二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》【報告あり】
日時: 2022/11/08 21:28
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
参照: https://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1336

どうも。おろさんです。
『ウルトラワールドでの日常』の新スレ。第2章です。
様々な世界を巡る、『交叉伝クロスオーバー』の物語をお楽しみください。




~注意事項~
・クロスオーバー作品
・一部キャラ崩壊、オリジナル設定有
・(多分)不定期更新
・シリアス展開有
・登場作品のネタバレ注意
・誤字脱字あったらゴメンナサイ(蛇足)
・気軽にコメントお待ちしております
(*依頼の応募だけ、感想がなってない、荒らし・誹謗中傷 等はご遠慮ください)

(順次更新予定)


~目次~

序幕『新たな物語の前に』
・《始まり》《過去》>>1-3
・《月へ》>>4-5
・《月面対戦》>>6-8
・《ある事件》>>9-11


『世界を交える出会い』
パート1 >>14-15
パート2 >>16-19>>20


『日常話』(そうじゃないのもある)
とことん書いた小話2つ >>118
作成しましょうカードゲームを >>119-120
新しいシステムと新しい力 >>123
オリジナルカードゲーム始動 >>124
久々の松 >>244
米森サトルの憂鬱 >>247
月とバスターズと >>342
ダークアイwithぴえんハザード >>357-360
ロボットカルテット >>361
オバケのホテルで暗闇大パニック >>362-363
折角なので昔話(?) >>390
また来ましたウルトラワールド >>452
四季のフラワーマスターと警視総監煉獄王 >>480-481
念写天狗と忍者 >>484
夜兎とメイド。その信念は >>487-488
カリスマ祷(!?) >>491-492
破壊の力と羽を持つ者 >>495-497
秘封倶楽部初代会長 >>514-515
二童子と吉原 >>550-551
『暗鏡王』を探しに鏡の世界へ 前編>>554 後編>>558-560
思い付きで何か作ると最終的にトラブルが起きる >>593-595
きっかけの出会い >>596-598



『救出・ミッション』
イカした英雄 >>45
ワールドクラフター >>48
闇の魔導士と森姉弟 >>51
ソルジャー・クラス1st >>70
雇われ遊撃隊長 >>73-74
名もなき見習い魔女と格闘女王様 >>78-79
花のオーバーテクノロジー >>89
秘封のスペルと自称大王 >>125
チャンピオンを目指す者とゲーマーな少年 >>136
彗星の魔導士と恋心抱く占い乙女 >>139
雷撃のネズミポケモンとノイグラードの女王 >>140
孤高の処刑女王と深紅の咲き誇りし女帝 >>250
ジャングルの王者と南国の軽業師 >>258
史上最凶のエレベーターガール >>262
氷壁の双星 >>364
ドぎついピンクスナイパー >>365
超天才理系超美少女兼超電子ドーナツ研究部員 >>366-367
騒霊三姉妹 >>474
夢幻のパーカッショニスト >>477


『銭天堂・笑ゥせぇるすまん』
危機感みかん 前編>>464-465 後編>>468-470
人間回収車 >>518-519
大事なモノ 前編>>541-542 後編>>545-547
組み立てクッキー 前編>>599-600 後編>>601-603



『依頼』
・コピー >>54-55
・本探しのために図書館へ。救出のために鏡の世界へ。
前半 >>59-61 後編 >>64-65
・ハロウィンナイト・ガンシューティング >>85
・椿の花と魔石とワープスター >>128-131
・並行世界の銭天堂 >>143
・シャインの奪還を >>173-174
・倒壊した図書館 >>178
・カードゲームは分かりやすさも大事 >>181
・回避せよ。ブラッドウェディング >>254-255
・奪還と防衛 >>346-347
・クッパクラウンの改良 >>351
・戦闘訓練の手伝い >>354
・クローン社の情報を得ろ >>455
・勝手に動く卒業制作品 >>459-460
・たとえ道具であろうとも >>536-537


『インクウェル島編』
・勢揃い。クロスオーバー >>21-23
・何が何でも >>24
・息抜き程度の休息 >>25-28
・介入。インクウェル島 >>29-32
・いざ探索。 >>33-34
・再会と出会いと厄介な事態と >>35-37
・悪意の虚無 >>38-41
・心無き者達 >>92-93
・超高校級のマジシャンと赤き猫の地縛霊 >>97-98
・模倣体『コピー』 >>99
・『鍵』とボスレベルのディスペクター >>100-103
・突入。デビルのカジノ >>106
・心無きゲーム >>107-108
・崩せ。理不尽なゲーム >>111-112
・対決!!傲慢のボスエネミー >>113-114
・解放 >>115

・次の世界へ行くために >>146
・UMAの事 >>147
・再び捜索。インクウェル島 >>148-149
・緑の人気もの >>150
・言葉通りの悪魔 >>151
・導く鍵 >>155-156


『99コロシアム編』
・いざ次の世界へ >>160
・99コロシアム >>164
・ぷよぷよとテトリス >>167-168
・意外と早く見つかる乗組員探し >>171
・地下には何が >>172
・改装された地下 >>182-183
・突入。無情なレースゲームへ >>184
・再会。そしてレースゲームへ。 >>189-190
・厄介な展開だらけ? >>194
・亜空のバイクレースと刈り取る少女 >>197-198
・『正々堂々』と『卑怯』 >>201
・危機一髪。そして『フィギュア化』の意味の石化 >>205
・電撃の女子高生ギタリストと正々堂々と石化と >>206-207
・『動きを止める』石化 >>210-211
・ディスペクト。『侍』と『装甲戦車』、『不死』と『惨死』 >>212
・侍の士気と宝来の人の形 >>215-216
・継承の力『レクスターズ』 >>219
・いざ地下施設へ。99コロシアム編終盤 >>223
・大穴での交戦 >>226-227
・打ち破れ!リプログラム >>231
・いざ突入、中央部。現れるは強欲のボスエネミー >>234
・マザーコンピューター『メデューサ』 >>238-240


