複雑・ファジー小説
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- セカイ戦記
- 日時: 2016/05/17 18:57
- 名前: 彩都 (ID: lKhy8GBa)
ーーぼくは戦うーーこの汚れたセカイとーー
二作目の投稿です。
初めての方も知っている方も初めまして、彩都と申します。
気長に投稿します。
今回は歴史ファンタジー…かも…
という事で宜しく
登場人物
今作は先にキャラ紹介をさせていただきます。
主人公
トゥダ・リク 男
このセカイは名前に意味は無く、名字・名前や逆に名前・名字は無く、名字・名字、名前・名前となっている。
リクは名前・名前。
リーナ・ユリ 女
名前・名前。
妖精で回復の魔法を使う。
リクの仲間。
リヴェレット・モコ 女
名前・名前。
攻撃系の魔法を使う。
ユリは貧乳だが、モコは巨乳。
何時も箒に乗っている。
ショウ・コウ 男
名前・名前。
肉弾戦が得意な仲間。
魔法では倒せない存在には肉弾戦が良いとされている。
ジェネレッド・D 男
?・?
リクの仲間だが何者かは知らない。
敵かもしれない。
Dは物語の中心に近い。
サルウ°ァ・ティル 女
名前・名前。
名前の言い方は秘密。
大きな剣、真剣簪(かんざし)を使う。
大きさは約三メートル。
サワラビ・ユウ
名字・名前。
遙か遠く、キョクトウのニホンの人間。
彼も何者かは分かってない。
何時も一人で行動している。
薙刀の師範代を務めている。
μ
記号。
名前を持たず、施設で使われていた記号を使っている。
戦闘力は圧倒的に強いが、カロリーが切れるとすぐ戦闘不能になる。
白いジャージに白い肌、髪は無く、オールバックの様な角を生やしている。
用語解説
魔法
魔法は体内に眠る魔力を燃焼させて、魔法を扱う。
キンキなる魔法も存在する。
キンキなる魔法は使うと死んだり、植物人間になったりする。
存在
セカイ戦記における敵。
魔法で倒せる奴や肉弾戦でしか倒せない者もいる。
肉体の一部分が膨らんでいたりと『異形』の存在。
ゾンビの様に意志は持たず、人間を襲う。
セカイ
混沌としている。
その混沌のせいで存在が出来たと言われている。
舞台的に言えば、『北斗の拳』の世紀末ワールドに近いです。
存在が色んな所でばっこしている。
妖精
見える者もいれば見えない者もいる。
リク達のメンバーは見える奴が多い。
見えない者は眼鏡を使ったりする。
だが、眼鏡も法外な値段が多い。
傷の手当や回復が得意。
回復は魔法に当たるので、妖精は無意識に魔法を使っている事になる。
『リク…貴方は希望の仔…貴方は奇跡の仔…貴方は私と**の仔…お母さんが居なくても頑張るのよ…』
「お母さん!!」
そう言って、母さんは燃え盛るセカイから、燃えた。
跡形もなく、消えた。
セカイ戦記 序章 、『運命』の仔
俺はトゥダ・リク。
男、十六歳。
《ヤツラ》を始末する者。
《ヤツラ》とは、前々からこのセカイに現れた敵だ。
コイツ等のせいで俺は母を亡くした。
俺はコイツ等を駆逐する為に仲間を探している。
俺は仲間探しの為に故郷を捨てた。
そして俺は前へ一歩、踏み出した。
少し歩いて着いたのは、妖精の世界、フェアリアだ。
そこで俺は水浴びをしているビキニの女性を見つけた。
「おーい!妖精王に会いたい!道案内してくれ!」
ビキニの女性は羽を生やしてこちらに来た。
どうやら妖精らしいが、背は俺の胴体位だろう。
「貴方、妖精王に会いたいの?今は会えないわ、会うの止めたら?」
「俺は《ヤツラ》を駆逐する為に妖精王に力を借りに来たんだ、止める事は出来ない」
「分かったわ、じゃあ貴方の仲間になるから会うのは止めてくれない?回復も出来るから旅には最適よ」
「良いのか?」
「良いわよ、私の名前はリーナ・ユリ、宜しく」
「俺はリク、宜しく」
こうして、人間、リクと妖精、リーナの出会いだった。
「なぁ、リーナ、この水は人間でも飲めるのか?」
