二次創作小説(新・総合)

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ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》【報告あり】
日時: 2022/11/08 21:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
参照: https://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1336

どうも。おろさんです。
『ウルトラワールドでの日常』の新スレ。第2章です。
様々な世界を巡る、『交叉伝クロスオーバー』の物語をお楽しみください。




~注意事項~
・クロスオーバー作品
・一部キャラ崩壊、オリジナル設定有
・(多分)不定期更新
・シリアス展開有
・登場作品のネタバレ注意
・誤字脱字あったらゴメンナサイ(蛇足)
・気軽にコメントお待ちしております
(*依頼の応募だけ、感想がなってない、荒らし・誹謗中傷 等はご遠慮ください)

(順次更新予定)


~目次~

序幕『新たな物語の前に』
・《始まり》《過去》>>1-3
・《月へ》>>4-5
・《月面対戦》>>6-8
・《ある事件》>>9-11


『世界を交える出会い』
パート1 >>14-15
パート2 >>16-19>>20


『日常話』(そうじゃないのもある)
とことん書いた小話2つ >>118
作成しましょうカードゲームを >>119-120
新しいシステムと新しい力 >>123
オリジナルカードゲーム始動 >>124
久々の松 >>244
米森サトルの憂鬱 >>247
月とバスターズと >>342
ダークアイwithぴえんハザード >>357-360
ロボットカルテット >>361
オバケのホテルで暗闇大パニック >>362-363
折角なので昔話(?) >>390
また来ましたウルトラワールド >>452
四季のフラワーマスターと警視総監煉獄王 >>480-481
念写天狗と忍者 >>484
夜兎とメイド。その信念は >>487-488
カリスマ祷(!?) >>491-492
破壊の力と羽を持つ者 >>495-497
秘封倶楽部初代会長 >>514-515
二童子と吉原 >>550-551
『暗鏡王』を探しに鏡の世界へ 前編>>554 後編>>558-560
思い付きで何か作ると最終的にトラブルが起きる >>593-595
きっかけの出会い >>596-598



『救出・ミッション』
イカした英雄 >>45
ワールドクラフター >>48
闇の魔導士と森姉弟 >>51
ソルジャー・クラス1st >>70
雇われ遊撃隊長 >>73-74
名もなき見習い魔女と格闘女王様 >>78-79
花のオーバーテクノロジー >>89
秘封のスペルと自称大王 >>125
チャンピオンを目指す者とゲーマーな少年 >>136
彗星の魔導士と恋心抱く占い乙女 >>139
雷撃のネズミポケモンとノイグラードの女王 >>140
孤高の処刑女王と深紅の咲き誇りし女帝 >>250
ジャングルの王者と南国の軽業師 >>258
史上最凶のエレベーターガール >>262
氷壁の双星 >>364
ドぎついピンクスナイパー >>365
超天才理系超美少女兼超電子ドーナツ研究部員 >>366-367
騒霊三姉妹 >>474
夢幻のパーカッショニスト >>477


『銭天堂・笑ゥせぇるすまん』
危機感みかん 前編>>464-465 後編>>468-470
人間回収車 >>518-519
大事なモノ 前編>>541-542 後編>>545-547
組み立てクッキー 前編>>599-600 後編>>601-603



『依頼』
・コピー >>54-55
・本探しのために図書館へ。救出のために鏡の世界へ。
前半 >>59-61 後編 >>64-65
・ハロウィンナイト・ガンシューティング >>85
・椿の花と魔石とワープスター >>128-131
・並行世界の銭天堂 >>143
・シャインの奪還を >>173-174
・倒壊した図書館 >>178
・カードゲームは分かりやすさも大事 >>181
・回避せよ。ブラッドウェディング >>254-255
・奪還と防衛 >>346-347
・クッパクラウンの改良 >>351
・戦闘訓練の手伝い >>354
・クローン社の情報を得ろ >>455
・勝手に動く卒業制作品 >>459-460
・たとえ道具であろうとも >>536-537


『インクウェル島編』
・勢揃い。クロスオーバー >>21-23
・何が何でも >>24
・息抜き程度の休息 >>25-28
・介入。インクウェル島 >>29-32
・いざ探索。 >>33-34
・再会と出会いと厄介な事態と >>35-37
・悪意の虚無 >>38-41
・心無き者達 >>92-93
・超高校級のマジシャンと赤き猫の地縛霊 >>97-98
・模倣体『コピー』 >>99
・『鍵』とボスレベルのディスペクター >>100-103
・突入。デビルのカジノ >>106
・心無きゲーム >>107-108
・崩せ。理不尽なゲーム >>111-112
・対決!!傲慢のボスエネミー >>113-114
・解放 >>115

・次の世界へ行くために >>146
・UMAの事 >>147
・再び捜索。インクウェル島 >>148-149
・緑の人気もの >>150
・言葉通りの悪魔 >>151
・導く鍵 >>155-156


『99コロシアム編』
・いざ次の世界へ >>160
・99コロシアム >>164
・ぷよぷよとテトリス >>167-168
・意外と早く見つかる乗組員探し >>171
・地下には何が >>172
・改装された地下 >>182-183
・突入。無情なレースゲームへ >>184
・再会。そしてレースゲームへ。 >>189-190
・厄介な展開だらけ? >>194
・亜空のバイクレースと刈り取る少女 >>197-198
・『正々堂々』と『卑怯』 >>201
・危機一髪。そして『フィギュア化』の意味の石化 >>205
・電撃の女子高生ギタリストと正々堂々と石化と >>206-207
・『動きを止める』石化 >>210-211
・ディスペクト。『侍』と『装甲戦車』、『不死』と『惨死』 >>212
・侍の士気と宝来の人の形 >>215-216
・継承の力『レクスターズ』 >>219
・いざ地下施設へ。99コロシアム編終盤 >>223
・大穴での交戦 >>226-227
・打ち破れ!リプログラム >>231
・いざ突入、中央部。現れるは強欲のボスエネミー >>234
・マザーコンピューター『メデューサ』 >>238-240


『かぶき町編』
・気を抜いてたら意外とトラブルに会うよね >>266-267
・犬の散歩から空の平和を守るまで >>270
・探しモノは案外早く見つかる >>273
・面倒ごとは意外と早く解決できるかもしれない >>276-277
・割とさりげなく結構な頻度で発生する再開と出会いのイベント >>280-281
・数が多ければ心当たりも多い >>285
・宿題終わらなくて困るのは後回しにした自分自身だ >>288
・時には大胆不敵に >>291-292
・集まれば大体ややこしくなる >>295
・お決まりのパターンなんてものは存在しない。多分 >>300
・追い込まれた途端に投げ出すのはやめなさい >>303
・所見殺しなんて大体の人が引っかかるんだよ >>306
・嫌いなモノはハッキリ嫌いって言うのも大事 >>309-310
・一度トラブルが起こったら色んな形で何度も起こる >>313-314
・『王』って字を付ければかっこよくなるとは限らない >>317
・どんなこともきっかけは最初は至って単純な理由 >>318
・抗え。若き者達よ >>319-321
・正義を謳いあげる奴にロクな奴いないって大体間違って無い >>322-323
・強そうなやつほどたまに出オチ要員になりやすい >>324-325
・信用しない人は勝手に信用しない >>328
・ちょっと色々話しておいたほうが良くって >>329
・いざ突入してみたらまさかの事態とか色々あった件 >>330-331
・怠惰な空間で踊り明かすかどうするか >>332-334
・人任せにし過ぎるのはダメ >>335-336
・天然パーマに大した奴はいない >>337