『かぶき町編』
・気を抜いてたら意外とトラブルに会うよね >>266-267
・犬の散歩から空の平和を守るまで >>270
・探しモノは案外早く見つかる >>273
・面倒ごとは意外と早く解決できるかもしれない >>276-277
・割とさりげなく結構な頻度で発生する再開と出会いのイベント >>280-281
・数が多ければ心当たりも多い >>285
・宿題終わらなくて困るのは後回しにした自分自身だ >>288
・時には大胆不敵に >>291-292
・集まれば大体ややこしくなる >>295
・お決まりのパターンなんてものは存在しない。多分 >>300
・追い込まれた途端に投げ出すのはやめなさい >>303
・所見殺しなんて大体の人が引っかかるんだよ >>306
・嫌いなモノはハッキリ嫌いって言うのも大事 >>309-310
・一度トラブルが起こったら色んな形で何度も起こる >>313-314
・『王』って字を付ければかっこよくなるとは限らない >>317
・どんなこともきっかけは最初は至って単純な理由 >>318
・抗え。若き者達よ >>319-321
・正義を謳いあげる奴にロクな奴いないって大体間違って無い >>322-323
・強そうなやつほどたまに出オチ要員になりやすい >>324-325
・信用しない人は勝手に信用しない >>328
・ちょっと色々話しておいたほうが良くって >>329
・いざ突入してみたらまさかの事態とか色々あった件 >>330-331
・怠惰な空間で踊り明かすかどうするか >>332-334
・人任せにし過ぎるのはダメ >>335-336
・天然パーマに大した奴はいない >>337


『幻想郷編』
・その日、2人の少女は幻想へと発つ >>368
・再会と巫女と生まれざる者 >>369-371
・奇怪な異変と裏切りの巫女!? >>372
・妖怪の山探索~河童とツノありと厄神と浮遊霊~ >>373
・秋を彩る探索劇 >>374
・片腕有角の仙人と改造された土司るカミさま >>375-376
・幻想郷捜索。起こりし異常 >>377-378
・昼でも尚月夜は輝いて >>379
・ゲッコウガの説明と、人里での逃走劇 >>380
・命蓮寺と銀河を巡る『王』 >>381-382
・再会とか出会いとか貸本屋での世間話(?)とか >>383-384
・いざ輝針城 >>385
・守れ。神霊廟 >>386
・博麗神社付近での出来事。解放を主張する怪しき男現る >>389
・レッツら紅魔館 >>391
・忍び寄る金色の影 >>392
・図書館を荒らす本型魔物 >>393
・悪魔の妹。触れずとも壊す『破壊王』 >>396
・追跡。吸血鬼連れ去る金色の青年 >>397
・魔法の森探索。世界最速のハリネズミと黄色い伝説現る >>398-399
・霧の湖でルーミアを探せ >>400-402
・いざ冥界。探すは境界に住む妖怪 >>405-406
・境を織る少女と大妖怪。感情無き世界望む男現る >>407
・『非想非非想天の娘』×『小さきエレクトロン巨人』 >>408
・永遠亭の薬師の元へ >>409-410
・銀色の侍VS神霊の依り憑く月の姫 >>411
・脅迫される博麗の巫女。次向うは地底 >>412-413
・閉じた恋の瞳 >>414
・地底を行き来するジャックフロスト >>415-416
・牙をむく三叉のディスペクター。地霊殿に向え >>421-422
・固き牙を破れ >>423-424
・内に秘めた感情と感情操作 >>425-426
・表情豊かなポーカーフェイス >>427
・クラキの証言。まだまだ漂う不穏な空気 >>430
・争い、追われ、騙され、閉じ込められ >>431-432
・地獄の女神介入。博麗霊夢解放大作戦 >>433-434
・ゲーチスの目論み。霊夢の本音 >>435-436
・負の感情と電撃の乱入 >>437
・ゲーチスを退けろ >>438
・空間王を止めろ >>442-444
・霊夢の証言。幻想郷解放のためにいざ行かん。 >>445
・嫉妬に染められた色彩 >>446
・博麗神社を取り戻せ。そして解放と帰還。またすぐに来るけどさ >>447-449


『外界編』
・オカルティズムな探偵 >>500
・真実知ール >>503-504
・外界に住む狂信者 >>507-508
・事態の収束と外界の協力者 >>511


『『謎』が集まる探偵事務所編』
・行【ひとさがしのために】 >>523
・主【じょしゅとたんてい】 >>526
・殺【じけん】 >>529
・隠【かくす】 >>532-533


『シャドウシネマラビリンス編』
・復元された世界 >>564
・早々に起こる厄介事 >>567
・大衆の映画館街。映画好きの少女と時空を彷徨う者達 >>568-569
・虚飾の栄光の映画 >>570
・目覚めた黒猫(ブラックキャット) >>571
・映画館街に現れる番人 >>572
・スティックス・カントリー >>573-574
・妨害電波装置を破壊せよ >>575-576
・とにかく立ちはだかる番人。とにかく色々判明する >>577-578
・キーパー・オブ・シザース >>579-580
・再会のために >>581-583
・ようやく。そして・・・ >>584
・いざ急げ。異変解決のために >>585
・虚飾の戦姫の映画・・・? >>588-589
・覚悟と鏡 >>590-591
・映画館は残り続ける。例え客がいなくとも >>592



タグ
クロスオーバー オリキャラ・オリ設定 東方project 秘封倶楽部 スマブラ登場作品関係 ポケモン ポップンミュージック ペルソナ スタジオわさび ぷよぷよ・ぷよテト ダンガンロンパ カップヘッド VOCALOID 妖怪ウォッチ おそ松さん 銀魂 銭天堂 デュエルマスターズ 笑ゥせぇるすまん 魔人探偵脳嚙ネウロ BLACK CAT ヘンリー・スティックミン  等(順次更新予定

BUG依頼応募用紙 >>42(休止)

BUGメンバー一覧 >>417

幻想郷捜索。起こりし異常 ( No.378 )
日時: 2022/03/23 16:09
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き。




その頃・・・


《かぶき町:からくり堂》


・・・江戸一番の発明家を自称するカラクリ技師『平賀源外』が営んでいる『からくり堂』。そこに銀時がやって来る。



源外「どうした銀の字。こんな日に来るなんてな。何の用だ。」

銀時「いやぁ、この前の襲撃だの何だののどうたらこうたらでコイツ(スクーター)の調子がおかしくなってよォ、見てくんねェか?」

源外「襲撃・・・ああ、異世界の住民が関わっていたとかのやつか。まぁ一応見てやるよ。




・・・あの時ので思い出したが銀の字、話によれば、変わった力を持っていた女と共闘したんだとからしいな。月に住んでるだとか、後町の奴等に化け物呼ばわりされてたあの。」

銀時「ああ、依姫の事か?アイツ随分と不名誉な呼ばれ方してんなァオイ。・・・たしかに色々あって共闘したけどな・・・


あの女の事で思い出したが、そういやBUGの奴等はどうしてんだっけな。たしか幻想郷に行ったとか言ってたような・・・」

源外「幻想郷?随分と変わった名前の場所だな。」

銀時「ああ、そこに、依姫達のお師匠さんがいるらしいぜ。まぁ師匠っつーんだから大抵はしわくちゃになったババ「あんまりそういう発言は控えてもらえますか?」んだよ一体・・・ってェェ!?」


