複雑・ファジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- セカイ戦記
- 日時: 2016/05/17 18:57
- 名前: 彩都 (ID: lKhy8GBa)
ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー
二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく
登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。
ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。
用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。
セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。
『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。
セカイ戦記 序章 、『運命』の仔
俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」
「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。
「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。
「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。
「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!
」
そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…
セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘
妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。
※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。
コピペしていますから、消しても無駄ですよ?
- Re: セカイ戦記 ( No.276 )
- 日時: 2017/08/24 21:45
- 名前: 彩都 (ID: npB6/xR8)
いや、一つだけ方法を思い付いた。
圧倒的、圧倒的力で捩じ伏せれば良い。
『巨大な胸を持つ存在』はそう考えて、一気に口から息を吐く。
この行動がどうかは分からないが、一種の気合入れ、というのはユリーカにも理解出来た。
そしてユリーカは一瞬だけ厭な予感がしたので、『気』を急いで全身に纏って防御態勢を取る。
するとその瞬間だった、ユリーカの前に『巨大な胸を持つ存在』が立っており、『巨大な胸を持つ存在』はユリーカの腹部を殴った、いきなりの瞬間移動でユリーカは驚愕し、奥へ飛ばされる。
そして壁にぶつかって、壁が瓦礫となる、ユリーカは何とか『気』を纏っていたから肉体的ダメージは少なかったが、壁にぶつかった時の衝撃が強過ぎて、頭がくらくらした。
「はぁはぁ……何つーダメージ量だよこれぇ?」
「フンッ……中々しぶとい奴だ」
「うるせぇやい!てめぇに言われる筋合いは無い!さっさとDとリクに謝りやがれ!」
『巨大な胸を持つ存在』が瓦礫の中のユリーカに言う、ユリーカは『巨大な胸を持つ存在』を指差しながらDとリクの事を言う、だが『巨大な胸を持つ存在』は鼻で笑って言い返す。
「はぁ?何故ぇ?私にやられて傷ついただけなのに何で謝らないといけない?可笑しいじゃないか、『私にやられて傷ついた方が悪い』のだ、もっともっと特訓して強くなれば良かったものの……」
「巫山戯んな!Dだってリクだって、まだまだ成長途中だぁ!まだまだ弱いのは仕方ねぇだろぉがよぉ!」
