二次創作小説(新・総合)
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- ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》【報告あり】
- 日時: 2022/11/08 21:28
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
- 参照: https://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1336
どうも。おろさんです。
『ウルトラワールドでの日常』の新スレ。第2章です。
様々な世界を巡る、『交叉伝』の物語をお楽しみください。
~注意事項~
・クロスオーバー作品
・一部キャラ崩壊、オリジナル設定有
・(多分)不定期更新
・シリアス展開有
・登場作品のネタバレ注意
・誤字脱字あったらゴメンナサイ(蛇足)
・気軽にコメントお待ちしております
(*依頼の応募だけ、感想がなってない、荒らし・誹謗中傷 等はご遠慮ください)
(順次更新予定)
~目次~
序幕『新たな物語の前に』
・《始まり》《過去》>>1-3
・《月へ》>>4-5
・《月面対戦》>>6-8
・《ある事件》>>9-11
『世界を交える出会い』
パート1 >>14-15
パート2 >>16-19・>>20
『日常話』(そうじゃないのもある)
とことん書いた小話2つ >>118
作成しましょうカードゲームを >>119-120
新しいシステムと新しい力 >>123
オリジナルカードゲーム始動 >>124
久々の松 >>244
米森サトルの憂鬱 >>247
月とバスターズと >>342
ダークアイwithぴえんハザード >>357-360
ロボットカルテット >>361
オバケのホテルで暗闇大パニック >>362-363
折角なので昔話(?) >>390
また来ましたウルトラワールド >>452
四季のフラワーマスターと警視総監煉獄王 >>480-481
念写天狗と忍者 >>484
夜兎とメイド。その信念は >>487-488
カリスマ祷(!?) >>491-492
破壊の力と羽を持つ者 >>495-497
秘封倶楽部初代会長 >>514-515
二童子と吉原 >>550-551
『暗鏡王』を探しに鏡の世界へ 前編>>554 後編>>558-560
思い付きで何か作ると最終的にトラブルが起きる >>593-595
きっかけの出会い >>596-598
『救出・ミッション』
イカした英雄 >>45
ワールドクラフター >>48
闇の魔導士と森姉弟 >>51
ソルジャー・クラス1st >>70
雇われ遊撃隊長 >>73-74
名もなき見習い魔女と格闘女王様 >>78-79
花のオーバーテクノロジー >>89
秘封のスペルと自称大王 >>125
チャンピオンを目指す者とゲーマーな少年 >>136
彗星の魔導士と恋心抱く占い乙女 >>139
雷撃のネズミポケモンとノイグラードの女王 >>140
孤高の処刑女王と深紅の咲き誇りし女帝 >>250
ジャングルの王者と南国の軽業師 >>258
史上最凶のエレベーターガール >>262
氷壁の双星 >>364
ドぎついピンクスナイパー >>365
超天才理系超美少女兼超電子ドーナツ研究部員 >>366-367
騒霊三姉妹 >>474
夢幻のパーカッショニスト >>477
『銭天堂・笑ゥせぇるすまん』
危機感みかん 前編>>464-465 後編>>468-470
人間回収車 >>518-519
大事なモノ 前編>>541-542 後編>>545-547
組み立てクッキー 前編>>599-600 後編>>601-603
『依頼』
・コピー >>54-55
・本探しのために図書館へ。救出のために鏡の世界へ。
前半 >>59-61 後編 >>64-65
・ハロウィンナイト・ガンシューティング >>85
・椿の花と魔石とワープスター >>128-131
・並行世界の銭天堂 >>143
・シャインの奪還を >>173-174
・倒壊した図書館 >>178
・カードゲームは分かりやすさも大事 >>181
・回避せよ。ブラッドウェディング >>254-255
・奪還と防衛 >>346-347
・クッパクラウンの改良 >>351
