複雑・ファジー小説
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- セカイ戦記
- 日時: 2016/05/17 18:57
- 名前: 彩都 (ID: lKhy8GBa)
ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー
二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく
登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。
ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。
用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。
セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。
『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。
セカイ戦記 序章 、『運命』の仔
俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」
「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。
「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。
「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。
「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!
」
そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…
セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘
妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。
※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。
コピペしていますから、消しても無駄ですよ?
- Re: セカイ戦記 ( No.66 )
- 日時: 2015/12/28 14:40
- 名前: 彩都 (ID: k9gW7qbg)
「……ん……?此処は……?」
コウが目覚めた、三人はコウを見ていた。
「起きたか……」
そう言いながら、リクは言う。
「あのまま気絶したのか……」
コウはそう言いながら、上を見た。
「ハァ……負けたか……この勝負は俺の負けだ……仲間になる……」
「そうか……」
勝ったか……そう思いながら、リクは安心する、すると、料理を作ったリーナが現れる。
「おまたせ〜、コウも起きたんだ……今から、用意するね」
そう言って、リーナは消える。
場所はあの空き家だった。
空き家の調理場は外へ出ないと、作れなかった。
すると、コウが言う。
「……んで、誰を妻にするんだ?」
リクは食べていた物を噴いた。
「カハッ、カハッ……誰とも付き合う気は無い、女子が多いのはたまたまだ、偶然だ」
それを言うと、コウは不思議がる。
「でも女子が多いのは不思議だなぁ?」
「女子が多いのは、たまたまだ」
リクはご飯を食べる。
すると、コウは言う。
「でも、一回見てみたいな……お前の雷神愚とやらをよう……?」
すると、リクは言う。
「良いぞ、じゃ、ショットを出す」
すると、食べ終えた容器を置き、右手で、雷神愚ショットを出す。
バチバチィ!と、電気の音がする。
「……すげぇ……どうやって、習得したんだ!?」
コウが聞く。
リクは言う。
「……俺の育て親だよ……俺は母親が≪ヤツラ≫の所為で死んだ……父親は居なかったから、何とか、≪ヤツラ≫の襲撃で生きていた知り合いのおじさんと暮らした……そのおじさんから教わったのが『雷神愚』シリーズだ」
「そうだったのか……俺は親父が≪ヤツラ≫を倒す専門で俺も親父から習っただけだ、後は親父よりも厳しい特訓を独学でしただけだ」
リクは驚く。
「独学か!?結構なダメージを受けたよ……やっぱお前強いよ」
すると、コウは言う。
「いやいや……雷神愚を使っていないリクに対しては負けてるだろ?だから、まだまだ強くない……もっと強くなって、≪ヤツラ≫をワンパンで倒せる位にならないとな……」
すると、リーナが来た。