『幻想郷編』
・その日、2人の少女は幻想へと発つ >>368
・再会と巫女と生まれざる者 >>369-371
・奇怪な異変と裏切りの巫女!? >>372
・妖怪の山探索~河童とツノありと厄神と浮遊霊~ >>373
・秋を彩る探索劇 >>374
・片腕有角の仙人と改造された土司るカミさま >>375-376
・幻想郷捜索。起こりし異常 >>377-378
・昼でも尚月夜は輝いて >>379
・ゲッコウガの説明と、人里での逃走劇 >>380
・命蓮寺と銀河を巡る『王』 >>381-382
・再会とか出会いとか貸本屋での世間話(?)とか >>383-384
・いざ輝針城 >>385
・守れ。神霊廟 >>386
・博麗神社付近での出来事。解放を主張する怪しき男現る >>389
・レッツら紅魔館 >>391
・忍び寄る金色の影 >>392
・図書館を荒らす本型魔物 >>393
・悪魔の妹。触れずとも壊す『破壊王』 >>396
・追跡。吸血鬼連れ去る金色の青年 >>397
・魔法の森探索。世界最速のハリネズミと黄色い伝説現る >>398-399
・霧の湖でルーミアを探せ >>400-402
・いざ冥界。探すは境界に住む妖怪 >>405-406
・境を織る少女と大妖怪。感情無き世界望む男現る >>407
・『非想非非想天の娘』×『小さきエレクトロン巨人』 >>408
・永遠亭の薬師の元へ >>409-410
・銀色の侍VS神霊の依り憑く月の姫 >>411
・脅迫される博麗の巫女。次向うは地底 >>412-413
・閉じた恋の瞳 >>414
・地底を行き来するジャックフロスト >>415-416
・牙をむく三叉のディスペクター。地霊殿に向え >>421-422
・固き牙を破れ >>423-424
・内に秘めた感情と感情操作 >>425-426
・表情豊かなポーカーフェイス >>427
・クラキの証言。まだまだ漂う不穏な空気 >>430
・争い、追われ、騙され、閉じ込められ >>431-432
・地獄の女神介入。博麗霊夢解放大作戦 >>433-434
・ゲーチスの目論み。霊夢の本音 >>435-436
・負の感情と電撃の乱入 >>437
・ゲーチスを退けろ >>438
・空間王を止めろ >>442-444
・霊夢の証言。幻想郷解放のためにいざ行かん。 >>445
・嫉妬に染められた色彩 >>446
・博麗神社を取り戻せ。そして解放と帰還。またすぐに来るけどさ >>447-449


『外界編』
・オカルティズムな探偵 >>500
・真実知ール >>503-504
・外界に住む狂信者 >>507-508
・事態の収束と外界の協力者 >>511


『『謎』が集まる探偵事務所編』
・行【ひとさがしのために】 >>523
・主【じょしゅとたんてい】 >>526
・殺【じけん】 >>529
・隠【かくす】 >>532-533


『シャドウシネマラビリンス編』
・復元された世界 >>564
・早々に起こる厄介事 >>567
・大衆の映画館街。映画好きの少女と時空を彷徨う者達 >>568-569
・虚飾の栄光の映画 >>570
・目覚めた黒猫(ブラックキャット) >>571
・映画館街に現れる番人 >>572
・スティックス・カントリー >>573-574
・妨害電波装置を破壊せよ >>575-576
・とにかく立ちはだかる番人。とにかく色々判明する >>577-578
・キーパー・オブ・シザース >>579-580
・再会のために >>581-583
・ようやく。そして・・・ >>584
・いざ急げ。異変解決のために >>585
・虚飾の戦姫の映画・・・? >>588-589
・覚悟と鏡 >>590-591
・映画館は残り続ける。例え客がいなくとも >>592



タグ
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BUG依頼応募用紙 >>42(休止)

BUGメンバー一覧 >>417

新たな物語の前に《過去》 ( No.3 )
日時: 2021/09/05 19:12
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

続き




「くそっ!!!何だこのふざけた内容は!!!?」



・・・『月の都』にて。
ある日突然、どこからかばら撒かれた貼り札(ポスター)。それに書かれている内容では、『異世界クロスオーバーチームVS月の民 THE☆バトル大会』という謎のタイトル、具体的な内容や禁止行為等、様々な細かいルールや、貼り札の右下に『3日後すぐ来るよ☆その時までせいぜい準備していてよ誇り高き月の民さん? by作者』などとが書かれている、どうやら『バトル大会』とやらの予告と思われる内容だった。
この内容に、上層部は『完全に舐められている』と大激怒。


上層部の者「一体全体何なんだこれは!!馬鹿にしているのか!!こんなわけのわからないものすべて回収して処分しろ!!」

部下「そ、それがどうやら、もう既に全員にこれが知れ渡ってしまっているようで・・・しかも今だに大量に送られており・・・」

上層部の者「ぐぬぬぬぬ・・・・・・
・・・ハァ・・・致し方が無い。売られた喧嘩を狩って返り討ちにするしかなさそうだな。■■■様にも事情を話して、直ちに対応を追わせる必要がありそうだ・・・
・・・全く、なぜこんな意味不明な苦労を掛ける羽目にならなければならないんだ・・・」



・・・しつこく贈られるこの貼り札に対し、上層部はどうやら『返り討ちにする』ということで話を進める模様。





「・・・ふぅ。やっと動いてくれたか。」

・・・とある、『ウルトラワールド』にある、地下にある図書館のような部屋で、青いパーカーの少年は、水晶玉のような魔道具を使って、月の民たちの動きを見ていた。

すると、彼の前に、エイリアンのようなポケモンが姿を現す。

エイリアンのようなポケモン「・・・邪魔をするぞ『作者』。・・・どうやら、案外順調に進んでいるようだな。」

作者と呼ばれる少年「ああ、『■■■■■』か。・・・まぁな。ちょっと煽ってやったら何とか。」

エイリアンのようなポケモン「・・・しかし、本当に、『バトル大会』という形で戦うつもりでいるのか。私や■■■■も、『シャドウ因子』の進行を防ぐために『あえて』参加させてもらうが・・・」

作者と呼ばれる少年「・・・あんまり、なりふり構っている暇が無くなってしまってね。

・・・それに、どういう形であれ、俺たちが『力』で月の民たちに勝つことが出来れば、奴らにとって俺たちは『抑止力』となり、下手に動くことが出来なくなる。何かと事前にバッチリ調べ上げたから、弱点とかも把握済み。上層部の連中もすぐに倒すことが出来るだろう。

・・・それで、まずはこっちも色々準備が必要だろう?だから、幻想郷やこの世界以外で、月に送ったのとほぼ同じ、『バトル大会の予告』のポスターを貼って、参加者をかき集めた。何だか結構好戦的な方々が多いわけでなぁ。・・・特に、『■■■■■■島』の住人が意外と集まってくれたのは実に都合が良い。科学や自然現象をもガン無視しているあいつらは、科学が発展している月の民にとって天敵になる。ただでさえ、情報源が無い、異世界の技術や力に手間を取るみたいなのになぁ。」