・戦闘訓練の手伝い >>354
・クローン社の情報を得ろ >>455
・勝手に動く卒業制作品 >>459-460
・たとえ道具であろうとも >>536-537
『インクウェル島編』
・勢揃い。クロスオーバー >>21-23
・何が何でも >>24
・息抜き程度の休息 >>25-28
・介入。インクウェル島 >>29-32
・いざ探索。 >>33-34
・再会と出会いと厄介な事態と >>35-37
・悪意の虚無 >>38-41
・心無き者達 >>92-93
・超高校級のマジシャンと赤き猫の地縛霊 >>97-98
・模倣体『コピー』 >>99
・『鍵』とボスレベルのディスペクター >>100-103
・突入。デビルのカジノ >>106
・心無きゲーム >>107-108
・崩せ。理不尽なゲーム >>111-112
・対決!!傲慢のボスエネミー >>113-114
・解放 >>115
・次の世界へ行くために >>146
・UMAの事 >>147
・再び捜索。インクウェル島 >>148-149
・緑の人気もの >>150
・言葉通りの悪魔 >>151
・導く鍵 >>155-156
『99コロシアム編』
・いざ次の世界へ >>160
・99コロシアム >>164
・ぷよぷよとテトリス >>167-168
・意外と早く見つかる乗組員探し >>171
・地下には何が >>172
・改装された地下 >>182-183
・突入。無情なレースゲームへ >>184
・再会。そしてレースゲームへ。 >>189-190
・厄介な展開だらけ? >>194
・亜空のバイクレースと刈り取る少女 >>197-198
・『正々堂々』と『卑怯』 >>201
・危機一髪。そして『フィギュア化』の意味の石化 >>205
・電撃の女子高生ギタリストと正々堂々と石化と >>206-207
・『動きを止める』石化 >>210-211
・ディスペクト。『侍』と『装甲戦車』、『不死』と『惨死』 >>212
・侍の士気と宝来の人の形 >>215-216
・継承の力『レクスターズ』 >>219
・いざ地下施設へ。99コロシアム編終盤 >>223
・大穴での交戦 >>226-227
・打ち破れ!リプログラム >>231
・いざ突入、中央部。現れるは強欲のボスエネミー >>234
・マザーコンピューター『メデューサ』 >>238-240
『かぶき町編』
・気を抜いてたら意外とトラブルに会うよね >>266-267
・犬の散歩から空の平和を守るまで >>270
・探しモノは案外早く見つかる >>273
・面倒ごとは意外と早く解決できるかもしれない >>276-277
・割とさりげなく結構な頻度で発生する再開と出会いのイベント >>280-281
・数が多ければ心当たりも多い >>285
・宿題終わらなくて困るのは後回しにした自分自身だ >>288
・時には大胆不敵に >>291-292
・集まれば大体ややこしくなる >>295
・お決まりのパターンなんてものは存在しない。多分 >>300
・追い込まれた途端に投げ出すのはやめなさい >>303
・所見殺しなんて大体の人が引っかかるんだよ >>306
・嫌いなモノはハッキリ嫌いって言うのも大事 >>309-310
・一度トラブルが起こったら色んな形で何度も起こる >>313-314
・『王』って字を付ければかっこよくなるとは限らない >>317
・どんなこともきっかけは最初は至って単純な理由 >>318
・抗え。若き者達よ >>319-321
・正義を謳いあげる奴にロクな奴いないって大体間違って無い >>322-323
・強そうなやつほどたまに出オチ要員になりやすい >>324-325
・信用しない人は勝手に信用しない >>328
・ちょっと色々話しておいたほうが良くって >>329
・いざ突入してみたらまさかの事態とか色々あった件 >>330-331
・怠惰な空間で踊り明かすかどうするか >>332-334
・人任せにし過ぎるのはダメ >>335-336
・天然パーマに大した奴はいない >>337
『幻想郷編』
・その日、2人の少女は幻想へと発つ >>368
・再会と巫女と生まれざる者 >>369-371
・奇怪な異変と裏切りの巫女!? >>372
・妖怪の山探索~河童とツノありと厄神と浮遊霊~ >>373
・秋を彩る探索劇 >>374