・・・いつの間にやら銀時の後ろに、依姫が。(豊姫の能力でかぶき町に来ていた)


銀時「うおおいいつかの月のお人!?何でここにいるんだよ帰ったんじゃなかったっけ!?」

依姫「言ったでしょうまた来る事になるでしょうと。それより、見てもいないのにあんまり偏見だけで八意様の悪口を言うのはやめてください少なくとも」

銀時「あーはいはい悪かったよ・・・そういやお前も一応俺よりずっと年上何だったっけ見かけによらず・・・つか何のようなんだよ?」

依姫「・・・これを、そのお師匠・・・八意様に渡してもらいたいのです。」

・・・依姫は、銀時にあるモノを渡す。それは・・・








《人間の里》


・・・幻想郷において人が住んでいる里。


妹紅「着いたぞ。ここが人里だ。」


大地「ああ、案内ありがとうな。」

うた「・・・どうも。」


・・・妹紅に案内されて、人里へ着いた、大地とうた、シャドウワーカーの面々、ニット、りんご。それと・・・


りんご「ここが人間の里ですか・・・」

ニット「・・・それにしては、何か様子が変ね・・・」




・・・里の人間の様子はおかしくなっていた。何やら明るい雰囲気の少女がいるお店・・・寿司屋?に客が集まったり、『人間の尊厳を取り戻すのだ』等と言って武器の用意をしていたり・・・何だかかなり様子が変だった。


へらへらしている寿司屋の少女「はーいいらっしゃーい!!お金さえ払えば食べちゃっていいですからねー?」





美鶴「あれは・・・寿司屋か?それにしては何かがおかしい上に、それ以外の店に客が寄ってきていないぞ・・・」

明彦「それどころか、里の人間が何やら随分物騒な武器を持っているぞ。」

アイギス「しかもさっきから妙な事を言い続けてます。」


大地「・・・随分と不気味だな。」

衣玖「そうですね・・・」

大地「・・・ところで、何でお前ついて来てるんだ?」

衣玖「いえ、行くところも無い上に、そもそも総領娘様を探さなければならないので・・・」

大地「そーいう・・・


・・・とりあえず、里の人間に目を付けられないようにしながらある程度ここを捜索してみるぞ。」



妹紅「それにしても・・・いつの間にここまでの事になってたなんてな・・・」

りんご「妹紅さん・・・」


・・・悔しそうな表情を浮かべる妹紅。すると大地が・・・

大地「・・・なぁ、お前何か気になることがあるんなら、ニットとりんごと一緒に別行動しても構わねぇぞ?いやどっちにしろ分かれて行動した方が都合が良いってのもあるし。少なくともあとで迷いの竹林の案内はしてもらうが・・・」

妹紅「大地・・・」

ニット「まぁ心配な人がいるって事なら、私も何かと手伝うわよ。」

りんご「ええ、前がどうだったかは別で、今は一人ではありませんから!」

妹紅「・・・あ、ありがとう・・・


そういう事だったら、寺子屋にいるみんなが気になってるんだ。ついて来てくれないか。」

そういう事で、妹紅はりんごとニットを連れ、寺子屋に向かった。


大地「んで、こっちもまた別行動した方が良いかもしれねぇが・・・」

美鶴「ああ、その方が良いだろう。」

大地「愚問だったか。・・・だったら、俺はうたと衣玖で行動してみる。」

美鶴「そういう事なら、我々は今いるシャドウワーカーのメンバーで行動しよう。」

ゆかり「それだったら、早いところ行きましょうよ。・・・何か次第に怪しまれてきてるし・・・」


・・・ゆかりの発言で周りを見渡すと、里の人間たちの視線がこっちに向きつつある。


大地「チッ・・・面倒だ。確かに早いとこ別行動だ!」




・・・寺子屋付近。先程別行動をとった妹紅たちが到着。



ニット「ここが寺子屋なのね。」

妹紅「・・・ああ、ここに古くからの友人がいるんだ。」

りんご「ご友人さんですか。・・・しかし、子供が学問を習うための寺子屋の割には何やら静かすぎるような・・・」

妹紅「いやな予感が当たらないと良いんだけれど・・・」



・・・早速寺子屋の戸を開けようとする・・・が、何やら変な電子音が聞こえる。



りんご「この音は・・・?(戸に耳を当てる)何でしょうか・・・ゲーム?」

ニット「いや、幻想郷にデジタルゲームってあったっけ?・・・とりあえず少し開けてみましょう・・・」


・・・と言う事で、少し戸を開けてみると・・・


子供たち「あ”・・・う”・・・う”・・・」



・・・何と、寺子屋の子供たちが謎の機械を頭に装着させられ、無理矢理難しい勉強をさせられていた。




りんご「こ・・・これは・・・!?」

ニット「ほ、ほとんど洗脳じゃない・・・!?」

妹紅「どうなってるんだ・・・ていうか慧音は!?慧音はどこに・・・「ピコピコ・・・」ん?」


・・・黒板の方に、誰かがいる。

暗くてよく見えないが、青のメッシュが入った長い銀髪に、六面体と三角錐の間に板を挟んだ感じの形の青い帽子を乗せている女の人・・・の右手辺りに、何か変わった形のコンピューターらしき物体が付けられたようだった。


「・・・・」



妹紅「あれって・・・やっぱりまさか・・・!」



「・・・!!」



ニット「!!見つかっーー「ピュウン!!」ひゃっ!?」


レーザー攻撃を妹紅たちに放ち、それで戸を破壊し出てきたのは、『上白沢慧音』の右手部分に、ミートピアの裏ステージの強敵の一体『電算キング』が『連結』で付けられたディスペクターだった。慧音の目元にはVRゴーグルのような物体が付けられている。



電沢連結《カミシデンサケンネ》「・・・・」



妹紅「慧音・・・そんなっ・・・!!」

りんご「ディスペクター・・・やはりここはやるしかなさそうですね・・・!!」



カミシデンサケンネ「・・・・・排除」←レーザーを放ち始める









?????「・・・アイツがディスペクターか・・・私も・・・いや、拙者もそろそろ加勢をしなければならないでござるな。」






続く。

昼でも尚月夜は輝いて ( No.379 )
日時: 2022/03/24 15:48
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。おろさんです。




