二次創作小説(新・総合)
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- 綴られし日々-作者とキャラの日常-
- 日時: 2022/11/28 20:05
- 名前: 柊 (ID: y98v9vkI)
ついに手を出してしまいました、日常系…!!
注意事項
・クロスオーバー
・クロスオーバーCPあり
・キャラ×オリキャラ、オリキャラ×キャラもあるかもしれない
・当方独自設定あり。矛盾することもあるかもしれない
・キャラ崩壊あり
・キャラの裸族化、不憫化などもあり
・作者が夢女子でもあるので夢っぽい要素(キャラ←←作者)が出てくる。テンションがおかしくなったら大変なことになるので注意
・時々シリアスもあり
・時々キャラ掴めてないかもしれない
・荒らしなどはご遠慮ください。
※スマブラに関して
原作をプレイしていないキャラクターが多々いるためキャラの設定が公式設定と矛盾する可能性大(一応調べます…)
こんな感じの注意事項で『大丈夫だ、問題ない』な方はどうぞお楽しみください!
そうでない方は注意してくださいませ。
タグ
スマブラ、刀剣乱舞、艦これ、アズールレーン、フラワーナイトガール、戦艦少女R、文豪とアルケミスト、しんけん!!、夢王国と眠れる100人の王子様、茜さすセカイでキミと詠う、オトメ勇者、フードファンタジー 、Fate/Grand Order、ポケットモンスター、ボーカロイド、Identity_V、ダンガンロンパシリーズ、School Days
目次
『始まりの158』 >>1-3
『魔法少女騒動〜少女とは言ってない〜』 >>6-9
『小さなお宿-前編-』 >>15-20
『小さなお宿-後編-』 >>21-28
『甘くて美味しい果実』 >>29-35
『うちの長曽祢さんがこんなにも可愛い!!〜ただの主張だ気にするな〜』 >>36-40
『虎と春』 >>46-57
『たまにはきちんと歓迎会を!』>>58-63
『信頼した結果-1-』 >>69-75
『信頼した結果-2-』 >>79-85
『信頼した結果-3-』 >>86-92
一振り目と二振り目の呼び方一覧 >>93
『桜よ、彼女を攫わないで』 >>94-96
『バグにも種類がありまして!?』 >>97-101
『恋に落ちないなんてできなくて』 >>105-111
『練習、裸族講座!』 >>112-116
『悪魔の城は崩れない』 >>121-126
『悪魔の城は崩れ始める』 >>136-140 ※140はおまけになります
『悪魔の城は崩壊す』 >>148-155
∟闇の御子の情報 >>156
『VS闇の御子』 >>160-163
∟厄除けの宝玉の情報 >>164
『赤ずきん☆ラグナス』 >>167-171 ※天悪さんとのコラボ!
『赤い花騎士と銀の騎士』 >>178-179
『私が教えるよ』 >>182-184
『コピペSS』 >>185-186
『癒しとカオスと歓迎会』 >>190-197
『六月の花嫁たち』 >>202-209
『七夕は奇跡に染まり』 >>214-217 ※天悪さんとのコラボ!
『お嬢様()な交流会』 >>221-224 ※天悪さん、琴葉姫さんとのコラボ!