エイリアンのようなポケモン「・・・あのドブネズミの軍人と関わりを持っていて正解だったな。それなら、スムーズに、紋章のことも話を進められそうだな。」

作者と呼ばれる少年「そうだねぇ・・・と言いたいところだけど、その前にちょっと、大分厄介なのがいるみたいなんだよねぇ。月にも。」

作者と呼ばれる少年のこの発言に、エイリアンのようなポケモンはどういうことか聞きただす。

エイリアンのようなポケモン「『厄介な存在』・・・?それは、■■■という者か?それとも、逆転能力を持つ、片翼の月の賢者か?」

作者と呼ばれる少年「いや、そっちじゃない。それにもしそいつが動くとなれば、俺も動いて止めに入ることになるし、あの月の賢者は物分かりがいいようだから、あのポスターと共にこっそり手紙を送って、ある程度の話をつけておいてるから多分障害にはならない。まぁ、形上でも、拘束して口を塞ぐとかで話を進めてしまえばいい。

・・・『厄介な存在』っていうのは、今回の場合、上層部辺りの連中の事じゃない。『月の使者』の現リーダーを務めている『綿月』っていう姉妹の事だよ。」

エイリアンのようなポケモン「『綿月』・・・八意永琳と師弟関係にあったという姉妹の事か。」

作者と呼ばれる少年「ああ。この写真の。」

作者と呼ばれる少年は、エイリアンのようなポケモンに2枚の写真を見せる。

作者と呼ばれる少年「・・・金髪の、大人のお姉さんみたいなのが姉の『綿月豊姫』。薄紫髪ポニーテールの、剣士っぽいのが妹の『綿月依姫』だ。ちなみにこの二人は、基本的露骨に地上の民を嫌ったり見下す事は無いらしい。

・・・姉の豊姫の方は、『山と海を繋ぐ程度の能力』・・・簡潔に言えばワープ能力みたいな能力を持ってたり、『杜を一瞬で素粒子レベルで浄化する風邪を起こす扇子』っていうとんでもない代物まで持っているが・・・まぁ、(豊姫に限った話では無いが)無用な殺傷はしないようにしているようだし、お前が対峙してくれれば、隙をつかれない限り何とか勝てるはず・・・

・・・だが、一番厄介なのが、妹の『依姫』の方だ。そいつは『神霊を呼ぶことが出来る程度の能力』、要するに『神降ろし』という能力を持っており、八百万やおよろず・・・文字通り800万の、日本神話の神の力を借りることが出来る。言ってしまえば『チート』だ。」

エイリアンのようなポケモン「『チート』か・・・対処するための手は打っているのか?」

作者と呼ばれる少年「まぁ、あるといえばあるな。・・・『スマブラ屋敷の管理人とその娘』の事はお前も知ってるだろ?『ポップンワールド』に住んでる・・・」

エイリアンのようなポケモン「前に話したあの二人か・・・たしか、『生物魔法』という、『ありとあらゆるポケモンの力を司ることが出来る』という魔法が使える『魔導書』を得たらしいな。・・・しかし、■■■はともかく、娘の■■はどうなんだ?」

作者と呼ばれる少年「参加しないんだったら名は出さないよ。彼女は、『実力を試したい』という理由で自分から、『バトル大会』に参加しに来ている。」

エイリアンのようなポケモン「・・・そうか。それなら、余計な口出しは不要だな。」








3日後


《月の裏側》


・・・その日・・・



作者と呼ばれる少年「・・・さて、無事月の都・・・じゃなかった。月の裏側に到着だ。」

・・・結界を完全無視して、作者と呼ばれる少年と、彼が連れてきた、異世界の者たちが、次元の穴から月の裏側に侵入した。




続く。

新たな物語の前に《月へ》 ( No.4 )
日時: 2021/09/08 13:47
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

《月の都》

月の裏側に侵入してきた異世界の者たちが現れたことを察知し、『月の使者』のリーダー『綿月豊姫』と『綿月依姫』は、すぐに上層部に連絡をする。


依姫「都中にばらまかれていた張り紙の通り、正体不明の集団が月の裏側に侵入しました。おそらく、月の都に侵入するつもりかと。」

豊姫「既に月の都の防御結界にまで迫ってきています。・・・侵入経路は、未だに解っておりません。」

上層部の者「・・・まさか本当に来るとはな・・・念の為、事前に準備を行っておいて正解だったようだ。・・・速やかに兵を収集し、迎撃部隊を向かわせろ。直に我々も向う。」

綿月姉妹「・・・了解しました。」













・・・この日のために集まってくれた異世界の者たち。キノコ王国やポップスター、プワープアイランド、■■■■■■島にポップンワールド等々から、様々な猛者たちが集まっている。早速様子を見てみよう。

作者と呼ばれる少年「・・・さて、ちょっと良くわからないことも多いかもしれないけど・・・みんな、今回のために集まってくれて本当にありがとうね。」


青いヘアバンドを付けた白髪の少年「別に構わん。相手はかなりの実力を誇っているという『月の民』の軍隊なんだろう?形がどうであれ、そのような者達と戦うことが出来るというのには興味がある。」

すごい巻き髪の桃色髪の格闘少女「自分の実力がどこまで通用するのか気になりますし、(危なくないライン程度で)思いっ切りやらせてもらいますわ!」

ニンニク臭い太った男「そいつらに勝てれば、俺様たちの力が宇宙にまで知れ渡ることになるという事だろう?お宝貰うついでに、俺様たちの恐ろしさを見せてやる!!」

細い体の男「そうだな■■■!・・・■■■ブラザーズは参加しないみたいだが・・・俺の頭脳プレーの恐ろしさを見せてやる!!」

七三分けのスマイルボーイ「ひょひょひょひょ~、と~っても偉いこのボクの力を思い知らせられるチャンスだよ~!!」


真っ赤な魔人らしき男「魔人学校で最初に倣うような間抜けばかりじゃないと良いんだけどね。じゃないとあまりにもおかしすぎで笑っちゃいそうだからな!」

巨大な青いスライム「いやぁ、それにしても、僕みたいな二枚目がこんな規模の大きい大会(?)に参加して大丈夫だったかなぁ?」

赤白顔の道化師「攻めに入られたのがまさに運の『尽き』!!存分に遊んでやったら『月』から『突き』落としてあげようかなぁ?・・・いや流石にやりすぎか。」


角が生えた巨大な亀「・・・■■■■■■、■■■■、今回はお前達が軍団を率いてくれ。吾輩は、作者達と同行して、紋章を張る準備をさせてもらう。」

青いロングヘアーの亀「了解しました■■■様。」

青いローブを着た亀「・・・■■■軍団の名に懸けて、勝利をつかみ取って見せますぞ。」


電気ネズミ「みんなやる気満々だな・・・;」

全身をローブを羽織っている者「・・・おそらく、やりすぎない程度で『刺激』というモノを求めたいのだろうな。」

仮面をつけた一頭身生物「・・・たしかに間違ってはいないのだろうな。私も、この世界の者たちの実力が気になっていたところだ。」

全身をローブを羽織っている者「そういうものか・・・・(それにしても、色は違うがまさかまたローブを着ることになるとはな・・・)」

リカオンのようなポケモン「・・・だが、あまり気を抜いてはならないな。これは『強硬手段』。『シャドウ因子』の進行を抑え、止めるためにも、どの道負けることは出来ない。」

