 (ID: lKhy8GBa)

ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー

二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく

登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。

ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。

用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。

セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。

『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。

セカイ戦記 序章 、『運命』の仔

俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」

「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。

「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。

「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
 ・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。

「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!

そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…

セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘

妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。

※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。

コピペしていますから、消しても無駄ですよ?

Re: セカイ戦記 ( No.124 )
日時: 2016/04/05 08:56
名前: 迷宮皇センチネリ ◆ZqO9rbD99c (ID: 5Yz4IUWQ)

ぼくはカレ—パン男爵です

以前いたメロンパン貴族の弟です

今はキング坂下くんと学校で暮らしています

坂下「おうよ!!おれっちはカレイっちの親友だぜ!!ふはは」

ぼく「もうさかちゃんったらぁ、あそばなでぇ」

Re: セカイ戦記 ( No.125 )
日時: 2016/04/07 20:57
名前: 彩都 (ID: bUOIFFcu)  

「コウ君!コウ君!!コウ君!!!コウ君!!!!愛しのコウ君!早く私と戦わないかなー?早く戦いたい早く戦いたい!何でこんなに戦いが楽しみなの!?早く早く早く!トーナメント発表してよ!」
女子トイレの中で細身の巨乳の少女は叫ぶ、戦いが待ち遠しい!早く戦いたい!強い奴と!
そう思いながら細身の巨乳の少女は欠伸をする。
戦いたいのは分かるが、トーナメント発表迄我慢しなくてはいけない。
そう思うと我慢は大変だ、そう思いながら自分の拳を握って我慢する、そして、トイレから出る、早く戦いが始まらないかな?少し呼吸を整えながら闘技場に向かった。

「遂に戦いが始まるな──勝てよ、コウ」
「おう」
二人は会話をする。
目の前には、細身の巨乳の少女も居た、すると、細身の巨乳の少女がコウに叫ぶ。
「ヤッホー!コウ君!今日は凄い戦いを脳裏に焼き付けよう!」
「おう!お前も頑張れよ!っていうか、お前の名前は?」
「えー、今発表するのー?まだまだ言わなくても良いと思うなー」
「えっ……まだまだかよ……?」
そう言いながら、細身の巨乳の少女は言う。
「まぁ、何れは分かる事だよ♪」
すると、コウのおでこにキスをする細身の巨乳の少女、あまりの事にコウは驚く。
「!?何すんだ!」
顔を赤らめながら、キスされた場所を手で拭うコウ。
「えー?嬉しくないのー?しょんぼりー」
「何か、気が狂うぜ……」
そう言いながら、頭を掻くコウだった。

「さぁさぁさぁ!始まります!遂に本選の戦いに出る人物が、今日決まります!さぁ、『Hグループ』の八人はどういう人物になるでしょうか!?」
「遂に来た!」
「そうだね、コウ君は私に勝てるかな?」
「何を〜?勝てるに決まっている!」
コウはそう言いながら、細身の巨乳の少女に喧嘩を売った、だが、細身の巨乳の少女は買わない。
「何かつまんないな、司会者さーん!早くトーナメント発表してー?」
「えっ?仕方無いですねー貴方のお願いなら仕方無いですね……では、最後の試合のトーナメントを発表します!」
そう言いながら、右手を上げる。
すると、トーナメントが発表される、今日最初の試合はコウだった。
「おっ!早くて助かるぜ!」
「コウ選手の対戦相手は、『絶対防御のソウ』選手です!」
そう言いながら、コウの目の前に現れたのは、僧みたいな坊主の青年だった。
「今日は、今日は名残の有る戦いにしたいですね」
「お、おう……」
今までとは違うキャラなので少し戸惑ってしまった。
「では、試合開始!」
そう言いながら、戦いが始まった。

