複雑・ファジー小説

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セカイ戦記
日時: 2016/05/17 18:57
名前: 彩都 (ID: lKhy8GBa)

ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー

二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく

登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。

ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。

用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。

セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。

『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。

セカイ戦記 序章 、『運命』の仔

俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」

「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。

「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。

「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
 ・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。

「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!

そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…

セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘

妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。

※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。

コピペしていますから、消しても無駄ですよ?

Re: セカイ戦記 ( No.114 )
日時: 2016/03/22 16:45
名前: 彩都 (ID: w1J4g9Hd)  

今日は『Dグループ』の、三回戦だった……
じきに『Hグループ』迄すぐに始まるだろう……そう思いながら、涙を拭いて、外に出た。
外の廊下には、リクが待っていた。
二人が出てきて、リクは驚く。
「あれっ?何で、リーナの服が濡れているんだ?まさか漏らしたのか?」
そう言った瞬間、リーナに蹴られるリク。
「ぐえぇ!」
妖精は力が強いというが、足の力とかも強いのか……そう思いながら、リクは気絶しかけた……
「デリカシーが無いなぁ……乙女にそう言う話は禁句よ!」
「そう言うもんか?」
コウが聞き返す、『うん』と頷くリーナ。
そう言うもんかー……と思いながら、女性に対しての行動を改めようとするコウだった。
リーナが引っ叩いて、リクを起こして、闘技場へ向かった……

その後、コウが、リクに対して、水を零した、と言って、話は終わった。
遂に後半戦だな……我慢もあと少しだ……そう思いながら、試合を見るコウ……
(早く、コウの戦いが見たいぜ……)
そう思いながら、コウの戦いを待ち遠しいな、と思うリク。
(戦いって、≪ヤツラ≫以外はつまらないなぁ……御父様の時の方が凄かったなぁー)
そう思いながら、御父様の事考えるリーナ。
だが、その御父様の事を考えて、少し震えるリーナ……勝手に家を出たしなぁ……絶対怒ってるよ……もう、会いたくないなぁ……勝手にリク達と旅に出てるしね……
そう思いながら、空を見上げた……御父様も同じ空を見てたら良いけどね……
もう、あんな閉鎖的な場所には居たくないなぁ……そう思いながら、試合開始の銅鑼で気が付くリーナ……何考えてるんだろ……私……モコを助ける為に、私も何かしないと……!!そう思いながら、試合を見た……

試合が終わって、『Eグループ』の一回戦が始まった……かと思われた。
だが……可笑しな事が起きた……何と、一グループ64人の試合の筈が、8人……本選出場者と同じ数だったのだ。
これは可笑しな事だった……残り56人が居ないと言う事だった……だったら、何処にいるのだろうか?それは誰も知らない事だった……
「一体何が起きたんだ?」
リクが独り言の様に言うと、一つ上の座席のお兄さんが言った。
「君、知らないのかい?最近、闘技場の出場者──まぁ、予選出場者のみなんだけどね──襲われているんだって……まぁ、本選出場者は何も起きてないって話だけどね……トゥダ・リク選手でしょ?君って?」
「えっ?そこ迄有名か?」
リクがそう言うと、お兄さんが言った。
「そりゃそうだ、あの、副隊長レイグさんを倒したからなぁ……闘技場賭博で、君は新入りと言う事で、相当下だったが、レイグさんを倒して、急上昇したんだよ、今じゃ、30倍だよ……だから、もっと勝って、倍率を上げてくれよ?僕だって、賭けてるんだから」
「……賭ける……か……だったら、コウにも賭けてくれねぇか?俺とコウで、優勝準優勝を取るからな」
突然の発言で、コウも、リーナもお兄さんも驚く。
「なっ!?何言ってんだリク!?」
「そうだよ!賭けに走る気!?」
「小さい見た目で、すぐ負けそうだね」
「うっせぇ!黙ってろ!」
「ヒッ!?」
「いやいや……俺より強いもんなぁ……コウは、何たって、『確率』のセカイや『遊戯』のセカイで≪ヤツラ≫を一番倒してきたし、その場所でドンだった俺をワンパンで倒して、従わせてるもんな……相当お強い方ですぜ?この仲間のリーダーのコウ様は」
「なっ!?そんな口から出任せな……!?」
「な……何だって!?コウ君、そんなに強いの!?だったら、急いで、一番賭けなくちゃ!」
そう言いながら、お兄さんは走って消えていった……
「てめぇ!何て口から出任せな!?」
胸倉を掴みながら、コウはリクにキレる。
「……落ち着け……これは、一つの計画だ……賭けられたんなら、一部は俺達の方に入る……そこは分かるな?」
「えっ?まさか……」
口を押さえながら、リーナは分かってしまう。
「でも、出来るの?」
コウだけ置いてけぼりで、焦る。
「一体何なんだ!?」
すると、リクは言った。
「賭けに対して、最大のレートで行かせる……二人で、一番を取れば、相当な額の一部が、こっちに入ると思わないか?」
「……私もそう、思ったけど……出来るかなぁ……?難しいと思うよ……」
リーナが言うと、リクは言った。
「だから、あの、お兄さんを使ったのさ……あの人なら、コウの強さを流布しそうだったからな……これなら、勝っても負けても、少しはお金が入るって寸法さ」
「……その為だけに俺を使ったのか……」
「そうだな……もしも、二人して、100倍、1000倍のレートになったら、どうだ?相当な額が入ると思わないか?」
「考えてみれば、そうだな……リクが負けても、俺の方が上がり続けるしな……そして、リクも俺もお金が入ってラッキー……お前はやっぱ凄いよ……」
コウが、そう言うと、リクが言った。
「まぁ、御師匠様の受け売りだがな……」
そう言いながら、『Fグループ』の試合が始まった……俺の話で、上手く行くと良いんだが……そう思いながら、リクは試合を見た……コウの試合迄、もう少し……