・・・寺子屋を見に行ってみたら、目に映ったのはとんでもない光景。

電沢連結《カミシデンサケンネ》戦。



カミシデンサケンネ「・・・・」←レーザー弾幕を放ちまくる



りんご「おおっと!!」←避ける

ニット「結構来るわね・・・!」←同じく


妹紅「っ・・・とりあえず2人は慧音を頼む!!私は子供たちを・・・」


・・・カミシデンサケンネの隙を付いて、妹紅は寺子屋にいる子供たちを助けようとする。が・・・



最終兵器(ミートピア)「・・・・・!!」


・・・『電算キング』が呼び出すモンスター『最終兵器』が室内にいて、妹紅は最終兵器のレーザーでふっ飛ばされてしまう。


妹紅「がっ・・・!?」



ニット「まだ中にいたなんて・・・!!」



最終兵器(ミートピア)「・・・・」←エネルギーを充電



りんご「おや、何やら変形を・・・」

妹紅「多分アレはレーザーを何度も連続で撃てないんじゃないのか・・・?」

ニット「そういう事なら話は早いかも!今の内に・・・」



カミシデンサケンネ「・・・・・」



最終兵器(ミートピア)B「ハァイ」


・・・今度こそ寺子屋にいる子供たちを助けようとしたが、どこからか増援でまた最終兵器が現れ、レーザーで妨害。


最終兵器(ミートピア)A「・・・・」←充電完了



妹紅「っ・・・邪魔だっ!!いい加減にしろっ!!!」


・・・妹紅は、炎の術で最終兵器を攻撃。大ダメージを与えて撃退したが・・・



カミシデンサケンネ「・・・・」


最終兵器2体「・・・・」←出現



りんご「ああっ!また来ましたよ!!?」

ニット「だったら攻撃すれば・・・」



カミシデンサケンネ「・・・。」


・・・カミシデンサケンネが何かをする。そしたら最終兵器2体が、りんごとニットの視界に映らなくなる。


りんご「!?き、消えた!?」

ニット「どこに行ったの・・・?」


妹紅「えっ?ここにいーー・・・いや、待て!!あの姿での慧音は歴史や出来事を隠すような能力を持ってるんだ!!多分能力でさっきの奴等を隠してる!!」


・・・『上白沢慧音』の『歴史を食べる程度の能力』で、最終兵器2体が呼び出された事実を無かった事にされ、それにより長年生きて居る妹紅以外の2人には最終兵器が一切目に見えない。


最終兵器が狙い撃ったレーザーが、こちらに向かって放たれるが、最終兵器事態が見えないので、りんごとニットは避けれずもろに喰らう。


ニット「っ・・・なんとなくわかってたけれど状況が悪いわ・・・!」



カミシデンサケンネ「・・・・・」←レーザー弾を撃って来る



りんご「あわわわっ!これでは何もできませんよ!!」

妹紅「っ・・・私には見えてても、これだと・・・!!」


・・・物凄いピンチだったこの状況。するとその時・・・



「『みずしゅりけん』!!!」


カミシデンサケンネ「!?」


・・・どこからか水の手裏剣が飛んできて、カミシデンサケンネに命中。


最終兵器2体「・・・・!!「隙ありっ!!」


その隙を付いて、慧音の能力が効いていない妹紅が最終兵器2体を破壊。


りんご「おやっ!?今のは一体・・・」


カミシデンサケンネ「・・・・「セイッ!!!」



・・・鎖でつながれた鉛が飛んできて、カミシデンサケンネにヒット。

そこで、誰かが木の上から降りてきて、寺小屋に閉じ込められている子供たちの頭に着けられた機械を壊す。


子供たち「あっ・・・」←反動で眠る



妹紅「えっ!?えっ!?何がどうなって・・・」


現れたその者は、青いカエルのような姿をしているポケモンだった。


ニット「あら?貴方は・・・」

妹紅「知ってるのか・・・!?一体誰・・・何だ?」



青いカエルのようなポケモン「・・・様子を見ていたが、もう少し早く出るべきだったか・・・


・・・突然すまぬな。拙者は『ゲッコウガ』。数年前からBUGに影ながら手を貸していた身でござる。」


りんご「あのスマブラにも出ている人気の高いポケモンの・・・しかし何故ここに・・・?」


青いカエルのようなポケモン→ゲッコウガ「私に関する話は後だ。

・・・今はあの者をどうにかするでござる。」


カミシデンサケンネ「・・・・」


カミシデンサケンネは、最終兵器2体を呼び出した後、何やら月の画像を映す。


そうすると、寺子屋の周りが暗くなり、そこに特殊なエネルギーで作られた満月が現れる。


そしてカミシデンサケンネ・・・慧音の姿が、左にリボンを付けた角を生やし、衣装や髪のメッシュの色が緑色に変化し、白沢の姿に



ニット「姿が変わった!?」

妹紅「慧音は満月の夜にああいう姿になるんだ。・・・でも何で姿が?急に辺りを暗くしたにしてもまだ昼間なのに・・・」

ゲッコウガ「・・・分かるとすれば、月を模したものを作るのは造作もないという事か。


・・・だが、拙者も月夜に身を隠す忍。この辺で本気を出させてもらうでござる。」


・・・カミシデンサケンネは、問答無用でこちらに突っ込もうとする。


・・・対しゲッコウガは、自身の姿を『サトシゲッコウガ』へと変え、たたみがえしでカミシデンサケンネを上空に飛ばす。




ゲッコウガ「これぞ・・・『しのびのおうぎ』でござるっ!!!」


・・・この連撃で、カミシデンサケンネにダメージを与えまくる。


最終兵器2体「・・・!!「させないわっ!!」


・・・最終兵器2体がゲッコウガを止めようとしたが、りんごとニットが隙を付いて最終兵器2体を撃退。



カミシデンサケンネ「ッ・・・・!!」


ゲッコウガ「セイヤァッ!!!」


そして地面に思いっきり叩きつけ、カミシデンサケンネを撃退した。

そして、『電算キング』と『上白沢慧音』のカードに戻り、どこかに消える。慧音のカードは元に戻り、慧音は地面に倒れこんだ。



慧音「うううっ・・・」←眠ってる


妹紅「慧音!!・・・大丈夫そう・・・良かったぁ・・・」


ニット「何とかなったわね・・・」

りんご「しかしゲッコウガさん、貴方は何故・・・」


ゲッコウガ「ああ、話さなければな・・・「一体何の騒ぎだ!!」む・・・」


この騒ぎで、人里の人間が近くに寄って来る。


ゲッコウガ「・・・気づかれる前に、早く中に入るでござる。」





黒ずくめの衣装の緑髪の男「おやおや・・・寺子屋も取り返されてしまったようですね・・・」





続く。

ゲッコウガの説明と、人里での逃走劇 ( No.380 )
日時: 2022/03/25 18:43
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。おろさんです。