「行くぜ!『猛火・激乱撃(もうか・げきらんげき)』!」
そう言いながら、右手の拳でソウに当てる、すると、ボキリ、と骨が折れる音がする。
「クッ!折れましたか……ですが……」
骨折した部分にお札を貼ると、ポワワワワ……と綺麗な光を放って、傷、骨が折れた部分も治る。
そして、痛みも無くなるので、ケロッとしている。
「これで安心……」
中々倒れ難いな!そう思いながら、どの技を放つか、考える。
だったら、この技だ!そう思いながら、ソウに近付く。
「猛火・神炎牙(もうか・しんえんが)!猛火・暴動炎(もうか・ぼうどうえん)!」
猛火・神炎牙は手で思いっ切り引っ掻く技、猛火・暴動炎は四肢全てを使って、暴れる技。
「おおぅ……相当痛いですが……」
ソウはお札を使って、傷口に当てる、だが、その前に攻撃を加えていくコウ……
「これでトドメだ!猛火・毒千手(もうか・どくせんじゅ)!」
ソウに馬乗りになって、攻撃を加えた。
そして、ソウは気絶する。
「何とか勝ちったぜ……あー腕がパンパンだな……猛火・毒千手はキツい技だぜ……」
そう言いながら、コウは本選進出した。

「おめでとう!」
細身の巨乳の少女はそう言いながら、コウを抱き締める。
だが、あまりにも強く締め付け過ぎて、骨が軋む音がする……リクが何とか止める。
「いやー、ゴメンねぇ、私、昔から力が強くて……」
「強いってレベルじゃねぇぞ……死ぬかと思ったわ……」
「そう?死に掛けたか……死んじゃ厭だよ、私の夫になって欲しいんだよ」
「だーかーらー俺はお前の夫には──」
すると、細身の巨乳の少女は司会者に呼ばれる。
「あっはーい!ではでは、お暇するよ、私の名前が分かるもね?」
そう含みをきかせながら、細身の巨乳の少女は走っていく。
「名前が気になるぜ……見に行こうぜ?」
「そうだな……レイグが言っていた、戦闘部隊隊長とやらも出ているかも知れないからな……行こう」
「うん、分かった」
リーナはそう言って、移動する事にした、コウもリクも移動した。

「さぁさぁさぁさぁ!始まります!今日最大の戦い!風の王『直線主義(ストレート)のウィグ』!そして、その対戦相手は、現在この人に勝てる存在は居るのか!?戦闘部隊隊長、ユリーカ・アトランザム!」
名前の前を聞いて、リクは絶句する。
「レイグより……ランクが一つ上?『コイツに勝てる存在は居るのか……!?』──つまり、このセカイ最強の……」
ゴクリと生唾を飲んで、こう言った。
「最強……!」
そう言った瞬間、細身の巨乳の少女──基ユリーカは笑った、無邪気な笑顔で……

Re: セカイ戦記 ( No.126 )
日時: 2016/04/11 21:29
名前: 彩都 (ID: c1MPgv6i)  

「あっ、コウ君だ、見てるー?」
無邪気に細身の巨乳の少女──基ユリーカはリク達三人に手を振る。
「フン……お子様ごっこかぁ?」
ウィグがユリーカに向かって言う。
すると、笑いながら、ユリーカはウィグに近付いた。
そして、小声で話していく──反応を見れば、ユリーカは楽しみながら、喋り、ウィグは焦った顔をしていた──話の内容は二人にしか分からない。
そして、司会者が『試合開始!』と言った瞬間に、二人の会話は終わった。
「早く戦わないとねぇ……」
「そっ……そうだな……行くぞ!?」
そう言った瞬間、ウィグの腹部に、ユリーカは軽いジャブを放つ、だが、そのジャブでさえ、腹に殴った音が、『ボキボキィ!』だった。
「やっぱ、弱い……もっと強い相手はいないのかしら!?」
雄叫びを上げながら、ユリーカは言う、その雄叫びに司会者は叫ぶ。
「おぉーっと!流石、戦闘部隊隊長の貫禄だぁー!まだ、強い人物を求めるかー!?」
その発言の瞬間、リクの後ろにユリーカは居た。
「コウ君──えーっと、リクだったかな?──二人は束になっても、私には勝てない、それが、私の強さなんだよ……」
「何で俺の後ろに……」
そう言いながら、リクは驚く。
「いや、俺は勝つぜ……俺は勝たなくちゃいけないからな……」
コウはそう言いながら、目の色を変える、そしてリクも言う。
「俺も負けられないな……俺もアンタに勝つぜ?」
「そう?それは嬉しいわね……このセカイは私より強い存在は居ないからねぇ……楽しみよ」
そう言いながら、ユリーカは瞬時に消えた……三人はあまりの移動スピードに驚いていた……