「コウ、ご飯」
「有難う、リーナ」
そして、料理を食べる。
「うっっっっっま!!」
料理に感激するコウ。
「何なんだこれ!?美味いな!誰が作ったんだ!?リーナか!?」
コウは完全に感動していた。
すると、モコが現れる。
「『確率のセカイ』名物の料理、『ビラッゴ』よ……お手軽に食べれて、時間が無い時は重宝するわ」
薄いパンにレタスやトマトを巻いて、食べる……今で言う『サンドウィッチ』に似ていた。「何と!そんな料理があったのか……」
すると、リクが言う。
「モコはこの三人の中で、料理上手だ、リーナと二人っきりで旅していた時の料理は……」
リクとリーナは震えながら言う……
「「リク」リーナは料理が下手……」
…………周りは黙る、しか出来なかった……
そして、皆はご飯を食べ終わり、寝た。
翌日……
「よし……次のセカイに行くぞ……!」
「おぉー!」
とリーナ、モコが続いて言う。
そして元気が無い声がする。
「お……おぉ〜……」
その声の主はコウだった。
「どうしたんだ……?」
リクが聞く。
すると、か細い声で言う。
「朝は弱いんだ……元気が無い……」
「そうか……」
そう言いながら、コウを背負いながら、歩く。
そして、何とか、このセカイを出た……セカイの名は見てなかったが、次のセカイでは、『兄貴』に会いたくないなと思った……
その頃、その兄貴は……
「なーんか……弟の割には弱かった……本当に最強なのか……?」
兄貴は女と話していた。
「さぁ?でも、それは、前の話……今は生き残りが少ないから、分からないわ……でも、まだ、強い……」
すると兄貴が言う。
「バカは休み休み言え……まだ覚醒してないからな……俺等は覚醒しているが、アイツは覚醒のかの字も覚醒していない……本気で殺したら覚醒するかもな……いや、殺すなら、アイツの仲間か……?」
悪意に満ちた笑顔をする兄貴、それに対し、女は言う。
「気を付けろよ?一応は最強なんだ……毎回が本気でないと、お前が逆に殺されるかもな……」
そう言うと笑う兄貴。
「アッハッハッハッハッハハッハ!!言うねぇ言うねぇ!!俺は最強だ……いずれお前も殺して、最強になる……ちゃんと見ておけ!」
そう言って、兄貴は消える、それに対し女は……
「そんな事を言うから、お前は痛い目を見るんだ……本当に後悔しないんだな……」
そう言いながら欠伸する。
女は自由に欠伸する……まるで、自分が関係ないように……
そして、兄貴はイライラしながら壁を殴る、壁は簡単にブッ壊れる……
「アイツは何故、覚醒しない!覚醒しないと、俺が楽しめない!」
そう言いながら兄貴はイライラする。
「早く覚醒してくれ……!俺が覚醒させるしかないのか……?」
兄貴はイライラしながら考える、多分その様な方法しかないのだろう……そう考えながら、部屋に篭った。
そんな事は露知らず、リク達は次のセカイに向かった……
リクは未だに『兄貴』の存在が信じれなかった……
セカイ戦記 第四章完
第五章に続く…
- Re: セカイ戦記 ( No.67 )
- 日時: 2015/12/31 16:55
- 名前: 彩都 (ID: SqYHSRj5)
セカイ戦記 第五章 『魔法』
リクの『兄』という、奴と、コウに出会った『セカイ』から、少し進んだ所……
「道程長いなぁ〜」
一人で歩き出したコウが言う。
「まぁな……足が棒になる日もあったな……」
リクが言う、次にリーナが言った。
「まぁ、私は浮けるから良いけど♪」
「私もね〜」
続けて、モコも言った。
「良いなぁ〜、俺も魔法を使えたら……炎系を使いたいのに……」
そういうコウに対して、モコは言う。
「それは分からないわ……人それぞれに魔法の得意不得意はあるから……まず、一人一人に得意な魔法、不得意な魔法があるの、まぁ、私は光と、火の魔法を主に使うけど……水や、雷等も使えるわ……まぁ、闇や自然の魔法は使えないけど……」
モコは説明する。
「成程な……あんまり気にしてなかった……」
コウは、腕を組んで考える。
「凄いなぁ……魔法は……」
コウは感慨深くなる。
「魔法は、『光、闇、自然、火、水、雷、風、氷、融、壊』の十個、これを十大元素というの、これの上に『究極魔法』……今では『キンキなる魔法』とか、言う言い方になってるわね」
モコは説明する、詳しい教え方だった。
「よく知っているな、モコ」
リクは褒めた、すると、モコは少し照れる。
「いやぁ、そんなんじゃ……ある程度、勉強しただけだよ……独学って言うの?」
ウフフ……と、笑って照れるモコ。
リーナはモコを見て、思う。
(まさか……モコはリクの事を……?)
頭をブンブン振って、そんな妄想を振り切る。
全く何を考えているんだか……?