『緊急特番()!刀剣乱舞の大盤振る舞い』 >>229-233
『忍び寄るは光の信者』 >>239-244
『南の島、砂浜騒動!?』 >>248-252
『子どもビーチは危険がいっぱい!〜王様は保護者〜』 >>259-263
『私たちは、きっと。』 >>270-274
『解き明かせ、真実! 1』 >>281-286 ※286はおまけです
『解き明かせ、真実! 2』 >>291-297
『解き明かせ、真実! 3』 >>300-304
『VS神殺しの蟲』 >>307-313
∟神殺しの蟲情報 >>314
『出会いは夢の中にて(第一印象は考えないものとする)』 >>317-321
『ちびノブのお仕事!』 >>324-328
『【柊「空を見上げて『バカな…早すぎる…』ってつぶやいたら」】 >>334-335
『新年は新ジャンルと共に!』 >>340-346
『甘い束縛』 >>352-353
『メンヘラマネジメント』 >>356-358
『にっかりファンタジーUDON』 >>362
『コピペSS、おかわり!』 >>363-365
『手を振り解かれ、手を取って。』 >>369-374
『それぞれの決意と忠義』 >>378-383
『扉問答』 >>390-394
∟ねこじぞーの情報 >>395
『水無月祭の出会い』 >>401-403
『コピペSS、もういっちょ!』 >>408-410
『Real or Dream』 >>411-417
『幼児化☆パニック!』 >>422-428
『似てない二人』 >>434-436
『凄惨なる宴』 >>441-446
『雪の別離』 >>449-452
『年末だ!コピペSS!』 >>453-455
『新たな邂逅』 >>458-462
『決戦前〜医師の罪〜』 >>465-468
『決戦前〜泥棒の偽善〜』 >>469-471
『決戦前〜弁護士の覚悟〜』 >>474-477
※477はおまけです
『決戦前〜庭師の想い〜』 >>480-483
『エイプリルフールで嘘予告SS』 >>486
『決戦前〜学生組の会議!〜』 >>487-489
『レオ・ベイカー奪還戦・1』 >>497-500
『レオ・ベイカー奪還戦・2』 >>504-507
『レオ・ベイカー奪還戦・終』 >>511-514
『やっとできるね! 歓迎会』 >>517-522
『異世界にて、恋に出会う』 >>525-527
『コピペSS、いつつめ!』 >>530-532
『オリキャラご紹介その1』 >>535
『いっそ『大嫌いだ』と思えたら』 >>536-543
※543はおまけです
『困りごとはきっかけ』 >>546-548
『本気になったのはどちらだったのか』 >>549-550
- Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.189 )
- 日時: 2020/06/22 21:34
- 名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: PF4eFA6h)
柊「コメント返信だよ、だよ」
月詠さん
コメントありがとうございます!!
柊「じじいが来ない……すごく馴染む……」
陸奥守「月詠殿がコメントした頃、刀剣乱舞の舞台が無料配信されちょって羊羹もそこに出たそうなんで……多分、そこの……???」
長曽祢「恥ずかしながら、本当に出られなかった……」
ジョゼフ「まあ分からなくもないんだけどね」
黒髭「だって!! そんな理由なら!! イオナズンと結婚しとけっちゅー話ですし!!」
范無咎「やられたらやり返すのは当然だろ???」
柊「やめて???」
天悪さん
コメントありがとうございます!!
柊「真剣に嘘つきが誰か考えてたら最後で吹きました。おうどん食べたいのねw」
光忠「サトシくん(裏)大丈夫かい!? ぷよ地獄に落とされるの!?」
鶴丸「多分大丈夫だと思うぞ光坊」
柊「ラグナスさん(表)のにゃんの効果よ……やべえな」
堀川の殺意は私も何気にお気に入りですw
コメントありがとうございました!
- Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.190 )
- 日時: 2020/06/22 21:41
- 名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: PF4eFA6h)
柊「誰かー!! いたるちゃんが誰をどう呼んでるかの資料くれーーーー!!!!」(土下寝)
というわけで、スクデイ勢の呼び方とかわりと捏造してます…申し訳ねえ…_(:3 」∠)_
今回もまた書き方変えてます。
※本来は『止』と書いていたると読みますが沢越止とごっちゃになりやすいので平仮名でいたるとしています。ご了承ください。
※裸族注意報!! 裸族出ます!!
