二次創作小説(新・総合)

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綴られし日々-作者とキャラの日常-
日時: 2022/11/28 20:05
名前: 柊 (ID: y98v9vkI)

ついに手を出してしまいました、日常系…!!

注意事項
・クロスオーバー
・クロスオーバーCPあり
・キャラ×オリキャラ、オリキャラ×キャラもあるかもしれない
・当方独自設定あり。矛盾することもあるかもしれない
・キャラ崩壊あり
・キャラの裸族化、不憫化などもあり
・作者が夢女子でもあるので夢っぽい要素(キャラ←←作者)が出てくる。テンションがおかしくなったら大変なことになるので注意
・時々シリアスもあり
・時々キャラ掴めてないかもしれない
・荒らしなどはご遠慮ください。

※スマブラに関して
原作をプレイしていないキャラクターが多々いるためキャラの設定が公式設定と矛盾する可能性大(一応調べます…)

こんな感じの注意事項で『大丈夫だ、問題ない』な方はどうぞお楽しみください!
そうでない方は注意してくださいませ。

タグ
スマブラ、刀剣乱舞、艦これ、アズールレーン、フラワーナイトガール、戦艦少女R、文豪とアルケミスト、しんけん!!、夢王国と眠れる100人の王子様、茜さすセカイでキミと詠う、オトメ勇者、フードファンタジー 、Fate/Grand Order、ポケットモンスター、ボーカロイド、Identity_V、ダンガンロンパシリーズ、School Days

目次
『始まりの158』 >>1-3
『魔法少女騒動〜少女とは言ってない〜』 >>6-9
『小さなお宿-前編-』 >>15-20
『小さなお宿-後編-』 >>21-28
『甘くて美味しい果実』 >>29-35
『うちの長曽祢さんがこんなにも可愛い!!〜ただの主張だ気にするな〜』 >>36-40
『虎と春』 >>46-57
『たまにはきちんと歓迎会を!』>>58-63
『信頼した結果-1-』 >>69-75
『信頼した結果-2-』 >>79-85
『信頼した結果-3-』 >>86-92
一振り目と二振り目の呼び方一覧 >>93
『桜よ、彼女を攫わないで』 >>94-96
『バグにも種類がありまして!?』 >>97-101
『恋に落ちないなんてできなくて』 >>105-111
『練習、裸族講座!』 >>112-116
『悪魔の城は崩れない』 >>121-126
『悪魔の城は崩れ始める』 >>136-140 ※140はおまけになります
『悪魔の城は崩壊す』 >>148-155
∟闇の御子の情報 >>156
『VS闇の御子』 >>160-163
∟厄除けの宝玉の情報 >>164
『赤ずきん☆ラグナス』 >>167-171 ※天悪さんとのコラボ!
『赤い花騎士と銀の騎士』 >>178-179
『私が教えるよ』 >>182-184
『コピペSS』 >>185-186
『癒しとカオスと歓迎会』 >>190-197
『六月の花嫁たち』 >>202-209
『七夕は奇跡に染まり』 >>214-217 ※天悪さんとのコラボ!
『お嬢様()な交流会』 >>221-224 ※天悪さん、琴葉姫さんとのコラボ!
『緊急特番()!刀剣乱舞の大盤振る舞い』 >>229-233
『忍び寄るは光の信者』 >>239-244
『南の島、砂浜騒動!?』 >>248-252
『子どもビーチは危険がいっぱい!〜王様は保護者〜』 >>259-263
『私たちは、きっと。』 >>270-274
『解き明かせ、真実! 1』 >>281-286 ※286はおまけです
『解き明かせ、真実! 2』 >>291-297
『解き明かせ、真実! 3』 >>300-304
『VS神殺しの蟲』 >>307-313
∟神殺しの蟲情報 >>314
『出会いは夢の中にて(第一印象は考えないものとする)』 >>317-321
『ちびノブのお仕事!』 >>324-328
『【柊「空を見上げて『バカな…早すぎる…』ってつぶやいたら」】 >>334-335
『新年は新ジャンルと共に!』 >>340-346
『甘い束縛』 >>352-353
『メンヘラマネジメント』 >>356-358
『にっかりファンタジーUDON』 >>362
『コピペSS、おかわり!』 >>363-365
『手を振り解かれ、手を取って。』 >>369-374
『それぞれの決意と忠義』 >>378-383
『扉問答』 >>390-394
∟ねこじぞーの情報 >>395
『水無月祭の出会い』 >>401-403
『コピペSS、もういっちょ!』 >>408-410
『Real or Dream』 >>411-417
『幼児化☆パニック!』 >>422-428
『似てない二人』 >>434-436
『凄惨なる宴』 >>441-446
『雪の別離わかれ>>449-452
『年末だ!コピペSS!』 >>453-455
『新たな邂逅』 >>458-462
『決戦前〜医師の罪〜』 >>465-468
『決戦前〜泥棒の偽善〜』 >>469-471
『決戦前〜弁護士の覚悟〜』 >>474-477
※477はおまけです
『決戦前〜庭師の想い〜』 >>480-483
『エイプリルフールで嘘予告SS』 >>486
『決戦前〜学生組の会議!〜』 >>487-489
『レオ・ベイカー奪還戦・1』 >>497-500
『レオ・ベイカー奪還戦・2』 >>504-507
『レオ・ベイカー奪還戦・終』 >>511-514
『やっとできるね! 歓迎会』 >>517-522
『異世界にて、恋に出会う』 >>525-527
『コピペSS、いつつめ!』 >>530-532
『オリキャラご紹介その1』 >>535
『いっそ『大嫌いだ』と思えたら』 >>536-543
※543はおまけです
『困りごとはきっかけ』 >>546-548
『本気になったのはどちらだったのか』 >>549-550

Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.554 )
日時: 2023/05/27 21:08
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: rd7NbV2E)

 ディルクの言葉に、さすがにライク・ツーも目を丸くした。
 アリノミウム結晶はオリヴァーも触れた赤い石。それに触れると薔薇の傷が刻まれ、貴銃士を呼び覚ます力を得ることができる代物だ。オリヴァーたちも何人かその石に触れてマスターとなった者を知っている。
 だが、ディルクが石の流通経路を知っていたのは予想外だったようだ。何せ、それならば現代銃、古銃、どちらでも良い。自分たちで呼び覚ませばいい話なのだから。(ただし、古銃が絶対高貴に目覚める可能性は極めて低いだろうが)
「だが、私はどうしてもあれを使いたいとは思えない」
「何故です、ブラウエルス氏」
「……各国の騒動を、知っているからですよ」
「「「!!」」」
「? 各国の騒動とは?」
 鯉登が口にすれば、ディルクは各国で起こった……オリヴァーたちも巻き込まれていた事件を挙げていく。
「その中でも、フランスではシャスポー様、オーストリアではカール様、それだけじゃない。アメリカでは貴銃士が三人も様子がおかしくなったと言うではありませんか。
噂では、ドイツ軍に所属しているドライゼ様もそうなった、と。日本でもアウトレイジャーが急増したとも聞き及んでおります。我が国、ベルギーでも何やら騒動があったとも。
……私は、あの石が恐ろしい。もしも革命の際に、貴銃士たちが暴走していたら……。それに、もしも私が使用して、私の召銃した貴銃士が暴走して全てを傷つけたらと思うと……恐ろしくて、使いたいとは思えない」
「だから俺たちのマスターを利用する、と? ふざけんな!」
「私は!!」
「!!」
「……この家を、家族を、守りたい。そのためならば誰に何と言われようとも、罵られようとも、利用できるものは利用させてもらうつもりです」
「ブラウエルス氏……」
「……失礼しました。部屋はすでに用意させてあります。今から使用人たちに案内させます。パーティーへ参加したくないと思われたならば、車を用意させます」
 その言葉に誰も何も言わなかった。しばらくして、靴音が廊下からして、失礼しまーす、と少し緩い声がする。
 その声に勢いよく振り返るのは鯉登と月島だ。
「あれ? ……鯉登少尉と、月島軍曹じゃないですかあ〜! お久しぶりです」
「え? ……あ、本当だ」
「う、宇佐美、と」
「き、菊田、特務曹長……!?」
 揃いのワイシャツ、燕尾服のようなベスト、クロスタイを身に付けた宇佐美時重うさみときしげ菊田杢太郎きくたもくたろうが、そこにはいた。
 思いがけない再会に、四人は固まるのだった。


─────────────


「まさか、ここで再会するとはな……」
「僕たちだって思ってません。それに、どうせ再会するなら鶴見中尉が良かったです」
「相変わらずだな……」
 鯉登と月島に用意された部屋で、宇佐美、菊田を交えて話をしていた。宇佐美は客人にと用意された茶菓子を遠慮なくつまんでいる。悪びれる様子も特になくやっぱ美味しい、と言う始末だ。
 そんな宇佐美をよそに、鯉登が菊田にこの世界に来た経緯を聞けば、菊田は一つ頷いて話し始めた。宇佐美と菊田はある日、この屋敷の庭に倒れていたらしいと言う。らしい、と言うのは目が覚めたのはフカフカのベッドの上で、庭に倒れていたと言うのは使用人や発見したミシェレの証言だからだ。
 介抱された二人はあっという間に全快。しかし元の世界とは何もかもが違いすぎる場所に放り出され、頼れる人も場所もない二人を使用人として雇ってくれたのがブラウエルス家なのだと言う。それ以来、二人はミシェレをメインに使用人としてブラウエルス家に仕えていた。二人は特にミシェレと、ミシェレの弟のヨエルに懐かれているらしい。
「そうだったか……ここでの生活はどうだ?」
「ええ、悪くありませんよ。寝る高床ベッドは柔らかい、飯は美味い、危険なことと言ったら旦那様の護衛くらい。少しばかり刺激は足りませんが」
「あとは弟のヨエル坊ちゃんが少し体が弱いことですかね? 他の使用人たちも悪い人じゃないんですけどね〜」
「……その言い方からすると、やはりか」
「ま、少し似たような関わりがあれば気付きますよね〜、この家が少し……いや、だいぶ歪だって」
 そう言った宇佐美の目は、どこか苛立ちを含んでいた。しかしそれはすぐに細められ、そうそう、と手を叩いた。
「実を言うと少尉たちより先に、お客様が見えてるんです。二組と一人は招待客、もう一組は……僕らと同じ、唐突に招かれちゃったお客さんです」