・片腕有角の仙人と改造された土司るカミさま >>375-376
・幻想郷捜索。起こりし異常 >>377-378
・昼でも尚月夜は輝いて >>379
・ゲッコウガの説明と、人里での逃走劇 >>380
・命蓮寺と銀河を巡る『王』 >>381-382
・再会とか出会いとか貸本屋での世間話(?)とか >>383-384
・いざ輝針城 >>385
・守れ。神霊廟 >>386
・博麗神社付近での出来事。解放を主張する怪しき男現る >>389
・レッツら紅魔館 >>391
・忍び寄る金色の影 >>392
・図書館を荒らす本型魔物 >>393
・悪魔の妹。触れずとも壊す『破壊王』 >>396
・追跡。吸血鬼連れ去る金色の青年 >>397
・魔法の森探索。世界最速のハリネズミと黄色い伝説現る >>398-399
・霧の湖でルーミアを探せ >>400-402
・いざ冥界。探すは境界に住む妖怪 >>405-406
・境を織る少女と大妖怪。感情無き世界望む男現る >>407
・『非想非非想天の娘』×『小さきエレクトロン巨人』 >>408
・永遠亭の薬師の元へ >>409-410
・銀色の侍VS神霊の依り憑く月の姫 >>411
・脅迫される博麗の巫女。次向うは地底 >>412-413
・閉じた恋の瞳 >>414
・地底を行き来するジャックフロスト >>415-416
・牙をむく三叉のディスペクター。地霊殿に向え >>421-422
・固き牙を破れ >>423-424
・内に秘めた感情と感情操作 >>425-426
・表情豊かなポーカーフェイス >>427
・クラキの証言。まだまだ漂う不穏な空気 >>430
・争い、追われ、騙され、閉じ込められ >>431-432
・地獄の女神介入。博麗霊夢解放大作戦 >>433-434
・ゲーチスの目論み。霊夢の本音 >>435-436
・負の感情と電撃の乱入 >>437
・ゲーチスを退けろ >>438
・空間王を止めろ >>442-444
・霊夢の証言。幻想郷解放のためにいざ行かん。 >>445
・嫉妬に染められた色彩 >>446
・博麗神社を取り戻せ。そして解放と帰還。またすぐに来るけどさ >>447-449
『外界編』
・オカルティズムな探偵 >>500
・真実知ール >>503-504
・外界に住む狂信者 >>507-508
・事態の収束と外界の協力者 >>511
『『謎』が集まる探偵事務所編』
・行【ひとさがしのために】 >>523
・主【じょしゅとたんてい】 >>526
・殺【じけん】 >>529
・隠【かくす】 >>532-533
『シャドウシネマラビリンス編』
・復元された世界 >>564
・早々に起こる厄介事 >>567
・大衆の映画館街。映画好きの少女と時空を彷徨う者達 >>568-569
・虚飾の栄光の映画 >>570
・目覚めた黒猫(ブラックキャット) >>571
・映画館街に現れる番人 >>572
・スティックス・カントリー >>573-574
・妨害電波装置を破壊せよ >>575-576
・とにかく立ちはだかる番人。とにかく色々判明する >>577-578
・キーパー・オブ・シザース >>579-580
・再会のために >>581-583
・ようやく。そして・・・ >>584
・いざ急げ。異変解決のために >>585
・虚飾の戦姫の映画・・・? >>588-589
・覚悟と鏡 >>590-591
・映画館は残り続ける。例え客がいなくとも >>592
タグ
クロスオーバー オリキャラ・オリ設定 東方project 秘封倶楽部 スマブラ登場作品関係 ポケモン ポップンミュージック ペルソナ スタジオわさび ぷよぷよ・ぷよテト ダンガンロンパ カップヘッド VOCALOID 妖怪ウォッチ おそ松さん 銀魂 銭天堂 デュエルマスターズ 笑ゥせぇるすまん 魔人探偵脳嚙ネウロ BLACK CAT ヘンリー・スティックミン 等(順次更新予定
BUG依頼応募用紙 >>42(休止)
BUGメンバー一覧 >>417
- 真実知ール ( No.503 )
- 日時: 2022/06/07 17:58
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
どうも。おろさんです。
・・・前回、何やら不穏な空気か飛び交っている模様。秘封倶楽部の運命は如何に・・・!?