そう思いながら、次のセカイに行く。
そして、歩く……街が見える……もう次のセカイだった。
「次のセカイか……少し短かったな……」
そう、リクが言うと、モコが抱き付いて言う。
(あんな駄肉押し付けないでよ……)
自分の胸を見て、悲観しながら思う……、モコは巨乳なので、対抗意識があった。
でも、妖精はあまり成長しないから、悲観しても無駄だが……
そう思いながら、次のセカイに行った……
≪ヤツラ≫に侵蝕されていないな……そう思いながら、リクは人が一杯居る、セカイ、『遊戯』のセカイに来ていた……
このセカイは遊びのセカイだった、遊園地や観覧車……大人、少年少女、子達が楽しめるセカイだった。
仕事をしている人達も顔は笑っている、そして、周りの人と遊んでいたりしていた。
「これは……明るいセカイだ……こんなに笑っているなんて……」
リクは驚いていた。
「ここスゴーイ!遊ぼう!皆!?」
リーナが喜ぶ、コウは言った。
「はしゃいでるなぁ……でも、少しは気を休む事も良いぞ……リク、此処で、少しは休憩をしよう……気を張っていると、筋肉が強張ってしまうぞ?」
それを言われ……ハァー、と溜息を吐き、渋々言う。
「……分かったよ……流石に服も汚れたり、疲れていたりする……夜になったら、ここに集まろう……良いな?」
そう言うと、女子は『ハーイ!』という、コウは、『折れたな……』と言って、四人は別れた……
女子PART
二人は服を洗う序でにお風呂に入った。
「ふぅ〜……暖かい……」
リーナは母の暖かさに触れる様な感じでお風呂のお湯の温度を感じた。
「はぁ〜……懐かしい……」
モコは『確率』のセカイに居た時と同じ温度に近いお風呂の湯に対して、懐かしむ……
すると、話題は出生地の話になった。
「そういや、モコは何処で生まれたの?」
すると、モコは黙る……
「それが、……最後の私のこの旅の結末かな……?」
そのセリフにリーナは不思議がる。
「どういう事モコ?」
モコは言う。
「つまりはさ……私は何処で生まれたか知らないんよ……気が付いたら、魔法省で魔法の特訓してたから……まぁ、正確には違うんだけど……」
ハハハ……と空元気な笑いをするモコ。
すると、リーナは言う。
「正確には違う……?」
モコは言う。
「そう……私は記憶を消された……魔法省に行く前の記憶を……とりあえず、予想なんだけど、私は魔法を使う魔力の量が……多いのよ……≪ヤツラ≫を倒す為に作られた……≪ヤツラ≫駆逐用魔法使いに……」
肩を震わすモコに背中を撫でるリーナ……その震えは未だ消えなかった……
風呂場から出て、少しはその震えは消えた……だが、リーナは、モコの背中を見て、もっと驚く。
背中には謎のマークが浮き出ていた……これは……魔法省のマーク!?……これは、前のデザインだ……そういえば昔の魔法省は人体改造なんて、普通にやっていたとか、聞いていたけど……まさか、モコも!?
そう思いながらも、魔法省に苛つく……何でこんな事を……?