─────────────

 夕食時、オリヴァーたちは執事であるドニに連れられてホールに移動していた。その道中、二人の青年が何やら言い争っているのが見えた。
「てめぇが分かるっつったんだろうがタコメンチ!!」
「し、仕方なかろう!! いやほんと、僕も覚えてたつもりで」
「つもりじゃねえかこのスカポンタヌキ!!」
「どうなさいましたか、ギラ様、ヤンマ様」
 ドニが声をかければ二人はこちらを向き、赤いメッシュがかかった青年は助かった、と言わんばかりに顔を綻ばせ、髪をリーゼントにセットした青いメッシュがかかった青年は荒げた声を落ち着かせてドニか、と口にする。顔を顰めて親指で赤いメッシュの青年を指す。
「こいつが迷いやがった」
「ま、迷ったわけじゃ」
「迷ってんだろうが!」
「まあまあ、今から私どもも向かうところでしたので、よろしければ」
「その方が早えな」
「うう……って、あれ? その人たちは」
「ああ、そういえばまだお伝えしていませんでしたね……。こちらはお嬢様の誕生日パーティーに出席なさる方々で、彼が貴銃士様方のマスター、オリヴァー・ウェッジウッド様です」
「よろしくお願いします。お二人の名前を伺っても?」
 オリヴァーがそう言って微笑む。オリヴァーとは対照的に、赤いメッシュの青年はフハハハハ! と高笑いを始めた。
「オレ様は、ギラ! 世界を支配し、邪悪の王となる男だ!!」
「あ、そういうのいいんで」
「えっそう?」
 決め台詞だったのだろうか、玖龍に一言で返されたことにギラと名乗った青年は少し落ち込んでいた。
 それをあまり気にかけず、今度はリーゼントの青年が口を開く。
「俺は、ンコソパの総長ヤンマ・ガストだ」
「ンコソパ……?」
「……やっぱここが異世界っつーのは本当なんだな」
「!! 異世界って……」
「まだ信じておられなかったのですか」
「いや、改めて実感したってだけだ」
「あ、あの、異世界ってまさか……」
「はい。こちらのお二方は異世界より飛ばされてきた方で、ヤンマ様はンコソパ、という国の国王様なのです」
「国王!?」
「い、今総長って」
「俺からしてみりゃ似たようなもんだ」
「お二方以外にも三人、一人は女王、二人は国王と……いやはや、私どもも驚きましたよ。異世界とは言え、王族の方ですから」
 ギラとヤンマ、そして三人の王以外にもその従者たちがいるらしい。彼らは皆先にダイニングルームへと向かったようだ。
 二人を加えて自己紹介をしつつ、歩く。その際に貴銃士のことはすでに聞いていたらしく、特に驚かれはしなかったものの、ジョージとギラが瞬く間に仲良くなっていくのは少し驚いたし、ギラはマークスのオリヴァー自慢を聞いてもにこにこと笑っていた。……邪悪の王とは、と玖龍が呟くので一つ頷くくらいには、邪悪、と言う言葉が似合わない青年だ。
 そんな風にちょっとした談笑をしながら歩いていると皆様、とミシェレの声がした。振り向くと、そこにはミシェレともう一人、五歳くらいの男の子がいてミシェレと手を繋いでいた。
 焦茶色の髪に、青の瞳。ディルクに似た子どもはミシェレに隠れてぎゅう、と抱きついた。
「ミシェレ、その子は?」
 カトラリーが聞くと弟です、と答えてご挨拶して、と優しく弟に言う。
 弟はちらりと顔を覗かせる。
「……ヨエルですっ」
「ヨエルか、よろしくな!」
 ジョージがそう言って笑顔を見せるも、ヨエルはさっと隠れてしまう。
「ごめんなさい、ヨエルはちょっぴり照れ屋さんなんです」
「そっかー、なら仕方ないよな!」
「ほらヨエルー、こっちに来な?」
「!! ギラさま!!」
 ギラに呼ばれると一変して顔を輝かせて抱きつきに行く。ギラはそのままよいしょ、と慣れたようにヨエルを抱っこする。
「ギラさま、ギラさまー!」
「ヨエルは今日も元気だなー!」
 優しい笑顔で頬擦りするギラ。ヨエルも嬉しそうにきゃー! とはしゃいでいる。本当の本当に、全く邪悪の二文字が似合わない、微笑ましい光景に思わず顔が綻ぶ。
「ヨエル、あまりギラ様にご迷惑は……」
「平気だぞこれくらい! じゃあこのまま、食堂に行くか!」
「うん!」
「ご、ごめんなさいヨエルが……」
「いいだろ別に。あいつが好きでやってんだからよ」
「で、でも……」
「ねえミシェレ、僕もいいと思うよ。どう見ても迷惑って思ってなさそうだし」
「うんうん。彼、子どもが好きそうだし、ミシェレちゃんは気にしなくていいんじゃないかな?」
 ヤンマとカトラリー、シャルルヴィルに言われてようやく、それなら、と控えめな笑顔を見せる。そうして、二人を加えて再びホールへ向かうのだった。