今回も前回の続きからです。ツカサイキンコメントゼンゼンコネェナ・・・








男「おかしいな・・・たしかこの辺りで・・・」

男「子供が1人もいないし、まだ近くにいるはずだ!探せ!!」





ゲッコウガ「・・・一応凌げたようでござるな・・・」


《寺子屋》


慧音「う・・・(起き上がる)・・・ん?ここは・・・寺子屋だが・・・」

妹紅「慧音!やっと起きたか・・・!」

慧音「も・・・妹紅!?お前も無事だったのか・・・!」


りんご「何とか目が覚めたみたいですね。」

ニット「里の人たちもどこかに行ったみたいだし、一旦安心していいかしらね・・・?」


慧音「・・・ん?お前達は一体・・・」


妹紅「・・・あー、そこから説明しないと駄目だったな・・・」


事情を説明中・・・


慧音「そ・・・そこまで大変な事になっていたのか!?」

りんご「はい。貴方は『ディスペクター』という合体生物に変えられて何か物凄い行動をとっていたんです。」」

慧音「ディスペクター・・・言われてみれば確かに、子供たちにとんでもない真似をしてしまった記憶が・・・

・・・妹紅も、そのディスペクターとやらにされた上に、ハートレス等と言う魔物に変えられ、最終的に異世界の人間に助けられた・・・そういうことか。」


妹紅「・・・ああ、そうだ。」


何かと慧音事情を話し、次に質問をする。


りんご「・・・しかし、何故ここまでの事になっているのでしょうか。ここの人たちの様子も何やら変ですし・・・」


慧音「変・・・ああ・・・突然現れた『ゲーチス』と言う男を崇拝し始めたんだったな・・・」


ニット「ゲーチス・・・?あれ、確かポケモン世界の・・・どういう事ですか?」


慧音「・・・ちょっと待ってくれ、たしか・・・あった、この新聞なんだが・・・」


・・・『ジャスティス新聞』と言う名の新聞の記事に、ポケモン集団に滅多打ちにされてしまった霊夢が写っている写真がある。


りんご「でええええっ!?霊夢さん!?これって・・・」

ニット「ていうか写真に写ってるポケモンは・・・どうなっているのかしら・・・?「そのポケモン達も、どうやらこの世界に迷い込んでしまったらしい。」


そこに、ゲッコウガが戻って来る。


ゲッコウガ「詳しい情報はまだつかめていないのだが、どうやら博麗霊夢がそのポケモン達に滅多打ちにされてしまったという内容のその新聞記事がばらまかれたことで、人間たちの不安が煽られたところを漬け込まれたようなのでござる。」


りんご「ゲッコウガさん・・・って、そういえば何であなたもこの世界に!?迷い込んだのですか?」


ゲッコウガ「ああ、そういえば説明を後回しにしていたでござる。・・・今のうちに話さなければな。」


・・・ゲッコウガは、何故幻想郷にいるかと言う経緯などを色々話し始める。


ゲッコウガ「・・・まず簡潔に説明すると、私は作者の命で時々この世界の情報を集めていた身。ある日、またこの世界の監視を行っていたら、いつの間にやら元の世界に戻れなくなっていたでござる。」


慧音「なっ・・・!?作者とやらの存在は聞いていたが・・・」

妹紅「情報を集めてたって・・・何でだ?」


ゲッコウガ「作者は、もう少し幻想郷とフレンドリーにやりたかったのだろう。だが互いの様々な理念がぶつかったり、月の襲撃などがあったりして関りがよろしく無かった。

・・・だから、忍である拙者に、幻想郷の様子をある程度見てくるよう作者に頼まれていたんでござる。」


ニット「そういえばそんな話聞いたことあったわね・・・それで、その途中で、アウトローによる幻想郷の『隔離』が起きてしまった・・・って事ね。」


ゲッコウガ「その通りでござる。


・・・アウトローや、奴等が発生させるエネミーの事は幻想郷で情報を集め続けて分かった事だ。・・・放っておけば、非常に良からぬ事態になりかねないと思った私は、以前から作者から借りていた、対シャドウ因子用の魔道具を使い、一部の地域に結界を張ったのだが・・・」


妹紅「結界?そんなもの張ってたのか?」


ゲッコウガ「ああ。里の人間・・・主に60歳以下の大人の思考や様子かなりおかしくなっている。場合によっては、先程の寺子屋の以上におぞましい扱いをさせたりする可能性や、ディスペクターにされたりする者達が増えかねないと考えて張らせてもらった。」


りんご「ハートレスやシャドウ因子は、心の闇に寄ってく来ますからね・・・妖怪は恐怖の象徴、言わば闇と言うワケですから、確かに放っておけば尚更ひどいことになりかねませんね・・・」


慧音「・・・その結果とやらを張った場所の者達は大丈夫なのか!?」


ゲッコウガ「安心してほしい。少し前に拙者が確認したが、今の所大丈夫そうだったでござる。

・・・とは言え、アレも長く持つわけではない。早いところ、助けに向かう必要性があるでござるーー「バリィン!!」!?」


・・・すると、離れたところから何かが割れたような音がする。


妹紅「今の音って・・・もしかして稗田邸からか!?」

ニット「稗田邸って・・・たしか、幻想郷の記録を管理したりするとか言う『御阿礼の子』がいるとか言う・・・?」

慧音「ああ・・・そこに結界を張っていたというなら阿求が危なーー「ブゥゥゥン!!!」えっ!?」


・・・すると、白いスクーターに乗っている銀髪天然パーマの男と眼鏡の青年と、チャイナ服の少女の後ろに誰かを乗せている白い大きな犬っぽい生物が、たった今横切った。


その後、怒り狂った表情で、屋敷の者達と思わしき人間たちが、



妹紅「・・・い、今のって・・・?」

りんご「まさか誘拐!?・・・とは違いそうですね・・・ていうか今の人達、知っている顔だった気が・・・;」


ニット「ところで、どうして稗田邸にも魔道具で結界を張っていたの?張ったら張ったで色々おかしいことがあるような・・・」

ゲッコウガ「・・・アウトローと思わしき連中が九代目御阿礼の子である『稗田阿求』の事を利用しようとたくらんでいたらしく、そこで結界を張ったでござる。

・・・結界を張らせてもらうと同時に、結界が解除されるまで起きない魔術で眠ってもらっていたが・・・」

ニット「なんでそんな荒っぽいことを・・・」

ゲッコウガ「どっちにしろ、早く追いかけるでござる!!」

りんご「(・・・何故この方は、人称と語尾を交互に変えてるのでしょうか・・・?)」





・・・一方、さっきの面々。



人間達「待てええええええええええええええ!!!」



銀時「ちょっとあれどうなってんのォォォォ!!?この女が何かハートレスに襲われそうになってたところ助けたら何で里の人間が豹変して俺達に襲い掛かってんのォォォォ!!?」