『巨大な胸を持つ存在』の発言にブチ切れたユリーカが反論する、そして体の痛みを我慢して、ユリーカは瓦礫の中から飛び出して『気』を纏った右手で『巨大な胸を持つ存在』を攻撃する、『巨大な胸を持つ存在』は左腕の前腕部分を使用して、ユリーカの右手の攻撃を防御する、防御する、防御する、だが『巨大な胸を持つ存在』だって生き物だ、左手にも限界が来る、ユリーカの攻撃を受けていると『巨大な胸を持つ存在』は自分の左手に強い痛みを感じた、『巨大な胸を持つ存在』は厭な予感がし、後方に移動して素早く左手を確認する。
すると『巨大な胸を持つ存在』の左手前腕部分は罅が入っており、これ以上ユリーカの『気』の纏った攻撃を受けると折れる可能性が高かった。
「くっそ……ガキがぁ……!舐めやがって、私だって反撃してやる!」
『巨大な胸を持つ存在』はそう言って、ユリーカに反撃する為に突進する、ユリーカは『巨大な胸を持つ存在』の突進を見て、どう攻撃するかを考える。
そういえば今さっき左手を押さえていた、と言う事は左手は使わない可能性が高い、ならば右手で攻撃する可能性の方が高いよな、と考え、左手で『巨大な胸を持つ存在』の攻撃を受け止めようとする。
だが、ユリーカの読みは外れ、『『巨大な胸を持つ存在』は押さえていた左手でユリーカの顔面を殴った』のだ。
使わない、と予測していただけあって、『巨大な胸を持つ存在』の左手の攻撃を受け、ユリーカはその場で少し後方に下がってしまう。
「いってぇ……」
『巨大な胸を持つ存在』がそう言う、やっぱり右手で攻撃した方が良いんじゃないか?とユリーカは思うが、『巨大な胸を持つ存在』がユリーカに向かってもう一度突進を仕掛けてくる。
またかよ!?と思い、今度はどの手での攻撃をするのか?と考える、今さっき左手で攻撃し、左手を押さえて『いってぇ』と言っていた、と言う事は今度こそ右手での攻撃だな!と考える、そしてユリーカは左手で『巨大な胸を持つ存在』の攻撃を受け止めようとする、だが、『巨大な胸を持つ存在』はもう一度同じ手を使用し、『左手でユリーカを攻撃した』のだった。
そしてそのまま『巨大な胸を持つ存在』はユリーカの顔面を殴りながら近くの電信柱にぶつける。
「カハッ……!」
「フフッ……!これでどうだ?」
『巨大な胸を持つ存在』はそう言って倒れるユリーカを見て、ほくそ笑む。
するとユリーカは殴られた部分を抑えて『巨大な胸を持つ存在』を見る。
「へへッ……中々やるなぁ、アンタ……!お前が殴って電信柱にぶつける瞬間に頭部に『気』を纏っていて正解だったよ……!いやぁ、すげぇなぁアンタ……本当に強いや、こりゃDやリクがボロボロになって負けるのも分かるわ」
「…………!?」
軽快に喋るユリーカを見て。『巨大な胸を持つ存在』は静かに驚愕する、な、何で!?こんなにも攻撃しているのに、気絶するような攻撃もしているのに……何で『傷は付いても気絶しない』んだ!?もしかしてこれが『気』というものか……!中々に凄いな、『気』という物は……!『巨大な胸を持つ存在』はそう思いながら額の汗を拭う。
「な、中々強いな……」
「まぁな、伊達に『このセカイ最強の女、ユリーカ』は名乗っていないぜ?」
ユリーカは『巨大な胸を持つ存在』にそう言うと、言葉を続けて言う。
「さぁ、体は暖まったんだ、アンタもこれだけ強いんだから、暖まったろう?」
ユリーカの発言を受け、『巨大な胸を持つ存在』は驚愕する、はぁ!?暖まった!?巫山戯るな!私はアンタと出会って、少し戦った時からもう暖まってるよ!『巨大な胸を持つ存在』は心の中でそう呟いてユリーカに恐怖を抱く──
- Re: セカイ戦記 ( No.277 )
- 日時: 2017/08/31 06:30
- 名前: 彩都 (ID: VNP3BWQA)