《未来の首都京都:警察庁》
・・・メガロの元から戻って来た中村楠音は、父親であり、警視長である『中村真貝』に少し説明。
真貝「そうか・・・まぁ、無理も無いか・・・分かった。ひとまず事がはっきりするまでしばらくあの探偵擬きも泳がせておけ。」
楠音「・・・はい。・・・」
・・・楠音は少し考えていた。メガロの言う通りで、2人(蓮子とメリー)が何の罪を犯したのかは具体的に聞かされていない。
・・・それ以前に、似たようなことを父親に捜索、頼まれたことは多かった。
楠音「・・・あの、お父ーー中村警視長。」
真貝「・・・何だい?」
楠音「・・・捜索対象であるこの2人の少女・・・一体どういった余罪で・・・「中村君?」!」
真貝「・・・君は何も知らなくていい。言われたことに従ってればいいんだよ。それが警察というものでは無いのかね。」
楠音「し、しかし・・・」
真貝「あの探偵擬きに何か言われたのか?気にするな。あんなおかしな書きの言葉など真に受ける必要ないんだよ。
とにかくだ。お前が一度でも私の命令を聞かなかったことはあるかね。早く行きたまえ」
楠音「っ・・・はい・・・」
・・・楠音は、この場を後にした。
真貝「・・・少し参ったな・・・博麗神社の解体も中止になってしまったし、このままでは・・・」
《未来の首都京都:カフェテリア》
・・・その頃。カフェテリアで、呑気に会話をする蓮子とメリー。
蓮子「それでさぁ、そのキャサリンだとか言う恐竜みたいなのが銀時さんの一言で・・・」
メリー「あー、そんな感じで・・・」
楠音「(・・・念のため自分で様子を見に来たけれど・・・あれが写真の2人・・・ここを偶然通りかかったら先に私が見つけてしまった・・・)」
・・・蓮子とメリーを見つけ、物陰に隠れる楠音。
楠音「(少し様子を見なければ・・・いえ、お父様に連絡を・・・あれ?電話が起動しない・・・)」
蓮子「・・・ん?ねぇメリー、あっちに誰かいる気が・・・」
メリー「人?・・・確かに誰か隠れているような・・・」
楠音「(!!感づかれた・・・!!)」←隠れる
蓮子「・・・誰もいない?・・・気のせいだったかなぁ」
メリー「・・・今は気にしないでおきましょう。「そこの2人、ちょっと失礼」きゃっ!?」
するとそこに現れたのは・・・
メガロ「おっと、驚かせてしまったようで失礼。」
カイ「・・・どうも。」
楠音「!!(見鏡メガロ・・・!)」
蓮子「えっと、貴方は・・・?」
メガロ「・・・名乗っておこう。僕は見鏡メガロ。少し離れたところに住んでいる。こっちは我が盟友、神谷カイだ。」
カイ「はじめまして」
メリー「そんな人が何の用で・・・」
メガロ「いや、君達が持っている書物が気になってつい。」
蓮子「書物・・・これの事?」
・・・蓮子とメリーは、食事と話がてら呼んでいた漫画本を取り出す。『ドラゴンボール』や『黒子のバスケ』、『ぼくたちは勉強が出来ない』等、銀時や大地達から借りた漫画本だ
メガロ「いやはや懐かしい・・・中々人気のジャンプ作品ばかりだな。そういえばジャンプは今年で■■■周年だったか・・・2000年代の作品とは言え、多少日焼けなどで古くなっているがそれなりに品質が良いままなのも珍しい・・・」
メリー「ま、漫画が好きなんですか?それ知り合いから借りたモノなんだけど・・・」
メガロ「ああ。色々想像すると世界が広がるんだ。」