そう言って、リーナが浸かっていた水を一掬い、口に近づける。
「ダメッ!!!!!」
リーナの止めは既に遅し、もう口に含んで、喉を鳴らした後だった。
「ん?どうした?リーナの汗が入っているから、飲むなってか?大丈夫だろ…」
リーナは言う。
「いや、そうじゃなくて…人間は此処の水飲むと、人間には毒だからって…」
そう言うのと同じくして、リクは気絶する。
「リクッ!?」
リーナはビキニのまま、、リクを長老の所へ連れていった。
「んー、ユリ…」
長老は重い口を開いた。
・・・・・・・・・・・・
「こやつには毒その物が無い…これはどういう事じゃ?」
「えっ…?」
リーナは驚いた。
人間で泉の水を飲んだのは大抵、必ず死ぬ、最悪死ななくても毒の後遺症が残るのに…。
リーナにとって、この事は不思議で不思議で意味が分からなかった。
すると、リクが目覚めた。
「う…うーん…此処は…何処だ…?」
リクはすぐさま、リーナを見つけた。
「リーナ!此処は何処だ!?俺は何故此処に!?」
リクは慌てて周りを見やる。
「落ち着くのじゃ、少年」
と、長老が止める。
長老は、リクが倒れて此処に来た事、此処は妖精の村と長老である事を話した。
「全く信じられん話だが、俺が記憶を覚えていないんだ、リーナ有難う」
「良いよ、リクって見た目に反して軽いんだもん」
そういうリーナに驚くリク。
「お前さん知らんのか?妖精は小柄だが怪力だぞ?」
その事を聞いて驚く。
妖精は力が凄いんだ…。
リクは新たに情報を頭に叩き込んで、立ち上がる。
「良し、行くか」
長老はリクがすぐ立ち上がった事と同時に驚くが、どこかへ行く事にも驚く。
「待て、お前さん、今から何処へ行くのじゃ?」
長老が聞くと、すぐさま言った。
「隣町だよ」
「隣町には《ヤツラ》が要るのじゃぞ!!」
長老は止める。
それに対しリクは。
「大丈夫だよ、そいつ等は始末屋であるこの俺に任せな!
」
そう言う台詞に驚く長老。
まさか、《ヤツラ》を倒す力を持っているのか…。
そう思っていると、二人は出発していた。
長老の声は空しくも聞こえなくなった。
こうして、傷が回復したリクとリーナは旅を開始するのだった。
次の町は何処へ行くのか…それは誰も分からない…
序章終了 第一章へ続く…
セカイ戦記 第一章 運命の仔の戦闘
妖精の世界、フェアリアの隣、戦争の世界、バトランゲージは存続の危機に瀕していた。
バトル王宮最上階国王の部屋。
「ひいぃぃ!!まっ待て!話せば分かる!金ならたんまり有る!だから見逃してくれぇ!」
「…………」
バトランゲージ国王、マイルは謎の生命体と話していた。
生命体は体を包帯で巻かれている者やジリジリと追い詰める者も居た。
ただ、生命体には共通点が幾らか有った。
一つ目は全員、肌が腐敗した色になっていた、具体的に灰色。
二つ目は口を大きく広げ、涎を垂らしている事。
そして三つ目は…
喋らない事だ…
何故喋らないのか、各国で議論されるが、喉が使い物にならないが妥当とされてきた。
生命体の過去の姿は、人間だった。
数十年、数百年経っても、この生命体は存在してきた。
そして生命体はゾンビの様に感染する。
今もそんな生命体から避、難する人間の中に反旗を翻す存在も居た。
その名は『退治者』と呼ばれる事になった。
その人物は生命体を倒す程の力を持っていた。
そんなリクも『退治者』の一人だ。
そして『退治者』達は、生命体に名を付ける事にしたのだ。
その名は《ヤツラ》となったのだ。
※小説のレスを消さないで下さい。
消しても無駄なので。
何か気に食わないなら、書き込めば良いじゃないですか、何でそんな事が出来ないんですか?
他人様の小説を消して、ナニが満足ですか?
彩都の小説のレスを消す事に何の意味があるんですか?
出来ればそれを書き込めば、彩都も納得します、なので、消さないで下さい。
困るのはこの小説を読む読者様なので。
コピペしていますから、消しても無駄ですよ?