「お、お前、中々に戦闘狂だなぁ」<br />『巨大な胸を持つ存在』がユリーカに向かって言う、だがユリーカは頭を掻いて、横目で返答する。<br />「べっつにぃ?私より強い奴なんて、このセカイから出たら、ごまんと居るかもしれないのに?私は戦闘狂とは違うね、私はただの戦闘好きさ」<br />ユリーカは口の端を歪ませて、右手に『気』を纏う。<br />「さぁ、かかって来いよ、弱小がよぉ?『このセカイ最強の女、ユリーカ』に喧嘩売った事に後悔しろ!」<br />ユリーカはそう叫んで『巨大な胸を持つ存在』に向かって走る、『巨大な胸を持つ存在』はユリーカの凶暴さに身の毛が弥立つ。<br />怖い怖い怖い怖い!何なんだよコイツはぁ!?何つー戦闘狂……いや、『戦闘好き』か……でもやってやんよ!私だって二人も仕留めたんだ!こんな小娘一人位赤ん坊の手首を捻るぐらいの簡単な事だ!戦闘狂?戦闘好き?関係ない、『重い重い一撃を食らわせたら皆気絶する』のだ!この小娘にも重い重い一撃を何度も何度も放てば良いだけ!『巨大な胸を持つ存在』はそう考えて、右手を後方に下げ、力を溜める。<br />「はっはぁ!何しているのか分からんが、その攻撃、受けない!」<br />ユリーカは叫んで『巨大な胸を持つ存在』の腹部に潜り込み、『気』を纏ったパンチを『巨大な胸を持つ存在』の鳩尾にクリーンヒットさせる。<br />『だが、次の瞬間、ユリーカは横に吹っ飛んだ』、ユリーカは『何故、自分が吹っ飛んでいるのか?』を考えた、そしてユリーカの視界に入ったのは、『『巨大な胸を持つ存在』の右手』だった、『巨大な胸を持つ存在』の右手は『ユリーカの脇腹部分に存在していた』のだ。<br />つまり『『巨大な胸を持つ存在』はユリーカの脇腹を狙って殴った、だから横に吹っ飛んだ』のだ!そして考えている内は気付かなかったが、段々と脇腹に痛みが走る、それも尋常じゃない程の痛みが。<br />脇腹にはあまり骨が存在しない、そして脇腹の近くには内臓──十二指腸や大腸等──がある、『巨大な胸を持つ存在』の攻撃は『肋骨の下をクリーンヒットさせていた』のだ。<br />つまり、『『巨大な胸を持つ存在』の攻撃により、内臓に相当なダメージが走っている』と言う事!頭がグラグラする、いや、ぐわんぐわん、ぐあんぐあんか?それにしても視界が少し揺れている、まるでゴーグルなしで水中を見ている感覚に似ている。<br />うぅっ、いってぇ、何つー痛みだ……痛みと共に吐き気がする、耐えないと……耐えないと……ユリーカはそう思いながら『体全身に『気』を纏わなかった』事を後悔する、くっそ、本当に失敗だったぜ……ユリーカはそう思い、その場で深呼吸をする、深呼吸をする事で少しは痛みを和らげようとしたのだ、だがそれは失敗だった。<br />深呼吸する事で冷静になる、冷静になった脳は落ち着いて、鋭い痛みを感じる、なので、もっと強烈な痛みがユリーカを襲ったのだ。<br />「うっぐぅ!?」<br />はぁはぁ、と息を漏らして呼吸するユリーカ、そして『巨大な胸を持つ存在』を見る、『巨大な胸を持つ存在』は静かにユリーカを殴ったポーズから仁王立ちにポーズを変更する、そしてユリーカの前に移動し、一息ついてから、ユリーカに向かって言葉を吐く。<br />「どうだ?私の渾身の一発は?」<br />「ヘヘッ、結構重くていてぇなぁ……!」<br />ユリーカはそう言って、『絶無型』を使用する、すると『巨大な胸を持つ存在』の後頭部を軽く殴る。<br />「いたっ」<br />「プププッ!」<br />『巨大な胸を持つ存在』のリアクションを見て、笑ってしまうユリーカ、『巨大な胸を持つ存在』は笑っているユリーカを見て、イライラが募る。<br />「ユリーカ……!貴様ぁ!」<br />「へっ!小細工にイライラしているようじゃあ、私を倒す事は出来ねぇよ……」<br />はぁはぁ、と息を漏らしながら言うユリーカに対し、段々とストレスが溜まってくる、募ったイライラとストレスを解消する為に、ユリーカの顔、胴体、腕、関節、肩、肘、胸骨、胸、鳩尾、臍(へそ)、脇腹、指、太股、膝、脛、足首を殴ったり、踏んづけたりする。<br />「はぁはぁ……!」<br />『巨大な胸を持つ存在』は息を切らしてユリーカを攻撃した、そして血だらけのユリーカを見て、『巨大な胸を持つ存在』は大声で笑う。<br />「アハ、アハハハハハハ!ど、どうだ!?ユリーカよ!?『このセカイ最強の女、ユリーカ』を倒したぞ!?もう何も言う事は無いだろう!って、おい!?聞いているのか!?……って、何も反応が無いな、死んだのかもしれんな」<br />『巨大な胸を持つ存在』はそう言って、手で口を隠して笑う、可笑しい、とても可笑しい、あんなに大口を叩いていた『セカイ最強の女、ユリーカ』が私の手で倒されるなんて……!何と言う面白い事か!?これは笑いをせずにはいられない!『巨大な胸を持つ存在』はそう思いながら笑い続ける。<br />そして血だらけのユリーカを見て、膝を曲げて、脈を計る。<br />「ふむ、良かった、まだ生きているな……私の信条は『殺さない程度に傷付ける』事だからな、死んでしまったら信条を掲げている意味が無いからな」<br />『巨大な胸を持つ存在』はそう呟いて、膝を伸ばし、立ち上がる、そして顔を上げて空を見る、空は綺麗な青空だった──