蓮子「へぇ」
メガロ「・・・想像と言えば、『燕石博物誌』もなかなか興味深いのだ。」
蓮子&メリー「!!」
この発言で、2人は少し動揺。それもそのはずで
メガロ「『Dr.レイテンシー』とやらが執筆したあの書物・・・実に僕の想像を掻き立てられるよ。そして僕の仮説も、岡崎氏の論も、真相に近づける・・・」
蓮子「あ、あのー・・・」
メガロ「!!おっとすまない。僕はとある研究している身でね。つい色々話してしまうのだよ。」
メリー「研究?」
メガロ「ああ。・・・話したいところだけど、こういう場で話すのはあまりよろしくないのだが・・・いや、決して破廉恥なのではないが
・・・ひとまず、突然悪かったね。また会えたらまた会おう。秘封倶楽部の2人よ。」
そして、メガロは去って行った。
蓮子「何か変わった人だったなぁ・・・」
メリー「そうね・・・
あれ?何で私達の事を知ってーー」
一旦区切ります。
- 真実知ール ( No.504 )
- 日時: 2022/06/07 18:30
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
続き
楠音「(行ってしまった・・・ってもたついてる場合じゃない!何でさっきから電話が)「こんなところに突っ立って何をしているのですか?」わひゃっ!?」
・・・すると、楠音の前に黒づくめの服装の男が現れる。
黒帽子と黒いスーツの男「あらら、驚かせてしまったようですねぇ」
楠音「あ、貴方一体何なんですか・・・!?」
黒帽子と黒いスーツの男「申し遅れました。私はこう言う者です。」
男は名刺を渡す。
楠音「は、はぁ・・・(この名前、何処かで・・・)」
黒帽子と黒いスーツの男「・・・ところで、貴方は何か少し悩んでいるようでしたよ?」
楠音「悩んで?そんなことはーー」
黒帽子と黒いスーツの男「いいえ私から見れば悩んでいるようでしたよ。そのせいで目的に集中できていなかった風に見えましたが。」
楠音「それは・・・」
・・・楠音は思い返していた。メガロに言われた発言が少し気にかかっていたのだ。
楠音「言われてみれば、そうかもしれませんが・・・」
黒帽子と黒いスーツの男「・・・それならば、その悩みを解決してくれるいいところを紹介しましょう。」
楠音「いいところって・・・そういうわけにはいきませーー」
黒帽子と黒いスーツの男「いけませんよ。このままだとあなたは職務を全うするだけの法に従うだけの、ただの駄犬になり果ててしまいます。
・・・なので、ちょっとお借りします」
その男は、楠音の携帯電話を奪取して何処かに行こうとする。
楠音「なっ・・・ま、待ちなさい!!」
楠音は男を追いかける。
少しして
楠音「ゼェ・・・ゼェ・・・あの男・・・意外と早い・・・あっ」
・・・楠音は、道端に置かれていた自身の携帯電話を拾う。
楠音「こんなところに置いて行くなんて・・・何なんだあの男・・・おや?」
すると楠音は、不思議な雰囲気を放つガチャガチャを見つける。
楠音「これは・・・「こんにちは。幸運のお客様。」・・・!!?」
そしてそこに黒い猫を連れてやって来たのは、大柄な体系の老婆のような女性だった。
楠音「貴方は・・・!?」
紅子「銭天堂の女将の紅子でござんす。」
楠音「銭天堂・・・?このガチャガチャは一体・・・」