癒しとカオスと歓迎会
?「んーっと、えーっと……」
小さな女の子は一枚の紙を手に、周りをキョロキョロと見渡していた。ピンク色のワンピースに可愛らしい犬のポシェットをぶら下げている。そんな女の子はどうやら迷子のようだ。何度も何度も紙を見て、時々くるくると持ち替えてみるがいまいち分からないらしい。
女の子の目に涙が溜まる。早く行って『お兄ちゃん』と遊びたいのに。う、と嗚咽が漏れ始めた時だった。
?「どうしたの?」
?「迷子かな?」
横から声がかけられて見れば、女の子と同い年くらいの女の子と、もう少しお姉さんな女の子がいた。
?「え、と、ね。ここ、いきたいの」
?「ちょっと見せてね。あっ、ここ私たちも行くところなんだよ!」
?「一緒に行こうっ!」
?「! いいの!? やったぁ!」
?→心「私、桂心だよ!」
?→菜々子「堂島菜々子だよ!」
?→いたる「いとういたるです!」
菜々子「よろしくね、いたるちゃん!」
いたる「うん、ななこちゃん、こころおねーちゃ!」
三人は眩しいくらいの笑顔で笑い合う。それに周りの人々は癒されていた。
?「菜々子ー」
菜々子「あっ、お兄ちゃん!」
菜々子がお兄ちゃん、と呼びかけた方へ向く。そちらには多くの少年少女が集まっていた。
お兄ちゃんと呼ばれた灰色の髪の少年がいたるに気付く。少年はしゃがみ、いたると目線を合わせた。
?「キミは?」
いたる「……い、いとういたるですっ」
?→悠「いたるか。俺は鳴上悠。よろしくな」
いたる「ゆーおにーちゃ……?」
悠「そう。菜々子、いたるは迷子なのか?」
菜々子「うん、そうみたい。だけど、菜々子たちと同じところ行くみたいだよ!」
悠「そっか。じゃあみんなで一緒に行こうか、いたる」
いたる「うん!」
悠「心も迷子だったもんな」
心「あー! 言わないでよぉ!」
心にごめんごめん、と謝りながら立ち上がる。
全員で指定された駅へ向かう。お互いに自己紹介を交わして、話しながら。特にいたるは同い年である菜々子と仲良くなっていった。とは言え、いたるは小学生にしては身長が低すぎる。……下手をすれば幼稚園児の方が高いくらいだ。いずれにせよ、周りからしてみれば菜々子の方が年上のように見える。
けれど、二人が仲良くお喋りする光景は誰もが癒されている。
駅に着き、指定されている電車に乗って、彼らは『柊本丸』へと向かっていった……。
- Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.191 )
- 日時: 2020/06/22 22:00
- 名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: DwPPAIwb)
柊本丸、三ノ門。赤海町より少し上がった坂にある門の前に、蘇芳色の髪をした男が立っていた。彼は大きな槍を持って立っている。
そこに悠たちは近づいていく……が、いたる、心、菜々子は悠や花村陽介、共に来ていた円堂守らの後ろに隠れてしまう。
蜻蛉切「! 止まっていただこう。何の用か」
悠「柊本丸に招待された者です」
蜻蛉切「なるほど、ということは、ふむ……。
招待状とともに同封されていた手形を見せていただきたい。代表者の招待状に同封されていたものです」
男──蜻蛉切の言葉に悠と円堂が招待状と手形、と書かれた紙を蜻蛉切に渡す。手形にはそれぞれ違う印が半分に記されていた。蜻蛉切は招待状とそれを確認した後、懐から二枚紙を取り出す。それをそれぞれの手形に合わせて確認している。
蜻蛉切「……招待状と手形、確かに。次に虹彩認証をさせていただきます」
と、彼は小さな機械を取り出して……何やら弄り倒している。眉間にシワが寄り、時折、ん? などと聞こえる。
?「蜻蛉切ぃ〜」
蜻蛉切「おお、御手杵か! ちょうど良かった、これの使い方がよく分からんのだが」
御手杵「ちょうど良かったって……俺もこれの使い方聞きに来たんだけど」
蜻蛉切「えっ」
御手杵の手に握られていたのは蜻蛉切の持つ機械と似たような機械だった。
二振りはお互いに顔を見合わせて黙ってしまった。
?「お前ら、ちょっといいか!」
蜻蛉切「日本号」
御手杵「おーちょうど良かったぜ日ノ本! これ使い方分かんね」
日本号「これどうやって電源入れんだ!?」
御手杵「そこからかよぉ……」
日本号の持つ機械もよく似た物だが、どこかマイクを思わせるような機械だった。