2023/05/27 微修正

Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.555 )
日時: 2023/05/27 21:06
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: rd7NbV2E)

 夕食を終え、夜。眠れなかったカトラリーは廊下を歩いていた。夕食の時は人数が多いと言うこともあってか立食式だった。その時に会ったのが他の王たちであるヒメノ・ラン、カグラギ・ディボウスキ、リタ・カニスカ、従者であるセバスチャン、クロダ、モルフォーニャにヤンマの側近的な存在であるシオカラ。
 先に来ていたという東雲慎英しののめしんえいの家族である東雲絵名、東雲彰人の姉弟。(母親は少し遅れてから来ていた)東雲慎英自身は当日に来ると言っていた。そして同じく先に来ていたエドガー・ワルデン。何やら絵名とエドガーは何かあったのか相性が非常に悪く何かと言い合いになっていて、騒がしかった記憶しかない。
 はあ全くとため息を吐く。外からはフクロウの鳴き声が聞こえ、窓から見上げる夜空には三日月が浮かび、優しくカトラリーを照らしている。
 そんな綺麗な月を見上げても、カトラリーの胸中はモヤがかかっているが。
「……やっぱり、この家……」
 使用人たちも、ブラウエルス一家も良い人間でお互いに仲が良いのがよく分かる。夕食の時にあった女性、ヒセラ・ブラウエルスもウェーブのかかった黒の長髪に、紫の瞳を持ち、一目でミシェレの母親だと分かり、彼女も子ども思いの母親なのだろう。けれど……。
 ふと廊下を見たカトラリーの視界に入ったのは、小さな背中。整えられた黒髪、大きなリボン。ミシェレだった。今は二十二時を少し過ぎた頃だ。ミシェレは確か夕食で弟の世話をしてから勉強をすると書斎に向かっていたが、まさかこんな時間まで勉強していたのだろうか。
「ミシェレ?」
「あら……カトラリー様! このような時間まで、起きていらっしゃったのですか?」
「うん、少し眠れなくって。……ミシェレこそ、こんな時間まで勉強?」
「……ええ、つい、夢中になってしまって」
 そう答えるが、そっと伏せ、逸らされた目で何となく嘘なのだと分かる。だが、追求したところで何もないだろう。あえてそれに触れずそうなんだ、と返した。
「でも、ミシェレも寝ないと。3日もしたらミシェレの誕生日でしょ?」
「お気遣いありがとうございます、カトラリー様。……そう、ですね。そろそろ休まなくちゃ」
 ミシェレがそう言いかけた時。近くの部屋から泣き声がした。この声はヨエルの声だ。どうしたのだろう、と口にする前に、ミシェレが小走りでそちらへ向かう。それを思わず追いかけた。
 一際泣き声が大きくなった部屋の前で止まる。中からは困り果てた使用人の声と、姉さま、姉さま、と泣きじゃくるヨエルの声がした。
「ヨエル、姉様よ。入っても良いかしら?」
「!! 姉さまっ!」
 中に入るとベッドの上で涙をボロボロこぼすヨエルと、散々宥めていたのか困り果てていた使用人がいた。ミシェレがヨエルに歩み寄り、ベッドに腰掛ける。
「また眠れないの?」
「うん、姉さま、ご本読んで!」
「ええ、いいわよ。何がいい?」
「わーい!」
「申し訳ありません、ミシェレお嬢様……」
「いいのよ、気にしないで。あなたはもう休んでくださいな」
「ありがとうございます、それでは、私は失礼しますね……」
「えっ、ちょっ、ちょっと!?」
 丁寧ではあるものの、あまりにあっさりと部屋を出ていく使用人。それにカトラリーの胸のモヤは強くなる。ヨエルは無邪気に絵本を選んでおり、ミシェレは微笑みながらそれを見ていた……が、よく見ると少しだけ疲れたような目をしている。
「あ、あのさ、」
 カトラリーが言いかけた時。コンコン、とノックの音がした。どうぞ、とヨエルが口にするとどうも、と宇佐美と菊田が入ってくる。
「あ、ときしげ!」
「トキシゲに、モクタロウも。どうしたの?」
「ヨエル坊っちゃま、ミシェレお嬢様も早く眠らなきゃですから、時重がお相手しますよ〜」
「やだやだ! 姉さまじゃないとやだ!」
「え〜? 残念だなぁ、ヨエル坊っちゃまが好きそうなお話、あるのになぁ……」
「え!? どんなお話!?」
「お、聞きます? じゃあ話しちゃいましょう!」
「やったぁ!」
「と、トキシゲ、いいのよ。あなたも休んで……」
「はいはい、お嬢様も休んでくださいねっと」
「ひゃっ!」
 入ってきたかと思えばすぐに宇佐美がヨエルを丸め込み、休ませようとするミシェレを菊田が抱き上げる。抱き上げられたからか特に暴れず、ミシェレを連れて菊田が部屋を出ていく。その際にどちらもヨエルにおやすみなさいと挨拶をして。
 カトラリーが慌てて菊田たちに着いていく。
「二人とも、本当に大丈夫? ちゃんと休めてる?」