「まだ……まだ足りないんだ……まだ、強い存在は現れないか……?」
そう言いながら、ユリーカはコンクリートの家を壊す、ワンパンで……
すると、仮面の男が現れる。
「破壊屋……貴女はどれだけの物を壊せば気が済むんです?私と貴女の父が払うだけで相当な出費なんですよ?」
「うるせぇ……だったら、もっと強い相手と戦わせてくれ!」
そう言いながら、地面を少し壊す、少しだけ地面が抉れた、隕石が降った様に。
「貴女は……だったら、リク選手、コウ選手と一度手合わせしたら良いじゃないですか……?」
「バカ仮面、お楽しみは待つもんなんだよ」
そう言いながら、消えるユリーカ──そして、仮面の男は俯く。
「バカ仮面は無いわ……」
そう言いながら、しょんぼりとなって帰った……

翌日──
『Aグループ』から『Hグループ』の決勝戦突破、本選出場者が8人ずつ、合計64人が闘技場の上に立っている。
右から『Aグループ』、左が『Hグループ』という順番で並んでいる。
『Hグループ』の後ろ、ユリーカはニヤニヤしていた、ユリーカは一目見た瞬間に相手の戦闘スタイル、利き腕、戦闘力等を確認出来る目を持っていた。
だが、後ろで全員が見えた所で、自分より強い存在なんていない、ましてや、リクやコウといった中級は精々八人位しか居ないと感じる。
そして、私より、弱く、そしてリクやコウより強い存在が一人居る、それはジェネレッド・Dだった。
彼は、名前が不明だが、レイグと同じ位強い。
ただ、≪ヤツラ≫を倒すだけの存在という、それは勿体無い、そう思ったが、彼は『≪ヤツラ≫を倒せるなら、それでいい』なんて言って、戦闘部隊に入らなかった。
前にも、こんな事があった、『ユリーカ以外の戦闘部隊がDを一気に攻めたら?』と、だが、答えは簡単、戦闘部隊が勝つ、このセカイは『戦闘』のセカイ……弱い訳が無い、そう思ったが、違う──たったのワンパン、たったのワンパンで、戦闘部隊が全員やられた──レイグもだ──たったのワンパンで倒れるなんて……!?ユリーカはそう思った、そして、Dは言った……『龍神愚スクリュー』と──たった、一回のパンチのスクリューで戦闘部隊全滅──だが、私の敵ではない、そう思いながら、ユリーカは、Dと一回手合わせしてみた。
完敗、ワンパンも、『龍神愚スクリュー』を放っても、ユリーカに当たらず、そのままDは負けてしまった、逆にユリーカはワンパンで仕留めた位だ。
あぁ、コイツもこんな位か、そう思いながら、溜息を吐く、だが、コウやリクではDに勝てるか、分からない、そう思いながら、空を見る、早く終われよ、司会……

「あぁ……長かった……」
肩をポキポキ鳴らすコウにリクは言った。
「まぁ、長かった事は認めるが、御師匠様の説教が長かったな……二十時間とか……」
「それは……耐えられない……」
グッタリとして、コウは歩く、すると、ユリーカと出会う。
「おっ、ユリーカじゃねぇか、司会者長かったな──」
「そうね、でも、慣れないといけないわね……」
そう言いながら、ユリーカは去って行った──リク達は見送る事しか出来なかった……
「どうしたんだろう……?疲れたのかな?」
「そうだろう?だったら、あんな素っ気無い態度は無い」
「そうだよね」
リクとリーナはユリーカについて話していた。
コウは欠伸をしながら、寮に向かった、リクもリーナも寮に向かった……
明日、対戦相手が決まる……
本選開始迄後少しだった……