Re: セカイ戦記 ( No.115 )
日時: 2016/03/22 16:46
名前: 彩都 (ID: w1J4g9Hd)  

そして、戦いが始まった……だが、最初の一戦目で、相手が、巨大な攻撃をして、残り55名が、気絶、もしくは、戦闘不能に迄、陥って、『Fグループ』の戦いは終わった……
とんでもない奴だな……三人はそう思った。
そして、その日は、あまりにも、あっさり終わったので、『Gグループ』もする事になった。
そして、『Gグループ』も、一回戦が終わって、闘技場での戦いは終わった……
そして、その帰り道……
「さて、酒場に行くか、レート確認をしないと……」
「それもそうだなぁ……」
「酒屋!?やっと行けるの!?楽しみだなぁ……」
リーが言うと、コウが言った。
「レートを確認するだけだからな……?何もしないぞ?」
「えぇー……しょんぼり……」
「まぁ、少しは飲み物も飲めば良いさ、雰囲気だけを醸し出そう」
「そうか?それならいいが……」
そう言って、三人は、酒屋へ向かう事にした……

「此処か……?」
「そのようだな……」
コウは、リーナの『この国の説明書』を借りて、周りをきょろきょろする、そして、見つけた酒場、『酒場 ディーラック』、その酒場に入る三人。
「いらっしゃい!お客さん!……何だ、闘技場参加者か……何が欲しいんでぇ?」
「今はいらないな……少し確認をだ……」
そう言いながら、大きな電子モニターを見る……『トゥダ・リク 86倍』『ショウ・コウ 29倍』だった……まぁまぁだろう……すると、一番上をリクは見た。
『ジェネレット・D 9085倍』……『戦闘部隊隊長 12089倍』……どんだけでかいんだ……俺達も此処に迄到達しないと……だが、何者だ……『ジェネレット・D』とは……?『D』とは……?
そう思いながら、コウが、飲み物を頼んでいた……リクも、飲み物を頼んだ……
「んで、どうするよ?一万倍に迄行く気か?」
と、コウが言う。
「まぁ、最終的には……」
そう言いながら、リクは飲み物を飲み干す。
「でも、凄かったね、名前が無いのに、戦闘部隊隊長って人は、一万倍って……」
「俺達は、相当低いな……だが、普通の参加者よりは高いと思うがな……」
そう言いながら、周りを見る……リク等を睨む存在が多い……
「どうする?もう、確認したし、離れるか?」
「それも良いだろ……よし、行こうぜ、早く、次に備えないとな……」
「あいよ」
「むー……まだまだ楽しみ足らないけど……また、今度来れば良いか……」
そう言いながら、不貞腐れながら、立ち上がるリーナ。
三人は、寮に戻った……今日のコウは、裏闘技場には出ないらしい、少しは、休憩も必要だ。