紅子「・・・これは簡潔に説明すると、幸運のお客様だけが見つけることが出来るカプセルトイでござんす。」
楠音「幸運・・・?」
紅子「左様でござんす。・・・回せば、お客様の悩みを解決できる品が出て来るでござんしょう。」
楠音「カプセルトイ・・・」
紅子「買うか買わないかはお客様次第でござんす。5円玉で回してくだしゃんせ。」
そう言って、紅子はこの場を去って行った。
楠音「・・・悩みを・・・」
黒帽子と黒いスーツの男『このままだとあなたは職務を全うするだけの、法に従うだけのただの駄犬になり果ててしまいます。』
真貝『お前が一度でも私の命令を聞かなかったことはあるかね。』
楠音「・・・確かめる価値はあるかしら・・・」
・・・楠音が、紅子が言っていた通り、1枚だけあった5円玉を入れてカプセルトイを回す。すると出てきたのは・・・
・・・ウエハースについてくるような四角いシールだった。
楠音「えっと・・・『真実知ール』・・・?『このシールは、人物の隠し事や、喧嘩や誤解などの原因の『真相』を知ることが出来ます』・・・『使い方:人の秘密を知りたいときは、その人の所有物に貼れば秘密を知ることが出来、その所有物がその人が大切にしている物品であるほど真実を知ることが出来ます。』
・・・本当にこんな効果が・・・」
・・・メガロの発言で、父親の事に少し疑問が浮かんできていた楠音。
楠音「・・・確かめないといけないわね・・・」
数十分後・・・
・・・楠音は、ハンガーに掛かっている真貝のスーツを見つけ、早速貼ってみる。
楠音「・・・お父様・・・お許しをっ!!」
するとシールが光り出す。そして、楠音の脳内に何かが流れ込んで来る。
楠音「こ、これは・・・!!?っ・・・!!」
ーーー
真貝『何!?博麗神社の解体が中と!?(新聞を見ていた)・・・相次ぐ事故で実行不可能と断定・・・くそっ!!あそこを潰さないと駄目だというのに・・・総理直々の命令だというのに・・・!!
こ、こうなったら燃やしてでも無理矢理・・・』
ヘルメットの男『やってみたさ。だが全然駄目だった。通行止めも意味をなさない。どうやら誰かが妨害を行っているらしい。』
真貝『何ですって!?くそっ!!一体誰が・・・』
ヘルメットの男『・・・解体が出来ないというのであれば、通行をしている者を根絶やしにすればいいだけだ。』
真貝『通行を・・・ああ、その手がありましたねゼノヴァドさん・・・!!』
ヘルメットの男→ゼノヴァド『・・・疑惑があるのは、この2人・・・宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンだ。』
真貝『この2人のガキが・・・ああ、若い者がなんて馬鹿な事を・・・あのお方のために幻想は何が何でも消し去らなければならないのに・・・』
ゼノヴァド『お前なら部下共を動かして何とかなるだろう。・・・特に娘だとか。』
真貝『そ、そうですね。楠音は実に役立ってくれる手駒ですよ。
・・・だったら早く部下たちを動かさなければ・・・ククッ・・・この2人のガキを消せば・・・!!』
ーーー
楠音「・・・・・」
・・・この流れ込んできた『真実』。楠音は呆然とする
すると、真貝が戻って来る。
真貝「おや?楠音・・・ここで何をやっているんだい。私のスーツに何をーー「バッ!!」!!」
楠音は、真貝から遠ざかる
楠音「お父様・・・いや、貴方は・・・私の事を手駒だと・・・!?」