Re: セカイ戦記 ( No.127 )
日時: 2016/04/14 21:19
名前: 彩都 (ID: hAr.TppX)  

翌日、闘技場内──
「今日、戦う相手が決まるな」
「あぁ、絶対勝つんだ」
リクとコウはそう言いながら、体を鳴らす。
モコの為に勝たなくては、どっちが優勝してもいいんだ、そう思いながら、リクは最終調整を終わらせる。
コウは、欠伸をしながら、司会者が来るのを待つ。
「来ないな、もう体を伸ばしきったのに──」
「大丈夫だ、落ち着いていれば、簡単に始まるさ、時間があるだけ、良い方だ」
「確かにな……」
そんな話をしていると、ユリーカが来た。
「やぁ、二人共、元気かな?未来の旦那様とチームメイトさん?」
「俺は元気だ」
ユリーカに対し、リクが返答した。
だが、ユリーカに対して、コウは言った。
「俺はお前とケッコンしないって!何度言ったら、分かってくれるんだ!?」
「でも、こんなスタイルの良い生娘を放っておくのも、男としてはダメなんじゃない?」
ユリーカはそう言いながら、自分の大きな胸を持ち上げる。
コウは、手を頭に置いて、溜息を吐いた。
「おいおい……男は胸だけには、惚れない、ちゃんと相手の女性の中身も見てるんだよ、外見だけが好きな男はダメニンゲンだぜ?」
そう言いながら、シニカルに笑うコウ。
「そう?男ってそんなもんだと思ったわ、では、一回戦で会いましょう?つまらない戦いを面白くしてね?」
そう言いながら、先に進む、だが、後ろを向いて、二人に言った。
「ねぇ、気をつけた存在は居るわ、ジェネレッド・D、その存在は、このセカイの中で最大の≪ヤツラ≫を倒した存在よ、強さは保証する、私より弱いけどね……」
そう言って、手を振る、リク達は、『ジェネレッド・D』に対して、少し驚いた、このセカイの≪ヤツラ≫を討伐した数が一番か……どれだけ強いんだ……?二人はその姿を想像した……

「リクー、コウー!もうすぐ試合が始まるよー!」
リーナが、連絡しに来てくれた。
「助かるぜ、リーナ」
コウがリーナの所に行く。
リクも遅れながらも、リーナの所に行って、三人で闘技場の試合会場へ向かった。
そして、闘技場の試合会場に向かった。
そして、司会者が現れる。
「レデイィィィィスゥゥゥ・エェェェェンド・ジェェェェェェントルメェェェェェェン!!!!!!遂に闘技場、本選開始です!さぁ、優勝するのは、誰なんだぁぁぁぁぁ!!!???」
「遂に、始まったか……」
そう言いながら、リクは喜ぶ。
コウは、予選よりも、闘技場の観戦者が多い事に驚く。
「何なんだよ、この集まりは!?まるで、この本選が本物の感じがするぜ……!」
「そうだな……!!」
二人はそんな会話をしていた。
すると、司会者はとんでもない事を言った。
「では、まず、『Iグループ』と『Jグループ』に分けます」
「「えぇ!?まだ分けるのか!?」」
二人の声が重なる。
「そうなのです!真の決戦はグループを勝ち進んだ最後の8人なのです!『Iグループ』と『Jグループ』、それに勝ち進んだ、『Iグループ』の16人と『Jグループ』の16人が8人に分かれて『Kグループ』、『Lグループ』『Mグループ』『Nグループ』に分かれて、戦います!そして、四つのグループでトーナメントに勝った、二人──つまり合計八人が、ラストトーナメントに出れます!そして、ラストトーナメントに勝ったモノが、闘技場優勝です!」
その話を聞いて、観客は喚く、叫ぶ、喜ぶ。
「……まさか、そんなに壮大な戦いだったとは……」
「俺達……場違いな気がするんだけど……」
リクとコウはそう言って、溜息を吐いた。