しかし三振りとも使い方が(日本号に至っては電源の付け方すら)分からず、唸りながら弄っている。
悠が何か声をかけようとした時だ。また奥の方から誰かが走ってきた。
加州「おーい、大丈夫ー?」
獅子王「一ノ門にも二ノ門にも誰もいねえからどうしたかと思ったぜ?」
御手杵「加州! 獅子王! これどうやって使うんだぁ!?」
加州「ちょっと……説明したじゃん!?」
獅子王「あー、仕方ないんじゃね? 蜻蛉切と日本号は鳳翔と那智からなんかもらってたし、浮かれて忘れて、御手杵に至っては半分寝てたし」
獅子王の言葉に三振りが目を逸らしている。それに全員が苦笑いしていた。
加州がごめんねー、と悠たちに言いながら蜻蛉切から機械を受け取り、素早く操作している。すると機械からピピッと音が鳴った。
加州「じゃあ一人ずつやっていくね。獅子王、その間に全員分の指紋認証お願いできる?」
獅子王「分かった、ついでだから声紋認証もしとくな」
加州「ありがと」
加州と獅子王がテキパキと虹彩、指紋、声紋認証をしていく。それに三振りがおお、と声を上げた。
御手杵「でも、いちいちこれやるのも面倒だよなぁ。しかも全部一気に」
加州「これ、一つずつの門でやるはずだったんだけどね!?」
獅子王「まあまあ……」
加州「まったくもう……じゃあ御手杵たちはこっちのリストお願いできる? 全部クリアした人の名前読み上げるから」
蜻蛉切「それならば、問題はない」
加州に渡されたリストを受け取った蜻蛉切は次々読み上げられる名前にレ点を入れていく。
加州「鳴上悠、円堂守……あれ? 伊藤いたるに、桂心?」
獅子王「もしかして、誠(スクデイ)の妹と、桂さんの妹か?」
いたる「! おにーちゃ、しってるの!?」
心「お姉ちゃんもいますか!?」
加州「うん。主から二人はそれぞれ先に言葉さんと誠(スクデイ)に会わせてやってほしいって言われてるから別々に案内するからね」
いたる、心「やったー!!」
- Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.192 )
- 日時: 2020/06/22 22:07
- 名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: DwPPAIwb)
誠はそわそわしていた。珍しく褌一丁でも、全身タイツでも、ましてや全裸でもない。普通の、ごくごく普通の服を着ている。同じ部屋には茶を飲む柊と陸奥守がいた。
外からぱたぱたぱた、と軽い足音がしてこちらに近づいてきているのが分かる。そして。
いたる「おにーちゃ!」
誠(スクデイ)「いたる!」
いたるは誠にギュッと抱きつき、おにーちゃ、おにーちゃ! と喜んでいる。誠も穏やかに微笑み、いたるの頭を撫でてやっていた。
いたる「あのね、いたるね! おともだちできたんだよぉ!」
誠「そっか、良かったないたる」
いたる「うん! ……あれ? おにーちゃとおねーちゃ、だれぇ?」
柊「初めまして、ここの主の柊って言います」
陸奥守「ワシは陸奥守吉行じゃ、よろしくのぅ」
いたる「いとういたるです! えーと、ひーらぎおねーちゃ、む、むちゅおにーちゃ!」
陸奥守「おうそうじゃそうじゃ! おんしまっこと賢いのぅ!」
いたる「えへへー、いたる、えらい?」
陸奥守「おん、まっこと!」
いたる「やったぁー!」
早速陸奥守に懐いたいたるは万歳をして喜んでいる。そのまま陸奥守と話し出したのを見て誠は改めて柊に向き直る。
誠「いたるのこと、ありがとうございます。……ずっと、いたるのことが気がかりで……」
柊「いいのいいの。お前女の子と性的なこと絡むとド級のクズだけど、いたるちゃんのことは誠実だからな」
誠「うぐっ」
それは誠がここに来てすぐのことだった。今と同じように服をきちんと着てやって来た誠はある悩みを相談してきた。
妹のいたるを、父親の沢越止から保護できないか、というものだ。いたるの親権は父親にあるがいたるは良く伊藤家にやって来ると。それでいて、父親は実子でも、むしろ孫やそれ以上になっても手を出す最低野郎だ。例え小学生であろうと、特殊な薬を使って子を産ませようとするほどに。
そんな父親の元にいたるを置いているのは誠だけでなく、母親である伊藤萌子も心配していた。けれど、最悪なことに沢越止は警察にも顔が利き、おそらくそちら関連から圧力がかけられていたるの親権を沢越に渡すことになってしまって。だからせめて、遊びに来た時は誠もいたるを可愛がっていた。