「うーん……早くしないと……モコの容態が変わるかもしれない……」
「確かにね……」
そう言いながら、リク、リーナは話す……
「でも、相当ダメージが酷いのかもしれない……」
「……その可能性もあるね……」
「でも、今は寝て、早めに闘技場の戦いを終わらせないといけない」
リクはそう言って、寝転がる……そして、考える……早く……戦いを終わらせないとな……
そして、リクは就寝した……
翌日……
「ふぁ〜あ……ん……?寝たのか……?」
そう言いながら、リクは目覚める……すると、リーナはもう起きていた……
「あっ、リク……起きたんだ……」
「あぁ……さぁ、コウを起こしに行こうか……」
そう言いながら、二人は支度をして、コウを呼んだ。

「何だか、めんどくせぇなぁ……さっさと、戦いが始まって欲しいぜ……」
「まぁ、仕方無いさ……」
コウとリクはそんな会話をしながら、闘技場に着く……
今日は、『Gグループ』の二回戦だった、この戦いが終われば、コウの試合を待つのみだった……
「遂に俺の試合かぁ……」
「何だか、強そうな感じがするんだが……」
リクがそう言うと、コウが笑う。
「アハハハハッ!それは無いって!」
そう言いながら、コウは笑いながら、歩く……すると、目の前のニンゲンにぶつかる……
「いてっ!おい、すまねぇ……怪我は……」
コウの目に映ったのは、巨乳の細身の少女だった……右目が青、左目が赤のオッドアイだった……彼女はマントに包まれている格好だった。
「……此方こそ、すまないな……前を見ずにな……」
そう言いながら、目にも留まらぬスピードでコウの肉体、腕の筋肉、足の筋肉等を触る……そして、少女は立ち去った……
「何だったんだ……?」
リクがそう言うと、コウは言った……
「あの女……何時の間に、俺の体を触って……」
そう言いながら、放っておいて、座席に座りに行く……
そして、少女は、短パンの股間を押さえて思った……
(……あの筋肉……あの、筋力……久し振りに濡れた!こんな事は滅多に無いのに……肉体が、本能が!あの少年に子を遺せ、と言っている!早く速くはやくハヤク!アイツと戦いたい!)
そう思いながら、急いで、トイレに行った……
リク達は気付かなかった……オッドアイの少女こそが、戦闘部隊隊長だった事を……
そして、『Gグループ』の二回戦が始まった……誰が勝って、三回戦に進むか分からなかった……
そして、『Hグループ』は誰が出るのか……コウは知らなかった……

Re: セカイ戦記 ( No.116 )
日時: 2016/03/24 20:56
名前: 彩都 (ID: s/G6V5Ad)

試合が終わって、リク達三人は、モコに会いに行く事にした。

「おーい、誰か居ないかー?」
コウがそう言うと、薄暗い部屋の中、医師が現れた。
「やぁ、今晩は……今日はどうしたんですか?まだ、戦いは続いているでしょう?」
医師がそう言うと、リクが言った。
「まぁ、そうなんだが……モコの容態を確認しにきてな……」
「そうですか、では、此方に」
そう言いながら、三人は医師に着いて行った……

「……モコ……」
リクが言う……そこに居るのは、安らかに眠るモコだった。
「結構安定していますね……もうじき、復活するんではないでしょうか?」
「そうか……有難う」
リクはそう言いながら、モコのおでこを下から上へ上げる……本当に心配している様だった……すると、コウが言った。
「そういや、幾ら支払えば、助かるんだ?」
「そうですねぇ……100万バトラス払えば、大丈夫でしょう……」
「100万バトラス……?」
リクが不思議そうに言うと、医師が言った。
「大丈夫ですよ、今回の闘技場での優勝賞金は200万バトラス……何とか、助かりますよ」
「そうか、それなら、良かった」
そう言いながら、リクは安心する。
後少し……後少し連勝すれば、モコを救える……!そう思いながら、拳を握る。
「まっ、もう良いだろ、リク、リーナ、戻ろうぜ?」
コウがそう言うと、二人は、うん、と頷いた……