新八「あの人達絶対おかしいですよ!!何か人間の尊厳取り戻せだの言い続けてるし、あの目絶対誘拐犯追いかけてるソレでもないし!!いや決して誘拐犯じゃないけれど!!」

神楽「うおおおお普通に怖いアル!!何がどうなってるネ!?この女呪われてるアルか!?とにかく逃げるアルヨ定春!!」

定春「ワンッ!!」←全力で走る

阿求「え、いや、あの・・・?」


・・・『稗田阿求』を無理やり連れだし、人里の人間達から逃走している万事屋一行。

ゲッコウガが魔道具で張った結界が破られ、そこに入り込んできたハートレスに襲われていた阿求を助けたが、何故か人里の人間に追い回され始めたらしい。


阿求「あ、あの、貴方達一体誰なんですか!?これはどういう状況なんですか!?!」

銀時「俺達だって聞てーよ!!永遠亭だとかに行こうとしてその道中で人助けしたら何で大衆に殺気丸出しで追いかけられるなんだよ!!」

新八「ここの人達って大体ああなんですか!?」

阿求「そんなことないわよ!みんな優しい人達ばっかり・・・なんだけど、前から様子がおかしくなってて・・・」

新八「心当たりがあるんですか!?」

阿求「ええ、まぁそうなんだけど・・・実は・・・」



人間達「待てええええええ!!!ひっ捕らえて焼いてすり潰すウウウウウウ!!!」



銀時「遂に完全に遠回しに殺すって言ってるよねこれェェェェ!!?」

神楽「そう言うの後で話すネ!!今は全力で逃げるアルよ!!」



・・・色んな所から追いかけまわされる万事屋一行。すると・・・




????「ふぉっふぉっふぉ。お前さん達、何やら困っているいるようじゃのう。儂が手を貸してやろう!」


銀時「・・・へ?」





一旦区切ります。

命蓮寺と銀河を巡る『王』 ( No.381 )
日時: 2022/03/26 18:19
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。おろさんです。



・・・まだまだ続く『幻想郷編』。一旦今回は別の場所。









・・・人間の里の外れにある、仏教の寺『命蓮寺』。封獣ぬえに案内され、フォックス、ファルコ、クラウドは命蓮寺に訪れた。



ぬえ「着いたよ。ここが命蓮寺さ。」


ファルコ「こいつが命蓮寺が。元々は『星輦船』っつー宝船が改装されて寺になったって言う・・・」

フォックス「・・・借金返済「おい今は止めろフォックス;」

クラウド「・・・ここがアウトローの奴等にやられているとマズい。早く行くぞ。「バリィン!!!」今のは・・・!?」


・・・命蓮寺から、何かが割られたような音がする。

それと同時に、エネミー達が命蓮寺に入り込む。


フォックス「今のは一体・・・!?とにかく急いだ方が良いか!!」


・・・4名も急いで命蓮寺に向かう。


クラウド「・・・今、一斉にエネミーが入って行ったが・・・今まで命蓮寺に入れなかったのか・・・?」




《命蓮寺》


・・・命蓮寺。山彦の『幽谷響子』が掃除をしていたが、そこに、エネミー達と共にウルフと剣士ダークマターが侵入していた。



響子「い、今のは一体・・・えっと、お客さんですか?おはよーござ「Ah?(by割と凄い形相で睨んだウルフ」・・・(ビビる」



ウルフ「チッ・・・エネミーが随分手こずっていると思ったら、まさかあんな小細工を施してたんてな・・・誰がやってたのかは知らねぇが・・・」

剣士ダークマター「対シャドウ因子用バリア・・・十中八九この世界で監視を行っていた者が張ったのだろう・・・


・・・まあいい。さっさと寺の奴等をひっ捕らえろ!!」


どんどん攻める、ハートレスやディスタス等のエネミー達だが・・・


「飛鉢『フライングファンタスティカ』!!」


・・・寺の中から住職らしき女性が現れ、スペルカード宣言し、羽みたいになってる魔法陣を背後に展開して、花みたいになっている部分から御札の弾幕を円状に放つ。


・・・弾幕が当たり、エネミー達は一掃される。


ウルフ「・・・さっきのバリア割った音のせいかもう気づいたみたいだな・・・」


・・・現れたのは、元人間の魔法使いで、命蓮寺の代表者『聖白蓮』である。


白蓮「今までも妙な事が多かったですが、何かが割れた音がしたと思ったら、今度は何者ですか?どうやら入信希望者でもなさそうですね。」


響子「ひ、聖様っ!!」



剣士ダークマター「・・・お前が聖白蓮か。悪いが、お前や寺の中にいる妖怪どもには、俺達の目的の糧になってもらうぞ。行け!!ディスペクター!!」


・・・剣士ダークマターは、2体のディスペクターを呼び出す。


『オトスパス』と『ミサイルタコプター』を合わせたのと、『ブロッキー』と『ヨロイ(ミートピア)』を合わせたのの2体。どっちも『接続』ディスペクターだった。


蛸弾接続《オトスパ・M・タコプタス》「ギョロッ・・・」

岩甲接続《ブロキヨロイ》「・・・」


・・・オトスパ・M・タコプタスは『マルチミサイル』を放とうとして、ブロキヨロイはプレス攻撃を仕掛けようとする。


白蓮「・・・ハッ!!」


・・・白蓮は、これらの攻撃を防いだ。


オトスパ・M・タコプタス&ブロキヨロイ「・・・・!」


2体のディスペクターは、もう一度同じ攻撃で、威力を高いのをやろうとする。


白蓮「出番です!!一輪、星、水蜜っ!!」


・・・入道『雲山』を操る(だよね?)妖怪『雲居一輪』が、ブロキヨロイの突進を止める。

ブロキヨロイ「!?」

雲山「・・・・!」←ブロキヨロイを殴り飛ばす

一輪「私と雲山を舐めないでねっ!」


星「宝塔の輝きで浄化されなさいっ!!」

水蜜「飛行物体を撃ち落としますっ!!」


・・・毘沙門天代理、信仰対象兼修行僧である『寅丸星』が、『宝塔』のレーザーでオトスパ・M・タコプタスのミサイル攻撃を大外れさせ、船幽霊の少女『村紗水蜜』が、アンカーを使ってオトスパ・M・タコプタスを狙い撃つ。