- Re: セカイ戦記 ( No.278 )
- 日時: 2017/08/31 21:42
- 名前: 彩都 (ID: MMm5P7cR)
「るんたっるんたっるー」
コウは鼻歌交じりで声を出しながら歩く、遂先程病院を抜け出した所だった。
あまりにも暇、本を読むのでさえ億劫に感じたので、外出して、外の空気を吸おうと外に出たのだった。
「さて、どうしようかな?飯でも食べようかな──左手を使わない料理を食べたいなぁ──でも、食べたい物なんてないからなぁ……」
コウはそう呟いて、のんびりと歩く、すると不意に路地裏を見つけて、侵入しようと考える。
そもそも路地裏とか、普通のセカイでは見ないからな、そういう探究心でコウは一人ゆっくりと路地裏へと侵入する──
「ふむ、何とか『このセカイ最強の女、ユリーカ』を倒したな……さて、次は誰を倒そうか?やはり順当に行けば優勝者のショウ・コウか?」
『巨大な胸を持つ存在』がそう呟いて顎に手を当てて考える、今迄に倒した『闘技場出場者』はトゥダ・リク、ジェネレット・D、ユリーカ・アトランザムの三人──後はショウ・コウ等の優勝者、のみか……何気にショウ・コウは大変そうだ、何故なら『ユリーカとの戦いで相当傷ついた』からだ、もしもショウ・コウが現れたなら……私の敗北は濃厚だな……と、『巨大な胸を持つ存在』がそう思うと、何やらこちらに向かってくる音が聞こえた。
何だこの音は?『巨大な胸を持つ存在』がそう考えて、周りを確認する、すると角からショウ・コウが現れたのだった。
「ふんふふぅん?いやぁ、面白いな、路地裏って……何だか迷路を歩んでいる気分だ」
コウはそう呟いて、首を右へ左へと動かす、すると曲がった先に『巨大な胸を持つ存在』を見つける、コウは『巨大な胸を持つ存在』に少し見惚れた。
何と美しい肉体──いや、肢体、と述べるべきか──あまりにも美しい体に惚れそうになる、体もでかくて、筋肉と骨、均衡が取れている、と感じた。
だが、少しだけ、変な感じがした、何故なら『『巨大な胸を持つ存在』の所々が赤いから』だ、何で手先や頬が赤いんだ?まるで『血が付いた』って感じの……コウがそう思っていると、近くに『血だらけの存在』を見つける。
おいおいおいおい!?まさかこれ、『アイツがやった』って事か……?コウはそう考え、『巨大な胸を持つ存在』を見つめる──
ヤバい!ヤバい!ヤバい!!『巨大な胸を持つ存在』はそう考えて、ショウ・コウを見つめる、まだ『ユリーカの血だらけの肉体』には気付いていないようだけど……もしもバレたらどうする?すぐさま連絡される!それだけは回避しなくてはならない!ていうか何で私は昼間に戦ってんだよ!?普通夜に奇襲する筈だったが!そう思いながら『巨大な胸を持つ存在』は心の中で葛藤する、そしてコウが『巨大な胸を持つ存在』の体に気が付いた。
あっ……忘れていた、『ユリーカを倒した』という恍惚感で『身の回りの処理』をする事を完全に忘れていた!今、私の体は『赤き血に染まっている』事だろう!完全に『何で赤いんだ?』と問われてしまう!それだけは避けなければ!『巨大な胸を持つ存在』はそう考えて、ごくり、と生唾を飲む、早くこの場から去れ!ショウ・コウにそう願いながら逃げる事を考える──
コウは『血だらけの存在』を見つめる……何だろう?何故か既視感があるんだよなぁ……コウはそう思いながら一歩、『巨大な胸を持つ存在』と『血だらけの存在』に近付く。
すると『巨大な胸を持つ存在』は一歩、後退した、どうして後退する理由が?そう思いながらコウは一歩、また一歩と近付く、その度に『巨大な胸を持つ存在』は一歩、また一歩と後退する。