「大丈夫ですよ。休む休まないに関してはお嬢様も早く寝てくれれば、より早く休めるんですが」
「う……ご、ごめんなさい。でも、つい……」
「ちょっと、ミシェレは悪くないでしょ!」
「おっと、すみません。ミシェレお嬢様もそんなに落ち込まないでください、ちょっと意地悪が過ぎましたね。ミシェレお嬢様は頑張り屋さんですから、気にしちまうんですよ。
だからたまには早く休んでもバチなんか当たりませんって」
「そう、ね……できる限りそうしてみるわ」
 ミシェレの部屋に着いたのか、菊田がミシェレを下ろす。彼女は微笑んでおやすみなさい、と二人に頭を下げると部屋へ入って行った。
「さて、カトラリー様、でしたっけ? あなたも部屋まで案内しましょうか?」
「いらない。……ねえ、キクタさん、だよね? ここの家のこと、どう思ってるの?」
 そう切り出すと少し黙ってから歩き出した。カトラリーもそれにそっと着いていく。ある程度ミシェレの部屋から離れたところで、菊田は再度止まった。
 「どう思ってるのか、でしたっけ」と切り出し、彼はカトラリーに向き直る。
「正直、異常です」
 そうきっぱり言う菊田に面食らいながらもやっぱりかと脳内でつぶやく。菊田は続けた。
「使用人たちの仕事を思わず主人やその家族が手伝う、っていうのはまあまああることだとしても、ミシェレお嬢様への対応が異常、と。
ミシェレお嬢様だけが使用人の仕事のみならず、そこまで難しいことはしていないと言えど、父親の仕事の手伝いまでしている。時々客人の対応まで。その上で様々なレッスンに勉強、さらには弟の面倒まで。両親が多忙だから面倒を見るのもまあ分かりますが、使用人たちはほとんどヨエル坊っちゃまの面倒を見やしない。あんだけ人がいるのに、ですよ?」
「……やっぱりね」
 最初、ミシェレが家から出てきた時にすでに違和感はあった。彼女の性格から自分で客人を迎えたい、もてなしたいという気持ちはあったのだとしても、そのそばに使用人が誰一人控えていなかったのだ。ディルクのいる書斎へ案内された時も、あれだけ使用人がいたにも関わらず、声をかけてきた者もいるというのに誰一人として案内を代わると申し出る人間はいなかった。
 みのりたちをミシェレに案内させたのはミシェレたちに聞かせたくない話があったのだろうが、夕食の時だってヨエルをミシェレが連れて行っていた。せめて使用人がやるべきだろうに。そしてとどめと言わんばかりにさっきの出来事だ。大人顔負け……下手をすれば大人よりも忙しいのにレッスンや勉強まで。そんなの、疲れた目をするのも当然だ。
「ヨエル坊っちゃまも幼くて甘えたい盛りとは言え、ね。ああも毎晩お嬢様に本を読んでもらってちゃ休めないってもんですよ」
「ちょっと待って、毎晩!? ま、まさか、この時間に?」
「ええ。毎日、この時間に」
「……嘘でしょ?」
「残念ながら本当です」
 思わず眩暈がする。まさか、あの勉強と言うのは弟がぐずるのを分かっているが故の時間潰し、なのだろうか。……よくよく考えてみると、ミシェレが向かう方向はヨエルの部屋だった。可能性は充分にありそうだ。
「俺たちが来てからは何やかんや宇佐美が相手してますし、たまにギラ様が相手してくれるんですよ。客人に何やらせてんだって話なんですが」
「……どうしよう、全然マシに聞こえる」
 いや実際マシだ。おそらく菊田たちが来る前からそうだったのだろう。改善された様子などないから。
「ねえ、それ、他の人たちには言ったの?」
「言ってないとでも?」
「……言ってあれなの?」
「言ってあれです。まるで自覚がありゃしねえ。そこはお嬢様が結局どんどん手伝いを引き受けちまうってのも、俺たちは新参だからどうしても発言の立場が弱くなるし、言い方もそこまで強くないのが原因だとは思いますがね」
「……」
 絶句してしまう。そんなことが、あり得ていいのだろうか。このままでは、ミシェレは。
「まあ、俺たちが何とかしますんで本日はどうぞお休みください。ミシェレお嬢様は、貴銃士に……その中でもカトラリー様、あなたにお会いしたがってましたから、誕生日当日に倒れられたらお嬢様が悲しみます」
「え……僕に?」
 顔を上げれば菊田は優しく笑っていた。菊田は続けた。
「ええ。ベルギーで召銃された古銃の貴銃士。遠目に一目見た時からお話したかったそうで。あとはミカエル? っていう貴銃士とファル、という貴銃士がいれば最高だったんですが」
「ああ……どっちも忙しかったからね」
「まあそれでも、一番お会いしたかったカトラリー様が来てくれて、お嬢様はすごく喜んでるんですよ。だからどうか、お嬢様の誕生日には倒れないようにお願いします。
数少ない、お嬢様のわがままなんで」
「……分かったよ」
 ミシェレの、数少ないわがまま。それにどれだけ彼女が我慢しているのかが分かってしまう。ならば、せめてそれだけでも叶えてあげたい。
 そう思いながら、カトラリーは菊田と別れて割り当てられた部屋へと戻っていった。

Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.556 )
日時: 2023/05/27 21:10
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: rd7NbV2E)

 絵名は暇だった。小さなスケッチブックを持って屋敷を散歩する程度には暇だった。異世界のお金持ちのお嬢様、その子の誕生日パーティーに父と共に招待された彼女はほとんど心の準備もないままに、この屋敷に滞在している。当の父は元の世界での仕事があり、当日に来るらしくそれに何よそれと怒ったのは記憶に新しい。
 ニーゴとしての活動は問題なくできるものの、それ以外の時間が暇だった。だからせめて絵を練習しようと屋敷内を見て回っていたのだが。
「なーんか、どこも忙しそうで描きづらいんだよね〜……」
 誰に言うでもなくそう一人呟く。使用人に「お好きなようにお好きな場所を描いてください」と言われたものの、どこに行っても仕事の邪魔になりそうだ。使用人同士が談笑しているのを見かけるから、本当はそうでもないのかもしれないけれど。
 はぁ、と思わずため息を吐けば、目の前の廊下をヒメノがミシェレの背を軽く押しながらどこかへ向かっているのを見た。その後ろにはヒメノの側に着いて離れないセバスチャンもいる。
 突然、別の異世界からこの屋敷にやって来てしまったという彼女は結構わがままで、たった一日見ていただけでもセバスチャンがやたらと大変そうなのを思い出しながらも、何をしているのか気になった絵名は三人に歩み寄って声をかけた。
「あの、何をしているんですか?」
「あら、絵名! ちょうどいいわ、あなたもお茶しましょう!」
「え、お茶ですか?」
「ええ、とってもいい天気だし、外でね」
「あ、あの、ヒメノ様! 私、まだお手伝いが……それに、ヨエルのことも」
「そんなの使用人たちに任せちゃえばいいじゃない。ヨエルのお世話もね。あなたがいなくちゃ私、なの」
 相変わらずなわがまま発言につい苦笑いする。だが、朝早くに目を覚まして近くをランニングしてきた彰人が言うには、ミシェレもかなり早い時間から起きて庭の花に水やりをしていたと言う。
 少しはあの子見習えよ、と言う弟の発言を思い出して少しイラつきながらも、ミシェレを休ませる時間も必要だと思う。だからヒメノの案に頷く。
「私も良いと思うよ? ミシェレちゃん、いっぱいお手伝いしてるんだし、少しくらい任せちゃお!」
「そ、そう、でしょうか……」
「ええ、ヒメノ様と絵名様の言う通りかと。心配でしたら、私が伝えて参りますよ」
「……ごめんなさい、お願いできますか?」
「承知しました」
「あれ? どうしたの?」
 今度はシャルルヴィルが近づいてくる。その側にはちょうど彼と話をしていたのか、愛莉もいた。
 今からミシェレたちとお茶をすることを話せば、愛莉は「私もいい?」と聞いて来て、シャルルヴィルは何か思いついたように「ちょっと待ってて」と言ってその場を離れた。少し待っていると彼は一つの缶を持って戻ってくる。
「これ、よかったらどうぞ♪ 僕のお気に入りの茶葉なんだ、とっても香りがいいんだよ」
「えっ、いいんですか!?」
「Oui♪ まだあるし、みんなにも楽しんで欲しいから。あっ、そういえばこの後のお手伝いだけど、よければ僕が伝えておくよ。ちょうど今から行く所だったから」
「ありがとうございます。それでは、申し訳ありませんがお願いできますか?」
「まっかせて! みんなはお茶会、楽しんでね!」
「あ、そうだ。どうせなら雫たちも呼んでくるわ。先に始めてて!」
 シャルルヴィルはそのまま別れ、愛莉は雫たちを呼びに行き、絵名たちはミシェレと共に外へ出る。ふわりと香る花の香りに癒されながら、色とりどりのバラに囲まれた庭でセバスチャンが素早く準備を始めた。運ばれて来たティーセットを使用人に頭を下げてから、テーブルに並べていく。僅かな音すら立てずに見栄え良く。瞬く間に並べ終わり全員で椅子に座って、愛莉の言う通り先に始めていると愛莉たちもやって来て、その場はさらに華やかになる。
 最初は周りを気にしてそわそわとしていたミシェレも、少しずつ笑顔が増えて来た。摘んでいたお菓子もなくなり、セバスチャンが「すぐにご用意します」と離れてから少しして。