ブロキヨロイ「ガッ・・・!!」

オトスパ・M・タコプタス「ギョッ・・・!!」


白蓮「トドメです・・・超人『ガルーダの翼』!!」


・・・自らが得意としている身体強化系魔法を駆使した高速移動で、2体のディスペクターを攻撃。


無事に撃退され、『ミサイルタコプター』、『オトスパス』、『ブロッキー』、『ヨロイ』のカードに戻り、何処かへと消えた。


白蓮「無意識にやっていましたが、本当に倒せましたね・・・


・・・さあ次は貴方達です。少々お灸をすえなければいけませんね、」


剣士ダークマター「フン・・・これで勝ったつもりか?」

ウルフ「残念ながら、ここまで予定通りなんだよ。」


白蓮「何ですって・・・?「スッ」!?」


・・・いつの間にか、長刀が白蓮の首元に。刀を向けていたのはセフィロスだった。


水蜜「聖様!?いつの間に・・・誰ですかっ!!?」



セフィロス「貴様らに名を語る義理は無い。・・・さて、聖白蓮とやら。お前にはこれから役立ってもらうぞ。」

白蓮「何を言って・・・「バチィッ!!」っ・・・!?」


・・・すると、下から魔法人のような物体が現れ、それによって白蓮が苦しみ始める。

・・・そして、白蓮はカードに変えられてしまった。



一輪「えええっ!!?カードにされた!?い、いやそれより聖様を返しなさい!!」

星「さもなければ私達は容赦しません!!」



セフィロス「フン・・・抵抗するというのか?聖白蓮より強いわけでもなく、そして何かが欠ければ大したことが無いというのに。


・・・さて・・・そろそろ貴様も出てきたらどうだ。」


・・・セフィロスがそう言うと出てきたのは、ハサミのような姿をした小型UMAだった。

彼の背後には、一体のノーバディ『ドラグーン』がいる。


ハサミ型UMA「全く、ようやくこの俺っちの出番かァ。


・・・オイ!あのカード出せ!!」

ドラグーン「・・・?」

ハサミ型UMA「いやあれだって!!あの蝶みたいなのをカードにしたやつ!!」

ドラグーン「・・・!」←カードを取り出す

・・・ドラグーンに取り出せたカードには、『極楽の夢見鳥』が描かれていた。



ハサミ型UMA「さァ・・・見せてやるよ・・・強力な存在を合わせたディスペクターを!!今!!ここにィ!!!


・・・オイ早く投げろよ!!」

ドラグーン「・・・・」


ウルフ「言うなよわざわざ!!」

剣士ダークマター「シリアス感台無しだな」



・・・ドラグーンとウルフがそれぞれカードを投げ、ハサミ型UMAが呪文らしきモノを唱えると、それによってディスペクターが生み出される。


・・・聖の背中に、蝶を象った深紅の羽根が付き、両手には赤い大きな剣が現れ、目元は赤いか面で隠された。


聖蝶縫合《ビャクレフレイ》「・・・・・」


・・・仮面越しに、目を光らせるビャクレフレイ。



星「なっ・・・聖に一体何を・・・」



ハサミ型UMA「何をしたと言われても何も、ただ2つの存在を合わせ、それらの魂を閉じ込めた『傀儡ディスペクター』に変えてやっただけさ」



水蜜「なっ・・・何言っているのかわかりませんよ!!とにかく聖様を元に戻ーー」



セフィロス「まともにやり合おうとでも?」


・・・セフィロスの覇気に、命蓮寺の者達は怯んでしまう。


ハサミ型UMA「ジザザザザ・・・まあいいだろう。お前達もすぐに変えてやる。


・・・行けビャクレフレイ。まずはこいつらに力を示しちまえ。」



ビャクレフレイ「・・・・・」


・・・ビャクレフレイは、大剣を携え、星達に攻撃しようとする。


すぐに振り下ろされた2本の大剣で、激しい爆発が起きた。命蓮寺の入り口が壊れた。



剣士ダークマター「・・・オイ、これやり過ぎたんじゃないのか?」


ハサミ型UMA「ジザザ・・・知ったこっちゃあるかよ。どうせ後でこの俺っちが『作り変えて』やるからさ。」


ウルフ「・・・オイ、勝ったと思うのは後にした方が良いぞ。」


ハサミ型UMA「何・・・?「そこまでだっ!!」



・・・そこに、フォックス達が駆けつけていた。・・・背後には、ぬえが避難させた命蓮寺の面々が。


フォックス「観念しろ!!ウルフ!!」


ハサミ型UMA「なっ・・・!?」


ぬえ「み、皆大丈夫!?」」

一輪「ぬ、ぬえ!?」

雲山「(死ぬかと思った・・・;;;)」

響子「み、皆さん誰ですか・・・?」



セフィロス「ほう・・・どうやったかは知らないが、封獣ぬえの能力でも使って回避させたようだな。」




クラウド「セフィロス・・・!!」

ファルコ「結構厄介なのがアウトローに手ェ貸してんじゃねぇか・・・」








ランスを持った仮面の一等親戦士「・・・ほう・・・」








一旦区切ります。

命蓮寺と銀河を巡る『王』 ( No.382 )
日時: 2022/03/27 17:49
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き。