真貝「!!な、何を言って・・・」
楠音「嘘ですよね?嘘だって言ってくださいよ!!ねぇ!!?」
真貝「ど、どうしたんだ・・・あっ」
・・・真貝は、スーツに貼られている真実知ールを見つける。
真貝「この感じは・・・
・・・ああ・・・可哀そうに・・・折角使える手駒だったというのに・・・やってしまえ。」
・・・真貝が指を鳴らすと、周辺にハートレスが現れる。
楠音「!?化け物・・・!?」
ハートレスは、楠音に襲い掛かる。
楠音「っ・・・!!」
楠音は素早くハートレスの攻撃を避け、部屋から出て逃げる。
真貝「・・・(無線機を取り出す)・・・諸君に次ぐ。中村楠音を捕えなさい。」
数分後
楠音「ハァ・・・ハァ・・・!!」←走って逃げる
蓮子「・・・あれっ?何かあの人追いかけられてる・・・?」
メリー「確かに・・・あれって・・・「あ!!いたぞ!!」えっ!?」
するとそこに警官が数人。
警官「あっ!しかもあの2人のガキもいるぞ!!捕まえろ!!」
警官たちは、楠音だけでなく蓮子とメリーを捕まえようとしてくる。
蓮子「えっ!?私達!?何で!?」
メリー「逃げた方がよさそう・・・行くわよ蓮子!!」
メガロ「手を出すなと言ったというのに・・・!!仕方ない。行くぞ盟友。」
カイ「・・・りょーかい」
続く。感想OK。
- Re: ウルトラワールドでの日常第2章《秘封交叉伝》 ( No.505 )
- 日時: 2022/06/08 08:40
- 名前: 大瑠璃音葉(元:桜木霊歌) (ID: 6PL6dW6J)
こんにちは!大瑠璃音葉です!
音葉「嘘でしょ!?博麗神社壊そうとしてたの!!?あそこって確か博麗大結界を構築してるから、神社壊したら幻想郷が大変なことになっちゃうよ!!!それ以前に罰当たりだよ!神様から天罰くらったらどうするつもりなの!!?・・・アウトローが蓮子とメリーに罪を被せたのね・・・!!!ほんっとうに許せない!・・・真実を知るのは良いことばかりじゃない。苦しくて悲しくて、悔しい事もある。でも、楠音は真実を知って良い方向に行ってほしい。真貝は酷いよ。本気で慕ってくれてる実の娘を手駒にしてるんだもん。彼女にとっては酷だけど、真実知ールをゲットしたのはいいことだったと思う。あのまま利用され続けるよりは、楠音自身で何とかしたほうがいいよ!」
次回も楽しみに待ってます!
- コメント返却 ( No.506 )
- 日時: 2022/06/08 16:03
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
>>大瑠璃音葉さん
コメントありがとうございます。
博麗神社の解体を行おうとしていた者達がいたことが発覚。そして蓮子とメリーを捕まえようとしたのもアウトローの者だという事が判明しました。
真実知ールで真実を知った中村楠音。どういう結論に至るのか。そして運命は如何に、です。
コメントありがとうございます。本編までしばらくお待ちください。
- 外界に住む狂信者 ( No.507 )
- 日時: 2022/06/08 16:10
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
どうも。おろさんです。
・・・前回、警察に追われ始めた楠音と、蓮子とメリー。中村真貝の目的は一体・・・!?