- Re: セカイ戦記 ( No.336 )
- 日時: 2018/03/22 21:45
- 名前: 彩都 (ID: fQORg6cj)
「さぁ、何処に寄ろうかなぁ……?」
リーナがそう呟くと、ブレンドが言う。
「俺はこのまま病院に戻って待機しておく、何処かに行くなら、お前一人で行けよ?」
「えぇっ?何それ?少し面倒だなぁ……仕方無い、一緒に帰るよ」
リーナはブレンドの言葉に少し溜息を吐きながら、一緒に病院へ帰る事を考える、だが、病院に帰ったとしても、やる事が無いので、退屈なだけだった。
「はぁ……一体どうすれば良いんだろう?小説の気分転換で飯を食って、時間を潰したけど……もう少し有効活用をすれば良かったのかもしれない……」
リーナはそう言って、自己分析をして、溜息を吐く、するとブレンドが言う。
「だったら体を動かせば良いんじゃね?……まぁ、リーナの読んでいる本が格闘系の本なら、って事限定だが……」
「いや、格闘系ではなく、恋愛とかもあるので、それは無理だね」
「あぁ、そうか、それなら助言は出来ないな」
「誰も貴方に助言なんか求めていないけどね?」
「酷い言い方だなぁ……」
ブレンドはそう言って、その場で溜息を吐く、そして、ブレンドと共にリーナは病院へと向かう──
そして病院に向かっている道中、二人の前に一人の帽子を深く被ったコートの男性が現れる、一体誰だ?そう思っていると、二人は何人ものの屈強な男性に囲まれていた。
一体何なんだこの祭は?そう思っていると、帽子を深く被ったコートの男性の背後から、リーナを襲おうとした三人組の男が現れる、まだ二人はのびていて、その内一人だけがブレンドを指差していた。
「あ、アイツです親分!俺達の仲間を襲ったのは!」
「ほう?そうなのかい?それじゃあ、きっちり『やり返さないと』いけないねぇ」
「……実際は襲ってきたのはお前達なんだけどな……」
ブレンドがそう言うと、帽子を深く被ったコートの男性が首を傾げる。
「はて?何か言いましたかな?私、年を取って、聴力が衰えているもので……」
「いえ、何でもないです……でも、何でこんなに屈強な男性が俺達を囲んでいるんです?」
ブレンドがそう言うと、帽子を深く被ったコートの男性が答える。
「それは『うちの仲間がやられた』からですよ、貴方達に、だから『やり返しをする』んです、わかりますよね、『やり返し』って言葉?」
「あぁ、分かるぜ?でも、『こんなに弱そうな存在を連れて来てどうするつもり』なんだよおっさん?こんな屈強な男共、一分あれば倒せるぜ?」
ブレンドがそう言って、腰に手を当てる、するとリーナも発言する。
「確かに……私でさえ三分は掛かっちゃうね」
「そうだな、俺達にとっちゃ五分も掛からないか!」
ワハハ!と笑うブレンドに対し、帽子を深く被ったコートの男性が口を上げて、発言する。
「そうですか……それじゃあ、皆、やっちゃいなさい?」
帽子を深く被ったコートの男性の発言を受けて、屈強な男性達が一人、また一人へと動き始める、だが、ブレンドは屈強な男性の攻撃を右へ左へと避けて、空いた胴体に軽く一発を放つ、その一発は屈強な男性の腹部、鳩尾を貫いており、あまりの痛みで口から唾液、唾を出して、屈強な男性が一人倒れる、だが、まだ屈強な男性は存在している、あぁ、倒すのが面倒だな、と思っていると、『ゴキュリ』と何かが折れる音が聞こえる、ブレンドはその音の方へ顔を向ける、すると其処には『足を上げて、屈強な男性の顎を蹴って、貫く』リーナの姿を見た、ほう、中々に戦闘技術はあるようだなぁ、ブレンドはそう思いながら、こんなに強い妖精なら、背中は預けて大丈夫だな、と判断する、そしてブレンドは目の前に群がる屈強な男性の腹部、鳩尾を狙って、拳を放ち続ける──
全く……何で私がこんな目に……?リーナはそう思いながら、屈強な男性の顎を貫いて蹴る、三発蹴って、三人が倒れている、つまり一発一人の計算で倒れている、と言う事になる、でも、中々に集中力が入るんだな、顎に蹴りを入れるって……案外集中力が無い人はすぐに的から外れるだろう、リーナはそう思いながら、四人目の顎に向かって、綺麗な蹴りを放つ、そして四人目の顎に綺麗にヒットし、『ゴキリ』と骨が折れる音が聞こえる、よし、顎の骨が折れたら、上出来だ、リーナはそう思いながら、屈強な男性の残り人数を数える、すると背後で『ドスン!』