完全にイライラした……すると、モコが言う。
「どうしたの……リーナ……?」
「あっ!いや……何でも……」
リーナは顔を逸らす……流石にそんな事は言えない……
そして、リーナは何も言えずに、浴場から、二人は出た。
そして、急いで、集合場所に集まった、だが、誰も居なかったので、少し、食べ物観光する事にした。
そこの食べ物は美味しかった、相当堪能した……
女子PART 終了
- Re: セカイ戦記 ( No.68 )
- 日時: 2016/01/04 19:16
- 名前: 彩都 (ID: EZ3wiCAd)
男子PART コウPART
「……てか、広いなぁ……」
そう思いながら、コウは進む。
そういや、こういう所は、母さんと親父と来たっきり、一度も無いなぁ……そう思いながら、回想する。
小さい頃、まだ、≪ヤツラ≫があんまり、俺のセカイを襲撃しなかった時期だった……
俺は一度、此処によく似たセカイに来ていた……そして、俺は遊具に乗ったりして、楽しんでいた、俺の楽しむ顔を見て、母さんも親父も、喜んでいたなぁ……
そんな回想も束の間、それからすぐに≪ヤツラ≫に俺のセカイは襲われ……母さんは死に……親父も、足を負傷し、≪ヤツラ≫を倒す為の足や、歩く術を失ってしまった……何とか、生きていたから、俺は親父に足技は有る程度習っていたから、上半身の特訓を頼んだ、まぁ……俺も此処迄強くなったのだが……リクにやられて、気が付いた……まだ、特訓が出来るじゃねぇか……と……
そう思いながら、俺は特訓を今も続けている……
とまぁ……ここら辺で回想は止めて……俺は、今、とある場所で立ち止まっていた……
リーナと、モコが入っていた、お風呂だった……そういや、俺も風呂入っていなかったなー、とか、思っていた……まぁ、汗をかいて、スッキリするか……
そう思いながら、風呂に入った……
すると、コウの目の前に入ったのは……大きな浴場だった……外はこじんまりとしている、お風呂屋だったが多分、空間魔法とかでも使っているのだろう……そう思っていた。
空間魔法は、その限定的に決めた場所の空間を弄る魔法だ……もっと簡単に言えば、『広く感じる、狭く感じる』という様な感じだろうか……
コウはいきなり、湯船の中に入った、熱い!!急いで、湯船から出る。
熱過ぎるだろ!?何考えてんだ、此処の管理人は!?そう思いながら、少しずつ、ゆっくり……ゆっくり……ぬるま湯から入った……温かい……これが普通だよ……そう思いながら、ゆっくりと、肉体に湯を染み込ませる……
そして、お風呂から出て、外に出る……さて、何をしうるか……そう考えていると、女性が叫んだ、少し遠かったが、聞こえた。
「誰かぁ〜!?引ったくりよぅ〜!!」
その声が聞こえ、コウはすぐさま、駆けつける。
「おい!おばさん、どうしたんだ!?」
すると、おばさんは言う。
「引ったくり……あの、黒い格好の……」
コウは視認する……黒い格好……黒い格好……あっ……あれか……
格好は、黒い帽子に黒い、服だった、ズボンは灰色に近かった。
コウはすぐさま、駆けつけ、その黒い格好の存在を蹴った。
「ぐえっ!?」
黒い格好の、その声は少し、男よりも高かった……って、コイツ女かよっ!?
コウは驚きが隠せなかった。
「よくも私を……殺してやる!!」
女は、帽子を脱ぎ、顔を見せる……案外綺麗だった……そんな女が存在してしまうセカイか……と、コウは少し溜息を吐き、思った。
早く倒さないと……
そう思っていると、女が先に動いた、懐から、ナイフ的な物を出す……その物をコウの心臓に刺そうとする、コウは軽々、右にずれる、それを見越して、女は、下から、アッパーの様な感じで、ナイフ的な物を振り上げる、それもコウは軽々後ろにずれる、それも見越してか、ナイフ的な物を上から下に振り下げながら、コウの胴体に押し込もうとした……コイツ……何もんだ……!?コウの中で、少し渦巻いた、女の謎……どうせ、俺みたいに格闘系統が得意な奴か……そう思いながら、足先で、ナイフ的な物を持つ手首を蹴る、そして、女は痛がった、ナイフ的な物は後ろに飛んで、地面に突き刺さっている。