そしてコウが『血だらけの存在』の前に立つ、『巨大な胸を持つ存在』は軽く十歩程離れていた。
どうして離れる理由があるのか?コウにはそれが理解出来なかったが、とりあえず、『血だらけの存在』が誰なのか、それが分からないと……と思った瞬間だった。
『ん?この匂い、何処かで嗅いだ気がする……?』と思った、どうしてだろう?『今日嗅いだ事がある』匂いだった、まるで安心するような匂い……そう思い、乱れた髪を触る、これまた触った事がある髪だった。
何なんだこの既視感は……?コウはそう思いながら服装に目をやる。
この格好、何処かで見た事がある……そう思いながら髪をどかして顔を見る、するとその顔は『ユリーカ』だった、『ユリーカが血だらけで寝ている』のだった、じゃあつまり、『血だらけの存在』って言うのは『ユリーカ』って事か……?そう思うと、離れた『巨大な胸を持つ存在』は何なんだ?となる、そんなの簡単だ、『血だらけになる迄ユリーカを攻撃したのが『巨大な胸を持つ存在』って事』だ!『血だらけのユリーカを攻撃したから『巨大な胸を持つ存在』の体や顔、手が赤かった』んだ!コウがそう考えて、『巨大な胸を持つ存在』に対し、声を掛ける。
「なぁ、アンタ……アンタがユリーカを攻撃し、『血だらけにした』のか……?」
コウの言葉に対し、『巨大な胸を持つ存在』は静かに答える。
「さ、さぁな?どうだろ」
「誤魔化すな」
『巨大な胸を持つ存在』の言葉を遮って、コウは『巨大な胸を持つ存在』を睨んで言う、すると『巨大な胸を持つ存在』は静かに言う。
「わぁったよ……あぁ、そうだ、私がユリーカを傷付けたが?」
「…………」
『巨大な胸を持つ存在』の言葉を聞いて、コウは目を疑った、嘘だろ……?ユリーカが?じゃあコイツは……『相当強い』のか!?コウはそう考えて『巨大な胸を持つ存在』を睨む──ユリーカの代わりに俺が倒す!そう思いながら──
- Re: セカイ戦記 ( No.279 )
- 日時: 2017/09/04 21:55
- 名前: 彩都 (ID: Xr//JkA7)
「てめぇ……!!」
コウは『巨大な胸を持つ存在』を睨みながら右手に『気』を溜めて、殴ろうと考える。
だが、殴る前に考えて欲しい、此処で攻撃しても意味が無い、何故なら『ユリーカが反撃しないとやり返した意味が無くなる』からだ、だから『ユリーカが起きないと倒す事が出来ない』と言う事!コウはそう考えて、静かに『巨大な胸を持つ存在』から目を離す。
「ユリーカ……大丈夫か?」
コウは膝を着いて、血だらけのユリーカに触れる、まだ温かい、と言う事はまだ生きている!コウはそう考えて、早急に『巨大な胸を持つ存在』を倒す事を考える。
ユリーカに反撃させる事は止めにして、俺がユリーカの分の攻撃をしてやらないと……!コウはそう考えて、『巨大な胸を持つ存在』を再度見つめてから言う。
「おい、お前がこれをやったんだよなぁ?それじゃあ『やり返される』って事も考えての行動なのか?」
「…………?意味が分からない、もう少し簡単に説明しろ」
『巨大な胸を持つ存在』はそう言って、コウの発言に説明を要求する、コウは静かに考えてから『巨大な胸を持つ存在』に返答する。
「えっ?あー、そのぉ……そ、そんなのは関係ないだろ!?俺とユリーカは知り合い!だからの発言である!」
「ふぅん、知り合いねぇ……それって、男女の友情って奴ぅ?もしくは性から来る友情って奴ぅ?」
『巨大な胸を持つ存在』の発言を受け、顔を赤らめるコウ。
「そ、そんなのお前には関係無いだろ!?関係するのは、『お前がユリーカを傷付けた、だから俺が仕返しをする』ってだけだ!」
「仕返し?本当に出来るのか?私は『このセカイ最強の女、ユリーカ』を倒したんだぞ?ただのお前に勝て……ん?お前、何処かで見た事があるぞ?」
『巨大な胸を持つ存在』はそう呟いて、人差し指を頭に当てて考える、何処かで見た事がある、一体何処だっただろうか…………?ダメだ、全く思い出せない、『巨大な胸を持つ存在』はそう思い、思い出す事を止める。
「……?俺はお前の事なんか知らないぞ?」
「いや、こっちの勘違いだ、他人の空似だったのかもしれん……」