それを聞いた柊はすぐさま、ライリーに『仕事の依頼』として相談した。ライリーは元の世界でも弁護士として働いていた。……大半は褒められた内容ではないが。一時的な保護でも儲け物、と考えて。
誠「それで、いたるはいつまでこっちにいられるんですか?」
柊「あー……そのことなんだけど。あいつどうやったのか知らないけどさ……親権勝ち取ってきた」
誠「へ???」
ライリー「ん、なんだ、ここにいたのか」
柊「あ、ライリー」
誠「ららら、ライリーさん、親権勝ち取ったって!?」
ライリー「そのことか。何、聞かされた内容から容易だと思ったからな。ヒイラギから借りられるだけの権利、権限を借り、『奴ら』の悪事の証拠を収集しただけだ」
誠「え、『奴ら』って」
ライリー「圧力がかかった可能性があると言っただろう? それに加担した奴らだ。
誰か一人でも訴えれば終わるような男を庇い、協力する理由は何か、分かるか?」
誠「い、いいえ」
誠が首を横に振る。それに少し意外そうな顔をしたがすぐに元に戻した。
ライリー「例えば、警察は上から末端まで全てが白ではない。中には『とても人には言えないような性癖』を持つ者もいるだろう。
それが上であればあるほど厄介だと思わないか?」
誠「え、と」
ライリー「もっと分かりやすく言ってやろう。お前の父親は小学生程度、もしくは幼稚園児ほどの子どもにも薬を使って子どもを産ませると言っていたな? そういうことだ」
誠「!!」
ようやく合点がいったらしい。誠は顔を青くしている。……場合によっては誠も人のことを言えないのだが、ここにいる誠はまだそのことについては言える立場だとは思う。
早い話が、幼女にも手を出している者がいるのだろう。それらを隠蔽しつつ、またその快楽を味わうために自ら沢越の言うことを聞いているということだ。
ライリー「あいつには言ってやった。お前の悪事は公にはならないが、『その周りの悪事』はリークさせてもらうと。
……どの時代も、どの世界でもマスコミや人というのはゴシップ、あるいはスキャンダルに飢えている。よりにもよって警察の上層部が女児に手を出していたとなれば一大スクープだと思わないか?」
にたり、と悪い顔をして笑うライリー。それにうわ悪い顔、と同じく悪い顔をした柊が呟いている。
誠「……だから」
それならいくらか穴はあるだろうし、いずれマスコミたちに『沢越止』という存在が露呈することになるだろう。あの男がそれに気付かないはずはない。
ライリー「ずいぶんと不機嫌そうだったな、あいつ。まあ当然か。目の前の男を殴りたいのにその男の両脇にいる男たちに止められるのは目に見えていたからな」
おそらく、着いて行ったというナワーブとイシマツ(一血卍傑)だろう。傭兵と現在も英傑として戦いに身を投じる男に、いくらケンカ慣れしていても一般人である沢越が敵うとは思わない。
ライリー「まあ、そんな理由であっさり親権を渡すことを承諾した。一応裁判所でいろいろせねばならないが、裁判官の方にも『公平な判断を』と言ってきたからな。まずあいつの元にいたるの親権が渡ることはあるまい」
柊「それ遠回しに『裁判官も加担してたから脅してきた』ってこと? ひゅーゲッスーい!」
ライリー「そのゲスに依頼をしてきたのはどこの誰だろうな? そもそもその結果を見越して依頼してきている辺り、お前もそこそこゲスだぞ」
柊「さすがに親権勝ち取ってくるとは考えてなかったけどな」
二人が悪い顔で話し合う姿に頬を引きつらせる。多分、だが、二人とも沢越に怒りを抱いたに違いない。
……あまり本気で怒らせない方がいいかもしれない。先ほどの会話から多分、柊も使える物は全て使って相手を追い詰めるような気がする。
いたる「おにーちゃ?」
誠「っあ、いたる、どうした?」
いたる「んーん! ひーらぎおねーちゃと、まえばのおじちゃと、なにおはなししてるの?」
誠「んっふ……w い、いたると一緒に暮らせるってこと」
いたる「!! おにーちゃと、いっしょ?」
誠「ああ、母さんも」
いたる「……おとーさんは?」
誠「あいつは、一緒じゃない」
いたる「!! やったぁ! おにーちゃと、おかーさんといっしょー!!」
いたるはぴょんぴょんと跳ねて喜んでいる。ああ、相談して良かったと思える。正直、裸族になったことは後悔していなかったがそれを理由に断られたらどうしようとは思っていたが。