そして、女の痛がってる手首と甲を踏む。
「これで分かったろ?引ったくりも、殺す事も止めろ、普通に良い顔してんだから、何か、良いお店で働けよ……」
すると、コウはおばさんを呼んだ。
「おばさん、何か仕事してないのか?」
おばさんは言う。
「まぁ……経営者といいますか……何と言いますか……店長とか……ですかね……?」
すると、コウは言った。
「だったら、この女をおばさんの店で、働かせてくれねぇか?」
多分、コウのこの発言で、周りの皆は固まったろう……一番驚いているのは、黒い格好の女だが。
「この女は随分と可愛い……だから、俺の顔に免じて働かせてくれねぇか?」
すると、女は言った。
「なっ!何で、見ず知らずの人間に貴方は底迄するのよ!?」
女は不思議がっている。
すると、コウは言う。
「だから何だよ?そこはどうでも良いんだよ、最終的に知りたいのは結果のみなんだよ、俺達はどれだけ良い人生を歩めるか……それが良い結果になれば良いんだよ」
そう言うと、女は泣いていた……すると、立ち上がって、おばさんに頭を下げる。
「すみませんでした……ぜひ、貴方のお店で働かせて下さい……御願いします……」
「……」
おばさんは黙ったままだ。
そして、コウも頭を下げる。
「頼む!おばさん!コイツをおばさんの下で働かせてくれねぇか!?頼む!」
そして、おばさんは渋る……だって、引ったくりをした女を自分の下で働かせるからだ……そしておばさんは言う。
「……分かったわ……この引ったくりは不問とするから、私の下で、しっかり働きなさい!!」
すると、女は喜んだ声を出す。
「はっはい!有難う御座います!!」
そして、就職出来た喜びで、周りの人達も騒ぐ。
その騒ぎから、コウは離れる……そして騒ぎが無くなった頃、女はコウを追いかけて、見つけて言う。
「あっあの……有難う御座いましたっ!!」
そういうと、コウは言った。
「良いよ良いよ……んじゃーな、俺は急ぎの用事があるんでな……」
コウは去っていく、すると、女が聞いてきた。
「あっあの!名前は教えて貰えないですか……?」
すると、コウは言った。
「名を名乗る程ではねぇよ……」
そう言って、去った……
女には、コウがカッコよく映ったと言う……
コウPART 終了
- Re: セカイ戦記 ( No.69 )
- 日時: 2016/01/07 16:30
- 名前: 彩都 (ID: zJcpcAby)
男子PART リクPART
リクは悩んでいた……
さて、どうするべきか……?やる事も無いし、こういう所にも来た事が無かったからだ。
とりあえず、観覧車によく似た乗り物、『ラガーシャ』に乗った。
一人で乗ってみる……ゆっくり、ゆっくりと、上に向かって進んでいく。
……何が楽しいんだ……?こんな回転する物にはしゃぐ子が分からない……そして、後ろを見た……母と、小さい子がとてもはしゃいでいる……母が居れば楽しいのか……?
すると、前を見た、父と小さい子がはしゃいでいた……父も居れば楽しいのか……?
そして、下を見ると、父と母と、小さい子がはしゃぎながら、ラガーシャに乗ってきた。
……家族が居ると、楽しいのか……?リクは段々不思議に感じてきた……
ラガーシャを降りて、次にリクは回転する、コーヒーカップによく似た乗り物、『リーグレット』に乗った。
これも一人で乗った。
これも楽しくない……何でなんだ……?そう思っていると、母と乗っている小さい子が居た……母と乗って、楽しいのか……そう思っていると、父と乗っている小さい子も居た……父と乗っても楽しいのか……!?
そう思っていると、父と母と小さい子が乗ってきた……おいおいおいおい!?これって、俺一人で楽しむ物ではないな!?
段々そう思ってきた……そう思っていると、小さい子達が二人乗ってきた……えっ!?子達でも遊べるのか、これは!?