何処かで見た事があるんだ、何処かで……果たして見間違いか、空似だっただけなのか……『巨大な胸を持つ存在』はそう思いながらコウを睨む、殺(や)られる前に殺(や)る!『巨大な胸を持つ存在』は息を吸って、その場で地面を蹴って前に進む。
『巨大な胸を持つ存在』を見ていたコウは急に移動して、驚愕する、なっ!?あんな巨体がこんなに素早い移動を!?凄いな、奴の脚力は……!コウは驚愕して、少し後退する。
そして向かってくる『巨大な胸を持つ存在』に向かって『気』を纏った拳をぶつけ──る事が出来ずに逆に『巨大な胸を持つ存在』はコウの『気』が纏った拳に乗り、攻撃を回避する。
「うぉっ!?」
攻撃を避けられ、更に拳の上に乗った『巨大な胸を持つ存在』に対し、驚愕した声を出すコウ、そして『巨大な胸を持つ存在』はコウの足を伝って、ゼロ距離の飛び蹴りを食らわせる。
「!」
コウの顔面に綺麗に入る蹴りにコウは蹴りの威力のまま吹っ飛ぶ。
そして何とか壁に当たる前に、空中で一回転し、壁を蹴って、『巨大な胸を持つ存在』の懐に移動して、『巨大な胸を持つ存在』の懐に『気』を纏った拳をぶつける。
「ぐはっ!?」
『巨大な胸を持つ存在』はコウの『気』の纏った拳を受けて驚愕する、『ユリーカの拳より重い……ッッ!どうしてこんなに重いんだ!?』と『巨大な胸を持つ存在』は思う。
ユリーカより弱そうな見た目なのに……どうして此処迄拳が重いんだ……?と、考えて、ある一つの事を思い出す、それは『気』だ、『気』さえ有ればこれ程重い一撃を与えられるのでは無いか?と思った、なので『物は試し』と思い、『巨大な胸を持つ存在』はコウに『気』の話をする。
「き、貴様……!『このセカイ最強の女、ユリーカ』より弱そうな見た目をしているのに、何故今さっきの拳は痛く、重いのだ!?さては貴様、『気』を使っているのか!?」
「えっ?あぁ、そうだけど?」
コウは『巨大な胸を持つ存在』の発言にキョトンとした様子で答える、コウの発言を聞いて、『矢張りか……』と思う『巨大な胸を持つ存在』、『巨大な胸を持つ存在』はユリーカと同じ力を持つコウに対し、苛つきを見せる。
「貴様……ユリーカと言い、貴様と言い、何故『気』が操れる!?そして何で『気』はそこ迄強いのだ!?何か分からんのか!?」
「そ、それを言われても……俺は『目覚めさせられた』って言った方が近いし、ユリーカもユリーカで話を聞かないと分からないし……俺に言うな!」
『巨大な胸を持つ存在』の発言を受け、コウは逆切れして、反論する。
「なっ!?」
コウの発言を受け、驚きの声を出す『巨大な胸を持つ存在』、『巨大な胸を持つ存在』はコイツを倒して、『気』の話をでも聞こう、と考え、痛みが走る腹部を擦りながらコウを睨む──『巨大な胸を持つ存在』VSコウの勝負、どちらが勝つか、それは二人にも分からない──
- Re: セカイ戦記 ( No.280 )
- 日時: 2017/09/07 22:07
- 名前: 彩都 (ID: 3edphfcO)
「ふっ、巫山戯(ふざけ)るなよ!?」
『巨大な胸を持つ存在』はそう言って、コウに向かって飛び蹴りを食らわせようとする、だがコウはその攻撃を簡単に避け、手刀で『巨大な胸を持つ存在』の脹脛(ふくらはぎ)を攻撃する、そして『巨大な胸を持つ存在』は急降下し、地面に突っ伏する。
「いでっ!」
「フンッ!ユリーカを傷付けた罪、重いぜ?」
コウはそう言って『巨大な胸を持つ存在』の足首を踏んで、『巨大な胸を持つ存在』を睨む、だが『巨大な胸を持つ存在』にも作戦があり、『巨大な胸を持つ存在』はその作戦を実行した。
「甘かったな、『地面に突っ伏』させた事を後悔するんだな」
「はぁ?お前は何を言って……!?」
『巨大な胸を持つ存在』はそう言って、右手で地面の土を大量に握る、『巨大な胸を持つ存在』がしようとしている事に気が付いたコウはその場を離れようとするが、離れたら離れたで、自由に『巨大な胸を持つ存在』が動ける様になってしまう、だが此処で動かなければ自分はコイツの作戦に引っ掛かってしまう……!どうする?どうする!?コウは目を閉じて、そう考える。
そしてコウは仕方なく『その場から離れる』という選択をし、足を『巨大な胸を持つ存在』から離す。
「そうしてももう遅い!」