「でねー、あ、彰人」
「げっ……」
「げっ、って何よ。でもちょうどいいから、セバスチャンさんからお菓子受け取って来てよ」
「はあ? 何で俺が」
「いいでしょ、暇そうなんだし」
「暇じゃねえし」
「なら何してたわけ?」
「…………」
「ほら暇なんじゃない!」
「ちょっと絵名、彰人くんを使いパシリにしない! 大丈夫よ彰人くん」
「すみません、桃井さん」
「いいのよ」
「ちょっと! そうやって愛莉にはいい顔するんだから!」
「お前にしても意味ねえだろ」
 絵名と彰人の言い合いに、ほとんどがあわあわと慌て、ヒメノは優雅に紅茶を飲みながら眺め、愛莉は愛莉で絵名にやめなさい、と叱っていた。そんな中、結局セバスチャンが戻って来た。
 結果的に彰人は早々に解放され、もう、と愛莉がため息を吐いた。
「あ、あの、彰人様とケンカなさっていましたが、大丈夫なのでしょうか……?」
「え? ああいいの。いつものことだし。それに、弟なんてちょっとこき使うくらいがちょうどいいと思うし?」
「え……」
「って、絵名の場合はちょっとじゃないでしょ! 少しは自分でやりなさい」
「もー、愛莉ってば彰人の肩ばかり持つんだから。まあ、何にしても、ミシェレちゃん」
「は、はい?」
「……ミシェレちゃんもヨエルくんのお世話ばかりじゃなくてもいいんじゃないかな。少しは、ね」
「……それは同意ね。確かにヨエルくんは体が弱いのかもしれないけど、何でもミシェレちゃんに任せてたらヨエルくんのためにもならないわ。
すぐに、は難しいかもしれないけど……」
「そうね……でも、思わずお世話したくなっちゃう気持ちは分かるわ。私もしぃちゃんのお世話したいんだけどいつも断られちゃって……」
「志歩ちゃんのお世話は……難しいかもね……!?」
「いや、その前に日野森さんはお世話されるタイプではないような……?」
「で、ですが……」
「絵名たちの言う通りよ、ミシェレ。あなたはもう少し、わがままに生きればいいの。あなたの人生なのだから」
「……わがまま……」
 ミシェレはそう呟くものの、俯き、首を横に振ってしまう。そうして上げた顔は、眉を八の字に下げたどこか困ったような、寂しげな笑顔だった。
「いいえ、私までわがままを言ってお父様たちを困らせることはできません。それに、今のお手伝いは私のわがままです。……これ以上は、何も望むことはありません。
お気遣いいただき、ありがとうございます」
「……そう。本当に、それでいいのね?」
「……はい。私は、これ以上ないくらいに幸せなんです」
 そう言うミシェレの言葉が嘘だと、誰であろうと分かっただろう。強いて気付いていないとしたら。
 ミシェレ本人が、嘘だと気付いていないのだろう。

─────────────

 夜。ミシェレは書斎を出て廊下を歩いていた。コツコツ、と自分の靴から鳴る音以外はフクロウの鳴き声だけが廊下に響く。ふと、ミシェレは父の部屋の明かりがまだ灯っていることに気が付く。
「お父様、まだ起きていらっしゃるのかしら……?」
 父の部屋の方へ足を進める。もしも起きているなら……少しでいい。今日のお茶会のことを話したかった。「楽しかったです」、「シャルルヴィル様のくださったお茶が美味しくて」、「お父様も今度、一緒に」。そんな些細な言葉だけでも届けたかった。
 そっと部屋を覗き込む。そこにいたのはディルク……だけでなく、リタとカグラギも一緒だった。
「あ……」
「誰だ」
「!!」
 離れようとする暇もなく、リタに気付かれてしまう。おずおずと中に入ればおや、とカグラギが声を溢した。
「これはこれは、ミシェレ。どうなさいました?」
「い、いえ、まだ明かりが点いていらっしゃったので……」
「何かディルクに用事か? それなら……」
「すまない、ミシェレ。少し大切な話をしているんだ。何か用事なら、明日一番に聞きに行くよ」
「……おい」
「ディルク殿、我々の話こそ明日でも構いません! どうぞご息女のお話を……」
「いえ! 大した用事ではありませんので……失礼しました。おやすみなさい、お父様、リタ様、カグラギ様」
「ああ、おやすみミシェレ」
 ミシェレはそのまま部屋を後にした。少しだけ、滲む視界を誤魔化しながら。
 彼女が出た後、リタとカグラギが思わず呆れたようなため息をこぼしたことは、二人以外気付くことはなかった。