少し混乱しているリクだった……リクはリーグレットから、降りて、次の場所に行った。
……これは……
リクが見た物は回転する馬の乗り物、『フクロニア』だった。
金色の尻尾を身に纏いし黄金の馬のフクロニアを回転させた乗り物だった。
こういうのって、リーナの世界にありそうだな……そう思っていた。
まぁ、乗る気はなかったので、次に進んだ。
次に着いたのは、ジェットコースターの様な物、『ロイ−ア・ナーガ』だった。
何時も見て、その速さに目が慣れたから、乗りたくもない乗り物だった。
そして、また次に移動した。
次に着いたのは、四人の集合場所だった。
見る物も、やる事が無いので、待つ事にした……まるで、家族の父親の様な立場だった……待っていると、リーナ、モコが来た。
「あっーーー!!おっそーい!リク!どこ歩いていたの!?」
それを言うのはモコだった。
手には、お菓子を持ちながら言う。
「待つの疲れたんだから!!ねぇ、リーナ!?」
そういうモコにリーナも言う。
「うんまぁ……確かにね……」
そういう二人に対し、リクも言う。
「俺だって、ここには来たくなかったよ……やる事も無いしな……まぁ、人間観察位は出来たがな……」
そういうと、リーナが不思議がる。
「人間観察って?」
リクが言った。
「まぁ……簡単に言えば、この世界には色んな人間が居るなぁ……って事さ」
リーナが言った。
「よく分かんない……」
そう言うと、モコも言う。
「私も〜意味分からないわ〜、高度過ぎて……」
「そうか……」
そんな事を言っている間にコウがいた。
「……お前ら、何の話してんだよ……?」
すると、モコが言った。
「大人な話題〜?」
「語尾にハテナを付けるな!」
コウはツッコみながら、言った。
「さて、どうする?もう進むか?」
モコは言う。
「まだ良いんじゃない?もう少し休憩して?明日行けばいいし……」
そういうとリーナが言った。
「モコの言う通りじゃない?今日はこのセカイに泊まろう?」
すると、リクが言った。
「それもそうだが……敵が来ないとも限らないし……まぁ……今日は休憩でいいか……」
すると、女子二人は感激する。
ハイタッチもしていた、余程、ここが気に入っているのだろう……
そう思いながら、マイルから、たかった金を使う事になった。
まぁ、基本あまり使ってないから、まだ余っているが……
このお金は、リーナの、特殊道具『ナンデモハイルーン』に入れていたので、安心だ……ナンデモハイルーンを落としたら、大変だが……
そう思いながらも、何とか、落としていなくて、安心した。
今日はこのセカイのホテルに泊まる事にした。
男子組と女子組に分かれた……
男子PART
すると、コウが言った。
「なぁ、何か無いか?面白い話?」
突然の事に驚くリク。
「もしも持っていたとして、俺はそれを話せ、とお前は言うのか……?」
不思議がりながら、リクは水を一杯飲む。
そして、コウが言った。
「もしもそうだ、と言ったら、どうする?」
リクは言う。
「持ってない……一つたりともな……」
そういうリクにコウは言った。
「マジかよ!?そんな人間居るんだな……」
とても驚愕している様だった。
「何で、そこ迄、驚くんだ……?このセカイには、色んな人種が居るのに……無くてもいいだろ」
そういうと、コウは言った。
「いやいや……俺は色んな旅人を知っている……その旅人達は色んな面白い話を持っていたぞ?お前が無いって、相当悲しい物だぞ?」
そういうと、リクは言った。
「だが、怖い体験はあったなぁ……」
すると、コウは食いついてきた。
「それって何なんだよ!?」
- Re: セカイ戦記 ( No.70 )
- 日時: 2016/01/11 18:23
- 名前: 彩都 (ID: 6FfG2jNs)
リクは言う。
「うーん……雷神愚の事なんだが……」
すると、コウは喰い付いてきた。
「おおっ!雷神愚の事か!?何なんだ!?」
すると、リクは渋る様に考えた……
「まぁ……怖かったって言うか、破壊して、怖かったって感じだが……」
すると、コウは不思議がる。
「……一体何なんだ……?何を壊したんだ……?」
コウは不安がった。
そしてリクは言った。
「あれは、雷神愚の特訓の時……」
そして、回想する……
雷神愚等の元素である雷は、良く移動する……なので、一部分に溜める事は難しい……だから、起きた事件である……
「うりゃあ〜……!雷神愚ショットぉ!!」
少年リクの拳は電気を纏った後、すぐ消える……それに地団駄する少年リク。
「何でだよ!?何度特訓しても、雷を纏えない……!?何でだ!?」
少年リクは悩む。
そして、少年リクは思った……実践が一番だと……いま、少年リクの御師匠様は今は居ない……その間に行こう……そう思って、少年リクは山から、街へ降りた……
そして、その時……少年リクと山賊はぶつかった……そして、その山賊のボスと少年リクはぶつかってしまった……
「いってぇ!?何処見て歩いてんだ!?」
少年リクが言うと、ボスは言った。
「コイツは……ただのガキか……よくも俺にぶつかったな……おい、やれぇ!」
ボスは数人の手下に命令を下す、そして少年リクに襲い掛かるが、、簡単に手下を倒した。
「これで終わりか?」
少年リクが言うと、ボスが動いた。
「お前強いな……俺が直々に殺してやる……!」
そう言うと、木で出来た槍(木の先端を鋭くした物)を投げる。
だが、それを少年リクは掴んで、折った。
「お前……強いのか……?」
少年リクは、不思議がる、すると、いきなり、少年リクの頭が殴られた……えっ……?そう思った時はもう遅かった……何時の間にか、少年リクは目の前を横に見ていた……あれっ?地面が俺の頬に……?