『巨大な胸を持つ存在』は口角を上げて笑う、そして『巨大な胸を持つ存在』は右手の中の土を思いっきり、コウに向かって投げる。
古典的な目潰しである、だがコウは何とか『巨大な胸を持つ存在』が投げた範囲から離れていた、だがコウは想定していなかったものがあった、それは『風』である、『巨大な胸を持つ存在』が投げた土、その土が風に乗って舞い、コウの方へと向かってきたのだった。
まさか、まさかのまさか、そんな事が起こるとは思っていなかったコウは風に乗って舞った『巨大な胸を持つ存在』が投げた土を目に受けてしまい、目潰しを食らってしまった。
全くの偶然、その偶然、チャンスを『巨大な胸を持つ存在』は見逃さなかった、『巨大な胸を持つ存在』は『偶然』と言う名のコウの隙を突いて、走ってコウの方へと向かう。
そして『巨大な胸を持つ存在』は目を擦っているコウの腹部に向かって膝蹴りを食らわせる。
コウは真っ暗の視界の中、靴と土が擦れる音を聞きながら必死に目を擦り、『巨大な胸を持つ存在』の行動を確認しようとした、だがそれは間に合う事は無く、コウは『巨大な胸を持つ存在』の膝蹴りを食らって、遠くへと吹っ飛んでいった。
壁にぶつかってやっと静止するコウの動き、『巨大な胸を持つ存在』は壁にぶつかったコウを見て、口の端を歪ませる。
「ふむ、『風が舞って、投げた土が何とかコウの目に入って、目潰しが出来た』というのが勝敗を分けたな……それじゃあコウ、貴様の『気』を『目覚めさせた』存在とやらに会わせて頂きたい」
「…………」
無言のまま、時が過ぎていく、そんな中、『巨大な胸を持つ存在』が瓦礫の中に埋まるコウに近づいて、コウを持ち上げて、コウの顔を近付けて生死を確認する。
「…………?」
「騙されんな、馬鹿」
コウはそう言って左手で『巨大な胸を持つ存在』の顔面を殴る、まさかの不意打ちに『巨大な胸を持つ存在』は表情を変えずにコウを見つめる。
「…………」
「……何か返事しろよ巨乳野郎?」
「……気が変わった」
「あ?」
「だから『気が変わった』、と申したのだ、痴れ者(しれもの)が、『今迄は生かして倒す』主義だったが、コウ、貴様だけには呆れてものが言えない……そんな不意打ちをする等……今から『生かして倒す』主義を捨て、『殺害する、死に追いやる』事にする」
『巨大な胸を持つ存在』の発言を受け、一気に肝が冷えるコウ。
「あ、アハハ……何だよ何だよ?冗談だって?殴ったのはお前の表情が動いていなかっただけだってぇ……なっ?」
「…………」
「あっ、何かすみません」
コウはそう言って謝る、そしてコウは謝ったのと同時に『巨大な胸を持つ存在』の顔面を殴って『カッカッカッ!』と笑う。
「カッカッカッ!またもや不意打ちが成功してしまった!どうだ!?これで俺を殺害するなんて考えが消えるだろうなぁ!?」
「…………ほう?中々に面白い行動をするなぁ、コウ……!」
「あっ、これ完全にキレさせたかもな……」
コウはそう言って冷や汗を掻いて、『巨大な胸を持つ存在』を見る、そして『巨大な胸を持つ存在』は一気に移動して、コウの前に立つ。
「はっ、速い!?」
コウがそう呟いたのも束の間、『巨大な胸を持つ存在』はコウの腹部に重いパンチを二発連続で放つ、コウはあまりにも重い一撃を二回も受けて、口から唾液が飛び散る。
こんな重い一撃を受けた事が無い、コウはそう思いながら一気に吹き飛び、電柱に背中をぶつける。
「どうだ?これで死にに行く気にはなったか?」
「…………」
「返事をしろ」
「へいへい……死に行く気にはなっていないなぁ、だって、目の前に『未来の奥さんが居るんだ』ぜ?男がこういう所で倒れていちゃあ、嫁さんだって俺を信用しなくなるからな……!」
コウはそう言って、何とか立ち上がった、コウは腹部を擦って、溜息を吐く──結構な痛みを腹部に有してしまった、攻撃を受け続けるにしても、精々五発以内で気絶し、倒れるだろうなぁ……コウはそう考えて、静かに溜息を吐き終える──コウVS『巨大な胸を持つ存在』との勝負、どちらが勝つか、『巨大な胸を持つ存在』にはもう分かりきっていた──
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79