そして、寮に着いて、コウは考える……裏闘技場は一度負けると、その日から、数日は出れないのだ、だが、もう、今日は出ても良い、と思う。
そう思いながら、寮の近くの大きな木の前に立って、待っていた……すると、仮面の男が現れた。
「……おや──コウ選手ではないですか」
「俺って、もう出れるのか、闘技場に……?」
コウが、不思議そうに言うと、仮面の男は言った。
「どういう意味です?裏闘技場は、負けたら、翌日は出れないだけですよ?二日後の夜から出れますよ?」
「何っ!?そうだったのか……」
一人でブツブツ言っていると、仮面の男は言った。
「誰から、その話を聞いたんです?」
「確か……屈強そうな男……名前は……ディゲスだった様な……」
その名前を聞いて、少し察する。
(ディゲスか……極悪非道の選手だったな……コウ選手が邪魔だから、そんな事を……)
その後、少しコウの話を聞いた仮面の男は、ディゲスに会いに行く事にした……

酒場に、ディゲスは居た……そして、その隣の席に仮面の男は座る、おまけにカウンター席だった。
「おい、ディゲス……コウに嘘言ったらしいなぁ?」
喧嘩口調で仮面の男は、ディゲスに言う……すると、ディゲスはコップの酒を飲み干してから、言った。
「でも、数日間、出れないって言うのは、半分真実だろう?なら、あまり、真実とは変わらないだろ?」
すると、仮面の男は、屈強なディゲスの襟首を掴む。
「おいおい、何だよ何だよ?俺と喧嘩かぁ?」
そう言いながら、コップの中に入っている、丸い球体の氷を手に持って、仮面の男の頭に投げつける。
「……それで満足か……?」
そう言いながら、怒気を篭らせる……すると、ディゲスは思った。
(──何で、氷が壊れないんだ……?)
そう思いながら、仮面に滴る雫をハンカチで拭う仮面の男……その瞬間、氷が破裂した。
「!?」
その、光景に酒場の皆は驚いた──何が起きているんだ?
「おっ!おい!お前、氷に何をした!?」
ディゲスが言った、すると、仮面の男は言った。
「何もしていないですよ?──ただ、氷の分子を驚かせただけ、ですかね──」
そう言いながら、右手に拳を作る仮面の男……
その瞬間、右の拳は、ディゲスの左頬をすれすれでかわしていた……
「ヒッヒィッ!」
「これで懲りたら、弱い人に虚言なんて吐かないで下さいよ……?」
「はっ……はい……」
そう言いながら、ディゲスは、少し漏らしていた……
同日の同時刻……コウは、その日の対戦に全部勝利した。
流石に、三連戦はキツかった様だが……

翌日……
「遂に、コウの試合だな……」
リクがそう言いながら、コウを起こす……
「んん──もう、そんな日にちが……」
そう言いながら、起きるコウ──身支度をして、コウは、外へ出た……

そして、コウを先頭にリク、リーナは歩いていた……
「今日は俺の戦いかぁ──楽しみだなぁ……」
そう言いながら、コウを歩いていく──すると、昨日の巨乳の細身の少女だった。
「うわっと!」
コウは何とか、体勢を立て直すが、巨乳の細身の少女は倒れた……
「おいおい、大丈夫かぁ?」
そう言いながら、手を差し出すコウ、その手を借りる巨乳の細身の少女。
すると、巨乳の細身の少女が言った。
「ねぇ、貴方って、『Hグループ』の出場者?」
そういうと、コウは答えた。
「そうだぞ、ショウ・コウって名前で登録してる」
そういうと、巨乳の細身の少女は喜んだ。
「えっ!?私も、『Hグループ』なんだ!お互い、健闘しましょう!」
そう言いながら、握手を求めた、コウは、普通に握手した──え?──
コウが感じたのは、巨人と握手しているかの様な感覚──コウは一瞬で悟る──コイツは強いっ!
「……ウッ!……って……い、コウってば!」
リーナが呼んで、我に返る──今、どれだけの時間が経った……?もう、巨乳の細身の少女は居なく、コウを呼んだ、リーナと、不思議がっているリクだけだった……後は観客……『Hグループ』……凄い事が起きそうだな……そう思いながら、コウは歩を進めた……リクもリーナも歩を進めた……

Re: セカイ戦記 ( No.117 )
日時: 2016/03/28 08:48
名前: りちうむ (ID: gp9wpgoS)



乳酸菌とってるうぅっぅぅ

オホホッホ

Re: セカイ戦記 ( No.118 )
日時: 2016/03/28 20:14
名前: こん (ID: /GGwJ7ib)

こんばんは。
こん、です。

ストーリーがきちんとしていて、面白かったです。
彩都さんの世界観がぐいぐい込められていて良かったと思います。

雑談掲示板のほうに感想載せさせていただきます。


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