すると、起き上がった手下が喋る。
「やっぱり、あのガキ、混乱してる!あのなぁ、ボスは『闇』の元素を持っている!お前の影に潜り込んで、そこから登場して、お前の頭を攻撃したって訳さ!!」
「おい!言うなよ〜」
ボスは照れながら言う。
成程な……『闇』か……そう思いながら、体を蹴られる。
痛い……殴られる……痛い……そう思ってきた……すると……体が熱くなってきた……特に心臓が……何でだ……すると、力が沸いて来た……これなら、アイツも……
そう思って、いきなり立ち上がった……ボスは驚いている……
「何で……何で……起きていられるんだ……!?」
すると、一気に右手に雷が溜まってきた……これなら……打てる……雷神愚ショットが……!!
そして、一気に、ボスのむき出しの腹に右手を押し出した……そして少年リクは言った……
「雷神愚ショットぉぉぉぉ!!!!」
少年リクの拳……雷はボスの体を貫き、何処かへ放散した……
……何とか……打てた……まさか、これが実践となるとは……
そう思いながら、膝を突いた……まぁ、勝ったし……良いか……
そして、ボスを手下達が引っ張って行った……
その後、その先の実践が無かった……そして、御師匠様と少年リクが住む家に向かった……
だが、何だか、焦げ臭い……何でだ……?
そう思った時、少年リクは驚いた……自分の家が燃えているではないか!燃えている部分の周りを見ると、微かに電気が走っていた……因みに電気は自分の物によく似ていた……って事は……?
自分が打った……雷神愚……ショット……?
それに気付いた時には遅かった……後ろに御師匠様が居た……まぁ……怒られたけども……『よく雷神愚を打ったな……』って、褒められて、頭撫でられたよ……
……と、リクは言った。
すると、コウは驚いていた。
「雷神愚にそんな話が……」
リクは頭を掻いた。
「まぁ……大変だったよ……木で家を作っていたから……作るのが大変って言うね……そういや、あの時のボスは生きてるかな……?相当強く出したから……生きてるかな……?」
そう思いながら、水を飲んだ……
その頃、マイルは……
「ハックション!!何なんだ……お腹が痛い……」
マイルは自分のお腹を見る……禍々しいハンマーで殴った様な感じの丸い傷があった。
「そういや、あのお金を奪った少年……何処かで見た事が……?まぁ、気の所為だろう……もう寝るか……」
そう言って、マイルは寝た……あの時殴られたのは、マイルだったのだ……それをリクは知らない……
そして、リクは言った。
「なぁ、コウ……流石に寝ないか?とりあえず、次のセカイに行かないか?」
そういうと、コウは笑う。
「おいおい……流石に次のセカイは早過ぎないか……?もう少しのんびりで良くないか?」
すると、リクは言った。
「いやいや……早くないぞ……≪ヤツラ≫で苦しんでいる人達も居るんだ……成るべく急がないと……」
すると、コウは言った。
「分かったよ……コイバナとかしたかったが……まぁ、寝るか……」
こうして、コウは寝た、それに続き、リクも寝た。
男子PART 終了
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