と大きな音が聞こえ、振り向く、するとリーナの後ろでブレンドが屈強な男性に向かって腹部のパンチを放っていた、そしてワンパンを放つだけで屈強な男性が倒れる、ブレンドは軽く五人、私はまだ四人……まだまだ私は弱いな、と思う、でも、私の方に来る屈強な男性を倒してくれている可能性もあるので、こんな強い人には背中を預けられるな、と判断する、そしてリーナはその場で深く息を吸って、残りの屈強な男性の方へと向かう──ブレンド、リーナの屈強な男性を倒すシーンを見て、帽子を深く被ったコートの男性は内心驚愕する、な、何なんだこの強さは……!?男は男で一撃で相手を沈めている、更にあの妖精も男と同じ様に一撃で相手を沈めている……一体何なんだこの男と女は……!?帽子を深く被ったコートの男性は驚愕しながら、屈強な男性が倒れるのを見続ける──
- Re: セカイ戦記 ( No.337 )
- 日時: 2018/03/26 21:47
- 名前: 彩都 (ID: eso4ou16)
そしてリーナとブレンドは何時の間にか屈強な男性を倒し、帽子を深く被ったコートの男性、そしてブレンドが一歩前に進んで、帽子を深く被ったコートの男性に言う。
「おい、これで終わりか?おっさん?」
「…………」
「無言、と言う事は肯定と受け取っても良いんだな?」
「…………」
「無言、か……おい、おっさん、いい加減に何か言えよ」
「あー」
「うん、そうじゃない、そう言うのを言えって言った訳じゃない」
ブレンドは静かに呆れながら、右手を鳴らす、そして帽子を深くかブッやコートの男性を睨む。
「次、何も返答しなかったら、思いっきり蹴る、殴る、いいな?それじゃあ質問するぜ?『何で俺達を襲った』んだ?」
「……見りゃ分からんのか?」
帽子を深く被ったコートの男性はそう言って、背後の男性を前に出す。
「コイツの仲間がお前等二人にやられたから、仕返しに来たんだよ」
「でも、仕返し出来てねぇな」
「あぁ、そうだ、だから私はこう言おう」
帽子を深く被ったコートの男性は頭を下げて、ブレンド、リーナに言う。
「これはこれは、申し訳有りませんでした、こんなに強いとは思っていなかった……!」
「ちょっ!?親分!?」
焦る男性に対し、帽子を深く被ったコートの男性は『静かに黙っとれい!』と怒鳴る。
「こんな強い存在に報復を考えた事、非常に申し訳無い!」
「…………」
ブレンドは静かになって、はぁ、と溜息を吐いた。
「しゃぁねぇなぁ?ちゃんと相手は見ておけよガキ?お前の行動でこんな事をしたんだぜ?」
「えっ?何で俺に……!?」
驚く男性に対し、『あぁっ!?』と大声を荒げるブレンド、そして男性も『もっ、申し訳有りませんでした!』と叫ぶ、ふぅ、戦いも色々と終わったし、さっさと帰ろうか、ブレンドはそう考えて、背後のリーナに言う。
「おい、リーナ」
「んー?何ーブレンドー?」
欠伸をするリーナに対し、ブレンドが言う。
「さぁ、さっさと病院に戻ろうぜ?少しは退屈を潰せただろ?」
ブレンドの発言を受けて、リーナは口を歪ませて、『うん、そうだね』と元気な声で言う、そしてブレンドとリーナは帽子を深く被ったコートの男性、リーナが襲われた三人の内の一人の男性を背に、前に進み始める──まさか屈強な男性に襲われるとは……そもそも考えていなかった事だったので、少し焦った、だが、簡単に倒す事も出来たし、リーナも案外強いってのが分かった、それにしても妖精、本当に強いんだな……ブレンドはそんな事を思いながら、欠伸を一つした──
そしてブレンドとリーナは呑気に歩いていると、ユリーカと出会った。
「あっ、ユリーカだぁ!」
「おぉー!リーナちゃんじゃないか!それに……?」
ユリーカがそう言って、首を傾げる、何かに似ているんだよなぁ、何か自身の親に似ている気が……?そう思いながらユリーカが観察していると、ブレンドが言う。
「俺はお前の父ブランドの兄、ブレンドだ、宜しく姪」
「あっ、はい……私はユリーカと申します……」
ユリーカがブレンドにそう言うと、ブレンドは『んなもん知ってるわ!』と大声で言う。
「俺を誰だと思っている!?お前の父親の兄だぞ!?一目見ただけで親子ってのが分かる!特に目だ!ブランドとお前、ユリーカの目は特に似ている!だからすぐに看破出来た!」
「へっ?私と親父ってそんなに目が似ているのか?全然気が付かなかったなぁ……」
ユリーカはブレンドの発言を受けて、驚愕する、そして近くのガラスに顔を近づけて、目を確認する、するとブレンドが言う。
「それで?お前は何をしていたんだ?」
「…………」
ブレンドの発言を受けて、ユリーカはその場で口を尖らせ、無言を貫く、するとブレンドが言う。