警官たち「待ちやがれええええっ!!」
蓮子「ちょっとちょっとちょっと!!何が一体どうなってるのコレ!!?」
メリー「分からないけどあの警官たち何か変よ!!捕まったらダメそう!!」
・・・警官たちは、例え誰かにぶつかっても物を倒しても問答無用で
追う。
楠音「・・・(蓮子とメリーを見つける)!!あ、あの2人・・・!!」
警官たち「待てぇェェっ!!」
楠音「っ!!」
通行人「あれ、何か事件でもあったのか?」
通行人「ん?警察?警察が追いかけられてる?それ以外で2人の女の子が追われてるけどどうなってーー」
「申し訳ないが忘れてもらうぞ」
通行人「あれ?何か聞こえーー「バチィッ!!」うっ!!?」
・・・通行人達に目撃されたが何故か全員眠りにつく
「・・・悪く思うな。ややこしい事になるわけにはいかんのだ。・・・さて・・・」
警官たち「待て待て待ちやがれえええええええええええ!!!」
楠音「っ・・・まるでキリが無い・・・まだ追いつかない事ばかりなのに・・・!!」
・・・とにかく警官たちから逃げ回る3名。
蓮子「あの警官たち・・・確かに何かおかしいわね。あれって・・・」
メリー「これどうするの!?街中で弾幕を使うわけにもーー」
真貝『仕方ない。強制転送だ。』
すると、楠音と、蓮子とメリーの真下に黒い穴のようなモノが発生。
メリー「えっ!?何コレ!?」
蓮子「どうなっているのか分からないけれど嫌な予感がするわ・・・!!」
楠音「これは・・・!?」
《謎の研究室》
・・・黒い穴に呑まれた後、謎の研究室に転送された。
蓮子「いててて・・・大丈夫、メリー?」
メリー「ええ、何とか・・・あら?」
楠音「っ・・・ここは・・・?って!?」
メリー「えっと、どちら様で・・・「やぁ諸君。」!?」
するとそこに現れたのは・・・
真貝「・・・」
楠音「お父様!!一体これはどういう事ですか!!・・・というよりここは一体・・・!!」
・・・周りを見渡してみると、そこには奇妙な生物が沢山ホルマリン漬けになっている。
真貝「やあやあ楠音。・・・と、宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンだね?」
蓮子「えっ!?何で私達の名前を・・・」
真貝「教える義理は無いよ。だがねぇ・・・
君達が哀れで余計な真似をしているようだからね。正しさの下に、楠音も君達も始末しなければならないのだよ。」
メリー「始末って・・・ちょっと待って、発現的にもしかして・・・アウトロー!?」
楠音「アウトロー・・・?」
真貝「・・・チッ、そこまで知っているのか・・・ゼノヴァドさんに聞いた通りだったか。・・・秘封倶楽部・・・夢を伝って幻想を巡っていたなどという愚かな行動を行い、更には突如として異世界に飛ばされ様々な体験・・・もとい愚行を行った・・・実に苛立たしいゴミガキども!!」
蓮子「愚行って・・・その言いぶり、狂信者だとかね・・・!!」
楠音「狂信者!?待って何が言ったいどうなって」
真貝「黙っていろ楠音!!」
楠音「っ!!」
真貝「・・・狂信者だと言われると腹が立つねぇ。私はあのお方のために正しい事を行っているだけだというのに。
・・・お前たち2人は、異世界のダニ共と共に今まで、何とか我々が隔離できていた世界の内4つの隔離を解いてしまった・・・しかも4つ目は幻想郷!!あそこは何が何でも潰さなければならないというのに!!ああ愚かな!!哀れな!!最低な!!
・・・だからこそだ!!この私が正義の名のもとに、お前らを!!そして知ってしまった楠音も始末しなければならない!!そう!これは正義!!『あのお方』に許された善行なのだよ!!」
メリー「言ってることが滅茶苦茶・・・!!」
蓮子「前にエビテン達に始末されてたのよりずっと狂ってる・・・!!」
真貝「フン、ベノディア側の奴等だって、あのお方が復活すれば毒の持たないアリ同然。・・・とにかくだ!!あのお方の正義の下にひれ伏すがいい!!」
・・・すると真貝の元に先程の警官たちが。そしたらなんと、ハートレスに変わる。
蓮子「ハートレスだったの!?」
メリー「道理で様子が変だったわけね・・・こうなったら・・・」
真貝「行けハートレス共!!攻撃の隙を与えるな!!」
ハートレス達「・・・!!」
ハートレス達が攻撃しようとしたその時・・・
ハートレス達「・・・「バチィッ!!」!?」
・・・謎の攻撃が飛んできて、ハートレス達にヒット。
「やれやれ・・・まさか地下にこんなとんでもない施設を作っていたとは。」
真貝「き、貴様は!!何でここが・・・」
蓮子「えっ!?あの人ってさっきの・・・」
メリー「・・・この感じってもしかして・・・」
楠音「・・・!!」
メガロ「・・・さぁ、逆転劇を開始しよう。」
一旦区切ります。感想まだ
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