青いモヒカンの亀「月にある食べ物もどんなものなのか気になるところだったけど、たしかに本来の目的はそっちじゃないからなぁ。観光もしてみたいけど。」

ピンク色の一頭身生物「だったら、大会が終わったらたくさん食べ物貰って食べればいいんじゃない?観光は難しいと思うけど。」

青いモヒカンの亀「あ、その手もあったか。・・・とりあえず、■■■様の元に戻らないと。」



エイリアンのようなポケモン「・・・全員準備は整っている。・・・いつでも攻めることは出来そうだ。」

作者と呼ばれる少年「そのようだな。・・・さて、僕らは紋章を張るための準備をしておかないとね。・・・月の都は・・・まぁ、紋章さえ張れば、結界も無視して効果を発揮できるから大丈夫か。まぁ、結界の解析はしておかないと。気を引かせるにはちょうどいいわけではあるし。」

ドブネズミの軍人「・・・とはいえ、本当に大丈夫なのか?色々心配要素が多いが・・・」

・・・作者と関わりを持ち始めていたというドブネズミの軍人は、『作者』に色々心配事を言っている。それに対し、『作者』はこう言う。

作者と呼ばれる少年「・・・心配は無用だよ■■■■■伍長。・・・策は打ってあるし、それにこっちには・・・「・・・ったく・・・人使いが荒いというか・・・」・・・おっ。」

参加者がやる気満々な中、そこに、次元の穴を通って、白いワイシャツを着た橙髪水色目の男と、娘と思わしき、服装が乱れており、モップを持っている黒髪水色目の少女遅れてやって来た。

橙髪の男性「おうおう・・・こりゃぁまた随分と出そろってんじゃねーか・・・初めて見る奴も多いな。」

黒髪の少女「・・・・・」

作者と呼ばれる少年「おお、■■さんに■■。やっと来たかい。」

橙髪の男性「悪いな。ちょっと急用出来ちまって・・・マスターハンドとMZDに頼んで、何とか着けたよ。」

黒髪の少女「・・・それで、そろそろやるんでしょ?・・・『この本』の力が、どれくらい通用するのか、少し疑問に思ってたんだよね。」

・・・黒髪の少女は、『魔力を感じる謎の本』を取り出す。

ドブネズミの軍人「それは・・・話に聞いてた『魔導書』ってアイテムか?この世界にある『魔力』や、あの女王蜂が持ってんのとはまた違うみたいだが・・・」

作者と呼ばれる少年「ああ。特に、この■親子が持っているのは、簡潔に言えば『ありとあらゆるポケモンの力を司ることが出来る』魔法を使うことが出来る。力を大幅に使うが、上手くやれば幻、伝説のポケモンの力も使える。
・・・ちなみにこっちの場合、『魔導書』や『魔力』は、『覚悟の象徴』、いわば『自分の心』にある力。『■■■■』と同じようなモンだ。借り物のそれとは違う。

・・・同じく『シャドウ因子』も、人の心から生まれたモノだから、紋章を張る前も、何と攻撃を通らせることが出来たんだ。
・・・『反逆の紋章』が作れたのも、6割は『魔導書』を持ってた、『魔導士』たちのお陰と言ってもおかしくない。」

ドブネズミの軍人「なんかすごい話を聞けたな・・・お前と『取引』した甲斐があったかもな。」

作者と呼ばれる少年「だろ?・・・さぁて、そろそろ・・・来た来た。」

・・・『作者』は、双眼鏡で月側の様子を見始めたが、次第に、迎撃部隊と思わしき軍隊が、次第に視界に見えてきた。


作者と呼ばれる少年「・・・さぁて諸君。どうやら時は来たようだ。・・・今こそ、誇り高き月の民共に、我々の力を示してやろうじゃないか!!」







・・・そしてここに、『月面戦争』ではなく、『第1回月面バトル大会』が、開幕しようとしていた。







続く。

新たな物語の前に《月へ》 ( No.5 )
日時: 2021/09/08 13:49
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)



《月側》


・・・綿月姉妹を指揮に、(月人、玉兎等)月の軍隊が、『作者』達の前に立ちはだかっている。


豊姫「・・・それで、どう?相手の戦力は。」

依姫「・・・大勢いるのは確かのようですが、大半は人間や見たことも聞いたことも無い生き物ばかり・・・ハッキリ言って『未知数』としか言いようがありません。」

豊姫「そう・・・あんまり油断をしてはダメみたいね。できればこの地では無用な殺傷は避けたいところだけど、もしもの時は、かなり荒っぽい手を使う必要がありそうね・・・。」




《参加者側》


作者と呼ばれる少年「・・・そんじゃあ■■■■■伍長、俺らは紋章を張ったり結界を解析したりとで時間がいる。指揮を頼めるか。」

ドブネズミの軍人「問題はない。ここまでの数を従えるっていうのは初めてだが、俺も数多の戦いを生き抜いてきた漢だ。やってやる。」←大きな空き缶で創られた戦車に乗る

作者と呼ばれる少年「ありがと。・・・じゃ、頼んだよ。」

そう言って、『作者』は、エイリアンのようなポケモンと、角が生えた巨大な亀と共に、紋章の設置準備と、結界の解析を始める。




・・・そして、月の軍隊と、大会参加者は、それぞれ向かい合う。



依姫「・・・・・・」



ドブネズミの軍人「・・・・・・・」








依姫「かかれっ!!!」



ドブネズミの軍人「やれ!!!!」


そして、お互いがそれぞれ突撃を開始し、『月面バトル大会』が開幕した。


橙髪の男性「・・・とうとう始まったか。これで上手く行けば良いが・・・んじゃ、俺らもやるぞ。体力はなるべく終盤まで温存させておけ。」

黒髪の少女「・・・オッケー。」





早速、互いにそれぞれ戦いあっている模様。
・・・戦況を見てみると、人型である玉兎や月人に対し、クリボーやノコノコ、ワドルディ等が低位置から(足元を狙って)突っ込んだり、迎撃部隊の(ブラスターやマシンガンなどの)飛び道具の攻撃をものともせず突撃している者(メット(マリオシリーズの)や特性が『ぼうだん』のポケモン等)たちがいたり、参加者側の動きは単純ながらも、意外にも月側の遠距離攻撃部隊はてこずっている模様。