「では、グループ発表です、トゥダ・リク選手は、『Iグループ』、ジェネレッド・D選手も『Iグループ』です、ショウ・コウ選手は、『Jグループ』、ユリーカ・アトランザム選手も『Jグループ』です、後は……」
ユリーカはコウを見て、ニヤニヤと笑う、やっと、戦えるかもしれない……そう思った瞬間、『ハヤクタタカッテミタイ』と感情が支配される。
だが、そんな感情は早くも切り捨てる、だって、簡単に戦えるかもしれないからだ、我慢はしなくてはならない、そう思いながらDを見た。
リク君は、Dに勝てるかな?そう思いながら、深呼吸をした、だって、最後に勝つのは私だから……

「長いなぁ、俺達は勝てるのかな?リク?」
闘技場の帰り道、リクに問うコウ。
リクは言った。
「知らないが、やるだけの努力はしようぜ?」
「確かにな……頑張って、優勝するぜ!」
右手を思いっ切り上に上げる、コウの目はキラキラしていた。
その目にリクは笑った。
「何だよ、何笑ってんだ?」
コウが気付いて、リクに言う。
「何か、顔についてるか?」
「いや、何だか、面白かったからさ」
そう言いながら、寮に近付いた。
そして、三人は別れた。
すると、コウの前に仮面の男が現れた。
「久しいな、お前」
そう言うと、仮面の男も言った。
「確かに、御久し振りですね、では、アゼル選手の時を覚えていますか?」
「確か、それって『気』がどーとかーって奴か?」
「はいそうです、貴方に教えますよ、『気』の使い方を──」
「えっ?使い方?」
コウは目の前で、風が発生して、驚く、周りには何も無いのに風が起きている事に不思議に思う。
「普通の人には見えないんです、『気』という物は──まるで、目の前に風が感じる程度の認識です」
そして、仮面の男は言った。
「アゼル選手も『気』を使って、コウ選手と戦っていたんですよ」
その発言を聞いた瞬間、コウは驚いた。
「アゼル選手は、『気』を飛ばす事も出来ましたから、触れずに攻撃している様に見えたんです」
それを言われて、ハッと気付く、確かに『気』という物を飛ばしたら、誰にも見えないから、空振りでも、当てられる──そう言う事だったのか!
そして、仮面の男は言った。
「そして、その『気』を早く習得出来る様、特訓しましょう、時間は無いんですよ、『気』を使わないと勝てない様な敵ばっかなので」
そう言いながら、仮面の男は進む、コウもそれに着いていく、どんな特訓をするのか、少しドキドキしていた。
果たして、コウは『気』を習得出来るか、それはまだ分からない……

Re: セカイ戦記 ( No.128 )
日時: 2016/04/18 22:59
名前: 彩都 (ID: 3KWbYKzL)  