「……今、それを聞くのは野暮なようだなぁ?よし、それじゃあ、少しの間歩こうぜ?少しは歩くと気が晴れるかもしれんしな?」
ブレンドの言葉を聞いて、『……うん』と返答するユリーカ、だがリーナは『私は宙に浮いているから、歩いていないな……』と小声で呟く、幸いこの小声は二人には聞こえていなかった──
そしてユリーカ、ブレンド、リーナの三人は一緒に歩く、一応歩く場所はユリーカに決めてもらって、ブレンド、リーナはついていく、というスタイルを取った、まだリーナやブレンドはこの『セカイ』の事を良く知らない、なので、この『セカイ』の事を良く知るこの『セカイ』生まれ、この『セカイ』育ちのユリーカに歩く場所を決めてもらった、と言う事だ、そして呑気に歩いて、三人はとある公園に辿り着いた。
そしてユリーカはその公園に突入して、ブランコに乗って、ブランコを漕ぎ始めた、そしてブレンド、リーナもユリーカを挟んでブランコに乗った、幸いブランコは四つあるので、ギリギリブレンドとリーナは座る事が出来た、そしてユリーカは静かにブランコを足で揺らし、頭を垂れ続ける、そしてブレンドはユリーカが喋りだすのを待ち続ける、するとユリーカが小さな声で『……負けたんだ』と呟いた、ブレンドは『もう少し大きく言え』と言って、ユリーカが声を大きくするのを待つ、そしてユリーカは『……私、あの巨乳ヤローに負けたんだよね……だから……悔しくて悔しくて……だって、アイツが現れる前は私がこの『セカイ』最強の女を名乗っていたのに……これじゃあ、アイツがこの『セカイ』最強の女だよ……』と呟く、ブレンドは『何だ、そんな事か』と思いながら、『巨乳ヤローって誰だよ?』と素っ頓狂な言い方をする、そしてリーナも『巨乳ヤローって誰なの?』と発言する。
ユリーカは『えっ?知らないの?』と、思いながら、静かに巨乳ヤローの事を解説する──
- Re: セカイ戦記 ( No.338 )
- 日時: 2018/03/29 21:28
- 名前: 彩都 (ID: kEC/cLVA)
「……巨乳ヤローはね、コウ君や私、D君を傷付けた最も許せない存在だよ」
ユリーカはそう言って、巨乳ヤローの事を説明する。
「そして私より巨乳、だから巨乳ヤローって名前に私は名付けた」
「へぇ、そうなのか……それで?ソイツは強いのか?」
「……私やコウ君が血だらけの状態で勝った、だから相当強い」
「……そうか、逆に戦いたくなったな」
ブレンドの発言を受け、ユリーカが立ち上がって怒鳴る。
「バカ言わないで下さい!?もしも貴方が負けて、この世に解き放たれたら……その時はどうするんですか!?」
「なぁに、簡単だろ?『お前がリベンジして勝てば良い』だけだ、そうだろ?」
「そうだろって……甘いですね!この『セカイ』最強の女、ユリーカがボロボロになったんですよ!?それなのに勝てるとでも……!?」
「じゃあ逆に聞くけど、『相手がまだ強過ぎるからリベンジ出来ない』っていうのか?」
ブレンドの発言を受けて、『うっ……』と言葉を失うユリーカ、そしてブレンドが続けて言う。
「他にもブランドが居るだろ?アイツは強いんだから」
「た、確かにそうかもしれませんけれど……でも、我が父でも戦った訳では無いので、勝敗は決められないと思います……」
「果たしてそれはどうだろうなぁ?じゃあ、『戦わせようか』?」
ブレンドの発言を聞いて、ユリーカはブレンドの顔面を思いっきり引っ叩いた、ユリーカのビンタを受け、『いってぇ』と呟くブレンド。
「そんな……そんな……私の父が死ぬような発言は止めて下さい!」
「おいおい?激昂し過ぎだぜ?……本当にその巨乳ヤローってのが気に食わないんだな……」
ブレンドはそう言って、首を鳴らす、そして口の端を歪ませて、ユリーカに言う。
「よし、それじゃあ、二人共、一緒に病院へ戻ろうぜ?そしてユリーカ、俺にその巨乳ヤローの場所を案内してくれないか?話がしたいんでな」
「は、はぁ……良いですけれど……」
ユリーカはそう言って、少しばかりの不信感を抱きながら、歩き始める。
「えー?もう病院ー?早くなぁい?」
「早くねぇよ、ってか、さっさと病院に行きたいんだ、さっさと行こう」
「……はぁい」
リーナはブレンドにそう言われ、渋々立ち上がる、そして三人で病院へと向かう──一体何でこの人は巨乳ヤローと会話したいんだろうか……?ユリーカはそう思いながら、横目でブレンドを睨む──