・・・そんな中、参加者側で、滅茶苦茶攻めまくっている者が続出し始める。


ニンニク臭い太った男「ガハハハハ!!この■■■様にはそんなモノ効かないのだ!!!」

ニンニク臭い太った男は、途轍もない怪力と、どんな武器や攻撃もものともしない不死身の身体で、軍隊を滅多打ちにしていく。


月の兵士「な、なんだこいつは・・・まるで攻撃が効かない!?・・・まさか蓬莱人では・・・「ガシッ!!」なっ!?」

月の兵士たちが戸惑っていると、その隙を狙うように、突如紫色の茨が生えてきて、兵士達を拘束させる。

細い体の男「これぞ『パープルフェンス』だ。サッカー以外で使うのは初めてかもな・・・」



青いロングヘアーの亀「・・・フフフ・・・行け!!パタトゲゾー軍隊!!トゲを放ちまくれ!!」


玉兎達「そんなもの当たるかぁっ!!」


羽の生えたトゲゾーが放つトゲを、月の軍隊はひたすらよけ続ける。

玉兎「よし、今だ・・・って、あれ?」

月の兵士「ど、どうした!何をやって・・・えっ!?」

避け続けていたら、いつの間にか持っていた武器が、ただのペットボトルに変えられていた。犯人は・・・


青いローブを着た亀「キキキッ!よそ見をしてたらこのワタシの魔法が牙をむきますぞ!!武器はペットボトルに変えてやります!」

青いロングヘアーの亀「ナイスだ■■■■!・・・では、こちらも『分身戦法』をお見せしよう!!」

青いロングヘアーの亀は、ステッキを取り出すと、自分自身の分身を生み出す。

・・・そして、一斉に魔法を放って攻撃しまくり、月の兵士や玉兎達を(爆発の衝撃等でだが)吹き飛ばす。



巨大な青いスライム「うっわぁ・・・君達ちょっと荒すぎ・・・」

月の兵士「黙れ!!穢き地上の妖怪が!!」

『■■■■■■島』に住んでいる巨大な青いスライム(妖怪ではない。(月に限った話では無いが)月の方々がそう認識しているだけである。)は、どうやらもろに攻撃を受けているようだが・・・

月の兵士「いいぞ!数の暴力で押し切れ!!」

巨大な青いスライム「ぐへぇー!やられた・・・


・・・・とでも思ったかな!!!?」

巨大な青いスライムが伸びかけていたところ、突然上から墓石が降ってきて、巨大な青いスライムを潰した。

巨大な青いスライム(墓石状態)「自分で言うのもあれだけど、ボクの愛はすごーく重いよ・・・だって墓石だからねぇぇぇぇぇ!!」

月の兵士達「のわああああ!?」

・・・巨大な青いスライムの人格がその墓石に移り、そんでもってハイスピードで月の兵士たちを潰しにかかる。


青いハリネズミ「ヘイヘイ!遅すぎるぜ嬢ちゃん達?」

ガウンコートを着たペンギンみたいな男「その程度で、俺様たちに勝てると思うな!!」

同じく参加者側である青いハリネズミは、自慢の足の速さで、光の如く走りまくり月の軍隊を翻弄。同じく、ガウンコートを着たペンギンみたいな男は、隙をついて、ワドルディ軍団で軍隊たちを押しつぶしたり、持っているハンマーで、兵士達を豪快にぶっ飛ばしたりする。



七三分けのスマイルボーイ「ひょひょひょひょ~!自分が指揮される側なのは気に入らないけど、その分派手にやらせてもらうよ~!!流石にやりすぎ厳禁だけど。」

常に不気味な笑みを浮かべている七三分けのスマイルボーイは、自分と同じ顔の巨大ロボットを発進させて、突き進む。不気味な外見からなのか、玉兎たちは(吸血鬼を生で見たかのようなレベルで)巨大ロボットに対し怯え、逃げかけた者まで。

玉兎「ひ、怯むな!!我々にも兵器がある!直ちに出撃許可をー!!」


七三分けのスマイルボーイ「ひょひょひょ~!いい気味!!・・・って、おや・・・?」

サーキブル(参加者)「あ、あれは・・・戦車だと!?」



すると、次第に劣勢になってきている月側は、戦車らしき乗り物など、言葉では言い表せないような強力な巨大兵器を何台も出撃させてきた。その巨大兵器たちは、レーザー等かなりの攻撃を放ちまくり、周囲にいた参加者側の者たちを蹴散らしていく。


七三分けのスマイルボーイ「うわー・・・あんなのがあるなんて・・・流石に予想できなかったね。ちょっとヤバそ「そういう事なら、私の出番か。」ひょひょ?」

・・・すると、ローブを羽織っている者が、巨大兵器の前に立ちはだかる。

ローブを羽織っている者「・・・・・」


玉兎B「はははは!なんだ変な奴がたった一人で!相手は戦車だぞ!勝てるものか!!」

そして、玉兎たちは巨大兵器でレーザー砲を放ちまくり、ローブを羽織っている者に当て続ける。


玉兎「どうだ見たか「プシュー・・・」・・・えっ?」

すると、何台もの巨大兵器が強制シャットダウンして、動かなくなってしまった。

玉兎「な、何で!?エネルギーはまだたくさんあるはずなのに「ビュゥン!!!」ぎゃっ!?」

焦っていると、ビームが飛んできて玉兎達を撃ち飛ばす。

・・・レーザーが放たれた際の煙の中から、先程の、ローブを羽織っている者と思わしきロボットが。ある程度の攻撃態勢が付いていたローブは焼けてしまったらしい。

ローブを羽織っている者→ローブを羽織っていたロボット「全く・・・巨大な兵器に乗ったくらいで図に乗るとは、阿呆すぎる。・・・それにしても、『ハッキング能力』を習得していて正解だったな。」



依姫「くっ・・・やはり劣勢になってしまいましたか・・・上からの連絡も途絶えている・・・稀神様もどこに・・・「・・・こんな離れで何をやっている。」・・・!!」

少し離れで、『作者』が別方向に移動したことを怪しんだ綿月姉妹。それぞれ別方向から『作者』達を追っていたようだが、そこに、参加者側の何名かが依姫の前に立ちはだかる。


青いヘアバンドを付けた白髪の少年「・・・貴様、随分な実力を持っているようだな。早速勝負してもらおうか。・・・上層部だとかいう偉そうな連中も全く相手にならなかったし、まだ不完全燃焼だ。」

真っ赤な魔人らしき男「だな。結局実力不足の間抜け共ばっかりでつまらん。(*個人の感想です」

電気ネズミ「おい、油断はするなよ。あの依姫って女が滅茶苦茶強いことは事前に聞かされているだろう。」

リカオンのようなポケモン「ああ・・・さっきとは比べ物にならないような強い『気』も感じる。」

仮面をつけた一頭身生物「・・・どれくらいの力を持っているのか、楽しみでもあるがな。」

ピンク色の一頭身生物「思いっ切りボコボコにするぞー!」


依姫「・・・邪魔が入りましたか・・・・・・しかし、よりにもよって月の賢者様達を蹴散らしたと・・・更には、私の事も事前に知っているようですし、穢き地上の妖怪共にしては相当な実力を持っているようですね。」