柊「じゃあ、二人は歓迎会始まるまでゆっくりしてな。私たちまだやることあっから」
誠「はい」
いたる「うん! あとでねおねーちゃ、おにーちゃ、おじちゃ!」
二人が部屋を出て行く。柊、陸奥守は笑顔で手を振っていたが、二人が見えなくなるとすっとその笑みを消した。
柊「で、ライリー。そこまで順調に行ったのにわざわざ来たのは何かあったってことでしょ?」
ライリー「話が早くて助かるな。いたるの親権の件は特に問題はない。先ほども言った通りの結果になるだろう。こちらに来るのも『正式な判定が下されるまで泊まる』のも『いたるの意思』であり、まず罪には問われまい。
それに、私はやつに『親権を渡さないと周りの悪事をリークする』とは言ったが『渡せばしない』とは一言も言っていないから、うっかり情報が漏れるかもしれないな」
柊「マジでゲスじゃんクソワロ。で? それだけじゃないな」
ライリー「……奴はお前の情報を得ている。その上でこちらのミスで確信させてしまった」
柊「は?」
陸奥守「何じゃと!?」
ライリー「奴が一度だけこう聞いてきた。『キミたちの依頼人は『柊という女性』か?』と。
私の指がぴくりと動き、ナワーブ・サベダー、イシマツに至っては肩が揺れた。その後は白々しく『依頼人の情報は言ってはならなかったか、すまないね』と言ってきたが、あの目は確信した目だ。周りの情報も多少は仕入れていると見ていい」
柊「はぁ……マジか。どこからだ……?」
陸奥守「……」
ライリー「陸奥守、そう睨むな。私ではない」
陸奥守「お、おお、すまんちや」
柊「一応来れないようにはしてるけど、もう少し強化しとくか……」
ライリー「そうしておけ」
- Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.193 )
- 日時: 2020/06/22 22:12
- 名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: DwPPAIwb)
そして夜。ステージ上には柊とべったりくっついた白形(二振り目の静形薙刀)が。柊の腕の中にはジウがいる。
柊「さあ! 再びの新ジャンル加入歓迎会だ!! 前と同じく新しいジャンルごとの紹介と代表者からの挨拶をもらったらまたドンチャン騒いでヨシ!!
あっ、地蔵(地蔵行平)と古今伝授の太刀はそれぞれ近くの刀剣男士から説明してもらってな!!
さて最初は『ペルソナ4』から、鳴上悠、花村陽介、里中千枝、天城雪子、巽完二、久慈川りせ、クマ、白鐘直斗、堂島菜々子ー!! ちなみに堂島遼太郎さんはお仕事の関係で遅れます!!
じゃあ代表者、鳴上悠さんお願いしゃーす!!」
悠「初めまして、鳴上悠だ。こんなことになるとは思ってもなかったけれど、精一杯やっていくし目一杯楽しみたい。よろしく頼む」
柊「はいありがとうございまーす!!」
悠「ところで柊さんにべったりくっついてるのは?」
柊「うちの二振り目の静形薙刀。白形って呼んでる。キミらが来る前の騒動で私が重傷レベルになって以来基本べったり」
白形「主ぃ……(´;ω;`)」
柊「ごめんて。でもまた怪我しないとは約束できんて」
悠「した方がいいと思うぞ」
そんなやりとりをしながら下がる悠。マイクを返してもらった柊は仕切り直しだー! と言いながら次の紹介に入った。
柊「次は『イナズマイレブン』から、円堂守、風丸一郎太、豪炎寺修也、鬼道有人、染岡竜吾、半田真一、土門飛鳥、一ノ瀬一哉、松野空介、影野仁、目金欠流、壁山塀吾郎、栗松鉄平、少林寺歩、宍戸佐吉、木野秋、雷門夏未、音無春奈!!
二期以降のメンバーは後日呼ぶ手筈になってます!! あと実は世界編未視聴ですごめんなさい土下座します許して!!!!
代表者は円堂守くんどうぞ!!!」
円堂「はいっ!! 雷門中サッカー部キャプテン、円堂守です! よろしくお願いします!!」
柊「良きかな!!!!!
というわけでさあどんちゃん騒げーい!!!」
白形「俺は主ぃの側から離れんぞ……(´;ω;`)」
柊「よすよす。離れなくていいから白形も楽しもうな」
黒形「俺も主の側にいてもいいか」
柊「黒形もか。いいぞ」
黒形(黒い巴形薙刀)も近付き、全員が思い思いに飲んで食べて騒ぎ始めた。
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