「まず、そこに立って下さい、話はそこからです」
コウは言われるがまま、大きな樹の前に立って、深呼吸をした。
すると、仮面の男は、『フンッ!!』と言った後、右手で人差し指、中指を合わせて、コウの両眉の間の少し上──額の丁度真ん中部分に人差し指、中指を当てる──すると、今迄見えなかった物が見え始めた──仮面の男の人差し指と中指から、綺麗な光が見えた、他にも、仮面の男が、体に纏っている何かも見えた──
「おいおいおいおい……何だよこれ……!?お前、何を纏っているんだ……?」
「それは嬉しいです、これで貴方も『気使い』です」
「えっ!?凄い特訓して、得る物じゃないのか!?」
「それは私だけですよ、基本、『気使い』は伝播出来ますからね……」
そう言いながら、仮面の男は自分の『気』を高める。
「こうやって、特訓する事で、『気』を高める事が出来ます、そして、特訓の仕方で、『気』の使い方がある程度分かり、そして、自分の『気』の特徴を掴んで、それを上手く使える様に特訓します、それからー──」
「待て待て待て待て!少しはゆっくり説明してくれ!『気』の特徴?使い方?それは一体何なんだ!?」
いきなりの質問攻めで仮面の男は慌てふためく。
「落ち着いて下さいよ……一気に説明しないといけませんので……『気』の特徴というのは、自分の『気』を知る事から、始まります──まず、『気』には、幾らかの種類があります、まずは、『攻撃型』──アゼルさんみたいな『気』の使い方ですね──二つ目は、『万能型』──私みたいに、体に『気』を纏った人の事ですね……次に紹介する防御型より、防御力が低く、攻撃力も低いですが、何時でも『気』を使用出来る型ですね──では、次が、『防御型』──『気』という物は、分厚く纏えば、その分防御が厚くなるんですよ、特に『気』の潜在能力が高いコウ選手なら多分『防御型』になると思われますが──そして、四つ目以降が確認不明、希少な人達です……まずは、『千闘型』──これはこのセカイで言えば、ユリーカさんの戦闘スタイルですね、『闘技場』では、まだ使っていませんが……この型は『戦う為だけの戦闘スタイル』と言った方が良いですね、『攻撃型』よりも強く、『防御型』より、強い『気』を纏います……基本的に『万能型』のハイブリット版とでも言いましょうか──次は、『絶無型』──これは今迄の情報の中では、一人しか発現した事はありませんが、謂れによると、『自分の限定した範囲の空間、及び視認した範囲を好きなだけ『削り取る』型』と言われていますね、これは私も見て見たいですね──六つ目は、『視確認型』──『気』を目に集中して、相手の身体能力や、相手の肉体の情報を手に入れる非戦闘の型ですね、『気使い』なら、ある程度は使えますが、相手が、どれだけ強いか位しか分かりません……相当頑張らないと身体能力や肉体の情報は見れないですね──次は、『解放型』──これは自分の肉体のリミッターを『気』で強制的に開ける、ただし、自分の隠された力の解放してしまうので、暴走してしまいます……もしもその型になってしまったら、気をつけて、『気』を使って下さいね──八つ目は『発射型』──『気』を『防御型』の様に分厚く作ってから、纏った『気』から、『気』を弾の様に放つ型ですね、アゼルさんのは、『拳で作った『気』を飛ばしている』ので、少しこの型とは違いますね──次は、『威圧型』──あまりの『気』の量に『気使い』でも、平伏します……因みに『防御型』より相当『気』は多いと思われますね……最悪コウ選手かも知れませんね──そして、十個目は、『究極型』──今迄に紹介した、九の型、全てを操れる型です、この型は、確認はされていません、ただの想像ですね、『こんな最強の『気使い』が有れば良いなー』感覚で創造されたらしいです──これで、『気使い』の『気』の種類は完了です、次は、『気』の種類です──これは『気』の特徴でも良いですが、まぁ、良いでしょう──『気』の種類とは、『気』を溜めたり、『発射型』の様に『気』を放ったりする為に『気』を溜める速さの事です、基本、『気』を溜めるのが遅いのは、『防御型』と言われていますね、まぁ、基本、一気に解放すれば良いんですけどね──で、これで『気』の特徴は終わり──」
ふと、仮面の男は、コウを見る、夜遅くなっていたので、立ちながらコウは寝ていた。
その光景を見て、仮面の男は言った。
「あーもー!何で聞いてないんですかー!?全くもー!!」
そう言いながら、仮面の男は、コウを背負って、寮に移動した……

そして、寮にコウを置いて、仮面の男は、自宅に帰った。
帰ったのは、モコが居る病院……
流石に暗いなぁ、そう思いながら、仮面の男はモコを見た……早く、コウ選手や、リク選手が、優勝しないと、モコさんは救えないですね……そう思いながら、隣の病室に向かった。
すると寝ていたのは、ユリーカだった、腕には、適当に巻かれた包帯があった。
「はぁ……汚い巻き方だ……」
そう思いながら、仮面の男はユリーカの包帯を巻きなおして、隣の病室に寝転がって考える。
まぁ、明日はもう少し詳しく『気』を教えよう……そう思いながら、睡魔に負ける……コウは、『Jグループ』、まだまだ時間はあるので、教えられる分だけ教えよう、そう思いながら、仮面を外して寝た……


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