仮面をつけた一頭身生物「・・・わざわざそう言ってくれるとは、少々うれしいモノだな。

・・・だが、(認識上仕方が無いが)そもそも我々は『妖怪』ではないし、『穢き』などとハッキリ言われるのは心外だな。これ以上の対話は不要だ。さっさとやるぞ。」

電気ネズミ「・・・お前は、どうやらお前の姉と別行動で、『作者』達の後を追っているようだな。だったら、通させるわけにはいかねーな。」


依姫「・・・やはり、何か企んでいるようですね。・・・一体何が目的ですか。月へ攻め入る様子も無いですし・・・そもそもどうやって月の結界を無視して・・・」


リカオンのようなポケモン「悪いが、答える義理はない。・・・どうやらそちら側も、我々を陥れるために何か仕掛けているようだからな。

・・・それに、さっき■■■■■も言ったが、こちらを見下すようなことをはっきり言う奴に語る必要は無い。」


依姫「っ・・・仕方がありません。これ以上茶番に付き合う暇も無い。邪魔をするのであれば、排除するのみです。」


青いヘアバンドを付けた白髪の少年「・・・その言葉、そっくりそのまま言い返してやる。貴様を倒して、ついでに力もいただこうか。・・・(今回は言い間違えなかったぞ)」









豊姫「・・・みんな、上手くやってるかしら・・・」

・・・その頃の豊姫は、自信の能力を使ってワープしながら、『作者』達を追っていた。

豊姫「さて、もうそろそろのはずだけど・・・「・・・チッ。『作者』の言ってた通りだったな・・・」・・・あら?」

すると、豊姫の前に、大きな空き缶で作られた戦車に乗っているドブネズミの軍人が立ちはだかる。どうやら、周辺の月の軍隊を蹴散らしていた最中だったらしい。

ドブネズミの軍人「・・・お前が、『綿月豊姫』か。金髪の大人のお姉さんみたいな女って『作者』が言ってた。」

豊姫「あら、随分と褒めてくれてるのね?・・・それで?そこを通してくれないかしら?」

ドブネズミの軍人「通してと言われてあっさり通すやつが今どこにいる。どうせ『作者』を追って、邪魔しようって考えてるんだろ?」

豊姫「・・・あら、流石にバレちゃうものなのね。そうよ。素直に認めてあげるわ。」

ドブネズミの軍人「・・・やっぱり『作者』の言う通りになったか。より一層面倒だ・・・」

豊姫「・・・その『作者』っていうのは、あの青い服の人間の子かしら。」

ドブネズミの軍人「・・・確かめて何になる。・・・ま、どっちにしろ邪魔されると面倒なんでね。時間稼ぎは必要だ。」

豊姫「・・・フフッ。面白いわ。この際、相手になってあげる。・・・貴方達は逃げられないんだから。」

ドブネズミの軍人「それはどうだか。侵入経路が分かってないくせによぉ。」





・・・『VS綿月姉妹』・・・開幕。



新たな物語の前に《月面対戦》 ( No.6 )
日時: 2021/09/08 16:02
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)




《月の都》


『バトル大会』が開幕して少しした時から、綿月姉妹と参加者側が接触した時までの間の時。月の都では、現状を確認している、片翼の月の賢者が一人。『稀神サグメ』である。

サグメ「・・・(・・・戦いを申し込まれる前から起こっていた、月の民の暴走・・・原因は一切不明だが、少なくとも地上から送られてきた『何か』というワケでもない・・・
・・・その事態を、上層部は逆手に取り、特殊な強化術式を作りあげようと試みており、その試作品の完成が、異世界の者たちが勝手に開いたこの『バトル大会』とやらの日と重なることになった・・・
・・・あの術式は、試作品とはいえ、何の問題も無く起動するようにはなっているものの、下手をすれば最悪の事態を招きかねない・・・だが、このままでは確実にこちらが大敗を喫することになるため、上はあの術式を発動させようとしている・・・(何故私にだけに渡したかはなんとなく検討はついているが)事情は八意様からの紹介文で事前に伝えられてはいるが、だとしても・・・別の対抗策はある。なら・・・)・・・」

・・・『口に出すと事態を逆転させる程度の能力』を持つサグメは、口を開こうとするが・・・

「おっと!喋らせませんわよ!!!」

サグメ「・・・っ!?」

・・・突如、謎の魔法によって、口を罰点印のようなモノで塞がれてしまう。・・・すると、彼女の背後に、ぶかぶか寄りの青い衣服を着た金髪の魔女少女と、ほぼ無表情の約3頭身の村人男(年齢不詳)が立っていた。村人の方は、斧をサグメに向けてる。

金髪の魔女「いやぁまさか、作ったのはいいけど全然使い道が無かった『口封じの魔法(30分くらいしたら解ける)』がこんな形で役に立つとは思いませんでしたよ。」

ほぼ無表情の村人「・・・悪く思わないでくれ。僕らは別に危害を加えるつもりは無いんだ。君は分かってると思うけど。」

サグメ「・・・・・・」










現在。





その頃、『作者』達は・・・


《月の裏側》


作者と呼ばれる少年「・・・さて、結界の解析も、紋章を張る準備も無事完了・・・後は、タイミングを見定めればいいだけだ。」

角が生えた巨大な亀「やっとというわけか・・・ワガハイには難しすぎてよくわからんかったぞ。」

エイリアンのようなポケモン「事前に説明したはずだろう。」

作者と呼ばれる少年「んで、あいつらはどうしたか・・・(何かを感知する)・・・む、どうやら接触し始めたか・・・」

角が生えた巨大な亀「接触・・・?もしや、あいつらが例の綿月姉妹と対峙し始めたという事か?」

作者と呼ばれる少年「そのようだ。・・・妹の依姫の方は・・・・・・いや、■■が駆け付けてくれたようだ。・・・で豊姫は・・・伍長が戦っているみたいだ。」

『作者』は、エイリアンのようなポケモンにこう言う。

作者と呼ばれる少年「■■■■■、伍長の元に向かってくれ。少し責められ気味のようだから加勢しに行ってくれ。」














依姫「・・・さて、月の民の誇りにかけても・・・身の程を思い知らせてあげましょう。

・・・あまり時間はかけられません。一瞬で終わらせてあげます。・・・『火雷神』よ・・・七柱の兄弟を従え、この地に来たことを後悔させよ!!!」

・・・依姫がこう言うと、周辺に大雨が降り始める。


リカオンのようなポケモン「早速仕掛けてきたか・・・」

電気ネズミ「・・・この感じ・・・どデカいのを降らす気だな。・・・好都合だ!!!」

すると、雷が落ちてくる。それをすかさず電気ネズミはその雷に突っ込んだ。


依姫「!?愚かな・・・そんなことをすれば・・・」


電気ネズミ「普通なら最悪焼け死ぬだろうな。だが俺は違うぜ!!」

・・・電気ネズミは、その落雷を、自分の体内に吸収してしまった。


依姫「なっ!?馬鹿な・・・」


電気ネズミ「甘いな。俺の特性は『ひらいしん』。どんな強い雷であろうが、簡単に取り込めるぜ。
・・・にしても熱いな・・・一瞬炎になりかけてたのか・・・?」


依姫「直接攻撃を吸収するなんて・・・「隙だらけだっ!!」っ!!」

予想外の事が起きて驚いていたが、その隙をついて、リカオンのようなポケモンが波動と格闘技で、仮面をつけた一頭身生物と、青いヘアバンドを付けた白髪の少年が、剣で攻撃しようとする。依姫も、自信が持つ刀で、剣で攻撃してきた2名の攻撃を防ぎ・・・