ビャクレフレイ「・・・・・」




フォックス「急いだけど結構遅かったか・・・!」

ファルコ「仕方ねぇ・・・アイツ倒して元に戻すっきゃねぇな!」




剣士ダークマター「・・・どうやら、命蓮寺関係者である封獣ぬえにここの場所を案内されたようだな・・・」




ぬえ「アンタ達がアウトローと手を組んでるって言う連中ね!!色々やってくれたみたいだし許さないわよっ!」


水蜜「えっと、ぬえに関してはいつもの事でも行方が分からなかったけれど、一体何が・・・」


ファルコ「・・・詳しいことは後で話す。その前に、お前達が慕っているあの者を助けないとな。」



セフィロス「・・・・・」



クラウド「セフィロス・・・何でお前もアウトローに手を貸しているんだ。」



セフィロス「私にも目的があるのでな。・・・さて、そろそろ私はこれで退こう。」



ハサミ型UMA「・・・お、オイ待て!!帰るというのか!!」




セフィロス「言われた役目を果たしただけだ。・・・じゃあな。クラウドも。」

・・・そう言って、セフィロスは次元の穴に入る。


クラウド「!!待てセフィロス!!「ガキィン!!」っ!!」


・・・クラウドが追おうとしたものの、ビャクレフレイが止めに入って邪魔される。



クラウド「っ・・・!!」

フォックス「クラウド!!無暗に追うのは無茶だ!!」

ファルコ「今はなんとかしてこのディスペクターを止めるぞ!!」



ビャクレフレイ「・・・・」←構える



クラウド「・・・そうだな・・・」


星「聖っ・・・」



ビャクレフレイ「・・・」



・・・ビャクレフレイは、炎のような攻撃を放ってくる。

対してフォックスはリフレクターで跳ね返す。

フォックス「これくらいの飛び道具ならまだ対抗できるぞ!!」


ビャクレフレイ「・・・」


次にビャクレフレイは2本の剣を大きくし、振り下ろしてくる


ファルコ「チッ!流石に話に聞いてた超人だか何だかだ。ま、これくらいじゃへこたれねーが「俺達を忘れてもらっちゃ困るぞ」ゲッ!!」



・・・ウルフが、ブラスターを撃って攻撃。無事に避けはするが、ビャクレフレイに攻撃を仕掛けられずだった。


ウルフ「悪いがこっちも目的があるんでな。そうやすやすと倒されては困る。」


ハサミ型UMA「ジザザ!!せっかく作ったディスペクターをすぐに倒されては困るしな!!」


クラウド「誰だお前・・・」


ハサミ型UMA「名乗るかよ!こいつを倒したら名乗ってやる!!」


フォックス「・・・行っていることが無茶苦茶なんだが・・・」



剣士ダークマター「何気を取られてんだっ!!」←剣で攻撃


フォックス「っ!!(避ける」


ぬえ「・・・ここは正体不明の種でかく乱して・・・」


ウルフ「・・・お前の正体さえわかってれば意味ないぜ!!」←爪で引っ掻き攻撃


ぬえ「っ・・・邪魔しないでぇぇっ!!」



一輪「っ・・・参ったわね・・・いくら操られているようなモノとは言え相手は聖様だし・・・」

水蜜「だったら、邪魔をしている2人組を止めればいいだけです!!転覆『沈没アンカー』!!」


・・・怯えるままというわけにも行かず、水蜜が弾幕でアンカーを投げつけ攻撃するが・・・



ウルフ「甘ェんだよ!!」


・・・ウルフがリフレクターでアンカーを跳ね返してしまい、水蜜に当たってダメージを受ける。



水蜜「のわっ!!」


星「村紗っ!!」

一輪「雲山!!」

雲山「・・・・!」←水蜜をキャッチ




剣士ダークマター「・・・そろそろもういいだろう・・・ビャクレフレイ!さっさと奴等を滅多打ちにしてひっ捕らえろ!!」



ビャクレフレイ「・・・・・」←弾幕を放ちまくる



・・・手こずってしまっている。すると・・・






「・・・全く・・・まだこの程度だとはな・・・」




ビャクレフレイ「・・・・「ジャキィィン!!!!」!!?」



・・・横から何者かが飛んできて、ランスでビャクレフレイを切り裂いた。

不意を突かれて致命的ダメージを食らい、ビャクレフレイは撃退された。



・・・2枚のカードは何処かへと消え、その内1枚・・・『聖白蓮』は元に戻って地面に落ちる。


白蓮「っ・・・」←失神中

水蜜「ひ、聖様っ!!」

星「聖っ!!」



ファルコ「な、何だ今の・・・」

フォックス「助かった・・・のか?」




ハサミ型UMA「な、何ィ!!?俺っちが作ったビャクレフレイがあっさり一撃だとォ!!!?何てことするんだあの蝶も手間かかったのに捕まえんの!!どうしてくれるんだお前ら!!」


ウルフ「俺達に当たり散らすな!!・・・もういい付き合ってらんねぇぜ。撤退だ!!」←次元の穴へ去って行く

剣士ダークマター「勝負はお預けだな。」←同じく




ハサミ型UMA「ちょっ・・・畜生めがァ・・・!!


・・・しかし、今の一撃はもしや・・・「いつまでお前はお前で高みの見物をしているつもりだ。」・・・!!」




クラウド「誰だっ!!」




・・・現れたのは、天使のような羽を持ち、十字が施された武器、武装をしている、仮面を付けた戦士だった。



フォックス「お前は・・・たしか『ギャラクティックナイト』!!」



ギャラクティックナイト「・・・どれくらいの強さかと思って見ていたが、あのこちらとしても恐ろしい存在を使ったディスペクターだとかに手こずるとは・・・」



クラウド「たしか、ダークアイ帝国とやら絡みの件で行方が分からなくなった、異界に追放された戦士だったか。・・・何の用だ。」



ギャラクティックナイト「ただの『観察』さ。ついさっき言ったつもりだが。

・・・こちらとしてもアウトローの行動を放置するのは癪に障るのでな。噂によればわれをも狙おうと命知らずな事も考えていると聞いて、この際お前たちの様子を見に来ただけさ。」


一輪「狙う!?あ、あのこれどういう・・・」

ファルコ「・・・お前を襲った連中は、アウトローっつー組織と、協力だったりと色々関係があるみたいでな。アウトローは色んな世界から住人を捕まえて、改造して操ってんだ。

・・・お前らが慕ってるこの女みたいにな。」


命蓮寺の面々「・・・・!」




ギャラクティックナイト「・・・さて、お前はアウトローの者か。・・・どうせわれを捕えようでも血迷ったことを考えているのだろう?」


ハサミ型UMA「・・・随分挑発紛いな発言すんな・・・まぁそれも事実。かつていくつもの世界を破壊してきたなどと言う『銀河王』である貴様は俺っち達の計画に必要なのさ。」



クラウド「『王』・・・?」



ギャラクティックナイト「フン・・・まあいいさ。捕まえられるものなら捕まえて見せろ。


・・・(命蓮寺の面々とフォックス達を見る)彼らもまだ伸びしろがあるようだしここで潰すのは惜しい。


じゃあな。次合うのであればもっと場に仲間がいる状態でやり合おうじゃないか。」


そう言って、ギャラクティックナイトは去って行った。



ハサミ型UMA「チッ・・・去りやがったか・・・


・・・ま、また見つければいいだけの事・・・貴様らも覚えておけ。アウトロー幹部『縫合』担当、『UMAクリエイト』である『ジザルギル』様の事をな。ジザザザザ!!」


そう言って、『ジザルギル』と名乗るUMAは、ノーバディと共に去って行った。



フォックス「アイツ・・・結局何だったんだ?」

ファルコ「さぁな・・・「う・・・」


すると、失神していた白蓮が目覚める。



白蓮「あら・・・わ、私は一体何をして・・・何だか酷い真似をしかけたような・・・」

ぬえ「聖、怪我はない・・・よね?」

白蓮「ぬ、ぬえ!?(フォックス達を見る)それと貴方達は一体・・・これは一体どういう・・・」

クラウド「・・・詳しいことはちゃんと話す。・・・今は寺の中に入った方が良いか?入り口も直してやる。」

白蓮「えっ」






続く。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。