そして歩いて十分程度で病院に到着、ユリーカはブレンドに対し、『こっちです』と案内する、ブレンドは『ありがとよ』と言って、口の端を歪ませる、何を企んでいるんだこの人は?ユリーカはそう思いながら巨乳ヤローの部屋の前迄移動する、そしてブレンドは病室のドアをノックし、『入るぞ』と言って、勝手に病室に入室する、すると外を見つめる『巨大な胸を持つ存在』、基、巨乳ヤローがゆっくりとブレンド達の方へ顔を向ける。
「……お前は誰だ?何か見た事がある顔だな?」
「そうか、俺の事を知らないのか、それは仕方無い」
ブレンドがそう言うと、『巨大な胸を持つ存在』は『私とお前は生前何か関わりがあったのか?』と発言する、『確かに、この巨乳ヤローと関わりがあったのか?』と思うユリーカ、するとブレンドは簡単に言う。
「ある訳無いだろ?あったらこえぇよ……ってか、今さっきのは冗談だ、気にするな」
「…………」
「…………」
一瞬焦ったじゃねぇかこの野郎!?ユリーカと『巨大な胸を持つ存在』は心の中で同じ言葉を言って、ツッコミを入れる、そして『それで』と会話を切り出すブレンド。
「それで、『お前って強い』のか?強いのなら、俺と戦ってよ?」
「は、はぁ?お前は何を言っているんだ?私は布団を捲れば分かるが、拘束されているのだぞ?それなのにどうやって戦えと?」
「あぁっ?そうなのか?拘束されているのなら仕方無いな」
ブレンドはそう言って、『巨大な胸を持つ存在』の布団を捲って、体中に包まれている拘束を『一つ一つ外し始めた』、その行動を見て、『巨大な胸を持つ存在』、ユリーカは驚愕する。
「なっ……?!」
「なっ……なぁに、やってんだアンタぁ!?私とコウ君が死ぬ気でボコボコにした相手だってのに!?」
「うるせぇなぁ?コイツと俺が戦って、俺がコイツを気絶させれば良いだけの問題じゃねぇか?それとも何か?俺が『この巨乳ヤローより弱い』とでも言いたいのか?」
ブレンドはそう言って、『巨大な胸を持つ存在』の拘束を全て解き放って、『巨乳ヤロー、起きろ』と発言する、そして『巨大な胸を持つ存在』は静かに起き上がって、ベッドから立ち上がり、体を動かし、屈伸をしたりする。
「あ、アンタ……『私と戦いたいだけに拘束を外した』っていうのか……!?」
「そりゃそうだ、だから、『俺と戦うんだから、楽しませてくれ』よ……?」
ブレンドの発言を聞いて、『巨大な胸を持つ存在』はとんでもない威圧を覚えた、ま、まさかアイツから威圧が……?嘘だろ?こんな細い肉体の男からこんなに巨大な威圧が……!?コイツ、本当に強いのか……!?『巨大な胸を持つ存在』はそう判断し、ゴクリ、と唾を飲み込んで言う。
「あぁ、いいぜ、お前をとことん楽しませてやるぜ……!!」
『巨大な胸を持つ存在』はそう言って、その場からジャンプして、ブレンドに攻撃を放つ──だが、ブレンドはその場を動かない、ユリーカは『何で避けないんだよ!?死ぬぞ!?』と思う、だがブレンドは『巨大な胸を持つ存在』の攻撃を避けずに『巨大な胸を持つ存在』の攻撃を見続ける──
- Re: セカイ戦記 ( No.339 )
- 日時: 2018/04/09 21:50
- 名前: 彩都 (ID: J1W6A8bP)
そして『巨大な胸を持つ存在』の攻撃を見ながら、ブレンドは『『巨大な胸を持つ存在』の攻撃を胴体で受けた』、だが、『巨大な胸を持つ存在』はその場で驚愕した、それもその筈、何故なら『攻撃したのに『攻撃した』と言う感覚が無い』からだ、一体どう言う事だろう?『巨大な胸を持つ存在』がそう思っていると、ブレンドは『何だ、たったそれだけか?』と言って、欠伸をする、そしてブレンドはその場で立ち上がって、『巨大な胸を持つ存在』を見つめる。
「何だよ何だよ?たったそれだけかよ?つっまんねぇなぁ……これじゃあ、拘束を解除した意味が無い」
ブレンドがそう言って、溜息を吐く、すると『巨大な胸を持つ存在』が言う。
「お、おい……!」
「何だよ弱小?」
ブレンドがそう言うと、『巨大な胸を持つ存在』はその場でイラッとし、ブレンドを睨みながら叫ぶ。
「てめぇ……今さっき何をしたんだ……!?」
「今さっき?何をした?あぁ、『攻撃をしたのにダメージがいっていない』って意味か?」
「あぁ、そうだよ!それでてめぇは一体何をしたって言うんだ!?」
叫ぶ『巨大な胸を持つ存在』に対し、ブレンドは簡単に答える。
「あぁ、簡単だ、『毒袋』を使用しただけだ」
「は、はぁ……?『毒袋』ぉ?それは一体何なんだ?」