依姫「ならば・・・・・・ハァッ!!!」

・・・先ほどの2名を弾き飛ばし、そして今度は『愛宕様の火』を降ろし、その力で両腕が『火』そのものになる。

リカオンのようなポケモン「なっ!?そんなことまで・・・くっ・・・」←パンチをかまそうとした手を止め、攻撃を中止する


仮面をつけた一頭身生物「・・・それが『神降ろし』か・・・想像以上に厄介な能力のようだ・・・」

ピンク色の一頭身生物「炎かぁ、だったら・・・」


依姫「・・・フフ・・・言っておきますが、水は通用しませんよ?この火はどんなものも焼き尽くせる。水も簡単に蒸発してしまうでしょう。」


ピンク色の一頭身生物「そうなの?それだったら・・・炎には炎だ!!!」

・・・ピンク色の一頭身生物は、自信が持つ『■■■能力』で炎の力を纏い、依姫に突っ込んだ。


依姫「くっ・・・!?」

同じ炎で攻撃しているピンク色の一頭身生物は、突進の勢いで依姫を押し出している。

依姫「・・・小癪なっ!!!」

だが、その突進を依姫は強引に防いで、ピンク色の一頭身生物を薙ぎ払った。


ピンク色の一頭身生物「うわっ!?」


仮面をつけた一頭身生物「■■■■!・・・なんて力だ・・・無理やり押し返したとは・・・」

青いヘアバンドを付けた白髪の少年「・・・だが隙ありだ!!『アレイアードスペシャル』!!!」

電気ネズミ「こっちも『10まんボルト』だ!!」

その隙を狙って、白髪の少年は、闇の魔力でできたエネルギー弾を、電気ネズミは十万ボルト放つ。


依姫「・・・『石凝姥命イシコリドメノミコト』!!」

だが依姫は、また神降ろしを使い、現れたその石凝姥命は八咫鏡を掲げて、攻撃をはね返してしまった。

青いヘアバンドを付けた白髪の少年「馬鹿な・・・!?」


依姫「・・・流石に分が悪いですし、これ以上はもういいでしょう。・・・祇園様の力を使うまでも無いと思ってましたが・・・」

すると依姫は、持っていた刀を地面に突き刺す。・・・すると、参加者の者たちの周りに、それぞれ無数の刃が突き出て取り囲んでしまった。


リカオンのようなポケモン「なっ・・・これは・・・」


依姫「おっと、下手に動かない方がいいですよ。祇園様の怒りに触れることになりますから。」


ピンク色の一頭身生物「ぎ、ぎおん?誰?鐘?」

電気ネズミ「絶対そっちじゃねぇ;・・・つっても、どうすりゃいいんだこれ・・・」

真っ赤な魔人らしき男「勘弁してくれよ・・・私まだ何もしていないのに・・・」


依姫「そんなこと知りません。・・・さて、後は・・・「・・・捉えた。」・・・!?」


すると突如、依姫の背後に人影が現れる。依姫は、刀でギリギリ攻撃を防いだ。・・・彼女の視界には、黒髪の、人間の少女が映る。依姫の刀とぶつかっているのは、掃除用具であるモップ。


依姫「っ・・・いつの間に・・・」

黒髪の少女「・・・防がれた・・・でも・・・そりゃっ。」

その後すぐさま、黒髪の少女は、参加者の者たちを囲んでいた刃を(物理で)全て砕いた。


白髪の少年「・・・助かったな・・・」


依姫「・・・そんな、馬鹿な・・・!?」


黒髪の少女「・・・フフッ。」












ドブネズミの軍人「チッ・・・鬱陶しい。」

・・・その頃、ドブネズミの軍人『■■■■■伍長』は、綿月豊姫と対峙していた。彼女は、本気を出していないようだが、ドブネズミの軍人が、戦車から放った、チェリーボムやスクラップ投石攻撃、ボトルキャップでできたカッターの攻撃等を、豊姫は消し去ったり、避けたり。

豊姫「あらあら、こんなものかしら?ネズミさん?」


ドブネズミの軍人「ぐぬぬ・・・こう手こずるんだったら猫を連れてくればよかったぜ・・・」


豊姫「何の話かは知らないけれど・・・もう小手調べはいいかしらね。・・・最大出力、行っちゃうわよ!」


ドブネズミの軍人「小手調べだと?かなり舐められてやが・・・って待てマズイ!!」

豊姫は、自分が所持する扇子・・・『森を一瞬で素粒子レベルで浄化する風邪を起こす扇子』で風邪を起こす。

ドブネズミの軍人「き、緊急脱出だっ!!!」

ドブネズミの軍人は、戦車を乗り捨て、間一髪で風邪を避けられたが、自作の洗車は一瞬で分解された。

ドブネズミの軍人「お、俺の戦車パンツァーが・・・」


豊姫「あらら、避けられちゃったわね。・・・まぁいいわ。もう一回やれば良いだけだし。

・・・でも、この地で無用な殺傷をするわけにはいかないから・・・降参してくれたら、やめてあげたり・・・なんてね?」


ドブネズミの軍人「・・・俺が、追い込まれたらすぐに仲間を捨てる自分勝手な奴だと思うな。降参してたまるかよ。」


豊姫「・・・随分と仲間想いのようね。・・・でも、残念ね。この地であんまり好き勝手してくれちゃった以上、容赦はしないわ。」

・・・そして、豊姫はまた、ドブネズミの軍人に向けて最大出力で風邪を起こす。



・・・万事休す、と思われたが、すると、ドブネズミの軍人の前に、何者かが現れ、サイコパワーで風邪を消し飛ばしてしまった。現れたのは・・・



エイリアンのようなポケモン「・・・間一髪、といったところか。」



豊姫「・・・あら、助っ人かしら・・・しかも最大出力を防ぐなんて・・・!?」


エイリアンのようなポケモン「・・・貴様が、綿月豊姫か。」

ドブネズミの軍人「あっぶな・・・助かったぜ■■■■■。」

エイリアンのようなポケモン「・・・礼は結構だ。『作者』に言え。・・・ひとまず、いったん下がっていろ。」

ドブネズミの軍人「あ、ああ・・・」

・・・そして、ドブネズミの軍人はその場から撤退した。

エイリアンのようなポケモン「・・・さて、第2ラウンドと行こうか。」


豊姫「むぅ・・・」






続く。

新たな物語の前に《月面対戦》 ( No.7 )
日時: 2021/09/09 18:47
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)