次 オマケ

Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.557 )
日時: 2023/05/27 21:19
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: rd7NbV2E)

オマケ
『リタ・カニスカは疲れてる』

 リタが割り当てられた部屋。そこへ入り、こちらに来てしまってから揃えた鍵をいくつも、厳重に閉める。振り向けば、白くもっふりとした巨大なぬいぐるみがソファに鎮座している。
 リタは剣──オージャカリバーをテーブルへ置き、そのぬいぐるみに寄りかかるようにソファに座ると、ぬいぐるみの腕をもふり、と頭を乗せた。
「お疲れりったん〜(裏声)」
「もっふん、あいつらほんと分かってないよ」
「どうしたのぉ〜?(裏声)」
「どれだけ言ってもミシェレへの態度変えないんだよ。不動なのは私とゴッカンだけでいいのに。むしろそこは柔軟に対応しろよほんと」
「ほんとそれね〜(裏声)」
 ……お分かりいただけただろうか。この人、一人でぬいぐるみと話しているのである。しかもきっちり声まで作って。
 元々リタたちは『チキュー』と呼ばれる世界に住んでおり、そこでは五つの国がある。その中の一つ、『ゴッカン』と言う国を、リタは治めていた。ゴッカンは常に氷点下であり、休むことなく吹雪が吹き荒れる国だ。そこは国際的犯罪者を裁く国でもあり、リタは国王であると同時に最高裁判官でもある。
 が、この話しかけているぬいぐるみ……『もっふん』にお熱なのはここだけ秘密というやつである。(ただしモルフォーニャは知ってるがリタが気付いてなかった)
 だからこの世界に来て、もっふんと戯れることはおろか見ることすらできないことに人知れず絶望していたのだが翌日、目を覚ましたら何故かこのもっふんがソファに鎮座していたのである。
 何故、とか、どうやって、とか、これ誰かに見られてないかうわやばいかもしれないどーしよ、とか思うことはあったものの、とりあえずもうもっふんがいればいいや、と考えたリタはそのもっふんと変わらぬ日々を過ごしていた。もふったり、こんな風に話したり、だ。
「もうさ、ここがゴッカンだったらマイナス10℃の牢に半年くらいぶちこんでやるのに」
「私刑はダメだよ〜(裏声)」
「だよね。それにミシェレがまた大変なことになるから良くないよね。
はーーーーーーほんと何言えば態度改めるんだあいつら。態度改めるのかな。ミシェレがほんとかわいそう」
「でもさ、りったん。りったんにしては珍しく中立じゃないね〜(裏声)」
「違うんだよ、もっふん。今回の場合は確かに中立じゃないけど、ここゴッカンどころかチキューじゃないし、何より私たちがミシェレ側に立つことで対等だと思うんだよね」
「なるほどー、物は言い様だね〜(裏声)」
「でしょ」
「りったん天才〜(裏声)」
 そうしばらくやりとりを続け、やっとあらかたストレスが発散され、よし、と立ち上がる。
「リタ、明日も頑張るよ、もっふん」
「頑張れりったん(裏声)」
 こうして、明日も痛むであろう胃を抱えながら、リタは就寝するのであった。

コメントOK
※さらっと出てきた新ジャンルは王i様i戦i隊iキiンiグiオiーiジャ/ iーです。
合間のiは一応検索避けのためです←

Re: 綴られし日々-作者とキャラの日常- ( No.558 )
日時: 2023/05/27 23:49
名前: 大瑠璃音葉 (ID: bR6mg6od)

こんにちわ!大瑠璃音葉です!
音葉「新ジャンルは王様戦隊キングオージャーかぁ・・・皆一癖も二癖もある素敵な王様達!」
優治「ヒメノ様ヒメノ様。俺、あなたに弟子入りしたいんです。弟子入りさせてくれませんか・・・?俺、弟の病気を治したいんです・・・!」
優彼「優治にぃ落ち着いてよ!もう、ヒメノ様について知ってる以上、優治にぃがヒメノ様に弟子入りしたがる気持ちも分かるけど!」
音葉「・・・ミシェレに対する対応が変だね。あんなに小さい子に何させてるんだか!あの子は自由に夢見て良いし、ヒメノの言う通り、我儘になっていいんだから!」
次回も楽しみに待ってます!


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