「えーと、大まかに言えば、『毒の袋』なんだけど、俺は『毒を扱える』ニンゲンなんだよ、だから『自身の肉体の中で毒を操ったり出来る』って事、それの応用で、『攻撃される瞬間に攻撃される部位に向かって、毒を出して膨らませる』んだ、それで一気に防御する、それが『毒袋』なんだ、だがこの毒袋、『死と隣り合わせ』の技なんだ、なんせ『毒袋』なんだ、『破れたら体内に毒が周って最悪死んじまう』可能性もあるからな、使う時は気にしないとな──流石に内臓は毒に耐えられないからな──」
ブレンドがそう言って、ニヤニヤと笑いながら説明する、『巨大な胸を持つ存在』は『とんでもない技術じゃないかそれ……?』と思いながら、一気に息を吸って、ブレンドに向かって、連続でパンチを仕掛ける、だが、ブレンドは『巨大な胸を持つ存在』の両手の拳を掴んで、『巨大な胸を持つ存在』に言う。
「おいおい?流石に此処は病室だぜ?もう少し広い所……そうだなぁ、此処の屋上でどうだ?そこで戦おうぜ?」
「あぁっ!?……まぁ、いいけれど?」
『巨大な胸を持つ存在』はそう言って、両手を元に戻し、頭を掻く、そしてブレンドは振り向いて、ユリーカに言う。
「なぁ、ユリーカ」
「な、何だよ……!?」
「これでも俺がこの巨乳ヤローに勝てない、と思うか?」
「……さぁな?私には分からないな」
「……全く、さっさと素直になって、言えば良いのに、『巨乳ヤローに勝てる』ってさ?」
「ふ、ふ、ふ、巫山戯るな!私はまだ貴方を信用した訳じゃない!だから勝てる勝てないの問題じゃぁ……」
「勝てる勝てないの問題だと思うぜ?……それじゃあ、俺がこの巨乳ヤローに勝ったら、信用してくれよ?」
「なっ!?何故私が……!?」
ブレンドがそう言うと、ユリーカがブレンドを睨む、そんなブレンドはユリーカの背後のリーナに話しかける。
「それじゃあ、リーナ、お前が証言役な?『俺が勝ったらユリーカは俺を信用する』ってな?」
「う、うん……でも待って?じゃあ、ブレンドが巨乳ヤローに負けたらどうなるの?」
「そ、そうだ!そうだそうだ!それの事を忘れていた!おい、アンタ、その部分を一体どうする気だったんだ!?」
ブレンドの発言を受けて、リーナが首を傾げながらブレンドに返答する、するとユリーカはリーナの発言を受けてブレンドに言い寄る、するとブレンドは『面倒な事を……』と言いたげな表情をして、二人に言う。
「そうだなぁ……それじゃあ、俺が巨乳ヤローに負けたら、『殺してくれ』、勿論巨乳ヤローの手で、な?」
ブレンドは笑顔で二人に言う、するとリーナが急いで発言する。
「ぶ、ブレンド!?流石にそれは負けた方の方がリスクが高過ぎるよ!?急いで前言撤回しなきゃ!?」
「えぁっ?何だよ、『負けた方の方』……?普通にただ単純に『負けた方がリスクが高過ぎる』って言い方で良いじゃねぇか?……まぁ、でも、俺は男だ、前言撤回はしないぜ?」
ブレンドがそう言うと、ユリーカが『その発言は不当だ!』と叫ぶ。
「何が不当だ?信用は命より重いんだぜ?だから俺は命を懸けた、それの何が可笑しい?」
「可笑し過ぎるも何も……リスクが高過ぎる以前の問題だ!何でそこ迄私の信用に拘(かかわ)るんだよ!?可笑しいだろ!?」
「可笑しくても良いだろ、それが俺の選択だ、俺の選択に他人の決定は入らない」
ブレンドはそう言って、振り返って、『巨大な胸を持つ存在』に言う。
「よし、それじゃあ、会話は終了だ、さぁ、巨乳ヤロー、屋上に向かおう、俺に着いて来い」
ブレンドはそう言って、親指を病室の出入り口に指す、『分かった』と言って、『巨大な胸を持つ存在』はブレンドと共に病室を出る、ユリーカ、リーナも一緒に着いて行く事にした。
そして『巨大な胸を持つ存在』とブレンド、ユリーカ、リーナは屋上へと向かう──果たして、『巨大な胸を持つ存在』が勝つのか、ブレンドが勝つのか、それはユリーカ、リーナには分からない──
- Re: セカイ戦記 ( No.340 )
- 日時: 2018/04/09 21:51
- 名前: 彩都 (ID: J1W6A8bP)
ブレンドの案内を受けて、三人は屋上へと向かう、そして数分で屋上に到着し、ブレンドは奥に向かって、口の端を歪ませる。
「さぁ、戦おうじゃないか、いやぁ、死と隣り合わせの戦いなんて何時振りだろう?」
「……そんな事言ってっと、すぐに負けるぞ?」
ユリーカがそう言って、腕を組む、するとブレンドはにやり、と笑って、ユリーカに言う。
「いや、だから俺を弱小扱いするなって?俺だって相当強いんだぞ?」