VS綿月姉妹。第2ラウンド



エイリアンのようなポケモン「・・・さて、実力がどれほどか確かめてみようか。」


豊姫「・・・もう。何でここまで邪魔が入るのかしら。・・・でも、遅れを取らされ続けてる以上、そろそろ終わらせたいのよね。」

・・・豊姫は、エイリアンのようなポケモンに向けて、再び風(出力中くらい)を起こしまくる。


エイリアンのようなポケモン「・・・まだ弱いな。」

・・・エイリアンのようなポケモンは、念力ですべて防いだ。


豊姫「ええ・・・やっぱりだめかしら・・・」


エイリアンのようなポケモン「・・・なぜその攻撃しか使わぬのかは知らないが、負けを認めたらどうだ。1対1では無理があるだろう。」


豊姫「認めるわけないじゃないの。それに、扇子コレ以外にもちゃんとほかの攻撃方法はあるわよ。ちょっと焦って使わなかっただけ。」


エイリアンのようなポケモン「・・・それが、口だけではないことを証明してもらおうか。」


豊姫「言ってくれるじゃない・・・あんまり馬鹿にしてるといい加減起こるから。」


エイリアンのようなポケモン「どの口が言うか・・・まあいいだろう。


・・・行動させる前に、こちらも一瞬で終わらして見せようか。」

・・・すると、エイリアンのようなポケモンの目つきが変わり始める。豊姫には、そのポケモンからものすごい気迫が感じられた。


エイリアンのようなポケモン「・・・まずは、私の名を名乗ろう。こっちがお前の名前を知っておいて、お前が私の名前を知らないというのも公平フェアではないからな。




























・・・・私の名は『ミュウツー』。始まりのポケモン『ミュウ』の遺伝子から生み出された、最強にして最凶のポケモンだ!!!!」
























・・・すると、■■■■■から強力な光が放たれ、そのポケモンの姿が変化する。




「進化を超えた進化の力・・・『メガシンカ』の力を思い知れ!!!」


豊姫「な、なんなのこの光・・・は・・・?」


『メガ■■■■■X』へとメガシンカしたそのポケモンは、豊姫の目の前にいた。










・・・その頃。


依姫「・・・一体全体何者ですか。外部からとはいえ、『女神を閉じ込める祇園様の力』を力技で破壊するなんて・・・それも非常に繊細に・・・」


黒髪の少女「・・・教える必要性ないでしょ。悪いけど語るつもりないわよ。

・・・で、さっさと終わらせたいからかかって来てくれない?」


依姫「・・・舐められたものですね。・・・ですが、言われなくとも片付けるつもりです。短くても3分以上はかかるかもしれませんが、今度こそ終わらせてやりましょう。」


黒髪の少女「・・・やってみなさい?7対1で大勝利できるっていうのなら・・・ね?」


依姫「っ・・・」


黒髪の少女「・・・んじゃ、私が先制取らせてもらうわよ。」

すると、黒髪の少女は、魔力を感じる不思議な本・・・『魔導書』を取り出し、開く。


依姫「何をするつもりかは知りませんが、これ以上の行動を許すわけにはいきません!!!」

・・・依姫は、再び祇園様の力で、参加者側の者たちを、それぞれ無数の刃で囲もうとする。


黒髪の少女「・・・ありゃ、だんだん焦って来てるみたいね。・・・無理もないか。そっちの勢力が、力でここまで圧倒されるなんてことなかったもんね。

・・・でも、早いところ終わらせたいのは私も同じなんだよね。

・・・じゃ、行きますか。・・・生物魔法『体質添付《ロトム》』。」

そして、無数の刃が周りに突き出て、この場にいた参加者側の者たちを取り囲んでしまう。

真っ赤な魔人らしき男「ちょっ、また・・・・・・ん?」


・・・・ただし、一人を除いてだった。


黒髪の少女「・・・引っかからないわよ。」

依姫「っ!?」

黒髪の少女は、刃が生えきる直前、姿が少し、プラズマポケモン『ロトム』のようになり、高速移動で依姫の目の前に飛んで行ったのだ。

黒髪の少女「・・・『でんげきは』。」

・・・電撃派をモップに帯びさせて、依姫に叩きつける。依姫はすかさず刀で攻撃を防いだ。

依姫「・・・祇園様の怒りを受けずにどうやって抜け出した・・・!?」


黒髪の少女「いや?生えきる前に移動した。たったそれだけだけど。


・・・ていうか、祇園様だか、神降ろしだか何なのかは私は知らないけど、身体能力とかはいいとして、そんな借り物程度の力だけじゃあ、まだちょっと詰めが甘いんじゃないかしら?私が言えることでもないけど。」


依姫「なっ・・・・・」

・・・黒髪の少女のこの皮肉った言い方に、依姫は次第に乗せられ始め、次第にキレ始める。

依姫「・・・私の能力が『借り物』とは・・・理屈上間違ってはなくともずいぶん言ってくれるようですね。」


黒髪の少女「・・・あら、ちょっとやっただけで怒るなんて、沸点低いわねぇ。」


依姫「・・・そろそろ、その皮肉った目と口をを閉ざしてもらいます。」

黒髪の少女「・・・はぁ・・・できるんだったらやってみなさいよ。

・・・そんじゃ、次も行かしてもらうわよ。・・・生物魔法『《マルヤクデ》』・・・からの、『かげぶんしん』+『ほのおのムチ』!!!」

黒髪の少女は、はつねつポケモン『マルヤクデ』の力をコピーし、まず影分身で錯乱させようとし、炎状のムチを依姫にたたきつけようとする。



依姫「・・・『天宇受売命アメノウズメ』の舞。」

依姫は、神降ろしの力で『天宇受売命』を降ろし、光を帯びて、踊るように攻撃を避けた。

黒髪の少女「チッ・・・・!」


依姫「・・・さて、女神の舞で、大御神は満足された。・・・圧倒的な光で、月の地を満たしてみせましょう。・・・『天照大御神』!!!」

依姫は、再び神降ろしの力を使い、呼び出すは『天照大御神』。


依姫「・・・その濁った貴様の目も、闇を祓うこの光で浄化してあげましょう。・・・くらいなさい!!!」

そして、とてつもない光の力が、黒髪の少女に向かって放たれる。


黒髪の少女「・・・ふぅん。意外と強そうじゃないの。


・・・そっちが太陽の女神と来るんだったら・・・





・・・ならば私は、『太陽をも食らう輝き』になってやろうじゃない。」

黒髪の少女は、『魔導書』を開く。

黒髪の少女「・・・生物魔法・・・『《ネクロズマ》』。」



・・・すると、黒髪の少女に向けられて進んでいた天照大御神の光が、彼女に取り込まれた。


依姫「なんですって・・・!?光をいとも簡単に・・・っ!?」


・・・そして、黒髪の少女の背後に現れる。

・・・それは光の体を持つ金色の巨大なドラゴン。『ウルトラネクロズマ』の幻影だった。


黒髪の少女「フフフ・・・」



電気ネズミ「あれは・・・『ネクロズマ』!?その力まで使えるのかよ・・・」

リカオンのようなポケモン「・・・かつて『ネクロズマ』は『かがやきさま』と呼ばれていたな・・・やはり神同等の力を持っているようだ・・・」


・・・そして・・・

黒髪の少女「・・・『天焦がす滅亡の光』っ!!!!」


黒髪の少女も、とてつもないエネルギーの光を、依姫に向けて放った。


依姫「これほどの力を持つなんて・・・いったい何者・・・!?

・・・だが、ここで屈する私ではない。・・・それに、光を斬るのは、水を斬るよりもずっと容易いからな「ドガッシャァッ!!」あっ・・・!?」

・・・依姫は、刀を振り下ろして、光を斬ろうとした・・・が、突如横から飛んできた『何者か』に、手首を思いっきり蹴られて、それで刀を離れに落としてしまった。

・・・・横を向いた彼女の視界に移るのは、黒髪の少女とどことなく似ている、橙髪の水色目の男性。


橙髪の男性「・・・おつかれさん。」



依姫「・・・えっ」



・・・そして、その巨大なエネルギーの光は、そのまま依姫に直撃した。


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