「い、いや、それは分かっているけれど……だが、信用ならない、何でそんなに『自分が強い』と判断出来るんだ?」
「出来るも何も、『実際に強い』んだから、仕方無い」
「……あーはいはい、分かりましたよっと」
ユリーカはブレンドと会話する事を止め、はぁ、と溜息を吐いた、そしてリーナが言う。
「ほ、本当に戦うの?負ける可能性が大なんだけど……?」
「あぁ、大丈夫だリーナちゃん、俺は勝つよ、絶対に」
「…………」
そんな三人の会話を聞く『巨大な胸を持つ存在』、そんな『巨大な胸を持つ存在』は静かに三人を見ながら、腕を組む。
「……本当にあの者が勝てるとでも……?私も甘く見縊(みくび)られたなぁ?」
そう呟いて、構えを作る『巨大な胸を持つ存在』、そしてブレンドに向かって叫ぶ。
「それじゃあ、戦おうじゃないか!さっさと貴様を倒せば良いんだからなぁ!」
「まぁ、そう言う事になるなぁ……でも、それは悲しいぜ?『さっさと俺を倒してしまえば、後のお楽しみが消えちまう』からな?」
ブレンドはそう返答し、首を鳴らす、そしてユリーカ、リーナが目を合わせて、頷く。
「そ、それじゃあ、巨乳ヤローとブレンドの戦い、開始!」
ユリーカとリーナがそう言って、上に上げた右手を下に下げる、その瞬間、『巨大な胸を持つ存在』はブレンドに向かって走っていったが、ブレンドにはそれ程興味なく、ずっとその場で立ち続けていた、なっ!?コイツ……本当に勝つ気があるのか?『巨大な胸を持つ存在』はそんな事を思いながら、走る──そう、『そんな事を思いながら走る』のだ、『巨大な胸を持つ存在』は『本当に勝つ気があるのか?』という『邪念』をほんの一瞬でも考えてしまった、思ってしまったのだ、そう、それが『敗北』の原因だった。
もしも、もしもだ、『巨大な胸を持つ存在』が『本当に勝つ気があるのか?』という『邪念』を持たなかった場合、簡単にブレンドを攻撃出来ただろう、だが、『本当に勝つ気があるのか?』という『邪念』を持った故に『巨大な胸を持つ存在』の体は『少しだけ躊躇、躊躇ってしまい、一瞬だけ肉体の力を全て抜いてしまった』のだ、その『一瞬だけ肉体の力を全て抜いてしまった』時をブレンドは理解して、その『一瞬だけ肉体の力を全て抜いてしまった』時をブレンドは攻撃したのだった。
そう、つまり『ブレンドの作戦勝ち』なのである、『自分は何もせず立ち続け、相手に『何かを思わせる』』、それがブレンドの作戦だった。
人間誰しも力をマックスに使っている途中、ふと、他の事、余計な事を考えると、力が抜けている、もしくは抜ける感覚を覚えるだろう、つまりブレンドはその『力が抜けている、もしくは抜ける感覚』の時を『巨大な胸を持つ存在』に攻撃したのだった、なので『巨大な胸を持つ存在』が『何かを思った瞬間』に勝敗は喫していたのだった……!
「が、がぁぁ……?」
間抜けな顔で間抜けな言葉を発す『巨大な胸を持つ存在』に対し、ブレンドが近づいて、見下げる。
「なぁ、これで分かっただろ?これ以上戦っても、お前の肉体がボロボロになっていくだけだ、だからもう戦いは終了だ、否、俺の勝利となって終了だ……!」
「…………」
ブレンドの発言を受け、『巨大な胸を持つ存在』は静かに上げた顔を下に下げる。
こんなにも……呆気なく敗北したのか……?つまり私はリク、D、ユリーカを痛めつけた、とは思っていはいたが、こんなあっさりと負けてしまうのか……?こんな、こんな存在ごときに……?というか、私はこんなにも弱かったのか……?『巨大な胸を持つ存在』はそう思いながら、ドクン、ドクン、と心臓の音を聞いていた。
だが、『巨大な胸を持つ存在』は≪ヤツラ≫という死んだ存在なので、ドクン、ドクンと心臓の音が聞こえていたのは幻聴だった。
「……さて、それじゃあ、お前は病室に戻って縛られようか?」
ブレンドがそう言って、『巨大な胸を持つ存在』を抱える、そして後ろの二人に言う。
「おぅい?もう病室に帰るぞー?そんな所で棒立ちしていると、置いてくぞー?」
そう言うブレンドはジャンプして、下に下りる、そんなブレンドを見た二人は『急いで追いかけなければ!』と思い、走って、ブレンドを追いかける──それにしても、ブレンドと『巨大な胸を持つ存在』との戦いは呆気なかった、否、呆気なかったのでは無い、『あっさりとした戦い』だった、だから『何か物足りない感覚』を二人は覚えた、なのでもっと、もっと戦っている姿を見たかったなぁ、と二人は思った──
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